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ハルタ60号

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  みなさまこんにちは! 2月も終わりと気付いて驚いている皿洗いです。毎年のことですが、2月は少し短いのでいつも驚いてしまいますね。あれっ、もう終わり!? って。毎年のことでも慣れません!
  とりあえずお雛様は飾りました。年代物だぜ。

  さて本日は「ハルタ」60号の話題であります。
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  表紙イラストとカバーストーリーは柴田康平先生。暖炉と煙草とお酒でかっこよく決めているイラストだったのですが、カバーストーリーではドタバタでトホホな内容に(笑)。ちょっとお間抜けな女の子が好みなんですかね、柴田先生。
  連載作は「ちょっと」間抜けなんて言葉では括れないものですが……。

  さて冒頭は、長蔵ヒロコ先生の新連載第2回、「煙と蜜」であります。
  いきなり薪割りに挑戦している姫子さん。この小さな体ではなかなか難しいでしょうねぇ。そもそも、斧を持って上に上げるところからして難しそう。文治さんも「今度は的に当たりましたね」なんて言ってますし、難易度高そうー!(笑)
  確か、薪のほうに刃を喰い込ませてから、薪を叩きつけて割るのが正解だった気がします。鉈で割る時はそうしてますね。斧も、刃の鋭さよりは、その重さと薪の木の筋に任せて割る感じではないでしょうか??
  なんにせよ、見ているよりも重労働ですね。可愛い掌にマメなんて作らないようにしてほしいものであります、姫子さん。
  さて今日は家ではお月見のようでして、ススキを刈ってきて団子を並べて、お女中さんたちが郷里の月見団子談義で盛り上がっていました。こんなに郷土色の出るものだとは知りませんでしたね。白くて丸いお団子しか見たことがないかも……。名古屋の団子は、アンコは入っていないんですかね??
  名前で呼んでほしい、とお願いして、それが叶えられて姫子さん大満足であります。ううう、可愛い。こんなに歳が離れているのに、どうして婚約したんでしょうね?? どういうお家の事情があったのか、知りたいものであります。

  「巨人暮らしのススメ」、第2話。
  一人(巨人)暮らしで自堕落な生活を満喫していたドロシーちゃんのところにやってきたのは、国から派遣されてきた考古学者さん。彼の説明によりますと、巨人たちはそもそもこの島で暮らしていた部族(?)で、人間は受け入れてもらった側。開拓を手伝ってもらったんですって。だから巨人は人類の共有の遺跡であり、人が持てるのは「居住権」まで、とのことで。
  なるほど、作られたものではなく、そもそもこういう形で存在していたものだったんですね。で、その研究をしに、時々学者さんがやってくる、と。それを居住者は拒んではいけない、と。
  巨人暮らしは快適なようですが、我が家が学者の研究対象となると居心地は悪そうですね。うかつな使い方も出来ませんし。……まぁ、うかつな使い方をするような居住者は、そもそも巨人に住むのには向いていないってことなのかもしれませんが(苦笑)。ドロシーちゃんはどうだろうなぁ、そこんとこ。

  大上明久利先生の新連載、「極東事変」、第1話。
  読んでも読み返しても、事情がうまく飲み込めませんが……戦後の焼け野原の中で、大戦の遺産である「生体兵器」が殺し合うお話のようであります。人体実験で、死なない(実際には「死ににくい」ぐらいの)兵器に仕立て上げられてしまった兵士たち。しかし戦後、その存在を闇に葬る為にGHQが始末を開始し、あろうことか同じ生体兵器の、それもまだ幼い少女を使って仕事をさせているのでした。
  復員兵の近衛はその戦いに巻き込まれ、うっかり手を出してGHQの人間を死なせてしまったが為に、その少女「砕花」の部下として働かされる羽目に。
  この近衛という人物、顔面に怪我をした状態で登場したのですが、それも戦地での怪我ではなく、今回同様にお節介をしてトラブルになった結果なんだそうです。前後が見えなくても、とりあえず弱いほうをかばうべく手を出しちゃう人なんですね。よく生きて日本まで帰ってきましたね。
  少女の砕花については、まだまだバックボーンはよく分かりません。なんだってGHQの下で働いているのか、詳しいこともまだ見えてきませんね。いくら恩義があっても、かつての同胞をどんどん葬る仕事なんて、好き好んでやろうと思えることじゃないでしょうにねぇ。
  ごちゃごちゃしてますが、とにかくこの連載も銃と血と殺し合いが満載になるようですね。殺伐としてるなぁ。

  「ヴラド・ドラクラ」、第11話。
  ひえぇぇぇぇ、ストイカがーーー! と思ったら、なんと自らの手で相手の剣を受けていました! 逆に切りかかってきたウドリシテを人質にして窮地を切り抜けようと思ったらば……ウドリシテはそこで、自害を試み。最後はストイカは、ヴラド公の親衛隊が駆け付けてくれて助かりました。はぁぁぁ、冒頭からハラハラする立ち合いだったーー。
  って、安心してたら、今度はリナルトがーーーーーーーー!! あああああああ!!!!
  ひっ、ひどい……片目をくりぬいてまでヴラド公の為に奮迅したリナルトが、ここで敵の手によって殺されてしまいました。彼に容易に近付ける人物を脅して殺させるとか……ひどい、本当にひどい。もう計略とかそういうレベルじゃないぞ。ここまでするかね、貴族連中……。
  リナルトを殺されて怒髪天を突くヴラド公、登城を認めなかった貴族たちを集め、評議会を前の通りに開いたかと思いきや、そこで高官評議員たちを反逆罪として強制的に拿捕!! 裁判も待たず、死刑を言い渡したのでした。
  で、その死刑方法というのが、「串刺し刑」!!
  ああああああ、ついに、ついにヴラド公の代名詞とも言うべき串刺し刑が出てきましたね……。なんと、関係社含めて500人以上もこの時、粛清されたそうです。うええええ、大仕事……。
  評議会を一掃してしまって、今後の政治運営はどうしていくんですかね。単純に疑問であります。
  さて、いよいよアルブ殿と直接対決でしょうか!? その前にアルブさん死にそうですが、どうなるんだ!??

  「ダンジョン飯」、第50話。
  冒頭からいきなり全員寝込んでいる!?(笑) と思ったら、起きたら体に変化が!! なんと、チェンジリングを踏んだ結果が現れて、みんな人種が変化していたのでした!! ライオスがドワーフになって、マルシルがハーフフットに?? チルチャックは人間になっちゃって、イヅツミはコボルトに(猫が犬に!!)、そしてセンシがエルフに……エルフに……。
  えぇ……センシ、薔薇を背負ってるんですが……。作画から違う気がしますが……。もしかしてセンシは、ドワーフの中ではかなり美形なんですかね!? だからエルフになったら、こんな耽美な図に!?(笑)
  個人的にはチルチャックがオッサンになっていたのが衝撃であります。いや、まぁ、元からオッサンだったんだけどさ。妻子持ちの29歳だったんだけどさ。
  マルシルは可愛いけど、ライオスは違和感がないなぁ。どんな姿になってもそれなりに順応していけるライオスはやはり只者ではないな、と思いました。
  しかしガーゴイルとの対戦で大苦戦! 今までしてきたことが急に出来なくなり、全員大慌てなのでした。そうかぁ、やはり適性ってのは大事なんですね。エルフが魔術を使って、人間が物理的な攻守を担って、ドワーフが力仕事を担当して、ってな具合に。ドワーフに持久力がないというのは面白い解釈だと思いました。何か元ネタあるのかな?
  おいどうするんだこれ、この先、と言いながら料理をするところは変わらないんですね(笑)。イヅツミが作った分、毛が入ってるんですが、いいんですか??(笑)
  なんとか元に戻らないと、にっちもさっちもいきませんよ。おいどうするんだ。

  「ニコラのおゆるり魔界紀行」、第12話。
  母の足跡を探す為、ニコラは「モーラ」という町で聞き込みをするのですが、あまりいい手掛かりは得られず。ついに見付けた最後の店での証言も、結局勘違いと分かってガッカリするのでした。ううん、やはり10年以上経っていると、証人も見付けづらいんですね。
  でも最後の最後にアルマさんの話が聞けて、ニコラ、大喜び! よかったなぁ。
  ニコラが魔界の毒を食べちゃって倒れる描写って、実は初めてなのでは?? 最初から一貫して食べてませんでしたからね。サイモンが使った毒消しが、魔界ではどういう扱いの薬剤なのか、気になります(笑)。
  ヘドロの湖を見て感心する魔界の住人たちに、やはり価値観が違うなぁと感心するとともに、そこに同調しないニコラとアルマさんのモノの見方が、サイモンからすると「そっくり」と感じられる訳ですね。上手いこと出来てるな!

  「夕凪に舞え、僕のリボン」、第3話。
  新体操はまず柔軟運動から! 体の固い凛太郎は、ここで手こずっているようであります。でも、フィギュアスケートなどもそうですが、体の柔らかさと筋力がないと始まりませんよね、こういうのは!
  リボンを振るって演技している間は、周りがぜんぜん見えなくなってしまう無我の境地の凛太郎。始めて間もないのに、ここまで没頭出来るのはすごいことであります! これは一種の才能と呼ぶべきでは??

  「欅姉妹の四季」、第19話。
  やってまいりました、温泉旅行! ……なんですが、今回はアクティブなシーンはまるでなく、四姉妹がまったり温泉に入っているだけでした。相変わらず、ポロリがあるのはいずみちゃんだけなんだぜ!
  混浴なのでタオルを貸し出され、それを体に巻いて入るようですね。ふつうの温浴施設は浴槽内にタオルを持ち込むことはNGですが、混浴だとこうして対処されるんですねー。
  野外の露天風呂が気持ちよくて、まったりウトウトしてしまう姉妹。いずみちゃんだけはいつもの通りですけどね。
  背景の描き込みすごいなぁぁー。山に来た! って感じがしますね。

  「昴とスーさん」、第15話。
  澪の花屋の同僚が少年野球チームの新監督として就任し、来るや否やみんなのポジションをテキパキとトレードしまくってしまいました。当然、何の説明もないので少年たちからはブーイングが上がるのですが、昴だけはそのトレードが「理にはかなってるんだよ」と、分かっている模様。
  でもねぇ、野球やるのは少年たちだしねぇ。小学生男子に分からないんじゃ、どんなに合理的な采配でも、輝きませんよねぇ。それならそれでおしまい、と割り切っている新監督の鶴田くん。何を考えているのやら。いや、これは、性格なのかな?? 野球好きな割に妙にドライだな……。
  昴のがんばりでチームは再びまとまり、新監督もみんなに受け入れられることになりました。やれやれ。こんなさぁ、小学生に世話を焼いてもらうようなこと、恥ずかしいと思わないのか!? おいコラ!
  と言っても昴は正しくはもう青年なので、そこはフェアじゃないかもしれませんね!

  「あおぞら弓道部」、第14話。
  いよいよ対外練習試合! いぶきちゃんが「落」(リレーで言うところのアンカー)を務めることになったものの、一度も中りが出ずに苦しみます。声をかけてきた顧問の先生は、ついに自身の経験を語り、挫折から立ち直ろうとしていること自体がいぶきちゃんの強さなんだ、と励ますのでした。
  そういえば顧問の先生の過去のことって、初めて出てきましたね。弓道には詳しいし天草くんにめちゃくちゃ肩入れするのに、どういう人なんだろうって思ってましたが、ご自身も経験者だったとは。何の苦労もなく的に当たると思っていたのに、一度の挫折ですべて手放してしまった、苦い過去があるようであります。
  どんな思いで、天草くんにいろいろ力を貸していたんでしょうね。第1話の頃の先生の心境が知りたいです。
  そしていぶきちゃん、ついに的に当てることが出来ました! しかも最後の巡は、皆中で! すごいことですね!! これが本来の実力なんでしょうね~。これは頼もしいなぁ!

  「北北西に曇と往け」、第29話。
  ついに追い付いた、フレイヤ! しかし彼女は慧を見ると、三知嵩とグルなんだろうと言い、険しい顔をして警戒を緩めません。日本人の男に、兄もグルだと聞いたというフレイヤ。あの刑事ですね! あれ、元刑事だっけ? とにかく、彼はあのハウスにいた人物にも接触していたってことですね。
  それで肝心の三知嵩を見付けられていないのはどうしてなんでしょう?? 三知嵩が上手く逃げたのかな?? 生活能力皆無っぽいのに、要領はいいんだなぁ、あの子は。
  ジャンが彼を慧から引き離して知人に預けたのは、刑事から引き離す意図もあったのでしょうか??

  「ふしぎの国のバード」、今回は紙漉き体験です!
  自分の国の製紙とはまるで違う日本の技術に触れ、驚いて感動しきりのバードさん。おまけに工房で実際に紙漉きまでやらせてもらって、かなり貴重な時間でしたね。なんだろう、伊藤との別離の問題が、どんどん遠ざかっていく気がします……。これ、なしくずしに北海道まで一緒に行くことになるのでは??(笑)
  和紙は本当に丈夫でいいものだと、今でも評価されていますね。こうして受け継がれてきた魂が今も生きていることを思うと、歴史の厚みをほんのりと感じます。すげーなぁ、本当に。

  「山を渡る」、第7話。
  新1年生3人組、なんと、彼女たちだけで山へ来ていました。授業が終わってから来た、って……それじゃあ遅くないかい?? 登る過程はなかなか楽しそうでよかったのですが、山頂で日没と相成りました。あーあーあー! どうすんだこれー!
  っていうか、水筒も弁当もなしで登山とか、ダメでしょ……。学食で食べてきた、って、それダメでしょ……。秋田県出身の理系の彼女は、数字だけ見てる感じがしますね。実際にやってみるまでは何が起こるか分からない! 分からない時は多目に用意していくべきだと思うな!
  そもそも、先輩たちに登山計画とか伝えていきましょうよ。そうしたらダメ出しもあったろうに、もうこれ……。
  厳しい山だったら遭難確定だなぁ。やれやれだ。


  今回とても厚いので、これでやっと半分であります! 長い!! これに付録冊子(めっちゃ厚い)もついてるとか、ハルタ本当にどうなってるんですか。もうちょっとダイエットしましょうよ。
  そんな感じで後半に続きます。

  ではではー。

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