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Channel: 生涯一漫画読者
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モーニング43号

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  みなさまこんばんは! 昨日は六本木にて、「ベルギービールウィークエンド」に参加してしこたまベルギービールを飲んでいた皿洗いです! と言っても、わたしの「しこたま」なんてたかが知れているのですが。せいぜいビール2杯ですよ。グラスで。それが関の山なのであります。
  ベルギービールは変わり種が多くて楽しいですね。フルーツビールが特にお気に入りであります!

  さて、一日遅れて、モーニング43号の話題。表紙は「宇宙兄弟」であります。ダブルで兄弟! ピース! ムッタのすぐ後ろに太陽があるこの構図、かっこいいですねぇ。
  本編、第281話。
  エディたち「ジョーカーズ」が月へ行く前、NASAの偉い人たちが語っていたのは、ブライアンが月に置いてきた人形のこと。エディが隣に、自分の人形を並べたあの場所ですね。エディが月へ行く理由はここにあると言っても過言ではない、という話をしてらっしゃいました。
  そして、トラブルの為とは言え、エディが実際にそこへ行って人形を置いてきたことを、録画された映像で知ったハガードは、思わず拳をグッと握ったのでした。やったな! って感じで。いいですね、エディの思いを、こうしてきちんと見守ってくれる地上クルーって。根底にブライアンへの愛情と信奉があるからこそ、だと思います。
  さて、放射線に続いて太陽から降り注ぐのは、磁気嵐。また通信が乱れるのでしょうか。月基地は重力もあるし月の砂から酸素を抽出しているとは言っても、やはり地球とのコンタクトが途切れるのはとても不安ですね。
  そして久々にヒビトも出てきましたよ!! 32キロも自転車かっ飛ばしたのか!! それでも「近所だよ」と余裕をかましてしまう彼の性格は相変わらずのようであります。そういう強がりに、負けん気を煽られちゃうお兄ちゃんのムッタの顔がなんとなく浮かんできますね(笑)。

  「鬼灯の冷徹」、第199話。
  躍る漢さん。相変わらず猫離れした猫だなぁ、と思っておりましたら、「グギッ」と嫌な音が……まさか……。はい、そのまさか。ぎっくり腰だったようであります。
  腰はね……腰痛はね……二足歩行へと進化した人類の宿命なのよね……。立ち上がっちゃったから腰に負担がかかって、いずれここは傷めてしまう。そのように義務付けられていると言っても過言ではありませんね! 漢さんは猫ですが(笑)、ずっと「いい姿勢」ですたすた歩いてりゃそうもなりますわな。同じ猫でも、猫又の小判ニャンなんかはいっつもごろごろしてるから、あんまり腰に負担がかかってなさそうですもんね。それが正しい猫の姿でもありますが。
  ぎっくり腰と言えばワシもやったよ、と閻魔大王。さっそく見舞いの品を届けておいてと、鬼灯くんに注文します。ここはさすがに、「自分でやれ」とは言わない補佐官(笑)。見舞いの水引がちゃんと「結び切り」になっていて、安心いたしました(笑)。
  でも、そう、漢さんはただの面白い猫ではなく、裁判においてお仕事が待っている重要な猫なのであります。腰をいわしたからには、裁判はどうするんですかね。寝っ転がった姿勢でやっていいんなら、とりあえず参加は出来ますけどね。亡者のあちらをお噛み申し上げる大事な作業は、ちょっと出来ませんよね(汗)。
  そして座敷童子が、マッサージなら得意だよと登場。しょっちゅう閻魔大王を踏んでマッサージしているのは、あれはでっかいおじちゃんと幼女の微笑ましい光景のような気持ちで見ておりましたが(笑)、意外としっかり役に立っていたのですね。でも、閻魔大王の巨体に対して座敷童子ちゃんの小さな体では、体重が圧倒的に足りない気もしますけどねぇ……。
  ともあれ、座敷童子の夜に潜む活動で、無事に漢さんの腰も治ったようであります。めでたしめでたしだ。
  漢さんと座敷童子ちゃんの華麗なボリウッド的ダンシングシーン、誰かMMDとかで作ってくれませんかねぇ……。

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第89話。今回はちょっと切ない話でした。
  北海道から相手の女性にわざわざ来てもらって、「結婚したい女」を母親に紹介した河内選手。年上で、ちょっとおばちゃんっぽくて、息子はもう小学2年生! 若くて派手な女と遊んで疲れてしまった河内選手は、地に足を付けて生活をしているこの年上の女性の包容力に惹かれたのか、息子ごと彼女と「家族」になりたいと望んでいたのですが……それがご破算になったのは、この「息子」くんの言葉。おれ、札幌にいっぱい友達いるんだよ、って。
  もうこの一言だけで、この子が「いい子」だってことはよく分かりますね。別れがたい友達がいる、そのことだけでも。
  そしてそれを、何よりも尊重したい母親。結局、花屋の女性が東京の河内選手の元にとどまることはなく、札幌へ帰ってしまいました。札幌の彼女の雇用主は泣くし(人情溢れまくってますな)、東京では河内選手のお母さんも泣いているし、当の本人たちもつらい筈です。でも、こればっかりはしょうがありませんね。子供に我慢を押し付けるような人たちでなくてよかったと、そう思うしかありません。
  ところでぽっくん、本名、なんて言うんですかね??
  ぽっくんの朗らかで可愛い顔を見ていたら、アダチケイジ先生の絵がずいぶんスッキリしてきたなと、今頃気付きました。こんな綺麗な線を描く方でしたっけ??

  「コウノドリ」、第167話。
  おおお、ついに小松さん、初デートだ!! ……と思ったのですが、立ち寄ったコンビニで自分のところの妊婦さんが痛さに呻いているのを発見し、すぐにデートどころではなくなってしまいました。うーん、すぐにコンサートどころではなくなって病院へ駆け付けるベイビーそっくりですね(汗)。
  かっこよく車で妊婦さんを運んでくれた山下さんマジイケメンっす。「オレが連れて行く」っていう台詞が本当に渋く光ってました! そこだけ敬語じゃないんだね!!
  このご夫婦、矢部さん(旦那さんがどう見ても芸人の伊達さん)は、至急の筋腫が妊娠によって変異したので痛みが発生したのだろうってことでしたが、少しの入院で済んで、週数も十分になった頃ちゃんと可愛い女の子が産まれましたよ! よかったよかった。筋腫と聞くと怖いものなのかと思ってしまいますが、きちんと診察を受けていればそこまで恐れるものでもないんですね。
  赤ちゃんを見た瞬間のご夫婦の、「オレにそっくりじゃね?」「うん……かわいそう」という会話に笑ってしまいました(笑)。奥さん、本音言い過ぎー!! でも、女の子の赤ちゃんで、本当にびっくりするぐらいお父さんそっくりな子って、いるからなぁー(笑)。

  「疾風の勇人」、第32話。
  朝鮮戦争のお陰で日本は特需に沸き、インフレまっしぐらとなってしまいました。あんなに苦労してインフレから脱却したのに、またこれかー! と、勇人さん怒り心中。好景気ではありますが、経済の専門家にはやはり物価の上昇のほうが大きく映るんですね。
  ちなみに戦況は、北朝鮮軍に半島のだいぶ南まで押し込まれていながら、長く伸びた兵站の半ばにいきなり奇襲をかける「仁川上陸作戦」を実行した国連軍がソウルを奪還。マッカーサー総帥の見事な手腕を見せ付けたのでした。誘い込んでおいて横合いから殴り付けるって、漫画のような作戦ですが、これが実際に起こることなんですねぇ。
  北朝鮮軍は、調子に乗って進軍しすぎじゃないですか……?
  ともあれ、インフレってことはあの人を召喚するしかないでしょ、ということでドッジ公使またまた来日!! しかも、一年後に講和会議が始まるよ、という報せももたらしてくださいました。これは何が何でもインフレ撃退じゃあ! と気合を入れる勇人さんですが……なにやら気になる引きですね。また失言問題か!??
  しかしこうして歴史をたどってみると、失言って別に大した問題じゃないんだな、って気になりますね。それよりもその人が何を成したか、何を建てて何を取り付けたか、そういうことのほうがよほど重要なのに。新聞屋がアホなこと書き立てるせいで業績が見えてこないってのは、悪しき弊害だと思います。はい。

  「サンダーボルトファンタジー」、第9話。
  死霊使いの形亥なる人物に会いに来た一行ですが、さっそく死体人形が邪魔をしてきて、埒があきません。丹翡さんの見事な剣術を見せてもらってちょっといい感じでしたが、刑亥という女性はなんかもう話を聞く気なんかないようですね! 主に鬼鳥さんが怒られてますが、おいどうすんですか、これ。鬼鳥さんなにやらかしたんだ~(汗)。
  関わるとろくなことがない、ってのは、まぁしょうがない。事実ですからね(笑)。

  「アイアンバディ」、第8話。
  扉絵の左右見開きには、機械がズラーッと描かれておりました。工場を知る家人が「あ、これウチにある機械だ」と申しております。金属加工の機械のようですね。プレスしたり、曲げたり切り取ったり、っていう。
  さてここでお仕事開始ですが、いくらなんでもロビンソンを一から作り直すには時間がかかりすぎる! 一ヶ月後の次の大会まで、間に合いっこないだろうと社長に言われてしまい……そこにイクミくん登場! 会社を辞めてきたので手伝わせてください! って。おおおお、重要な戦力きましたね、これ。でもこの場合、イクミくんはこの社長が雇う形になるんですかね?? 待遇とか給料とか、どうなるのでしょう?(いちいち気になる)
  社長(厳密には社長じゃないのかもしれませんが、便宜上)は「チーム作り」がまず第一だ、と言っておりますが、チームになってくれそうな人材と言えばあの女性……。ううん、来てくれなさそうだなぁ……。どうなるんでしょうね?? マコトは今すぐにでも、一人で作業を始めかねない勢いですけどね(笑)。

  「きのう何食べた?」。銀座から北区か……、確かに行きづらいなぁ。西が丘ってことは南北線ですから、銀座線か丸の内線でちょっと動いてから乗り換えですかね。でもあのへんの乗り換えって、どれも階段が多くて面倒臭いんですよねぇ。南北線が地下深くにあるせいでね(笑)。
  しかし今回逮捕された女性、気になりますね。どうにもお金がないし、風俗店も遅刻を繰り返していたから首になって、立ちんぼしてた、って……。子供を産んだ、という発言もありますし、子供産んでまでまだ売春かよって驚いちゃいます。今でも立ちんぼって言うんだなぁ。そりゃ路上でそんなことしてたら捕まりますわ。あーあ。
  それ以外の道をなんとか模索してくださいよ……いやホントに。

  二宮志郎先生の新連載、「鳥葬のバベル」スタートです。花火大会の日にいきなり巨大な鳥がやってきて幼女と老人を食べてしまう、というクレイジーな初回。なんだこれ(汗)。
  でもなんていうか、クレイジーな初回には少年漫画で慣らされすぎているせいなのか、演出が淡々とし過ぎていて生臭さばかり目につきますね(漫画に匂いもあったとしたら、相当臭いと思われます)。主人公と雇用主のダラダラした会話はもっと短くてよかったのではないか、と。素人判断ですけどね。なんか、グッとくる面白味を感じられないのですよね。
  これから面白くなるのかもしれませんが、初回で掴みが弱いのはいけないことだと思います。特に昨今は。ネットで第一話だけ読めたりするじゃないですか(完全に余計なお世話)。
  でもとにかく話は始まったばかりなので、生臭さに気を付けつつ読んでみたいと思います。
  あと、マリちゃんかわいい。

  第3回THE GATE、一色まこと賞受賞作、神波アユミ先生の「宝くじが当たったら、母が家を出て行った。」。
  もう、タイトル通りのお話で(笑)、けっこう面白かったです。ぶつかるのを避けて嘘でごまかしてばかりいた息子と、自分の価値観を否定されながらもそれを貫き通す父、そして、出て行った母(笑)。テンポがよくてホイホイっと最後まで読んでしまいました。喧嘩しつつ、説教垂れつつ、やっぱ親子なのでそっくりで、「嫌なこと」からはのらりくらり逃げたい父と子。母の実家へ向かう最中のトラブルから本音があからさまになって、父の言葉につい息子は心を動かされてしまうのでした。
  結局は平穏で何気ない日常が大事なんだよね、なんてこと、言われても分からない、失いかけないと分からない。そんな今時の若者の姿が、情けないながらも愛情を以て描かれていて、胸がほっこりしましたよ。
  一色先生が絶賛したのもよく分かります。面白かったー。

  「夜食研究所」、今回は焼きしいたけ! おおお、これは簡単そうだ。石突き取って塩をまぶしてバターをのっけて焼くだけ! 初めから耐熱皿かアルミホイルを使えば、旨味凝縮汁をこぼす心配もありませんね! いつかやってみよう。

  「ほいくの王様」。有人先生が完全に園のお母さん状態である件について……。というか、園長の女房役というか、ピッチャーに対するキャッチャーのような……あれ、野球漫画?
  無駄な抵抗とか言われている園長(笑)。美意識は高そうなのに洗濯に関しては無頓着って、いかにも男性らしいエピソードですね(笑)。

  セーニングゼロの選考会漫画、今はきはらゆりこ先生が描いてらっしゃいますが、いつも面白いです。編集の方がどんなことを考えて応募作を読んでいるのか、ということが分かるのって、実は貴重な機会なんじゃないかと思うのです! しかも漫画で分かりやすく読めるとか。マジ重宝。
  お話はいいんだけどキャラが弱いとか、キャラはいいけどドラマがもっと欲しかったとか、絵は微妙だけど表情がすごくいい! とか。光るものをちゃんと見付けて、何が足りないか的確に判断してくれる。さすがプロの視線は違うなぁ、と思わせられます。勉強になりますね。


  ってなところで、モーニングまた来週であります。ではではー。

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