みなさまこんばんは! 夕飯時に「軽井沢高原ビール」を飲んで、ちょっとだけほろ酔いの皿洗いです。軽井沢高原ビール、とても美味しかったです! フルーティーな香りに爽やかな味。本体には、ベルジャンゴールデンエールと書いてありました。日本の「ビール」の味を想像していると、いい意味でのギャップにびっくりすると思います。見かけたらどうぞ試してみてください!!
……ところで……。
ツィッター効果なのか、本日の訪問者数がえっらいことになっていて、とてもビビっております。普段と一桁違うよ!! えっ、こんなになるもんなのか?? 昨日の記事を、ブリーチ最終回って銘打ったからか?? ブログ始めて10年ですが、このような数字を見るのが初めてでおののいております(現在2271)。ひぇー。
フォローしてくださった方、リツイートしてくださった方、ありがとうございます!
さて本日は、「ヒトミ先生の保健室」5巻の話題! 買ってから少し時間が経ってしまいました。鮭夫先生、お待たせいたしました☆
今回の表紙は、樹さん。保健室の養護助教諭の先生ですね。連載開始時からずっと、彼(?)の性別は謎に包まれていたのですが、帯によるとついに今回、それが明かされるとのことで!! カバー下のオマケ漫画も樹さんでしたし、これは俄然期待が高まりますねぇ。
と思って開いたら、巻頭のカラー部分でまたしてもお風呂回!!(笑) みぃちゃん(三つ目)とヒトミ先生が一緒にお風呂に入っていて、姉の胸を揉みしだくというけしからん絵になっておりました。
でも確かに、幼くして母親と離れてしまった妹には、大きな胸に母への思慕を募らせているのかもしれない、って思っちゃいますよね(この妹に関しては、単に姉の胸が好きなんだろうって思いますが……)。ヒトミ先生も、少なからず母性を刺激されているようであります。
そんな姉妹の、幼い頃の物語。
今の家に引っ越してきたばかりのころ、ヒトミ先生は既に「一つ目」で、どうも周囲の子供たちよりそういう「変化」が早かったようですね。それで戸惑ってしまって、周囲の視線を気にするようになり、人見知りの激しい性格になった、と。
言われてみるまで気付きませんでしたが、確かに、目が一つで面積が大きいと前髪も入りやすくて痛そう!!
小学生の頃って確かに、前髪が目に入らないようにしましょうね、ってほんのりと指導されたものでした。髪が目に入って、目の表面を傷付けて、視力低下の原因になるかもしれないからってことで。実際の因果関係は分かりませんが、小さい頃のヒトミ先生はまさにそれを心配されるような髪形ですね。
あとがき部分で前髪をさっぱりとカットしてもらっていて、安心しました。
しかし小学生時代のヒトミ先生、可愛いなぁ。この時のヒトミ先生とそう歳の変わらない筈の現在の三美ちゃんがとってもしっかりしている分、おどおどした頼りなさが鮮明になりますね。一つ目になったせいもあってか、ただ歩くだけでも困難で、道端にへたり込んでしまう姿などは胸を切なくさせます。小学生って、こんなにはかない生き物でしたっけ……。
思いがけない昔の姿が見られてよかったなぁ、と思ったのですが、あとがき部分で担当さんが「ロリ単眼…出ない?」と言ったと知ってしまい、なんだかガッカリしたのも事実なのでした(笑)。
いえ、まぁ、見たい気持ちは分かりますよ。単眼好きなら、ロリも見てみたいの分かりますよ。でもそれを隠さないんだなぁー。さすがコミックリュウの編集さんだ(笑)。
ほのぼのする小学生の話が終わった後は、猫の話!
前から学校内にいる黒猫を囲んで、女子同士でワイワイお喋り。それを見ていたヒトミ先生、猫の可愛さは、目の大きさにもよるのかもしれないね、と教えてくれました。イエネコは顔における「目」の割合がとても大きい生き物なんですって。そう言われてみれば、目はおっきいですね、猫って。
でも猫の可愛さと完璧さは、目の大きさだけでは語り尽せないと思うんですよ!!(拳)
むかし何処かで目にした説では、猫は品種による体の造りの違いがほとんどない(特に犬などに比べると)、これはつまり進化しきったとても合理的な体をしていることの証左で、そのような体だから人間の眼には美しく見えるのだ、っていうようなことを述べておりました。つまり猫は、完璧に違い存在なんですよ!! だからこそ愛おしい!! かわいい!! ステキ!! 猫かわいいよ猫!!
まぁ、綺麗なものや可愛いものを、「何故そう思うのか」って解析するのは、やや野暮な話かもしれませんが。
そして猫喫茶へ行き、案の定涙と鼻水だらけになって溺れかけるヒトミ先生(笑)。ゴーグルの中に涙の海が発生してますよ……。マジこれ、死にかけ案件じゃないですか。猫を可愛がるのにそんなに命がけになるって、猫好きなだけに不幸なことですね……。
体調や慣れも関係してくると言いますから、綺麗に管理された猫を一匹だけ室内で可愛がる分には、問題なさそうなんですけどねぇ?? でもヒトミ先生にペットの管理が出来るかどうかって、それも疑問だなぁ(笑)。
間尻さんが猫に相当近い形状に変身しても、やはり「毛」に反応してしまうのでしょうかね?? このまま猫をモフれない人生なんて、ヒトミ先生が可哀想なんですが……。
そんでもって、ナルキッソスのお話。具体的には違いますが、体に自分とそっくりの顔が生えてきて、その「顔」に恋してしまう男子生徒の苦悩、でした。
周囲の目が気になるお年頃なのが、よく分かりますね。彼が苦悩している内容は、「人面瘡に恋してしまった」ことではなく、「ナルシストだと思われるんじゃないか」ということなのですから。
人面瘡と思しきそっくりな顔が喋るというのも、彼の脳内が勝手に作り出している声なのか?? それとも、本当にその「顔」が喋っているのか?? ちょっと分からないように描いてありまして、これはもしや本当に本人の妄想なのでは……? と思わせる一幕も、ありました。
こういうあいまいな表現が上手いっていうか、演出が計算されてるなぁと思います。はい。
モヤッとさせておいて、そこでグッと引き付けてきますよね。ニクイわ。
そんでもって、出てきちゃった「顔」がまた、可愛いんですよ。成貴くん本人に可愛い顔を見せるし、成貴くんが告白されたと聞いて拗ねてみせるし、名前で呼んでほしいとねだるし。名前を付けてあげたら、すごく嬉しそうに喜んでいて……。こんな可愛い女子と四六時中一緒にいたら、そりゃあ惚れちゃいますよね。
脳内妄想にしても、まったく別人格だとしても、どちらにせよ成貴くんの意識で制御出来ている訳ではなさそうなので、別人格だと思っていいんじゃないですかね。
で、結局、育った「顔」が顔だけでなく首までになって肩の上に生えてしまって、本当に喋るようになり、成貴くんは彼女(?)にカチューシャなんて着けてあげてオシャレしているのでした。周囲も美形のダブルアタックにドキドキするやらニヤニヤするやら(笑)、けっこう受け入れられているようで、これまた安心しました。
なんか変なお話でしたが、これも一つの純愛の形ってことでいいんでしょうか??(笑)
そして、またまた生徒会のお話。
一年生にして生徒会会計を務めている根津くんは、桐生院さんの昔からのお知り合いだったのですね。着せ替えさせられたりいいようにいじられたりしておりますが、虐げられても根津くんは桐生院さんを姉のように慕っているのであります。美しき姉弟愛、っつーかなんつーか。
ずいぶん気合の入った女装メイド姿なども見せていただきました(笑)。ドロワーズ……。驚くと尻尾がピーンってなっちゃう根津くんマジ可愛い(笑)。そしてまたこのメイド服、長袖で、スカートの丈がミニじゃないところも評価対象です!!(拳) そうです、メイド服とはこうあるべきなのです。肌を露出させないことが重要!!(拳)
そんなことも分からない輩は森薫先生の「エマ」を全巻熟読してから出直すべき。
ま、それは置いておいて。
根津くんは小さなネズミ(マウス系?)なのに、そのお父様はハリネズミ系なんですね。かっこいいロマンスグレーっぽい運転手さん、嬉しいと髪がピン! と立っちゃって、それを直す為にすぐさま櫛を取り出しております。この体質だと、短髪じゃない限りは苦労しそうですね(笑)。
お父様はずいぶん背が高いけど、根津くんはこういう体形にはならないんですかねぇ。このあとまた、変化があるのかな?? でもお父様の頭にはネズミの耳はないので、違う成長を遂げそうですね。むむむ。
そしてついに! 樹さんのメイン回!!
樹さんが赴任してきた時の話などがいろいろありましたが、結論から言うと本人の主張通り、「性別不明がボクの個性(キャラ)ってことっス」、ということのようであります。卵から生まれたとか、この世界は本当に多種多様だなぁ。すげぇな。
話の途中で「他の人と違って生まれつきの躰系(たいけい)なんです」と説明がありますが、これは、大多数の方々は第二次性徴のように自分の個性が分かってくるのに対して、樹さんは生まれた時からこの体だった、ってことのようですね。とすると、生殖においても、彼(?)ひとりでこと足りちゃうのでしょうか?? 種かなんかを遺したりするのでしょうか??
そういうところも含めて、まだまだ樹さんには謎が多いですね。
学生時代のクラス名簿とかは、男子と女子、どちらに振り分けられていたんでしょうね。気になります。
しかし、会ってすぐのヒトミ先生に向かって胸がとっても大きい発言するとか(本人は容姿を誉めたつもり)、言っちゃいけないことを「それは校長に口止めされています」って正直に明かしちゃうとか(たぶん本人は隠しているつもり)、いちいち笑わせにきてますねぇ(笑)。樹さんの、常識がちょっとズレてるエピソードが、だいたいヒトミ先生のセクハラになるこの不思議!!
そして現在は、すっかり意図的にセクハラするようになってしまったこの悲しみ(笑)。
いじられながらもヒトミ先生は、今日も健気に業務に励みますよ!! 笑って許せる範囲にしてくれよ!!
あとはオマケ漫画でした。設楽さんとその彼氏のやり取りがいちいちエロいのは、恣意的なものなのでもうどうしようもないですね(笑)。鮭夫先生、自重してください!!
鳶田さんは門司先生に対してちょっとだけ素直になれたので、よかったよかった、ってところでしょうか。この子は正統派ツンデレって感じで、見ていてどうしてもニヤニヤしちゃいますね。空を飛んでるところはかっこいいのになぁ。
あとはヒトミ先生の弟さんの話も、ちょっとだけ。三美ちゃんも言っていましたが、あまり仲は良くないそうですね。何があったんやら気になりますが、単に性格が合わないだけかもしれません。反抗期が長く続いているのかもしれません。母親不在の家庭なので、緩衝材になってくれる存在がないのかもしれませんしね。
弟は姉に向かって反抗して、妹は、大好きな姉をないがしろにする兄の態度が腹に据えかねている、ってところかもしれませんし。今はなんとも、分かりませんが。でも、いつか出てきてくれる筈だと信じて、のんびり待ちましょう。
あのお父さんの息子さんですから、もしかすると熊の姿で出てくるかもしれませんけどね(笑)。
そんな感じの、「ヒトミ先生の保健室」5巻の話題でした! 今回も、綺麗な絵と面白擬音と、作り込んだ画面の妙にたいへん楽しませていただきました!! 毎度毎度、ジーンとしちゃいますねぇ。
新刊もまもなく発売とのことですので、これまた楽しみにしております! 鮭夫先生!
ではでは~。