みなさまこんばんは!! 久しぶりにお風呂につかったら想像以上に自分が汚かったもんでびっくりしている皿洗いです!! いやー、でも、半月以上ずっとシャワーで済ましてましたからね……こんなの初めてのことでしたからね。だから余計にびっくりしました。シャワーをさっと浴びただけでは汚れが取れないということがよく分かりました!!
やはりお風呂は偉大だ。
さて本日は、夏コミ一日目ですね。それとはまったく関係なく、「GIANT KILLING」29巻の話題であります。買ってからだいぶ経ってますけど!!
表紙にいる椿と窪田だけは明るい表情をしていますが(あと、ブラン監督も)、他の面々は渋い顔。特にゴローちゃん、どうした(笑)。
巻の最初のオマケ漫画にて、鹿賀コーチがポルトガル語を喋れる、という話が出てまいりました。意外なところに意外な人材!! この巻の中でも、ガブリエルが喋る様子を鹿賀コーチが訳してあげている様子が描かれてますし、ちょっと前の鹿島戦の時にも鹿賀さんが通訳をしていたシーンがありました。
ガブリエルの言葉の壁についてはいろいろと謎だったけれども、ここできちんと補完された、って感じですね。
しかしこの巻にある通訳のシーン、ロッカールームでむずかるガブリエルを見かねて丹さんが「誰か鹿賀っち呼んでこいよ」って言ってますね。さすがベテラン、コーチを「っち」で呼ぶとは……いやそれとも、鹿賀さんと丹さんはけっこう歳が近いのかな?? 巻頭のオマケ漫画では「約20年前」鹿賀さんがブラジルに渡ったとありますが、これが本当に20年前だと単純計算して、それが高校卒業後とかだったら、まだ40前ですもんね。
描写からしてもそう老けているようには見えませんし(ヒゲのタイプが山形の監督と同一ですね)、けっこう若いのかも!
といった、鹿賀さん考察でした(笑)。
しかしこの巻は、五輪代表の試合こそ明るく楽しく描かれていますが、それ以降はもう……ETU、ダメダメですね。開幕直後もひどい連敗をしましたが、有里ちゃんはそれとこれとを「同じにしちゃいけないでしょ」と言います。あの時とは事情も違う、自分たちはやれるって手応えも自信も付けた筈だ。なのにここで巻き返せないのは何故なのか。
そこを、達海監督は見ているのかな、と思いました。
GMとしては焦りまくりですけどね、後藤さん(冷や汗)。また連敗が続いたら監督の責任問題、ひいては人事権がある自分の問題にもなりますし、あとは単に勝てていないとGMとして非常につらい大人の事情がありますからね(汗)。またスポンサー様が渋い顔して降臨なさるかもしれませんし(汗)。
でも、ここでトリッキーな策を与えて相手を翻弄して勝ち抜ける、なんてやり方じゃ、もう駄目なんだとは笠井さんの弁。カウンターサッカーもひとつの手法ではありますが、もうETUは地力で勝てるだけの実力がある筈なんです! リーグ前半では鹿島にも浦和にも同点だったもん!! それなのにグイグイ押し込まれてこの体たらく……。
今年のワールドカップを見ていても思いましたが、負けが込んでチームの雰囲気が悪くなった時って、すぐに切り替えるのは本当に難しいことなんですね。日本もそうですし、カメルーンなんかも内輪揉めがひどかったそうですし……。こういう時に何もかもを解決してくれる魔法の言葉なんか、ないんですね……本当にチームって、やっていくの、たいへんだと思います。
人間関係を構築することの難しさは何処でも同じですが、それが結果に直結するスポーツの世界となると、なおさらシビアですね。特にETUは人数も少ないしなぁ。スタメンもだいたい決まっちゃってるし。
そして、鹿島の同い年キャプテン・五味さんの活躍に衝撃を受け、悶々としている我らがミスターETU、村越さん。追い詰められた試合展開の中で「五味ならどうする」「あいつならどうする」って、そんなことばっかり考えていて、能動的なアクションが起こせません。
もー、本当に、この巻の村越さんの胸倉掴んで「五味さんのことはいいから目の前の仕事やれよ!!」と叫んでやりたい気持ちですよ!! あーもどかしい!! キャプテンがそんなことでどうする!!
件のロッカールームのシーンでも、いつもと同じように自信を持とうぜ、ってみんなに説きかけていったん場は盛り上がるのですが、「今のは俺の本心か?」と自らに問い掛ける村越さんもいるのです。彼もきっと、本音のところでは分かっていたのでしょう。「ETUは今までどおりじゃ駄目なんだ」ってことが。
でもそれを認めたら今の自分も否定しちゃうことになるし……。
って、うじうじしている間に、達海監督から引導を突きつけられちゃいましたね。試合途中の交代! ここ数年、出る時は必ずフル出場だったという彼が、久々にあのボード(第4審が持ってる電光掲示板)に見た、自分の番号なのでした。ここはこの巻の引きであり、また実に象徴的な場面でもあると思います。
村越さんにとっては、つらい事実なのですけれども。
でも、達海監督は、背負ってるものの半分を持ってやるって言ってくれましたもんね。その辛さだってきっと、よーく分かってくれてるんじゃないかな、と勝手に思ってます。身を切るような思い、とまではいかないかもしれませんが(そもそも達海監督はそういう部分をまったく外に見せないので、想像するしかないんですけどね!)、でも、きっと。
浦和戦の作戦を屋上で決めていたらしきシーンでも、自分に言い聞かせてましたからね。これしかねえよな、って。同情で決断が鈍るような人でもないのですが、それでもやはりためらいはあったんじゃないかと思います。村越さんに、今のお前じゃ駄目だと突きつけることへのためらいは。
まぁ、このへんは本当にわたしの想像なのですけどね。
一方でサポーター連中は、羽田さんとゴローちゃんを中心に、老若男女まとまろうと動いていたのでした。羽田さんはわざと悪ぶることをやめてサングラスも外して、真摯に応援しようという気概を前面に押し出し、ジジイサポーターズからも好評を得たのでした(笑)。
あっちはなかなか上手くいってます。あとは選手だ! 監督だ! チームだ!!
変革せよ、ETU!!
というところで次巻に続きます!
ではでは。