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「くまみこ」11巻

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  みなさまこんばんは。最近家人の帰りが遅くてハラハラしている皿洗いです。こっ、これが噂のワンオペってやつかー!? って。
  気晴らしに出かけようにも、ここのところ寒い日が続いてますので、二の足を踏んでしまうのであります。一人だったらなんとでもなりますが、子どもがいるとなぁ。風邪ひかせたくないし、インフルエンザも麻疹も怖い!! 早くあったかくなーれ!!

  そして本日は「くまみこ」11巻の話題であります。なんだかんだでこの作品も作中の時間が進み、秋になっておりますね。つい最近までまちちゃんが水着の話をしていたような気もしますが……。
  ともあれ、11巻。
イメージ 1
  あったかい色遣いの表紙ですねー。
  さて今回は、表紙をめくるとすぐにカラーページで古民家カフェが。あれ? いつか言っていた(ナツの)夢の古民家カフェ、オープンしたの??
  と、一瞬思ったのですが、お客さんの顔がへのへのもへじだったので「あっ、これ妄想だ」とすぐに分かりました(笑)。妄想だからってナツってば、コピ・ルアクをお客さんに出している……。どんな値段付けても採算採れない気がします!! コピ・ルアック!!(こっちの名前で覚えている)
  しかしよしおの妄想が入り込んできてしまい、メイド服のまちちゃんが「萌え萌えキュン!」とか言い出したので、ナツのストップがかかりましたよ。そうだそうだ、メイドカフェみたいなのはいらないんだ! っていうかメイド服もいらんのだ!! シャツとスカートとエプロンで十分だ!!
  でもクマ耳ぐらいならOKじゃないかな!!??(鼻息)
  古民家カフェの妄想をこうもたくましくしている理由は、いい民家を譲ってくださる方が現れたからなんですって。本当にいるんだなぁ、そんな奇特な方。しかしこれは本当にいい家ですね。築100年だって。いいたんすもありますし、なんと、囲炉裏もありますよ!!
  唐突に差し挟まる柿の白和えのレシピも美味しそうですね!!
  古民家カフェ、開かれる日がいつか来るのでしょうか。夢が拡がりますね。大火傷する未来も見えますが……。

  そして次の話では、新キャラが堂々登場! いつか川遊びの時にいた「新ロリ」と「新ショタ」の2人。この2人はひとつ年は違うけれども仲良しで、あの巫女服コンテストの時にクマの可愛い巫女服を描いて出したのは実はショタっ子のほうだった模様。
  男の子なのに変だって言われるから、ということでロリのみずきちゃんが描いたことにしたようですね。齢7歳にして、まほろくん、なかなか器用な手を使うものであります。感心した。
  で、次なる巫女服研究の為に、あの巫女服の実物を見せてもらいたくて神社へやってきたちびっ子ふたり。確かこの村の「クマ井」の秘密を教えるのは、9歳になったら、なんですよね。みずきちゃんとまほろくんは、ナツが本物のクマでしかも喋れるクマだってことは、まだ知らない訳だ。
  まほろくんはナツを本物のクマだと思っているようですが、みずきちゃんは着ぐるみだと思い込んでいるんですね。そのへん、性格というか、大人ぶりたいおしゃまな女の子の特徴がよく出てますね。かーわいいなぁ。どっちも。
  で、運悪く、たまたま神社を訪ねていた若いクマ、ナナカマド(オス)と鉢合わせしてしまい、ひと悶着、と。ナナカマド、うっかりみずきちゃんを突き飛ばしてしまいましたよ。あっ、これ、よくないやつでは……!? いつかナツがまちちゃんに怪我を負わせた時のことを思い出しますね。
  まぁ、みずきちゃんは上手いこと着地して大した負傷もしませんでしたが、もうー、見てて冷や冷やしますよ。クマを! もっと! 怖がってくれ!! はぁあぁこんなんで怪我したら親御さん泣くよーーー!?
  すぐナツが帰ってきてくれて、それ以上のコトは起きませんでしたが……結局後でこのことがバレて、みずきちゃんもまほろくんもこってり怒られたのでした。まぁ、そうなるわな。

  ナナカマドがなんで来たかと言えば、ムサシアブミ(ほのか)に求婚する許可を得に来たとのこと。え、それってナツの許可いるの? と思いましたが、ナツ本人も「なんでボクの許可が要ることになってんだろ、やだなぁ……」と感じているようで。
  許可を得たナナカマドは喜び勇んで出ていって、そのすぐ後に怒り心頭のほのかちゃんが殴り込んでくるしで、めっちゃ展開早い(笑)。ナナカマドはまだ若かったからか、ほのかちゃんにコテンパンにやられてしまったようですね。もう、見るからに体格で劣ってますもん、ナナカマド。
  まだ2歳で前途ある若者と言えるのに、なんでこんな凶悪ベアーのほのかちゃんに惚れているのやら。いや、クマ視点では、この凶悪ベアーが魅力的なのかもしれませんが……えぇーでも最初に見た時はナツより強面のオスだと思ったんですけどねぇ! まぁ確かに丈夫な子を産んでくれそうではありますが!!
  ナツの価値観はだいぶ人間よりなので、クマ視点はよく分からないままなのであります。
  それにしても、去年生まれたナナカマドがもうこんなでっかいって、クマの成長は早いんですね。さすがクマ。んで、クマ井だから喋れるにしても、たった2歳でこの流暢な喋りとは! すごいですね。他のクマたちもこれぐらい達者に喋るんですかねぇ。
  そういえば他のクマってあんまり出てきませんね。多産の年で5匹生まれているんなら、それが何十年と考えるとこの山にはかなりの数のクマがいる筈ですが、ナツの他にはほのかちゃんと婦人会程度しか出番なし。クマはクマでいろいろドラマがありそうですけどねぇ。今回みたいな。

  さて、うっかりナナカマドと接触してしまったみずきちゃんとまほろくんは叱られて、接触させてしまったまちちゃんとナツも村の役所の人間であるよしおくんに叱られておりました。
  まぁ、怒っていると言うよりは、立場上やんなくちゃいけないお説教って感じでした。まちちゃんとナツの不手際を責めるよりも、よしおくんとしてはそれを未然に防げなかった自分への自責の念が強いようで。確かに、よしおくんがみずきちゃんたちの相手をしなかったから、あの子たちが勝手に神社へ上がっていった訳ですしね。
  その時は老人相手に「ヘルシア」の使い方を教えていたようです。それは本当に役場の人間の仕事なの?? なんでも屋さんになってない??
  ってことでへこんでしまったよしおくんを元気づけるべく、飲みに連れ出したひびきちゃん。
  その夜、酔い潰れたよしおを介抱したひびきちゃんに迫るよしおの手が……まぁ! もだもだと甘酸っぱいもどかしい関係だと思っていたのに、一気に一夜のあやまちを持っちゃうんですか!!??
  と、思わず腰を浮かしかけたのですが(興奮した)、ナツの見立てではこれは「未」とのこと……。なんだよ!!
  実際に何もなかったようで、ガッカリです。でもひびきちゃんに、熱い胸のときめきが宿ったので、結果オーライなのかもしれませんね! ってか、ひびきちゃん、今まで自分の想いを自覚してなかったんかーい!!!
  松さんの言った、「村にしか反応しない」よしおくんというワードは、確かに面白すぎますね。そんな疑惑が出るぐらい、よしおくんはこの熊手村を愛しているのだ。異常なまでに!!
  でもさすがに少しは人間の女の人と何かあってもいいと思うなー。うん。ひびきちゃんにも色っぽい話があっていいと! 思うな! っていうか、あれ!!

  少しの期待を残しつつ、11巻、終了です! いやー熊手村は平和だなぁ。

  ではではー。

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