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Channel: 生涯一漫画読者
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モーニング52号

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  みなさまこんばんは! 本日の関東は雪になり、観測史上初めて11月に都内で積雪を観測したとのことでした。我が家の周辺もわずかながら雪景色でして、本当に寒い思いをした皿洗いです。寒い上に、雪で冷たいので、雪の日は本当にきついですね。室内に逃げ込めば今度は温度差で指がカーッとあったかくなりますし。
  本当にまだ11月なんでしょうか……? 実はタイムリープしてね?
  でも九州場所やってるから時期は確かですぞ。

  さて本日は木曜日なので、モーニングの話題であります。セブンイレブンで買ったら「綾鷹」ホットのペットボトルが一本無料になる券がついていました、モーニング52号。今回は「クッキングパパ」が宣伝漫画を描いてましたね。
  表紙と巻頭カラーは「グラゼニ 東京ドーム編」であります。
  第97話、とあるベテラン投手の引退試合について。グラウンドの銭を掘り起こしていく秘訣はありますか? と聞いた夏之介に対し、ハマの番長、打ち込まれた日であってもちゃんと記者に対して口を開くこと、とお答えでした。何故なら記者の向こうには、ファンがいるから。ファンの為にも、コメントは出すべき。そういう考えのようであります。
  ファンレターはぜんぶ読んで、サインをねだられたら必ず応えてあげる。そのファンサービス精神の細やかさに、夏之介も感服しておりました。これも営業力、ってところでしょうか?? 我々が掘り起こす「銭」はお客様のもたらしたものなのだから。きちんと還元するんだ! っておっしゃってますが、接客業顔負けのこの精神は本当にすごいですね!!
  ファンあってこその「プロ野球」ってのは、本当にそうですね。プロのスポーツにはすべからく同じことが言えますが。消化試合であっても、愛された選手の引退試合ともなれば、みんなが見に来たがる。選手はプロとして、それに応えられるような試合をしたい! この積み重ねなんですね……。
  ちなみに作中の「ミラーちゃん」って、ラミレスのことですかね?(笑)

  「宇宙兄弟」、第285話。
  ロシアの訓練施設でこの日行われたのは、ぐるぐる不規則に回転する椅子に縛り付けられてシェイクされた挙句、床に引かれた真っ直ぐな線に沿って歩くというなかなかハードなもの。施設がけっこうお粗末なので遊びのようにも見えますが、運動神経だってかなり備わっている筈の大の大人、それもロシア人がたまらず吐くほどの訓練ですから、相当ハードなようですね。
  しかしヒビトはこれを涼しい顔してクリアし、ロシア人飛行士候補たちに驚かれます。
  それをばねにしたのか、やっと食堂で他の飛行士候補たちと一緒に昼食をとることに成功したヒビト。しかし宿舎でお隣さんのマクシムだけは、NASA野郎の上から目線が気に食わないと、やたらに突っかかります。夜、宿舎のベランダで写真を撮っていても、シャッター音がうるさいと声を掛けてきました。ケンカしたいのかコミュニケーション取りたいのか。どっちだ(笑)。
  ヒビトがパニック障害のことを話したら、心の垣根が少し下がったのか、部屋に来て飲めよと言ってもらえました。「こーいうのは年上の部屋って決まってんだよ」と言いますが、実はヒビトのほうがひとつ年上(笑)。日本の学年で言うとマクシムは早生まれで、この2人、同学年ということになりますね。
  やっぱり日本人だから、童顔に見られているんでしょうか。年齢訊いたら飛行士候補たちびっくりするんじゃないか(笑)。でも、生まれの年月を聞いてすぐヒビトの部屋へ向かおうとするマクシムは、素直で、言葉に嘘のない割と気持ちのいい男ですね。食堂での嫌味な態度が嘘のようであります。ふむふむ。

  「バンデット」、第8話。
  赤松村と佐用の代官との戦いから、半年。石は比叡山に預けられて、武芸や乗馬などを習っていたのでした。大塔宮さんは急にやってきて他の僧侶たちと立ち稽古をし、棒術で強さを見せつけますよ。対して、稽古相手に指名された石は、打たれながらも粘り強さを見せます。下人だったんだから痛みには慣れてる、とか言いますが、並大抵の我慢強さじゃないよなぁ……。
  さて、宮様と一緒に猿冠者も来ていて、京の都で石に追跡任務を命じます。金貸しをしている生臭坊主がいるから、あとを付けて誰と会っていたのか報告しろ、という。これもう完全に、猿冠者と宮様の部下っていうか手足ですね。このまま都合よく使われて、今はそれでいいとしても、のちのち石は大成出来るのでしょうか?? 今後の頑張り次第なのかな??
  物語はまた次の舞台に入ったようですね。

  「コウノドリ」、第176話。
  ゴロー先生が前ノ島へ来ている間に、もう一件、自転車で島を回っていた外国人旅行者さんが倒れて運ばれてきました。「持ってるね」と白井先生に言われたゴロー先生ですが、これはあんまり嬉しくない褒め言葉ですね(笑)。そして右の肺が気胸になっているとレントゲンで判断するや否や、あっという間に手術に踏み切る白井先生。早い!
  何でも出来ちゃう総合医療だからこそ、自分の限界を知っておいて、出来ることは全力でするのが大事なんだと白井先生は語ります。多種多様な患者さんに一生懸命対応していく、その難しさが、先生の言う「面白い」に繋がっているんでしょうか??
  白井先生が言うには、離島に医者が必要な理由は「死亡診断書を書く為」だそうですが、そんな終末の理由だけじゃちょっと切ない気もいたしますね。もちろん、それだけじゃないって言葉が続きますが、端的に言うと行政から求められている役割は「死亡診断書」書きが大きいんでしょうね。
  でも、死亡診断書、歯科医でも書けるなんて知りませんでした。歯医者で人が死ぬことって、あるんですかねぇ……?(汗)

  「カバチ」。どうしようもない浦見さんに振り回されて弁護士まで担ぎ出され、何かあると訴えると言い出す彼を会社側も扱いあぐねているようでして、そして浦見さんの主張の一部である「金田の退職」を、なんとか異動で納得してもらうことにしたからお前も納得してくれんかのう☆ って、納得出来る訳ないだろバカヤロー!(怒)
  どうしても異動を拒否するのなら退職届を持って来い、とまで言われてしまいましたよ。いやいやいやいや、これ、金田さんも労基に駆け込んでいい案件だぞ(汗)。あっちもこっちも敵にしちゃまずいでしょうに、もっと他に案はなかったんかい。
  実家に帰ってもう仕事辞めるかも、と父に向かって泣きごとを呟いたら、たまたま来ていた社会保険労務士さんにそれを聞かれ、詳しくお話しくださいと言われて……やっと味方登場ですよ!! よかったよかった!!

  「アイアンバディ」、第17話。
  あれ? 星山さん、三帝の偉いさんとお食事してます?? なんで?? しかもロビンソンを三帝に売る相談なんかしてますよ。どういうこと?? まぁ、星山さんは投資家ですから、マコトの技術を育てて他に売るっていうのは理解出来ますが……よりによってなんで三帝との話が進んでいるのか……?? ええええ……。
  大会の優勝に浮かれるイクミくんと大学生助っ人チーム、そしてアリス。何故かマコトは彼らと別行動で、一人、ボルダリングなどしております。そこにまたまた何故か現れるロドリゲス。どうやら次回は、彼の語る回想になるようであります。
  ものすごくどうでもいいことなのですが、19ページ2コマ目のロドリゲスの顔が、「モテモテ王国」に出てくるトーマスそっくりでやたらと気になります(笑)。たまたまなんでしょうけど。

  「会長」。種馬ーーーーーー!? 三代さん、失恋した上に、種馬扱いだったことが発覚!! ゲイなのに惚れた相手が実は女だったというだけでも驚きなのに、もう妊娠したから用済みって、あんたそんな……。しかし、男装も分かんないもんなんですかね?? 確かに最初っから、やけに綺麗に描かれてる人だなとは思いましたが。アッサリ騙された三代さんマジ可哀想。何故こうも不憫キャラなんですか彼は。

  浦沢直樹展の宣伝が出ていたのですが、メインビジュアルであろう、浦沢先生の作品にかつて出てきた様々なキャラクターの集合図、今見てもどれがどの作品の誰だったかすぐ分かるって、すごいことだと思います。ちゃんと記号としての役割を果たして、物語が終わっても共通概念であり続けてるってことですもんね。顔が同じでも(笑)、アイテムで違いが分かりますし。
  長い漫画歴があって有名な作品がたくさんあっても、こうして作品名とキャラ名がパッと出てくる作家さんって、限られてますよね。いま考えるだけでは、浦沢直樹先生の他に、高橋留美子先生しか思い付きません。藤田和日郎先生もそうかも??

  「鳥葬のバベル」、第10話。
  喰われて、帰ってきた美波ちゃんが言うには、暗い泉に立っていて仮面に手を触れたら明の家の前にいた、と。あの仮面って、マリちゃんの養父の目の前に現れた鳥の口の中にあった、あの仮面ですよね……。仮面と鳥は同一のものなのか、何かしらの存在が「仮面」と「鳥」の姿をそれぞれ使っているのか?? なんにせよ、鳥側の存在であることは間違いなさそうです。帰ってきた人間たちにとっては、敵ではない、……のでしょうか??
  そして警察署。復帰したはいいけれども喉を潰されてひっどい声になっている黒田と、六車さんが、署長に対して自分たちが見たものを必死に伝えていますが、ありえないことだと言ってはなから聞いてもらえておりません。事実を言ってるのになぁ。でも確かに、この言い分を認めたとしても、謎が増えるだけで捜査本部にだってどうしようもないのかも……。
  んで、「体の一部が降ってくる事件」で、今のところ被害者は13名。うち5名は身元が判明しているとのことで。もちろん一人目はマリちゃんの養父の駿河先生で、5人目はマリちゃんですね。他にまだ見付かっていない被害者もいるんでしょうけど(美波ちゃんも被害者と言えば被害者ですし)、駿河さんのように、喰われたまま帰ってこない人もいる訳で。とすると実際の被害はもっと甚大で、そして、蘇って戻ってきた人間がまだマリちゃん以外に認識されていないのは……元の居場所に帰っていないから、ですかね。
  そういえば警察の病院にいる時に、鳥がマリちゃんを迎えに来ましたっけね。あの時にもしかすると、姿を消すなりなんなりの選択肢があったのかもしれません。でもマリちゃんはかたくなに「おうちに帰る」と念じていたから、宗助の元に戻ってこれた、とか??
  何もかも想像ですが、鳥が活動を始めていてどんどん人を喰っていて、そしてそれを次々によみがえらせているのだとすれば、もう当然騒ぎになっていておかしくないと思う訳ですよ。そうじゃないってことは、選ばれた人間、もしくは「選んだ」人間が帰ってきている、ある程度の選定があるってことじゃないんでしょうか?? 神田の主張とは異なりますが。
  待っていればまた次の展開があるんでしょうけど、気が急いちゃってもうもう。
  早く続きが知りたいー!

  「ランド」、第31話。
  この世に別れを告げ、あの世へ、「ランド」へ戻ることを決意したアン。遠くから妹の姿を一瞥して、また街まで戻ってきました。迎えに出た和音に「自転車」を教えられて、その速さに有頂天!! そこから彼女のここでの生活が始まり、城ケ崎に厳しく育ててもらったようですね。
  一方で杏は、相変わらず村で暮らし、豊作が続いたからかそこまで忌避されることもなくなったようであります。時々、真理おばさんがズバッと真実を突いた発言をするのでドキッとさせられておりますが、なんとか上手く暮らしている様子。村の子供たちと相撲などとって、真理おばさんも受け入れられているようですね。
  平穏な暮らしが続く村。しかし不意にある夜、西の神が動いた!! また何か災害の徴でしょうか??

  「疾風の勇人」、第41話。
  吉田首相、いいスイングであります(笑)。記者のカメラをぶっ壊して、さっそうと立ち去りましたよ。かっこいい!(笑) しかし記者のほうも勇人さんにステッキでカメラをぶっ壊された過去があるので(これもひどい話ですが)、袖に仕込んだカメラで2段構えにしていた様子。結局、夜陰に乗じた首相の全権団への工作は、明るみに出てしまいました。
  でもまぁ、こういう話し合いがこっそりあるってのは、これはもう公然の秘密と言ってもいいのではないでしょうか……? いきなり顔を突き合わせるだけで、主張のまったく違う同士が協議出来る訳ありませんもんね。そんなの中学生だって知ってますわ。質疑応答は既に予定されてるんだって。
  それはともかく、命を懸けていると短刀を突き出して迫った勇人さんに対し、三木は少しは折れてくれたようでして、全権団は臨時国会のあとにちゃんと結成されました。国会もかなり荒れたようですが……今もって揉めているぐらいですからね、日米安保って。そりゃあ当時は流行語になるぐらいには反対されたでしょうね。
  軍事的な空白があると周辺各国に狙われる、ってのはごく真っ当な理論だと思いますが、戦争の恒久的放棄を唱えた日本がその理屈にしがみついているのも、考えてみれば矛盾ではありますかね。言ってもしょうがないことなんですけど。

  モーニングゼロ、本年9月期の奨励賞受賞作、二世先生の「years」。名前どうにかなんないのか。
  不登校と引きこもりを経験した少年が、カメラに出会って外の世界へ出ていくようになり、海外でのイングリッシュスクールやホームステイなどを経てまた日本へ帰ってきて、定時制高校に通い、カメラのフィルムに残された祖父の視線と母の愛を知ってやっと自分を肯定出来るようになった、というお話であります。簡素に説明してしまうと。
  情景の描写も景色も、もちろん人物もみんな綺麗に丁寧に描かれていて、すごく読みやすかったです。過去の詳細はいまいち分からないのですが、でもそれはぜんぶ語ってしまうと冗長になりますでしょうしね。これぐらい不親切でちょうどいいかな、と思いました。でもその不完全さのせいで、「奨励賞」どまりなのかなぁ??
  説明が過不足なくて、でも冗長じゃないって、そんな神業を新人に求めるのは間違ってると思うんだけどなぁ(独り言です)。
  まぁともかく、少年の半生が優しく描き出されていく、いい作品でした。主人公の歩くんはちょっと不器用だけれども、優しいし誰のことも否定しないし、割と何でも受け入れて糧に出来る柔軟さがあると思います。眼差しがお母さんに、そしておじいさんにそっくりですね!
  物語最初のほうの、おばあちゃんが母親(おばあちゃんから見て実の娘)に向かって言う、「誰と…、何と比べてるんだい?」という台詞が、沁みてきますね。他人と比べたって仕方がないという概念を、諦観を、歩くんの母は受け入れることが出来なかった。見えない「世間」なんてものと戦って、一人孤独に傷付いて、傷付くと分かっていてまた東京へ戻っていったのです。歩くんが優しい少年に育つことが出来たのは、この柔和なおばあちゃんに育てられたからなんでしょうね。おばあちゃんマジ母性。
  周囲の人にも恵まれてますし、中学はあんまり通えなかったけど、割と幸せな人生歩んでいるのではないでしょうか?? 大人になっても、こういうマイペースなままでのんびり生きていけそうですね。東京じゃこういう生き方はなかなか出来ないなぁ~。
  今度は違ったテイストの話も読んでみたいですね。

  「CITY」、第9話。あちこちにカメラや盗聴器を仕掛けている立涌くんのおじいちゃん、また登場(初回以来)。カメラが破壊されたからって、受信機のほうまでドカーンって爆発することはないと思うのですが……この世界では爆発するんでしょうね(笑)。今日だけでおじいちゃん死んでてもおかしくない(笑)。
  立涌くん、まだミニスカ履いてたのかよ!!!!
  そして固焼きそばが2回も放り込まれた鞄は君の私物だったのかよ!! 実の息子のものだからって罪が消える訳ではありませんが、少なくともお客様の鞄に粗相するよりはずっとマシですね。心情的に。あとでちゃんと弁償しろよ、店主……。



  ではでは!

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