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「ヒトミ先生の保健室」5巻

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  みなさまこんばんは! 夕飯時に「軽井沢高原ビール」を飲んで、ちょっとだけほろ酔いの皿洗いです。軽井沢高原ビール、とても美味しかったです! フルーティーな香りに爽やかな味。本体には、ベルジャンゴールデンエールと書いてありました。日本の「ビール」の味を想像していると、いい意味でのギャップにびっくりすると思います。見かけたらどうぞ試してみてください!!
  ……ところで……。
  ツィッター効果なのか、本日の訪問者数がえっらいことになっていて、とてもビビっております。普段と一桁違うよ!! えっ、こんなになるもんなのか?? 昨日の記事を、ブリーチ最終回って銘打ったからか?? ブログ始めて10年ですが、このような数字を見るのが初めてでおののいております(現在2271)。ひぇー。
  フォローしてくださった方、リツイートしてくださった方、ありがとうございます!

  さて本日は、「ヒトミ先生の保健室」5巻の話題! 買ってから少し時間が経ってしまいました。鮭夫先生、お待たせいたしました☆
  今回の表紙は、樹さん。保健室の養護助教諭の先生ですね。連載開始時からずっと、彼(?)の性別は謎に包まれていたのですが、帯によるとついに今回、それが明かされるとのことで!! カバー下のオマケ漫画も樹さんでしたし、これは俄然期待が高まりますねぇ。
  と思って開いたら、巻頭のカラー部分でまたしてもお風呂回!!(笑) みぃちゃん(三つ目)とヒトミ先生が一緒にお風呂に入っていて、姉の胸を揉みしだくというけしからん絵になっておりました。
  でも確かに、幼くして母親と離れてしまった妹には、大きな胸に母への思慕を募らせているのかもしれない、って思っちゃいますよね(この妹に関しては、単に姉の胸が好きなんだろうって思いますが……)。ヒトミ先生も、少なからず母性を刺激されているようであります。
  そんな姉妹の、幼い頃の物語。
  今の家に引っ越してきたばかりのころ、ヒトミ先生は既に「一つ目」で、どうも周囲の子供たちよりそういう「変化」が早かったようですね。それで戸惑ってしまって、周囲の視線を気にするようになり、人見知りの激しい性格になった、と。
  言われてみるまで気付きませんでしたが、確かに、目が一つで面積が大きいと前髪も入りやすくて痛そう!!
  小学生の頃って確かに、前髪が目に入らないようにしましょうね、ってほんのりと指導されたものでした。髪が目に入って、目の表面を傷付けて、視力低下の原因になるかもしれないからってことで。実際の因果関係は分かりませんが、小さい頃のヒトミ先生はまさにそれを心配されるような髪形ですね。
  あとがき部分で前髪をさっぱりとカットしてもらっていて、安心しました。
  しかし小学生時代のヒトミ先生、可愛いなぁ。この時のヒトミ先生とそう歳の変わらない筈の現在の三美ちゃんがとってもしっかりしている分、おどおどした頼りなさが鮮明になりますね。一つ目になったせいもあってか、ただ歩くだけでも困難で、道端にへたり込んでしまう姿などは胸を切なくさせます。小学生って、こんなにはかない生き物でしたっけ……。
  思いがけない昔の姿が見られてよかったなぁ、と思ったのですが、あとがき部分で担当さんが「ロリ単眼…出ない?」と言ったと知ってしまい、なんだかガッカリしたのも事実なのでした(笑)。
  いえ、まぁ、見たい気持ちは分かりますよ。単眼好きなら、ロリも見てみたいの分かりますよ。でもそれを隠さないんだなぁー。さすがコミックリュウの編集さんだ(笑)。

  ほのぼのする小学生の話が終わった後は、猫の話!
  前から学校内にいる黒猫を囲んで、女子同士でワイワイお喋り。それを見ていたヒトミ先生、猫の可愛さは、目の大きさにもよるのかもしれないね、と教えてくれました。イエネコは顔における「目」の割合がとても大きい生き物なんですって。そう言われてみれば、目はおっきいですね、猫って。
  でも猫の可愛さと完璧さは、目の大きさだけでは語り尽せないと思うんですよ!!(拳)
  むかし何処かで目にした説では、猫は品種による体の造りの違いがほとんどない(特に犬などに比べると)、これはつまり進化しきったとても合理的な体をしていることの証左で、そのような体だから人間の眼には美しく見えるのだ、っていうようなことを述べておりました。つまり猫は、完璧に違い存在なんですよ!! だからこそ愛おしい!! かわいい!! ステキ!! 猫かわいいよ猫!!
  まぁ、綺麗なものや可愛いものを、「何故そう思うのか」って解析するのは、やや野暮な話かもしれませんが。
  そして猫喫茶へ行き、案の定涙と鼻水だらけになって溺れかけるヒトミ先生(笑)。ゴーグルの中に涙の海が発生してますよ……。マジこれ、死にかけ案件じゃないですか。猫を可愛がるのにそんなに命がけになるって、猫好きなだけに不幸なことですね……。
  体調や慣れも関係してくると言いますから、綺麗に管理された猫を一匹だけ室内で可愛がる分には、問題なさそうなんですけどねぇ?? でもヒトミ先生にペットの管理が出来るかどうかって、それも疑問だなぁ(笑)。
  間尻さんが猫に相当近い形状に変身しても、やはり「毛」に反応してしまうのでしょうかね?? このまま猫をモフれない人生なんて、ヒトミ先生が可哀想なんですが……。

  そんでもって、ナルキッソスのお話。具体的には違いますが、体に自分とそっくりの顔が生えてきて、その「顔」に恋してしまう男子生徒の苦悩、でした。
  周囲の目が気になるお年頃なのが、よく分かりますね。彼が苦悩している内容は、「人面瘡に恋してしまった」ことではなく、「ナルシストだと思われるんじゃないか」ということなのですから。
  人面瘡と思しきそっくりな顔が喋るというのも、彼の脳内が勝手に作り出している声なのか?? それとも、本当にその「顔」が喋っているのか?? ちょっと分からないように描いてありまして、これはもしや本当に本人の妄想なのでは……? と思わせる一幕も、ありました。
  こういうあいまいな表現が上手いっていうか、演出が計算されてるなぁと思います。はい。
  モヤッとさせておいて、そこでグッと引き付けてきますよね。ニクイわ。
  そんでもって、出てきちゃった「顔」がまた、可愛いんですよ。成貴くん本人に可愛い顔を見せるし、成貴くんが告白されたと聞いて拗ねてみせるし、名前で呼んでほしいとねだるし。名前を付けてあげたら、すごく嬉しそうに喜んでいて……。こんな可愛い女子と四六時中一緒にいたら、そりゃあ惚れちゃいますよね。
  脳内妄想にしても、まったく別人格だとしても、どちらにせよ成貴くんの意識で制御出来ている訳ではなさそうなので、別人格だと思っていいんじゃないですかね。
  で、結局、育った「顔」が顔だけでなく首までになって肩の上に生えてしまって、本当に喋るようになり、成貴くんは彼女(?)にカチューシャなんて着けてあげてオシャレしているのでした。周囲も美形のダブルアタックにドキドキするやらニヤニヤするやら(笑)、けっこう受け入れられているようで、これまた安心しました。
  なんか変なお話でしたが、これも一つの純愛の形ってことでいいんでしょうか??(笑)

  そして、またまた生徒会のお話。
  一年生にして生徒会会計を務めている根津くんは、桐生院さんの昔からのお知り合いだったのですね。着せ替えさせられたりいいようにいじられたりしておりますが、虐げられても根津くんは桐生院さんを姉のように慕っているのであります。美しき姉弟愛、っつーかなんつーか。
  ずいぶん気合の入った女装メイド姿なども見せていただきました(笑)。ドロワーズ……。驚くと尻尾がピーンってなっちゃう根津くんマジ可愛い(笑)。そしてまたこのメイド服、長袖で、スカートの丈がミニじゃないところも評価対象です!!(拳) そうです、メイド服とはこうあるべきなのです。肌を露出させないことが重要!!(拳)
  そんなことも分からない輩は森薫先生の「エマ」を全巻熟読してから出直すべき。
  ま、それは置いておいて。
  根津くんは小さなネズミ(マウス系?)なのに、そのお父様はハリネズミ系なんですね。かっこいいロマンスグレーっぽい運転手さん、嬉しいと髪がピン! と立っちゃって、それを直す為にすぐさま櫛を取り出しております。この体質だと、短髪じゃない限りは苦労しそうですね(笑)。
  お父様はずいぶん背が高いけど、根津くんはこういう体形にはならないんですかねぇ。このあとまた、変化があるのかな?? でもお父様の頭にはネズミの耳はないので、違う成長を遂げそうですね。むむむ。

  そしてついに! 樹さんのメイン回!!
  樹さんが赴任してきた時の話などがいろいろありましたが、結論から言うと本人の主張通り、「性別不明がボクの個性(キャラ)ってことっス」、ということのようであります。卵から生まれたとか、この世界は本当に多種多様だなぁ。すげぇな。
  話の途中で「他の人と違って生まれつきの躰系(たいけい)なんです」と説明がありますが、これは、大多数の方々は第二次性徴のように自分の個性が分かってくるのに対して、樹さんは生まれた時からこの体だった、ってことのようですね。とすると、生殖においても、彼(?)ひとりでこと足りちゃうのでしょうか?? 種かなんかを遺したりするのでしょうか??
  そういうところも含めて、まだまだ樹さんには謎が多いですね。
  学生時代のクラス名簿とかは、男子と女子、どちらに振り分けられていたんでしょうね。気になります。
  しかし、会ってすぐのヒトミ先生に向かって胸がとっても大きい発言するとか(本人は容姿を誉めたつもり)、言っちゃいけないことを「それは校長に口止めされています」って正直に明かしちゃうとか(たぶん本人は隠しているつもり)、いちいち笑わせにきてますねぇ(笑)。樹さんの、常識がちょっとズレてるエピソードが、だいたいヒトミ先生のセクハラになるこの不思議!!
  そして現在は、すっかり意図的にセクハラするようになってしまったこの悲しみ(笑)。
  いじられながらもヒトミ先生は、今日も健気に業務に励みますよ!! 笑って許せる範囲にしてくれよ!!


  あとはオマケ漫画でした。設楽さんとその彼氏のやり取りがいちいちエロいのは、恣意的なものなのでもうどうしようもないですね(笑)。鮭夫先生、自重してください!!
  鳶田さんは門司先生に対してちょっとだけ素直になれたので、よかったよかった、ってところでしょうか。この子は正統派ツンデレって感じで、見ていてどうしてもニヤニヤしちゃいますね。空を飛んでるところはかっこいいのになぁ。
  あとはヒトミ先生の弟さんの話も、ちょっとだけ。三美ちゃんも言っていましたが、あまり仲は良くないそうですね。何があったんやら気になりますが、単に性格が合わないだけかもしれません。反抗期が長く続いているのかもしれません。母親不在の家庭なので、緩衝材になってくれる存在がないのかもしれませんしね。
  弟は姉に向かって反抗して、妹は、大好きな姉をないがしろにする兄の態度が腹に据えかねている、ってところかもしれませんし。今はなんとも、分かりませんが。でも、いつか出てきてくれる筈だと信じて、のんびり待ちましょう。
  あのお父さんの息子さんですから、もしかすると熊の姿で出てくるかもしれませんけどね(笑)。

  そんな感じの、「ヒトミ先生の保健室」5巻の話題でした! 今回も、綺麗な絵と面白擬音と、作り込んだ画面の妙にたいへん楽しませていただきました!! 毎度毎度、ジーンとしちゃいますねぇ。
  新刊もまもなく発売とのことですので、これまた楽しみにしております! 鮭夫先生!


  ではでは~。

「ハルタ」35号、続き。

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  みなさまこんばんは! 借りている家に雨漏りが発生してたいへん狼狽している皿洗いです。家人が大家に交渉してみる、と言ってくれたので、お任せしようと思っております。雨漏りなんて……今までマンションだったからかなぁ、起きたことなかったよ。びっくりしている。
  ああいうのは平屋の日本家屋特有の現象かと思っておりましたが、鉄筋コンクリートでも起こり得るんですね。シオシオ(しょんぼり音)。

  さて本日は「ハルタ」35号の続きであります! 素早く語って次の号へいきたい所存!!

  続きからなので、「ハクメイとミコチ」、第35話。
  なんだか怖そうな装束を身にまとったハクメイ、ミコチ、そして……ん? 誰だこれ?? センではないよな。……と思ったら、話し方で分かりました。コンジュだ!(笑) 噂の歌姫がなんつー格好を。
  これはマキナタのお祭りなんだそうです。「暗森の声」に扮した大人が子供を脅かして回り、斧を見せ付けられたらお菓子を置いて去る、というもの。7年に一度のお祭りって、だいぶレアですね! ベルギーの猫祭りは3年に一度、オリンピックやサッカーワールドカップは4年に一度だというのに! 7年って!
  コンジュは「2度目の参加ですから」と言っておりますが、3回前までさかのぼると、彼女も脅かされる側だったんじゃないかな??(笑)
  ちょっとハロウィンっぽい感じがしますが、大人が脅かしてあげるっていう点が違いますね。でも、こんなのもうネタは割れてるし、子供たち怖がらないんじゃないかな……と思ったら案の定、脅かしに行ってもケロッとした顔で「衣装すごいね!」「きれい!」なーんて返されてしまっております。さすがミコチの仕事だ。……じゃなくてぇ!!(笑)
  しかし、見事に子供を泣かせた大人もおりますし、技量が必要ってことなんでしょうか。
  すべての大人が悪魔に扮する訳ではなさそうですし、こりゃあ、「暗森の声」の役の大人は責任重大だなぁ。
  どうも大昔の出来事にちなんで、木を大切にしようねっていう教えを与える為にやっている行事のようですね。森を拓かなければ街も造れないけれども、無暗な伐採はいけません、ってところですかね。自然と共に暮らすこの世界のひとびとらしい、素敵な考え方だと思います。
  あと、ミコチの大評判のアーモンドケーキ、わたしも食べてみたいです……。

  福田星良(ふくだ・せいら)先生のデビュー読切、「百年後のアポロ」。
  画家だった父が遺した絵の修復の為に、都会へやってきた青年。しかし絵から「アポロ」が抜け出して、あれこれ自分勝手な行動をするので、青年は大慌て!! 真っ青になったり真っ赤になったり、ずいぶん忙しそうであります(笑)。
  絵にばかり向かい合ってきた父とは家族らしい交流もなく、画材を触って怒られた経験から、息子よりも絵のほうが大事なのだろうとずっと彼は思ってきたのです。しかし周囲からは、この子は父親の絵が大好きなんだなと思われていて、それを指摘されると照れてしまって。青年、と書きましたが、なんだかまだ思春期の中にいるようにも思えます。
  やっと呟けた本音は、絵から出てきたアポロに向かって、100年でも200年でもお前が残っていてほしいと、ぽつりと。アポロも、自分がとても大事な絵だと分かっていながら、作者の思いを息子に伝える為にちょっと無茶をしてしまうのでした。
  一風変わった構図で描かれた親子の物語でしたが、「画」と管理者の友情なんてものも盛り込んであって、ファンタジックで素敵でした。あえて美男子の「アポロ」をひび割れだらけにする見せ場には、ドキッとさせられましたね。
  生きてるうちに画家が息子ともっと向き合えていればよかったんでしょうけど……生前の事情などは描かれていなかったのでよく分かりませんね。でも、亡き後も思いを伝えてくれる存在がいるって、幸せなことですよねぇ。
  不思議な話でしたが、面白かったです!

  「ルドルフ・ターキー」、第37話。
  前回が感謝祭の前夜祭、そして今回が感謝祭その当日でしたが、お祭り騒ぎとは程遠いものでした。ルドルフさんの父、ジョン・ターキー市長は入院しつつ監禁されており、ベッドに文字通り縛り付けられているのであります。これはひどい……。看護婦に紛れてお屋敷のメイドが入り込み、いろいろ情報をもたらしてくれたようですが、そのどれもがギル・ゴートを長年の右腕としてきた市長には信じられない話ばかりで。
  ギルは息子(ルドルフさん)を殺そうとした、それも、ルドルフさんが信頼していた秘書のエグマリヌを使って。エグマリヌがそもそもギル・ゴートの長年の「仕込み」だったと聞かされますが、ジョン市長はとても信じられないご様子ですね。
  こっちだって信じられませんよぉぉぉぉぉお!!(涙)
  あんなに強敵に思えたベンジャミン・ベアも、ギルの前では振り向かれさえしない扱い。視線をやることもなくすれ違う廊下のシーンは、ギル・ゴートの冷徹さを強烈に描き出していてヒェェェと思いました。怖いわ、この副市長……。
  もうここまで来たら、市長選挙とかそういうの関係ないよね……。
  ジェニーさんもちらっと出てきましたが、この方、何処まで勘付いているのやらいないのやら。思いがけずベンジャミンと接触したので、ここで共同戦線とか張りませんかねぇ?? どうですかねぇ??
  さて。
  モモコに連れられて街から逃げたルドルフさんは、いったい何処にいるのやら。副市長に嗅ぎ付けられたら、もう逃げられませんよ!

  「ストラヴァガンツァ」、第2章第12話。
  ついに、戦争に入ってしまった大地。ビビアン女王も近衛兵を連れて参戦し、民はポックルに受け入れてもらえるよう手を回しておいたのでした。
  この局面にきて、ビビアン女王はついに近衛と側仕えの女性たちに素顔をさらしました。これはやはり、最大級の信頼を寄せていることの証拠なのでしょうか。旅先で何人かには正体がばれておりますが、国内では2,3人しか知る者のいなかったビビアン女王の素顔。それがついにさらされたと思うと、ちょっとドキドキしてしまいますね。
  側仕えの女性たちも馬に乗れる服に着替え、剣を帯びて軍隊の隊列に加わったのでした。
  でも、参加したと言っても、全部でたった13人。果たして戦力になるのかどうか。連合軍を取りまとめている、“ルガル”のジャルウ族長はなにやら考えありげですが、単純な破壊力で言えばビビアンたちはやや心許ない存在ですよね。相手はオルグやリザードマンですから。
  で、すごく今更なのですが、敵の首領の「ハク様」っていうのは、これはオルグなんでしょうかね?? オルグはみんなでっかい角を持って色黒の肌をしておりますが、「ハク様」は真っ白な肌とつるんとした頭部で、とてもオルグには見えません。ゴルモアが真っ白の肌を捨てて黒く染まったのと、ちょうど反対に見えますね。これはどうしてなのでしょう……。
  さて、いよいよ川沿いで対峙した両軍。巨人セポイヤの女性がずらっと並んで壁を作っているさまは、壮観の一言であります!! そろって足踏みをして敵を脅すなど、統率のとれた行動も素晴らしいですね。戦いに縁のない種族とは到底思えません。
  そして先陣を切ったオラヴィエの攻撃がすごかった!! あの巨大肉たたき器みたいな武器(ナックル?)で、まず右の一閃!! そのままの勢いで回転して、左の裏! それから右の打ち下ろし!! あっという間にオルグがミンチ肉ですよ……。すっげぇぇなああぁぁぁ……。
  これでお姫様なんですから、ほんと、セポイヤはどうなってるんだ。
  それを見てますます喜んじゃうハク様には狂気しか感じません。あー、さっさと帰ってくれたらいいのにー。

  「織子とナッツン」、第18話。
  今回はサークル合宿であります! お部屋で扇子投げ(投扇興というそうです)したり、まくら投げをして勝ったほうが「ア~レ~(帯引っ張って女の人をぐるぐる回して着物を脱がすやつ)をやる!」と紅白戦を開始したりと、なかなか楽しそうですね。
  まくら投げ紅白戦、織子と、いつの間にか入部していた御門くんとで、イケメン対決!!(本当は恋のバトル)
  その隙間に岬さんのセクシーシーンがあったり(最後はモロ出しだったし)、岬さんと二ノ宮先輩のいちゃいちゃがあったりと、なかなか読み応えのある回でした(笑)。
  合宿っていいよね!

  そして中河星良(なかがわ・せいら)先生のデビュー読切、「よみ草子」。あれ? さっきも新人さんが「星良」って名前じゃなかった?? まさかの下の名前かぶりか!!!! びっくりした!!
  こちらは平安時代、あるお屋敷に舎人として入ることになった童の物語であります。鬼と踊る、などと怪しい噂のある姫君が住んでいるお屋敷で入れられることになった童、小丸。彼は鬼が出て破壊された村の生き残りで、身寄りがないのであります。
  小丸をお屋敷まで連れて行った殿方がこのお屋敷とどういうつながりがあるかは分かりませんが、殿上人だとおっしゃっていたので、けっこう位の高い貴族の筈ですね。そんな人が童ひとり運ぶのに駆り出されるってことは、小丸の処遇については、もしかすると政治的な判断がなされているのかもしれません。つまり、鬼の出た村の生き残りだから、穢れを負っている筈で、鬼が出ると噂されるあのお屋敷なら穢れを運んでも問題あるまい、ってところでしょうか。
  実際、小丸にはちょっと変わったところがあって、都を水の底のようだと例えたり、姫君が吹く「聞こえる筈のない」笛の音が聞こえたと言ったり。穢れ云々はともかくとして、何かしら見聞きする能力があるようですね。
  その小丸を「お清め」と称して海水(何故かお屋敷の池の水が、海水なのです)に浸けたり、式神を操ったりするなど、姫君もただの人間ではないようです……。
  これ、読切として描かれてますが、明らかに続きがありますよね(笑)。このあとどうなるのか、読んでみたい気持ちはあります。
  絵も綺麗で話もちょっとホラータッチでいいのですが、画面がちょっと見づらいかな……。
  今回の新人さんはお二方とも、妙に古い印象を覚える絵柄で、なんか不思議な気がしました。

  「今日のちょ~か」。ウナギ旨いよねウナギ!! 自分で川で釣れるものだとは知りませんでしたが。

  「ゲス、騎乗前」、第13話。
  頭ン中お花畑系女子・玉野ちゃんの紹介で、こんど重賞に出ることになっている馬・ミタマグレートの調教を任されることになった牧くん。そうじゃねーって、調教じゃなくてレースに出たいんだって! と、心ひそかにガッカリしますが、出会った馬があまりにも強そうだったため、「ぜひとも乗りたい」と思ってしまったのでした。
  で、騎乗予定の騎手を、次々に「はじいて」いく作戦に出ました!!
  最初は人気の騎手だったので、エージェント(マネージャーみたいな代理人)をうまく騙して予定を変えさせ、次は期待の若手騎手だったので、女装させてその写真をRIHOさんに送ってRIHOさんを釣るという作戦で……。うーむ、この、牧くんの目的に賭ける情熱と人脈と行動力は毎度すごいものがありますね。いろいろつながりも増えて、それを駆使している感じ、嫌いじゃないです。最初の頃はお菓子とか果物とか配ってたのにね(笑)。
  2人はじいたところで、次なるターゲットは!?
  まだまだ諦めない牧くん!! がんばれ!!

  「ザ・タウン」は最終回でした。街の異常、特殊な能力を持った人間が次々に生まれていることに対して、街の行政は何をしているのか?? というと……なんと、街ぐるみで隠蔽しているのです!! 前回の最後、遺体も痕跡もすべて黒い服の男たちが消し去ったとあったので、何らかの組織が動いているんだろうなと思っておりましたが、まさか街ごととは。
  というか、あの排水溝。あれが現れた時すでに、この街は囚われていたんですね。お地蔵様が動き出したのも、その影響だったのかもしれません。
  隠蔽と実験と、秘密を洩らそうとする者に対する制裁。そういうことを、市が行っているのですよ。クレイジーだな。
  秘密の全容が明らかにならず、ある種の絶望を伴って物語の最後とする構図は、ちょっとスティーヴン・キングの小説っぽいな~と思いました。演出等々は最後までジョジョっぽかったけれども(笑)。不気味が不気味のまま終わるって、怖いですね……。
  あれだけの死闘も、すべて街の中だけで終始していたってのが、なんだか切ない気もいたします。はふぅ。


  そんなこんなでハルタ35号でした! 続いて36号の感想を、早急に書きたいと思います!!

  ではではー。

モーニング39号

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  みなさまこんばんは! 明日から合宿だというのに何も準備していない皿洗いです! どうせ一泊だからと思って完全に油断しております。なう。
  ちなみに旅行の荷物は極力減らしたい派であります。そしてあさっての日曜日は台風が来るという情報が出ていて今から不安です……。

  一日遅れて、モーニング39号の話題であります! 表紙と巻頭カラーは「疾風の勇人」であります!
  「疾風の勇人」、第28話。
  日本へ帰ってきた勇人さんを待っていたのは、怒り心頭のGHQの幹部勢。向こうでドッジ公使と税制に関する話し合いをしたことがもうバレていて、「視察だって言っただろうが!」ということで怒ってらっしゃるようなのであります。帰国してすぐ選挙の準備の為に京都へ移動した勇人さんを、東京へ戻れと呼び出して、そして、会わない!!
  嫌なやり方するなぁぁ。っていうか、GHQがこういう態度でのうのうとしてられるってぐらい、こっちの立場が弱いんですね……。当たり前ですが、こんなことが起きていても、GHQに対する批判なんか出ません。占領国ですからね。宮澤さんの台詞がずしんと響きます。
  しかしいざ会ってみれば、勇人さんは怯まず臆さず堂々とした姿勢でありました。えー、あっちで偉いさんと会ってきたんですけど!? え、知らないの?? そっか、ここまでは情報きてないんだね!(意訳) って感じのことを言って、逆に幹部をビビらせるぐらいでして。勇人さんカッコいいぜー。
  でもそれじゃ示しがつかないでしょうから、せっかく話し合ってきたドッジライン緩和の税制策は取り下げる、というかマッカーサーさんに提案として提出してお願いしますって言うだけにとどめ置いたのでした。これで体面上は、GHQが圧力をかけたことになりますもんね。
  というか、漫画では勇人さんのほうが優位でしたが、実際には双方話し合って妥協点を決めたのではないでしょうか??(笑)
  GHQもアメリカ本国の「出先機関」のひとつにすぎない、っていう視点は、やっぱずっと占領下にいたらなかなか思い付きませんよねぇ。アメリカ言った甲斐があるというものです。

  「コウノドリ」、第163話。
  倉崎先生は実家を出て赤ちゃんと一緒の生活を始め、早くもあれこれと困った事態が起きているようであります。検診に行っている間に起きた担当妊婦さんの急変も出産も知らされず、文句を言えば「大変だろ」と気遣われて、不満げなご様子。お子さんがいるからって特別扱いされて、それをありがたいと思う働くお母さんもいらっしゃるんでしょうけど、倉崎先生は周囲の負担を考える面のほうが大きいようですね。このへんは性格によりますかね。
  でも、こういう性格だからこそ、一人でも娘を育てようって気を張っちゃっているのかもしれませんねぇ。
  がんばりスギないうちにと思ったのか、鴻鳥先生も、「他人(ヒト)に迷惑かけたっていいじゃないか」とアドバイスをします。「自分とユリカちゃんのために誰かに甘えてもいいんじゃないかなぁ」って。子供はみんなで育てる、っていうのは、具体的にはこういう大変なお母さんのお仕事のサポートをみんなでしてあげるってことなんでしょうね。「一人じゃ子供は育てられない」という言葉の真意は、そこにあるんだと思います。
  違う産科医がそれぞれの場所で同じアドバイスをくれるってことは、これはもう、普遍性の高い事実なんだってことですね。一人じゃ子供は育てられない。働くお母さん、無理しないでくださいね!

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第86話。
  則川さんとのトレードが成立した河内選手はついに東京ドームへやってきました!! セ・リーグ初打席でいきなり打って、それがホームラン!! なかなかの実力者ですねぇ。
  こういう「打てる力」を持て余して、監督の意向ってだけで試合に出さないでいるのは、たいへんもったいないことだと思います。河内選手と北海道チームの監督との確執がどんなものだったかは分かりませんが、個人の感情だけでチームの勝利を逃がすのは、司令官としてあまりよろしくない事態ですよね。
  ともあれ、この日も先発は夏之介。しかも河内選手が出たのは5回裏の夏之介の代打で、ホームランで逆転で、つまり土壇場で夏之助の「勝ち投手」の権利が復活したってことなのです!! そのまま試合は勝って、夏之介は7戦7勝。す……すごい。素直にすごい成績ですよ、これは。
  防御率は6.43だというのに!!!!
  そりゃあチームメイトも実況も解説も、「神ってる」と口走りますよね。そのあともラッキーが続いて、9戦9勝となり、本人は「恐怖の強運の日々!」とおののいております。でもこれは確かに怖いよね……(汗)。
  氷の上を歩くような感覚。果たしていつまでこれが続くのでしょうか??

  「鬼灯の冷徹」、第197話。
  甜瓜ちゃん(唐瓜のお姉ちゃん)に母親が渡したものは、「結婚のお守り」なる代物(汗)。このお母さん、いい年して独身の娘を、本当に積極的に片付けたいようですね。
  どうでもいいんですがこのお母さんのエプロンが袈裟に見えます。なんだこの格子柄。
  お守りというのが「ヘラのブラスレット」なーんて名前のアクセサリーだったので、閻魔庁の社員食堂にて、唐瓜・甜瓜・茄子、そして鬼灯くんとでヘラ談義。ヘラはギリシャ神話の女神さまで、結婚の神なんだそうですが、旦那が神話一の浮気者・ゼウス様なので、あんまりあやかりたいと思えない……みたいな話を(笑)。
  ヘラと結婚する際にゼウスが、オレンジの花(色は白)を贈ったので、西洋の結婚式では花嫁のヴェールにオレンジの花が付けられることがあるそうです。確か黄金のリンゴも贈ったよね、ゼウス様。彼なりに奥方を大事にしている筈なのですが、神話では次々に美人な人間の娘に惚れるというひっどい性(さが)をお持ちでして。
  まぁ、ゼウスが子供を産ませたって話は、大抵は英雄に箔付けする為の「後付け」なんだそうですけど、物語として神話を見てみると「浮気しまくりのひっどい旦那」ってことになるのですよね。
  イザナミさんはイザナギさんがそんなことになる前にお亡くなりになっているので、ある意味幸せかもしれません。
  ところで日本の「大国主命(おおくにぬしのみこと)」もたいへんな浮気者だそうでして、その大国主を祀っているのが、かの有名な出雲大社。出雲大社も「縁結び」の神社ですが、あやかる相手がこれまた……浮気者の男で……。
  なんでだ(笑)。
  確かに次々に「えにし」を結んではいますけどね! ご自身がね!!(※ 縁を結ぶ=ヤった、の意)
  まぁこれは神様の宿命というか、神として生まれたからにはあちこちに子孫を残すべきという考えもあったかもしれません。神の子孫の名が欲しい人間があれこれでっち上げた部分もありますでしょうし。浮気した、という面よりも、神としての格のすごさとか、そういう面を見るべきなんでしょうね。
  甜瓜ちゃんにはいい出会いがありますようにと、願っておきます。はい。

  「カバチ」。結婚したらしたで、こういうトラブルもありますよって感じの現在の話題(苦笑)。不妊治療があまりにつらくて、宝田さんの奥さんは路面電車内で泣き出してしまい、家へ帰ってからも人形を相手にブツブツと呟いては泣いております。追い詰められている様子に、旦那さんも血相を変えてらっしゃいますね。
  しかしこうして不妊治療の人の日々を追うと、それがどれだけ負担になるのかってことがよく分かりますね。同僚の妊娠の話題で泣き出すのも、まったく無理のない話な訳で。
  だというのに旦那さんのお母さん、不妊治療の話を聞いたら即座に、「そんなら和歌子さんとは離婚せにゃいけんが!」って言いましたよ……。本当に言いましたよこの人……。何故なんだ。跡取りってったって、そんなに大事な継がせたいものがあるのか?? 発想が凝り固まっていて、もはや不気味なレベルであります。怖いわー。

  「ギャングース」、第147話。
  詐欺に使う「トバシ」と呼ばれる架空名義の携帯電話が、急に使えなくなった!! というトラブルが発生。原因はその供給源の会社が引っ張られたから、だそうです。まぁ、悪いことを幇助している組織ってことですから、警察としてもマークしていたんでしょうね。
  で、ゲーテさんが即座に思い付いたシナリオは、残った大手供給源のグループを警察に密告して、新しいトバシ携帯を自分たちで流して、シェアをいただいちゃおう!! ってことなのでした。しかもそこで使う携帯電話に、盗聴器を仕込もうってんですから、この人本当に根っから「悪い人」ですね(笑)。
  そこまでやったら六龍天の金庫部屋もつきとめられるかもしれない!? ということで、狙うなら六龍天のメッセン(運び屋)、なので以前も出てきた古谷という男に照準が絞られました。知らない間に盗聴されるわ、今度は詐欺の標的にされるわ、なかなか食い付き甲斐のある男性ですねぇ。
  アゲハさんがキャバ嬢に扮して(実際にスタッフになって)古谷さんに接触を試みるあたりが今回のハイライトでした!! アゲハさんもなんでもやるなぁ。すごい人だ。でも草葉の陰で加藤さんは怒ってると思うんだ(笑)。
  詐欺に嵌める為だけに、架空の会社のホームページを作るとか、本当に手が込んでますね。トバシ携帯で盗聴なんて話も、カズキの技術がなけりゃ出来ない話ですし……。色んな道の凄腕がわんさかいるってことを再認識させられます。こんな布陣で来られたんじゃ、そりゃあ警察も歯が立ちませんよね。
  さて、事は上手く運ぶんでしょうか??

  「アイアンバディ」、第4話。
  西村真琴氏の「テスト」の為に連れてこられたのは、ロボコンの会場!! しかもただのロボコンではなく、二足歩行ロボット同士が戦う「ロボット・ファイト・クラブ」だそうです。そこで出場ロボットのメンテナンスをやれ、と命じられた西村。手早い仕事を見せ付けますが、テストは続きます!
  こういうロボットバカをこんな面白そうな会場に連れてくるって、もうそれだけでご褒美って気もしますけどねぇ(笑)。でも、西村の「腕」を確かめるには、これが手っ取り早い方法でしょうか。他人のロボットをメンテナンスするだけでも本人かなり楽しめるんじゃないかと思います。はい。
  言い付けられたのは、明日出場予定の、ものっすごく大量のロボットのメンテナンス! 絵を見て、ちょっと昔ばなしっぽいなと思ってしまいました(笑)。報酬に向かってがんばる主人公に出される、一見無茶な課題ってところで。主人公はどれぐらいやれるんでしょうね?

  「きのう何食べた?」は、今回はさつまいもごはん! 甘そうだなぁ、美味しそう!! うちでもやってみたいなぁ。シロさんが一緒に作ってたナスの素揚げもやってみたいな!! 大根おろしとショウガとポン酢しょうゆだなんて、どう考えてもご馳走じゃないですか~! 揚げ物やったことないけどこれぐらいなら何とかなりそう。
  そして弁護士事務所に新人さん登場であります。うっかり系のお姉さん(とは言っても二児の母)だけど、意外とデキる人のようで、細かい気配りも出来て、なかなか有能のご様子。前回やってきたあのお嬢さんよりずっとマシですね。縁故採用だけど安心した!(大先生のイトコの娘さん)(あっ、ってことは若先生のハトコさんか)
  でもシロさんがゲイだってすぐ気付くとか、この人只者じゃないよ……。なんなんだよ……(恐怖)。

  「マリー・アントワネット」、第2話。
  今回も全ページ、はぁぁぁぁぁぁって溜息ついちゃうようなすっごい描き込みですよ~~~、はぁぁぁぁぁ……。すっごい……。
  お輿入れしたマリー・アントワネット妃殿下の為に、ヴェルサイユでは連日お祭り騒ぎの祝宴であります。しかし、夜は当然ながら、殿下とお2人でベッドに入ります。いちおう夫婦ですからね。会ってすぐだというのに同じ布団で寝かされるなんて、王侯貴族は大変だなぁ……。
  そして妃殿下のお着替えは毎度毎度公開されて、しかも服ごとに着付ける人がいちいち前に呼ばれて進み出てマリーに着せていくというヘンテコな進行。貴族は一日に何度も着替えるとは聞いたことがありますが、妃殿下ともなるとそれがすべて他人の手で、しかも「他人」って言ってもメイドなどではなくそれなりの身分ある方の奥方とかにやってもらうようですね。
  誰かが訪ねてくるたびにこれでは、時間もかかるし手間もかかるし、すぐに一日が終わってしまいますよね。
  ホント、王侯貴族って大変そう……。まぁ庶民にこの生活は無理ですね。無理!!
  で、「ベルサイユのばら」で有名なデュ・バリー夫人が出てきましたよ! こちらでは意地を張って会話をしない、なんてこともなく、ごく自然に口をきいてますね。でも国王の愛人だということは、やはり変わりなく。そもそも「夫人」って呼ばれてますけど、形式上の夫はいるんでしょうか?? いたとしたらその人がいちばん不幸だと思うのですが……でもこの当時ならそうでもないのかな……?
  あとで調べてみようと思います。

  「レべレーション」、第11話。
  こちらもフランスの話ですね。とは言ってもだいぶ時代をさかのぼっているので、同じ国とは思えないほど隔たりがありますが。
  さて、宴会中の大広間に入ったジャンヌは、どの人が王太子なのか分からず困っておりましたが……目をやるとそっと避ける長身の人物に気付いて、サッと歩み寄りました。なるほど、ジャンヌの視線を避けるのが王太子に違いないと、それはまったく妥当な推理ですね。っていうかシャルル、行動が不自然スギ(笑)。
  ジャンヌの言うことがあれこれ当たっていて、「神の声」なんて信じていなかったシャルルもさすがに動揺します。ヨランドはジャンヌの有用性を重く見ているようですが、同時にシャルルがジャンヌの言葉で浮かれてしまうことを恐れて、次なる指示を出してきました。本当にこのお姑さん、優秀だなぁ……。女が陰で国を動かすって、まさにこういうことを言うんでしょうね。
  テキパキと物事が進むようになって、何よりですわ。ジャンヌもどんどんオルレアンに近付いてきますね!

  「サンダーボルトファンタジー」、第5話。
  敵の女性の、「いいわ、遺影はもっと二枚目にしてあげる!」って台詞、いいですねぇぇ……。相手の要望を取り入れつつ、なにがなんでもお前は殺す、と宣言している。センスを感じます。しかし遺影なんてあるのかね、この世界(笑)。
  あとは「死ぬべくして死ね!」も好きです。台詞にいちいちビンビン来るわぁー。

  「夜食研究所」。中性脂肪とか血糖値とか……アラフォー漫画家には怖い単語がたくさん並んでいますね!!(汗) 確か村田先生はいま40手前ですから、若い頃の調子で食べちゃったツケが来ちゃう年代ですね!! 肥満とか……禿げとか……気になりだすお年頃。
  夜食なんて食べてる場合じゃないと思うのですが(笑)。あと、甘酒をカスタムするのに、糖分を取り入れるのは絶対に(健康上)間違っていると思います!! 子供のおやつじゃないんだからね!!

  モーニングゼロ佳作受賞作、丸伊四角先生の(なんだその名前)「EMOTE」登場であります。感情を搭載したAIロボットと、右手が義手の老人が組み、横暴な警察ロボットに対抗するお話。
  未来の警察って、こんなひどいことになるんですかねぇ?? 裁判を待たずに実刑を執行するとか、ヤバい予感満載ですけどね!! このロボットの運用は批判されますでしょう。あと、義手がダメっていう理屈もよく分かりません。でも、未来を見渡せば、そういう理不尽も一時的にまかり通る可能性がある訳であります。
  何かしら革新的な技術が膾炙して、その用い方については過渡期なのかもしれませんね。この物語の中では。
  詳しい説明は一切省いて、「警官から逃げる」ということだけにストーリーを絞ってあるので、いろいろ想像する余地がありたいへん楽しいです。シンプルゆえに物語の緊迫感がよく伝わってきまして、追われて逃げる主人公のご老人のしたたかさとか、EMOTEというロボットの狼狽っぷりなどが味わえて、よかったです。
  感情搭載ロボットのほうが人間臭くってねぇ(笑)。
  絵もすごくきれいですし、音声データを映像に変換した時の3D描写が特に分かりやすくてよかったですね! 画像がちょっと乱れているところがリアルで。巧く出来てるなぁ、と感心いたしました。
  これで新人さんだっていうんですから、驚きですわ。何処かで漫画描いてらした方なのかな??


  今週こんな感じで。ではではー。

屋宜知宏先生、新連載!

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  みなさまこんばんは! 雨が続いて陰鬱な気分に落ち込んでいる皿洗いです。何故こうまで陰鬱なのかと言いますと、家に雨漏りが発生し、しかもその実態が想定を超えてひどいものだったことが昨夜発覚したからなのであります。ひどい……マジこれひどい。大家さん早く連絡ください……こっちからせっつこうかな……。
  あとは単に低気圧で起き上がれなかったっていうお話。雨ふりはダメだぁ。やる気起きない!!

  さて、そんなダメっ子火曜日ですが、一日遅れて週刊少年ジャンプの話題です。ジャンプ39号! ミク号! 表紙と巻頭カラーは屋宜知宏先生の新連載、「レッドスプライト」であります。
  この方は前に何を描いてらしたっけ? と思ったらば、そうそう、アイアンナイト……でしたっけ、アイアンマンじゃないよねさすがに。魔物化してしまった主人公が戦う話でしたね。個人的にはけっこう好きだったのですが、あっという間に終わってしまいました。ダークすぎたのかなぁ……。
  今回は電気を操る主人公が、同じ「電極」を植え込まされた「雷髄人間」を解放すべく立ち上がる、というお話であります。ものすごく簡単に言うと。冒頭、孤児院が出てきたので、おいおい2つ前の新連載とかぶってんじゃん! と焦りましたが、孤児院描写は初回の前半で終わったのでセーフだと思います。
  死にかけながらも主人公を救ったデュラン先生、かっこよかったです。察するに、主人公の父親に恩があるのでしょうかね。けれどもその父も、今は何処でどうしているのやら。
  6年後に堂々と復讐を果たしに来た主人公のタツは、先生の仇を討つだけでなく、すべての雷髄人間を解き放つつもりなのでしょうかね?? そうするとかなり大掛かりな戦いになりそうですねぇ。国家を相手にする訳ですから。
  でも、人間の人間性を奪ってまで電力にする現在の制度が明るみに出た時には、さすがに国民に受け入れられないんじゃないですかね。この国の制度がどうなっているのか、市民の世論が何処まで政局を動かすのか分かりませんが、「便利」と「倫理」が対立した時には、さすがに倫理が勝ると信じたいものであります。
  だってこんな非道を見逃していたら、明日は我が身ってことになりかねませんもんね。
  飛行船を飛ばしたはいいけれども、まずは何処へ行くのでしょうか?? 戦勝パレード潰しにいくの?? わくわくしますね。

  「ONE PIECE」、第837話。
  たちまちルフィと、クラッカーとかいう大柄の男との対決になりました。けっこう強い相手のようで、しかも武装色の覇気を使っているのでルフィの攻撃も当たりにくいようであります。相手が強敵とみてナミは逃げようと提案しかけますが、それより早くルフィたちは戦いながら森の奥まで行っちゃいましたね。
  差し当たって、鏡の能力を使う魔女・ブリュレの脅威からは、ビッグ・マムの元夫・パウンドがナミを救ってくれました。彼の存在とビッグ・マムのビブルカードだけで、果たして何処まで抵抗出来ますかね。ブリュレに捕まった2人も心配ですしね……。
  ってか、キッドもアプーもここで敗退したって、マジなのか。そうそうやられない筈の強敵ですけどねぇ。ウルージもこのクラッカーという男に負けたってブリュレは言ってますが、たぶん何処かで生きてるんだろうな……。簡単にやられるような玉じゃないですよ。
  ローラの姉さんと結婚したベッジだけはまぁまぁ賢いと言えますが、どちらにせよ「海賊王」を目指す旅はここで終了ってことですよね。ビッグ・マムの手下になっちゃったんだから。

  「ヒーローアカデミア」、第104話。
  新キャラ続々登場で、新しい「個性」も次々に出てきて楽しいですねー! いろいろな攻防の中で、ボールの数も次々に減られされておりますが、これはボールが足りなくて失格っていうオチもありなのか??(汗) 他の生徒のボールを奪ったりもらったりってことは、どうやら出来るようなので、それでどうにか切り抜けられるんでしょうかね。
  で、さっそく一つターゲットを落とされてしまった出久くん。それなりにピンチですが、でもみんな無傷で通過出来る訳はないわなぁ、となんとなく納得してしまうのでした(笑)。

  センターカラーで「ハイキュー!!」、第219話。
  鷲匠先生は翔陽を餓えさせたくて、あえてコートの外に置いたんでしょうか?? 高さに対する圧倒的な、餓え。それが体格の代わりに与えられたもの。……これは鷲匠先生の、心底からの本音なんでしょうね。身長が似通っているだけに、翔陽のことは分かっちゃうんでしょうか。
  それはそれとして、ぎこちなく翔陽に話しかける金田一めっちゃ可愛かったです(笑)。なんだかんだで影山のことを気にしているのは、罪悪感からでしょうか? それとも影山に対する友情が少しはあったのかな?? 影山はまったく意識してなさそうですけどね(笑)。その金田一をいなして、必要以上に悪ぶってみせる国見ちゃんも可愛いですね。要約すると青葉城西みんなかわいいです(直球)。
  中学時代のあれこれがなければ、影山もこのチームにいたのかもしれないなぁ、と思うとなんだか不思議な気分ですね。
  そしてちらっとだけ写った、翔陽と黄金川の交流!! メールアドレスの交換とかしてるんでしょうか?? 翔陽はまだガラケーだからラインは出来ませんよね!! あーかわいいかわいい!! 翔陽ホント可愛い!! 遠慮なく話しかけてきたっぽい黄金川も可愛い!! 君らすぐ練習試合で激突だぜよ!!
  影山のエナメルバッグ、よく見ると烏骨鶏って書いてあるんですね!!(笑) ルコックのもじりかと思っておりましたが、よく見るとそれ以上の何かでした(笑)。古舘先生のこのセンスうらやましい……!!

  「ブラック・クローバー」、第75話。
  ヒーローアカデミアでも思いますが、こちらでもやはり思います。こんなに多種多様の魔法と魔術師を、よくこんなにバリエーション豊かに生み出せるなぁー! 発想力が段違いで、びっくりしますね。ドキドキしますね。
  キテンの街の防衛騎士団がホウキに乗っているのを見て、あ、そういえばホウキっていうのもあったなと急に思い出しました(笑)。主人公のアスタが一切そういうものを乗りこなせませんからねぇ!! ノエルも乗れないし、今まで暴牛で出てきたのは、最初の任務の時の先輩のホウキだけですから……。
  ホウキに乗るぐらいは出来たほうがいいと思うんですよ。アスタは無理でも、ノエルは出来るでしょ、きっと。
  まぁそれはさておき。
  ユノは安定して実力がありますねぇ。アスタも相当死線を潜り抜けてきてるとは思いますが、ユノの経験値もなかなか高そうであります!! 魔法騎士団としても格が高くて信頼されてるってことは、与えられる任務も依頼も相当多いんでしょうしね。そんな中で実力を認められて精鋭と呼ばれているって、すごいことですよー。さすがユノだ。
  っていうかシルフがデレまくっててビックリしました。こんな性格だったんだー。へー。
  で、結局暴牛もここに参加するんですか(笑)。アスタはまだ両腕を折ってるんですが……。チャーミー先輩がついてれば安心とか、そういう次元じゃないよね!!?? 大丈夫なのか、本当に。ちょっとは休もうよぉぉぉ。

  新連載第2回。もっと女の子が可愛ければよかったなぁ!!(ド直球) でも、主人公がきちんと幼馴染みに告白出来たので、ひとまずは良しってところでしょうか。
  ってかやっぱり、幼馴染みちゃんがいちばん可愛いなぁ。
  ……最近読んだラノベでも幼馴染みヒロイン超応援しましたし、この、幼馴染み補正がかかりまくる自分の脳をちょっとどうにかしたい気持ちはあります……。ドラクエ5ではビアンカしか選びません……。

  「ワールドトリガー」、第155話。
  王子隊の残る2人にそれぞれ捕捉されちゃった千佳ちゃんと、生駒隊のスナイパー・隠岐さん。詰め寄られるとスナイパーはお仕事出来ませんので、危険を承知でこうして距離を寄せるってのは有効な作戦ですよね。でも千佳ちゃんを見守る側としてはとても心臓に悪いのです!!!!
  でも修くんが追い付いたのでもう大丈夫ーーーーー!! ってか、その直前の千佳ちゃん、策士でしたなぁ。逃げてるように見せかけて、ワイヤー地帯へ誘い込んだ……と見せかけて、修くんと合流! って(笑)。これも千佳ちゃんならではの作戦ですねぇ。素敵だわ。
  そのあとの、レッドバレット・ハウンドで樫尾くんに当てた手腕もすごいですね。だってレッドバレットって弾速めっちゃ遅くなるっていう話でしたのに、全力で逃げてる筈の樫尾くんが逃げ切れないって……すごいよね……。彼の敗因はグラスホッパーを持っていなかったところだな。
  修くん、オイシイところいただきましたね~。かっこいいぜ隊長!!
  生駒隊の合流地点にワイヤーを張ってきたという修くん。これが上手く作用すれば、このあと遊真の3対1が俄然有利になる筈ですが、さてさて?? でも、王子先輩に追いつかれた修の行方も心配ですよ??

  「火ノ丸相撲」、第110話。
  草介と天王寺の対決がまるで怪獣大決戦みたいだー(笑)、とか思っていたら、立ち合いの直前の瞬間、2人の周囲からスッと音が消える演出でゾクッときました。力士はこうして集中しているんでしょうかね。互い以外、何も見えないぐらいに……。これは確かに、実現してほしくなかった対決ですねぇ。
  その天王寺にどうやって勝つつもりだ? と問われ、潮は何か策ありげですが……どうなるんでしょうか。考える、と言っても、ただうんうん唸っているだけでは何も生みだせないことは、駿海さんのところの稽古で身に染みてますよね。でも潮の機転に期待したいです!!
  潮、いい顔してるなぁ~。

  「約束のネバーランド」、第4話。
  なるほど、物置に置かれた古いテーブルクロスをロープにするのかー。カーテンで窓から脱出するような発想ですかね。そして11歳組の最後のひとり、レイにもついに事情を明かしました。ノーマンの信頼度から、彼もすんなり信じてくれたようですが……ノーマンがエマを傷付けたくなくて言わなかったことを、彼はずばずば言ってきますね。
  要約すると、外に逃げたからって身の安全が保障される訳ではない、ってこと。取引先が鬼で、ここが畜産場だとしたら、彼らが「外」で受けるのはせいぜい脱走した家畜程度の扱いかもしれない、ってことですよ。それは確かにそうですね……。残酷な現実ですが。
  しかしこんなにあからさまに内緒話していたら、さすがに気付かれそうであります。今回のママ、ずっと受信機見てますし、3人の共謀がばれるのは時間の問題かもしれませんね。
  ……どうでもいいんですがその受信機が、ドラゴンレーダーに見えて仕方ありません(笑)。
  電化製品なんかまるでなさそうな孤児院ですが、ママの持ってる端末は充電とか必要ですよね。ってことは、少なくともその為の電気は通っている筈ですが。電池で隠し持っているんですかね?? それとも太陽発電?? ドラゴンレーダーひとつで広がる深読みの世界!!

  「ソーマ」、第180話。
  久我先輩キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! めっちゃオイシイ登場ですね!! 久我先輩!! お元気そうで何よりです!! めっちゃかっこいいッス久我先輩!!
  いやー、待ちわびていた人物の再登場に、大歓喜ですよ。そうそう、中華も香辛料の世界ですもんね。中国四千年の歴史が火を噴くぜ!! 文字通りな!!(笑)
  堂島先輩の再登場より嬉しいよ……久我先輩……。うううまた会えて嬉しい……。

  「鬼滅の刃」、第27話。
  どうも善逸が来てからギャグテイストが止まらない(笑)、と思っておりましたが、イノシシ面の少年・嘴平伊之助の存在も相当ギャグっぽいです。伊之助は鬼滅隊選別のことも鬼の存在についても、道で行き合って力比べをした鬼滅隊の隊員に聞いたとのこと(刀もそこで奪ったようですね)。素手の素人に負けるとは情けない鬼滅隊もいたものですが、伊之助がちょっと特殊なので仕方ありませんね。
  ってか、何があってこういう生活に身を投じたのか。鬼滅隊に入りたくて戦闘を繰り返してきた訳でもないってことは、過去に何があったんでしょうね??
  生き物の死骸を埋めて何の意味がある、とか、人間の発する台詞じゃないよ……。なんたるケダモノっぷり。
  そんな伊之助でも、困った弟を構うように接する炭治郎、マジお兄ちゃん。はぁ。癒されるわぁぁぁぁぁ。
  禰豆子ちゃん、出てくるの久しぶりですね! 鼓の鬼の屋敷では、ずっと外に置き去りにされてましたしね。今回は完全に、お屋敷の外が安全地帯だったな(笑)。ちびっ子禰豆子ちゃんも可愛いけれども、やっぱり、大きくなった彼女がいいです。次回は一緒に戦ってくれるといいなー。

  「左門くん」、第46話。
  なんと、天使ヶ原さんがアイドルに!? ……って思ったけど、人間向けのアイドルじゃなくて悪魔向けのアイドルかよ!!(笑) ボティスさんも参加してるとか、レベル高いなオイ!!
  赤き竜の六柱が次々に出てきているので、ちょっとまとめが欲しいところですね。今回はフルーレティという悪魔が登場。同僚(他の六柱)に対する呼び方がえげつない上に、アイドルを応援してくれているファンの方々も「ブタ」呼びですよ(笑)。もうちょっと言い方あるだろー!!??(笑)
  羞恥心はどうしようもないけれども、天使ヶ原さんがアイドルってのはなかなかいいことだと思います。衣装のギリギリ感も素晴らしい!(拳) そうです彼女は、もっと輝ける場所に出るべき!! この仏っぷりをもっと広く知ってもらってもいいと思うんだ!! うん!!
  ……でもアピール対象が悪魔じゃなぁ……。
  さりげなく茨木童子の手下がライブに来ているのは笑えましたが(笑)。ネビロス中将のオタ芸もキレッキレで素晴らしいですね。さすが中将だ。
  天使ヶ原さんが肝心な時に助けを求めるのは、左門くん。対悪魔の策に詳しいって分かっているからでしょうね。信頼って、こういうことですよね。でも今回、天使ヶ原さん、いちばん地獄に近かったよたぶん……(笑)。

  銀魂はさっそく実写化イジリですね。橋本環奈ちゃんが神楽ちゃんってのは、確かにいろいろ心配ですが(笑)、でもこれを演じ切れば環奈ちゃんの人間としての格が上がる気がするんですよ……。何の経験値になるのかは不明ですが。
  ちなみに神楽ちゃんより先にゲロ吐いたヒロインは「BLEACH」の織姫(※ アニメではむせただけだった)。これ豆な。


  今週このへんで!!
  ではではー。

「鬼灯の冷徹」22巻

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  みなさまこんばんは! もう8月も終わりですね、夏の終わりの皿洗いです。意味などないよ。今日はけっこう涼しくて過ごしやすく、助かっております。もう秋が来るのかしら……?
  なーんてしんみりしていたら残暑のぶり返しにやられるんですよね知ってます!! うん!!
  気を抜かないでいきたいと思います。

  さて、本日は先月(7月)に買った「鬼灯の冷徹」22巻の話題であります。
  買うのが少し遅くなったので、特装版を買い逃しかけまして、ちょっと焦りました!(笑) 今回は大きめのがまぐちで、イラストがとっても可愛いので手に入れたいと思っていたのですよ! チェーンを付けるところもついていたので、布製のストラップを付けまして、買ってからさっそく夏コミで使いましたよ! ポシェット感覚!!
  夏コミのような場所では、いちいちお財布を取り出す手間が本当に煩わしいので、それにお金その他を入れ、首から提げて使いました。便利!
  で、それ引っ提げて鬼灯の同人誌を買いにいった訳です(笑)。芥子ちゃん本があったので即買いしました(笑)。

  そんな特装版の22巻であります。
  今回の表紙は、木霊さん。小さく可愛らしい外見なのに、この物語の中では白澤さんに次ぐご長寿の存在であります。まぁ、神様とか精霊とかに寿命っていう考え方は当てはまらないのでしょうけど……。白澤さんは少なくとも白亜紀には存在していたそうですが(笑)、木霊さんはその頃のシダ植物とかにも、やはり宿ってらっしゃったんですかね?? 山はあったと思いますが……。
  いろいろ人智を超越しまくっていらっしゃるので、丁重に敬うべきお方ではあります。
  その木霊さん、今回はなんと飛行機から登場!! え、飛行機、乗るんだ……ふーん……って思いました。行く先とかちゃんと分かってるところがすごいなぁ。ぜんぜん木霊さんが見えていない人間たちの間を縫ってスッスッと降りていっちゃう姿が、軽快で可愛いですね。
  着いた場所は、沖縄。そこで会ったのが、キジムナー。
  ……そういえば木霊さんは普段、富士の樹海あたりにいらっしゃるのですよね。そこから飛行機で沖縄、となりますと……セントレアを使ったんでしょうか?? それとも関西空港!! 意表をついて羽田まで下ってきたとか??
  余計な想像で心が膨らみますね!
  ともあれ、沖縄のキジムナーさんが過去の罪滅ぼしも兼ねて地獄に住み、地獄で働きたいと申し出てきた訳ですよ。住みづらい現世になってから、こういう風に地獄へやってくる妖怪も増えたのかもしれませんね。そしてそれを鬼灯くんは人材として次々に確保していると見た!(笑) かつての火車さんのように。
  使えるものは何でも使う鬼灯くんは人事の鬼ですね。さすがです。
  ところで、ご神木だったこのキジムナーさんのお母上は、切り倒されてしまってそこで絶命してしまったのでしょうか?? 宿る木がないとやはり精霊も生きていけないんでしょうかね……。ここで登場しないってことは、そういうことなのかもしれません。とすると、神殺し、精霊殺し。
  3人の罪人に課された罰は、その辺の事情も汲んでの量刑になっているんでしょうね。

  んで、葉鶏頭さんご登場。開始早々ものっすごく怒っている、と思ったら……烏頭さんにケンカ売りに行きました!
  言葉は正確に使え! と怒鳴る葉鶏頭さんと、言葉なんて適当でいいんだ、といなす烏頭さん。この両者の言い分を広く地獄の極卒たちやそれ以外の方々に問うてみて、どちらに同意するか? とアンケートを取った鬼灯くんでした。
  これは本誌掲載時にも書きましたが、わたしは断然、葉鶏頭さん派ですね。人様に見ていただくことを前提として文章を書いているのですから、当然であります。添削してくださる人がいないのが若干の不安要素ですが。
  でも烏頭さんの言い分も、まったく分からないってことはないのですよね。言葉は日々変わるものですし、長く現世を見てきた彼らならそれをよりよく知っている筈ですし。ちょっと文章が間違っていても、伝わりさえすれば問題ないってのも最もですし(※ ただし烏頭さんの文章ではまったく何も伝わらないので、問題になっている訳ですが)。
  そして鬼灯くんが取りまとめたアンケート結果は、葉鶏頭さん派が60%、烏頭さん派が40%で、キッチリ派がやや優勢でしたね。でもトップに適当な奴が多い、とも。まぁ、上に立つ人がちょっとぐらい破天荒でも、下がしっかりフォローすればオッケー、っていうことも言えますが。特に閻魔庁は、閻魔大王がユルッユルだけど、鬼灯くんがキツッキツだからこそシャキッと成り立っている訳ですよ(笑)。
  記録を取る部署の責任者も、この葉鶏頭さんである訳ですし。葉鶏頭さんと烏頭さんの書類上の接触を減らして何処かで緩衝しさえすれば、この軋轢は問題なくなるのかもしれませんけどねぇ。あるいは、烏頭さんが誰かに書類を代筆してもらうとか。ああ仕事が増えるな……。
  それはそれとして、この話(第183話)の扉絵、大好きなんです。
  コンビニ風の店舗が背景で、キャンペーンポスターに「六文銭はもっていますか?」とか、焦熱キャンペーンとか。レジの確認ボタンは「コンビニ強盗 / 地獄行き」ですし、話のサブタイトルは「逝き先は地獄の方で宜しかったでしょうか」って!! あぁ~このゾワゾワくる日本語が~!!(笑)
  言葉が日々変わるとしても、現段階で多くの抵抗を示される新語や造語は、公の場で使わないことが好ましいですね。
  「真逆」とかも最近の造語ですね。個人的にはまだゾワゾワします(笑)。

  そして、ゲームの話。
  ゲームセンターで鬼灯くんが音ゲーなんかやる筈もありませんよね!! という訳で、ワニワニパニックならぬ無悲闇処(むひあんしょ)パニック。亡者代わりに、なにやら可愛らしいオバケモチーフがぴょこぴょこ飛び出してますが、鬼灯くんの腕の残像からしてこれ絶対いちばん難しいモードでしょ(笑)、って思います。
  でも右腕しか動かしてないんだよなぁ……。腰を落として動きやすくするでもなく、左腕を拡げてバランスとるでもない、淡々とした疑似拷問が続きますよ。まさに、慈悲などない御姿!! さすがです……。
  そして漢さんのダンスゲームだとか、芥子ちゃんのドラムゲーム、果てはサタン様の恋愛シミュレーションゲームまで……。様々な人がおのおのの得意分野で心行くまで遊んでいる姿が描かれます。地獄って娯楽もそろってるんだなぁ、と思うと、ますます行ってみたくなりますね。情状酌量をもらってここで働きたい……。
  鳥獣戯画格闘ゲームって、マジで誰か作ってくれませんかねぇ。MMDとかで再現出来そうな気もいたします(笑)。

  そしてリリスさん、ご登場です。マジカル・マリンさんにもらった魔女の薬をみんなに見せびらかしたくて、持って歩いてはるばる中国や日本まで。旦那がつい最近、来日してるっていうのに(笑)。
  しかしベルゼブブさん、きちんと出張のお土産を買って帰ってくるんですね。愛妻家ですし、マメですよね。こういう方は出世すると思います。っていうか、もうしてるか。
  この話(第185話)の扉絵も、かっこいいですねぇ。レトロ新しい広告って感じで。漢字とカタカナを連ねるだけで、不思議と沸き立つ戦前感!!(笑)
  白澤さんはハゲに効く薬を研究中ですが、そんな彼は見た目に反して既に尿路結石も老眼も患っているご様子(笑)。なまじ若い外見をしているだけに、ジジイネタが降ってくるとどうしても笑ってしまいます(笑)。でも白澤さんなら、ハゲになっても人間の姿に化ける時になんかしら「ひねり」を加えれば、髪のある姿に変身出来るんじゃないんですか?? そういう小器用なことは出来ないんですか??
  ミキちゃんのお兄さんたちなら、そういうのも得意そうですけどね。神獣の変身にはある程度の制約があるのでしょうか?? 出来るけどひたすら面倒臭いとか??
  んで、この話の中で鳳凰さんがサラッと口にしている「ププッピドゥー」って、なんだっけなんっか聞いたことあるなぁ~と思っていたのですが、アレですね、マリリンモンロー!! ……どこでどう使われていたかは知りませんが……。決め台詞かなんか?? 鳳凰さんにしてみれば、だいぶ「新しい」部類の言葉だったんでしょうねぇ。

  やってきました茄子のターン!! 今回はついに、フィギュア制作に手を出した彼のお話でした。原型師デビューしてるし(笑)。さすがだな……。
  蝋人形って、あれ、芯を差しておけばロウソクみたいに使えるんですかね?? いろいろ塗装など施しているので、すんなり燃えないような気がするのですが……。あと、流れ出るロウがすごいことになりそう。
  等身大スケールで作るんだったら、それこそ金魚草モチーフがいいのでは?? という気も、いたします。
  唐瓜と茄子による、芸術とオタクモノの違いってなんだ? トークはなかなか面白かったですね。興味の湧く分野と言いますか、議論の余地がありそうで楽しそうであります。これこそ不特定多数にアンケートしてみたいですねぇ。長い時間が経っちゃえばアートになる、という茄子の端的な言い分ももっともだと思います(笑)。時代を経て残されたものっていうだけで、価値があるもんなぁ。
  サラッと運慶・快慶が出てきているのには、本誌掲載時とても驚いた覚えがあります。勝手な想像ですけれども……このお2人は、特別一緒にいる必要もないんだけど、後世の人間や今時の若い鬼たちがやったらとセットで覚えるもんだから「じゃあコンビで活動したほうが話が早いな」って言って組んでる、みたいな気が……します。しませんか??(笑)
  天国の住人か地獄の住人かは分かりませんが、今も思う存分腕を(文字通り)振るっているのかな、と想像すると楽しくなりますね。うふふ。

  それから地獄の植物事情の話がありまして。芥子ちゃんの異種族格闘技戦が続きまして。この時の実況がプロレスっぽくてすごく好きです(笑)。

  それからみんな大好き、マキちゃん回!! と言っても、マキちゃんがメインの回は、だいたいマキちゃんがひどい目に遭う、もしくは遭いかける回でもあります(笑)。今回は髪鬼に、変な髪形にされそうになってちょっとピンチ、ってところでした。
  前に鬼灯くん相手にやらかしちゃってるこの髪鬼(ちなみに名前は「マサヤ」)ですが、カマーさんのチームにいるヘアメイクさんの弟子ってことは、もう、そうそうやらかさないんじゃないかと思うのですが……まず見た目が駄目なのかな(笑)。お師匠さんにきちんと習って、やらかしをなくすことを願っておりますよ!!
  で、小人の靴屋も登場~。意外にオネエ、そして意外にあんまり可愛くない小人でした。ああ、でも、妖精だから可愛いってのは幻想だしなー!! 可愛い外見していたら、それは目くらましというか、騙されている可能性もありますしね!! それぐらいの術は使えそうですしね!!
  だから最初っから「微妙に可愛くない」ぐらいの姿で出てきている彼らは非常に実直、正直者で真面目な小人さんなんだと思います。はい。
  人魚も半分はバケモノって、まぁそりゃそうなんだけどさ……あえて言ってほしくないっていうか……(笑)。
  座敷童や福の神と同様に、こういう存在は「真面目な働き者の味方」である場合がほとんどですね。ぐうたら者の味方をしてくれる妖怪とか精霊なんて、まずいません(笑)。もともと子供に聞かせる民話に、きちんと働きましょうねっていう教訓があったことももちろんですが、やはり「努力したものが報われる」世界であってほしいという願いが込められているようにも感じますね。
  清貧な人間にやさしいっていう側面は、キリスト教の教義にのっとっているのかな? とも思います。はい。

  そして地獄の極卒募集のポスター案をあれこれ話し合って、最後に漫画が没になって終了(笑)。
  人材募集とか、広告って、難しいですね。最近はちょっと誇張表現を使うと非難されて、Aを使えばBに対して不公平だとか言われて、まったく窮屈なことであります。あからさまに差別の意を持って作られた宣材は、そりゃあ駄目ですけど、ほとんどの場合は意図せず誤解を与えちゃってるだけのものだと思うのですよねぇ。
  まぁ、「誤解を与える」こと自体が駄目なんですけどね。ううん難しい。
  やはりこういうことは、密室で会議せず、プロに任せるべきです! デザイナーさんに!! でもパクリは論外!!(笑)


  そんなこんなの22巻でした~。今回も面白かったです!

  ではでは!

モーニング40号

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  みなさまこんばんは! 9月になったというのにやっぱり暑さにへばっている皿洗いです。風を感じると涼しいのですが、だからと言って油断をしてちょっと動くとたちまち汗をかきますね。
  まだまだあせもに気を付けなければならない日々は続きます……。次に来る台風も心配ですね。うぬぬ。

  さて本日は、一日遅れてモーニングの話題であります。モーニング40号、表紙と巻頭カラーは「ランド」であります。第28話。なんとなんと、驚きの新展開! 前の時から7年も経過し、「ランド」へ行ってしまったアンは綺麗な少女に成長していたのでした……。
  でも、こっちの社会は現代日本がもうちょっと進歩したような感じでして、なにかハンディキャップのある人間にはつらそうな気もしますが、アンは大丈夫なんですかねぇ? と、前回のラストを見て心配していたのですが、今回その不安を一蹴されて驚きました。
  アン、普通に喋ってるじゃないですか!!
  え、なんで?? 喋れるようになったの?? 「この世」ではただ口を聞かなかっただけなの?? テレパシーで会話していたのは何だったんだよー……。驚きの新展開っていうのは、ここです、ここ。でもその代わりにテレパシー失ってたりして。
  和音は相変わらずですね。この人は普通の人間ではないってことが、よく分かります。以前からまったく成長してませんねー。
  そしてアンが捨ててきた「この世」では、平太が堀の内で働いてもう「班長」にまでなっていて、大した出世って感じであります。そもそもあの村から出ていて、堀の内側まで行けるってだけで、すごいことなんですからね。お母様も鼻が高いでしょうねぇ。なんだかんだ言ってお父さんも「知命」になっているのですから、村の中では誉れの高い一家だと思いますよ。はい。
  そんな平太を「変わったな」と少し淋しげに見ている杏も、なかなかピシッとした美人の少女に成長しております。顔立ちはけっこうアンと違いますね。双子とは言え、アンが父親似で、杏が母親似なのかもしれません。おかしくなってしまった真理おばさんを割と上手く操縦(?)し、達者に暮らしているようであります。空いた時間にタブレットで言葉の練習、と。
  でもここは山合なので、「島」も「海」も分からない杏。日本書紀を読むと島を生み出したり、海の神様がいたりしますが、それの意味はまったく分からないようであります。日本のような文化を持っているのに、島も海も分からないなんて、本当におかしな世界ですね。箱庭と呼ぶのにふさわしい気がします。
  と言っても、この文化を管理している「ランド」においても、島や海が分かっているのかというと、怪しいところ。だってまだ出てきてませんからね。「ランド」の外側は、一体どうなっているのでしょう……。
  っていうかこの村とか堀の内とかって、空飛べば「ランド」の高層ビル群が見える訳ですから、地理的にはそこまで離れてないんですよね。ちょっと交通を遮断するだけでここまで人類を囲い込めるのかと、軽く驚きすら覚えます。脱走する人もいるんだろうなぁ。

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第87話。
  夏之助と河内選手とで、仲良くレストランディナーなどしゃれこんでおります。「仲間と飲みに行く」って言っても、アキラを連れていくのはあの大衆食堂のキッチン味平で、河内選手と行くのはこんな都心(東京タワーの近くですね)のレストランだなんて! 相手の私生活の水準がうかがえるワンシーンですね(笑)。
  家に寄ってけよ、と河内選手に言われて案内されたのが、彼の松濤の実家。松濤!! 高級住宅街の代名詞みたいな松濤!! そこに豪邸って……本当にお坊ちゃんだったんですね、河内選手。ここからいきなり北海道とか、そりゃあ落差が激しいわな……。
  そして、スパイダースにこだわった理由も、よく分かりました。あそこは小さめの球団ですが、本部は青山にあったりして、古き東京文化をちゃっかり継いでいる組織なんですよねぇ。傘振って「東京音頭」を踊るのも、神宮にはピッタリって感じがいたしますね。渋谷っ子なら青山あたりで働きたいわな……。
  あちこちの街に「女」がいる、私生児もいると、次々に怒涛の告白をされて驚く夏之介! しかし、小市民性が一周回って、結婚してあのお屋敷に住みなさいよ! と説教を垂れるに至りました。妻帯者は言うことが違いますねぇ(笑)。
  まぁ、将来が不安ならなおさら、いい女を捕まえておくべきかなー、とは思いますが……河内選手が言う「結婚したい女」って、どんな彼女なんでしょうね??

  「惑わない星」、第13話。
  まったく話が分からないなりにちょっと読んでみたのですが、ホント、石川先生の描く「女の子」は魅力的でいいですねぇぇ。惑星の擬人化っていうか人間化も、露出度が高くていちいちニヤッとしてしまいます(笑)。
  でも内容はやっぱりうんちくだった!!(笑) 「もやしもん」を読んだ時も、うんちくだらけで辟易したのですが、結局今回もか……。しかも、「月」が喋っているのですが、その顔が完全に「もやしもん」に出てきた菌と同じで笑えました。同じじゃないかーーー!! と、声を大にして言いたいところであります。
  SFっぽい内容ですが、これから延々と宇宙物理学について語られるのでしょうか?? はぁーん……(嘆息)。

  「疾風の勇人」、第29話。
  あれ、いつものメンバーが麻雀やってる!!(笑) アオリにも「ムダヅモ無き…!」ってありますし、これもう完全にあの漫画を意識してるじゃないですか(笑)。セルフパロディ!!
  まだ当選一回しかしていない佐藤栄作はこの時、自由党の幹事長に抜擢されていて、大役の重みに若干暗い顔をしているのでした。漫画内ではズル平のじいさんの入れ知恵というか、提案ってことになっておりましたが、実際に年寄りから推薦されるだけの実力があったんでしょうね、佐藤栄作は。
  そしてその次の選挙でどうにか勝ち、これにより「吉田政権」が安定した政権だと認められて、やっと講和の話し合いが始まったのですが……その次の瞬間、朝鮮戦争が勃発!! のちのちまで引きずることになる、泥沼が始まってしまうのですね。日本が戦争終わってホッと一息ついたタイミングで隣国の戦争に巻き込まれるとか、タイミング最悪としか言いようがない!!(泣)
  命を落とした日本人もたくさんいたでしょうに、なんでこの戦争って起きちゃったんですかねぇ??

  「コウノドリ」、第164話。
  子宮筋腫があると、妊娠中にこんなにお腹ボコボコになるんですか!? えええええ、初めて知った。そんなにポコポコ腫物みたいに出来ちゃうんですね。筋腫も怖いけど見た目も怖い……。
  でも、この病気を抱えている人って結構いらっしゃるんですね。ピロリ菌ぐらいの確率で。悪化するといけないものなんでしょうけど、大きくならないなら放っておいても大丈夫なんでしょうか?? 時限爆弾みたいに、いずれ除去せざるを得ないものなのかな??
  助産婦の小松さんもこれに悩んでいらっしゃいましたが、結婚も出産も諦めているかと思っていた小松さんにも乙女な部分が残っていると今回知れて、ちょっと意外でした。ピアニストと出会う以前から子宮筋腫は抱えていた訳ですから、子宮ごと取り払っていないこと自体が彼女の乙女心の現れって感じがします。ね。

  「インベスター」。龍五郎、物分かり良すぎでしょ(笑)。あんたの曾孫だっていう少年がいきなり現れてるんだから、もうちょっとなんか疑えよ。
  でも、100年前って、意外と日本も進んでるんですねぇ。いろいろ違いはあると思いますが、江戸時代よりもずっと暮らしやすそうであります。文化面だけ見るとね!

  「アイアンバディ」、第5話。
  みんなロボットにいろんな思いを抱えてここに来てるんですねぇ。ロボットって、あまり馴染みがないのでピンときませんでしたが、なるほどこれに青春を賭けている人もいるんですね。それがそのまま大人になると、主人公みたいなことになる訳ですね(笑)。
  いきなり出てきたサラリーマンも、技術の部署のほうに移れるといいですねぇ。

  「マリー・アントワネット」、第3話。
  なんでもかんでも決まり事だから、ここではそれがしきたりだから、と言ってなにひとつ自由にさせてくれないヴェルサイユの皆様方。伯母上たち(内親王たち)は顔を合わせては他人の悪口と噂話ばっかりだし、おべっか遣ってくる重臣は内心ではこちらを疎ましく思っているし。
  こうして見ると、本当にこの結婚は「外交」だったんだな、ということがよく分かりますね。マリア・テレジアが外交革命を起こして、言い方は悪いんですがその代償として結婚を次々に決められた子供たち。マリー・アントワネットはその最たる例ではありますが、まだ弱冠14歳の身で祖国の期待を背負うとか、なかなか大変なものがありますよね。
  オーストリアの宮殿はこれよりもうちょっと自由だったのでしょうか??
  ルイ14世が傑物だったことは歴史が証明しておりますが、同じような振る舞いを求められても、子孫も困っちゃいますね。
  王太子が切れたのは、図星だったからでしょうけど、ここからどうやったらあの物語冒頭のおしどり夫婦に至るのか、見当もつきませんねぇ(笑)。

  「サンダーボルトファンタジー」、第6話。なんか変なのが増えた(笑)。人名がいちいち分かりづらく、覚えづらいですね!! これは漫画を読む上で、けっこうしんどいことであります。困ったなぁ。

  「ギャングース」、第148話。
  検索トップに架空のHPを持ってくることなんかお茶の子さいさい(意訳)、と言っているこの詐欺集団、本当に頼りになりますね……。一体どうやっているのか知りたいところですが、これはテクニックの悪用を避ける為に明言をしていないものと見ました。検索結果上位って、本当にアクセス多いそうですね。
  そして話はカズキたちの思惑通り進み、ついに盗聴に成功!! 金の受け渡しの話などなど、クリアに聞こえてきております!! やったね!! アゲハさんがキャバクラに堕ちた甲斐があった!!(ちょっと違うけど)
  張本ことハリーはいつ出てきてもけなされている気がしますが、気のせいですかね?(笑)

  「ほいくの王様」。コマ廻しかぁ……、小さい頃にやったなぁ。今も出来るだろうとは思いますが、小さな缶の上で回すとか、回した後で紐の上に乗せるとか、そういう高等テクニックは何も出来ません! ただ回すだけ!! ちなみに「ベーゴマ」は触ったこともないです。
  えりおくんは本来は、好きなものに夢中になる純粋な男の子なんでしょうね。今は傷付いてちょっと内側に引きこもっているだけで、そのうち立ち直ってくれるのではないでしょうか??

  「夜食研究所」に、いきなり村田先生の奥さんが出てきてびっくりしました(笑)。ご結婚されてたんですねぇ。お子さんも2人もいらっしゃるとか、いやーぜんぜん知りませんでした。っていうか奥さんのパーカーに「TSUMA」って書いてあるのが地味にジワジワきます!(笑) 小学生の落書きかよ!!(笑)
  納豆菌のすごさは分かりましたが……納豆を作っているところでは、やはり種菌のようなものを保持しているんですかね?? 扱いは簡単そうであります。

  新人さんの読切、岩飛猫(いわとびねこ)先生の「死んでらっしゃい」。死の淵にある男性が走馬灯の案内人にいろいろ翻弄され、結局のところ「生」への執着を思い出して生き返るというお話でした。男性は何に対しても「好き」という感情が湧かず、もうすぐ死ぬよと案内人に言われても「ふーん」ぐらいの感想しか持てないような無感動の人間。だったのですが、唯一彼の心に引っかかっていたのが、キラキラとして夢を追っている元彼女。
  何に対してもこだわりなんかない、いきなり死ぬと言われても慌てもしない、そんな男でも心を掴まれちゃうこの彼女さんがすごく魅力的なんだっていうことが、後半の短いページでもちゃんと伝わってきますね。
  ヘンテコなメーキャップで死神のようにも見えた「案内人」は、実は彼の「生存本能」だった、っていうオチもなかなかしゃれております。
  ただちょっと話が分かりづらい、っていうか絵が見づらかったので、意味が伝わらなくて何回か読み直しました。独特の絵柄でいいんですが、「案内人」と死出の夢にいろいろ詰め込みすぎかなぁ。でもこれぐらいガチャガチャしていないと、この物語の味は出せないでしょうしねぇ。難しいな。でも面白かったです。


  今週こんな感じで。
  ではではー。

変人コンビ、復活~。

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  みなさまこんばんは! 今日は家の掃除をして、非常にすっきりした皿洗いです!! その分、汗もどっちゃりかきましたが……まぁそれはシャワーで流しますよ!
  お布団も干せてよかったです。またしても台風接近で雨予報なんて言われてますからね、出来る時にしておいたほうがいいですね。

  さて本日は一日遅れて、週刊少年ジャンプ40号の話題です!!
  前回のジャンプ感想を書いたあとで、「こち亀」が終了するという情報が入り、大変驚きました!! 今年で40周年で、大々的にお祝いしているなぁと思ったので、あと10年ぐらいは余裕で続くものかと……。200巻の大きな節目で終わらせるおつもりのようですね。「こち亀」最終回は次々号、9月17日土曜日発売の号に載るようです。チェック必須ですね!!
  ともあれ、今回の表紙と巻頭カラーは「ハイキュー!!」。
  前回、影山のバッグが「烏骨鶏だ!」と気付いて大いに笑いましたが、そうじゃなくてこのシーンは久々に変人コンビが顔を合わせた大事なシーンだったのですよ!! 烏骨鶏にみんな持っていかれた!! ちくしょう。
  漫画の中はとっても寒そうなのに、カラー見開き扉がめっちゃ「夏!」って感じのイラストで、またそのギャップがすごいですね。みんなして川に飛び込んじゃって……烏養コーチまで!(笑) これすっごく楽しそうだなぁ。センターでいちばん大きな扱いを受けているのが冴子姉さんって点もたまりませんね。特盛ですね(「BLEACH」のゴン曰く)。あと、菅原さんの水着もたまりませんね。スイカ柄!!(笑) そして谷地ちゃんは、これ、スクール水着では……? 浮き輪可愛いなー、ドーナツ柄!
  靴を履いているのが月島一人っていうところもまた……月島らしくていいですね。うん!
  さて、本編、第220話。
  目が合うなり部室まで競争(吐きそうになるまで全力ダッシュ)、そして鍵がなくて部室にも体育館にも入れずパス回しをする、というこの元気な変人コンビ。帰ってきた2人(月島入れて3人)を見てニコニコ笑顔で、頭をなでたり肩を叩いたりする菅原さん、ほんっとに嬉しそうですねぇぇぇぇ。この人の笑顔にこっちが癒されるわ……。
  そして1年生3人が合流して、また烏野の練習が始まります!
  影山が翔陽に言う「もっと飛べる」ってのは、どういう意味? と訊きますと、「お前のジャンプは、“ピョピョーン”なんだよ」「でも(略)ドン、だ」(原文ママ)……なるほど分からん!! 相変わらず擬音だけがたくましい変人コンビでした。ふわああ。

  「ブラック・クローバー」、第76話。
  フィンラル先輩発見! ただちに補足! あーんど働かせますよ! ってな感じのヤミさん。お前の休み、死ぬまでネェから! と、あからさまにブラックな発言をかましております。この方の場合、これ本気で言ってますから尚更怖いですね……(汗)。
  金色の夜明け団は目覚ましい活躍で街を守っております。お! あのダンジョンの時にいたオジサン魔道士もいるじゃないですか!! 狡猾でしたたかだけど、決してこの人、嫌いじゃないです(笑)。今回はあれこれ伝令を出しているようですが、聞いちゃくれない「将」の方々(笑)。魔力は強くても、ちょっと冷静さに欠けるんじゃないでしょうか、今回の敵さんたちは。このオジサンのほうが臆病な分、しぶとく生き残りそうですねぇ。前回の逃げ足もそりゃあ見事でしたしね。
  さて、金色の夜明け団の団長は、どんな魔法を使うのでしょうか??
  世界樹魔法ってことは、この人毎回毎回戦場に世界樹生やしてんの??(汗)

  「ONE PIECE」、第838話。
  扉絵の番外編シリーズ、今回はシャンクスでした。とある村で結婚式、だそうですが、こちらでも結婚で大揉めしてますが、シャンクスのほうはいったい誰の結婚式ですかね?? ルフィの知ってる人かな?? しかし部下たちも老けたなぁ……。
  んで、本編。ルフィがぶっ飛ばしたクラッカーは、無限にビスケットを生み出す能力者で、ルフィが今までクラッカー本人だと思って戦っていた相手はその「ビスケット」で出来た鎧だったそうです!! なんちゅう無茶苦茶な話や……。今までの「鎧」よりも、もっとずっとずるそうな男が出てきましたね。
  無限にビスケットで兵士(さっきまで戦っていた相手)を出せて操れる、って言ってますが、さすがに何の制限もなく無限増殖って訳ではないでしょう?? そんな便利な能力の筈がない。と、思うのですが、どうなんでしょうか。まぁ、知略はルフィの得意とするところではありませんので、なにか解決法が見付かるまではこのまま消耗戦かなぁ。
  そしてあっという間に夜は明けて、サンジの兄弟が勢ぞろいとなりました! っていうか、弟が「ヨンジ」で、4人兄弟(4つ子?)ってことは……まさか……と思ったら、やっぱり! いちばん上が「イチジ」、そして次が「ニジ」でした!! なんちゅう……なんちゅう名前の付け方……。これ絶対「サンジ」から派生した後付けの名前でしょ(笑)。そうでなくても数字で兄弟の順番を知らせるとか、よくそんなこと出来るなぁって思います(笑)。こんなん、普通はボツでしょ! さすが尾田先生だ!
  この大胆さ、見習いたいですね……。

  「レッドスプライト」、第2話。
  さて、飛行船を奪ったはいいけれども、燃料(つまり彼ら雷髄人間)はこれだけでは足りないし、厳重な警備の内側にいるからには逃げられない! と、飛行船内に残っていた科学者が言います。まぁ普通に考えれば、そうですよね(汗)。
  けれども、そもそもの目的は軍事パレードのその中央にある訳ですから、逃げるつもりはない、とのこと。うーんこれは死にに行くようなもの(汗)。モノを救い出すためとはいえ、よくやりますね主人公も……。周囲の、付き合わざるを得ない(でなければ死ぬ)状況を惜しみなく使うところも素晴らしいです。
  でも、モノが動かしていたこの兵器って、そもそもどういう代物なんですかね?? 砲台なのか、戦車なのか……。軍事パレードの目玉だっていうからには、相当すごいものなのかなと思うのですが、なんか四角張ったフォルムばっかりでよく分かりませんね。ハッ、まさか変形合体するとか……!?

  「ヒーローアカデミア」、第105話。
  士傑高校の女子生徒に妙に絡まれている出久くん。この子、絶対、ちょっと危ない系の女の子にもてる傾向にありますよね(汗)。お茶子ちゃんぐらいじゃないか、まともな(出久くんにラブベクトル出てる)女子は!
  と、憤ってもしょうがないのですが。
  士傑高校のその彼女、目の前から消えたり姿を変えたりと、なかなか予測の出来ないことをしてきます。目の前から消えるのは「個性」ではなく「技術」だと彼女は言っていますが、もしかしてミスディレクション?? 視線誘導とか、そういうことを訓練しているのですかね。
  訓練を訓練と思わないこと、って台詞がありましたが、雄英の訓練は「訓練」以外の何物でもないんだよなぁ……。
  バリバリ王道を行く雄英の手法は、ひょっとすると時代に置いてけぼりにされてしまうのかもしれないなぁ。と今回ちらっと思いました。ええ。
  でもお茶子ちゃんに化けたのはえげつなかったな! 出久くんちゃんと気付いててくれてよかったー!! さすがだぜ。

  金未来杯、今年もやるんですね。今回はエントリーナンバー1、平尾友秀さん原作、依田瑞稀先生漫画の、「Legacy」でした。別に車の話はしていない。憑物神を使って警察の捜査に協力し、異常犯罪者を追い詰めるちょっと天然で頑固そうな主人公による、バトル漫画でした。レガシィってネーミングは何処から来たんでしょうか??
  物語が関係者で固まりすぎていて実にコンパクトでしたね(誉めてません)。でもこれだけのページに主人公の確固たるスタンスと、ヒロインの、親友とのいざこざと家族との確執と犯人との遭遇とを詰め込んでくる手腕はすごいなって思いました。無駄なところがまったくないぜー。
  画面がガチャガチャしていてちょっと気になりますが、初っ端からレベルが高いなって思います。さすがジャンプだなぁ。
  さて次はどんな作品が来るのでしょうか??

  「斉木楠雄」、第210話。なんと、楠雄くんを「超能力者」だと知る人物が登場!? 能力バレしてる同級生が漏れなく転校生ってところに、一種の作為を感じますが、もしかして結果としてそうなっちゃっただけですかね??
  ともあれ、ウザい喋り方をする転校生、どうやら楠雄くんの幼馴染みのようであります。そんな存在が今更どうして……?? ハッ、いやまて、これは幼稚園時代の回想シーンが来る先達!!(拳) もしかすると無邪気だったかもしれない、可愛い楠雄くんが見られる可能性が!?
  さぁ、俄然盛り上がってまいりました!!(単純)

  センターカラーで「ソーマ」、第181話。
  久我先輩、ちゃんと(?)下心あっての創真への協力のようですが、まぁ後のことは後、今はとにかくこの人脈を生かすしかありませんね! 本当にありがとう久我先輩!!
  香辛料をどっと増やしてもらって、百人力で創真は再び調理に向き合いますが、ふと、熊肉の臭みも料理に活かせないか? と思い付きます。このひらめきを確固たるものにするべく、熊が生息する山に入っていってその環境を見たい、と言い出し、久我先輩は口を挟むこともなくそれに協力してくれるのでした。
  今までだったら創真の思い付きって、必ず誰かに大声で反対されてたのにな……。なんかこの感じ、新鮮ですね(笑)。
  大声で反対されるのは、大声を出さなければ創真には聞こえないからですよ!(笑) 考え事すると没頭するタイプですからね、この主人公。
  っていうか、薊パパの政策で同好会も部活も解体されたんじゃありませんでしたっけ。ってことは久我先輩率いる中華研も解体された筈?? なのにこの中華マンたちはまだ久我先輩に付き従ってるんですか?? なんで??

  「こち亀」。最終回間近だというのにいつも通りスギてびっくりしましたわ。最後に大原部長が武装して派出所に乗り込んでくる、っていう終わり方(笑)。伝統芸能なのかもしれませんね、これ……。っていうか大原部長も、いい加減学習してくれー。両さんに頼んだら結局ひどい目に遭うってことを!!

  「ラブラッシュ」、第3話。あ、キューピッドって言っても、普通の服を着ることもあるんですね。肩出しのカットソーとロングスカート、めっちゃ可愛いなぁ。ココロちゃんに似合ってますね。ミニスカばっかりよりはいい!
  「まだワンナウト」という台詞にちょっと和みました。ココロちゃん、野球知ってんの!?(笑)

  「ワールドトリガー」、第156話。
  王子先輩から逃げつつワイヤー地帯を目指す修くんと千佳ちゃんでしたが、片手間でも王子先輩はけっこう強かった! 修くんはアッサリ片手にされた上に片手で片付けられ、ベイルアウトー……ああああああ、惜しい……。今回もけっこう活躍したのになぁ。前回1点、今回1点で、ここまで累計3点挙げてますよ修くん。二宮さ~ん、ちゃんと修くん点取ってますよ~(どうしても言いたい)。
  「どうしたって空閑のいないとこが穴になる」と当真さんに言われてしまいました。その通りスギて、ぐうの音も出ませんね。次回からはヒュースが合流すると言っても、チームワークはどうなのかっていう不安もありますし。
  しかも王子先輩、「侮るつもりはないけど」ってちゃんと修くんに向かって言ってます。慎重さもあり、一人で敵に向かう大胆さもあり、そして確実に仕留めにくる実力もあり。なかなか強そうじゃないですか、王子先輩も!! その上で綿密に計画立てる派とか、隙がないなぁー。怖い人だ。
  しかしそういう計画派をばっさばっさとなぎ倒していくのが、生駒さんみたいに格段に強い人なんだろうなぁ、ともね。思いますね。
  最近単行本を読み返しましたら、大規模侵攻の前で既に生駒さん、名前出てましたね。迅さんの台詞にありました。彼もまた、「風刃」の適合者なんだそうです。あと適合者でまだ出てきてないのって誰だ??

  「ネバーランド」、第5話。
  冒頭、この世界の地図が出てきましたが、我々が知っている世界地図とまったく同じでした。でも、30年以上前のものなんですよね。その間に世界に何があってどう変わってしまっているのか、まるで分かりませんし。
  意図して「与えない情報」があると、この子たちには気付かれちゃうと思ったんですかね、ママは。図書室はかなり文献が充実しているように思います。レイみたいな子もいるし。
  さてさて、そこからママに「お手伝い」を連日頼まれ、戦々恐々としている間に「大人」がもう一人増えてしまいました!! 新しいシスター、そして、新しい赤ちゃん。ママは着実に「年長者」を狙って動きを抑えにきていました。ちょくちょく「レーダー」をのぞいては目の届くところにいる子供たちと見比べて、自分の視界の外で誰がこそこそ「内緒話」をしているのか、アタリを付けていたようですね。
  これじゃあ、レーダーが個人を識別出来なくっても、エマたちのことがばれるのは時間の問題じゃないですか。
  何処までも一枚上手だなぁ。これ、本当に「脱獄」なんか出来るんですかね。

  「鬼滅の刃」、第28話。
  たまたま一緒になっただけの鬼滅隊の3人でしたが、3人まとめての指令が下され、またまた次の場所へ行くことになりました。次なる目的地は、那田蜘蛛山。駆けて駆けて、夜になる頃ようやくたどり着きましたよ。善逸は怖いって言ってうずくまって動かなくなってしまいましたが、まぁこれはしょうがありませんよね。入口の見張りってことで。
  伊之助は本当に何も知らない、獣のような少年で、あれこれとなんでも気になることを炭治郎に質問してきます。まるで「なんでなんで」攻撃をしてくる幼児のようですね。何処でどんな育ち方をしてきたのやら。でもそんな彼も、藤の家紋の家でおばあさんに優しくされたことや、いま炭治郎に素直な礼を述べられたことなどが、心に初めての反応をもたらしているようであります。こうして情緒が育まれれば真人間になれるかもしれないぞ! がんばれ伊之助! あ、いや、がんばれ炭治郎!!
  で、ついに「柱」の登場のようですよ! 鬼滅隊でもすごく強い人たち、ってことしか分かってませんが、「十二鬼月」がいるかもしれないとのことで出動となったようであります。ってか、今回の相手って、十二鬼月なのか??
  強い味方が来ることは嬉しいのですが、炭治郎が珠世さんに協力していることが発覚するといろいろ面倒なのではないでしょうか?? 大丈夫なのかな??

  「左門くん」、第47話。
  そり立つ壁ってなんやねん、と思いましたら、「SASUKE」に出てくるオーバーハングのあの壁のことでした!(笑) っていうかSASUKEって思いっきり言っちゃってるけど、いいのかなぁ(笑)。あと、ヒーローアカデミアの登場ロボ(試験妨害ロボ)も勝手に使ってるけど、いいのかなぁ??(笑)
  ※ 堀越先生は喜んでいるご様子。
  鍵を開けられるサルガタナスと、機密を暴くアガリアレプトが一緒なんですから、正直これヌルゲーじゃないですか? と思ったら……中将Pことフルーレティの妨害が半端なかった!! SASUKEは仕掛けてくるし、金庫を開ける為のクイズが途方もなくエグイし(涙)。同僚の下着の色とか、把握してたらむしろ嫌でしょうが!!(涙)
  やっぱ、やり手なだけあるんだなぁ、中将P……。まともに相手してたらかないっこありませんね。
  最後は左門くんお得意の邪道な勝ち方でことを進めちゃいました。まぁ、ここまでされるならしょうがないかと、フルーレティも諦めたようですね。すみませんね本当に(何故か申し訳なくなる)。
  アイドル活動がほどほどだったなら、天使ヶ原さんだって無理なく続けられたんでしょうけど、「ほどほど」は存在しないんでしょうね。この中将Pの計画の中にはね。
  宰相と少将は……まぁ、あの、お疲れさまです……。


  今週こんなところで。ではではー!

「シン・ゴジラ」

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  みなさまこんばんは! 今日は朝から大雨が降り、関東では地震も起き、なかなかに心を竦ませる一日となりました。気温よりも湿度にやられ、家計に対する謝罪をしながらクーラーのスイッチを入れた皿洗いです。ううう、ごめんよ。
  電気代のお知らせくるの怖えぇぇぇー。
  って思ってたらまさに今日、検針されてお知らせ入れられてました!! タイミングが怖い!!

  さて、本日は映画の話題。それも最近話題沸騰中の、「シン・ゴジラ」の話題であります!!!!
  これはネタバレ回避不能!!
  まだ観ていない方、これから観る予定の方、見ないけれどもネタバレ勘弁の方はここから先、どうぞ見ないようにしてブラウザバックしてくださいませ! これは何も知らずに観るべき作品だと思います! わたしは、周囲の友人たちが次々に「シン・ゴジラ」を鑑賞し、ホクホクした笑顔でいや~よかったわ~とか言っているさなかで、可能な限りネタバレを回避して臨みました!!
  感想を語り合いたかったであろう周辺各位のみなさま、本当にありがとうございました(深々と礼)。


  という訳で、ネタバレ感想であります。
  ※ 注意! ※ とっても長くなります!

  まずは結論から言いますが、すっごく面白かったです!!!!!! まだ邦画もこんな作品を作れるんだ、と感心しましたし、安心しました。作中で「この国も捨てたもんじゃないな」という主人公の台詞があるのですが、それはまさしくこちらの台詞です、と思いましたわ。
  色んな感情が、がくがく揺すぶられて止められなくて、震えたり叫んだり泣いたりしました。
  これは、観て損はない。と言うよりも、観るべき映画だと思います。まだ観ていない人にどんどん勧めたいですね!! でもちょっと刺激の強いシーンも多いので、か弱い女性やお子さんにはお勧めしません。大きくなったら観てね!
  それに、政治についてある程度知識がないと、会議のシーンは完全に置いてけぼりを喰らうでしょうしね。台詞も多いし、しかも早い! ついていくだけで精一杯ですよ。よく漫画で、「文字だらけの漫画」と批評される作品がありますが、それでいうならこの映画は「台詞だらけの映画」と言えると思います。
  ネーム(台詞)を削れないの……か……!?
  でも、どれ削っても成り立たないかなぁ。……いや、都庁のシーンはいらなかったかも……。


  では、細かい感想を。
  いちばん思ったのは、「この映画の主役はゴジラじゃなかったなぁ」、ということですね。ゴジラはこの映画の主たる機構ではありましたが、災害にも人災にも例えられると思います。未曽有の脅威に対して、人類がどう立ち向かうか、当事国である日本がどう対処するか、周辺各国の思惑とは、それを眺める映画だったと思います。
  だってゴジラ、途中からまったく動かないんですもん!!(笑)
  エネルギーチャージなのかそれとも核分裂によるメルトダウン間近のせいなのか、とにかく東京駅付近でピタッと止まって動かない。ガンガン進撃するものだと思っていたので、この展開はびっくりいたしました。最初の上陸でも、すぐ海に帰っちゃいましたしね。
  でも、初回はすぐ海に帰った、というところから、ゴジラのエネルギー源が核であると推測出来たって分析の流れはよかったです。ピタッとピースがはまったような、爽快な手応えでした。
  しかし、最初の上陸での形態が、あまりにも想定とかけ離れていて驚きました。ええええ、立ってないじゃん! 顔も違うし! と。
  ですが、さっとネット見た限りでは、その時に見せた「第2形態」がたいへん“キモかわいい”ということでずいぶん人気があるようですね(笑)。エラからドバシャーッと血(冷却水?)を吐いていた、あのガラス玉みたいな目玉の海洋生物がかわいいとな……。
  まったく、何がウケるか分からないものですね……。
  っていうか、この第2形態上陸のシーンも、もう十分に怖かったですよ。都民なので、蹂躙される箇所が何処だか分かってしまって、恐怖を非常に身近なものとして感じました。ビクビクがくがくして前半観てましたわ。
  アパートから救助されるお年寄りとかさぁ、もうさぁ……つらい……。逃げ遅れた人を自衛隊の人が見付けてくれるシーンとか、ほんと、祈りましたよ。震えました。
  このリアリティ、すさまじい……。

  でもなんでゴジラは東京湾に出現したの? どうして唐突に進化を劇的に繰り返して上陸してきたの? 牧っていう研究者は何がしたかったの? などなど、謎がいくつも残ってたいへんミステリアスな作品となっております。
  わたしの考えるところでは、牧さんは……遺書(?)にある通り、「好きにした」んでしょうね。彼がゴジラの幼生を東京湾に投下して、劇的進化を進めるなんらかの行為を施したのではないかと思います。海上に残された彼の船の船室に、靴がきちんとそろえられて置いてあったところからすると、覚悟の上での行為なんでしょうね。
  彼は自分が遺したデータを、解析されるとは思っていなかったんじゃないでしょうか?? ゴジラを進化/発生させて、途方に暮れるしかないヒント(すごく不親切なあのでっかい紙)を遺していって、あの世でせせら笑うつもりだったのではないでしょうか。ゴジラがどう進化してどう行動するかは、彼の予測にもなかったのではないかと、わたしは思います。
  公式見解というか、続編ではっきり動機が語られることがない限りは、おのおのの考察で落ち着いておけばいいのではないでしょうか??
  庵野監督ならこの映画の続編、とまではいかなくても、牧さんがしたかったこと・その行動原理などなどをもちろん想定していると思います。でもそれを語り出すとまたあの方壊れるんじゃないかって気がして(笑)、ぶっちゃけ牧さんの動機よりも怖いものを感じますね。

  個人的には最終形態(第4形態)の、背びれが青く光ってビームを放射し、口からも炎とビームを発射する姿が、まさしく「怪獣!!」って感じで強く印象に残りました。口から出すもの、最初は赤く燃える炎だったのが、どんどんビームの速度が上がって色も青に変化して、ついには品川あたりから銀座や首相官邸まで破壊する射程を持つに至る破壊力を持つ、あのシーンがすごくよかったです。化学の授業を思い出します。もしくは地学(恒星の色と温度の関係など思い出しました)。
  ああいう科学的な後ろ盾がしっかりしている特撮って、いいですね。安心して見られますね。
  でも破壊行動は安心して見ていられない!!!!!
  それとこれとは別なので……。
  都民なので(2回目)、映画を見た友人が「ゴジラに勤め先破壊された!」と言っているのは聞いておりましたが、わたしの勤め先もこのビーム発射で薙ぎ払われてました!!!!(涙) あ、死んだわー。
  地下鉄のホームへ逃げた人がいっぱいいた描写も、すごくつらかったです。ここで主人公は生き残りましたが、地下で、逃げ場もなく潰されてしまった人もいたかもしれませんし、人間同士の将棋倒しが起きて亡くなった方もいたかもしれませんし、地上の火災(ゴジラによるもの)の熱のせいで蒸し焼きになってしまった人もいるかもしれませんよね……。
  車道を逃げていく人たちの描写もきつかった……。そもそも、都民総出で疎開とか無茶を言う……。神奈川も千葉も疎開とか、もう無理だって絶対に。中央道が避難バスでめっちゃ渋滞するとか、市民がイージス艦で避難するとか、そういうシーンを見るにつけ、実際の災害の映像を見ているかの如くに、胸がつぶされそうになりました。大震災からこちら、ちょっとナーバスになっているのかもしれません。
  そういうところが本当にきつかったので、二度見る気には、ちょっと……なれませんね……。
  映像の作り自体は、素晴らしいの一言なのですが。

  ちなみに、ネットで話題になっている、ラストシーンの「尻尾の中の人間」ですが、残念ながらわたしの目が悪いせいもあるのか(いちおう眼鏡はかけていたんですが……)、わたしはまったく気付きませんでした。
  単為生殖というか、分裂して増える生き物だという台詞もあったので、最終進化を遂げた姿が人間だったのか。最終進化をした個体を生み出すところだったのか。それとも大した意味はないのか?? 監督さんの悪ふざけで、あえて謎を残していっただけなのか。いろいろ深読み出来そうで、ワクワクドキドキしますね。
  ラストは、ゴジラは凍結されて活動停止、でもまた動き出したら多国籍軍の核が落ちるよ(カウントダウン再開だよ)、ってことでしたが、この「尻尾の中の人間」がもし分離して活動を開始しても、やはり核は落ちるのでしょうか?? ごく自然に考えるなら、人間の形をとった生物になる訳ですから、第4形態のような火力は有していない、つまり、脅威はそれほどでもないってことになると思うのですけどね。すなわち、核は対応としてあまりにも威力が甚大すぎるので、落とされないのではないか、と。
  まぁ、希望的観測も入っていますし、尻尾の人間が動き出すと決まった訳でもありませんけどね。
  その尻尾の人間が、ゴジラの次なる進化の形だったとしても(形態変化としてあまりにも不自然だと思いますが)、凝固剤の作用で一緒くたに凍結されちゃったんじゃないですかねぇ。だから正体がどうあれ、出てこないんじゃないかとわたしは思いますよ。
  出てこないにしても、正体や由来をあれこれ考えるのは楽しいことですけどね!
  ネットを漁って様々な考察を読むという楽しみもあります!

  あと細かいことですが、第4形態のゴジラ、前肢が指を上に向けた状態、つまり掌が上を向いた状態で固定されているのが、なんとなく見た目として愉快でした。ファニーでした。
  この前肢は、まったく移動には使われてませんでしたね。少し昔の、ティラノサウルスの想像図のようなフォルムでした。これはやはり、初代から続くゴジラの伝統的シルエットとして、譲れない形だったのでしょうか??
  ハリウッド版ゴジラが完全に(新しいほうの)ティラノサウルスの形になっていて、日本では不評だったとも聞きますし。庵野監督の、ゴジラの形に関する意図が初代へのオマージュに重きを置かれているのかもしれない、とは思いました。
  ただし大きさは、シリーズ最大だそうですが(笑)。
  調べてみたら初代の倍以上あるんですね。ゴジラシリーズを観るのはこれが初めてなので、そこまで思い至りませんでした。


  音楽、ところどころであの初代ゴジラのテーマが流れて、あっと思いました。
  そしてそれ以上に、エヴァンゲリオンの曲がまんま使われていてああっと思いました!!(笑) 一回目は笑いましたが、二回目は笑えるシーンではなかったので聞いただけで。三回目のロックテイストなアレンジはかっこよかったです。好き。でもあそこまでエヴァそのものの音が来るとはなぁ……。


  そして登場人物!
  主演の長谷川博己さんは、わたしはNHKの大河ドラマ「八重の桜」で拝見しました。その時はちょっと不遇な役どころだったのもあって、頼りない男性という印象だったのですが、今回は線が細いながらもしたたかで一本芯の通ったかっこいい男の人を見せてくださいましたね!!
  長谷川さん演ずる矢口氏が、ゴジラ最初の上陸で被害を受けた街に視察に行き、黙って瓦礫の街に合掌するシーンにはグッときました。日本人らしい日本人の姿だな、と思いましたよ。
  そして、物語冒頭。海底トンネル崩落事故でお偉い方々がなんだなんだって混乱しているさなか、まだ首相も登場していないうちから、ネットに配信された動画を見て「海中に巨大生物がいる可能性」をズバッと指摘するあたり、若くて思考が柔軟で、また怖いもの知らずだなと思います。
  そのあとに彼が大物の二世だと聞いて、そこんところはなんとなく納得いたしましたが(笑)。
  冷静で指導力もある傑物だとは思いますが、作中、泉さんに「出世は男の本懐だろう。それに喜ばないとは、君はなんで政治家になった」と問われ(細かい部分は違っているかもしれません、ご容赦ください)、「政治家には敵か味方かしかいない。俺にとって住みやすい世界だ」と平然と答えたあたりで、あれ、意外と好戦的な人物なのかな? とも思いました。
  そういう特徴、石原さとみ演じる米国特使のカヨコ・アン・パタースン女史とも共通点を指摘されていますね(本人のいないところで!)。カヨコ女史も代々政治家の家系で、父親のパタースン氏は上院議員で、「40代で大統領」という目標をかなり具体的に追っている方。矢口さんも次期総理かとからかわれてひょうひょうと、「俺は10年後を想定している」と言うあたり、確かに似た者同士かもしれませんね。
  ゴジラ対策に詰めるあまり、対策チームの研究者たちからも「ちょっと匂う」と指摘されるシーンは、そんな矢口さんの数少ない「ヒト臭い」一面だと思います(笑)。

  物語中いちばん泣いたのは、最後の「ヤシオリ作戦」開始時、彼がみんなの前で喋って、死ぬかもしれないけどやってください! と頼んだシーン。
  それで、ああ、この話を聞いている人たちは(民間人協力者も多数いた)この作戦で死んじゃうかもしれないんだ、それでも「命が惜しかったら下りていい」とは、矢口さんは言わないんだ、言えないんだ。矢口さんはこの人たちの命を背負って生きていく覚悟があるんだ、と思ったら泣けてしまってどうしようもなかったです。
  その手前の、最前線に出て指揮を執る矢口さんを泉さんが止めるシーンなんかでも、涙が出ました。安全と思われる後方に残って指示を出すやり方はとらない、矢口さんの覚悟がすごかったです。思い出すだけで泣ける……。

  石原さとみは……良かったなぁぁぁぁ。線も柔らかいし可愛い顔だしほんわりと柔和な女の人、だと思っていたのに、こんなやり手女性政治家(しかもアメリカ)の役だなんて。女優ってすごいなぁぁぁぁぁ。本当に、感心するしかありません。石原さとみ、すごい。
  防衛大臣役の余貴美子さんも、よかったです。総理に詰め寄るシーンは、最初のほう冷静だったのに、ゴジラへ自衛隊が次々に攻撃を仕掛けていくうちに、隠しきれない狂喜みたいなものが滲み出ていて。戦場の空気に、ハイになっていたのかもしれませんね。でも、切れ者って感じがして、めっちゃかっこよかったです。
  大杉連さん演じる総理も、最初のほうはおどおどしていたように見えたのに、最初のゴジラ上陸の際に「民間人に自衛隊の弾を向ける訳にはいかない!」と言い放って攻撃中止を指示した瞬間や、都民を置いて自分が官邸から逃げる訳にはいかないと、当初、避難を拒否したシーンなど、ギラッと光っていてドキッとしました。
  いざとなったら首相という人物は、こう言ってくれるものと信じたいものであります。
  柄本明さんの官房長官がぁぁぁ、ちょっと老けすぎかなと思いました。柄本さんもいつの間にかこんなおじいちゃんになっちゃって……。いつ出てきてもうさんくさい刑事だった気がしてましたが(笑)、官房長官だなんて、マジ出世ですよね。官房長官役としてはまったく不足はありませんでしたが、でもやっぱり老けすぎだと思うのですよ。でもよかったわー。

  それがまさか、閣僚こぞって一瞬で死ぬなんて思わないじゃない!!!!!!! 唖然としましたよ!! もう!!

  竹野内豊の役どころがオイシすぎてきりもみ回転したいレベル!!!!! 顔がいいだけの人だと思っていたのになぁ……。いいな、この人……。
  顔がいいと言えば、高良健吾はもっと活用すべきだったと思うの……。もったいない……。
  統合幕僚長だった国村隼さんは相変わらずかっこよかったですね!!!!! 何をやらせても渋くてかっこいいよ!!!! 「とうごうばくりょうちょう」っていう肩書もものすごくかっこいいですよね……。実在する肩書ですが、バクリョーチョーという響きが本当に好きです。音の話ですけど。

  で、エンドロールで、特別出演のような枠で「野村萬斎」さんの名前がクレジットされていたのですが、あれ、出てきたっけ?? 見てないよ?? と首を捻っておりまして。
  どうしても気になるのでウィキペディアで調べましたら、「ゴジラ  モーションキャプチャー・野村萬斎」とありました。
  分かるかーーーーーー!!!!!
  そういう重要なことはエンドロールに書いておいてくださいよ!! マジでお願いします!!



  ヤシオリ作戦という名前は、あれですね、ヤマタノオロチを退治した時に使ったお酒の名前からとっているんですね。巨大な怪獣に目的のものを飲ませる、っていう点で、いかにもピッタリなネーミングだと思います。スッと思い付く矢口さん、そしてそれをスッと受け入れる幕僚長。この会話に教養を感じますねぇ。
  この作戦の準備と実行は、まさしく、マンパワー無しでは成し得ないものでした。量が足りないからあっちこっちに協力を要請して、運ぶ車が足りないからあっちこっちから借りてきて、もらってきてと、全国から差し伸べられた手がなければ頓挫してましたものね。そして東京は核の炎に包まれる訳ですよ……。ヒィィ。
  そうならなくって本当に良かったです。本当に。
  ヤシオリ作戦実行中も、タンクから凝固剤を送り込むホースの連結など、人の手でないと出来ない作業ばっかりでしたもんね。ゴジラのお口の、すぐそばで! そりゃ死ぬわな。作戦に際して無人操作の戦闘機や車両などがどんどん出てきてましたが、いちばん大事な箇所はやはり人間の手でやらなければいけないんだ、ってのが、すごく伝わってきました。
  そういえば「エヴァンゲリオン」でも、碇司令が手動でエントリープラグを入れていたことがあったなぁ……。手でプラグのハッチを開けたこともありましたっけね、碇司令。なんとなく思い出しました。



  最後に、自分が叫んだ場面ですが。
  「京急線ーーーーーーーー!!!!!」(犬死に)
  「N700系ーーーーーーーーーーー!!!!!」
  「在来線各色ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
  ああああああああ。まさか、新幹線にカミカゼアタックさせるとか、思いませんよ……。すっごく心が痛かったです!! ゆるーい鉄ではありますが、大好きな東海道新幹線N700系がゴジラに突っ込まされた時には本当に泣けました!! っていうか泣きました。
  八重洲ビルももったいないよぉぉぉぉぉぉぉ。東京駅も壊されたよ!! 泣くしかない!!
  在来線も、わざと各色そろえたでしょ、あれ……。ねぇ、全色はいらなかったよね、さすがにね。いりませんでしたよね?? なんでわざわざコンプリートしたんですか!!!! ひどい!!(涙)
  無人運転、っていうか、アクセルかけっぱなしにして運転士さんが飛び降りて見送った、って感じですかね。そうすると前進するしかありませんしね。その運転士さん泣いてるよ、間違いなくさぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 事態が収束したら運転士辞めるんじゃないかと思いますよ。あまりにも辛すぎます……。
  人は死ぬわ電車は犠牲になるわで、いろいろ心に痛い、切ない映画でした。

  おさらいしてみると、本当にゴジラ置き去りだな……。



  長々と書いてしまいましたが、衝撃的で本当に見ごたえのある、いい映画でした!! まだ観ていない方は、明日にでも劇場へどうぞ!! もう観た方はもう一度劇場へどうぞ!!
  強烈におススメであります。

  ということで、熱くなりすぎたので、シャワー浴びて寝ます(笑)。おやすみなさい!


  ではでは~。

モーニング41号

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  みなさまこんばんは! 昨日はおともだちと赤坂へ行き、有名な料亭で豪華なランチとしゃれこんでいた皿洗いです!! いつもはランチと言っても実は廉価でたいへんお手頃なものを食べている自分なのですが、昨日は本格的に高級なものを食べましたよ!
  昼からすき焼きとか、美味しすぎて罪悪感が生じるレベルであります。うっふっふっふ。

  さて本日は、2日遅れでモーニング41号の話題!
  表紙は「へうげもの」の織部さんですが、なんか……ヘルメットかぶってますか?(笑) あ、これ、あれだ! 三億円事件の犯人のモンタージュ写真!!(笑)
  巻頭カラーは「グラゼニ 東京ドーム編」であります。
  第88話。急に花屋さんが出てきて驚きましたが、この、花屋で働くシングルマザーの方が河内選手の「結婚したい女」なんだそうです。驚きだー!! イイ女をいっぱい捕まえて、港ごとに女がいると豪語していた彼なのに、どうしてこんな地味な女性に心惹かれたのでしょうか?? 働いているシングルマザーですから(お子さんは小2です)、簡単に母の像を求めて惹かれた、とも思えませんしねぇ……。
  東京へ強引に連れてこられて、戸惑っている風のこの女性。紹介された河内選手のママも、かなり驚いているようであります。そりゃそうだよな。
  しかし、河内選手、2人のお嬢さんへの養育費が年間2千万円、実家の維持とお母様の生活費でまた1千万円、じいやとばあやへのお給料でこれまた1千万円って、どんだけしっかり使ってるんだこの人……。養育費はともかくとして、維持費とお給料は経費で計上出来そうですね。税理士さんとか、いるのかな??

  「鬼灯の冷徹」、第198話。
  夏になりテレビの心霊特番が増えるので、現世のテレビを見張っている義経さん。見ていて「本物」が写っていて、あの世の住人だった場合には烏天狗警察が出るようであります。いつもお仕事お疲れさまです!
  テレビでもネットの動画でも、同じ地域に似たような霊が出る、と鬼灯くんに報告したところ、鬼灯くんからも「幽霊募集」のチラシを見せられ、2人して現世へ行くことに。お? 義経さんの現世バージョンって初公開ですかね?? 野球帽の正面に烏野シルエットがありますね(笑)。細かい烏アピール!
  でもみんな示し合わせたようにパーカー着るのは何故なんです?(笑)
  そしていつか出てきた土地神、再登場! なんと不動産屋さんにいて暇をつぶしていたのでした。この神様の協力もあって、「祟りを起こして祀り上げられたい(文字通りの意味で)アホな亡霊」に行き着くことが出来ました。こういうアホは、お迎え課を待たず、鬼灯くんが強制連行ですかね??(笑)
  でも、騒動を起こしたきっかけが「俺を左遷した会社の連中を見返すのだ!」っていうんですから、これまた器の小さいこと……。道真さんの怨念に比べるまでもないですね。っていうか自分で巨大な祟りを起こせよ、と。道真さんは内裏に雷落としたんだぞ! 人が死ぬような奴を! それを見習ってからまたいらっしゃい!!

  「コウノドリ」、第165話。
  今回出てきた旦那さん、どう見てもサインドイッチマンの伊達さんですね(笑)。アオリも「営業スマイルは伊達じゃない」ってなってますし、なんでこんなにさりげなく登場してるんでしょうか。
  そして小松さん、いい歳して(って言い方も失礼ですが)モラトリアムのようなこと言ってらっしゃいますね。そもそもこの方、結婚願望とかあるのでしょうか。子供を諦めた訳じゃない、って発言もありましたが、子供も欲しいのかな?? 自然の成り行きに任せる、って言えるのは、もっと若いうちだけだと思うのですけどね……。

  「疾風の勇人」、第30話。
  朝鮮戦争、勃発です! キム・イルソンさん(今のジョンウンさんのお祖父さんですね)が韓国をアメリカの支配から取り戻す為に起こした、という感じの描き方でしたが、そもそもこの時点で韓国と北朝鮮は別たれているのですね。そこからして知りませんでした。不勉強で申し訳ない。今度とっくりと学習しておきます。
  そしてマッカーサーさんはいち早く戦場へ乗り込み、在韓米人の救出に乗り出しました。だからGHQが今、手薄で。日本としては、情報がなかなか得られないまま、戦争に協力することになってしまったのでしょうか。
  米軍からの注文で日本の製造業は戦争特需に沸き、消費がぐっと増えました。そこでかつての闇市の主から進言され、勇人さんは「酒税」を下げることに。GHQ税制顧問のシャウプさんも説得して、酒税を下げ、下げた分だけみんながお酒を飲むので(笑)、過去最高の税収を記録したそうです。
  安くなったほうが売れる、という、経済の教科書に載せられそうなお話ですな。めでたしなんだぜ。

  「ギャングース」、第149話。
  盗聴携帯を使っての情報の吸い出しには成功しましたが、金の「受け子」はあっちへ行ったりこっちへ来たり、もうめちゃくちゃ! 場所もてんでバラバラで、カズキたちは不信感を抱きますが、ゲーテさんに教えを乞うと「いずれ一ヶ所に集約される筈」とのこと。もしかすると情報が漏れることを恐れて、安達氏がわざと攪乱しているのでしょうか??
  そしてゲーテさんの言葉通り、やがて金はひとつのところに集まり始めましたが……それがなんと、豊洲のハイタワーマンション!! 最上階の一号室、3201号室、って、もしかして32階……!?
  そんなところに、タタキに入れるのでしょうか??
  どうなるんだこれ!?

  「サンダーボルトファンタジー」、第7話。単行本が今月発売だそうです!
  任務に失敗したリョウミ(漢字が面倒なのでカタカナで)は天骸により精神攻撃を受け、死ぬ恐怖を繰り返し味わわされることに。命の価値はあるか、と天骸はうそぶいてましたが、そんなのあんたの匙加減一つじゃないか……。
  そしてショウフカン側は、手助けしてくれた弓使いと槍使いと共に、鬼鳥や丹緋と合流しておりました。やっぱり鬼鳥の知り合いだったのかー。行動早いな!! 次はこちらから仕掛けると言う鬼鳥さんですが、一体どんな作戦で攻める気でしょうね??

  「おこだわり人」。なんと、麒麟の川島さんが登場!! 東京へ出てきたはいいが、相方ばかりが売れてしまい、苦しかった時代をとうとうと語られました。そんな時期の心の支えだったのが、中目黒のとある銭湯、という話でして。
  細部のこだわりはいろいろ感じるのですが、要は「銭湯大好きマン」ってだけなので、針小棒大に語るのが上手な人なんだなぁという身も蓋もない感想を抱いたのでした。芸人さんだから、やっぱり話はお上手なんですかね。
  でも麒麟って、わたし、川島さんの印象しかありませんけどね。レッドカーペットとかには、おひとりで出てましたしね。コンビ芸人なのに単独での仕事が入るってのも、変な話だなぁっと思うのですが。

  「深蒼海流」。徳子さんを見た政子さんの台詞、「東国では見ぬ美貌よの」ってのに、つい笑ってしまいました。かわぐち先生の絵柄で美人かどうかを判断するのは不可能!!

  「マリー・アントワネット」、あれ? もう最終回?? もっと続くものだと思ってました……。
  でもこの画面の描き込みを見るに、このクオリティでもっと回数が多かったらさすがに掲載は無理かぁ。単行本は早くも今月出るそうです。描き下ろし連載万歳!(笑)
  今回は馬に乗ったり、花壇で蝶を捕まえたりと、アントワネットさまの実に彼女らしい行動がたくさんあって和みました。ヴェルサイユのしきたりに押し潰されそうになっても、やはり、自分らしさを失わないことは大事なことですね。
  伯母上たちも別に悪い人じゃなさそうで、ちょっとホッとしましたかね。夫婦円満の秘訣を聞かれて黙り込んじゃうとか、ちょっと気の毒なところもありましたし(全員未婚なので)。
  殿下が心を開いていく様子がよく分かって、安心しましたわ。このまま仲良し夫婦になっていくのですね。
  最後に「『チェーザレ』の執筆に戻ります」とあったので、これがいちばん安心しました(笑)。


  簡単ですが、こんなところで。ではでは~。

「ハルタ」36号

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  みなさまこんにちは~。近所でやっている神社の例大祭の影響か、妙に人の多い地元駅前に困惑している皿洗いです。特に小さい子供が多いような気がいたします。お菓子とかもらえるんですかね?? 小さい頃、家の近くの公園でやっていたお祭りでは、そういう特典もありましたね。

  さて本日は、遅れに遅れている「ハルタ」36号の話題! 37号を早く買ってこなくては……。
  ついに定期購読を申し込んだので、これで前号を買い逃したー! とか嘆くことはなくなりますよ!!(志が低め)

  今回の表紙とカバーストーリーは山本ルンルン先生であります。ホラーテイストですが、この方の絵柄だと怖さはまったくありませんね(笑)。かわいい。
  でも、肝試しに空き屋へ侵入するとか、そういうことは日本でも駄目ですよ! やってはいけませんよ。ただの不法侵入ですからね。個人的にはそんなにしてまでスリルを追い求める心理はいまいち理解出来ません。ネットで怖い話読むほうが好きです。

  今回は新連載! 菊池まりこ先生の「公安部特異人種課」がスタートであります!
  タイトル通りの部署に配属された、いわゆる“普通の人”の、常田さん(男性)。警察人生10年とちょっと、と言っておられるので、30代半ばってところでしょうか。部屋へ入ろうとするといきなり眼鏡の女性に連れ出され、銃を持ってこいと言われ、突然の出動であります。
  手から火を出す、人間火炎放射器の男が、同僚女性を焼いて逃走中、とのこと。いまいち状況が呑み込めていない風の常田さんでしたが、話はどんどん進んで、逃げている被疑者・日原さんを追い詰める特異人種課のみなさまが次々に登場いたします。未来を読んで日原の行動を封じる少女と、電気操作盤を操って鍵をかけたりエレベーターを止めたりする気弱そうな男性、そして、目を合わせると相手の体を乗っ取ってしまう不思議な少年、と。
  それ以外は“普通の”人間っぽいのですが、新人の常田さんだけ常に(ダジャレではない)取り残される感があって感情移入しやすかったです。
  「特異人種」とは一体何なのか?? 次回以降、詳しい解説が待っているのかと思われますが、得意能力が発覚した時点で警察のこの課にマークされる、悲しい人生が待っているようであります。日原が衝動的に焼いてしまった同僚女性もなかなかのクズだったようですが、そのクズに対して日原が「自分の能力」を行使すると、たちまち拘束されるという、この理不尽。
  あれですね、どんなことがあっても、暴力はいけないっていう理論と似てますね。
  特異人種にとっては、「やり返せるちょっとした手段」が、もう犯罪行為になるっていう。すごく生きづらい生を背負わされているように見えます。どんな心境なのでしょうか……。
  しかし、かなりややこしい話ですのに、スッと入ってきますね。見せ方上手いなぁ……。

  「真昼の百鬼夜行」、第2話。
  今度は河童です。埋め立て予定の川の底からズボッと出てきちゃった、河童。何故か人の真似をして、好奇心旺盛で、現場で働いていた横木さんという男性に懐いてしまって彼の作業が進まない(笑)。ほっとくとどんどん好奇心のままに危ないことをしてしまうので拘束しようとしますが、野次馬ギャラリーが湧いている上に、マスコミも来ちゃっていて、思うようにいかない……。
  プレハブの事務所に閉じ込めておけば、人間のお菓子を食べて吐いて、花札も食べて吐いて、ストーブに当たって体が乾燥してぐったりして……。
  ああ、これ、預かった幼児を持て余している親戚のおじさんの図ですわ(笑)。
  水族館の迎えを待てないと、近くの川に放流。ヘルメットをかぶっていると仲間だと思われるので、あえて河童の目の前で脱いでみせて、悲しい顔をした河童はそのまま去っていくのでした。河童を放流したということで、横木さんもこの建設会社も責任を問われることになったそうですが、なんかそれ理不尽ですね(笑)。
  でも、川に放した河童はそれなりに元気そうなので、結局水族館へ行くよりは、これでよかったのかもしれませんね。
  見た目は完全に「自立する亀」でしたが、まぁ河童にもいろいろ種類があるんだろうなー。

  佐野菜見先生の「坂本ですが?」特別スピンオフ、「人よんで8823(はやぶさ)」登場!
  ボコボコにされている後輩を助けたり、クラゲの真っ只中に落ちたあっちゃんを助けたりと、8823先輩大活躍ですな!! クラゲに対して通す筋とか落とし前とか、そんなもんある筈ない気もするのですが(笑)、そこをあえて筋を通し、落とし前をちゃんとつけるのが8823先輩なんだなぁ。
  サーファーになった深瀬さんも出てきましたが、相変わらず性格悪いね(笑)。でも、ちょっとだけいい人になっていて面白かったです。
  あっちゃんは真夏でもニット帽なんだなぁ……。
  あと、あっちゃん、坂本のこと好きすぎだろ(笑)。

  帰ってきた「ふうらい姉妹」!! 第48回!! 回数すごい!!
  難しい言葉を使えば知的、っていうその発想が既に姉妹的だし、イデオロギーと言いつつただのコーヒーの言い換え(主にしおりちゃんの機転)ってところも素晴らしく姉妹的ですね……。姉妹が変わらずなので、本当に安堵いたしました。帰ってきた、って感じがしますね……。
  この居心地の微妙な良さは、既に自室のない実家のようであります。
  脱皮するれい子さんにゾクゾクしました。

  中村哲也先生の新連載、「ネコと鴎の王冠(クローネ)」!
  魔法バトルものを描いたり自転車を描いたり、かと思えば今度はビールの話で、中村先生の引き出しどんだけあんだって話ですわ。という訳で今回の連載は、ドイツでビール造りをする話!
  いきなり空港で「マイボックが飲みたい!」と思い立ってあちこちの食堂を当たるも、マイボックはそもそもマイ(5月)に出すものだから今はないよ、と言われてしまう受難の冒頭。お店の案内にコースターが使われていて、そこに“Willkommen”(ようこそ!)と書いてあるのが、もう既にドイツ方式で(いやさ、ビール方式?)、なんだか楽しくなりました。
  主人公は日本人のようですがお連れさんはドイツ人女性で、舞台はドイツ、ビール工房へ「帰ってきた」ところのようですね。これから新しいビールを作るのでしょうか!? ビールの話がたくさん聞けそうで、楽しみです!

  「乙嫁語り」、第31話。
  いきなりキスなんかしちゃって大展開の前回でしたが、今回は、馬車の車軸が折れてとんでもない災難に見舞われることに(笑)。けれどもその困難を2人でがんばって乗り越えようとする様子が、見ていてとても爽やかでした。青春って感じが! します!! この当時の結婚に恋愛なんて付随してなかった筈なのに!!
  でもこの作品に出てくるご夫婦って、みんなラブラブなんだよな……萌えるわ……。うふふ。
  笑って「君は本当におもしろいな!」なんて言うウマルさんの笑顔、本当に素敵でした。いい子だよ、ウマルさんは。本当にいい子! パリヤさんもいい子!
  幸せな結婚が出来るといいですね……。

  山本和音先生の特別読切、「まどか、田園へ行く」。
  急に元カレが「仕事を手伝ってほしい」と連絡してきて、土日に出かけることになったまどかさん。土日で! 泊まりで!! 確か省庁に務めている筈の、彼の手伝いって? そんなの口実でしょ? わたしに会いたくなったんでしょ??
  などと大張り切りで向かったまどかさんでしたが……なんと彼は金融庁を辞めて農家に転職しており、お仕事の手伝いってのは本当にただの「手伝い」。地道でくたびれる草抜きの作業を延々とやって、雨に降られて帰ってきたのでした。しかも元カレは実はゲイだったというオチ付きで……。
  なんなん、これ。これただの、主人公が恥ずかしいやつじゃん!!(笑) 同居してる友達に嘘を貫き通して、恥を自分だけのものにしたまどかさん逆にかっこよく見えるじゃん!!(笑)
  「過去を引きずるのも下らない、未来を見ないとね」ってうそぶくまどかさんの台詞に、ハルタ握って「ホントそれな!」と叫びたくなりました。あーあーあー、女の期待とは、かくも淡く、はかなく散るものか……。
  1ページまるっと使って「まどか田園に死す」って表示する、その大胆なページ割に痺れましたわ。
  前回の読切も心にズキッときましたが、今回のはズキッていうより、ズキズキっていうか……じくじくっていうか……女の心を地味に抉りますね(笑)。面白かったです。

  「不死の猟犬」、第31話。
  ついにママと剣崎警部補、正面対決であります! と言っても、ママとしては剣崎さんと話し合うつもりなどさらさらなく、ただ柊木に「仕置き」をする為だけに出てきたようですね。あんなに怠惰に過ごしていても、飼い主としての責任はちゃんと果たしに来た、という訳ですか。
  ある意味、柊木さんにとっては本望じゃないですか? 厳しくしつけてもらって。「復活」に時間がかかるから、しばらくは再起出来ないんでしょうけど……。うーんスプラッター。
  剣崎さんはさっさと喫茶店から逃げて、バイクで逃走しましたが、すぐ追いつかれて地下駐車場で拘束されてしまいました。そこで「本音を言え」とママに迫られ、悲惨な生い立ちと半生を背負っている風鈴(風間リン)は「俺がもらう」と堂々宣言しました!!
  えっ!? いつの間にそういうことになったんですか?? 剣崎さん、本気で?? 本気で言ってる??
  ママだけでなく、こちらも一瞬呆気に取られてしまいましたよ。母親を目の前にこの宣言ってことは、もう、ほぼ「お嬢さんをください」じゃないですか。風鈴の今後を、背負っていく覚悟があるんでしょうか?? それとも利害が彼の中では一致してるの?? 貰っておいて殺すつもりなんでしょうか??
  剣崎さんの本音が見えない……。「もらう」ことだけは確定のようですけどね。

  「ゲス、騎乗前」、第14話。
  理沙ちゃんを辛さ攻めにしてまで手に入れた土曜日のレースの出場権。このレースで牧くんは、老獪な「玄さん」をハメるつもりのようです!! その為だけに犠牲になるテンちゃん(天野騎手)……哀れよのう……。でも、いつだか牧くんをボコボコにしてしまったが為に、こうまで執着されてる訳ですから、そう簡単にはほどけない因縁になってしまっている模様。牧くんに言わせてみれば、使えるものは使う、利用されるほうが悪いってところでしょうか??
  こういう牧くんの性格の悪さを楽しむ為の作品だと思っておりますので、これはこれで「アリ」かな、と個人的には思います(笑)。
  ともあれ、レースの仕掛けはそこそこ上手くいったものの、牧くんまで巻き込まれてしまって「裁決室」へ呼び出される羽目に。接触があった場合、「審議」が行われるので、騎手にも事情聴取があるんですって。公平性の為には、当然のことですかね。でもそこでもなんとかことを有利に運ぼうと、あれこれ策略を巡らせる牧くん(笑)。もうこれは、表面上の嘘云々ではなく、彼の生きざまそのものになってますね~。いいゲスっぷりだ。
  でも玄さんに策略を見抜かれてしまい、それでもその上で「ミタマグレート」の騎乗を譲ってもらっちゃいました。
  ラッキーと言えばラッキーですが、勝負には負けた感が満載で、牧くんちょっとご不満げ。でも、結果としてミタマグレートの騎乗依頼は彼に来たので、オーライですね! 終わり良ければすべて良し!! あとは重賞で勝つだけだ!!
  しかし玄さん、ただ利用されるだけのテンちゃんと違って、危険を避けつつ相手に恩を売る、なかなかいい選択しますね。馬同士の接触があった時も玄さんの技術で大きな事故に至らなかったと牧くん自身が感じてますし、一枚も二枚も上手って感じがいたします。これは、敵対するのは賢くない相手ですねぇ。
  テンちゃんもそうですが、これからこういう相手と牧くんがどんな関係になっていくのか、多少ドラマがありそうでちょっとワクワクしますね。なんだかんだ言って牧くんも騎乗の機会は増えてきた訳ですし、本来の腕を発揮しつつあるのではないでしょうか??

  山田果苗先生の特別読切、「日々ビビリの日比里(びびり)くん」。
  何をするにしても最悪の事態を想定してしまい、警戒に警戒を重ねた結果なにも出来なくなるという、ダメなサラリーマン・日々里くん。14時からの商談に出るのに11時前に会社を出て、歩いて相手の会社まで向かうというこの……効率の悪さ……。学生ならまだ許された。
  査定に響いて出世しなさそうだなぁ(小並感)。
  この性格を克服しない限り、彼に明るい未来はないと考えます。以上。

  「世界八番目の不思議」、第19話。
  織姫と彦星が登場! 会えない間に携帯電話で連絡を取り合うことになったものの、今度は携帯に依存しすぎてお仕事がはかどらないので天帝が困る、という内容でした(笑)。結婚するまで仕事中毒だったようですし、結婚したらしたでラブラブに忙しくて職務放棄。一方に傾いたらそれしか出来ない病気でも患ってるんですかね?(笑)
  中庸を求める周囲は何も間違っていない筈だ。
  年に一度しか会えないって、こうして読んでみるとなかなか過酷ですね。「鬼灯の冷徹」では、白澤さんが「意外と一年ってあっという間じゃない?」みたいなことを言ってましたが、ここ出は織姫がそもそも恋愛体質なので一年も待てない、つらい、っていう話なのでした。
  でもまぁ、会えない旦那さんを思ってさめざめ泣く織姫って、確かに現代翻訳したらこういうウザい性格の女性になるかもしれませんね。天の上に住む人で良かったですよ……。


  後半戦はまた次回以降!! ではではー。

伊達の鉄壁と、再び対決!

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  みなさまこんばんは! 今日はとっても涼しくて、いよいよ一日中冷房無しで過ごせ、たいへん快適でウキウキしちゃう皿洗いです!
  なんでかYou Tubeで懐メロなど聞いてみたりしまして、いろいろ記憶の扉が開いてうわああああってなりました(笑)。カラオケへ行ってしこたま歌いたいな!!

  そんな願望はさて置いて、本日は月曜日なので週刊少年ジャンプの話題であります。ジャンプ41号、表紙と巻頭カラーは「僕のヒーローアカデミア」です!
  なんと、ヒーローアカデミアももう2周年なんですね。っていうか、まだ2周年なのか……。アニメもやったのになぁ。んで、1年前と同じく、人気投票開催なんですって! 去年の人気投票は、あれだ、ナルトに入ったりヅラじゃない桂さんに入ったり、出久くんの靴(赤いやつ)に一票入ったりしてたんでしたっけね(笑)。
  人気投票となるとウケ狙いでそうした投票をする人は必ずいたイメージですが、最近では応募券をハガキに貼付して投票するシステムが浸透しつつあるので、アホな泡沫投票はもう出来なくなりますね。……アホな投票をする為だけにジャンプを複数冊買うっていうんなら、止めはしませんが……。でも買い占めるのは不良在庫だけにしてね?
  すごい数のハガキが来るでしょうに、得票数をカウントする係の方はちゃんと誰が誰に投票したかとか、把握してるんですからね。前回のワールドトリガー投票でも、複数投票ちゃんとカウントされてましたからねぇ。仕事量ハンパないよヤバいよ……。

  ま、それは集英社の方にがんばってもらうとして!
  「ヒーローアカデミア」本編、第106話。いつの間にか轟くんが合格している……。さすがだ。すごい。
  あれこれピンチはありましたが、お茶子ちゃん(本物)と瀬呂くんが駆け付けてくれたので出久くん助かりました。よかったー。士傑高校の女子生徒は全裸になって(!?)逃走。なんかもう、身体を覆っていたドロドロしたもの、変身に使ったアレが個性だとしたら、かなりヴィランっぽい女子生徒ですね。失礼ですが。
  一方で、かっちゃん。謎の個性を使うやはり士傑高校の生徒を相手に、怯みもせず果敢に向かっていっているご様子。っていうか個性もかなりヤバそうですが、性格も相当面倒臭そう!! まぁ、かっちゃんに品位がないのは確かですが(ごめんね!)、品位だけが大事なものでもないでしょうに!! かっちゃんの実力を見てから言えよな!! と、思いました。
  残り枠が少ないようなので、みんながんばってほしいですね!!

  「ブラック・クローバー」、第77話。
  キテンの街に着いた暴牛の一団(4名様)。ヤミ団長はさっさとヴァンジャンスさんのところへ行ってしまい、残された団員たちは住民の避難に。っていうかアスタなんか、両腕折れてんのにどうやってこの場所で役立てと……? 本来なら介助が必要なレベルですぞ。どんだけタフなんだコイツ……。
  と思ったのですが、チャーミー先輩の綿魔法でなんかモコモコと保護されてますね。機動性は確保されていると見た! 先輩たちはみんな器用だなぁ。
  ヴァンジャンスさんは安定の強さですね。あのヒゲのおじさんが斬りかかろうとしましたが、それはヤミ団長に防がれてしまいました。かっこいいぜ団長ーー!! そして、木に巻き込まれたお仲間を回収して、例の煙の馬車(?)でスタコラサッサと逃げていくヒゲのおじさん。逃走要員かよ! もっと活躍してもいいのよ?
  ユノは強敵相手に大活躍でしたが、久々に会ったアスタがボコボコになっているのを見て、実に嬉しそうに笑っていました。「オマエがそれだけボロボロになってるってことは…また更に強くなったんだな」って、それが常識って、お前らはサイヤ人か(笑)。
  でもここで笑い合うのが、アスタとユノの友情ってもんですよねぇ。うんうん。
  相変わらずで安心しますね。

  「ソーマ」、第182話。
  薊パパはいつもきりきりカリカリしているのかと思っておりましたが、自分の手元に残した十傑と話す時は割とにこやかなのですね。ワガママ放題の竜胆先輩にも、ニコニコしながら話しかけていて一瞬誰だか分かりませんでしたマジで。なにこれきもちわるい(率直)。
  十傑の中で下級生ってだけで、叡山先輩が末っ子扱いされてるの可愛い(笑)。今まではそれが久我先輩のポジションだったんですねぇ。
  で、なんでいきなり薊パパと十傑が? と思いましたら、残党狩りと並行して行われていた「新・十傑の決定」バトルロイヤルの模様を、創真が、久我先輩から聞いていたようです。この戦いの中で葉山アキラはすごい力を発揮して(もう料理漫画とは思えないような描写で)、十傑の第9席に収まったのですね。
  雪山でミルクティーが飲みたいと言ってごねる久我先輩マジ可愛いんですけど。どうしたらいいのこの上級生……。はぁ……(溜息)。

  「斉木楠雄」。楠雄くん渾身の「おとぼけ顔」!! 無表情一徹なのかと思ってましたが、こんな顔もするようになったんですね(笑)。つられて海藤も窪谷須も唇が歪んでるの、かわいいな(笑)。でもこのしつこい転校生を、どうかわすつもりなんでしょうね、楠雄くんは。今までの転校生って、窪谷須以外には正体バレてるんですよねぇ。
  灰呂に正論を言い聞かせたキャラってこの転校生が初めてじゃないかな……(笑)。
  回を追うごとに照橋さんが美人になっていくのでビビるばかりであります。か、かわいい。画力上がってる。

  センターカラーで「ボルト」、第5回。ボルトの不正がバレて試験失格となったのですが、そのさなかに敵が襲撃してきて現場は大混乱! ってなところですわ。
  ナルトの小さい頃だったらズルなんかせず、自分の努力でなんとかしようとするところですが(ただし三代目を鼻血で倒すぐらいのことは平気でする)、息子の育ち方がちょっと気になりますね。これも世代間格差というものでしょうか。恵まれた環境なのに、って周囲が言うのは簡単なことですが、ボルトは今ある状況しか知らない訳ですから、ナルトと比べるのは酷だって分かっているのですけどね。
  今でもヒナタは「ナルト君」って呼んでるのか! 夫婦生活何年だよいつまでも少女みたいな風貌しやがって!(※ 誉めてます) さすがヒロインだぜ。
  我愛羅は養子を迎えたんですかね。よく似てるけど。
  あと、サスケカッコいいね。

  「ハイキュー!!」、第221話。
  影山の喋りがまったく伝わらんなぁ~と思っておりましたが、翔陽も同じ感想を抱いていたので安心しました(笑)。「擬音のザンネンさがすごいな」って言ってる……。やっぱり残念なんだな!! でも、それで今までコミュニケーションに齟齬が生じてなかったってところが、一番すごいですわ。
  擬音は残念ですが、けっこう指導は的確!? 母指球にちゃんと体重を乗せて、って、言えてるじゃないですか! 影山!! 理論はちゃんと頭に入っているのね(笑)。
  でもその影山は、強化合宿で言われた「お利口さん」がまだ頭に残っているのか、ちょっと考え込むことが増えたようですね。翔陽は観察の時間が増えたし。この変人コンビの些細な変化に、烏養コーチはちゃんと気付いているご様子。いざとなったら、コーチがなんとかしてくれるでしょう!!
  そしていよいよ、伊達工業との練習試合です。
  新しく主将になった二口さんと、相変わらずの青根さん、そして翔陽とすっかり仲良くなった黄金川(かわいい)。ずらっと並ぶと、やっぱりみんな背が高いですね! 二口ってそこまで高いイメージなかったのですが、それは青根の隣によくいるからだと今回気付きました。相対的にね……。
  さて、今回はどんな対決になりますかね!?

  センターカラーで金未来杯、第2回。杠憲太(ゆずりは・けんた)先生の「ボーイ・ザ・ゴールド」。体操でオリンピック金メダルを目指そうとする少年の話でした。「ゆずりは」ってすごい名前だな! この漢字初めて見た!!
  体操って、今年はオリンピックもありましたし日本男子団体金メダルで、たいへんタイムリーですね。でも、主人公がどうして「金メダリスト」になりたいのか、って点ばっかりで、どうしてトラウマを克服したのかってところがいまいち見えてきませんね。そこ大事だと思うのですが。アイマスクはブラフだったしさ。
  幼馴染みの少年が当て馬みたいな扱いで、ちょっと納得いきませんわ。
  あと主人公の髪型が謎スギて。このトサカ、要る? 必要? 無駄設定じゃね??

  「こち亀」。すごくいい話でびっくりしましたわ。ゲパルトの旦那さんが使っていたという軍用時計、それをアメリカに渡って修理依頼する両さん。親切の押し売りとか、日頃のお礼とかでなく、その時計がどれだけ彼女にとって大事なものか瞬時に理解したからこそ、動かざるを得なかった。時計のプロとしての衝動と、あとは男気でしょうか。
  善行積んだから、次回最終回に両さん死ぬのかも……。と、ほんの少しですが本気で心配しております(汗)。

  「レッドスプライト」、第3話。
  なんと、驚いたことに建国宣言までしてきましたよ。架空の空の島・マゴニアの名をとってそのまま高らかに告げてきました。この世界にネットがあったら、即座に関連性について考察するスレッドが立ってるでしょうね(笑)。
  仲間も一挙に手に入れて、ブレーンになってくれるであろう博士までいるんですから、なかなか頼もしそうですね。
  でも敵の首脳陣も、ただ偉そうにふんぞり返っているだけの存在ではないようで、手強そうな雰囲気……。今後、物語はどう展開していくんでしょうね。

  センターカラーで「火ノ丸相撲」、第112話。もうさ、カラー扉が完全にホラーですよ。ホラーじゃなければ怪獣大対決ですよ。最近「背すじピン!」でこんな感想書いた気がする!
  国宝同士の対決がどうなったかは次号にゆだねるとして、今回は、お師匠の駿海さんの表情にドキッとしました。すごくドキドキワクワクしている、ゾクゾクしている顔が、とっても良かった! ひょっとすると駿海さんの中の闘争心まで呼び起こしてはいないかと、ちょっと心配になるような表情でした。
  この絶妙な表現……グイグイ引き込んでくる感じ……。やっぱり川田先生はすごいな。うむ。
  12巻も早く買おう!

  「鬼滅の刃」、第29話。
  善逸、一人ぼっち……。誘ってくれれば俺だって行くよ! って、これほど見事な言い訳も昨今聞かんなぁ……。まぁそれはともかく、禰豆子かわいさに(表現としては間違っている気もしますが)彼も山の中へ入っていきました。やれやれ。
  蜘蛛が糸を張ってそれを鬼が操る、と。昔話に、池の側で休憩していたら池の中の存在に引っ張り込まれそうになった、って話がありましたね。あれを思い出しました。あの話も、蜘蛛が糸をかけてくるんですよねぇ。そもそもにして、蜘蛛が苦手な人にはキツイ任務だろうな……。
  妙な「刺激臭」がして炭治郎の花は利かないので、伊之助の「触覚」に頼ることになりました。五感がそれぞれ優れている仲間が出てくるのですかね? だとすると残るは、視覚と……味覚?? 味覚はどうやってバトル漫画に組み込んだら……。
  っていうか鬼の仲間らしきものが既に出てきたのですが、「家族5人」って言ってますね。糸を操る鬼が5人いるってこと? 家族って、なんのことなんでしょうね。色んなパターンが出てくるので油断が出来ません。

  「約束のネバーランド」、第6話。
  “大人”が増えてやられた! とショックを受けているノーマンですが、レイの発想の転換にだいぶ救われた感がありますね。新しく来た存在を情報源だと思えばいい、って。なるほどな。確かに頭いいなこの子。
  ママ以外にも大人がいるってことは、ママになにかあった時の為の代替のようなものでしょうか。他にもこういう孤児院があって、そこで働く“大人”が複数いるってこと? などなど考えていましたら、ママとシスターの会話の中で、「こちら側」とか、「全棟歴代トップ」とか、「毎朝テストでフルスコアをとる」とか、いろいろ出てきましたわ。ヒントが。……つまりママの首にも「番号」があったことと同じ。彼女らもかつては、今のエマのように「飼われる」存在だったってこと??
  それが抜擢されて、監視する側になるってことでしょうか?? うーむ??
  でも、この新しいシスターの態度にも、ちょっと引っかかるというか……不穏なものを感じますね。上手くママを出し抜くか、その地位を奪うか、ぐらいのことは考えていそう。そこでごたごたすれば、エマたちにとっては好都合なんですけどね。どうなるやら。

  「左門くん」、第48話。おお、もうすぐ50話だ!
  中将Pふたたび! 今度は天使ヶ原さんを(勝手に)題材にしたゲームを開発したそうで、それをプレゼントと言って持ってきたのでした。オンラインゲームで、プレイヤーはみんな「天使ヶ原さん」になって仏としての善行を積むゲーム、その名も「テンシガワラ・オンライン」!!
  モデルの許可を取得しろ!!!!!!(笑)
  ゲーム内では悪行が経験値を減らしレベルを下げてしまうそうで、知らずに生き物を殴った笑美ちゃんはさっそくレベルが5から4に(笑)。なんで初期状態から「5」もあるのかと思いましたが、下がることが前提だからなんですねー。
  で、左門くんのレベルはマイナス299!!(笑) むしろよくそこまでマイナス稼いだな!?
  アンリさんがウィルス流布で悪鬼になったりそれをいさめた天使ヶ原さん(ご本人)が女神になったりと、バグじゃねーならよく設定したもんだなぁ、としか思えないようなイレギュラーが多発して、最終的に閉鎖されてしまうのでした……。……なんか、割といつも通りだった……。
  みんなが天使ヶ原さんのようになれば平和な世界! ってのは確かにそうですが、そうするとアンリさんはアイデンティティを失って消滅してしまいかねませんな。でもリア充に憧れるのね、彼女は。なんて扱いづらい悪の神様なんだ……。

  「ワールドトリガー」、第157話。おいなんだこの掲載順位は。
  遊真と生駒さん&水上さん、そして隠岐くんと千佳ちゃん、あとは王子隊長、という三つ巴。だいぶ人数も絞られてきましたね。じりじりとワイヤーを切られて追い詰められていくさなか、遊真はグラスホッパーでガレキを飛ばして水上さんにブチ当てるというすごい手を使ってきました!!
  ホント、この遊真の発想力には、毎回驚かされますね。ルールに書いてないからOK,っていう理屈を地でいってますね。
  でもたぶん、この組織ってまじめな日本人ばっかりだから、自分以外をグラスホッパーに乗せて飛ばすなんてこと、考えもしなかったのだと思います。前の柿崎隊の虎太郎くんも、この方法で飛ばされて、撃たれてますよね。その前の前の鋼さんも、グラスホッパーを「踏まされて」飛ばされて川に落ちたんでしたっけ……。
  思い付いたら即座に行動する遊真は、やっぱりすごいですね。それが出来るだけの腕があるってことでもありますしね。
  王子隊長に対しても、足にワイヤーが引っ掛かるように壁の破片をグラスホッパーで飛ばして、それで姿勢を崩させて仕留めにいってました。ワイヤーが無駄にならずに済んだ! よかった!!
  これで王子隊は残数ゼロですね。あとは生駒さんと隠岐さんか……。どっちにしろ手強そう。
  今回の試合、本当に「実力通り、順当に」落ちていってますので、あとはいよいよ真価を試されるばかりなんじゃないかと思います。がんばれ遊真!! がんばれ千佳ちゃん!! わたしは修くんと同じように、応援しか出来ません!!(涙)
  あ、そういえば当真さんが「木虎なら足スコーピオンだな」って心の中で呟いてましたが、あの木虎ちゃんの足スコーピオンも、それなりに難しい芸当なんでしょうね。そこまでスコーピオン、万能じゃないと思いますもん。
  いやー今回も遊真がかっこよかったなぁ。淡々と進めますね、淡々とね。
  残り少し、勝ち切ってほしい!!


  今週ここまで。次号は土曜日発売です!
  ではではー。

「ハルタ」36号、つづき。

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  みなさまこんばんは! 「ハルタ」37号が何処にも売っていない!! と嘆いている皿洗いです。やっぱり、発売から少し経ってますので、大体の書店では撤去しちゃったんですかね。9月の発売はないんだから、8月に出た37号をそのまま置いておいてくれればいいのに、と思うのですが……何処もスペースが惜しいんですかね。書棚の。
  まぁ気持ちは分かりますけど!!
  もう一回探しに行ってみます……。

  落胆しつつも、「ハルタ」36号の感想、後半戦! 参りたいと思います。

  続きからなので、「ヒナまつり」、第58話。
  久々にイカルガさんが出てきたと思ったら、アンズちゃんとマオちゃん呼び出して、「実はあなたたちの喉には首輪がついていて、3年放置すると締まるようになってるんですよ」とのこと……。あ、そういえば、この子たちは「元いた場所」の組織に使われてたサイキック少女でしたから、反抗を防ぐ為にあれやこれやの仕掛けがなされてるんでしたっけね。
  能力の暴走で何もかもそれを台無しにしてしまったのがヒナでしたが。
  ちなみにヒナの首輪は、暴走の際に壊れているので、もう彼女は自由のようであります。能力もいちばん強いし、なんだかんだで暴走しては自分に有利な状況を作ってるって、ヒナがいちばんお得なサイキック少女で間違いないですね。あくまで、ヒナにとってだけ、の話ですが(笑)。
  ということで、「喉ごし」で発電してしまう首輪を取り去る為に、断食することになったアンズとマオ。断食の苦しみは想像を絶し、命を繋ぐ為に点滴は受けていましたが、2人は本当につらそうでした。
  見張りを続ける新田さんやヒナ、それにイカルガさんまで、新田さんが「俺達も断食しよう」と提案したことで断食に参加。更なる地獄絵図に……。
  っていうか、これ、舞台がいまいち分かりませんが山中の別荘のようですね。その一室で全員ごはんも食べずに寝たりうずくまったりして過ごしてるって、客観的に見て集団自殺ですよ(汗)。緩慢な餓死という死に方を選ぶなんて、とても苦しいことを……! としか思えません。一歩間違ったら死体で発見されますよ、これ。監督役まで断食してるんですから。
  苦しさに耐えきれず、こっそりとカントリーマァムを食べてしまうイカルガさん。それを発見したヒナまで巻き込んで、2人だけご飯を食べて悠々と過ごすのでした。わぁ。クズだな。
  っていうか、イカルガさんまた妊娠してるのかよ!(笑) なら断食なんか出来ないでしょ……。初めから参加しなければいいのに……。ヒナが我慢の出来ない子だってことは知ってましたが、さすがに、断食して苦しんでいる友達を横目にご飯を食べたことは、いかに図太い彼女の神経でも、罪悪感を抱く出来事だったようであります。その苦しみを背負って生きていくがいいさ。
  よく見たらヒナのトレーナー、「KIMAZUI」って書いてありますね(笑)。その前は「SINDOI」で、その前が「MAJIDE」でした。マジでじゃねーよ、マジでじゃ。なんて馬鹿な子なんだよアンタは……。

  窪中彩乃先生の特別読切、「フェイトフル・デイ」。
  自分の赤ちゃんが産まれるという日に、海外出張から慌てて戻ってくるちょっとドジな頼りない旦那さま。奥さんはもともと仕事の上司で、旦那さんに対し「宛てになんかしてない」とやや冷淡な態度をとるのですが、それでも、心細いという本音は見透かされていて、見抜かれたことに驚きつつも愛情を再確認するのでした。
  始終、旦那さまが焦って焦って、気がせいて居ても立ってもいられない、って感じで汗を流しているばかりの読切でしたね(笑)。まぁ確かに、出張で一緒にいた部長さんの言う通り、お産においては男の人にやることなんかほとんどないんですが……それでも側にいて手を握ってあげたり、汗を拭いてあげたり、うちわであおいであげたり(暑い時季のお産でしたので)。そういう細やかなサポートは、出来ますよね。
  そういう、見守る目が、心が、この奥さんにとっても嬉しいようなので、やっぱり出張はタイミングが悪かったなと思わずにはいられません(笑)。でも人生、そういうこともありますよね。
  新しい命の誕生を見守る、心温まる読切でした。

  「北北西に雲と往け」、第5話。
  アイルランドの大地でスマートフォン(前に、お祖父さんに買ってもらったやつ)を睨んで、慧は一人で困惑中。昔からの友人にメールが届かない、と言っております。依頼人からのお仕事をこなしながらも、思い付く限りのアドレスを試してみて、それでもメールデーモンで返ってきてしまう慧の文章。
  いよいよと思って電話をかけてみると、これが不通。ますますおかしいと、お祖父さんにも報告します。
  三知嵩(みちたか)って、誰?? まさか弟ってことはないよね?? とは思いますが、メールの文面がちょっと兄貴っぽいかな。慧の言い種がね。
  次回を待ちましょう。

  「モテ考」、第4話。
  化粧をしてみよう、という話になり、自分が持っている化粧品を再確認してみたのですが……化粧ポーチが、さながらタイムカプセルでした!!(笑) 学生時代に友人からもらったアイシャドウとか、中学時代から持っている毛抜き(正体はピンセット)とか、そんなんばっかりで。
  化粧水の蓋をなくしたんなら、詰め替え容器に詰め替えればいいのに……。それぐらい思い付かなくて、よく漫画描けてるな、緒方先生。
  マニキュアのベースコートしかないって、それはもはやマニキュアではなく、爪保護ですわ。ただの。
  ということで化粧品を買うぞ! と、向かった先が「どらっぐぱぱす」。……。うん、言いたいことはいっぱいあるけど、我慢しておこう。そして、あれこれ便利な美容グッズを見て、「課金アイテム!」と驚く緒方先生。………。うん、言いたいことが募るばかりだけれども、我慢しておこう。
  まぁ、化粧品って、安かろう悪かろうの法則が働いていると思いますし、高い金を出せばそれなりの効果は得られるという意味では確かに課金アイテムかもしれません。うむ。しかしなー、基本的なメイクしかしないわたしから見ても、緒方先生はすごいな(笑)。そもそもポーチの内容にファンデーションが入っていない時点で「あっ(察し)」ってなりますわ。
  毎日化粧はしなくていいか、っていうオチでしたが、化粧しなくてもまゆげを整えてビューラーかけるだけでも違いますのよ。むかし美容師さんが言っていたのは、ちょっとコンビに行くにしても髪の毛をワックスで整えるぐらいのマメさが、モテに繋がるのだ、ということでした。至言だと思います。
  だから会うのが担当さんだからいいや! って心意気じゃ、いつまで経ってもそこから抜け出せませんよよよよよ。

  百名哲先生の“モキュメンタリー”シリーズ、「愛なき巣」。
  大学時代、すぐくっついたり別れたりする尻軽な演劇サークルのサークルメンバーを見ていて、ただれた性生活を心底軽蔑していた主人公。そんな彼でも、将来の結婚生活に向けて「同棲なるものをしてみたい」と考え、天啓にのっとった結果、後輩の女子学生に向かって「セックスレス同棲」を提案してみたのでした。
  当然、ドン引きの周囲。しかし提案された後輩ちゃんはなかなか肝が据わっていて、家事をしてくれるんなら、ということでアッサリ主人公の提案を飲んだのでした。マジか。
  恋人でもない男女が、ひとつ屋根の下。ストレスを感じもするし、初めて身近に感じる異性の存在感に戸惑いもし、また自分では気付かなかったような自分のことを相手に発見される、なんていう、人生の初体験だらけの日々なのでした。
  結局恋愛感情は生まれなかったけれども、他人同士が一緒にいるということはどんな作用をもたらすのか、それを確かめる一種の実験のようなものだったのではないかと主人公は述懐しております。
  実験ねぇ……。確かに、ちょっと大掛かりな試みだってことは、最初っから分かっている訳ですしね。
  ストレスを緩和させるのは、慣れなのか愛なのか。慣れた果てには愛は枯渇するのか。夫婦仲とは……などなど、いろいろ考える発端にはなりそうですね。そして主人公=作者とするなら、この実験も虚しく、まだ結婚していない訳ですが(汗)。
  どうでもいいのですが、後輩女子「のりちゃん」の友人がちょっと百合っぽくてニヤッとしました。ウザい系の女子だったので萌えはしませんでしたが。

  「A子さんの恋人」、第24回。
  えいこさんに去られてしまって(いちおう、保留中)、暇を持て余しているA君。たまたま仕事が早く終わり、時間が出来てしまった5月のこと。チェルシーに出かけて友子ちゃんとばったり会い、彼女が一緒にいたブリトニーちゃんを紹介されたA君。偶然の出会いでしたが、A君に興味を抱いたブリトニーの積極的な行動で、彼の部屋にも不穏な空気が立ち込めてまいりましたよ!?
  A君をフリーと信じているブリトニーちゃん、略してBちゃんは、たぶん彼に対してアプローチを仕掛けていくのでしょうね、これから。それに対してA君が断る理由と言ったら、プロポーズの返事すら保留のまま日本へ帰ってしまったちょっと変わった恋人のえいこさんだけ。……たぶん、そんな女よりわたしのほうが(略)みたいなことに、なるんだと思います。あっはっは(乾)。
  えいこさんも日本でA太郎にたじたじだし、A君もBちゃんに迫られているのでは、ますますこのカップル、危ういですね。ホントどうなるんだ、これ……。

  「ダンジョン飯」、第26話。
  ライオスとファリンの兄妹、昔の思い出。幼い頃、村の墓場に死霊が出ると噂されており、好奇心旺盛な少年ライオスは大人の制止を振り切って妹を連れ、墓場へ向かいます。そこで死霊に襲われて、あわや死にかけたのですが、ファリンのとっさの行動で死霊は四散、その原因もすぐファリンは突き止めたのでした。
  このことがあって、ファリンに霊術の才能があると分かり、そういう経緯であの魔法の学校に通うことになったようですね。でも出身がすごい田舎なので、あれこれスムーズに出来ず、級友たちから浮いていたご様子。なるほどね。でもファリン自身は、素朴でいい子なんだなぁ。
  そんな思い出を夢に見ていたライオス。マルシルの魔術でいちおうみんな怪我は治り(ものすごく痛いそうですが)、改めてドラゴンの体に向かい合います。ミスリルの包丁で皮膚を切り取って、解剖していくかのごとくに体を切り開き、内臓を出しては中身をさらう、ということを続け……ついに、ファリンの魔法の杖まで見付けました!!
  でも、内臓の中で発見しても、そもそも死んでるんじゃないの? という疑問を抱きましたが、そういえばこの世界では蘇生術があるんでしたっけね。体の損傷が何%以下なら蘇生が可能、って前にナマリが言ってましたっけ。数字は忘れましたが。ライオスたちは、それに賭けているんでしょうね。
  しかし杖に続いて見付かったのは、なんと人骨……。まさかこれが、本当にファリンなのでしょうか!? さすがに白骨からは蘇生は不可能、ですよね……?

  「ふしぎの国のバード」、阿賀野川篇。
  今回は川下り。いろいろ荷物や人を乗せた船が、厳しい川を下っていきます。船には帆もあって、なかなか大きなものだということが分かりますが、それでも現代の感覚で言ったらボートのようなもの。救命胴衣がないと乗れない奴ですね。もちろんこの当時はありませんが。
  居心地のいい客席もなく、腰と背中に持病を抱えているバードさんは椅子がないと座っていられませんが、日本人の船頭たちは「見慣れないもの」を船に持ち込んでくるバードさんにいい顔をしません。あれはダメ、これはしないで、それは忌み言葉だから言わないこと、と迷信だらけ、やってはいけないことだらけで、息が詰まってしまうバードさん。
  しかし、川の難所に差し掛かり、船を岩にぶつけず進ませる腕前を見たバードさんは、この若い船頭に敬意を払う気になるのでした。迷信はともかくとして、彼らの腕前は決して侮れるものではない、今日わたしの命を守ったのは確かに彼だから、と感じて。
  驚きながらも相手の真価を素直に認められるのが、バードさんのいいところですよね。
  ともあれ、ついに新潟の港に着きました。ここで外国人居留地に滞在する予定のバードさんですが、まずは郵便局へ行って母国の妹に手紙を出します! それが最優先事項!
  通訳の伊藤も母へ手紙を出す予定でしたが、バードさんの不注意で大事な筆をなくしてしまったので、それが出来ず……。バードさん、どう償うつもりなんでしょうね。伊藤も気の毒に……。

  「ハクメイとミコチ」、第36話。
  彼女たちの住む大楠の上には、他にも住人がいて、特にすぐ上のコクワガタさんは時々お茶をする仲であります。その彼女(触覚にリボンなんかつけて、オシャレさんであります!)が「せっかく田舎からマキナタに出て来たんだし、私、都会的な生活がしたいんです!」とのたまいまして。
  具体的には、一点ものの家具、というものに憧れているようですね。ああ、オシャレなインテリア、分かりますよ~憧れますよね! でもそういうものは、小さなものから挑戦していけばいいと思うのですよ。
  しかし今回コクワガタのコハルちゃんは、どーんと大胆に買い物をしてしまい、体が小さいので(なんせコクワガタですから)あれこれと不便をして、水が飲めなくて死ぬ思いまでしたのでした。あっぶねぇ! 自分の部屋の中で死ぬとか、とんでもなく不幸なことじゃないですか。都会的とか言ってる場合じゃありませんよ。
  コハルが買ったのはかわいい食器棚でしたが、ハクメイの見立て通り、ちょっと使いづらい代物だったようですね。あるある、可愛い家具に限って、粗悪な品だったり使い勝手が悪かったり。そういう時はデザインを優先しちゃダメだなって思うのですよ。
  でもこれも、オシャレに憧れる女子の、背伸びの過程として必要な体験なんですかね??(笑)
  高いスツールも結局足を切って改造しちゃって、でも、そちらのほうがコハルにはピッタリになったのでした。下に住んでたのがハクメイでよかったよねぇ。
  今度は「都会的な恋」がしたいと言い出しましたが、同種のオスを探すところからスタートですかね……?(笑)

  「ルドルフ・ターキー」、第38話。
  ゴンドランドを逃げ出したモモコとルドルフさんは、ニューヨークの片隅に潜み、モモコが外で稼いで生活を支えていたのでした。怪我は治ったけれどもまだ体の自由が利かないルドルフさんはすっかりやさぐれてしまって、モモコの顔見るなり「酒」って、あっもうこれかなりダメなやつだな、と思いました。
  それでも献身的にルドルフさんに尽くすモモコちゃん。あああああ、切ないねぇぇぇぇ。
  しかし夏の終わりに逃げ出して、感謝祭も過ぎ、クリスマスになる頃にはルドルフさんも松葉杖で出歩けるまでになっていたのでした。モモコが勤めているお店(バニーガールのお店でした)まで来られるようになって。
  クリスマスの頃に、お店を襲った強盗も、ルドルフさんがほぼ素手で退治してくれたのでした! 怪力は衰えてないー!! かっこいいぜルドルフさん!! しかしそれと前後して、モモコが自分を好きだと人から教えられたルドルフさん。今までそんな可能性を考慮したことすらなかったので、びっくりしてました(笑)。これだからなぁ、この人なぁ……。
  で、どういう行動に出るのか……。いきなりモモコをベッドに押し倒してましたが、まさか、まさか……。ここでいきなり抱いたりしたら、ますます人の気持ちの分からない男だよルドルフさん!! やめてよね!!

  「想幻の都」、第14話。
  ビオロイド素体確保の為の、大規模な人身売買。それを巡って捜査していた刑事たちを巻き込む、犯罪組織の自爆。課長を殺されかけた刑事はいよいよキレて、警察が採取した容疑者たち(全員死亡)のデータを持ち出し、極秘裏にビオロイド製造大手のヴィクター社へ持ち込んで、ジルに解析してもらったのですが。
  結果は、「特に何も」。技術元の特定につながる証拠は得られず、警察で調べてもヴィクター社で調べてもこりゃダメか、と絶望しかかったところに、社の研究者。人身売買で得た素体を使っているのはうちの会社なんだ、といきなり明かしました。ジルはビオロイドでAIなので、社の損害に繋がるデータは自動的に解析しないよう、設定されていたようですね。
  しかし、よりによってヴィクター社が黒幕とは……。最初から物語の舞台だったのに。
  あれよあれよという間に真実は明らかにされ、ヴィクター社は世間からの糾弾を受け、この事件で揺らいだ社会はビオロイドの排斥を求め、あっという間にビオロイドが禁止されることになったのでした。
  でも、ビオロイドで復活した人間って、この社会にはかなりの数いそうですけどね。それをいきなり回収・廃棄って、あちこちの組織で人手が足りなくなってバタつきそうです。そういう時にビオロイド、って、たぶん思っちゃいますよね(汗)。今まで便利に使っていた筈なのに、ここで出てくる「人間」の意見は、「前からなんか不気味だったのよ」とかなんとか。おいおいおい。
  刑事の一人は実はこっそりビオロイドですが、彼も捨てられてしまうのでしょうか。生身のほうの彼は、いつ起きるともしれない昏睡状態なのに。でも警察組織が特例を作る訳にはいかないんですかね……。

  黒川裕美先生の特別読切、「夏の花」。ちょっと古めかしい舞台なので、昭和の初めの頃かもしれません。前回の、女教師と小学生の話も、やや古い感じでしたね。
  今回は宿屋の丁稚と、毎年夏に連泊していくお金持ちの家族のお嬢さん。丁稚が本当にまだ小さい子なので(10歳ぐらい?)、お嬢さんがずいぶん大人に見えますが、食べ盛りでいたずら好きなところを見るとまだ16歳とかそんなもんかもしれませんね。この頃の年齢の間隔って、大人になってからのものよりずっと大きく感じますよね。
  お嬢様のワガママに付き合わされ、正論を言えば「私が悪かったってあなたは言うのかしら?」と意地悪に突き返され、ほとほと困り果てる丁稚。お嬢さんに付き合わされて、やることは多いし注文も多いし、ハラハラするばかり。ですが、最後に屋根に上れば花火が見えることを教えられ、花火の美しさと共に、楽しそうなお嬢さんの笑顔が心に焼き付いたのでした。
  いい終わり方だなぁ。お嬢さん、ちょっと性格はきついけど、別に意地悪って訳ではないんだな。
  しかし黒川先生はおねショタが好きなんだな……(納得)。ころころとよく動いてよく働いて、ちょっとそそっかしい少年と、クールに見えるけどまだまだ少女のお嬢さん。いい対比ですし、少年が年上の女性にぐいぐい引っ張られていく感じがとても爽やかで楽しめました。よかったです。


  という感じで、「ハルタ」36号でした。37号がんばって探しますー。

  ではでは!

モーニング42号

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  みなさまこんばんは。今日は出かけようとして、忘れ物に気付いて二度も戻り、そしていよいよ出かけてからまたまた忘れ物に気付いて結局二度手間となった皿洗いです。わわわ忘れ物~♪(By 涼宮ハルヒ) よく確認してから出かけませんとね……。

  さて本日は木曜日なので、モーニングの話題であります。モーニング42号、表紙と巻頭カラーは「サンダーボルトファンタジー」であります!
  表紙に、元の人形の写真が一緒に載っておりましたが、漫画に馴染んでから写真で人形を見ると、ちょっと印象が違いますね。鬼鳥に関しては、サイトで説明を見ると「美丈夫」ってはっきり書いてあるのですが(まぁ……設定なのでなんて書いてあってもいいんですが、本人が言ってそうでちょっとモヤッとします/笑)、写真だとちょっと嫌味っぽい顔に見えますね~(※ 個人の感想です)。漫画のほうが、腹に一物抱えまくってあんまり人に信用されないようなキャラクター、って感じがはっきり出ていて、好きです。誉めてます。
  佐久間先生の絵がそもそも、そういう、含み笑いが似合う男キャラがお上手なんでしょうね。「コンプレックス・エイジ」では出てこなかった(そもそも男性キャラが少なかった)ので、新鮮で楽しくもあります。
  殤不患(←単語登録しました)は、人形のほうは顎髭がしっかりしていて男臭いですね。漫画ぐらいの薄味が好きです。そして丹翡さんは……帽子、デカッ!!(驚) 人形の帽子、やけに大きいですね!! びっくりしました。小顔効果スゲェな(そこじゃない)。

  ともあれ、本編。今回はみんなで卓を囲んで、お食事であります。やっと殤不患、まともな食事にありつけましたよ(涙)。
  で、これからどうするんだ、というお話合い。当然のことながら鬼鳥さんに考えがあるので、どうするも何も皆目見当がつかない殤不患は、ついていくしかありませんね。鬼鳥さんが詳しスギて、もしかして敵なんじゃないかと疑うレベルですわ。
  敵さんのアジト、いつも変な雰囲気で描かれてるなぁと思ってましたが、そもそも空間からして違うのですか。厄介だなぁ。
  そして唐突なお風呂シーン。隻眼の弓使いさんが律儀に髪紐を解いているのがなんか印象的でした。このシーンは人形劇のほうにもあるのでしょうか……?(ゴクリ)

  「コウノドリ」。
  たまたまジョージさんとステージがかぶった「ベイビー」こと、鴻鳥先生。それとなく水を向けてみて、今メールぐらいはしている女性がいる、と聞き出し、「デートに誘ったりしないんですか?」なんて訊いております。腰が重くて、って答えなので、ジョージさんとしても小松さんに悪い印象を持っている訳ではなさそうですね。でも、世界が違うから面白いと言っているので、女性というよりも、一人の仕事人間として興味を持っている、って感じですかね。
  同じように小松さんにも、デートに誘わないんですか? とか聞いちゃう鴻鳥先生。小松さんが打って、でもやっぱり送るのはやめようとしたお誘いメールを勝手に送信ポチーとしちゃうとか、けっこう強引なところもあるんですね(笑)。なんか、お姉さんの恋を応援する弟、って感じがしました。
  職場の同僚、って言っても、医療系の現場はちょっと職員同士のつながりも特殊なんじゃないかな~と思います。より仲良くなれるっていうか、より互いを知ってしまうというか。だから鴻鳥先生も、放っておけないんでしょうね。
  それはそれとして、伊達さんそっくりな旦那さんが作中で「今回の『バトルスタディーズ』超面白れぇ」って言ってまして、それが超面白かったです(笑)。ちゃんとモーニングの表紙まで描き込んである……細かいな。すごい。

  「アイアンバディ」。ああ、格闘ロボットのリーは負けてしまいましたね。でも、いい健闘でした(操縦者のほうがね)。真に出資しようとしている社長さんは、理論づくめの将来的な展望よりも、クレイジーな可能性に賭けたいとおっしゃってますね。ちょっと危ない感じもしますが(笑)、自分の勘をしっかり信じて、自分で道を決めていく! っていう確固たる覚悟がなんだか素敵に見えました。
  絵は完全に、火の中に札束投げ込んでる構図でしたけどね(笑)。

  「終電ちゃん」。そろそろ2巻も発売ですね!
  毎日毎日休みなしの終電ちゃん。雨に降られ、風に吹かれて、なんと今日は熱を出してしまいました。いつもはホームで寝そべりかけている酔っ払いをみんな起こして乗せていってくれるのに、今日は出動出来ず、乗り損ねた人まで。……でもこれは、終電ちゃんのせいじゃないですよ。自己責任って奴だ(苦笑)。
  いつも終電ちゃんがこなしている作業を必死にフォローしようと駆け回る駅員や、運転士。ついには他の路線の終電ちゃんまで頼って、どうにか中央線は走り続けました!
  また次々、新たな路線の終電ちゃんが出てきましたねぇ。どんどんにぎやかになっていきます。
  終電ちゃんには基本、休みはないけれども、それでも一日の最後の大事なお仕事の為に、体を大事にしてほしいなと思います。そして酔っ払いはさっさと家に帰ろう!!

  第3回THE GATE大賞受賞作、「YOUR BOOK」。
  ごちゃごちゃしていて読みづらい……。内容としては、すごく心を抉ってくるSF、ってところでしょうか。主人公の科学者が嫌味で、にくったらしくて、犠牲になる弟がとても可哀想に見えました。大層な理論を振りかざしてはいますが、結局自分で生み出したものをいじめるのが楽しいんじゃないの? と、思えましたね。
  研究所を燃やされても笑い飛ばせる精神力は剛毅だとは思いますが、要するにこの人ってマッドサイエンティストですよね。
  そしてこの主人公が、唐突に読者に向かって話し始めるシーンが、今時珍しくて衝撃でした。昔の漫画ではよくこういうシーンがあった気もしますが。
  でも、そのメタフィクション自体はいいのですが、よりによってそのキャラに「読者に向かって話しかける漫画があってもいいじゃないか」なんてことを喋らせるのは興醒めだと思います……。途端に読みたい気持ちがショボーンってなりましたわ。( ´・ω・`)ショボーン  こういう感覚は人によるかとは思いますけどね。少なくともわたしはダメでしたねぇ。
  大作であることは疑いようもありませんし、話の整合性もかなりとれていると思います。
  でも個人的にはショボーンですねぇ。( ´・ω・`)ショボーン

  「疾風の勇人」。
  朝鮮戦争のさなかに、「警察予備隊」の編成を迫られる吉田首相。もしかしてこれが発端で、自衛隊の原型が整備されたのでしょうか!?? 軍備はさせないと言ったのはアメリカさんなのに、あっという間に手のひら返してくる。さすが合理主義者ですわ。……でもまぁ、今となっては自衛隊があってよかったと思いますけどね。主に災害時の出動に関して。
  マーカットさんが野球の話で急にニコニコしちゃうのが面白かったです(笑)。そういえばこの人はずーっとGHQの公舎でバット振ってますもんね。野球、お好きなんですね。アメリカ人と言えば、野球かバスケかアメリカンフットボールか。そのどれか(なんなら全部)は確実に好きだ、という話もあるぐらいですからね。
  当時のアメリカサッカーは、やはりマイナー競技だったんですかねぇ?(笑)
  そういえばなんで広島は、「鯉」をチーム名にしたんですかね。アメリカでも珍しい、って言われて、確かに他にはあんまり聞かないなと思いました。竜とかトラとかはあるのに、鯉って、独特だなぁ。

  「ギャングース」。
  標的はタワーマンションの最上階! おいおい、そんなとこどうやってタタくんだよ!? と困ったところへ、ヤンくんのお店へ投げ込まれたひとつの資料。それはタワーマンションのオートロックシステムが、停電時には解除されるという仕組みを説明したものでした。え? なんでそんな都合のいいものを?? いったい誰が送ってきたのか!? 罠か!?
  警戒する一同でしたが、なんとなく、これは高田くんがくれたものかなと思いました。高田くんはもう事業がだいたい軌道に乗ったから、ここで安達氏を切り離しても問題ないと考えたんじゃないですかね。……高田くんに期待しすぎですかね??(笑) でも、そうだったらいいな、って。
  しかしわたしの先読みは当たらないことで有名でして。
  ま、誰が投げ込んだにせよ、金がそこにあるならなんとかして入り込まなくてはいけない訳であります。これは難関……しかもタワーマンションには、あの暴力兄弟もいるのです! サイケとタケオちゃんを半殺しにしたアイツら!! まさかの再登場ですわ。あああ怖ぇえ。ゲーテさんの言うように、みんなちゃんと生きて戻って来られるのでしょうか??

  「インベスターZ」。あああ、なるほど、投資部に代々受け継がれている精神こそが、「たかが金」っていう一言なのか! 財前がぽつっと呟いた時に、神代さんがあんなに驚いたのは、そういう理由だったんですね。
  しかし、謝罪なんて何の得にもならない、とクールに言う中学生ですが(こんな中学生は嫌だ)、これが部活動の体を採っている以上、やはり一言あってしかるべきだったと思いますよ。すまなかった、って言って、あとは平然としてれば。わたしはそう思うんですけどねぇ。逃げても戻ってくればOK、謝る必要なし! ってのも、投資部の伝統なのでしょうか?(笑) 逃げる人も多いそうですからね。

  「ほいくの王さま」。桜介先生、便利すぎる!!(笑) 商品としてカタログに載り、お値段を設定されているようなものを、ホイホイと「自宅で作ってきました」って言って用意しちゃうとか、スゲー才能じゃないですか!! まぁ、カタログ写真では「ガワ」しか分からないので、中身までは再現出来ないんでしょうけど、この人のことですから戸棚とか開けるようになっていたり、引き出しも開けられるようになっていたりしても、驚きませんよ。
  モノ作りが出来る人がいるって、いいですよねぇ。工作にしても、裁縫にしてもね。うらやましいわ!


  簡単ですが、今週こんなところで。ジャイキリはいつ戻ってくるんですか?(憤怒)
  ではではー。

「こち亀」最終回ィィィィィィ!!

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  みなさまこんにちは! 久々の晴れ間に歓喜して、シーツなどの大物洗濯物をガッツリ洗った皿洗いです! いやー、天気予報はいまいちでしたが、けっこう晴れてくれて助かりました!
  でもまた次の台風が来てるんですってね……。示し合わせたように沖縄当たりで東北方面に曲がりスギだろう! 台風!

  という訳で、ついに! 今回ついに! 「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が最終回となりました!! ハッピーマンデー前の土曜日なので、週刊少年ジャンプの話題であります!!
  オールカラーを掲載しているせいなのか、いつもよりちょっとお高い(笑)ジャンプ42号であります。

  いやぁ、もう、40年も続いてギネス記録も持っているらしい連載の終了ですので、お祭り騒ぎですよ。亀有のほうでは駅広告をジャック、エスカレーターの手すりにも両さん、垂れ幕までかけたそうでして、すごい規模ですね! 神田明神に絵巻を奉納するって話もありますし、ただの漫画と呼ぶにはもう気が引けてしまうほどの、地域密着ぶりと愛されっぷりであります。
  この先、葛飾区がこんなに名前を出される機会なんて、あるんですかね……。
  一度、亀有の帝釈天にお参りしてみたいものだと思っておりましたが、お参りよりも先にこち亀が終わってしまいました。びっくりだ。

  さて、表紙は見ての通り、いつもの秋本先生の両さんと、それから尾田先生の両さん(ちょっと顔が怖い)、古舘先生の両さん(いちばん実在しそう)、そして堀越先生の両さん(いちばん存在が怖い)の4人が描かれております。表紙をめくると、連載作家のみなさまが描かれた両さんが! 誰がどの両さんを描いたかっていう答え合わせもちゃんと本誌に載っておりますので、どうしても分からなかったら買って確かめましょう!
  見開きで見ると、島袋先生の描いた両さんの存在感がすごいですね(笑)。しかし葦原先生の、上手いなぁぁ……。こういうの器用ですよね。川田先生の両さんはなんか力士みたいで(笑)、どうしてもこうなってしまうのだろうか、と思いました。

  そんな訳で、「こちら(略)派出所」、最終回であります! なんと、30周年企画の使い回し、しかもエアアンケートと、なかなか大胆な企画で締めにかかっております(笑)。とりあえず両さん死ななかった。安心しました。
  えっ!? 雑って30周年の時にはまだ出てなかったの!? 意外だ、もっと前からいたような気がしたのですが。使い捨てのつもりが意外と使えた、と身も蓋もない内情をぶちまけてしまっている最終回ですが、秋本先生でもやはりキャラクターに振り回されることはあるんだなぁと、ある種、勉強になった気分であります。ハルが出てくる回なんか、どうしてもハチャメチャになってたんでしょうねぇ(笑)。
  最後のページにちらっと両さんの弟さんがいましたよ……! この人、初めて登場した時、自分の眉毛指して「こんな眉毛の人です」って言って、中川と麗子に両さんのこと質問してたんですよね(笑)。こんなに似てるのにまったく違う性格ってすごいなって、感心したのでよく覚えてます。

  で、「こち亀」は終了しましたが、この冬にはジャンプ系列の4誌に秋本先生の読切が載るそうです。先生、仕事しますねぇ……。

  更には連載初回、物語の第一話を、何故かオールカラーで再掲!! 両さんの非人間っぷりがよく分かるいい初回であります(笑)。最初は両さんの口ひげけっこう濃かったんですね。中川もこの頃は、大概ひどいですね(汗)。勝手に自分で用意したアルマーニの制服を着るし、S&Wぶっ放すし。民間人の車に確実にヒットしているのですが、それは。今こんな不祥事起きたら即座に全国ニュースですよ……。いや、当時でもか(笑)。
  連載の最初っから銃の違いを克明に説明し、クリント・イーストウッドをしっかり描くという驚きの内容。もう、方向性がまる分かりって感じであります。オチの「ノサップ岬派出所」がまたね……。いいよね……。
  ここから始まって、40年ですよ。
  秋本先生、本当に、長い間お疲れさまでした!!

  「ONE PIECE」、第839話。両さん眉毛が堂々と扉絵に!!(笑) さすが尾田先生だ。
  さてさて、兄弟4人と姉一人、そして父親そろってのサンジの食事風景でしたが、兄が食事を残そうとしていることをつい注意してしまい、シェフの女性をかばったせいであとでこのシェフがひどいことに(汗)。この作品にしては、女性が殴られる描写は珍しいですね。でも、殺されたんじゃなくてよかったです。
  料理人だからこそ、食べ物を粗末にする奴は許せないっていうサンジの性格、久々に見ました。そして兄たちへの激昂も、読んでいるほうから見るとごくごく当たり前の倫理を説いているだけなのですが、すべて鼻で笑われましたね。おまけにサンジの弱み(バラティエとゼフさん)を盾にとって、恐喝まがいのことも。それが王のすることかね(汗)。
  サンジ以外の王子を見てみると、この王国は「ダメ人間」製造機だなって印象しかありません。
  もうちょっと矜持とかさ……誇りとかさ……かっこつけてもいいんじゃないかと思うのよね。人非人がいくら力を得たところで、そんな国はすぐ終わるんじゃないかな、って。そう思います。

  「ブラック・クローバー」、第78話。
  あ、シルフってユノ以外の人間にも目視出来るんですね。あ、そういえば魔法帝も見てましたっけ。でもユノに対する態度は完全に、ファンの女子そのものなんですが(笑)、それでいいんでしょうか? アスタとユノの関係をあえて曲解されるように表現するあたりに、田畠先生の悪意を感じます(笑)。
  チャーミー先輩の差し出すお菓子をその場でもぐもぐと食べ出すユノ。純朴でかわいいな……。
  そしてフィンラルの弟、登場~。そういえばフィンラルも立派なお家からはみ出ちゃったタイプでしたっけ。弟のこの傲岸不遜な態度! テンプレートか!!(怒) 国民を見殺しにしようとした(むしろ積極的に犠牲にしようとした)行動、ちょっといただけませんね。金色の団ではそういうのアリって教えられているんでしょうか??
  防衛の為にここまで来たのに、ここで国民殺してたら、お前何の為に出撃してきたんだよって話になりますでしょ(汗)。
  世界樹の上で話を続けるヤミ団長と、ヴァンジャンスさん。仮面を取ってくんね? と可愛く(?)お願いするヤミ団長に対し、ヴァンジャンスさんはどう出るんでしょうね。まさかこの人が白夜に直接関わっているとは思えませんが、何かしらの手がかりは持ってそうではありますね。リヒトさんを知ってるとか、そういうあたりの。

  「ヒーローアカデミア」、第107話。
  肉塊がちょっと気持ち悪くてウェッとなりましたが、今回は上鳴くんがかっこよかったですね! 会話だけ抽出すると、「お前はヒーローに向かない」「勝手に決めんな」と、「こいつらのこと知らない癖に、馬鹿にすんな」ってこと。熱い友情を描く不良漫画っぽい展開でした!(笑)
  珍しい「個性」ほど弱点を暴かれた時はあっけないものだなー、と思います。やっぱ普遍的でもっとさりげなく使えたほうが利便性は高いんでしょうね。利便性は求められていない訳ですが。
  一方で出久くんとお茶子ちゃん、瀬呂くんは、3人の作戦で無事に一次試験通過。セロハンテープと浮く岩とで、他の受験者をくっつけて捕縛するというなかなかオイシイ捕まえ方でした。お茶子ちゃんの個性って「浮かす」ことばっかり注目しがちですが、「浮かす」ことでおよそ彼女の腕力では持ち上げられないようなものでも作戦に組み込めるっていう強みもあるんですねぇ。浮かした後で、落とすことも出来ますもんね。
  さて、A組みんな残れますかね??

  「火ノ丸相撲」、第113話。
  いやぁぁぁ、今回はまた……すごかったですね。鬼と鬼の対決! って感じでした。気迫に満ち満ちていて、ドキドキしましたわ。勝ったのは草介ですが、これもう、完全に草介は覚醒しきっちゃってるんじゃないですか? 天王寺も強敵なのに、その上を行く草介にも勝たなきゃいけないなんて、二重にキツイわー。しかも団体戦で。
  両さんがサラッと観戦客に混じっているのが笑えました(笑)。違和感ないな!
  そういえば駿海師匠は、さいきんのジャンプには珍しい喫煙キャラですね(他にはヤミ団長)。力士の方って体第一なので喫煙の習慣は無いのかなと勝手に思ってましたが、引退してから始められたんですかねぇ?
  宿舎で「大貧民」などして盛り上がる、大太刀高校のみなさま。潮、確かに、こういうゲームは弱そうですね(笑)。麻雀覚えたらぜったい佑真さんにカモられることになりましょう(笑)。頭脳系のゲームだとやっぱり、桐仁が強いんですかね? あとは三ツ橋とかもけっこういけそう。みんな楽しそうでいいな。やっぱ、部活ってこうでなきゃいけませんね!
  笑顔で、いい引きでしたわ。次回も楽しみです!

  「ハイキュー!!」、第222話。2並び!
  伊達工業は「バンチ・シフト」でガッチリ固めてきて隙のない守備が持ち味、ってことですね。今まで何度もこの「鉄壁」表現はありましたが、解説入ったのは今回が初めてですね。「バンチ」とは「束」のこと。この漫画読んでると、バレーボール用語に妙に詳しくなれます!(笑)
  バンチに対して烏野が用いているのが「スプレッド・シフト」だそうですが(作中「スプレット」となっているのは、誤字だそうです。タハー)、烏野は攻撃的なチームというだけあって、守備は偏ったことや特別なことは特に採用しないんですねぇ。
  舌打ちする瞬間の二口の顔……。ひどいわ……。だがそれでこそ二口、って気もしますね。さすがだ(笑)。
  強い敵と戦うのが楽しそうな影山くん。やっぱこの子も、根本からして好戦的。翔陽と同じですね。かっかと燃え盛っているようなイメージを感じます。変人コンビに共通してね!

  「レッドスプライト」、第4話。
  タツたちの襲撃に関しては全軍に緘口令が敷かれ、「マゴニア」について喋ってはいけないってことになったようであります。タツとしてはもっと報道されて、政府に対策されて、知名度をもっとあげたかったようですが、ちょっと宛てが外れましたね。
  まだまだ彼の反乱は小さなもので、政府には大した問題とされていないってことでしょうか。タツ自身も、そのことを正確に分析しているようであります。この子の頭の良さはどっから来てるんですかね? やっぱ先生が良かったのかな??
  「フラムト」という、タツの名字に反応している政府高官たち。やっぱ、父親の存在があるんですね。どんな人だったのか、詳しく知りたいものであります。
  最強の駆逐戦艦がタツたちを追ってやってきましたが、この世界の砲撃は基本的に「レールガン」なんですね。電気だけが異様に発展しているからそうなったのでしょうか?? 砲弾のある兵器ももちろん存在しますが。

  「斉木楠雄」。おいおい、こち亀最終回に関しての内情出てる出てる、出まくってますよ(笑)。麻生先生がこんなに焦っているってことは、こち亀の連載終了は作家陣に対してもかなり秘密にされていたってことででしょうね~。
  ともあれ、お父さんの勤める会社が倒産 → 空助がお金のことは何とかしてくれる → お父さんが安心していたらそのお金はもうある会社に投資して残っていないと言われる → Q:その会社って? A:元の出版社☆ ……んで、出戻りで上司の靴を舐める生活に戻る、楠雄くんたちのお父さん……。
  流れ完璧スギィ……。びっくりしたわ(笑)。
  空助の技術力と発想力があればもっとこの家も裕福に過ごせるんでしょうけど、あえてそれをしない空助は賢い長男ですねぇ。楠雄くんもそうですが、すごい能力を持っているにもかかわらず、驚くほど「わきまえてる」兄弟なんですよねぇ(※ ただし空助の性癖は歪んでいます)。やはりお母さんの教育が良かったんでしょうね……。何回でも言うわ、これ。

  「ワールドトリガー」、第158話。堂々と照準に両さんの眉毛出てきて驚きました!!(笑)
  遊真に倒された王子隊長。そのまま遊真は生駒さんと直接対決に向かうかと思いきや、千佳ちゃんに隠岐さんを撃たせてから(これは修くんの指示ですね)、直接仕留めに行くという展開に。位置がバレていて距離も寄られると、スナイパーは成す術無く倒れてしまうものでして。隠岐さんも、撃ったものの避けられて(避ける余地があるのがすごいんですけど!?)、遊真にぶった切られてしまいました。あーあ。
  そしてその遊真を、即座に生駒さんが斬って。千佳ちゃんはベイルアウト。そして……生存点を入れても、生駒隊は3点。王子隊も3点。玉狛第2が4点で、かろうじて点数で上回りました! やったね!!
  対策を練りまくってきた王子隊が次々に落ちていったのは確かに意外というか、ラッキーが続いて玉狛第2には助かる展開でしたね。運で大きく左右されるって、そういうところでも王子隊と玉狛第2は似通っているような……。生駒隊はマイペースでもちゃんと点数を上げられる、安定した隊ってことも、よく分かりました。王子隊があんなにがんばって作戦練ってる間に、メシの話と女の子カワイイ話しかしてなかったのにな!! 生駒さんカッコいいな!!
  当真さんの結論は変わらず、「空閑がいないところが穴」。ですよねー。
  で、その「穴」を埋める為に、次からヒュースが入ってくるって話ですよ!! B級に上がるのが間に合えばね!! っていうか間に合わせてくださいヒュースさん!!(懇願)

  センターカラーで金未来杯、天塚啓示先生の「特別国家公務員改造者対策課 田中誠司」。
  肉体を改造して特別な力を手に入れ、それを使って犯罪を起こす事例が急増した世界。それを捕縛する側も、同じ「改造者」を警察組織に投入して、特別対策を採ったのでした。毒を以て毒を制すというか、魔物を倒す為に自らも魔物になったり、魔物を使役したり、と。構図自体はそういうことですね。
  しかし主人公・田中のチート具合で話がテキパキ進んで、話もとても分かりやすくて面白かったです。武器が名刺、ペン、ハンコってところがまた「公務員」イメージ打ち出していていいですね。ところどころの解説文は目が滑ったので読み飛ばしましたが……。
  眼鏡で黒髪で、クールで丁寧語っていうところで、「坂本ですが?」をちょっと思い出しました。ハハハ。あれほどスマートではないけれども、真面目さは同じぐらいでしょうかね。
  ピアノが下手、という表現がぜんぜん伝わってこないのですが(笑)、まぁ枝葉なのでそれはべつにいいか。
  金未来杯では今のところいちばんスッキリ読めて、面白かったですよ。あと2話、読切が載る筈ですね。残りはどんな感じですかねぇ。

  「ソーマ」、第183話。
  猟師が両さんでした(笑)。ともあれ、遠月が用意したからにはいい熊肉の筈だ、臭みがあるとしたら処理がまずかったせいじゃないだろうとのこと。ああ、考えてみればそれもそうですね。ってことは、この「臭み」をより利用しなくてはいけないのですね。ハードルふっと上がってる!?(笑)
  葉山アキラ、十傑になったのは潤のためだ、と語り出しましたよ。早くもあのゼミ解体の裏話が聞けますかね!? 裏話っていうほどのもんでもないでしょうけど! あと、葉山アキラ、目がすっごく怖いです。なんか、思い詰めてる顔してますぞ。怖い。

  「ラブラッシュ」。シズクちゃん、弁当でかすぎない……?(笑)

  「ネバーランド」、第7話。
  孤児院に来た末の「妹」、キャロル。彼女の世話をする中で、ついに見付けた「発信器」の位置! それは左耳の後ろでした。しかし、11歳の自分の耳を触っても、ぜんぜんその手ごたえはナシ。どうやって取り出したものか、まるで見当がつかないエマでしたが、いちいち落ち込むなと自分を奮い立たせます。
  そして新しく来たシスターは、やはり「ママ」ことイザベラの「失敗」を知って、手を貸すよりも告発したほうが自分の利益になりそうだと踏んだようであります。まぁ、そうなりますわな。でも、ママでさえまだエマたちだと確信していないのに、新しく来た彼女が何処まで踏み込めるのか。おかしなことやらかして、彼女のほうがイザベラに始末されるのが先なんじゃないかな……。
  ママが通信で「プラント」と言っていることから、他にも似たような孤児院施設があるのだと分かります。もしかすると何処かからくる赤ちゃんも、「産む」用の女性がいて、生まれたそばから取り上げられているのかも……?
  でもエマたち自身の「出荷」も近そうなんですが、状況はどう打開されるんですかね。進捗が遅くてもうハラハラしますわ。あああああ。これもうバッドエンドの覚悟しといたほうがよくない??(汗)

  「鬼滅の刃」、第30話。
  鬼の放つ糸に操られて、どうすることも出来ない鬼滅隊の隊員たち。本来ならもう動けないぐらいの重傷を負っていても、構わず手足を振り回されるので激痛に耐えられない、と泣いて、「殺してくれ」と炭治郎たちに懇願してくるのでした。これはまさに地獄絵図。
  しかし、山の中心で「糸」を操っている女鬼が母で、いちばん上の存在なのかと思っておりましたが、前回出て来たあの鬼のほうが上のようですね。怯えて、焦っている様子であります。一体どういうことなのか……。ふつう「母」が頂点じゃないの?? 母と呼んでいるのは便宜上??
  それにしてもこんな状況ですが、いちいち炭治郎に張り合う伊之助かわいいな……。うーん。

  「左門くん」、第49話。
  海だ山だ、キャンプだと夏休みを目いっぱい遊んで、大変満喫した女子陣。それに参加せずずっと家で桃鉄やっていた左門くんと九頭龍くんは、その過ごし方を「無駄」と一笑に付されて、大変ご立腹!! 悪魔の力を借りて、女子陣の「夏の思い出」を書き換えに過去に飛ぶのでした。
  ……なんでこう……人に対する地味で、でもじっくり効く嫌がらせにばっかり、彼らは奔走するの?? カスだから?? クズだから?? 本当になんなのもう……読んでてお姉さん悲しいよ……(笑)。
  目いっぱいとっちめてから、「もう一回夏休みを過ごす」「今度はこのカスたちも一緒に」という選択肢を採った笑美ちゃんはさすがですね。アンリさんも仲間に入れてもらって、上書きし直しの楽しい夏休み! 左門くんも不本意ながら日焼けなどしたのではないでしょうか??(笑) 丸く収まってよかったよかった!
  しかし、過去にさかのぼって事実を改変するって、めっちゃタイムパラドックスを生じさせるやり口ですが、ここではパラドックスは「じわじわと過去が変わっていく」という描き方でしたね。写真がガラッと変わっていて驚いたけれども、だんだん「アレ、そういえばこうだったな」っていう気になってきて、そのうち「改変された」ことすら忘れてしまうだろう、と。なるほど、そういう扱いなのかー。それはちょっと怖いなぁ。
  ナンチャンなんでこんなにいじられてるんですか……?(笑) 沼駿先生、ナンチャンに何か思い出でもあるの?? あとマイケルが微妙に上手くてどうしても笑ってしまいました。マイケルを桃鉄でボコボコにするって、貴重なようでいてすごくどうでもいい夏休みの思い出だな!!
  扉絵の天使ヶ原ママの水着にはちょっとびっくりしました。「3」って何? と思ったら両さんの眉毛だった(笑)。



  盛りだくさんでしたので、長くなってしまいました。今週こんな感じで。次号が出るのは9月26日で、ちょっと遠めですね。

  ではではー!

コミックビーム9月号

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  みなさまこんばんは! 今日は探していたCDを店頭で見付けることが出来てハッピーな皿洗いです! でも、CDや本を探している、と人に言うと、軽く「ネットで買えば?」と言われてしまうのでちょっと悲しかったりもいたします。わたしは出来たらその場で現物を手に取って買いたいのであります!
  なので昨今、本屋もCDショップもどんどん閉店しているこの流れが、怖くて仕方ありません。いざっていう時に困るんだよ、絶対……。

  さて本日は、遅れまくっているコミックビーム9月号の話題! 表紙と巻頭カラーは松田洋子先生の新連載、「大人スキップ」であります。わたしがちょっとビームを買わないでいる間に、「私を連れて逃げて、お願い。」はもう終わってしまったんですね(汗)。あれ、話がどうなったか、知りたいものであります。いつか漫画喫茶にでも行こうかな……。
  さ、新連載ですよ。
  「大人スキップ」初回は、とても衝撃的でした。まぁ、毎度この方の作品は衝撃的なんですが! ギスギスした両親に挟まれて苦悩する14歳の希子ちゃんが、家で事故に遭い昏睡している間に26年も経ち、眠りから覚めてみれば40歳になっていたという……。えええええ。26年分、スキップしちゃったってこと!?
  「スキップ」というタイトルの本がありまして、それは一人の少女が、気が付いたら夫も子供もいる身になっているというタイムスキップ系の話だったのですが、こちらの作品ではずっと眠っていたので実際にはスキップしていない訳であります。でも、本人の感覚から言えば、長い眠りが明けてみれば26年も「スキップ」していたことになりますので、混乱もしますでしょうし、いきなり40歳って言われても困ってしまいますよね……。
  こういう時、寝ていた間の入院代とか、社会復帰(?)の為の自立支援とかは、福祉がなんとかしてくれるのでしょうか?? でもこんな事態、想定されてないでしょうから、どういう条例が当てはまるのかまるで分かりませんねぇ。そもそも眠っていた人間に対して、「40歳の能力」を求めても、そんなものは無い訳ですから。高卒資格を取るところからかなぁ??
  回想や夢の中では純粋に親御さんを慕っている子供だったということが分かりますので、いきなり両親から放り出されて、心細いでしょうね。つらそうです。けれども、表紙にあるように「未来だけはある」状態ですから、がんばって生きていってほしいですね。
  しかし松田先生は、いつもどんなところから着想を得るのでしょうね。この号のビームに、「ママゴト」のドラマの監督さんとの対談があり、「ママゴト」にはネタ元があったことが判明しましたが、こんなぶっ飛んだ設定なんかはどうやって考えているのか、興味があります。うーむ。

  そしてその松田先生の、「ママゴト」特別番外編、「オベントママゴト」。
  タイジの保育園のイベントで、お弁当を持参しなくてはいけないこととなり、どうしていいか分からない映子は滋ちゃんにヘルプコール。お弁当を作ったこともなければ、作ってもらったこともない、思い出なんて苦いものしかない映子ですが、きちんと逃げずに「タイジの為に」とそこでがんばる姿は、素直に応援したくなります。
  お惣菜を買ってきて済ませることも出来るのに、「お弁当だけはうちが自分で作らんといけん」と、ハンバーグをこねる映子の健気なこと……。きっとあかりちゃんが生きていたら、いいお母さんになっていた筈ですね。ちょっと不器用かもしれませんが(笑)。タイジへのお弁当と共に、自分へもお弁当を作って、幼い頃の自分をも救済する姿にまた涙が出ました(泣)。
  何処まで泣かせにかかるんですかね、松田先生は……。くそう。

  「銃座のウルナ」、第10話。
  増援がやってきて基地はにわかに活気付きますが、艦隊が砲撃してくれるだなんて、「そんな戦力を振り向ける地じゃなかったんじゃ」と、いまいち腑に落ちずに浮かない顔。実のところ油田発見とその輸送ルート確保の為に、急にこの辺の島が重要地になった、という話なのでした(でもこれは知らされず)。
  雪がやめば地形が変わるほどの砲弾が降り注ぐ、と語られましたが、そんなに撃っちゃって大丈夫なんですかねぇ。まかり間違ってこの基地に降ってきたりしないか、って、ちょっと考えますけどね。
  最初のほうを読んでいなかったので分かっていないことだらけですが、この小さな基地ってそもそも女性しかいなかったんですね! そういえば男性が出てきてませんね。今回、増援の舞台が合流して、雪で待機の為に急に基地内が乱痴気騒ぎに……。え、いいんですかね、この展開。上官に怒られたりしない?
  男性の兵士のあまりに理性のないところに驚いてしまいましたが、カレットさんによると彼らは「懲罰部隊」だそうでして、もともと犯罪人なんだそうです。だから欲望に忠実なんだろうか、と思いました。
  しかしカレットさんとウルナも、なんかただならぬ展開に。あわわわわ、女性同士で。カレットさんやけに親切だなと思ってましたが、下心アリだったんですね。
  雪がやんだら戦いが再開される訳ですが、一体どんなことになるのでしょうか。
  そもそもまだ「ヅード」の姿を拝んでいないので、何が出てくるのか分かっていないのですが(汗)。

  「どこか遠くの話をしよう」、第2話。
  急に現れた異邦人に驚きつつも、山の草原に家畜(アルパカ?)を草を食べさせに行っている子供たちのところへ、ひとまずやってきたチロ。どうやら村の大人たちに言われて、子供たちに異変がないか確認しに来たようですね。で、ドーナツを届けたら即座にチロは村へ戻り、またあの肌の白い男の人のところへ。
  村の連中がチロの家の倉庫に大集結してるー!!(笑)
  いきなり大勢に取り囲まれて、さすがに男性も警戒しているようであります。そりゃそうだ。非日常の出来事が急に起こって混乱しているおばあちゃんはドーナツ量産してるし(汗)、意外とこのおばあちゃんもテンパるもんなんだなぁ……。
  ともあれ、彼の鞄に話を聞いてみたのですが、大した話は得られず。正体も何も、語るべき来歴も名乗るべき名前も特にない、というろくでもない事実が分かったのみでした。おいおいオッサン、根無し草かよ。喋った言葉は何語なんでしょうね? 英語でもフランス語でも、ドイツ語でもないし。北欧とかそういう感じ??(てきとう)
  おばあちゃんは、彼に名前を付けてあげようと提案。結局子供たちにも彼の存在が知られてしまって、これから村で暮らしていくことになるのでしょうか??
  しかし、チロが「モノ」に触れてそれと会話が出来るっていう事実は、村の人々にごく当たり前のこととして受け入れられているんですね。もしかして村には時々、こういう子が出るものなんでしょうか?? それほど特異なことと思ってないとか?? この、のほほんとした空気は、さすが須藤真澄先生! って感じで好きです。好きです。2回言った。

  「目玉焼きの黄身いつつぶす?」、第45話。今回は、ブラックコーヒーの話題。
  ……っていうか、前回のソフトクリームの件がまだ尾を引いていて、ジローちゃんはみふゆさんのメッセージをいわゆる「既読スルー」しているし、メタさんと夜を過ごしたっぽいし、黒野ホルムにどくフラワーを取られたのかと勘違いして近藤さんに殴られるし……。
  代役でホルムに入られたのは、そもそもお前が無断欠勤したからじゃね? と思うのですが、むしろそこが重要なんじゃないかって思うのですが(この仕事って時給制じゃないの!?)、物語の展開上あんまり触れられてませんね。無断欠勤については。
  またみふゆさんとの関係が悪化しそうで、読んでてハラハラしますな。ヨリ戻さなきゃよかったのに(本音)。
  「乳製品の入っていないコーヒーがブラックコーヒー」という厳密な定義には、わたしもびっくりしました。そうだったのかーー! しかし、近藤さんがコーヒーに砂糖を入れただけだ「見損ないましたよ!」ってなるって、ジローちゃんどんだけ狭量なのかと……。それとどくフラワーの話とかごっちゃになってますがそれは……。

  「砂ぼうず」。今どうなってるのかまるで分からないのですが、とりあえず、太湖たちを追う敵勢力に強力な(でも汚い)助っ人が入った、ってことなんですかね。敵と味方の区別が付けづらいというのが、この作品の大きな欠点だと思います。偽装とか、装備の奪い合いとか、してますからね(汗)。

  「あれよ星屑」、第36話。
  扉絵、川島班長が人骨の散らばる坂道を上がっていくというとても不吉な図でしたが、作中にも川島さんのお父さんが同じ道を上がっていく絵が差し挟まっておりました。そちらの絵では、道の先が見えていましたが。これはもしや、黄泉平坂? あの世へ行くという直喩でしょうか。
  でも、この坂を上った先に、もしくは川を渡った先に、地獄の裁判が待ち受けている筈なんですよねぇ。この時代は地獄行きも多かったのかな?
  弔いから帰ってきて、父の遺骨を部屋に撒いてしまう川島さん。これで自由だ、と義姉に告げますが、言ってみればこれはただの八つ当たりですね。もう「父親」本人は、そこにはいない訳ですから。でも、今の時代よりもずっと「弔い」が重要な意味を持っていた筈のこの頃ですから、川島さんのしたことはとんでもない常識外れなんでしょう。おねえさんが悲鳴を上げるぐらいに。
  もしくは、おねえさんは、川島さんがおかしくなったかと思って「きゃっ」と叫んだのかもしれませんね。
  なんか、ますます川島さんが自暴自棄になりそうで、ちょっと怖いです。でも、生まれてくる甥っ子か姪っ子がいる訳ですから、もうちょっと生きててもらわないと。

  「夜は千の眼を持つ」。今回は何故か、巨乳談義でした。なんで男の人って、自分は持っていないもの(おっぱい)のことで、ここまで熱くなれるのかな……。
  会社の後輩が貧乳好きだからなんだっていうんですか。そんなの放っておいて、ご自分の巨乳好きを貫いたらいいじゃないですか。価値観の相違に正誤などないし、他人の好き嫌いを非難するなど的外れもいいところなんですよ!! 何が「お前は巨乳の良さを知らんからそういうことを言うの!!」だよ!! 黙れよ!! そこまで言うならおっパブにでも連れてってやれ!!
  ……と、言いたい。
  個人的には胸のサイズも男性の身長も割とどうでもいいほうですが、大きいと目がいくのはしょうがないよね、と思っているほうであります。胸に限らず、尻でもね。身長もね。妙にでっかい人がいたらみんな目がいくでしょ。あれはしょうがないよね。
  さわやか君はいつもさわやかでいいわぁ(笑)。

  「デスコ」、第30話。
  初めて“首”を刈り逃し、さらわれてしまい、リーも怪我をさせられ敗走。ボコボコですね。マダムMはこの巨体じゃ動けなさそうですし、デスこが自分でなんとかするしかないのでしょうか?? 出来そうにないけどなぁ……。
  そして、そもそものこの「ディービル」との因縁が語られました。若き日のマダムM、その頃から付き従っていたリー。その時の刈りの対象は若い女性、死の商人。その女性の父を殺したのが、そもそもマダムM。敵討ちと、刈りと、マダムMが宿した子供と。……もしかしてその子供がデスこ、ってことは……ないですかね? なんか、無い気がしますけどね。
  っていうかマダムM、結婚してたんですね……。どんな旦那さんだったんでしょうね。

  「イムリ」、第119話。
  カーマの船に乗って「夢見の岩山」へ帰ってきたデュルクとニコ、チムリ。そこで懐かしい顔と再会を果たし、チムリも父親とまた会えました! よかったよかった。
  デュルクはイムリの布靴をもらい、夢見のポンチョを再び羽織り、かつて彼の母が予知夢で見たそのままの姿についになりました。ニコの伝令を聞いて岩山に集まっていたイムリたちの前で、ニコによるデュルクのお披露目も! 母が見たのは、このシーンだったのですかね??
  けれども、カーマと全面戦争をすることが本当にイムリの救済につながるのでしょうか?? カーマの頂点は「イムリ」である「賢者」なのに?? 何か、もっと別の道を模索する人はいないんですかね。
  っていうかちょっと読んでいない間に、チムリが「創りのイムリ」になっていて、道具をいくらでも生み出せる便利な体に……。ええええ、そんなのありかよ。イムリの数に対して「道具」が足りなくてどうしましょう、って話じゃありませんでした?? でも、昔のイムリも、こうして道具を増やしていたんですかね??
  そして、ボコボコにされたカーマこと、ドネークが運ばれてきました。なんつう再会だ……。デュルクを見たら、かつて学校で同じ場所にいたことなんか、話しちゃうんじゃないでしょうか?? 大丈夫なのかな??

  「血まみれスケバンチェーンソー」、第82話。
  とりあえずキャラが分からないので話に若干ついていけていません! が、ネロがまたしても復活したらしいということだけは分かります。ええええ、何回目だよ……。この話もっと早くに終わらせられなかったの……? ギーコはどんだけチェーンソー振るえばいいのよ。キツイ……。
  改造死体と仲良くなる展開もありとか、もうなんでもありですね。あ、でも、ドリエがいたんだから無くはないのか。

  山川直人先生の「小さな喫茶店」、今回の編み物をする女性の話は、妙に心に残りました。孤独な心と共に過ごす為に選んだ手段、編み物。それと付き合うことで一人で生きていけてしまう彼女は、作品は無為に生み出すけれども、自分という人間の詳細は表に出したくないと願っています。自分の作品を使ってくれている人に街中で出会っても、そうだと分かるのは自分だけ。そういう風にしてきたから。
  けれども急に、誰もいなくなった夜の喫茶店で、マスターに今までの編み物と自分の話を怒涛のごとく話してしまうのでした。
  人のことなんか知らないし、自分のことを分かってもらわなくても苦痛じゃない。それが彼女の言い分なのかもしれませんが、タガが外れて不意に「ぜんぶ」喋ってしまったということは、やはり何処かで誰かに聞いてほしい、見てほしい、認めてほしいと思っていたのかもしれませんね。でも彼女の場合は、そういう欲求がとてもささやかなのかもしれません。
  このまま一人で生きていくんですかね……。しっかりしてそうですから、誰かと一緒でもやっていけそうですけどねぇ。

  「地底旅行」、第12話。
  果てしない地底の海へと、出航ーーー!! ってことで、イカダを組んで出航しましたが、行けども行けども向こう岸が見えません。大丈夫なのか、これ。おまけに、海中に存在するであろう巨大生物の示唆……。もちろんここまででもピンチ続きの旅だったんでしょうけど、海に浮かぶ頼れるものなどない一片のイカダの上、という状況が一層不安を煽り立てますね。
  大自然が人間の予測を遥かにホイホイと超えていく様は、「そりゃそうだよな」と思う半面、読み切れない自然の深さに恐怖さえ覚えます。ジュール・ヴェルヌはよくこんな壮大な物語を描いたなぁ。

  「暗闇ダンス」、第13話。これももう何が何だか……。馬のお面と猫のお面はいったい何なんだよ。そして聞き込み調査が一種のコメディに見えて仕方ありません。どうしてノーロープバンジーにあんなに人が並んでいるんだ!!
  生と死に関わるお仕事をしている航ですが、実際に人を殺したことはないんですね。

  いましろたかし先生はずっと政治と釣りの話ですね! 歪まない。


  ではでは!

「左門くんはサモナー」4巻

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  みなさまこんばんは! 昨日は台風のもたらす強烈な雨に降られ、一歩家から出ただけで靴がびしょ濡れになり悲しい思いをした皿洗いです。実は自分、長靴って持ってないのですよ……。可愛いレインシューズの一足でも持たないと、この先の豪雨を生き残れる気がしません。
  何かいいもの見付けないとなぁ。

  さて本日は、買ってからだいぶ経ってしまった「左門くんはサモナー」4巻の話題であります。もう5巻も買ったというのに!
  表紙のセンターは、ネビロスさん。あんまり4巻はかっこいいところなかったんですけどねぇ(まったくなかった訳ではない)。そして祓くんや茨木童子など、ちらほら出てくるキャラがちりばめられておりますが、中でもこの巻で初登場になる天使ヶ原さんの妹のリンちゃんがいいですね。いい色で。
  でもリンちゃんの位置、帯を付けていると隠れてしまうんですよねぇ。
  その帯に、何故か銀さんとおそ松さんが乗っかっておりまして、アニメ監督の藤田陽一さんがコメントを寄せてくださっているのであります。「今一番アニメ化したい作品です!」って書いてありまして、リップサービスの気前の良さに若干引きました(笑)。
  そういえば「銀魂」と「おそ松さん」は、同じ方が監督されたんでしたっけね。確かに「左門くん」もパロディネタが多いので似通っている部分はあるかもしれませんが、でもまだアニメ化なんて早いですよ! 早い! もっとネタが溜まってからにしてください!!
  ジャンプアニメも枠が増えた結果としてずいぶんアニメ化作品が増えましたが、あんまりにも早くアニメ化されると見ているこちらはハラハラいたします(笑)。すぐ追いつかれそうで。我々が心配することではないんでしょうけどね……。

  帯で早くもヒヤッとさせられましたが、4巻のサブタイトルをここでよく見てみますと、「左門くんは川に帰れ」になっております(笑)。相変わらずひどい(笑)。サブタイトルは毎回、その話の中に出てくるフレーズを上手く使って左門くんを紹介しているのですが、「川に帰れ」は何の紹介にもなってませんよね。その選択すさまじいなって思います。しかも巻のサブタイまでこれにするとか。すごい。
  さてそんな4巻冒頭の話は、天使ヶ原さんのファンクラブの奮闘でした。まぁ、主に下呂くんの活躍(?)に集約されるのですが、左門くんを天使ヶ原さんの周囲からなんとか排除しようとしてがんばった結果、どうにもならなくなって解散に(勝手に)追い込まれるという内容で。
  左門くんに関われば関わるだけひどい目に遭うという典型ではないでしょうか。
  また、直接危害を加えず、遠巻きに嫌がらせをするからこそ痛いしっぺ返しを喰らってしまう、ということの好例でもあると思います。この巻に入っている祓くん登場の回や、リンちゃん登場の回を見れば分かる通り、サモナーには接近戦、それも狭い室内での短期決戦が効くようであります。目を離したり距離を置かれたりすると、その間に魔方陣を描かれてしまいますからね。
  とは言っても、そんなちょっとの間に複数の悪魔を呼び出して次々戦力にするなんてことが出来るのは、左門くんぐらいなんじゃないかと思いますが。まぁ、このへんの知識は、サモナーと対戦することがあればきっと役に立つと思います。
  そんな機会はないと思いますが!!

  そして、変身する悪魔・シェイプシフタによって取って代わられてしまった、学校での左門くん。自分と正反対にリア充になった左門くんに、さすがの天使ヶ原さんも「キモい!!」と拒否反応を示しております(笑)。左門くん本人が真っ当な男子生徒になっても、きっとこういう反応になっちゃうんでしょうね。
  さわやかで明るいクラスの人気者、なんていう生き物になった左門くんが面白くて、けっこうニヤニヤと読みましたけどね(笑)。まぁ、「キモい」という意見には賛成ですけど。
  公序良俗の為だけに個人の自由と人権をないがしろにしていいものか? という話でもあるんじゃないかと思ったのですが、ないがしろにする為にネビロスさんが寄越した訳ですから、目的は合ってるんですよね(笑)。結局ろくな使われ方しないシェイプシフタなのでした。
  さわやかな雰囲気イケメンの九頭龍くんも相当キモかったですね。うわぁぁ。

  で、お勉強会。地獄の赤点軍団が妙に仲良さそうであります。笑美ちゃんやヤーさんと、九頭龍くんって、割と抵抗なくつるむなぁと思ってましたが、そもそもこういうところで連帯感が生まれていたからなのかもしれませんね(笑)。
  勉強を教えるのがクソ下手だったと判明した、左門くん。努力の鬼のような人なのに、他者との共感が壊滅的に無い、って、なんか切なくなりますね……。
  九頭龍くんに悪魔ドーピングを施してめちゃくちゃ悟らせちゃった左門くんでしたが、この学問ドーピングって、左門くん本人も使えるんですかね?? 文献の解明とか、そういうところで頼ったこともあったのかな?? なんて、ちょっと想像しました。
  学問に関してはチートだけど、人と交わることがちょっと苦手。左門くんは本来、研究者や学者みたいな環境のほうが合っているのかもしれません。高校に通う必要とは……。

  そして祓くん登場。
  左門くんが真面目に戦う回は今までにも何度かありましたが、召喚術をほぼ読み切られ、召喚した悪魔の力が通じないという状況はさすがに初めてでしたね。お遍路を3度巡ったという学ランの威力はそんなにすごいのか、と疑問視してしまいます。どっちかっていうと悪魔の力に対抗出来るのは、祓くん本人の能力なんじゃないの?? 塩がそんなに強いの??(笑)
  そういえば「ピュ~と吹く! ジャガー」で、幽霊のお父さんに効く塩はすっごく旨い、ってジャガーさんが言ってましたっけね。塩と言えばこれを思い出します。やはり塩には退魔の能力が!!
  とまぁ、塩はともかくとして、左門くんとも互角以上に渡り合う祓くん、なかなかの強敵が現れたのではないでしょうか?? 左門くんの過去もちょっとだけですが分かりましたし、今後また新たな動きがあったらあれこれ語ってくれそうなキャラですね。
  でも頑固スギて融通が利かないってところは、左門くん以上に厄介な何かを感じます。天使ヶ原さんにも御しきれない、リスキーなキャラとも言える訳で。ねぇ。

  追撃するかのように、リンちゃん登場!!
  回の前半では天使ヶ原さんのお母さんの「アラアラウフフ略してアラフ」に翻弄されましたが(笑)、リンちゃんが出てきたら一気に彼女が持っていった感がありましたね! 祓くんは手でウィルオウィスプを払ってましたが、リンちゃんは魔方陣を使われる前にバットで突き刺して使用不能にしてました。そんな防ぎ方、初めて見たわ……。
  なんだかどんどん左門くん万能説が否定されていくかのようであります。
  いや、実際そうか。
  そんなリンちゃんも、天使ヶ原さんの前では子猫に等しいという「圧倒的リアル」!!(笑) この家は序列が完全に成り立っているんですね。
  っていうか、最初に読んだ時は「ヤンチャしてる妹も、お姉ちゃんに頭が上がらないなんて可愛いな」と思っておりましたが、これ、「腕っ節」の面でも姉が妹を完全に上回っているからこその序列だという可能性もある訳ですよね……。天使みたいな顔した仏の天使ヶ原さんですが、もしかすると破壊天使も怯えるほどの実力があるのかもしれません。
  その可能性に思い至って、背筋が冷やっとなりました。なにこの漫画、怖い。

  そしてリンちゃんがまた一話、祓くんのグズグズエピソードでまた一話あって(笑)、それから加護ちゃん登場! 左門くんが唯一、「先輩ヅラ」してふんぞり返っていられる相手と言えましょう。欲望に忠実じゃない人間は嫌いだと言って加護ちゃんの「我慢」を取り払ってしまった左門くんでしたが、これは普通にいいことをしたと思っていいのではないでしょうか?? 我慢なんかすることないって、これはきっと、誰かが加護ちゃんに言ってあげるべきことだったと思います。
  家庭内の問題に深く立ち入ってしまったことへ、天使ヶ原さんは多少の罪悪感を抱いたようですが、左門くんは悪ぶって、「正しい事をしたいわけでも感謝されたいわけでもない」なんて言って、天使ヶ原さんの心配を一蹴します。これも、見ようによっては、天使ヶ原さんのお悩みを吹き飛ばしてくれるありがたい台詞に聞こえてしまうのですが。
  左門くんは「とにかく嫌がらせをしたい」訳ではなくて、自分の意に染まない人間の行動を目の前から弾き飛ばしたいと思っている訳ですよね。そのスタンスが崩れないから、状況によってはこのように、「いいこと」に見えることもある。そんな話だったと思います。
  ぶれない左門くんはいいですねぇ。そのスタンスがちょっと人道的じゃなくっても、ぶれないことは一種の美徳に見えますね(笑)。だからこその主人公ですな。


  4巻も面白かったです! 5巻の話も、またすぐにしたいと思いますわ。

  ではではー。

モーニング43号

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  みなさまこんばんは! 昨日は六本木にて、「ベルギービールウィークエンド」に参加してしこたまベルギービールを飲んでいた皿洗いです! と言っても、わたしの「しこたま」なんてたかが知れているのですが。せいぜいビール2杯ですよ。グラスで。それが関の山なのであります。
  ベルギービールは変わり種が多くて楽しいですね。フルーツビールが特にお気に入りであります!

  さて、一日遅れて、モーニング43号の話題。表紙は「宇宙兄弟」であります。ダブルで兄弟! ピース! ムッタのすぐ後ろに太陽があるこの構図、かっこいいですねぇ。
  本編、第281話。
  エディたち「ジョーカーズ」が月へ行く前、NASAの偉い人たちが語っていたのは、ブライアンが月に置いてきた人形のこと。エディが隣に、自分の人形を並べたあの場所ですね。エディが月へ行く理由はここにあると言っても過言ではない、という話をしてらっしゃいました。
  そして、トラブルの為とは言え、エディが実際にそこへ行って人形を置いてきたことを、録画された映像で知ったハガードは、思わず拳をグッと握ったのでした。やったな! って感じで。いいですね、エディの思いを、こうしてきちんと見守ってくれる地上クルーって。根底にブライアンへの愛情と信奉があるからこそ、だと思います。
  さて、放射線に続いて太陽から降り注ぐのは、磁気嵐。また通信が乱れるのでしょうか。月基地は重力もあるし月の砂から酸素を抽出しているとは言っても、やはり地球とのコンタクトが途切れるのはとても不安ですね。
  そして久々にヒビトも出てきましたよ!! 32キロも自転車かっ飛ばしたのか!! それでも「近所だよ」と余裕をかましてしまう彼の性格は相変わらずのようであります。そういう強がりに、負けん気を煽られちゃうお兄ちゃんのムッタの顔がなんとなく浮かんできますね(笑)。

  「鬼灯の冷徹」、第199話。
  躍る漢さん。相変わらず猫離れした猫だなぁ、と思っておりましたら、「グギッ」と嫌な音が……まさか……。はい、そのまさか。ぎっくり腰だったようであります。
  腰はね……腰痛はね……二足歩行へと進化した人類の宿命なのよね……。立ち上がっちゃったから腰に負担がかかって、いずれここは傷めてしまう。そのように義務付けられていると言っても過言ではありませんね! 漢さんは猫ですが(笑)、ずっと「いい姿勢」ですたすた歩いてりゃそうもなりますわな。同じ猫でも、猫又の小判ニャンなんかはいっつもごろごろしてるから、あんまり腰に負担がかかってなさそうですもんね。それが正しい猫の姿でもありますが。
  ぎっくり腰と言えばワシもやったよ、と閻魔大王。さっそく見舞いの品を届けておいてと、鬼灯くんに注文します。ここはさすがに、「自分でやれ」とは言わない補佐官(笑)。見舞いの水引がちゃんと「結び切り」になっていて、安心いたしました(笑)。
  でも、そう、漢さんはただの面白い猫ではなく、裁判においてお仕事が待っている重要な猫なのであります。腰をいわしたからには、裁判はどうするんですかね。寝っ転がった姿勢でやっていいんなら、とりあえず参加は出来ますけどね。亡者のあちらをお噛み申し上げる大事な作業は、ちょっと出来ませんよね(汗)。
  そして座敷童子が、マッサージなら得意だよと登場。しょっちゅう閻魔大王を踏んでマッサージしているのは、あれはでっかいおじちゃんと幼女の微笑ましい光景のような気持ちで見ておりましたが(笑)、意外としっかり役に立っていたのですね。でも、閻魔大王の巨体に対して座敷童子ちゃんの小さな体では、体重が圧倒的に足りない気もしますけどねぇ……。
  ともあれ、座敷童子の夜に潜む活動で、無事に漢さんの腰も治ったようであります。めでたしめでたしだ。
  漢さんと座敷童子ちゃんの華麗なボリウッド的ダンシングシーン、誰かMMDとかで作ってくれませんかねぇ……。

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第89話。今回はちょっと切ない話でした。
  北海道から相手の女性にわざわざ来てもらって、「結婚したい女」を母親に紹介した河内選手。年上で、ちょっとおばちゃんっぽくて、息子はもう小学2年生! 若くて派手な女と遊んで疲れてしまった河内選手は、地に足を付けて生活をしているこの年上の女性の包容力に惹かれたのか、息子ごと彼女と「家族」になりたいと望んでいたのですが……それがご破算になったのは、この「息子」くんの言葉。おれ、札幌にいっぱい友達いるんだよ、って。
  もうこの一言だけで、この子が「いい子」だってことはよく分かりますね。別れがたい友達がいる、そのことだけでも。
  そしてそれを、何よりも尊重したい母親。結局、花屋の女性が東京の河内選手の元にとどまることはなく、札幌へ帰ってしまいました。札幌の彼女の雇用主は泣くし(人情溢れまくってますな)、東京では河内選手のお母さんも泣いているし、当の本人たちもつらい筈です。でも、こればっかりはしょうがありませんね。子供に我慢を押し付けるような人たちでなくてよかったと、そう思うしかありません。
  ところでぽっくん、本名、なんて言うんですかね??
  ぽっくんの朗らかで可愛い顔を見ていたら、アダチケイジ先生の絵がずいぶんスッキリしてきたなと、今頃気付きました。こんな綺麗な線を描く方でしたっけ??

  「コウノドリ」、第167話。
  おおお、ついに小松さん、初デートだ!! ……と思ったのですが、立ち寄ったコンビニで自分のところの妊婦さんが痛さに呻いているのを発見し、すぐにデートどころではなくなってしまいました。うーん、すぐにコンサートどころではなくなって病院へ駆け付けるベイビーそっくりですね(汗)。
  かっこよく車で妊婦さんを運んでくれた山下さんマジイケメンっす。「オレが連れて行く」っていう台詞が本当に渋く光ってました! そこだけ敬語じゃないんだね!!
  このご夫婦、矢部さん(旦那さんがどう見ても芸人の伊達さん)は、至急の筋腫が妊娠によって変異したので痛みが発生したのだろうってことでしたが、少しの入院で済んで、週数も十分になった頃ちゃんと可愛い女の子が産まれましたよ! よかったよかった。筋腫と聞くと怖いものなのかと思ってしまいますが、きちんと診察を受けていればそこまで恐れるものでもないんですね。
  赤ちゃんを見た瞬間のご夫婦の、「オレにそっくりじゃね?」「うん……かわいそう」という会話に笑ってしまいました(笑)。奥さん、本音言い過ぎー!! でも、女の子の赤ちゃんで、本当にびっくりするぐらいお父さんそっくりな子って、いるからなぁー(笑)。

  「疾風の勇人」、第32話。
  朝鮮戦争のお陰で日本は特需に沸き、インフレまっしぐらとなってしまいました。あんなに苦労してインフレから脱却したのに、またこれかー! と、勇人さん怒り心中。好景気ではありますが、経済の専門家にはやはり物価の上昇のほうが大きく映るんですね。
  ちなみに戦況は、北朝鮮軍に半島のだいぶ南まで押し込まれていながら、長く伸びた兵站の半ばにいきなり奇襲をかける「仁川上陸作戦」を実行した国連軍がソウルを奪還。マッカーサー総帥の見事な手腕を見せ付けたのでした。誘い込んでおいて横合いから殴り付けるって、漫画のような作戦ですが、これが実際に起こることなんですねぇ。
  北朝鮮軍は、調子に乗って進軍しすぎじゃないですか……?
  ともあれ、インフレってことはあの人を召喚するしかないでしょ、ということでドッジ公使またまた来日!! しかも、一年後に講和会議が始まるよ、という報せももたらしてくださいました。これは何が何でもインフレ撃退じゃあ! と気合を入れる勇人さんですが……なにやら気になる引きですね。また失言問題か!??
  しかしこうして歴史をたどってみると、失言って別に大した問題じゃないんだな、って気になりますね。それよりもその人が何を成したか、何を建てて何を取り付けたか、そういうことのほうがよほど重要なのに。新聞屋がアホなこと書き立てるせいで業績が見えてこないってのは、悪しき弊害だと思います。はい。

  「サンダーボルトファンタジー」、第9話。
  死霊使いの形亥なる人物に会いに来た一行ですが、さっそく死体人形が邪魔をしてきて、埒があきません。丹翡さんの見事な剣術を見せてもらってちょっといい感じでしたが、刑亥という女性はなんかもう話を聞く気なんかないようですね! 主に鬼鳥さんが怒られてますが、おいどうすんですか、これ。鬼鳥さんなにやらかしたんだ~(汗)。
  関わるとろくなことがない、ってのは、まぁしょうがない。事実ですからね(笑)。

  「アイアンバディ」、第8話。
  扉絵の左右見開きには、機械がズラーッと描かれておりました。工場を知る家人が「あ、これウチにある機械だ」と申しております。金属加工の機械のようですね。プレスしたり、曲げたり切り取ったり、っていう。
  さてここでお仕事開始ですが、いくらなんでもロビンソンを一から作り直すには時間がかかりすぎる! 一ヶ月後の次の大会まで、間に合いっこないだろうと社長に言われてしまい……そこにイクミくん登場! 会社を辞めてきたので手伝わせてください! って。おおおお、重要な戦力きましたね、これ。でもこの場合、イクミくんはこの社長が雇う形になるんですかね?? 待遇とか給料とか、どうなるのでしょう?(いちいち気になる)
  社長(厳密には社長じゃないのかもしれませんが、便宜上)は「チーム作り」がまず第一だ、と言っておりますが、チームになってくれそうな人材と言えばあの女性……。ううん、来てくれなさそうだなぁ……。どうなるんでしょうね?? マコトは今すぐにでも、一人で作業を始めかねない勢いですけどね(笑)。

  「きのう何食べた?」。銀座から北区か……、確かに行きづらいなぁ。西が丘ってことは南北線ですから、銀座線か丸の内線でちょっと動いてから乗り換えですかね。でもあのへんの乗り換えって、どれも階段が多くて面倒臭いんですよねぇ。南北線が地下深くにあるせいでね(笑)。
  しかし今回逮捕された女性、気になりますね。どうにもお金がないし、風俗店も遅刻を繰り返していたから首になって、立ちんぼしてた、って……。子供を産んだ、という発言もありますし、子供産んでまでまだ売春かよって驚いちゃいます。今でも立ちんぼって言うんだなぁ。そりゃ路上でそんなことしてたら捕まりますわ。あーあ。
  それ以外の道をなんとか模索してくださいよ……いやホントに。

  二宮志郎先生の新連載、「鳥葬のバベル」スタートです。花火大会の日にいきなり巨大な鳥がやってきて幼女と老人を食べてしまう、というクレイジーな初回。なんだこれ(汗)。
  でもなんていうか、クレイジーな初回には少年漫画で慣らされすぎているせいなのか、演出が淡々とし過ぎていて生臭さばかり目につきますね(漫画に匂いもあったとしたら、相当臭いと思われます)。主人公と雇用主のダラダラした会話はもっと短くてよかったのではないか、と。素人判断ですけどね。なんか、グッとくる面白味を感じられないのですよね。
  これから面白くなるのかもしれませんが、初回で掴みが弱いのはいけないことだと思います。特に昨今は。ネットで第一話だけ読めたりするじゃないですか(完全に余計なお世話)。
  でもとにかく話は始まったばかりなので、生臭さに気を付けつつ読んでみたいと思います。
  あと、マリちゃんかわいい。

  第3回THE GATE、一色まこと賞受賞作、神波アユミ先生の「宝くじが当たったら、母が家を出て行った。」。
  もう、タイトル通りのお話で(笑)、けっこう面白かったです。ぶつかるのを避けて嘘でごまかしてばかりいた息子と、自分の価値観を否定されながらもそれを貫き通す父、そして、出て行った母(笑)。テンポがよくてホイホイっと最後まで読んでしまいました。喧嘩しつつ、説教垂れつつ、やっぱ親子なのでそっくりで、「嫌なこと」からはのらりくらり逃げたい父と子。母の実家へ向かう最中のトラブルから本音があからさまになって、父の言葉につい息子は心を動かされてしまうのでした。
  結局は平穏で何気ない日常が大事なんだよね、なんてこと、言われても分からない、失いかけないと分からない。そんな今時の若者の姿が、情けないながらも愛情を以て描かれていて、胸がほっこりしましたよ。
  一色先生が絶賛したのもよく分かります。面白かったー。

  「夜食研究所」、今回は焼きしいたけ! おおお、これは簡単そうだ。石突き取って塩をまぶしてバターをのっけて焼くだけ! 初めから耐熱皿かアルミホイルを使えば、旨味凝縮汁をこぼす心配もありませんね! いつかやってみよう。

  「ほいくの王様」。有人先生が完全に園のお母さん状態である件について……。というか、園長の女房役というか、ピッチャーに対するキャッチャーのような……あれ、野球漫画?
  無駄な抵抗とか言われている園長(笑)。美意識は高そうなのに洗濯に関しては無頓着って、いかにも男性らしいエピソードですね(笑)。

  セーニングゼロの選考会漫画、今はきはらゆりこ先生が描いてらっしゃいますが、いつも面白いです。編集の方がどんなことを考えて応募作を読んでいるのか、ということが分かるのって、実は貴重な機会なんじゃないかと思うのです! しかも漫画で分かりやすく読めるとか。マジ重宝。
  お話はいいんだけどキャラが弱いとか、キャラはいいけどドラマがもっと欲しかったとか、絵は微妙だけど表情がすごくいい! とか。光るものをちゃんと見付けて、何が足りないか的確に判断してくれる。さすがプロの視線は違うなぁ、と思わせられます。勉強になりますね。


  ってなところで、モーニングまた来週であります。ではではー。

「ハイキュー!!」21巻

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  みなさまこんばんは! コンビニでFAXに挑んだもののどうしても上手くいかず、雨に濡れたのもあってたいへん腐っているところの皿洗いです。仕事関連の書類なのですが、何回やっても送信先に届かないんですよね……。向こうが自動受信を設定してないのかなぁ……。
  まさか、さいきん若い人が担当になったから、FAXなんて触ったこともなくて扱い方が分からない、とかじゃないだろうな!?(邪推) 固定電話の消滅と共に、FAXも消えゆくさだめなのでしょうか?? まだ早いよ。

  さて、本日は買ってからだいぶ経ってしまった「ハイキュー!!」21巻であります。白鳥沢との対戦の、その決着!! ぶっちゃけこの巻があまりにも自分の中で盛り上がっていたので、話題にしてしまって本棚にしまうのがもったいなかったのであります……。
  しかし表紙カッコいいですね。牛島さん。この方の背後に白鳥が描かれるのならよく分かるのですが、どうしてかいつも鷹ですね。いや、ハクトウワシか? 鷹と鷲の違いなんて、フクロウとミミズクぐらいの違いしかありません(※ どっちも一緒ってこと)。更にはシマウマとかオウムとか、なんだかワクワク動物野郎的な位置づけになっているなぁ、と。
  それは違う作品だ!(でもどうしても言いたかった)

  感想記事書こうと思って読み返していると、やはりどうしても没頭してしまう罠にはまってしまいます(笑)。だって本当に21巻面白いんだもの……。
  最終セットの序盤からスタートし、15点先取でセットが決まってしまうというところなのに、もう白鳥沢は2桁目前! 切りたいのに、烏野のブレイク(連続得点)が欲しいのに、なかなかそうはさせてくれない白鳥沢の壁の厚さ、攻撃の強さ、試合運びの巧みさ。けれどもそれに屈しない烏野のど根性! そういうものがこれでもかってぐらい詰め込まれていて、読んでいて心臓がドキドキします。
  牛島さんのスパイクを止めて相手コートにダイレクトで返した翔陽のプレイなんかも、たまたまだと影山に言われていたけれども、彼が自分で進んでそうしたからこそ得た瞬間なのだと思うと、やはり涙腺が緩んでしまいます……。無茶無茶な動きでも、ちゃんと翔陽は結果につなげていってるんだなぁ、って。
  それにこの作品は全般的にそうですが、敵も味方も等しく「悔しい!」とか「嬉しい!」とかの感情を描いてくださるので、烏野の応援だけでは済まないところも魅力ですね。
  特に、ピンチサーバー山口の投入時、五色のタッチネットとそのあとのオーバーハンドの失敗とで烏野に点が入ったところ。嬉しがる山口が描写されていれば読んでいるほうもスカッと喜べる筈なのに、悔しくて言葉にならない五色くんがしっかり描かれていて、どうしてもそちらが気になってしまいます。そして、「お前のその実力で何を焦る必要があるんだ」と牛島さんに声を掛けられて、スッと落ち着ける五色くん……。
  こんな先輩いたら、敬服するしか出来ませんでしょうぉおおおおおお!!
  このタイミングで裏表のない言葉をいただけてスッと冷静になれるって、すごくいいチームだと思いますし、こういう時にサッとこんな台詞を吐ける牛島さんにも本当に感心しましたし、もうそれを通り越して感動もしました。敵チームにも心を動かされて、勝ってもおかしくない、いや負けてほしくない、いやいややっぱり主人公に勝ってほしいとあれこれ翻弄される。こういう作品って、本当に稀有で、素晴らしいものだと思います。

  でも読んでいてすごく精神力を削りますね!!(笑)

  粘って、粘って、でも無慈悲に牛島さんに叩き込まれて、白鳥沢のマッチポイント。そこで響いた烏養コーチの「バレーは常に上を向くスポーツだ!!」という台詞に、本誌で読んでいた時は本当に心痺れました。バレーボウラーを鼓舞するのに、これ以上の言葉があるか!? と思いましたね……。
  しかしここは本当に、読んでいるほうも心折れそうでしたよ。あんなにがんばったのに牛島さんの一振りで叩き込まれたよー、って。ずっといろんなチームに対して、こんな姿勢を、姿を、強さを見せつけて来たんでしょうね、牛島さんは。そしてこの「大砲」を掲げて邁進するのが、白鳥沢の昔から変わらない「コンセプト」だった訳ですね。
  かつて自分がプレイヤーとしてこのコンセプトに真っ向から否定されておきながら、それでもこの信念を貫き通そうとした鷲匠先生の視線が、現役の選手たちには言えない羨望や憧憬をたくさんたくさん語っているようで、惹かれました。否定されながらもそれを信奉するって、どんな心境なのでしょうね。指導する立場としては、矛盾してないのかな??
  そして、このタイミングで戻ってくる月島!!
  小指の付け根が切れただけなのかと思ってましたが、なんと脱臼だったとは。小指の脱臼って、確かに生活全般には影響は最小限でしょうけど、それでも痛いことには変わりなく。それでも「平気」と過ごすばかりか、試合に影響のないことを説いて“出られます!”アピールをするとはっ。
  ダラダラと適当にこなして、疲れることを嫌うばかりだった月島がここまで熱くなってくれるなんて、試合開始当初は思いもしませんでしたよ。月島のスタンスがどうあろうと、最高身長で頼れるブロッカーであることには変わりありませんから(熱くならなくても、自分の仕事には手を抜かない選手というイメージだったので)、別にそれを気にしたこともなかったのですけどねぇ。この試合でいちばん変貌したのは、間違いなく月島ですね。
  少し順番は飛びますが、だからこそ烏養コーチの、「MVP」発言に至ったのだと思います。

  医務室でも「集中」を切らさず、試合に戻ってから何をすべきかずっと考えていた月島。思い出していたのは赤葦さんのことで、セットまるごとかけて張る罠、の話を考えていたようであります。東京での合宿が有意義だったことは言うまでもありませんが、月島は梟谷の人たちにいろいろ学んで引き出しを多く得てきたようですね。
  本当にありがとう赤葦さん!!
  でもオマケ漫画では、いろいろ考えている最中に木兎さんや山口が「ツッキー!!」って呼びかけてきて邪魔していたようであります(笑)。何もしなくても「ツッキー!!」が思い出されて横槍を入れてくるって、どんだけなのよ「ツッキー」呼び(笑)。
  あと、戻ってきた月島に対して翔陽が、「時間は稼いだぜ」「と言いたいがどっちかって言うと山口の方が稼いだ」と正直に告げてしまうところも好きです(笑)。翔陽は何に対してもフェアで、素晴らしいですね!

  そして居所が明るみに出た、及川さん。眼鏡は変装なのか、なんなのか。そもそもそれする必要ありました??(笑)
  岩泉さんが声を掛けながら椅子に腰かけようとしてるんですが、ここで椅子の背をまたいでるところが、ものすごく「岩泉さんらしい」感じがして好きです。はぁぁ。こういうぞんざいなこと、しそう。いかにもしそう。はぁぁぁ。
  んで、2人が見下ろす中で、月島のワンタッチから限界ギリギリのラリーが続き、烏野がマッチポイントを取り返します! この一連のプレーもすごく好きです……!! 月島の2回に渡る「もう一回」が、心にグイグイきます。はぁぁぁぁ。
  そのあとの第186話、187話、188話は、もう一気に読んでしまいますね。デュースのシーソーゲームで、もう烏野のメンバーは足が限界で、いちばんいいところでゲス・モンスターこと天童さんがめちゃくちゃイイ「先読み」を見せて翔陽のアタックをバッチリ止めてしまって。
  そして西谷先輩の、ジャンピングレシーブからの、立ち上がるより早いひねり背面レシーブ!!!! スーパープレイ!!!! これ本当に変な声出ましたわ!!!! アアアアアアア!!!!! そりゃ白鳥沢の応援席もポカーンてなりますわー。すごい、すごいよ本当にー。何度読んでもすごい!!
  月島が、痛めた右手でバッチリ当てるリード・ブロックでワンタッチ、そして翔陽のバックアタックで決まったー! と思ったのに、牛島さんのとっさのレシーブで返されて、しかもそれを体でキャッチした翔陽! あああああ、痛そうッ……!!(目を背けたいけど出来ない)
  そのボールがまた返ってきて、最後の最後に、月島が仕掛けたストレート側の3枚ブロック!! ずっとストレート側は西谷先輩の為に開けておいたのに、ここでいきなり閉めてきた!! 月島が準備していたのは、これだったんですね。しかしそれをインナーへのクロスでかわした牛島さん!! よくとっさの判断でこんなこと出来るなぁ……。さすがだ。
  影山が弾いてしまったそれを、大地さんが追いかけてコート内へ戻し、旭さんのアタックでリバウンド、そしてチャンスボールで……最後はなんと、5人全員でシンクロ攻撃!! 翔陽が速攻へ走り出さず、自らテンポを遅らせてみんなのファースト・テンポに合わせることで相手チームを翻弄した訳であります。ここのところ、最近になってからようやく意味がつかめました。今までは翔陽だけマイナス・テンポだったことが多かったってことですね!

  そして翔陽のスパイクが入って、白鳥沢のリベロがレシーブしきれず、得点に。こうして、試合が決まったのでした。
  ああああ、本当に、いま読んでもこの3話は一挙に読んでしまいますし、ここまで読んで「はああぁぁっ」って大きな息が出ます。すごい。本当に、ここ、すごいです……。物語中最高の盛り上がりでした。
  これより上があるんでしょうかね。全国へ行ったら、あるんでしょうか。そんなの信じられません。これがラスボスだった気もします(汗)。

  笛が鳴った直後、第189話の1コマ目、よく見るとコート外から選手たちが走り込んできてますし、烏養コーチが膝を落として感激していますね。白鳥沢のコーチは下を向いているし。こんな一瞬の隙間に、さまざまなドラマが詰め込まれていることをじっくり読み取れる漫画という形態は本当に素晴らしいと思います。
  振り返る大地さん、そして、がっちりと抱き合う3年生!! ここ本当に泣かせにきてますね……。
  月島の腹部に激突したのち旭さんの頭部にまでジャンピングした西谷先輩の動きについては、この直後のオマケ漫画に詳しく出てますね(笑)。遠慮なくぶつかるもんだから、月島はうずくまるほどのダメージがあったようであります(笑)。しかも旭さんの顔に抱き着くって、すごいジャンピングだなぁ。オマケ漫画で見ると、西谷先輩、めちゃめちゃ小さく見えますね(笑)。
  2年も3年もスーパープレイ集みたいな動きばかりでしたが、上のほうで見てらっしゃった及川さんと岩泉さんの感想は、「影山、良い仕事しやがる」でした。翔陽のサーブ後に自分と翔陽の位置をスイッチしたこと、そしてギリギリの状況下にあっても相手セッターにレシーブさせるという嫌な返球をしたこと、などですね。月島が「最後にストレートをブロックする」と言ったから、クロスは自分がカバーに入らねばならない(翔陽には任せられまい)と思ったんでしょうね。さすがだ。よく判断出来てる。
  月島がいろいろ振り絞って考えた作戦を、しっかり受け止めて支えてやった、ってところでしょうか?? もちろん、他の2年も3年も、これ以上ないほど支えましたけどね!!

  ちょっとムキになった、とすんなり認めた牛島さん。最後の最後に、翔陽と影山を相手に、俺はお前たちを上回っていると言いたかったと自省しております。牛島さんにも、そんな感情があったとは驚きですね。他人のことなんか一切意に介してないように見えるのに。でも、彼がそんな心理になったのは、点数の上で追い詰められていたことと、どれだけ試合が進もうと心が折れることのない翔陽に焦ったことが考えられますから。牛島さんをそこまで引きずり出したってところは、本人が知らずとも、翔陽の功績なのかな? と思います。
  なんていうか、相性が悪そうですよね、翔陽と牛島さんって(笑)。一緒にいて話が盛り上がらないパターンかな、なんて。でも翔陽のコミュニケーション能力をもってすれば、牛島さん相手でも怯まず喋り続けられるのではなかろうかとも思います。
  どれだけ抑え付けられても、翔陽が牛島さんに対して抱く感想は、徹頭徹尾「クソかっけぇ」でしたからね。倒したい相手、でも、かっこいい相手。それが同梱出来ちゃう翔陽の心理ってなかなか興味深いものであります。
  
  MVPと言われて逆に悔しさが募ってしまう月島に驚きましたし、感動もしました。そしてそんな彼の反省を吹き飛ばしてしまう山口の、山口なりの賞賛にはニヤッとしましたね(笑)。バカなの? とか言ってるけど、要はこれ「ツッキーはかっこいいよ」って言ってることに他なりませんからね! 山口すごいな、いい子だ。素直ないい子だ。

  第190話の冒頭を見ますと、もう生徒たちは帰した後で、大人たちだけで酒盛りをしているようですね。武田先生は冷酒、そして烏養コーチはビールのようであります。しかも大ジョッキじゃね? これ。
  嶋田さんが飲み潰れていて、滝ノ上さんも肘をついて居眠りをこいているので、相当時間が経過したものと思われます。それなのにまだまだ飲んでるってことは、武田先生も烏養コーチもかなりお酒に強いんでしょうね。あと烏養コーチのジョッキの持ち方がリアルでいいなと思いました(指2本だけ掛けてるやつ)。
  これから忙しくなる、ってのは、寄付を募ったりなんだりで大人の仕事が増えるっていう意味でしょうね。もちろん学校も補助金を出してはくれるんでしょうけど、遠征となると資金が必要ですからねぇ。東京への合宿は自前の車で行ったりバスを借りて自分たちで動かしたり、泊まる場所が学校だったりしてましたから、けっこう安く済んだのではないかと勝手に想像しておりますが、春高ともなると学校宿泊って訳にはいかないでしょうしね。
  こういう時、地方の学校って大変だなってよく思います。春高とか普門館とかはまぁ、東京や関東の高校なら楽でしょうけど、例えば甲子園は兵庫にあるから、東北から見るともっと遠いですし。北海道の学校ともなれば、飛行機代がねー。選手の分だけかかりますしねー。
  強豪校に通わせると、遠征費や寄付が大変だって、前にそんなことを言っていた方もいらっしゃいました。ですよねぇ。寄付を募る為に、仁花ちゃんもポスターを作ってがんばってましたしね。

  そして舞台はいきなり東京へ移り、東京の代表決定戦へシフト。まずぶつかったのは、なんと梟谷と音駒! よく知った仲ではありますが、ここは真剣勝負であります。うおおお、盛り上がるー。


  という感じの、21巻でした。やっぱり時間がかかった! 次は音駒が目白押しの22巻ですね!

  ではでは!

「フランスはとにっき」1巻

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  みなさまこんばんは! 本日は「ルーヴル美術館特別展 漫画、9番目の芸術」を見に、森アーツセンターギャラリーまで行ってきた皿洗いです! いやー、面白かったです! フランスでも漫画はたいへん人気らしいと聞いてはおりましたが、ルーヴル美術館が展示するまでになるとは、すっごいことですね!
  この話は、また改めて書きたいと思います!

  しかして今回は、前述とはまったく関係のない(かすかにフランス繋がりですが)、藤田里奈先生の「フランスはとにっき」の話題であります!!
  いやー、本を読んでみましたが、とっても面白かったです!
  ツィッターを始めて、とりあえず知っている作家さんなどをフォローさせていただいているのですが、コミックリュウの作家さんが複数人いらっしゃるので、コミックリュウの刊行情報がヴァンヴァン流れてくるのですね。それで宣伝とレビューをとにかくたくさん目にしていて、気になっていたのがこちらのWeb連載。

  ↓↓現在連載中のお話は、こちらで読めます。↓↓
  http://www.comic-ryu.jp/_hatonikki/

  っていうか今よくよく登場人物紹介見てみましたら、大家さん(おじいさん)が必ず愛人(おじさん)と一緒にいる、っていう紹介だけでももう笑えました(笑)。これ、本で大家さんが初めて登場した時から必ずそうなのですが、「大家さん(おじいさん)、愛人(おじさん)」っていう文字の並びだけでゲフンッてなります(←笑い声)。
  つーか、ゲイの方が多くないですか……? この本、通して。
  フランスはそもそも、そっちの方が多いのですかね? 日本と違ってみなさま隠してないだけ?? 相対的に自由なの?? それともヤケなの??(まさか) ちょっとそのへん知りたいですね。

  ともあれ、Web連載のページを見れば第1話が読めますので、どういう経緯で作者がフランスへ渡ることになったかはだいたいつかめるかと思います。要するに、大した動機はなかった!! ということであります。ワーキングホリデーで行ってみたい、イギリスは人気があるからちょっと回避、宝塚が好きだからベルサイユのばらでお馴染みのパリに行ってみたい、その程度の理由だったようであります。
  それだけで海外暮らしを決めるって、すごいことですねぇ……。
  で、そのフランス行きを決めてから、何故か出張編集部に漫画を持ち込みに行く作者さん(笑)。順番おかしいだろ!! でもどのイベントの出張編集部に行ったのか気になります!! コミティアですか?? コミティアですか?? そこんところはっきりと!!
  余談ですが出張編集部だからって甘いこと言ってくれるなんて、大間違いですよ。出張編集部での手応えが良かったのはリップサービスなどではなく、藤田先生の漫画が本当に面白かったからだと思います。当時リュウで「明日がんばる」を読んでいたわたしが言うんですから間違いない!(拳)

  っていうか、「明日がんばる」の作者さんだったんですね、藤田先生って……。名前で覚えていなかったので、まったく気付きませんでした。すみません(謝罪)。絵柄も、ギャグ漫画とエッセイ漫画でけっこう違いますし……。
  あの連載、好きだったんですよー。特に頭部がマグロの女の子が好きでした。あと生徒会長の先輩。

  話がそれましたが、とにかく、憧れを胸に抱いて作者さんはフランスへ旅立った訳です!! 出発までドタバタだったようですが、まぁそのへんは旅立ちあるあるだと思いますよ(笑)。いろいろ準備しなくてはならないことが多いので、どうしても時間は足りなくなるのですよね。
  ビザの申請をしに大使館へ行くだけでも大事で、日本でここまで大変な思いをしていて、この方、フランスなんか行って生きていけるのでしょうか? と、導入部から早くも心配になりました(笑)。でもまぁ、いちおうWebのほうを見るとそれなりに生活は送れていたようでしたので、ハラハラしつつも読み進め……。
  フランスへ降り立ってすぐ、バスを待っていたら「バスは来ないよ」と言い渡される、試練の時が!!(笑) そのバス会社の人が「バスは来ないよー」と教えてくれたのですが(ストライキだったようですね)、バスが運行してないなら何故に切符を発行したのか!? と問い詰めても、「売ったのは自分じゃないから分からない」と言い返される始末。フランス人すげぇ……。自分の会社の人間が仕出かしたことでも、自分が関与してなきゃ一切謝らないんだ……。
  これは裏表紙の漫画にも描かれているぐらい、フランス人に共通して見られる姿勢のようですね。日本人なら謝るところを、「俺は知らないから俺のせいじゃない」と言い張る、このメンタリティ!! ちょっとこの図々しさには、日本人としてはついていけない気がいたします。深い溝を感じるというか……。自分のせいじゃなくても謝るのが日本人だからなぁ……(それが自分の仕事である以上)。
  まぁでも、日本人の謝罪も過剰かなって思うことも、ありますけどね。作者さんも日本に帰ってきた時には、「日本人は謝りスギだ」と感じたようですので、どちらにしろいきすぎなのかもしれません(笑)。

  そんなトラブルからスタートしたフランス生活ですが、極度の方向音痴の為にパリでさまよったことや、日本人ゆえか10代の子供に間違われる(もうアラサーなのに!)ことなど、いろいろありつつなんとか日々は進みます。
  ルームシェアをして住んでいたアパートで、電気関係のトラブル、配管関係のトラブルなどあるたびに、さきほど書いた「大家さん(おじいさん)」が登場するのですが、手配してくれる修理の業者がこれまた遅い!! 5日後になるって、よかったね! とか言われて、遅いわ!! と思うのですが、5日後で済むならまだマシだよって感じのニュアンスが醸し出されていて「フランス怖ぇえ」と思います。
  だってバスルームの電気が消えて本当に真っ暗なのに、それを我慢して5日も暮らさなきゃいけないなんて……。ひどい話じゃないですか。日本でこんなことツィッターに書いたら業者が炎上ですよ(笑)。
  パン屋に行ってパンを買おうにも、お店のおばあちゃんに「何言ってんだか分からないよ!」と言われ、心が砕けそうになってしまう作者さん。バレエを観に行けば何故か席が他人に取られていて、電話の通じない美術館は電話予約しか受けてくれない不自由さ!! 理不尽さ!!
  極めつけは郵便局で、荷物受け取りの伝票をウキウキと持っていったら「この荷物はもう受け取られています」と言われて大混乱。英語は分からないと言い張り、がんばってフランス語で話しても「荷物は無い」の1点張りで、取り付く島もないフランスの係員……。
  日本でも荷物が行方不明になることは、まぁ、ないでもない事態ですが(でもほとんど起きませんね)、窓口でいくら喋っても暖簾に腕押しの虚しさに言葉の壁まで立ちはだかって、疲労感ハンパないのであります。ああああ、これつらいわ(汗)。

  といった具合で、トラブル満載。
  けれどもどのエピソードも、笑って読むことが出来ます。それはやはり作者さんの姿が「はと」だからではないでしょうか!? なんかふくよかで(笑)、モフモフしてそうな鳩のデフォルメ具合がまたいいんですわ。目もグルンッとした輪だけで、つまりは白目をずっと剥いている状態なのですが、キャラクターとして非常に感情豊かで生き生きとしております。
  このキャラクターのお陰で、全編通してたいへん楽しむ読むことが出来るのであります。
  とりあえずこの鳩、モフりたい……。前から後ろからモフモフしたい……(欲望)。
  そんな鳩ですが、バレエ鑑賞の際に席を取られた時には、もうーフランス語が分からないから日本語でいったれ! と、すごい剣幕で日本語でまくしたてたりもしたのであります。通じなくても、もうこの際いいのではないでしょうか?? 怒ってることが伝われば、ねぇ。怒鳴った姿、かっこよかったです!

  んで、ご本人が面白エピソード満載なのは言うまでもないとして(笑)、出てくる他の人物もたいへんユニークで印象深い方ばかりであります。
  じわじわと攻めてくるのはやはり「大家さん(おじいさん)と愛人(おじさん)」ですが(しかもこの愛人のおっさんがまったく喋らないのが、いい味を出していると思います。なんでついてくるんでしょうね/笑)、大きな位置を占めているのが同居人の「チナツちゃん」。関西弁のフランスガイドさんで、恋多きリア充、そして筋肉と、てんこ盛りのポテサラ好き女子なのであります。
  彼女の顔はもちろん公表されておりませんが、一回、筋肉が写った写真を漫画内に掲載したところ、たちまち昔の知り合いに特定されたそうです(笑)。筋肉で特定される女子って、なかなかいらっしゃらないと思いますわ。稀有な方だ。Web連載を読んでいても、チナツちゃんがとっても頼りになるたくましい(心身ともに)方だということは、よく分かります!
  そして個人的に特に読んでほしいのが、お医者さん。日本語の出来るお医者さん(日本人ですかね?)にかかったのですが、作者さんが職業を「漫画家です」と答えると妙にいいリアクションが返ってきて(笑)、いちいち、なんっかあざとくて可愛い(笑)。正直、萌えました。なんだこの医者!
  笑いの沸点が低いのか、フランスで長く過ごしていると直情的になるのか、とかいろいろ考えましたが、たぶんこれはこのお医者さんの「地」なんでしょうね(笑)。面白い人に当たってるなぁー。
  あと、ちょっとだけしか出てきませんでしたが、公園で喋っているうちに「僕の家でシャンパンでも……」と作者さんをナンパしてくる老紳士。ついていったら何かが起こる予感……! っていうモノローグに笑いました(笑)。まさかの、異国でのアバンチュールっていうか相手ご老人だし。フランス人は年取っても枯れないんですかねぇ。
  そして同じナンパつながりで、たまたま出会ったイタリア人男性。まぁーイタリア人の見本みたいに、とにかく口説いてくるのであります。それでも作者さんが振り切ると、沈みゆく夕日を指し、君が去ってしまうのを惜しんで沈んでいくんだよとなぞらえて……。
  イタリア人、やっべぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!(笑) このセンスはどっから受け継がれてるんですかね!? イタリア人のDNAに刻まれてるの!? 気障なこと言わないと死ぬ病気なの!? イタリア人男性ホントにすごいんだなー!!
  などなど。
  トラブルも人も濃密な体験記を楽しめます……。あー面白かったー。

  1巻に収録された分はもう読めなくなっておりますが、続いているWeb連載も読みごたえたっぷりなので、是非どうぞ! そして1巻も是非どうぞ!!
  んっ? これ、続きますよね? 2巻も出ますよね?? 記事タイトルに「1巻」って書いちゃってもいいですよね?? まぁたぶん続くんだろう、という予測の下に、「1巻」て書いちゃいました。ご了承ください。

  という訳で、おススメのエッセイコミックであります! 是非どうぞ。


  ではではー。

ヒュース即日昇格!

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  みなさまこんばんは! バナナを手にしたらハエトリグモがくっついていて大変驚いた皿洗いです。たぶん、バナナがいい感じにいい感じの……その……芳香を放っていたので、コバエが寄ってきていて、それ目当てに果実の上でハンティング中だったものかと思われます。びっくりしました(笑)。
  でもクモは益虫なので、ホイホイと退いて頂いたらあとは放置であります。コバエしっかり捕まえてね!

  さて本日は月曜日なので、週刊少年ジャンプの話題。ジャンプ43号、表紙と巻頭カラーはアニメの新シーズン放送が決定した「銀魂」であります!
  ちなみに、「こち亀」が載っていないジャンプというものは、生まれて初めて読みます。「こち亀」って休載のない漫画でしたからね! よく考えると怖いことではありますが。

  んで、「銀魂」、第605話。ハチマキ巻いたら受験生に見える、というサブタイトルでした。でも違うんだ、生きていた真選組の近藤さんが巻いているのは額当てなんだ!! ナルトと同じようなあれ!!(最近のナルトは額当てはしてませんけどね)
  っていうか近藤さんやっぱり生きてたんだやったーーーーーーーー!!
  そんでもって、そよ姫さま久しぶりじゃあああああああ!! この作品の良心!!

  「ヒーローアカデミア」、第108話。
  飯田くんにかばわれながら戦っていた青山くんでしたが、自分の身を挺して飯田くんを合格させようと、ヤケを起こしたかのようにお腹ビームを空に向かって照射!! 当然、目立ったのでターゲットにされましたが、それを見たA組が再集結出来たので結果として共闘が出来て、残りのA組メンバーもみんな一次を通過することが出来たのでした! あーよかった。
  青山くんは何かしらの引け目を感じているようですが、飯田くんがそんな繊細なクラスメイトの心理なんか分かる訳ありませんし(笑)、この場合はナイス鈍感! ってところでしょうかね。
  飯田くんは寮生活になってから、どんなところをどう鍛えたんですかねぇ。ちょっと気になります。

  「ONE PIECE」、第840話。
  なんと、ヴィンスモーク家の手下たちはみんな、人工培養で生まれたクローン体なのだそうです。「スターウォーズ」の兵隊みたいですね(ぜんぜん関係ないのですが、小さい頃あの映画の兵隊のことを「衛生兵」と呼んでました)。これは人類の倫理にもとる研究では、と思いましたら、禁止される……というか世界政府に横取りされるまではベガパンクと共同研究をしていたと聞いて、なんとなく納得いたしました。
  で、サンジら「王子たち」も、科学の研究から生まれた子供たちだったようであります。生まれながらに強靭で、CP9が使っていたような空中歩行法なんかもお手の物なのは、そういう事情があったからなんですね。けれども何故かサンジだけは「ふつうの人間」とまったく同じで、それ故に兄弟の中では落ちこぼれていた、と。
  生まれてこなかったことにしたくて「鉄仮面」をかぶせられて地下牢に幽閉って、まさに「鉄仮面」ですね。かわいそうに。
  でも、こういう可哀想な状況をやたらと捻じ込んでくる回想は、正直、どうかと思います。こんなに「叩くべき相手」を徹底した悪者にしなくてもいいじゃない、って思いますけどねぇ。いつか殴る(蹴る?)べき相手だから、殴った瞬間のカタルシスを高めたいのかもしれませんけどね。
  個人的には、悪役にも悪役の流儀があるほうが好きです。今のままじゃただのハサミを持ったバカですわ。

  センターカラーで「斉木楠雄」。なんと、連載4周年突破記念で募集したTシャツデザインのグランプリが決定し、本当にTシャツが作られたそうです! 来月から一般発売ですって。アイラブコーヒーゼリーTシャツか……。作品の色がそこまで濃くないので、割と普段使いにイケると思います(笑)。
  漫画本編は、海藤の弟と妹登場! 弟は小4で、妹は中2だそうです。妹のほうは勉強熱心で、まぁあの母の子だなって感じですが、弟のほうは兄の虚言を信じ込んで兄に憧れているようですね。うん、まぁ、いかにもあの兄の弟だなって感じではありますが……これは可哀想だ(笑)。
  兄貴がホラ吹きだと、弟にバレた時の視線がマジで怖いんだぞ。月島あたりがそのことに詳しいと思います(笑)。

  「ブラック・クローバー」、第79話。
  ついにヴァンジャンス団長が仮面を脱ぎましたよ!! その下にあったのは、顔の半分以上を覆う、ひどい痣。傷跡、とヤミ団長は表現しましたが、確かに頭だけ火に突っ込んだみたいなひどいケロイドにも見えますね。でも髪の毛は生えてますので、頭皮はなにもなさそうですね。目も見えてるし、本当に皮膚だけ。生まれつきってことは何かの呪いとか??
  ともあれ、この肌で苦労したということを語ってくださいまして、嘘はついてなさそうだとの、ヤミ団長の所感。これで欺いていたらとんでもない大ウソつきってことになりますが……まぁ、ここまで腹割って話してまで騙されたとしたら、ヤミ団長のせいですから、もうこれ以上どうしようもないですね。
  でも、リヒトさんと似てるってことは、何かしらつながりはありそうですね。貴族の跡取りがいなくなった、ってのも、何か関係がありそうであります。うーむ。
  んでもって。ダイヤモンド王国へ戻ったヒゲのおじさんはきちんと報告を果たしたようであります。おじさん、マジお疲れさまです! どうやらダイヤモンドの将軍さんたちは、世代交代をするようですね。国境の街を襲ったのは旧世代で、これからは新世代が活躍するのだ、とかなんとか。
  みんな額と体にダイヤモンド埋め込んでますが、なんですかね、魔力強化のアイテム?? あれ? 見たような顔が……。

  「ネバーランド」、第8話。
  今日もいつも通りの日常を送っているこの孤児院ですが、みんなそれぞれ平気そうな顔の下でいろいろ隠し事をしているのであります。
  発信器の位置は分かったものの、同時に「壊れたら知らせる」機能があるのでは? という推測も立てられるので、うかつに手が出せません。耳って、事故で切るにしても自分で傷付けるにしても、不自然な部位ですしね。
  レイがこれに関しては考えがあるとのこと。どうするんでしょうね。
  そして「みんなで逃げる」対策として、森を使ってみんなで鬼ごっこをすることに。エマが呼びかけ、ノーマンが鬼なら、今までもやってきたことなので不自然ではありません。遊ぶ振りをして頭と体を鍛えていこう、という目論みなのですね。
  しかしその鬼ごっこに、新しいシスターが乱入! 「違反」を行った子供が誰なのか、もう目星はついているのでしょうか?? 子供たちに秘密を知られないようにする為にはいきなりエマやノーマンを傷付けるとか、そういう動揺を招くようなことは出来ない筈ですが、「イザベラ(ママ)を出し抜く」という目的があるからには彼女も何をしてくるか分かりませんね!
  それにしても、ママに比べて、このシスターの笑顔の邪悪なこと……(汗)。さすがにゾッとしますわ。

  「ソーマ」、第184話。いきなりの風呂回(笑)。
  汐見ゼミ存続と葉山アキラの十傑入りは、交換条件だったようですね。さすがに汐見先輩の研究が有益なものであると、薊パパも判断したのでしょうか。損得の計算だけは早いんだろうなぁ、あの人。
  その経緯を聞いた創真、ますます怒って、「自分の場所を守る勝負すらできなかった」と言って葉山アキラを煽るのでした。そりゃそうだ、創真はちゃんと戦って、極星寮の自治を勝ち取ったんですからね。勝負することもなく相手の傘下に下った葉山アキラに、腹のひとつも立てるでしょうね。さもありなん。
  そしてどうでもいいことですが、何故毎回、堂島先輩の筋肉描写にはこんなに力が入っているの??(笑) そしてどうして久我先輩は、お風呂で前も隠さずに仁王立ちするの?? しかも湯船の中で。男の人ってこういうものですか?? 分からない!!

  「ハイキュー!!」、第223話。
  なんだかピリピリしている影山。西谷先輩に「邪魔です」と言い放ったのも、バックアタックの助走の邪魔だ、と言いたかったようですが……それにしたって、先輩に対する口じゃありませんよね(特に体育会系はそういうのうるさそうですし)。そのあとも月島にビシリと言ったり、旭さんに向かって厳しいことを言ったりと、なんかこう、怒ってるかのような態度……。
  今回の扉絵が中学時代の一幕だったこともあって、なんだか不穏なものを感じてしまいますね。
  でも烏養コーチは「大丈夫」と言ってタイムアウトも取りませんし、翔陽もイラつかず不思議そうに眺めているだけ。何か、何かから脱却しようとしているのは分かるのですが、何に躓いていて何に引っかかっているのか、見ているだけでは分かりませんね。
  烏養コーチってどんだけ指導者の素養があるのか……。
  そして伊達工業の3年生、やっぱり見に来てたーーーーー!! 改めて見てみると、茂庭先輩ちっちゃいなー(笑)。「またアイツら」って言われてるってことは、しょっちゅう見にきてるってことですよね。就職活動は大丈夫なのか……?

  センターカラーで金未来杯、松田知隆先生の「竹取憑き物語」。
  うーん……無駄に怖い。絵が怖い。絵自体は綺麗なのですが、画面がごちゃごちゃしていて見にくいです。筋のほうにはツッコミどころしかありません。なんだこれ。
  「竹取物語」がモチーフになっているってことは分かりますが、出てきた敵さん、いちいち自分たちの所業を語る必要ありました?? ありませんよね?? あと月から来たら重力が6倍になるのでまず立つことも難しいと思うのですが、そのへんはいかがお考え?? 野暮だとは承知しておりますが、言わずにはいられません。「月華美刃」だってちゃんとそのへんの重力描写はあったぞ。

  「レッドスプライト」、第5話。
  追いかけてくる駆逐戦艦に対して、雲を集める「クラウドルーラー」だけを切り離して攪乱し、その隙に背後に回って体当たり! という大胆な作戦。クラウドルーラーは便利な反面、とても出力を喰う機械のようですね。潜空挺の名はこの機械を積んでいることにほぼ由来するのでしょう。戦闘よりも、隠密行動が主目的なのかな??
  隠密っていうか、輸送ですかね。
  なので、体当たりされても、駆逐戦艦はそうそう簡単には沈みません。でも体当たりした本当の理由は、ぶつけて沈めることではなく、タツが飛び乗ることだったのですね! 単独で乗り込むのがどんだけ得意なんだこの子(笑)。
  大ゴマを使う割に画面がスカッとしていて、迫力に欠けるのが難点ですかねぇ。久保帯人先生風に言えば、霊圧が足りないんですよ。話は面白いのにいまいち盛り上がらないのは、そういうところのせいだと思います。もっと線を多用するんだ! もっと描き込んだらどうなるのか見てみたいッス。

  「背すじピン!」、第68話。
  この試合で優勝したら、カップル解消の件を考え直してほしいと告げた真澄部長。それに対して、どうしてそんなことを決勝の直前に言うのかと、お怒りのリオ先輩。今までほとんどしたことがなかったケンカを、よりによってカップル解消がかかった競技会の決勝の最中に、踊りながらするというすんごい事態に。
  っていうか、踊りながら喋れるんですか?? けっこう声出さなきゃ伝わらないと思うのですが(会場すごく盛り上がってますしね)、そんなことしながら踊っていられるものなんでしょうか。
  そして、まさかの金龍院さんリタイア??

  「ワールドトリガー」、第159話。
  さーて、ヒュースの入隊です! ツノなしでも別に何も変わらなかった!!(笑) 入隊試験のアレ、仮想戦闘モードでバムスター倒すやつ、1.5秒ですって。歴代2位、と嵐山さんが言ったら気に障ったようで、やり直すとか言い出しました(笑)。どんだけ負けず嫌いなんだこの子。でもそういう性格だからこそ、置いてかれたのかもしれませんねぇ。
  何度か言ってますが、この状態でエネドラッドに会ったらどんな反応するのか見てみたいです。びっくり驚くっていうリアクションがこの作品には少ないと思うのよね! いっつも修くんがびっくりしてる気がするのよね!!
  さて、修くんの記者会見の為に入隊志望者が増えて、入隊式を増やしたって話はしてましたが、そのせいで仮入隊期間がなく、実力者があらかじめもらえるポイントが誰にも支給されていないそうです。なので、それを補う為に、戦力テストとして5人同時のバトルを4回してもらう、という話に。
  もちろんヒュースは、4回とも「どーん!」て一瞬で片付けちゃって、あっという間に3000点手に入れたのでした。後ろで他の同時入隊者がこぞって嘆いているんですがそれは(笑)。
  残り1000ポイントを奪取する為、ソロランク戦へ。そこで出会ったのはあの新3バカ! お前ら生きとったんかいィ!!(※ 大規模侵攻の際、アニメではもうちょっと出番がありました)
  3バカを瞬殺する姿は、もう完全に遊真の時を思い出しますね。直接絡んでいないのがまだ救いかな。ヒュースには不愉快なだけでしょうからね(笑)。
  んで、あっという間にヒュース、B級昇格決定ーーー!! 間に合うかなぁ、なんて心配していたのがアホらしくなるほどの瞬間っぷりでした。実質ゼロ日じゃないですか!! そしてこのヒュースの話を聞いて、「勝負しましょうよ勝負!」と即座に言い放つ小荒井。さすがだ小荒井! 嫌いじゃないよ君のそういうところ!! 奥寺だったら言わないもんなぁ、これ。
  C級から上がりたてってことで、みんなブレード一本にトリガーを合わせてくれるフェアプレイ精神。美しいですね。
  5本先取勝負ですよ。小荒井、虎太郎、三浦先輩と軒並み5-0で負けて、それを見守ってヒュースの動きを観察していた日佐人で、ようやく5-1。一矢報いましたよ。日佐人って実はすごく強いんじゃないか??(笑) 次にやってきた辻先輩は5-2で、やはり周辺のB級とは違うというところを見せ付けてくださいました。さすが辻先輩だぜ。
  そして……ここに生駒さん登場ーーーーー!! 嵐山さんのほっぺた「ぷにっ」ってつつくイタズラを仕掛けてました。生駒さんマジ生駒さん。ああもう、好き!! さて、弧月のみの勝負で(旋空弧月がナシなんですね)、生駒さん相手にどれぐらいやれますかね?? ああもう楽しみー。
  しかし、玉狛第2のメンバーが誰も出てこなかった回は初めてじゃないですかね……?

  「鬼滅の刃」、第31話。
  俺が俺がの精神で生きてきた伊之助としては、他人の「補助」をする炭治郎の戦い方なんてちょっと信じられないのでしょうね。けれども「これ以上俺をホワホワさすんじゃねぇぇ!!」って言ってる(笑)ってことは、きちんと炭治郎の心は受け取っているのでしょう。
  そしてついに、糸を出して「人形」を操っている鬼を発見しましたが、なんと、これ以上「累」に脅かされるのは嫌だと、死ねば解放されると考えて、抵抗を止めてしまいましたよ。苦痛のない「型」でこの鬼の首を斬った炭治郎。さてこれで、「糸」はもう切れるのでしょうか?? まだ操ってる鬼がいるのかな??

  「左門くん」、なんと第50話! おめでとう50話! 主人公は相変わらずゲスですが、ともあれめでたいですね!
  祓くんとの対決再び、ってことで、なんでか知りませんが中将Pが用意したリングで対戦させられることになった左門くんと祓くん。当然、左門くんは悪魔を数々呼び出しての(っていうかもう既に呼び出してあったっぽい)アンフェアな戦いですが、それでも祓くんはがんばって戦って、結局、引き分けとなりました。
  でもこれで引き分けって言ってもねぇ……。悪魔がなきゃ祓くんがどう考えても勝ってたんだから、惜しくもなんともないでしょうよ(笑)。祓くんに悪意はまったく無く、傷薬と言って塩を渡したのも本当に善意からだったと信じております。でも、傷に塩を塗り込めるなんて行為を普段からやってるって、祓くんどんだけ塩尽くしなのよ……。
  塩の退魔の効果は、当然ながら人間である左門くんには通じない訳ですが、傷口に入れちゃあそりゃあ沁みますよね。良い子が真似しませんように。


  ワールドトリガー、来週お休みですって。ざんねーん。
  ではではー。
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