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ハルタ59号、つづき

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  みなさまこんにちは! 昨日の更新から間髪入れずに「ハルタ」の後半に挑む皿洗いです!! いいペースで更新出来てるぞー。
  って、油断すると、すぐまたドカーンと間が開くのですよね。気を付けます。フフッ。

  という訳で「ハルタ」59号、続きから。

  「二コラのおゆるり魔界紀行」、第11話。
  前回、サイモンの育ての親に会ったサイモンとニコラ。今回はその親父さんに言われて、ズモモ族という種族のお宝を探しにやってきたのですが……なんとズモモ族はでっかい、丘のような体で長い鉤爪、そして言葉が通じない種族でした!
  食べられてしまうかも? と焦るサイモンでしたが、彼らは木の実を主食とする大人しい魔族で、しかも農耕を営んで生活しているのでした。すげー、初見だと獰猛な魔物に見えるのに、ニコラが打ち解けて(?)からは優しいモフモフの塊にしか見えない! バイアスってすごい。
  ともあれ、ニコラのなんとなく通訳で、彼らのお宝を見せてもらうことには成功しました。……が、目当ての財宝にはなんと親父の名前が。あーっ、昔会ったことあったんだな、トビー!! ゴブレットを彼らにプレゼントしたことを自慢したかっただけか!!(笑) やるなぁ、さすがサイモンの親父だ(笑)。
  しかしここで思いがけずニコラの母の痕跡が見付かり、ニコラは亡き母の足跡を追って旅を再開することにしたのでした。自分に付き合ってもらったからって、サイモンもルート変更を快く受け入れてくれましたね。いい奴! サイモン! これでモテないのが不思議なんだなぁ(笑)。

  「忍ぶな! チヨちゃん」、第19話。
  いつか出てきた猿、こと、猿谷流のカイくん再登場。どうやらチヨちゃんのことが忘れられないようですね。あああ、あの子もこの子も、忍と言っても年頃の男女なんだなぁ。でもチヨちゃんにはワタルくんがいますから、正面からぶつかりに行っても想いを伝えることすらないままこっぴどくフラれてしまい……涙に暮れるカイくん。兄貴が見たら泣くぞ。
  そこへ登場したのが、サヨちゃん! 顔からして、考えていることはだいたい分かります(笑)。姉を一般人のワタルくんにやってしまうよりは、忍であるカイくんのほうがましだと考えたのでしょうか? それとも、カイくんの純情を利用するだけ? どちらにしろ、当て馬決定ですよ、カイくん。
  厄介な恋をしちゃったもんですなぁ。

  「はなやっこ」、第4話。
  風宇ちゃんも大概ですが、その周囲にはもっと変な人間がたくさん集まっているんですねぇ(笑)。このオカルトな先輩・よしこちゃんが登場してからというもの、ファンタスティック具合に拍車がかかってきましたね。花の妖精が見えるとか……妖精っていうか、それ、もしかして細菌なのでは?(笑) 「もやしもん」っぽいよ、画面が!
  あと、意外と風宇ちゃんは胸があるんですね。ぽよんって……いいなぁ、ぽよんって……。

  「星明かりグラフィクス」、最終回!!
  ついに最終回かぁー……。
  教職を取っているとか言っていた明里ちゃんでしたが、何故か今回の冒頭で「KUKAN」の面接を受けているのでした。え、デザイン系に携わるの?? やっぱりそこに行くの?? まとめお団子の明里ちゃんが新鮮で可愛いな。考えてみたらずっと頭上お団子でしたもんね、明里ちゃん。
  無事に内定を取って、年末の忘年会。アリサさんとまた話して、相変わらず敵愾心バチバチなのでした。アリサさんはそれすら面白がっている感じがしますね。同級生の堤くんは、「ぶっちゃけふたり似てますよ」なんて言ってますが、当事者からすればぜんぜん似てないよー! と言いたいところでしょうね。
  なんていうかたぶん、傾向とか、見ているものが似ているだけに、反発し合ったり離れ合ったりするんでしょうね。
  そしてその会のさなかに、ふと「いる」気がして学内を探すと、吉持ちゃんが。久々に会った2人なのに、会話は弾まず、駅まで行ってあっさりと別れてしまいます。
  けれども、「またやろうね」と、約束を交わして。
  それがいつになるかは分からないけれども、2人はきっとまた手を組んで一緒にやれる。いつかそんな日が来る。星のような明るい希望を、最後に見せてもらいました。
  そうだなぁ、吉持ちゃんももっと時間が経ったら独立したいって思うかもしれませんし、その時に頼るのはやっぱり明里ちゃんなんでしょうね。明里ちゃんも、その時までに、吉持ちゃんに並び立てるだけの自分になっていられたらいいですね。
  はー、面白かったなぁ。山本和音先生、お疲れさまでした!! また次の作品を楽しみにしております!!

  「乙嫁語り」、第50話。
  一行は「アンタリヤ」という港町までやってきました。ここで物資を補充してちょっと休んで、また出発、と。すぐには発てないのでここで数日過ごすとのことで、スミスさん、さっそく街を見物に出ました。タラスさんと一緒に。
  港町という言葉にいまいちピンときていない、タラスさん。川も湖もない環境でずっと過ごしていたので、船もあまり見たことがないようです。この感覚は、川も海もやたらと近いところに数多くある日本人にはないものですね。特に海に近い都市圏では、ちょっと移動すると必ず川を渡ると言っていいぐらい、本数がありますからね。
  内陸へ行くと船すら知らないような、そんな広大な土地にこの方々は暮らしているのだと感じさせます。
  そして人が多い以上に、なんと言っても人種がさまざま! いろんな地域の人間がいるので、服装も装飾品もさまざまですね。
  んで、ブランコ。わたしの知るブランコとずいぶん違います(汗)。っていうか、これ、安全ベルトもなく身体が剥き出しで……足場もこんなそっけなくて……めっちゃ危ないじゃないですか!! こんなに激しく揺れるのに!! えええ、やっべぇ、その分超楽しそうです。今じゃこんな遊具は設営出来ないよなぁぁ。
  2人で漕いで、完全にこれデートですね。デートだ。デートだ。

  浜田咲良先生の特別読切、「さちこのいる場所」。
  心配性でちょっと変わり者の幸子ちゃんと、クールでマイペースで淡々としている千鶴子ちゃん。正反対に見える2人ですが、幼なじみで、毎朝一緒に登校する仲であります。あれがない、これがない、失くした、どっかいったと言っては慌てている幸子を落ち着かせ、フォローして、上手いこと誘導する千鶴子ちゃんの操縦っぷりが面白いですね。
  いつも幸子ちゃんのフォローをしているので、みんなからは「優しい」と言われる千鶴子ちゃんですが、本人はそんなことはないと思っている模様。何に対しても熱中しきれず冷めてばかりいる自分を、これまたクールな視線で、どうして自分はこうなんだろうと見つめているのであります。
  けれども幸子ちゃんは何に対しても真っ直ぐだから、自分もその場所に居たい。それが千鶴子ちゃんの想い。いいですね、友情ですね。千鶴子ちゃん本人はそれを打算だと感じているかもしれませんが、その結果が「優しい」と評される行動の数々であるなら、それはやっぱり千鶴子ちゃんが優しいんだと思います。
  ドジだけど純粋な幸子ちゃんに癒されました。
  浜田先生はやはり友情ものがいいですねぇ。輝いてらっしゃいますね。

  「燕のはさみ」、第16話。
  前回、鮮烈な出会い方をした英国大使に、いきなり京都旅行へ連れていかれた燕ちゃん。何が何だかと思っているうちに、京都のお寺で水島先生の点てたお茶を頂いているのでした。おおーぅ、帝王水島、お茶のお作法まで心得があるとは驚きであります。すげーな。
  チャールズ大使は、水島先生に足りないものは遊び心だと諭します。まぁ確かに、四角四面で真面目なばかりの理容師ですから、大使の「遊び相手」としてはちょっと固すぎるかもしれませんね。おまけに大使は、自分の床屋をあちこちに連れ回して体を壊させたこともあるとか。ええええ、同行者が体を壊すぐらい世界中を飛び回るって……大使、頑丈~。
  初めての遠出ではしゃぐ燕ちゃん。可愛いな。骨董市で「チャップリンがかぶった帽子」なんてものを掴まされていますが、これもまた旅の思い出ですねぇ。
  でも、ここまで来ておいて、大使は水島先生を専属理髪師にすると、正式に宣言しました。オイこれ絶対に決めてたでしょ、大使。その上で燕ちゃんと遊びたくて一緒に京都へ来たんでは?? 燕ちゃんのはしゃぐ様を、水島先生と一緒に見たかった、ってこともあるかもしれませんね。
  大使のお抱えになれなくてガッカリの燕ちゃんですが、水島先生には「僕はあなたも、日本の理髪を背負うひとりだと思ってますよ」と慰めてもらいました。そうそう、大使だって成長が楽しみって言ってくださったんですし、泣くことないですよ、泣くこと。
  東京へ帰ってももっとがんばれ! 燕ちゃん!

  「ミギとダリ」、第14話。
  ミギが瑛二くんの診療もどきを受けてから、たびたび昔のことを夢に見るようになったようです。見よう見まねと言っても、瑛二くんの診療、馬鹿に出来ないのでは?? もしかして母親のこととか、自分が双子だってこととか、バレているのかもしれません。
  あ、でも、双子だってことは多重人格ってことでカバー出来ているのかな?? でも双子の「目的」を聞き出されていたとしたら、ヤバいですよねぇ。
  瑛二くんを、ひいては一条家を探ってみても、完璧な「いいお家」で何もホコリが出てこない! どういうことだ? どうしてあの家に自分たちが隠れ住んでいた? 母親は何故あの日、夜に街へ戻ろうとした? などなど、疑問は尽きませんが……思い出しかけているミギのお陰で、母が死んでいたのは一条家の庭の中だということが判明しました。
  さすがに人死にが出た家のことを、街中の人が素晴らしいお家だとほめそやすってのは考えにくいので、双子の母の死はやはり知られていないのでしょうね。その当時、双子と母が街にとってどんな存在で、どんな扱いを受けていたのか、そのへんがもっと分かればなぁー。うーむ。

  「ふしぎの国のバード」。
  今回は、湯沢。しかし宿場町が火事で、2人が昨日泊まる予定だった宿は真っ先に全焼したと小林医師が知らせてくださいました。あっぶねー!
  で、早速、火事場見学。火の延焼を防ごうと、屋根の上で赤い腰巻(下着)を振り回している女性がいたり、火消したちの行動だったり、火事が完全に収まっていないのにもう新しい家を建て始める大工たちがいたり。すげーな、日本の火事場は。完全に木造の建築物ばかりだから、焼けるのにも再建にも慣れているんですね。
  家が燃えてもあっけらかんとしている図太さは、現代人にはないものですねぇ。
  火事場の見物人は今と変わりませんが(笑)。
  この様子にバードさんは、いたく感銘を受けたご様子。「滅んだら滅んだで、すべてさっぱりと受け入れるのが当然のような」「これは火事に限ったことではなく、文明の深淵(しんえん)のような、価値観の話だと思うんです」、と。……ん、言われてみれば確かに、そういうところがあるかもしれません。
  街まるごと歴史の息吹の中にいるような英国ではあまり感じられないものかもしれませんね。

  「ハクメイとミコチ」、第58話。
  今回は、なーんにも予定がない日のふたりの話。退屈を持て余してだらだらし、結局二度寝するまでの、実に退屈な時間を過ごすおふたりでした。すげぇ、本当に何も予定がない日って、確かにこんな感じで寝るしかなくなりますね。
  家にいればなんだかんだで家事や炊事があったりするものですが、朝食すら昨日買ったパンと昨日の残りの豆スープ、とのこと。用事が生まれないー! いつも手を動かすのも足を動かすのも厭わないふたりですから、いざ何もしないとなると困ってしまうようですね。特にハクメイ(笑)。
  本を読んだり、絵を描いたりして、まぁ本当にだらだらしたものですよ。結局二度寝しちゃうし(笑)。
  いい休日だなぁ。

  「不死の稜線」、第54話。
  カオリさんの裏切りを語気荒くなじる雄貴くんでしたが、貞操でしか語れない子供の戯言だとママは一蹴します。そりゃまぁ、500年も生きてきたママに、17歳そこらの男子が適う訳はありませんね。でも、結局けしかけられてカオリさんの元へもう一度走るあたりは、ちょっとかっこいいかもしれません。けしかけられての結果ですが。
  谷山くん、完全に被害者ですな、これ。でもこの事件をきっかけにして今の状況から逃げられるといいですね!
  で、警察に囲まれたところで、切子たち「逃がし屋」登場! 切子は相変わらずのようですね。下衆い顔して、まぁ(笑)。ここに風鈴が立ちはだかるのでしょうか?? どうなるんでしょう。
  あっ、次号休載ですか。残念。でも八十八先生、お体大事にしてください!!

  「キツネと熊の王冠」、第9話。
  あっ、誰かと思ったら玖郎じゃないですか! 久しぶり! 今日はわざわざマヤ親方のビールを飲みに来たようですね。ゾマーフェストで当たるライバルだと言わずに入店したのに、マヤはしっかり関係者だと見抜いて、タンクのある工房へ連れ込んだのでした。
  手の内みんな見せちゃっていいのかなぁ? とは思いましたが、同じレシピを参照しても出来上がるものは違う訳ですから、別にいいのかな? それに玖郎なら盗作されるなんて心配も要りませんしね。
  アンナも出てきて、けっこう賑やかでした。弟子だって育てられると言うマヤに、まだふたりでいいと答えるニルス。従業員の人員的な意味で言ったようですが……いやー、新婚夫婦の会話みたいでした!!(笑) なんだ、まったく脈がないのかと疑ってましたが、ニルスも満更でもないようですね。マヤに対してね。
  あとは早く相互理解を深めるだけですね。恋愛的な意味で。


  「ハルタ」59号、こんな感じでした。今回も濃密で面白かったです!
  ではではー。

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