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「ダンジョン飯」3巻

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  みなさまこんばんは。本日は外食したら何故かその店の店主に林檎をひとつ頂いた皿洗いです。……なんで店のレジ前で林檎を配っているのか!? 店主!!
  ちなみにインド人らしき店主でした。インドと林檎になにひとつ関連性などないよ。

  さて本日は「ダンジョン飯」3巻の話題であります。
  表紙のクラーケン、怖いですね。でかいですね。巨大生物というのはもう、巨大だってだけで畏怖を集める存在だと思います。でかいことはいいことだと昔の人も言ったそうですが、確かに、大きいだけで十分なアドバンテージがありますね。魔物ならなおさら。
  でも、これだけのでっかい体を持ったクラーケンが、このダンジョン内だけで十分な食料を確保出来ていたとはちょっと思えないのですが……。外洋から入ってきちゃったとか、そういうこともあり得るんですかね?? こいつ一匹(一頭?)のさばっているだけで、刃魚も人魚(魚類タイプ)も全滅しかねないと、そんな気がいたしますよ。はい。

  ともあれ、3巻。冒頭からいつかの、宝虫にやられた冒険者一行が出てきて、死体回収屋に発見され麻痺を解いてもらっていました。麻痺は、放っておいてどうにかなるものじゃないんですねぇ。なんらかの技術で解いてもらわないと動けないので、彼らはほとんど死体と変わらない扱いであったろうと思われます。
  現に、蘇生代を請求されてますしね。
  ちなみにこの巻でライオスが、マルシルの回復に対して引き渡せる対価がないって言ってタンスのおじいさんに嫌味を言われていましたが、それはつまり同様の状況に陥ったとしたら払える金がないってことなんでしょうね。極貧!!(涙)
  話を戻して、このコボルトを擁する一行、それなりに実力者と思われますが宝虫のことにはまったく気付いていないですね。そんなに存在がマイナーな魔物でもないのに、こんなに徹底して気付かないもんなのかなぁ、と思います。まぁ、宝石類だと思っていれば、なくなった=誰かに持っていかれたと思ってしまうもんでしょうけど。
  本物の宝石も、ライオスたちが捨てちゃいましたしね(笑)。
  そういう感じでちょっと抜けているところがあるので、攻守そろってしかも人数もしっかりいる、こんなバランスのいいパーティーなのですが、水辺でまたしても全滅!! 人魚(亜人タイプ)に惑わされたので、耳栓をして対処しましたが、この耳栓がアダとなって仲間の危機に気付かず数を減らされてアウト……と。
  なんでだろうな、こんないいパーティーなのに(そう見える)、迷宮内ではこうも死にますかね。
  こうしてみると、ちぐはぐで極貧で他人の大麦を拾って食べるようなライオスたちが、実力者ぞろいであるということがよく分かってきますね。やはり食料の充実は活力につながるのだろうか。……いや、運かな(笑)。
  人魚(亜人タイプ)の歌に歌声を重ねて、実にじっとりとした表情で嫌がられるライオス(笑)。なんで合わせて歌ったんだよ……。人魚の歌を覚えて歌うことが、そんなに重要なのか!? そんなにも魔物が好きかね。もう、この主人公、こういうところがぜんぜん分からない(笑)。面白いのでいいのですが。
  ここで、亜人タイプの人魚と魚類タイプの人魚との違いについて力説し、これは魚の仲間だがそれでも食べるのはダメなのか? とチルチャックに迫ったライオスでしたが、それでもやっぱり……うん、嫌だな。わたしも嫌だなと思いますよ。だって腕があって道具を使っている、知能ある生き物ですからねぇ。食べる気にはなれませんね。人間の傲慢と言われればそれまでですが、でもやっぱり感覚的に嫌なものは嫌だ!
  でも結局、人魚(魚)の頭についてた水草に彼らの卵がくっついていて、そうと気付かず食べちゃって、「気分の問題」とは一体何なのかを悩むチルチャックなのでした(笑)。
  ライオスは許されるのだとしたら、亜人タイプの人魚も食べてみたいと思うのでしょうか?? それに人間っぽい外見をした魔物も? なんなら人間(トールマン)以外の亜人や、他の種族も?
  そこんところ、どうなのでしょうか。彼の中ではいったい何処が境界線なんでしょうね……。よく分からん上に不穏を秘めている主人公、ではありますが、まぁまぁ頼りにはなりますよ。

  そして次の話では、クラーケン登場ーーー!!
  大ゴマどころか1ページまるっと使っての登場シーンは、壮観でした。でかいのきたーーー! って感じで、ちょっとしたクライシス。魚タイプの人魚もまとめて捕食してますし、その直前に「中型の魔物が少ない」という台詞もあったので、やはり常駐していた訳ではなくて何処からかやってきた存在なんでしょうね。
  で、水面でうろちょろしているライオスたちも狙ってやってきた、と。見境なく、このぐらいのサイズだったらだいたいエサだと思ってるんでしょうね。
  これにはマルシルの魔法とセンシの機転とで対処し、見事、一撃で仕留めましたよ! センシの料理スキルが何処までも有効でむしろ怖いぐらいですわ。更には、仕留めたクラーケンを開いてみせて、軟骨の位置を教えてと、知識の伝授も忘れません! かっこいいぜセンシ。
  イカやタコの美味しさを力説したマルシルが、ライオスに「今じゃ駄目なのか?(クラーケンを食べちゃ駄目なのか?)」と返されて一瞬で表情を変えるここのシーンは、かなり心に残りました(笑)。墓穴! と頭を抱えるマルシルかわいい。3巻でもマルシルかわいい。
  で、結局、クラーケンの体についていた寄生虫を食べることになった、と。ウナギみたいな食べ方してましたが、これ、美味しくなかったらどうするつもりだったんだよ(笑)。
  更に寄生虫の中の寄生虫にライオスが喰われ、胃の痛みを訴えて悶絶するという顛末に……。あああ、すごい展開だ……。ライオス本当に、なに仕出かすか分かりませんねぇ。制御不能主人公だ。

  続いて、魔法を習う学校に行っていた頃、マルシルとファリンが一緒に木イチゴを食べた思い出が語られました。
  みんなから少し離れた位置で杖を編んでいたマルシル。この杖は、今も持っているあの杖ですね。大ガエルに会った時に思わず名前を呼んでいた、アレ(笑)。少しずつ伸びていくのに合わせて編み上げて、杖にしているんですね。初めから一本の木を切り出している訳ではないのかー。
  こういう細かい設定がさりげなく盛り込まれているところに、九井諒子先生の巧みさを見る思いであります。こういうところが面白いんだなぁ。
  そしてダンジョニウムとも呼ぶ、精霊の飼育を習うのですが、ここで先生をよく見てみると、先生、隻眼ですね。本誌で読んでいた時には気付きませんでしたが。耳からしてエルフかな? と思うのですが、長寿の種族なので、こうまで老け込んでいる彼女はいったい何歳なのか。まったく予測が立ちません(笑)。
  生徒をよく見てみると、エルフやそれ以外の種族も混じってますね。マルシルが魔術に長けているのはエルフだからか、と思っていましたが、人間以外の種族もこうしてごく普通に通っているこの学校でもひときわ注目されるほど優秀だったってことは、これ相当スゴイってことですよね。エルフである、というだけにとどまらず、マルシルはすごい人材だってことであります。
  でもチルチャックには、ちょっと疑われてましたけどね(笑)。それは話盛ってるだろ、みたいな言われようで(笑)。
  ファリンと出会ったことで、自然の営みの中にしっかり組み込まれているダンジョンの構造や生態系の複雑さ、生き物の神秘みたいなものに触れて、見聞が拡がったマルシル。自分は視野が狭く、勉強不足だったと気付かされるのでした。でもこういう機会に触れて、すぐ認識を改めることが出来るのは、ひとつの特技ですよね。素直さは大事であります。
  ファリンの良さが惜しみなく語られた回でもあったと思いますよ。
  ファリンめっちゃいい奴。

  あとはウンディーネに遭遇してマルシルが瀕死になり、焼き肉への流れに。そこへやってきたタンスご一行様と、タンスに雇われて同行しているかつての仲間・ナマリ。
  ナマリもいい奴っていうか、しっかりしてますね。武器の扱いに長けていて「ちゃんとした武器を使え」と口うるさく言い、センシにも斧の手入れをしろと忠告しますが、でもそういうことって大事ですよね。特にダンジョン内では、武器や防具こそが、命を守る代物。食料だけあってもこんな強敵だらけの迷宮では、武器・防具がないとすぐ死にますし。ええもう。
  だから「きちんとした武器」を使うのは実に重要なことなのですね。
  3巻まで来て初めて、忠告してくれる存在が出てきましたね……。ナマリは昔のパーティーの一員ですが、さっさといなくなっちゃったからなぁ。報酬なしで残ってくれたのはマルシルだけだった、ということが、ナマリを含めた会話でよく分かってしまったのでした(笑)。チルチャックを前払いにしておいて本当に良かったね、ライオス!!

  タンスさんの種族「ノーム」については、あまり解説はありませんでした。頭身がかなり人間と違いますね。ノームは地の精とか、こびととか訳されるかと思いますが、そのまんまで体が小さいんですね。カカとキキの双子は人間のようですが、そういえばナマリはなんて種族なんでしょうね? 鍛冶全般に詳しいので、ドワーフなのかな? とは思いましたが、センシとはずいぶん特徴が異なりますし。
  ハーフフットが店番してるようなところはやめろ、という台詞があったのでハーフフットでもないんでしょうし……。ふーむ。

  ウンディーネを料理に使って、どうにかこうにかマルシルの魔力も回復! タンスさんたちと別れて、更に迷宮多くへ進み、テンタクルスを避ける為にカエルの皮を被ることに……。
  まぁ、あんまり時間がないのでしょうがないことではあったのですが、ここでもっとカエルの皮を干していれば……と、悔やまれてなりませんね。服が血でくっついちゃって、脱げなくなっちゃいましたし! あ、でも、大ガエルの皮膚がテンタクルスの刺胞に強いのは、絶えず分泌しているカエルの表皮の保湿成分(カエルを触るとぬめってする、アレ)のお陰なのかもしれないので(結局、そこんとこのメカニズムは解明されないままでしたが)あんまり乾かし過ぎても駄目だったのかもしれませんね。
  チルチャックの機転のお陰でここを素早く抜けられたので、まぁ、よしとすべきなんでしょう。うん。うん……。

  最初に出てきた冒険者一行は、蘇生してもらったのかなぁ。


  という訳で、地下5階の城下町に着いた一行。カエルスーツは脱げないままですが、目的のドラゴンはすぐそばの筈です! もう一息だ!! がんばれ!!
  っていうかこの地下5階って、つまり水の下にあるってことですよね。初めからそういう仕様であったにしろ、なかったにしろ、こうも都合よく地下空洞が生まれるのは、やはり最初にこの迷宮を作った魔導士の意図したところなのでしょうか?? どんだけ大掛かりで精巧な迷宮を作っているんだか。
  ドラゴンを倒したら地上へ戻るのでしょうかね。迷宮の魔道士を倒さないと物語は終わらない気もするのですが……。

  てな感じの、「ダンジョン飯」3巻でした。4巻も楽しみです!


  ではではー。

モーニング49号

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  みなさまこんばんは! 明日から旅に出るので、いろいろと調べ物をしていた皿洗いです。熊本へ行こうと思っているのですが、まだ熊本の列車は一部運休しているところがあるんですね! 運輸は血管のようなものであります。早く復旧されることをお祈りしておりますよ。
  ちょっとここからじゃ分からないことも多いので、九州まで行ってからJRの人に訊こうと思います。ちょっと悩んだけど熊本城も行こうっと。

  さて本日は文化の日で祝日ではありますが、それにもかかわらず木曜日なのでモーニングの話題!! モーニング49号であります。表紙は「バトルスタディーズ」ですね。

  「コウノドリ」、第173話。
  ゴロー先生の離島研修、いよいよ勤務開始であります。あのひろーい一軒家の寮、「出なかった?」とかイチロー先生に訊かれて、青ざめるゴロー先生(笑)。嫌だよなぁ、研修先の宿舎で「出る」とか出ないとかって……。逃げ場がないもんな。でも、ここで出るのはカエルやムカデぐらいのものだと言われておりました。それだって苦手な人にはつらいことでしょうけど、とりあえずムカデに噛まれなければそれほど実害はないでしょうね。
  さてこの離島の病院、なんと、経産婦でしかも正常分娩の妊婦さんしか分娩を行っていないそうであります。問題がないと思われる妊婦さんだけを取り扱っていて、分娩そのものも、「院内助産」で助産師さんだけで取り上げてしまうとかで。大丈夫なんですかね、それで。助産師は医療行為は出来ないんじゃないですか?? 急な執刀、なんてなったら、産科医の到着を待たなくちゃいけませんし、いろいろリスクがありそうなんですが……。
  でも、この疑問を真っ当に口にしたゴロー先生は、助産師さんにぎろっと睨まれてしまいました。何か理由というか、この現状に至ったやむを得ない経緯がありそうですね。
  ちなみに初産とリスクありの分娩は、本土まで行ってもらって入院となるそうです。しんどい!
  んで、産科医である筈のイチロー先生なのですが、往診に行くと言われてついていくと内科医の仕事をしておりました。おじいちゃんやおばあちゃんの話を聞いて、薬を処方してと、地道なお仕事であります。イチロー先生曰く、「この島は日本が近い将来に直面する超高齢社会の先進地なんです」とのこと。だからゴロー先生の、産科医としての研修はあまり成果が見込めない、「学べるものがあるとしたら地域医療ですかね」、ですって。
  まぁ、それも経験だろうとは思いますが、ゴロー先生はペルソナでものすごく専門的な産科医として日々研鑽しているのに……研修に来てこれじゃあ、拍子抜けするでしょうね。
  助産師さんたちに、悪印象を植え付けていなければいいんですけどねぇ。

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第95話。
  1億円ベースのつもりで話を進めたかったダーティさん。でも球団側は「ベースは8千万」の姿勢を崩さず、来期の夏之介の年俸は「9千万円」だと言い切りました。どうしても納得がいかないダーティさんは再度交渉を試み、モッチーが言った「球団に酷使されたからこその肘の故障だった」というロジックも持ち出しますが……でも。
  なんと、あの「酷使の日々」がなくても、いずれ夏之介の肘は手術に踏み切らざるを得なかった筈だった、というのですよ。これが医師の見解だ、と言って。ああああ、それじゃあ、このタイミングで手術とリハビリと「復帰プログラム」をやったのは、むしろ幸運だったと言うんですか??
  物は言いようにも程があるよ……。どちらの立場もね。
  夏之助は、自分が「億」の年俸をもらってもいいのか? という思いもあったので、9千万円で納得しようとしておりましたが、ダーティさんの頑張りで出来高契約もつけてもらいました。上手くすれば、1億に届く筈の年俸で。
  さて、来年はどうなりますかねぇ。

  「鬼灯の冷徹」、第202話。
  マキちゃんとミキちゃん、2人して「小さい頃って、なんになりたかった?」なんて、可愛い話をしております。……が、その場所はなんとバンジージャンプを決行する崖の上! 罰ゲームでこんな状況に陥っているようであります(笑)。毎度のことながら、この子たちの扱いって、アイドルっていうよりは芸人ですよね……。
  しかもこれ、針山と火炎地獄のすぐ上! 刑場を貸している鬼灯くんは「よかったら押しますよ」とか言うし(汗)、本当に気が抜けないなぁ!! マキちゃんミキちゃん、耐えるのよ……!!
  顔に傷でもついちゃ困ると主張し、どうにかバンジージャンプは回避。その代わりに、暗い洞窟に入っていって中に何があるか見極める、「箱の中身はなんだろな」の巨大バージョンをやらされることになりました。こういうのに喜々として協力して、刑場も使わせちゃう鬼灯くん、やっぱり……好きなんですねぇ。呵責が。
  更にはあの鬼マネージャーまで巻き込まれ、真っ暗闇に放り込まれて号泣(笑)。鬼灯くんの淡々とした仕事の運びっぷりに、今回もうっとりする外ありませんな。さすがだぜ。
  あと、冒頭のちびっ子キツネのミキちゃん可愛かったなぁぁぁぁーーー!! キツネ状態をモフモフしたい! モフモフしたい!! 3バカ兄貴たちはもう、こんな幼少のみぎりからバカだったんだなぁ(笑)。

  「疾風の勇人」、第38話。
  扉絵、いつものメンバーですが、なんとこの全員がのちの首相だということには驚きました。佐藤栄作と田中角栄と、あと宮澤さんはもちろん知ってましたが、大平さんもそうだったとは!
  さて、マッカーサーさんと入れ代わりに、ダレス講和特使が来日。講和のスケジュールに変更はないことを伝えてくれたので、吉田さん一安心であります。そして東西対決がいよいよ深刻化してきたので、西ドイツに再軍備をさせることが決まった、という話ももたらされました。敗戦国が、アメリカの都合と思惑の下、どんどん再軍備していったんですね。
  まぁ、使える駒を味方につけて力をつけさせるのは、ごく自然な流れではありますね。アメリカさんがいろいろと強気なのは、このタイミングで世界を牽引した自負があるからなんですかねぇ。
  ひるがえって国内では、野党が自民の主導する講和に反対。戦った国がぞろりそろって、みんなで話し合うのが講和というものだろう、と社会党の書記長が言ってくる訳ですよ。うん、まぁ、主張は自由だけどその展開はアメリカさんにきっと阻まれますよ……。全面講和か、アメリカとの単独講和が先かって話で、この主張にも一理はありますけどね。
  吉田栄作さんもいよいよ、大臣の椅子を請い、そしてそれが吉田さんに認められることになりました。幹事長ポストにはこりごり、って感じですかね(笑)。
  栄作さんもニュータイプがピーンって来る瞬間の効果音出してますね! あと、バカどもにはちょうどいい目くらましだって、それラピュタの台詞ですがな。
  いよいよ講和ですよ。やっと独立だー!

  「ギャングース」、第157話。
  血を吐いて意識を失ったタケオちゃんの為に、カルロス、飛ばす飛ばす!! たぶん数字を聞くと生きた心地もしないような速度でもって走って、なんとか一命をとりとめました。よかった、本当によかった!
  そして来栖たち、本隊のほうは。金を数えるのにも一苦労で、まだまだ解散出来ない状態のようであります。マジで100億ありそうだ、って聞いて、さすがのカズキもちょっと笑顔になりました。しかしそこへ、なんと安達氏から電話が! (安達氏から見れば)裏切った高田くんを肉体的に痛めている最中のようでして、その声を聞かせて、カズキに、金を持ってこないとコイツを殺すと脅してきます。
  ……っていうか、高田くん……下半身が、ないように見えるんですが……。右腕は確実になくなってますよね。足元の水たまりも、もしかして、ぜんぶ高田くんの血……? ぎゃああああああ、残酷絵巻!!
  下半身全部なくなってるんだとしたら、あと3時間も持たないでしょうや。
  ってか、カズキの体もなんかボロボロですけど、高田くんが今回は最初から味方だったって、どういうこと?? 高田くんの裏切りで加藤さん死んだようなものなのに??

  「バンデット」、第5話。
  赤松村での、代官の兵と赤松入道の兵の睨み合い、開始であります! その隙に猿冠者は石を「作用の村」へ遣り、村に火を放ってこいと命じました。……なんかもう、無茶苦茶だな、この作戦(汗)。
  言い付け通り動いた石は、山中にまた別の代官の兵らしき一群を発見! なんとかして猿に知らせなくては、と思い、木々を叩いて鳥を騒がせ、気付いてくれるよう仕向けたのでした。おお、いつかの失敗がちゃんと生きてますね。

  「おこだわり」、今回は“目薬”にこだわりのあるおこだわり人が出てきました。前回の、2回に渡って熱く語られた銭湯の話からするとややインパクトに欠けますが、日常に役立ちそうな豆知識はありましたよ。目薬の差し方とか、差してすぐ目を閉じてそのまま寝てしまうのはよくない、だとか。へぇー。
  個人的には目薬は、やはり、差してキィーンとくる刺激系が好きですね。好きです。

  「鳥葬のバベル」、第7話。
  逃げるよ、とコンビニ店員に言われても、動けない宗助。マリちゃんにも促されましたが、思わずその手を払ってしまいました。そりゃあそうですよね、巨大な鳥、どうしても思い出しちゃいますよね。あの鳥がやってきてからおかしなことばかりなんですから。
  コンビニ店員は宗助に呆れた様子で、マリちゃんだけ連れて逃げてしまいました。宗助は公務執行妨害で、あえなく逮捕。……って言っても、宗助自身は何も知らないんですから、警察にしてみれば実入りのない逮捕でしょうね。
  さて、まったく別の人物登場。部屋から出られない少年で、ひきこもりを治そうとがんばっているところのようでして、手助けしてくれる幼馴染みだか同級生だかと一緒に外を歩いてリハビリにいそしんでいるようであります。しかしこの幼馴染みが、これまた突然「鳥」に食べられてしまいました!! しばらく後に、「目」の色を変えて、また平然と少年の前に現れる幼馴染み……。こうして、どんどん「人間」に取って代わっているのでしょうか?? じゃあなんでマリちゃんの養父は殺されたの?? あ、もしかして宗助ももう20年前に「入れ代わった」身だとか?? でも自覚はないんですよね。じゃあどうして??
  謎が少し解けると、また新たな疑問が湧いてきますね。尽きません。まだまだ、展開を見守らなくてはならないようであります。

  「アイアンバディ」、第14話。新生ロビンソン、速い速い!! ダッシュスピードが抜きん出ております。すごいなー。これだけの運動性を持ってるってだけでも、十分売り物としてアピール出来そうですけど。
  忍者さんはハーフだったんですね。しかもアメリカ育ちで忍者マニアとか、まったく忍者は何処でも大人気だなぁ。

  「サンダーボルトファンタジー」、第15話。
  川を行く船旅になりまして、逃げ場のないところで殺したい相手・殺無生と一緒くたにされて腹の虫がおさまらない捲ちゃん。まぁ、そりゃそうですよね。兄貴は死にかけて、自分も殺されかけたんですから。しかも相手は、事が済んだら鬼鳥を殺すと、堂々と宣言していますし。
  それを仲裁してなだめるも、文句を言われて殤さん散々であります。どんまい。
  しかもまた、出身地を言っても信じてもらえない状態に。鬼鳥だけは「その可能性は十分にある」と言ってくれましたが、他のメンバーは信じた様子もありませんね。
  丹翡ちゃんだけが癒しやでぇ。
  刑亥さんの言う「理にかなった行動」があまりにも端的で、非情スギて、ああやっぱりこの方は人間ではないものなんだなと、変なところで腑に落ちました。ところで、実際に彼女(?)に夜這いを仕掛けたら、人間側はどうなるんでしょうね?? 死ぬのかな??(汗)

  「眼鏡橋」。眼鏡をかけていると頭痛が起きる、ってのは、そりゃ普通に眼科へ行けっていう話ですな(笑)。華子さんの優しい言葉でそっと諭すやり方、見習いたいと思います。客商売に向いてるなぁ、この女性。

  「CITY」。またしても変な人が……というのが、率直な感想であります(笑)。背景でさりげなく、南雲さんや大家さんが質屋(古物商?)から肩を落として帰ってきているのが描かれていますね。買取に出したら逆に金を払わされる展開になるって、そんなん、タチの悪い廃品回収業者ぐらいかと思ってましたが、意外とそうでもないのね(笑)。


  ではでは!

澤村主将の見る悪夢(笑)。

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  みなさまこんばんは! 旅から帰ってきてようやく再起動を始めた皿洗いです! 今回の旅では、いつもやっていた「マンガ喫茶泊」をしなかったので、一切更新出来ませんでしたな。
  道が陥没して話題になった福岡は博多に降り立ち(去ったのちに陥没したので、一切影響受けてません。でも怖いな!)、佐世保へ行き、そこから熊本観光へ行って、京都へ行ってから帰宅、という流れでした。熊本復興支援するクマー!(くまモン風に) 被災した熊本城や阿蘇神社を見てきましたよ。また行きたいと思います。

  さて、3日遅れで今週の週刊少年ジャンプの話題であります! ジャンプ49号、表紙と巻頭カラーは2号連続「ブラック・クローバー」であります。
  第85話、復活のアスタ!! 両腕を振るって例の剣でもって、バッシバッシと斬りまくりであります!! 魔女の里の魔女たちはけっこう腕に覚えのある方ばかりかと思っておりましたが(バネッサ姐さんがとっても強い方なので)、そうでもない方もいて、けっこう白夜の魔眼の連中に捕獲されたりしてましたね。不用意に近付くよりも、距離を取って魔法攻撃を繰り返したほうがいいんじゃないですかね。捕獲されると、助け出すのも手間ですしね。
  まぁアスタに限っては、手間にも見えませんけどね(笑)。相手への攻撃と魔女の解放と、同時に出来ちゃってますしね。さすがだ。
  高いところから落下しても、フィンラル先輩の空間魔法とバネッサ姐さんの糸魔法で上手くキャッチ! これ、このコンボ、ホント最強ですね。アスタはいい仲間を持って本当によかったなぁ(何回目かの感想)。
  サラマンダーちゃんに乗った「サードアイ」の一人、目がイッちゃってる彼女(名前は忘れた)と、いよいよガチバトルですよ! 団長はいませんが、なんとかなりますかねぇ?? でも、でっかい火の玉を撥ね返すとか、アスタの剣の威力もすごいですね。しかしいかんせん、距離を詰めない限りは防戦と迎撃になってしまうのが、剣の弱いところですかねぇ。アスタにも飛び道具が欲しいナー(ないものねだりですが)。

  「ハイキュー!!」、第229話。のっけからひどい悪夢で目が覚める、澤村主将(笑)。誕生日おめでとうございます!!
  3年生みんなで初詣に行くことになったようですね。緊張しているからか、みんな早く来ちゃって、時間通りの清水先輩がちょっと遅れたみたいな形になっちゃってました(笑)。どんだけだこの男3人。しかも旭さん、「凶」のおみくじですって! 「凶」!! 引いちゃったなぁ~、これけっこう心に来ますね。
  でも、嫌なおみくじは、結んで帰れば問題なし! 持って帰っちゃ駄目ですよ~、旭さん!
  神様に頼まなくっても大丈夫、なんて言っている清水先輩ですが、それでも今年になって初めて3年生勢ぞろいで初詣に来たってことは、それなりに神頼みしたい気持ちもあったんでしょうね。
  そして初詣後、翔陽、影山、西谷先輩、田中先輩とそろって、体育館裏で羽子板を……。なんでしょね、それ、反射神経が鍛えられるとかそういうものなんですかね?(笑) 西谷先輩の、「猛者を求めて」っていう台詞、めちゃくちゃかっこいいです(笑)。
  しかし翔陽と山口とで初詣に行ったってことは、月島は引っ張り出せなかったんだな~。出不精なんだな。あと、さすがの烏野も、元日ぐらいは部活はお休みなんですね。
  さて、いよいよ春高ですよ。ぶっちゃけ春高が1月にあるってことすら知りませんでした。悔いなく戦ってほしいですね!! がんばれみんな!!

  「ONE PIECE」、第845話。
  ビッグマムの怒りで天が荒れ、海が荒れ、怒りの軍団が駆け出しました!! 息子を倒されたその怒りに燃え、復讐に走る、実に母親らしい動機ではありますが……そういう愛情を、「元」夫には向けないのかなぁ、と思うとなんだかなーって気分になります。使い捨てた「夫」にはもう興味ないって感じですかね??
  失意の底にあったサンジは、プリンちゃんとの再会に際し、彼女との結婚を心に決めたようですが……はっきり言ってこれって、逃避ですよね。サンジ一人ならそれで済むでしょうけど、ルフィのことはどうするつもりですかね?? 本当にあの船長は、テコでも怒りの軍団でも動きませんよ?? それをサンジだって分かっている筈です。
  プリンちゃんは純粋にサンジやルフィたちのことを心配してくれているようで、いい子だなって思います。あんな母親からでも、ローラやこういうプリンちゃんみたいな娘が出てくるんですねぇ……。不思議なもんですな。
  ……もしかして鏡から、チョッパーたちがここに突っ込んでくる、なんて展開はありませんかねぇ??

  「火ノ丸相撲」、第120話。
  マジかーーーーーーー!! 同体で取り直しって、ああああ、三ツ橋あんなにがんばったのに、やっぱり駄目だったかぁ。でも、三ツ橋の取り口が否定されたって訳ではないので、そこだけはよかったと思いたいです。
  これで2敗してしまったので、後がありませんね。
  でも次はチヒロなので、ちょっと期待したいと思います。がんばれチヒローーー!!

  「アマルガム」、第5話。
  いよいよ「スペック」を使った犯罪が起きてしまったので、六道の「テスト」も兼ねての初仕事、始まりますよ! でもなんだか、陰惨な過去話から始まって、完全なサイコパスのご登場ですので……今回もろくでもない事件になりそうですなぁ。
  顔面を「均された」人たちの死因は、窒息死になるんですか……。鼻も口も潰されているってことですね。今すぐ風穴を開けないことには、どうにもこうにも。いきなり犯人と思しき少年が出てきて通信手段を断たれてしまいましたが、六道一人だけでなんとかなりますかねぇ?? ウーム。

  センターカラーで「ヒーローアカデミア」、第114話。
  よかった、出久くん、仮免ゲットですよ! A組のみんなも大体合格したようであります。でも轟くんとかっちゃんは、落ちてしまいまして……。あーあ。何がいけなかったか、轟くんの場合は明白ですが、かっちゃんはいったいどうして落とされたんですかね?(汗) やっぱり言動がふさわしくないから?? でも、ヒールっぽいヒーローだって存在するじゃないですか!! エンデヴァーもだいぶ悪役っぽいですし!! そのへんはどうなんですかねぇ??
  もっと他に理由があるような気もしますが、さて。
  採点(原点)基準を明確に試験者に伝えてくれるアフターフォローはありがたいですね。八百万さんは高得点で抜けたようですが、それはもう納得であります(笑)。しかし、透ちゃんの採点って、よく出来たなぁ(笑)。透ちゃんは「透けている」以外にも、何か特別な面があるのでしょうか?? 彼女がどう個性を伸ばしたのか、そういえばあんまり触れられてませんね。知りたいぜ、そこんところ。
  そしてなんと、士傑高校の彼女が、実はトガちゃんの「変身」だったと……。ああ、そうか、前に合宿で襲ってきた時にお茶子ちゃんの血液を採取してましたね。だからお茶子ちゃんに化けられたんだ。ケミィという、本来の彼女の個性は、一体どんなものだったんでしょうか。
  んで、どさくさに紛れて、出久くんの血も取られてしまいました。どんなところでその能力を使ってくるのか、ヤバいものを感じますね……。

  「ネバーランド」、第14話。
  レイがママのスパイをやっている理由は、自分から売り込んだから。そうしてママと「取引」をして、欲しいものを取り寄せてもらう生活を過ごしていたようでした。だから知識量が他の子と比べて格段に高いんですね。「出典」が、ハウス以外にもあったから。
  すべては「脱獄」の為。というその目的は、一見、ノーマンたちと一致しているように思えますが……レイはあくまでも、年長者たちだけで脱獄するつもりのようであります。年少者たちも含めて、全員で逃げ出したいと考えているエマとは、相容れず。それを分かっているからこそ、ノーマンも、エマのいないところでレイに対して核心に切り込んだんでしょうね。
  なんかみんなの人相がどんどん悪くなっている気がします……(汗)。この作品、キャラクターの表情が本当に豊かで、読んでいてグイグイ引き込まれてしまいますね。「漫画」の持つ強みを充分以上に使っている、って感じであります。すごいや。
  エマを裏切るか、レイを裏切るか。ノーマンはある意味、苦境に立たされてしまいましたね。どんな決断を、彼は下すのでしょうか。そしてそれを知ったエマはどうするのか?? さすがにエマ一人じゃ、みんなを連れて逃げることなんて出来ませんよね。あくまでも、ノーマンとレイの協力があってこそですからね。でもエマが「他を切り捨てる」ことに納得する筈もありませんしねぇ……。むむむ……。
  でも、レイはそもそも、どうして「門」を見た時にこのハウスの秘密に気付いたんでしょうかねぇ……?

  「青春兵器」、第4話。
  旅の恥はかき捨て! 行きのおやつは柿の種! フウーーーー!! ←零一のこの台詞、けっこう好きです(笑)。語呂がいまいち悪いのが難点ですが!! つーか、吐いたのか、零一……。バスで戻しちゃうクラスメイトがいるのも、林間学校ならではですねぇ。でもそんなのはもう中学校までで卒業しておけYO!!
  「青春に振り回される悲しい化物」って、なんかもう、それそのまんまタイトルだよね(笑)。
  こんだけ英二が必死になって、そして零一が暴走しているというのに、何も気付かない平和なクラスメイトよ……。そのまま平和でいてください……。そしてがんばれ英二。

  「ワールドトリガー」、第164話。
  勝つのはウチだ、と朗らかに宣言されて、さすがのユズルの闘争心にも火が付いた感じですかね?? 玉狛第2に遠慮しなくても、もしかすると雨取さんと遠征に行けるかも、と思ってか、急にやる気になったっぽいユズルくんでした。……言い方がちょっと青春っぽいんですが……。でも仕方がないな。
  当真さんの分析はなかなか興味深いな、と思いました。レッドバレットで人が撃てるなら、そのオプショントリガー外せばいいだけ、って、いかにもこの人らしい物言いと言いますか、いやはやなんとも。当真さんらしいご意見で。追い込まれれば撃つ、なるほどそれは確かにそうでしょうけど、あんまりストレス負荷がかかるとまたフリーズしそうだしなぁ、千佳ちゃん……(大規模侵攻の時のアレ)。
  いや、でも、考えようによっては、あの時は「撃てた」訳ですな。相手がラービットだったとはいえ、出穂ちゃんを守る為に撃った。命が懸かっていれば、千佳ちゃんだって撃つのかもしれませんね。
  どんなにお腹空いてもイモ虫とか食べられないよ、ってゾエさんは言いますが、いやいやその時になったらきっとなんだって食べますね。この人はそういう方だとわたしは思いますよ(笑)。
  穂刈さんは徹頭徹尾、倒置法で喋るのね(笑)。
  あと、ゾエさん、バイクかっこいいな! 遊真はバイクで送ってもらったんですね~。遊真もミニバイクとか乗るようになりませんかね。
  宇佐美先輩の分かりやすい解説、ありがとうございました! クッキー食べたくなってきた(笑)。しかし修くんは、何に引っかかっているんですかね。東さん相手で不安なのは分かりますけどね。あと、鋼さんが前よりも手強そうって、それ一体どんな強敵に成長しているのよ(涙)。二宮隊以前に、強敵はいっぱいいるんだもんなぁ~。ここで負けたら遠征が遠のくし、がんばってほしいところですが、さてさて??

  「鬼滅の刃」、第37話。
  ちょっとちょっとちょっと!! 伊之助が初めて「鬼滅隊の」って名乗りを上げた! って感動していたのに、そのすぐ後に刀を折られて走馬灯見るまでいっちゃうとか……かなりヤバいじゃないですか!!!! 序盤の敵としては強敵もいいところですわ。しかも、頚椎潰されてますけど、これ大丈夫なんですか……。戦いが終わっても、生き残れるんですか……。
  鬼滅隊って、あんだけ苦労してやっと就任出来るってのに、離職率(殉職率)やけに高くないですかねぇ……。
  走馬灯の中にあった伊之助のお母様、血を流してますから、もしかして鬼に襲われたところだったとか? ごめんね、と謝りながら崖下に伊之助を捨てたのは、殺す為じゃなくて逃す為なんでしょうね。走馬灯の中に炭治郎と善逸がいるのが、なんとなく嬉しく思えます。
  善逸も、そういえば大丈夫なんだろうか……。まぁ大丈夫かどうかで言ったら、たぶん駄目、なんでしょうけど……。炭治郎もここを生き残れるかどうか、って感じですわ。こっちも刀折れてるし!! 再発行可能ですかね!? これがないとマジで死んじゃいますけど!?

  「左門くん」、第56話。
  赤き竜って六柱ばっかりがクローズアップされてますけど、その下に更に配下がいる訳ですよね。今回出てきたアンドラスは極端な例だとしても、他にも六柱に不満を持っている悪魔だって、いるんじゃないですかねぇ?? さすがに宰相があの体たらくでは、イライラしている部下がいてもおかしくないと思うのですが……。
  下剋上を起こそうとした存在がいたとして、それをやはり力でねじ伏せてきたから今があるのでしょうか?? 前回の戦いを見ていると、それもありなんじゃないかな、って気はしますけどね。
  そして今回のネビロスさんも、やはり強かった!! 受肉していても能力にはあんまり関係ないんですね。ダメージは残りそうですが。肉体をまとっているだけに。
  いよいよ本丸ですよ。左門くん、大丈夫かなぁ。

  「ソーマ」、第190話。
  料理人としての、皿に賭ける執念。お前は誰かの為に作っているのか? と問われて、とっさに言葉が出てこない葉山アキラ。冒頭の回想にもあったように、今回のセントラル入りは、どうもアキラの独りよがりだったようですね。なんか、アキラと汐見先輩のやり取りを見ていると、反抗期を迎えた息子とそれに手を焼く母親って感じに見えてきます(笑)。
  遠月の十全なバックアップがなくなったとしても、自由に研究出来る他の場所を求めたほうがよさそうですね、汐見ゼミは。
  自分一人の理由に固執して、いちばん大事な「食べさせたい人」を、「笑顔になってほしい人」を失いかけている葉山アキラに対し、創真は最初から徹底して「葉山にぎゃふんと言わせる」ことを目指していた訳ですね。そりゃあ、自分の場所を守るそのやり方からして、2人は違いますもんね。対照的ですよ。それが料理人としてのスタンスにまで響いてくるとは思いませんでしたが……。
  薙切叔父の台詞、グッときました。かっこいいぜ! さすが(元)総帥の息子さんだぜ!!


  ってな感じで、今週のジャンプでした! まだ売ってる間に感想記事かけてよかったです……。去年はジャンプショップにまでバックナンバー買いに行きましたからね……。

  ではでは!

モーニング50号

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  みなさまこんばんは! 今日は味噌ラーメンのお店「味噌一」で昼食を食べてきた皿洗いです。初めて食べたのですが、濃い味で美味しかったです! でもコーンは入れないでほしかった!!(トウモロコシ嫌い)
  味噌ラーメンと言えばバターとコーンっていう定型は、いつどのへんで出来たものなんですかねぇ??

  さて、本日は2日遅れでモーニングの話題であります。モーニング50号、表紙はオシャレグラスで「獺祭」を飲む島会長であります。“アフター5も快調(カイチョー)です。”というアオリ文がものすごくダサいと思いました(笑)。はい。別に会長に罪はない!!
  そんな会長の今回の話は、ミャンマーのお米で日本酒を作っている酒どころを訪ねる秘書さん(頼りになるほう)が登場。米が違うと、日本酒というよりは紹興酒のようになるとかなんとか描かれてまして、ほうほうなるほどと思って読みました。原料が違うだけでそこまで酒に違いが出るんですねぇ。
  いろんな種類がもっと出れば、いろんな方に興味を持ってもらえるきっかけになるんじゃないかと思います。焼酎も然りですね。

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第96話。
  ハマの番長こと、三浦大輔選手が登場。そのつらかった部活時代の話や、プロになってしばらくの頃の話などが出ていました。やっぱり、どんなに才能のある人でも、逃げ出したくなる時ってあるもんなんですね。普通の、「何もない」生活に憧れるというか。何も持たずに日々を無為に過ごしている身からすれば「なんてもったいない」と思ってしまいがちではありますが、こういうのって完全に主観でしかなくて、分かり合えないもんですからねぇ。
  で、監督や同じ部活仲間たちに、さんざん殴られて、引き留められた「エースケ」。このようにして暴力は、平然と存在していたんですねぇ。団体競技や「しごき」と、暴力は、切っても切れないものなんでしょうか?? どんなことがあっても暴力はよくないと思うのですが……。うぅむ。

  「コウノドリ」、第174話。
  島に産科医がいなかった時期は、島の出生率は極端に少なかったそうです。本土まで行かないと産めないから。それでも不可能ではない筈ですが、家族と離れて一人で入院となると、不安になるものなんでしょうね。家族も、いきなり奥さんが不在となると、いろいろ心配でしょうし。
  ゴロー先生と助産師のマキさんは実はご夫婦だった、ってところでちょっと驚きましたが、よく見るとこのお2人、笑い方そっくりですね(笑)。ゴロー先生の特徴的なこの笑顔が、移ってしまったんでしょうか??
  で、助産師さんたちも、今のやり方を続けていけるのは「事故が起きなかったからだ」と、ちゃんと分かっているようであります。お産が来るたび、もしかするとこれで最後になるかもしれないと、頭では思っているとのこと。でも、実際に産科医が来ないんじゃ、どうしようもありませんしね。うむむ……。
  専門の科ではなく、トータルに診られる医者の資格っていうのも、ちゃんとあるんですね! それこそ、こういう離島の地域医療に必要な資格ですね。まだまだその数を増やすのは難しいそうですが、こういう現実がもっと知られるようになって、早く確実な対策が取られるといいのですが。

  「バンデット」、第6話。
  石が見かけた兵の一団はやはり代官の別動隊で、村外れの集落を襲って赤松村の裏手に回ろうとしていたのでした。その為にその集落の人間を無慈悲に切り殺していて……そこへ駆け付けた範資(のりすけ)と猿冠者は、それに応戦。一方、佐用の村へ入った石は言い付け通り火付けをし、猿冠者が出たと喚き回って騒ぎ立て、その混乱に乗じて代官の倉からたんまりとあれやこれやを盗んできたのでした。まぁ、要するに火事場泥棒ですね。
  現代の感覚に照らし合わせてみても、相当悪いことだぞ、これ……。
  代官の兵たちと睨み合っていた最前線では、入道の合図を受けて、「代官の兵のふりをしていた赤松村の精鋭」たちが隊列内から攻撃! ややこしいのですが、猿冠者を騙した「普段はただの村人」の兵士の他に、ちゃんと鍛えられた兵士がいて、そしてその彼らは代官に仕えているふりをしていた訳ですな。
  なんとまぁ、猿冠者も大概ですが、この入道も相当の曲者ですよ。こりゃあ、代官、相手が悪かったと思わざるを得ませんな。いやいや、赤松村をずっと狙っていたその魂胆に、猿冠者が付け込んだの運の尽きなのかな。
  準備期間の長さがモノを言った感じですかねぇ。
  石は大活躍でしたな。

  「ギャングース」、第158話。
  実はずっと高田くんは仲間だった! と力説するカズキ。にわかには信じられませんが、停電の怪文書のことを考えると信じるしかありませんね。サイケにもタケオちゃんにも言わなかったのは、情報が漏れることを恐れていたからでしょうか。そういえばカズキは、高田くんの裏切りに関しては、あの時何も言わなかった気がします。
  で、100億円持って行く為に、トラックの荷台にワイヤーで格子作って固定して……コンテナに仕掛けをして釣り上げて、その格子の上でコンテナを傾けて一挙解放! そうすると余計なもの(アタッシュケースとか人とか)は振り落とせて、札束は格子をすり抜けてトラックの荷台に収まる、という寸法であります。
  えええええ、マジですごい……。ギャングース読んできて毎回すごいなーすごいなーって思ってますが、今回心底感心いたしました。カズキのこの頭脳、もっと他のことに活かせるんじゃないですかねぇ……。
  ってか、これ、もしかしなくても安達氏と直接対決になるんですか?? ここで金返しちゃったら苦労が水の泡ですし、さすがにおめおめと戻れないでしょ、カズキだって。
  金より仲間が大事、ってのは同意ですけどね。でも100億円ですよ! 前にもこんなことあった気はしますけど、今度は来栖たちだって黙ってないでしょ……。どうするんだろう。

  「カバチ」。若き日の金田さんの苦労譚。浦見さんとやらは、何が楽しくて生きてるんでしょうね……。労働者の権利を振りかざすのはけっこうですが、嘘をついて他人を陥れてのさばって、それで生きてて楽しいの?? 何がしたいの?? と、思います。
  まぁ、現実にはなかなかこんな人はいないでしょうけど、「権利」が横行するとこういうことも起こり得るって話ですね。
  この人の葬式は淋しいだろうなぁ。葬式が淋しいと、親が泣くぞ。

  「疾風の勇人」、第39話。トルーマンの顔マジ受ける(笑)。
  いよいよきましたよ、「安保条約」!! 講和条約と共に日本国民の前に提示された、今もってなおも話題に上るこの条約!! これがあるから日本はいつまでたっても「植民地」なんだ、なんて言う人もいますが、歴史を丁寧にたどればそれが最善の選択だったと分かる筈です。でもって、今は中国や北朝鮮がきな臭くなってきましたので、この条約こそが抑止力になっていると見る向きもあったりして。何がどうなるか分かりませんね、ホント。
  んで、講和を結ぶ為に、「超党派挙国一致」の全権団を結成せねばならず、結成の為の工作に奔走する吉田学校のみなさま。特に勇人さんは「国民民主党」との折衝に当たるように言われ、初めてのことに戸惑いながらも挑んでみることに。田中角栄はこれを見て、吉田茂が池田勇人を後継者候補として扱い始めた、と読んだようですね。
  経験を積ませるって、いい言葉だなぁ。

  「アイアンバディ」、第15話。
  おおおお、ロビンソン、かっこいいな! 相手のロボットが何週間もかけて準備してきたことを、この一瞬でやり遂げてみせるなんて!! センサーで感知して傾斜を計算し、それを登るシミュレーションを一瞬で作るとか、そんな技術本当に可能なんですかね??
  いや、でも、今はもうそれぐらい叶えちゃえるのかもしれませんね。アリスがすごいって話ですね、これは。もちろんマコトも。

  「鳥葬のバベル」、第8話。
  鳥に食べられ、でもすぐ戻ってきた幼馴染みの美波。一体なんで? さっきのは夢だった? でも死体はまだ残っているから夢ではない、でも美波は帰ってきた、あれは一体誰なんだ?? と、混乱し続ける明くん。夜更けも待たず、一人で美波の死体を隠匿しようと、奮闘するのでした。
  いささか方向性は間違っている気もしますが、引きこもりの少年が幼馴染みの為に力を出したってところは単純にすごいなと思いました。まぁ、努力がちょっと、違う気がするんですけどね……。
  幼馴染みちゃんのお腹は気持ちよさそうだ。
  そしてここで、あの気味の悪い鑑識官が登場ですよ。どっから嗅ぎ付けたんやら。……まさか本当に「嗅ぎ付けた」からここに来たとか、そういうことじゃないでしょうね?? 何処まで嗅覚鋭いんだって話ですよ!!

  「サンダーボルトファンタジー」、第16話。
  獵魅さん、復活したと思ったら3ページで死んだーーーーー!! え、ひどくない? あんなに長いこと幻覚にうなされて失禁してまで悪夢を見せられ続けたのに、見せ場これで終わり?? え、ひどくない??(2回目)
  各人それぞれ(鬼鳥以外)見せ場はありましたが、特に最後の殤不患さんね。丹翡さんの頭を掴んで下げさせているところが、いかにもこの人らしい動きでいいなと思いましたわ。男らしいというか、「男っぽい」って感じですね。

  さて、9月のモーニングゼロ、佳作受賞の2作! まずは堀たまき先生の「自殺しちゃったともだち」。
  中学時代の友人が自殺してしまったらしいという報を受けて、思わず吹き出した主人公。この、自殺した友人というのが昔から嫌いだったから何とも思わない、と最初は言いますが、昔のクラスメイトに会って感情を吐露したらその後からどんどんいい面も思い出してしまって、混乱して泣いてしまって、何の為に泣いているのかも分からなくなってしまうのでした。
  回想を見る限り、まぁぞんざいだし親切ではないし無神経ですが、自分に素直な面白い子だと思います。むしろ主人公のほうが、周囲の顔をうかがって自分を曲げているから、その「素直さ」に歪みを照らされて居心地悪くなっているように思えました。
  まぁ、そうだとしても、コイツ(自殺したほう)かなりダメな奴なので、自分も仲良くはなれないなと思いますわ。ハハハ(笑)。
  最後にあっと驚かせるような仕掛けが施されていて、ギョッとしました。ドン引きしたと言ってもいい。そもそも主人公が最初いたこの場所は彼の自宅ではなく、中学生のころ失踪した彼の父親の自宅だったのですよ。そしてそのベランダで、彼の父は首を吊って亡くなっていた……。
  思わず吹き出したのは、あまりにも確率の低いであろう偶然の一致に驚いたからなんでしょうね。なんか、そういう時に笑っちゃうことって、あるじゃないですか。
  死がふたつも重なって、主人公は本当に混乱しているのだと思います。それが逆に淡々としているように見えてしまって、作品の不気味さを強調していますね。やられたなぁ……って思いました。本当に。

  もう一作は、かやまゆう先生の「皇帝陛下の蝋人形師」。講評にあったように、生きている人間の生気やしなやかさが足りず、精巧な蝋人形と並んだ時にその不気味さがいまいち伝わってこないという部分はありましたが、まぁそれは画力の問題ですかね。要するに人間がちょっとぎこちないんですよね。
  でも話は面白かったです。マリア・テレジアの息子で皇帝であるフランツ・ヨーゼフ2世のお忍び歩きと、そこで出会った蝋人形師マリーのお話。オチには「ああー」って声が出ましたわ。そうきたかー、って感じであります。こういう、歴史的事実をうまく組み合わせた話は好きですねぇ。もしかすると何処かですれ違っていたかもしれない、と思わせるワクワク感があります。
  フランツの苦悩を綱渡りに例える描写はすごく納得しましたし、上手いなと思いました。次の作品も是非読んでみたくなる方ですね。

  「CITY」。この作品が打ち切りなのかと思ってびっくりしましたわ(笑)。このアパート、漫画家さんも住んでるんですねぇ。


  ではでは!

いよいよ春高スタートです!

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  みなさまこんばんは。昨夜は途中までブログ記事を書いていたのですが、アクシデントがあってまっさらに消えてしまいまして、あまりにも悲しくてそのまま不貞寝した皿洗いです(涙)。うううう。あと少しで更新出来たのにぃぃギリィ
  という訳で本日は、気を取り直して書き直しであります。うわーん。

  ってことで、一日遅れて週刊少年ジャンプの話題! ジャンプ50号、表紙と巻頭カラーは連載4周年突破の「食戟のソーマ」であります!! 人気投票も開催ですって。
  長くやっている気もするのですが、まだ4周年なんですねぇ。って考えてから、はたと思い直す。最近は長寿連載が多いので、4年という歳月をまだまだ短く感じてしまっているだけなのだと。ふつう4年も連載していたら、かなり長いほうですもんね。ジャンプは息の長い作品が多いからなぁ。
  さて本編、第191話。創真と葉山アキラの勝負、決着です。
  前回、汐見先輩と葉山アキラってなんだか親子みたいだな、と思ったのですが、今回まさに汐見先輩ご本人が「親代わり」と明言してくださったので、自分の感覚が間違っていないことが証明されました。やったね。とすると葉山アキラのこの行動は、ちょっと意地張って素直になれない思春期男子のものだ、と言える訳ですね。
  もう野良料理研究家でもいいと切なく笑う汐見先輩に対して、極星寮に来ればいいと告げる創真。それを先輩が受け入れてくれれば、ひとまずは問題なさそうですね! でも葉山アキラのほうは、もう平の生徒に戻っちゃえよという創真の言葉に、なんっか引っかかる受け答えをしていましたね。また独りよがりな行動に出なきゃいいのですけどねぇ……。
  とにかく、まだ汐見先輩と一緒にいればいいと思います。アキラは。
  しかし他の会場では、ついに創真の仲間たちが敗れてしまいました! 緋沙子嬢に郁魅ちゃん、それにアルディーニ弟ことイサミまでもが……! ああああ、恐れていた瞬間が来てしまった。これもう完全に救済策はないんでしょうかね?? 例えば薊パパが学園を去ったとしても、退学取り消しは有り得ないのでしょうか?? みんなどうなっちゃうんだ……。

  「ヒーローアカデミア」、第115話。
  いきなり洋画みたいな雰囲気で、アメリカンスピリッツ(煙草の銘柄)吸いながら下を見下ろしているおっさんが出てきたので、あれ? 作品間違えた? と思いました(笑)。誰かと思ったらあのヴィラン連合の、いっつも逆の言葉ばっかり喋るアイツですね。個性は「分裂」だそうです。かなり強そうですが、コピーを作るだけ? 攻撃とかは?
  しかも、自分で分裂して増やしたコピー体に襲われて怪我したって、シャレにならない事態ですな。その経験から、すっかり彼は病んでしまっているようですね。例えばこのあと逮捕されたら、彼には手錠より先にオクスリが必要になると思いますよ。警察病院はメタルクリニックも持っているかな??
  コピーに自身が殺されていたとしたら、そこでたぶん、彼の生体活動は終わってしまうんでしょうね。コピーがそのまま生きていけるとはちょっと思えませんし。でも、その可能性が十分にあって、生き残った自分が実は「コピー」なのではないかと不安になる、気持ち。これを想像すると、ゾッとしてしまいます。アイデンティティも崩壊するわな、そりゃあ。
  そしてヴィラン連合以外にも、徒党を組み始めたヴィランがいるようでして、あっちで衝突、こっちで大規模窃盗と、いろいろやらかしております。オールマイトがいなくなって、くびきを外されたアホがたくさんいるようですね。
  そんな中でオールマイト本人は、「オール・フォー・ワン」と向かい合っていました。尋問かな?? どんな会話がなされるのでしょうね、ここで。

  「ハイキュー!!」、第230話。
  ついに春高が始まりますよ! その前日、東京入りした烏野一行は、体育館で軽く調整して同じ宿に泊まり、滝ノ上さんが作ってくれた「俺スゲー動画」を見てイメージを高めたり、潔子さんのお風呂の時間と言って無駄なボルテージを高めたり、地理も分からないのに走りに行ったりするのでした。
  っていうか、お風呂シーン!! お風呂シーンですね!! 貴重なお風呂シーン!! 烏野の合宿では潔子さんは泊まりではなかったので、こういう裸の付き合いの描写は貴重であります。仁花ちゃん、いいなぁ!!(心の叫び)
  そしてここで意外にも、潔子さんの黒タイツの秘密も明らかにされましたね。素肌の傷を気にしてのタイツだった訳であります。そうかー、陸上やってたのかー。スポーツ経験者だからああスラッとしたシルエットになるんですかね?? そういえば前回の初詣の時には、長いスカートを履いてらっしゃいましたね。制服は短いからタイツ着用になる訳だ。
  走りに行きたい影山と、それにつられた翔陽。お目付け役として縁下先輩から指名された月島は、監督としてはかなり冷たそうであります(笑)。もう、出かける前から冷え冷えとした目で2人を見てますしね。これぐらい冷たくしないと、制御しきれないんだろうなぁ、変人コンビを……。
  ところで月島は、東京の地理、分かるんですかね?? 地図アプリかなんか搭載しているのかな?? だとしたらいかにも月島っぽいなー。
  さて、いよいよ春高スタートです。音駒のみんなもそろってますね!
  初戦の相手は何処なんでしょう?? たぶん、音駒以外の何処かだと思いますが。

  センターカラーで「火ノ丸相撲」、第121話。
  チヒロの出番! なんと、沙田くんの技をコピーしただけでは飽き足らず、大典太の技まで模倣して、披露して見せましたよ!! スゲーなチヒロ!! さすが「国宝食い」!! この貪欲さ、怖いもの知らずな勝ちに行く姿勢は、本当に彼の才能を見せ付けてくれるようであります。かっこいいぜチヒロー!!

  「左門くん」、第57話。ウンコを連呼する主人公(笑)。
  今回のサブタイトル、やけに軽い感じですが、読み終わってから戻ってくるとその意味に気付いてハッとさせられます。前に天使ヶ原さんが過去に戻って見てきた、召喚士になる練習をしていた頃の左門くんを思い出しますね。暗闇でも魔方陣が描けて、目を閉じていても両手で魔方陣が描ける、というあのスゴイ技。
  どういうところで使うんだろうか、と思っていましたが、今回まさにそれが役に立ちましたよ!! 折られたボティスの剣を握って、床の石にガリガリッと刻んで……書いたものは、ネビロスさん召喚の魔方陣。
  「受肉」したネビロスさんがマステマに殺されたまさにその瞬間、悪魔のネビロスさんを呼び出したんですね。ネビロスさんが「10秒で片を付ける」と口に出したのも、左門くんへの合図だったのですね。この2人、チームワークという面ではからっきしですが、互いが互いの意図を素早く汲んですぐ動けるコンビネーションがありますね。
  しかしそれまでの左門くんの攻撃も、なかなか感心させられました。ズボンの黒い膝部分に、黒で魔方陣を描いておくとか、あらかじめ召喚しておいて対峙した時に死角から攻撃させるとか、どれも練られているなぁ、と。結局すべてマステマには効きませんでしたけどね。でもやっぱり、戦い慣れしてるなぁって思いました。場数を踏んでるんだわ。
  ネビロスさんの魔方陣は、「昔飽きるほど書いたもんだ」と言う左門くん。飽きるほど呼び出されては無理難題吹っ掛けられたのかしら、と思うと、ネビロスさんへの同情を禁じ得ません(笑)。
  悪魔の彼は、どれぐらい強いんでしょうね??

  「アマルガム」、第6話。いやぁぁぁぁぁぁ、キモいキモい!! 被害者の方々には悪いのですが、やられたほうもやったほうもかなりキモい!! 口の部分に穴を空ければ呼吸可能、って、粘土かなんかかよ!! ……あ、でも、耳は残ってたんですね。それで黒水の独り言に反応出来たのか。
  犯人の目が相当ヤバくて、ゾッとしました。狂気を感じます。石山先生、すごい絵を描かれるようになりましたね。

  「みんなのこち亀」、今回は篠原健太先生が登場! スケット団が派出所のメンバーになったら、ってことで描いてらっしゃいますが、もうなんていうか、ただの「こち亀」でした!!(笑) ネタも展開もオチも、ほぼ「こち亀」ですよ!!
  最後、部長ならぬ部チュウさんが装備している武器、バズーカ以外はヒメコのホッケークラブと、ボッスンのパチンコですね(笑)。そして圭一ならぬケイッチの台詞、「5千光年彼方の宇宙へキャンプに行きました!」ってのは、篠原先生が今やっている連載「彼方のアストラ」の内容ですね(笑)。小ネタ仕込んでるなぁ。
  いやー、さすがは篠原先生だ。素晴らしい。

  「トリコ」。次回で最終回だそうですが、今回ももう締めに入った内容でしたね。トリコとリンの結婚披露宴、ということでしたが、実質的にトリコの「フルコース」の披露でした。派手でいいわ。BBコーンとか、もう本当に懐かしい……。途中さっぱり読んでませんでしたが、綺麗なラストを迎えそうでホッとしております。ネオはキモいけど(笑)。

  「ブラック・クローバー」、第86話。
  髪の毛に隠れて見えてませんでしたが、サラマンダー使いのこの女性も、尖った耳を持ってますね。人間以外の何らかの種族で、そして人間の一団と和睦を結んだかなんかで、その協定の証に一族の長の妹さんと婚姻したけれども……よりによってその婚礼の最中に、襲われた。そんな感じでしょうか。
  回想シーンの中に出てくる人間の男性の顔が、ヴァンジャンスさんそっくりなんですがそれは。でも、金色の団長はこの前、ヤミ団長と腹割って話してましたしね……。兄弟とか、親とか、何らかの親族なのかな??
  ともあれ、アスタ渾身の呼びかけにも応じず、話し合いは成り立たず、結局戦うしかないようであります。身体能力は前のオッサンのほうが上ですが、純粋な魔力では今回のほうがヤバそうですね。どう立ち向かう気なんでしょうか??

  「銀魂」。うわっ、バカ皇子ひさしぶり!! まだ生きてたんですね!! 地球からちゃっかり生物を引き上げて宇宙へ連れ出そうとしてますが、その船に桂さんが乗り込んでいたのでまぁ大変、と。長谷川さんも乗ってるじゃないですか!!(笑) マダオ!! まだ生きてたのか!!(同じ感想)

  「青春兵器」、第5話。
  気になる人、と問われてすんなりと任務の護衛対象について答えてしまうあたり、英二に青春は向いていないなと強く思いました(笑)。エージェントであろうとなかろうと、コイツ、絶対にこういう感じで融通の利かない性格に育ったに違いありませんよ! むしろエージェントでよかったと言えなくもない。
  零一はやることなすこと、みーんなトラブルにつながるなぁ(笑)。ちょっとはじっとしていられないのか! もう! バカ! 英二の気持ちも考えてやれよ!!

  「ネバーランド」、第15話。
  なんと驚いたことに、レイ本人があっさりと「自分が内通者だ」ってエマにばらしてしまいましたね。たぶん、遠巻きにも、ノーマンを牽制するつもりなのでしょう。そしてノーマンと2人で、エマを欺こうとしている。ううむ、この3人の間で騙し合いとか嘘とかあるのは、なんだか切ないものであります。
  今回もママは最高に怖かったですね(汗)。笑顔でここまでゾッとさせられるって、なかなかないことですよ。目が本当に怖い! このちびっ子の「フィル」が最近点数を伸ばしているのは、何か理由があるんですかねぇ?? もしかして伏線?? それとも、単なる伸び盛り??

  「鬼滅の刃」、第38話。
  上司に向かって「半半羽織」って、伊之助は相変わらず怖いもの知らずだな……。でも、気が付きもしないうちに縄で巻かれて、木の枝に吊るされてしまいました(笑)。怪我してるんだから大人しくしておけ、ってことでしょうか。言っても聞かない相手だと即断されたっぽい(笑)。ご明察であります。
  じっとさせる為に拘束するって、手荒いけどある意味優しさですよね……うん。この場合はね。
  炭治郎の相手こそがまさに十二鬼月だったようで、蜘蛛の糸で刀も折られ、大ピンチに陥ってしまいました! やばい! と思ったその瞬間、禰豆子ちゃんが飛び出してきて炭治郎をかばいました! おおおお、禰豆子ちゃん、ナイスタイミング……。基本的に炭治郎に出されないと外へ出てこない彼女ですが、今回ばかりは兄の窮地を悟ったようですね。
  身を挺して兄をかばった、その行動力に心を打たれた累は妹を寄越せと言い出しました。やっぱりこの子、寄せ集めの「家族」を恐怖で縛り付けて成り立たせているだけなんですね。鬼は群れない、ってのは、そもそも仲間意識が育たないからなんでしょうけど、累はそこをあえて枠組みを作って、絆とか呼んで、家族の真似事をしている訳ですね。
  でもなんでそんなことを? と思いますが、さすがにそこまでは分かりませんね。
  折れた刀で、どう対抗する気でしょうか、炭治郎。

  あっ、「ラブラッシュ」終わった! 人外もっと感じさせてほしかったぜー。


  ではでは!

ハルタ38号

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  みなさまこんばんは! ここ数日、連続で柿を買っては食べている皿洗いです。掴むと固い気がするのに、剥いてみると既に柔らかくて食べ頃に熟し、甘々でうまうまな柿ばかりですで!! 季節ですね!!
  ついでにミカンも食べるようになりました。フルーツ万歳であります。ばんざーい!

  さて本日の話題は、発売から一か月以上経っている「ハルタ」38号であります。相変わらず記事にするのが遅くて申し訳ない。ここらで一度、ハルタとビームはがんばってリセット(前に)したいと思います!!
  表紙は長蔵ヒロコ先生ですね。この喫煙軍人とかわいいおかっぱ幼女の組み合わせは、ハルタの特別増刊号「こどもフェローズ」にも出てきた2人!! こんな歳の差と体格の差がありながら、婚約者同士なんですよ。すごいね! と、ドキドキして開きましたら、なんとこの2人の特別編も掲載されておりました。すごいな!
  では順を追って~。

  まずは嵐田佐和子先生の新連載、「青武高校あおぞら弓道部」であります。
  あおぞら、と付くと無闇に青春感が高まりますが(笑)、なんのことはない、青空駐車と同じ意味。弓道部のない学校へやってきてしまった弓道お馬鹿さん、天草和馬くんの物語なのでした。そこにたまたま赴任していた女教師もまた、弓道に詳しい(詳細はまだ不明)身で、弓を引く型を繰り返す天草くんに、フォーム矯正のアドバイスなどするのですが……弓道部がないのに、どうやって弓道をするつもりなんでしょうね??
  天草くんはイメージトレーニングを繰り返していたようですが、さすがにそれじゃ青春は始まりませんよ!?
  今回は、いかに天草くんが弓道馬鹿なのか、ということを念入りに描かれただけで、ここから先の展開はまるで分かりません。果たして青春につながるのか!? 少年漫画っぽいさわやかさに、ドキドキしますよ。

  で、表紙の2人の特別読切、長蔵ヒロコ先生の「煙と蜜」であります。
  時代がかった衣装や小道具から察するに、昭和初期か、大正ぐらいが舞台のようですね。まだ各ご家庭の冷蔵庫が、上のスペースに大きな氷を入れて冷やしている状態だった頃であります。それも、全家庭に普及していたとは到底思えませんので(このおかっぱ幼女は、かなりいいご家庭の令嬢のようですから)、ごく一部の家にしかそういうものがなかった頃。
  今回やってきた軍人さんは、木の板で出来たバケツのようなものを、婚約者殿(軍人さんの、幼女に対する呼びかけ方)に見せていました。中に何らかの器具が入っていて、そこからハンドルが出ているので、ぐるぐる回して何かを作るもののようですね。とても調理器具には見えませんが、台所で作業開始、というからには何か食べ物を作るもののようであります。
  材料が卵、牛乳、砂糖、ときたところでピンときましたよ。アイスクリームですね! バニラエッセンスがあれば尚よしだったのですが、さすがにそれはなさそうですね。舶来品、と言っていますから、昔は西欧諸国でもこんなバケツみたいなものを使ってアイスクリームを作っていたんでしょうね。果てしなくご苦労様であります!!
  しかしこの2人って、歳の差、いくつぐらいなんでしょうね。文治さん(軍人さん)が「初めてお会いした時はあんなに小さかったのに」と言っているということは、出会ってから数年は経っているようであります。文治さんが顔色悪くて目付きも悪いせいで、もう30ぐらいには見えるのですが……でも、昔の若者は、現代の若者と比べると落ち着いて見えますからねぇ。肌艶が悪いのも、喫煙のせいかもしれませんし。
  でもどう好意的に見ても、10代ではないんですよね……。姫子さんのほうはまだ10歳未満にしか見えませんし。年齢、4倍ぐらいありそうですね。こんな婚約、果たしていいのでしょうか……。姫子さんのほうはベタ惚れっぽいのですが、文治さんは本音ではどう思っているのか、どうしても気になります。ウス。

  「昴とスーさん」、第2話。
  小さくなってしまった昴こと「スーさん」は、澪と一緒に暮らしてはいるのですが、寝るところはちゃんと分けているし生活費の為に内職も始めるしで、なかなか真面目な男性とお見受けいたします。でもこんな、小学校低学年ぐらいの体では、そうそう間違いも起きる筈ないと思うのですが……ちょっと固すぎない??
  それとも、間違いが起きそうになった時に、そう「なりそうもない」自分を思い知らされるのが嫌とか?? ……さすがにこれは、うがった見方という奴でしょうか。
  ちょいちょいスーさんが言う、「今は大人なんだし」とか「子供の頃と違って」とかいう台詞が、チクチクと心を刺してきます。どうしてこんな事態になったのかはまだ解明されておりませんが、「大人」の自覚が十二分にあるスーさんがこの小さな体で窮屈そうにしている姿が、本当に不憫でなりませんね。
  前と同じ服着て、だぼだぼになっているところもなんとも言えず、つらい……。
  解決するんですかねぇ? この問題って。

  「乙嫁語り」、第33話。
  道端、大きな樹の木陰に寝台のようなものが出ていて、そこに敷き布を敷いて、クッションなど持ち寄って、女の子たちがかしましくお喋りしながら刺繍をしております。その中に、パリヤさんの姿も。カモーラさんとそのお友達に誘われて、一緒に作業をしているようですね。ほほえましい!
  ……んだけど、パリヤさんはやっぱり曇り顔。もう、今にも降り出しそうな表情であります(笑)。やっぱり誰とやっても、何処でやっても、刺繍が苦行なのは変わらないんですねぇ。前の櫛入れを仕上げてから、自信はついた筈ですが、ね。
  機嫌の悪そうなパリヤさんに気を遣って、カモーラさん、「私、もしかしてひとりで盛り上がっちゃったかな?」「迷惑だった?」と訊いてきてます。あー、こういうとこがねー。こういうところがカモーラさんの美徳ですよね。なんかダメそうだな、と思った時に、うやむやにしないできちんと尋ねて確認するっていうところが! 日本人的気質でモノを考えると、ここは気まずいまま別れ、そして次回から誘わない……という展開になる筈ですが(笑)。
  陰湿ゥ。でもカモーラさんは違うから!!(強調)
  刺繍はイライラする、とティレケに暴露されて、またまた焦るパリヤさん(笑)。でも思いがけずカモーラさんの友達からそれに同調をいただけまして、そういう時はこうするのよー、なんていうぬるいアドバイスも頂いたのでした。役に立つかどうかはパリヤさん次第ですが……。
  苦手意識があるから避けてきて、いまだに苦手。その感覚がまだ残ってしまっているのでしょうね。まぁ、刺繍より明らかに造形向きの性質のようですので(パンとか粘土とか)、不向きだっていう面もありますけど。
  しかし今回はパリヤさんの不機嫌顔を含めても、それでも楽しい回でした。年若い女の子たちがキャッキャしながら木陰で作業だなんて、これはこれで青春ですね! 特に、今まであまり出てこなかった年代の子供もいたので、「マセてるー」とかそんなやりとりも新鮮でニヤニヤしちゃいましたね。
  こういう集まりの中に入ると、アミルさんは、年上の綺麗な人妻、大人の女性、狩りの腕もすごい人、って感じで羨望と尊敬のまなざしを集めるのでしょうか!? 同年代からは少し浮いている気がしますからね(笑)。
  ああー、街の女の子たち可愛いよー可愛いよー。めっちゃ癒されましたよ、今回は。

  「ヒナまつり」、第60話。
  仁志くんが久々に登場ですよ! ヤクザの隠し事して登場した当初はただの「男の子」でしたが、今や高校生、色気づくお年頃であります。なんと最近はヒナのことを意識しているようで、積極的に彼女を誘って出歩いたりしているのであります!! やるねぇ。
  しかし、決定的にそういう「女子らしい」情緒に欠けているヒナ(笑)。同い年のイケメン男子と2人っきりだというのに、食べたら帰る、ゲームするから帰る、って感じでまったく暖簾に腕押しのようであります。……そりゃあそうだ!! ヒナを釣りたいならイクラを持ってこなくてはね! イクラを!!
  って思ったら新田さんがイクラで釣ったわ!!
  もどかしい恋に悩む仁志くんと、まったく気付かないヒナちゃんの周囲を、例のヤクザの組がうぞうぞしてお節介を焼くという大変面倒臭い回でした!! ヤクザがこぞって高校生の恋愛を見守っているとか、意味不明スギるよ!!(笑)
  自分の息子と知った瞬間の、内藤さんの熱い掌返しが今回のハイライト(笑)。息子と再会出来てよかったですねぇ、内藤さん……。

  「ハクメイとミコチ」、第38話。
  今回は石貫會のお話……あれっ? 前回も石貫會でしたか!?(笑) ま、ともかく、今回は会長のナライさんのお話であります。うっかり錆落としの仕上げに、そこに干されていた洗濯物を使ってしまい、奥さんのハクヨさんを怒らせてしまったナライさん。ほとぼりが冷めるまで帰れない、なんとか許してもらう方法はないだろうかと、石貫會総出で知恵を絞るのでした。
  ……乙嫁が未婚の女の子たちのキャッキャウフフで大変癒されたというのに、こちらの独身男性多数の集まりはまるで癒されませんね(涙)。役に立たない案ばっかり出てきて……時間は経つし腹は減るし。一方でハクヨさんご本人は、ハクメイとミコチの家でチョコチュロスなど食べて女子会をしているのでした。この落差よ。
  ミコチの料理の姿も毎度圧巻ですが、多人数が食べることを前提としたハクヨさんのお料理は、一味違うというかひときわ派手ですね!! 自分の体の何十倍もの冬瓜をポンと買って、鍋で調理する、そのたくましさと言ったら。
  買い物のシーン、ミコチの呆気にとられた顔がなんとも言えずキュートであります(笑)。
  確かにハクヨさんは、参考にならんわ……。2人暮らしの参考にはならんわ。
  ところで後のほうのナライさんとハクヨさんの夫婦の会話から、ナライさんがハクヨさんのお父様にいろいろ仕事を教わった、と思わせる文脈がありました。ハッ、まさか、ハクヨ奥様は、かつての親方のお嬢さんだったのでしょうか!? やだー萌えるー。ナライさんたらぁ。
  ナライさんの習性をちゃんと分かっていて、仕事に打ち込む姿を愛しているハクヨさんは、本当に素敵な奥様だと思います。作中で結婚しているのってこの方々ぐらいでしたっけね??(あとはミコチ姉ぐらいか) 子供が出来ると、ここ、どうなるんですかねぇ。気になる!!

  「A子さんの恋人」、第26回。
  次の話のネームを切ろうとしたのだけれども、導入はすごくよかったのに途中からグダグダになってしまって、最後はもうまとめようもない、と悩んでいるえいこさん。ああ、こういうこと、ありますあります。自分の場合は文章なのでいくらでも途中で修正しちゃえますが、ネームとかプロットとかって、流れこそが大事ですからねぇ。まして漫画の骨子となると、美しい流れが出来てないとダメでしょ! って部分は、ありますでしょう。
  そこで悩んで、一歩も前に進めないえいこさん。
  悩んでいる大部分は、これをすべて捨てて刷新すればいいと分かっているのにかっこいい導入部分がもったいなくて捨てられない、っていうもったいない精神にあるようです。まぁ、それも分かりますが。
  「思い切って一度白紙にしたほうがいいよ」とは、かつてのA君のアドバイス。しかしえいこさんはそれが出来ない。A太郎に対してもそうで、昔、別れを告げに彼を訪ねたのに、結局言い出せなくて流されてしまったことがあったようであります。どうしても捨てられない。この性格が、えいこさんの現状を招いている訳ですね。
  読むたびイライラしていた訳ですが(笑)、こうしてえいこさんの心理描写を丁寧にされると、なんとなく切り捨てる気になれませんね。彼女もちゃんと、分かっているんだと知ってしまうから。捨てたほうがいい、ってことは。でも捨てられない。そういうものは誰にでもあるので、うぅむと、黙るしかありません。
  のちの修羅場まで分かっているのに、えいこさんは、ネームを捨てることがどうしても出来ないのでした。あーあ。知らないぞ。

  志岐佳衣子先生のフレッシュ読切、「きみのみかた」。
  ああ、前に、目が死んでるメンタルヘルス系のヒロインを描いてた人ですね。今回は主人公の後輩くん(彼氏)がやや無表情ながらも、真摯な情熱をもって先輩ちゃん(彼女)にぶつかっていくさまが爽やかで、好感が持てました。先輩ちゃんが写真を撮られたくなくてギャーギャー言って逃げる様子とか、躍動感がありましたしね。
  自分のえくぼを嫌がって写真を撮らせない先輩ちゃんが、後輩くんのかっこいい台詞につい笑ってしまった瞬間の表情なんか、けっこうグッときました。
  まぁ今回は後輩くんの目が死んでましたが(笑)、行動はアクティブなので、単にこういう顔の男の子なんだろうなと思いましたよ。
  こういう、写真に写るのを嫌がる人って、いますよねぇ。不意討ちするしかないのですが、そうやって無理やり撮ると「やめなよ」とご忠告くださる向きもあって、写真好きとしてはイラッとします(笑)。そこをあえて追いかける後輩くんの視界が、いつも先輩ちゃんを捕らえているところには、愛を感じましたね。

  「モテ考」、第6話。
  野球好きになって、球場でモテを探すんだ! と思ったかどうかは怪しいところですが(笑)、今回の舞台は野球場! 横浜スタジアムであります。横浜ファンの友人に連れていってもらい、あれこれ指導を受けるのですが、じゃあ面白そうだから野球観戦をしてみよう! というところまでいったのに……
  何故か何もかも、「おひとりさま」行動が前提で、そこを友人に激しく突っ込まれるのでした。
  「人と出会い、人を愛し、人と共に生きる」。これがまず出来ていないのは、モテとかいう以前に、波ちゃんの人生における問題だと……。あ、あれ? なんか、根源的なところを揺さぶられてませんか? 今回(汗)。

  「ダンジョン飯」、第28話。
  ファリンの蘇生に成功して、一安心! マルシルはファリンと共に、上機嫌でお風呂に入るのでした。ここは地下の城下町なので、家の設備や家具がそのまま残されていたんですね。かつてはここに王国があり、たくさんの人が暮らしていた筈なのですが、今は廃墟。ダンジョンが暴かれてからオークたちが住み着いたりもしたようですが、それもレッドドラゴンの出現に脅かされ、またまた都が放棄された、ってことでしょうか。
  とにかくこの作品、いつもタイミングでも潤沢に水資源があって、本当に恵まれております(笑)。何処でも水が多量に手に入るダンジョンって、相当いい物件(?)なのではないでしょうか……。
  センシが燃料袋(ファリンの骨が入っていたアレ)のそばで火を焚こうとして爆発、などという一幕もありましたが、不思議と魔法がスムーズに出てくるファリンのお陰で怪我はなく、いよいよドラゴン実食と相成りました!!
  いろいろ言ってはいますが、肉は赤い、ちょっと固い、不思議な風味のする、けれどもなかなかに食べられる味だ、とのことであります。感想が的を射ていないあたりが逆にリアルというか、グルメじゃない人が肉について喋るとこうなりますよね(笑)、って感じがして面白いです。
  さて、現状無一文だとか地上に帰るルートはどうするとか、いろいろ問題はありますが、ひとまず帰って凱旋じゃないですかね、これ! ……と思っていたのに、なんか、怪しい人影が出てきて怒った目でドラゴンの骸を見下ろしていました。だ……誰? 妙に不穏な空気であります……。

  柴田康平先生、デビュー作! 「どぼん」であります。
  海辺を歩いていた女子高生、ドボン、という音と共に海へ飛び込んだ人影に気付き、目をやってみれば……知った顔が、妙な潜水マスク(?)を被って、下着姿で潜水に挑んでいるところでした。状況はさっぱり分かりませんが、海へ飛び込んだほうは何度も何度も挑戦を繰り返し、時々死にそうになって上がってくるのであります。
  そして、それを見下ろしている、一匹の黒猫。なんだこれ(笑)。
  ちょっと百合の香りのする淡々とした潜水漫画でしたが、訳が分からないなりに惹かれるものがありますね。無為な青春の一幕というか、なんというか。片方の女子高生、最終的にブラジャーのホックが外れてほぼパンツ一丁ですが、大丈夫ですか?? 色んな意味で(笑)。

  「北北西に雲と往け」。
  弟の三知嵩はどうも、面倒を見てくれていた叔父と叔母が亡くなったので、兄に会いにアイスランドへ単身飛んだようであります。いろいろ探った結果その事実に行き着いて、ぐったりと脱力してしまう慧(笑)。どうも、ズボラでいい加減でどうしようもない、己の欲求に忠実な弟のようですね……。回想の時から、そんな気はしてましたが。
  携帯電話が死んだら通信的にも死、家族に連絡も取れないって、現代にはびこる闇ですよねぇ。大事な連絡先はちゃんと紙に書いたり印刷したりして残しておくべきだと痛感いたしました。はい。

  「公安部特異人種課56」、第3話。
  特異人種の分類について常田さんが勉強しているさなかに、次の事件が発生! 一定時間他人を操れる能力を持っている男が、空き巣の現行犯で捕まり、護送の途中で能力を駆使して脱走、ってことだそうです。すぐさま網を張りたいところですが、他の課の刑事さんたちは手伝ってくれないそうでして。頼りの綱である美月ちゃんの「予知」もまだ何も見えず、困り切っている特異課。
  で、やっと美月ちゃんが未来を「視た」のですが……場所を特定され、「ここで常田さんが千住(容疑者)を捕まえる」と言われたっきりで、その方法も何も提示されませんでした。おいおいおいおい、新入りに厳しくないかい、この課はさぁ!?(笑) 新入り上司っていうだけでも対応しづらいのに、常田さん、マジお気の毒ッス!!
  どうなるんだこれ~。

  「燕のはさみ」、第3話。
  男爵家のお女中たちが噂しているのは、「鳥床屋」のこと。実はあの店は銀座の名店で、燕も、あんなポンコツですが新聞で紹介されるほどの有名人なんだそうです!! それを聞いてしまって、創一朗さま、地味にショック!(笑)
  しかし、財界のお偉方なんて、本当にそんな方々いるんですかね? と思いましたら、今回出てきた常連のお客様方がだいたいみなさんすんごい大金持ちでした(笑)。旦那様、気さくなタチですわね!!
  髪形の研究の為に、食費を削ってでも帝国劇場に観劇に行こうとする燕の執念、観察に没頭していてオペラの歌さえ耳に入らないぐらいの集中っぷりは、すごいものがあります。感心しますねぇ。今回の迫真の散髪シーンは、見ごたえありました!! 駄目出ししてくれる馴染みの客もいて、好きなだけ好きな職を全う出来て、燕って実はものすごい果報者なんじゃなかろうか……。
  でも店の扉を足で開けるのはよしたほうがいいと思うの!!

  「ふうらい姉妹」、第50話。
  なんと、麗子お姉さんの服作りセンスをめちゃめちゃ気に入ってくださったご婦人が、今度のコンサートの衣装を作ってください、と言い出し……なんだか物語が大きく動く気配がいたします(笑)。ごくまれに、この姉の感性と響き合う方が登場して、芸術的な意味でお互いを高め合ういい関係になることがあるのですよね。馬七さんとか。この突き抜けて行き過ぎちゃった感じが、むしろハイソサエティな方々には響くのでしょうか?? 分からん……。
  このお姉さんが衣装を手掛けたら、すっごいことになりそうですけどね。ありとあらゆる意味で。この歌手のご婦人は、大丈夫なんですかねぇ。いや、心配するだけ無駄なんですけど(笑)。


  続きはまた明日以降!! ではではー。

ハルタ38号、つづき。

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  みなさまこんばんは! つい先日買ったばかりのおミカンが、今日触ったら「ふにゃっ」となっていて心底ビビった皿洗いです。なんでよぉ!! 買ったばっかりなのになんでもうミカン汁を出してるのよぅ!! と、悲しく嘆き叫んだのでした。脳内で。
  「腐ったミカン」というと、金八先生ではなく、テイルズオブデスティニーの食料袋を思い出します……。

  さて本日は昨日に続いて、「ハルタ」38号の話題であります。後半戦、レッツゴー!

  続きからなので、大槻一翔先生の読切、「おそうじおじさん」です。前に鮎売りのおじいさんの話や、あかすりを掃除道具に流用する家族の話などを描いていましたね。
  今回はなんと! 近所で目に余る汚れを、不法侵入してまで掃除しに行く青年の話。各家庭のスケジュールを把握して、留守宅を狙って忍び込み……お掃除をしていくのであります。スレスレどころではなく、犯罪に思いっきり踏み込んじゃってる行為ですね、これは(汗)。
  しかし近所の住人たちはこの現象を「おそうじおじさん」と呼んで、不思議がりながらもありがたがっている有り様。もうご近所中、彼にお布施すべきだと思う(笑)。
  そして彼の部屋の窓から見えるはす向かいのアパートへ新たにやってきた若い女性が、これまた汚部屋の住人だったので、忍び込んでおいてブチ切れる主人公! 観察していての感想、「いつになったら片付くんだ」に悲しいほど同意しましたが(笑)、こういう部屋の主は「まだ綺麗じゃん」とか平気で言うんだろうなと思うと、ゾワゾワいたします。
  感覚としては、自分は、この主人公とちょっと近いところにあるのかもしれません。整理魔ですし、掃除好きですし。趣味は漂白。でも犯罪(不法侵入)はしませんし、他人の部屋も勝手に片付けませんよ!! 結婚してから家が片付かなくて困ってはおりますが、そういう時は伝説のコピペ「鉄道模型の妻」を思い出して己を律しております!!
  なのでお掃除シーンは実に緩やかなカタルシスを感じて気持ち良かったのですが、侵入シーンは「ウヘァ」と思って読んでおりました。今までの作品と違って、ずいぶん攻めてきましたね、大槻先生。
  洗いもの山積みのシンクからブラジャーが出てきた時には、さすがに言葉を失いました……(汗)。主人公は犯罪者ですが、この女性はもうちょっと整頓をすべき。人生を。

  「ネコと鴎の王冠」、第3話。
  物語のヒロインのアンナちゃんが、ドイツの民族衣装「ディアンドル」を着て、一生懸命鏡を見ております。おめかしする女の子というものは、どんなものでも可愛いですね。頬が緩みますわ。ディアンドルはオクトーバーフェストの際に、衣装の貸し出しなどで着られる機会があるようですよ。一度着てみたい……でも、オクフェスの時ってだいたい涼しめで、あの衣装だと寒いんですよね!
  ともあれ、がんばって晴れ着を着た理由は、玖郎に見せたいから! またこの理由が健気でいいじゃないですか。えっへっへ(ゲスい笑み)。
  いろいろもだもだと言葉を飲み込んだりしましたが、玖郎とアンナは思いを告白し合って、相思相愛の仲になったのでした!! っていうかこれ、最初っからどう考えても出来上がってましたよね? 思い思われてましたよね?? 幼馴染みでお互いに小さい頃からずっと好きだったとか、なにそれ萌えるんですけど!!
  玖郎の、後悔した時や心苦しくなった時、胸元をぎゅっと握る癖がとても印象的でした。
  今回ビール何処行った!? って感じでしたが、ニヤニヤさせていただけたのでなにも問題ありません(笑)。仲良くビール作ってね、お2人さん!

  「碧いホルスの瞳」、第12話。
  古代エジプトの王は生きている間に自分の「墓」を作るのが生涯の仕事でもあった訳ですが、この物語に出てくるトトメス2世ももちろん、墓所を職人たちに作らせています。国家的事業でありながら内容は秘密に覆われており、職人たちも石工たちも、村単位で家族ごとそこに住んで生活して、「外」に出されないようになっていたのでした。
  そこに身を隠して生活している、センムト。今は「ウセル」と名乗って、建築家イセニの助手を務めているようであります。もともと優秀だったので、ここでも頭角を現しているというところでしょうか。
  センムトの隠遁は順調である一方で、シェプストは彼女の元から離反した乳母のシトレの裏切りもあって、ますます窮地に立たされております。彼女がことを運んだミタンニとの政略結婚も反故にされかけ、大事にしてきた妹姫のネフェルが強引に兄に嫁がされると聞かされ、愕然として。
  つい強く、シトレを打擲するシェプスト。しかしシトレにもシトレの譲れない信念があり、どうしてもシェプストを立派な王妃にしたいのであります。シェプストの亡き母に、そう誓ったから。
  立派な王妃、という部分の解釈が乖離するだけで、ここまで敵対しちゃえるもんですかねぇ。王家の血を引く存在がなんぼのもんじゃい(もう皇子なら生まれてますし)、とは思いますが、この社会で血統が重んじられることはよく分かりますので、なんとも言えません……。
  ただ、己の手に抱いて大事に育てた姫君にここまで悲しい思いをさせてまで貫き通したい我があるってのが、すごいことだと思いました。シトレさん。
  まぁ結果から言えば結局、シトレの望むような「王妃」にはならないんですけどね! シェプストさんは!
  思い悩んだ結果、自ら兄王の元へ行き、子を授かりたいと願うシェプスト。男がいなきゃ何も出来ないのか、と罵られましたが、自分だってスネルセトがいないと何も出来ない癖に、とはちょっと思いました(笑)。結婚して何年も経っているのに、これが初めての夫婦生活ですよ。まったく、歪んでますね。なにもかもが。

  「不死の猟犬」、第33話。
  アゴさんとミサゴがずいぶんがんばってるな、と思ってましたが、この2人は切子と同期なんですね。風鈴の後輩にあたるのでしょうか。E棟に侵入して冷凍監獄の解錠にまで挑みましたが、ここで衛兵(?)の兄弟に邪魔され、たいへん苦戦を強いられるのでした。
  単純に体も力も強い、でも頭はちょっと足りない兄と、物陰からこの兄を鼓舞して声を掛け続け、兄が動かなくなるとライフルで撃って「復活」させる弟と。無限に回復する門番って感じですかね。厄介であります。しかしアクシデントで遅れ、あとから追い付いた重さんが見事な狙撃の腕で弟を倒し(指だけ撃ってライフルを使えないようにしたのでした)、ここをクリア! 重さんすごいぜ。機動力はないけど!(笑)
  アゴさんが必ず顎を撃たれるのは、何かの呪いかなんかでしょうか……。
  逃がし屋たちは「復活」は持っていますが、その復活の仕方がこの世界の人間と違うからすぐばれちゃうんですよね。「不死」っていうより「再生」ですからねぇ。
  で、そうこうしているうちに、椿ことカメリアが基地へやってきてしまいました!! あちゃー、地獄の使い参上、って感じであります。マジ絶望。おまけに指揮官の枳殻が、別動隊(剣崎やミサゴたち)の合流は待たない、と告げて彼らを切り離してしまい、帰還は絶望的になってしまいました。
  ああああ、これ、どうするんですか。もう生きて帰れない?? っていうか、冷凍監獄の仲間入りですかね?? でもここで雁金や風鈴を助けないと、マジで枳殻たち「ママ陣営」の死亡ですよね?? どうするんでしょうか……。

  「ストラヴァガンツァ」、第二章第14話。
  誰も殺さない、と宣言したビビアンに続き、殺すのではなく無力化させることに注力したオーレリアの一団、戦線へ!! 敵の親玉までもスルーして、ビビアンが目指すのはゴルモアのみ! スピードに任せて強襲したことと一直線に進んだことが幸いして戦列のかなり後ろまで行けまして、離脱しようとしていたゴルモアを捕らえることが出来ました。
  その抵抗の際に、従者の一人が瀕死の怪我を負ってしまいましたが……。治るの? これ。この物語はけっこうシビアで、死ぬ時はどうにも助からず死ぬ、ってイメージがあるのですが、まさかビビアンの侍女まで刃にかけられるとは思いませんでしたよ。
  しかしゴルモアを捕らえても、戦争は止まりません。ビビアンたちは、ここからどう出るのでしょうか。
  とりあえずゴルモアは無力化して捕まえておけばいいと思いますが。

  「世界八番目の不思議」、第23話、24話。
  就活中に死んだリクルートスーツの幽霊(女性)、登場~。墓場の掃除をしているこの寺のお坊さん(何故か長髪のイケメン)と話して、死者の就活をすることに。志望理由と死亡理由を聞き間違えたり、自己PRと言われて思わず自分が死んだ交通事故について熱く語ってしまったりと、ダジャレ要素はありましたが、内定をもらえた瞬間に満足してついつい成仏しそうになる下りは最高でした(笑)。
  そのまま成仏していればよかったのに、死してなお誰かの使いっ走りって、悲しくないんかい。
  更に、結婚もしたかったと天を仰ぐ幽霊に見せ付けるかのごとく、遺された妹がハタチにして結婚したいと言い出して。家に帰っていた幽霊女性(家族には見えていない)、淋しくて切ないやらうらやましいやらで、いろいろ複雑なのでした(笑)。
  ちなみにこの妹さんが、1巻最初に出てくる、美少女型USBカードリーダーの元になった「みどり」さん。おお、ここに話は戻ってくるんですね。ってことはこの結婚式のシーンに出てくる新郎は、1巻の最初のBパートで妻の顔に石膏塗っていたあの彼か!! へぇー。歴史の一幕だなぁ。

  「ゲス、騎乗前」、第16話。
  ついに重賞で勝利騎手になり、知名度も上がった牧くん! 騎乗指名も増えて盛り上がっているところに、母親から連絡が。なんと実家の兄が、自分の勝利を祝うパーティーを開いてくれるのだと……! おおお、あの、わざと間近を通っておきながら牧くんの存在を完全無視していた性悪兄貴が、弟の勝利を祝ってくれるとか! いいこともあるもんですね!!
  と思ったのに、いざ行ってみればイタリア人の世界レベル騎手が来ていて、彼の勝利も一緒にお祝いされた上にこのイタリア人の営業努力がすごすぎて(簡単に言えば牧くんよりゲスで)、完全に場の空気を持っていかれてしまったのでした。
  つまり、すごい人と比較されてみじめになれ、という兄貴の思惑だった訳ですね。やっぱり性悪だった(笑)。あと息子(牧くんの甥っ子)がなんかマッチョ!
  しかしこのイタリア人ジョッキー、スコラリ氏、パーティーで出された料理をぱくぱく食べた後にトイレでぜんぶ吐き戻してまして。しかもそれが、いつものことなんだそうです。そんなにしてまで勧めを断らないとか、徹底しすぎだよぉ……。おまけに牧くんにもオメデトウって言っていって、いつか同じレースにって付け加えていくこのさわやかさ……。並大抵じゃないわ。マジすごい。世界レベルマジすごい。そうまでして人の不興を徹底的に買わず、場を盛り上げようとする彼の営業力に、牧くんは痺れて震え、今はかなわないと自省してその場を去ったのでした。
  兄貴の思惑は見事に当たったものの、今の牧くんは、もうそれに拗ねて泣くだけの少年じゃないのですよ!!
  なので牧くんの次なるステップは、GIジョッキー。さて、どうやって出るつもりなんですかね?? 次の飛躍が楽しみであります!

  「織子とナッツン」、第20話。
  今回は二ノ宮先輩の白猫、「暫」ちゃんと茅島先生のお話。ナッツンの大声に驚いたのか、家から出て行っちゃった暫が飛び込んだ先が茅島先生のお宅で、そこで先生の使っていた塗料まみれの人形にじゃれて白い毛皮にべったり色がついてしまい、焦った茅島先生が事実の隠蔽に走ってどんどんドツボにはまるという悪循環に……。
  猫が迷い込んだのも塗料がついちゃったのも先生のせいではない訳ですから、初めの段階でさっさと打ち明けておけばよかったんですけどねぇ。先生は過去に何があったんやら、叱られるのが怖い!! と徹底的に思い込んでいるので、どうしても追い込まれないと言い出せなかったのでした。
  結果として毛を切られちゃった暫ちゃんも、ナッツンに怒鳴られた茅島先生も、可哀想に……。
  でもフリフリのドール用ドレスを着た暫ちゃん、可愛かったです。新たな可能性の開拓!!(笑) 猫とゴスロリという組み合わせも素敵ですねぇ。ウフフフフ。
  しかしナッツン、スーパーファミコンのリセットボタンを猫に押されるだなんて、30年間連綿と続いている人類と猫との戦いをここで再現しなくってもなぁ……(笑)。

  設楽清人先生の読切、「ネーム散歩」。漫画のネタを探しに深夜の散歩に出て、いろいろ考えるも、なかなか成果に結び付かないお話でした(笑)。日記漫画っぽくてこういうのはけっこう好きです。
  でも、会心のネタだ! と思ったものを忘れて、線路端で立ち小便していたところを電車の中から女子高生に見られたことだけが心に残るって、皮肉なもんですねぇ(笑)。がんばってひねり出したものよりも、罪悪感や驚きに直結する事柄のほうが、記憶に焼き付きやすいのかもしれませんね。

  「ルドルフ・ターキー」、第40話。
  そういえば血まみれで気絶していたルドルフさんと、それを抱えたモモコがどうやってニューヨークまでたどり着いたの? という疑問に、ついに答えてくれた回。アートディーラーの大富豪、グリヴ・ブランシュ氏に発見され、氏の気まぐれで助けてもらったのでした。
  隠れ家も、ブランシュ氏があてがってくれたんですかね。ありがたいことであります!
  そして、ゴンドランドへ帰って「私を楽しませてくれるのであれば」、金を出そうと言ってくださったブランシュ氏。なんていうか、この方、面構えがルドルフさんによく似てますね(笑)。大金持ち特有のしたり顔っていうか、なんていうか。ルドルフさんは「仕事」を十分以上と言うより倍以上の成果でこなしてみせて、見事に、ブランシュ氏からの出資を勝ち取ったのでした。
  ではいよいよ、ゴンドランドへご帰還でしょうか!? わくわくしますね。

  福田星良先生の読切、「転校生 右山」。今回はホラー調のお話でしたよ! 途中までかなり怖かったです。木の下に出るという幽霊が怖い、って思っていたのに、次にはチェーンソーまで取り出してその木を切ろうとする生徒会役員(クラスメイト)が怖くて、そして最終的にネタバラシされてもなお、やっぱり生徒会役員が怖かったです!!
  ここまでクラス一丸になれるのは、ある意味では、うらやましいことですけどね(笑)。でももっと人畜無害なドッキリを仕掛けるべきだと思うの……。トラウマになって不登校とかになったらどうしようとか、考えないんですかねぇ。やや危険な勢いは魅力的ではありますが、死んでもこのクラスには転校したくないですね(笑)。

  「ヴォルフスムント」、ついに最終話!!!! 湖岸の戦い、モルガルテンの戦いはついに終結し、騎士を一人残らず殲滅せしめて、山岳森林三峰は大勝利を収めました!! こうして彼らはハプスブルクを退け、独立を宣言、のちにこの国々がスイス連邦になるのであります。旗印の現在との共通項を説明された時には、ドキッとしました。この時の精神が、ちゃんと今のスイスにも生きているのだと感じられて。
  ヴァルターは湖へ逃げていったレオポルトを最後まで追いつめ、従者を2人水中で屠りましたが、レオポルト本人までは追い付かず。腹の傷が開いたのと戦いで切られたのと水の冷たさとで、そのまま、そこで息を引き取りました。
  名前の付いたキャラみんな死んだなぁ……。レオポルト以外。
  ヴォルフラムの骸の投げ捨てられっぷりがすごかったなと、振り返ってみてもつくづく思います。思えば死んでばかりの連載でしたね……。膨大な数の死体の上に立って、未来を拓いている訳ですよ。誰も例外なく。
  いやいやいや、久慈光久先生、本当にお疲れさまでした!!!! 素晴らしかった!!!!
  はぁー……。大きな息が漏れますね。



  ということで「ハルタ」38号でした!! 次の39号もさっさと感想書きます!!

  ではではー。

モーニング51号

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  みなさまこんばんは~。今日は「都営フェスタ」なるものへ行って、都営地下鉄を堪能してきた皿洗いです!! 車両撮影とか工場見学とか、廃材販売とかで堪能してきました。お部屋の(電車関係の)インテリアが増えたよ! つり革が自室にある光景すっごく面白いです(笑)。

  さて、2日遅れでモーニングの話題であります。モーニング51号、表紙は今週から渋谷で原画展が開かれる「鬼灯の冷徹」、そして巻頭カラーは、なんと“JTB時刻表”に出張版漫画が載った「終電ちゃん」であります!!
  あの分厚い時刻表ですね!! 見てると架空の列車旅に出られる、楽しい奴ですね!! 驚いたことに91年の歴史上初めて、漫画を掲載したんだそうです!! 91年も出版し続けてるのか~という驚きと、まさかの「初漫画」に終電ちゃんがチョイスされたことの驚きと!! これはもう快挙と言っていいのではないでしょうか!!
  どういう経緯でそのようなことになったのか是非知りたいところですが、アオリ文にlJTB時刻表 × モーニング 相互乗り入れ」ってあって思わず吹き出しました(笑)。コラボも鉄道用語だとこうなるのか!! なるほど!!
  これから便利に使えそうですね、「相互乗り入れ」。

  そして「終電ちゃん」本編は、第17話。今回は小田急線の終電ちゃんが、閉店後の小田急百貨店にやってくるお話でした。
  終電に乗ったお客さんに振る舞う軽食を仕入れにやってきているんですね~。その為に閉店後でもこっそり営業してくれる百貨店側の粋な計らいに、ほっこりいたしました。そして催事場で行われている北海道物産展にも顔を出し、干物屋さんに「鮭とば」をたっぷりもらった終電ちゃん。ホクホク顔で駅へ戻り、終電の運行に入りますが……という感じ。
  ちょっとおっとりしていてドジなところもある小田急線ちゃんですが、駅員さんが言うように、ドジをしてもそれをすぐカバー出来るぐらいしっかりがんばるからなんとかなってるんだよ、とのこと。確かにそうですね。終電ちゃんが健気にがんばる姿には、心が癒されます。みんなの為にがんばってくれているって、知っているからでしょうね。
  また次回登場が楽しみですねぇ。

  「コウノドリ」、第175話。
  魚を食べようと思って、とスーパーで話したら、船に乗せられ釣りに引っ張り出されるゴロー先生!! 魚釣りにって、ゴロー先生自身が「釣られちゃった」感じですね、コレは。船を出してくれたのは、ゴロー先生もいま見ている妊婦さんのお舅さんでしたが、ゴロー先生はてっきり漁師さんかと思ったのですが、正体は消防署の署長さんでした!! マジか!!(笑)
  そんでもってその翌日、イチロー先生の代わりに隣の「前ノ島」へ渡ったゴロー先生。検診の為でしたが、着いていきなりおばあちゃんの指の怪我の縫合を任されてしまいました。本当に離島の医師って、なんでもかんでも出来なきゃいけないんですね! でもまぁ、これぐらいなら何とかこなせますが、産科医には到底無理な難題が降ってきたらどうするんでしょうね、本当に。
  こちらの島の白井先生は豪快なイチロー先生とは少し違いますが、離島の総合医療に対してとても前向きで底抜けに明るいところは同じですね。離島の医者を務めていることを、「面白いからやってる」と簡単に言い放ち、笑っておられます。メンタル強そう!!(笑)
  無闇と頼もしく見えますねぇ、イチロー先生も、今回の白井先生も。

  「鬼灯の冷徹」、第203話。
  黄泉の時代(鬼灯くんたちがまだ子供だった時代)って、暮らしはどうしてたの? という茄子の何気ない疑問から、烏頭さんに話を聞きに行ったところ、思った以上にヘヴィで無秩序な当時の話が聞けたのでした。教えどころがあるぐらいだからもうちょっと平和なのかと思ってましたが、暴力や理不尽が横行する、割とヒャッハーな世界だったようであります。この当時はまだ「地獄」ではなくて、鬼も妖怪も亡者も、ぐっちゃぐちゃに暮らしてましたしね。
  この世界を拓いて秩序を作り上げた閻魔大王はすごいのです。本当は!
  そういう訳で、当時の鬼灯くんが、彼を目障りだと感じて敵視していた権力者の息子(と、その取り巻き)とガチバトルした話! 当時住み付いていた洞穴の入り口を大岩で塞がれ、外に出られなくなったりだとか、その報復に連中の大部分をすんごい落とし穴(鬼灯作成)に落としてやったりだとか、なんだかんだ。
  最初の頃に、白澤さんを天国から地獄まで突き落とした大穴を掘っていたことを、思い出しますね(笑)。「穴を掘る」という鬼灯くんの技能は、こんな小さな頃から着々と育まれていたのですね……。罠を作ったり烏頭さん作成のバリスタっぽいもので攻撃したりと、もう既に幼馴染み3人組には現在の片鱗が見えております、それも思いっきり。
  その時にガチンコでへこましてやったお山の大将は、今も地獄で元気に働いているようであります。なんていい話なんだ!(笑)

  さぁ~そして次の水曜日から、いよいよ渋谷マルイで原画展ですよ! 大分の別府とか京都とか、直近のイベントがいつもものすごく遠かったので、都内は嬉しいです!! 限りなく!! 絶対行く!!!!

  「ギャングース」、第159話。
  高田くんの子供の頃の話が出てきました。おそらく彼も真っ当なご家庭の子供ではないのだろうなと思っておりましたが、ご家庭どころか、生まれてすぐ母に見捨てられた子供だということが判明。その後、里親に引き取られますが、そこでもあまりいい扱いは受けてこなかったようですね。というより、環境に馴染めなくて里親さんと上手くいかなかったって感じでしょうか。
  高田くんもやはり、カズキたちと同様、救ってもらえなかった子供の一人だった訳です。
  初めての仲間になる、ピンチの時は絶対に助けに行くと約束してくれたカズキのことを、瀕死の今、改めて信じる気になった高田くん。その思いに応えるかのように、カズキも登場しました。あれ? でも、見通しの効く道を安達たちは見張っていた筈では? あんなでっかいトラックに札束積んで走ってきた筈のカズキを見落とすとは思えませんが……?

  「鳥葬のバベル」、第9話。
  鑑識の神田は少年明くんにめちゃくちゃ不審がられますが、まぁこれは彼の出で立ちとか喋り方とか話す内容とかのせいなので、もうしょうがありません(笑)。しかも主張する内容が、あの下半身だけの死体と「帰ってきた」少女の体の匂いが同一かどうか確かめさせてほしい、ですからね(笑)。どう考えても変態ですわ。
  もちろん、神田には神田の思いが、突き止めたい真実があるからこそこういう行動に出ている訳ですが、それにしたってもう少しやり方ってものがあるんじゃないですかねぇ……?
  20年前、と彼も呟いていたので、宗助の両親の死に、もしかしたら関わっているのかもしれません。巨大な鳥は、20年前にも現れていた?? とするともしかして、宗助が、いやもしくはマリちゃんの養父が、現在のマリちゃんと同じように「帰ってきた」人間だったかもしれないってことですかね……? うむむむむ。
  何故また鳥が現れるようになったのかも、また、謎ですね。神田は何処まで謎に迫れるのでしょうか??

  「とりぱん」。キツツキの王者、ポンちゃんことアオゲラ。その彼がつついていたのは、なんと、民家の屋根の裏側でした。突き出た軒の、その裏側ですね。こうしてキツツキにつつかれて穴が開いて、そこからネズミやヘビなどが入り込むこともあるようです。怖いわぁ!! 石膏ボード意外と脆いわぁ!!

  「疾風の勇人」、第40話。
  全権団結成の為の工作に行ったはいいのですが、国民民主党の三木氏と徹底的にぶつかって、物別れになって帰ってきてしまった勇人さん。吉田さんにはしこたま怒られ、衆議院の優位があるんだから待ってれば条約は成立するじゃん! と言えば杖でしたたかに殴られ、おまけに泣かれてしまいましたよ。
  「あのみじめな敗戦の日々、屈辱の占領の日々、そこからの晴れての独立を、そんな後ろめたい方法で成立させてよいのか!」って言われて、泣かれちゃいましたよ。おおぅ、オヤジの涙は胸にくるものがありますね……。
  吉田首相がどれほどこの条約成立に賭けているのか、分かった気がいたします。
  工作にはご自身で当たると言い、勇人さんを追い返した吉田さんでしたが、勇人さんは交渉の席で会ってきた三木氏のことが気になります。国民民主党の主導権はあの男が握っている、苫米地(とまべち)氏が吉田首相の説得に乗って全権団に参加したとしても、三木によって「除名」でもされたら条約締結前に全権団が破綻してしまう、と。そういうことを心配しているようであります。
  まさかそんなことまで、とは思いますが、オヤジの説得にあって勇人さんも考えを改めたのか、また三木に会いに行くつもりになったようであります。庭で何をするつもりでしょうね?? この方の行動はなかなか型破りで、予測がつきませんね! うまく事が運ぶといいのですが……。

  で、次のページに、この漫画の登場人物に実際に関わったことのある方に話を聞くというコーナーが出来ていたのですが、驚いたことにその第1回のインタビューは小沢一郎さんでした(笑)。案の定の政権批判が入っていたものの、割とまともなこと言ってましたね。大概アピールうめぇなぁ。
  ともあれ、実際に勇人さんや大平さんに触れたことのある人の話は、興味深いですね。漫画で知る歴史上の政治家に、ますます「重み」を感じる思いであります。いいな、これ。

  「バンデット」、第7話。
  ことが片付き、代官の村は焼けて、円心入道はその責任を全て猿冠者に押し付け、彼を討ち取って自らの手柄にしようとしますが……そこへやってきたのは、京都から来た僧侶(?)。なんと彼の正体は時の帝、後醍醐天皇の皇子だったのです!! おいおいおいおい、ここでロイヤルプリンス投入とか、どんだけ準備しまくってたんだ、猿冠者!!
  幕府を倒さんとするこの皇子、大塔宮の意に従って、入道は引き続きこの地で力を蓄えることに。そして猿冠者と石は大塔宮のもとで、次のアクションに備える日々になったのでした。
  まさか天皇家がここで出てくるとはなぁ……。まったく恐れ入る。
  でもなんで皇子は、僧侶の姿してるの??

  「アイアンバディ」、第16話。
  やっとイクミくんがこの一週間どうしていたのか、って話を聞けましたよ。結局、後輩たちを頼ったんですね。でもあのロボット大会でも優勝していたぐらいですから、腕は確かなんですね。ちゃんとお手伝い料も出しませんと……。そして経費に計上するのだ。
  最後の難関は、ほぼ垂直に切り立った壁! これをSASUKEは手足からかぎづめを出してよいしょよいしょと登り始めましたが、ロビンソンはイクミくんたちが作ったリールウィンチで一気に自身を運び上げ、クリアしてしまいました!! もう何でもありだな、ロビンソン……。っていうか、このギミックが本当に問題なく動くなら、山登りもなんのそのじゃん、ロビンソン! これはマコトが考える最終目的、「共にエベレストへ」も、不可能じゃない気がしてきましたよ!!

  読切、岡田卓也先生の「ワニ男爵」。ワニ男爵とその腰巾着のウサギが、高松までうどんを食べに行くお話でした。
  一言で言うと……なんだこれ、と。それに尽きます(笑)。ツッコミどころ満載ですが、ウサギのゲスさが気になっていろいろと吹っ飛びました。下らなスギて一周回ってちょっと笑ってしまいましたよ。ウサギがこんなにゲスでなければもっと楽しめたんですけどねぇ。ワニ男爵マジ紳士。
  脈絡なんて東海道の始点に置いてきたに違いありませんよ。

  「サンダーボルトファンタジー」、第17話。
  別天骸はなにやら鬼鳥に対して含みのある言い方をしておりましたね。そりゃあこちらだって鬼鳥が「いい人」なんだろうとはつゆほども思っておりませんが、困っている丹翡さんを助けて手を貸しているのは、紛れもなく鬼鳥なのですから、少なくとも丹翡さんにとっては「義」の人なんでしょうよ。そこを笑うのは、ちょっと違うんじゃないのかなぁ? って思います。
  まぁ、何も知らない彼女がものすごくおかしく思えたってのは、分からなくもないのですが。でも読者も何も分からないからね! 一緒になって笑われたと同じことだからね!(汗)
  鬼鳥はいったいどんな奴なんでしょうねぇ。過去に何をしてきたのか、早くつまびらかになるといいのですけど。


  そんな感じの今週号でした。

  ではではー。

チヒロ、寄り切りで勝利ーーー!!

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  みなさまこんばんは! 今日は安納芋の焼き芋をデザートに食べた皿洗いです。すっごく美味しかったです……。焼いただけの筈なのに、なんだこれスイートポテトか! ってぐらい甘くて美味しかったです。ここに更にバターを乗せて食べるという暴挙……背徳的なこの瞬間……。
  いい思いをしました。うむ。

  さて本日は月曜日なので、週刊少年ジャンプの話題です! ジャンプ51号、表紙と巻頭カラーは岡本喜道(おかもと・よしみち)先生の新連載、「デモンズプラン」であります。
  選ばれし者には悪魔が現れて願いをかなえるという「デモンズプラン」という箱。その箱に「願い」を賭ける瞬間を夢見て必死に働く少年・ボロと、その親友のカルロス。2人は仲良しさんに見えますが、折に触れてボロに対し「親分」と呼びかけるカルロスを、同僚は不思議そうに見ているのでした。
  ようやく「デモンズプラン」への挑戦権に払うだけの金が溜まった2人でしたが、ちょうどその頃金持ちの屋敷で起きた盗難事件の犯人に仕立て上げられ、ボロをかばってカルロスはしてもいない犯罪の「犯人」として死刑に処されることになったのでした。そして、カルロスの為に必死に駆けたボロが見たものは、“真の”デモンズプランに認められて悪魔になってしまったカルロスの姿。
  「破壊欲」に駆られたカルロスと、カルロスの暴行を止めようと「守護欲」に駆り立てられたボロ。2人の道は分かれ、ここからボロはどうも一人で歩んでいかなくてはいけないようですね。なかなか過酷な人生が、ますます苛酷になった瞬間でした。
  最初に出てきた偽物の「デモンズプラン」の演出を見た時すでに、これって演技だよね? と思ってしまったので、ちょっとそこだけ興醒めでしたかね。金持ちの道楽はけっこうですが、やり方がえげつなさすぎです。カルロスの希望を砕く瞬間も、ここまで描くかぁ、と思わず眉をひそめましたよ。
  けれども、だからこそその後のカルロスの悪魔化が映える、って感じでしょうか。ボロはつられてというか、カルロスがそうなったから彼も駆り立てられたので、後追いのような形になりましたね。
  ここから物語がどう動いていくのか、楽しみではあります。

  「ONE PIECE」、第846話。
  ルフィはビッグマムの精鋭たちに攻められ、ボコボコにされてしまいましたよ。様々な能力者が出てきて、なんかもう異種戦闘のオンパレードって感じでした。どいつもこいつも強そうだなぁ。ナミはローラからもらったビブルカードを取られてしまいましたが、ローラと友達だということは信じてもらえるのでしょうかね??
  一方、ポーネグリフのところまでやってきたブルックとペドロでしたが、敵方は警備を強化して警戒に当たっていました。それというのも昔ポーネグリフに挑んで敗れ、ペコムズの嘆願で命を救われたペドロが、再びこの諸島に現れたことを知られてしまったから! けれどもブルックたちはルフィの為にも一歩も引く気はなく、作戦を立てて臨もうとするのでした。頼もしいなブルック!

  「ブラック・クローバー」、第87話。
  火の聖霊サラマンダーに対抗しうるのは、やはり水! ということで、ノエルが来てくれました! 海竜の揺り籠は破られてしまいましたが、その後のガチバトルはノエル渾身の「海竜の咆哮」で、サラマンダーに競り勝ちましたよ!! 空中での火トカゲと海竜の激しいぶつかり合い、圧巻でした。すげー。すっげぇ魔法対決だ!
  ノエルに一瞬聞こえた声の主は??
  そしていよいよ、アスタが叫んだ必殺技のお披露目ですかね!?

  センターカラーで「トリコ」、最終回! 今度は宇宙まで行っちゃうんですか(笑)。でも最後のほうの展開で、地球そのものも食材だっていう話もありましたし、もう、形あるものだいたい食材なんでしょうね、この世界では。マントル存在しないんかな……。
  結婚したっていうのにリンの存在については一言しか触れられていなくてちょっと切なくなりました。トリコに子供が出来たら、これまたすごい美食家になるんでしょうねぇ……。
  島袋先生、お疲れさまでした!

  「アマルガム」、第7話。筋弛緩剤……効くんだ、九尾(笑)。しかしがしゃどくろの次が九尾とか、大物妖怪のオンパレードですね。そんでもって九尾の彼も、やはりあの女性マッドサイエンティストに改造された模様。歯車溶かして再利用って、鉄くずじゃあるまいし、やっぱりやることなすこと、言うことも完全に狂ってるなぁ……。うへぁ。

  「ハイキュー!!」、第231話。
  なんで黒尾はこんなに大地さんに絡むんですかねぇ??(笑)
  この作品に今までありそうでなかったラッキースケベがついに!? と思ったのですが、女子自身のごく自然な反射行動(腕を前に出す)でそれは未然に防がれました。よかったよかった。西谷先輩も犯罪者にならなくてよかった! しかしこの女子、かのかちゃん、でっかいなぁ! 182センチか。田中先輩が180いってないんでしたっけ? そりゃだいぶでかいわ。「龍ちゃん」なんて呼ばれてるのかー。幼馴染み……萌える(反射行動)。
  佐久早さんの高校、井闥山って、背番号の振り方どうなってるんでしょうかね。烏野と同じで、学年順なのかな?? この大エースが10番って、ずいぶん番号いってますねって感じがするのですが。あ、でも、「小さな巨人」も10番でしたっけ。別にそこは気にしなくていいのかな??
  この人混みの中で出会う木兎さんの安定感よ……。無性に抱き着きたいよ、この厚い胸板に!!(笑)
  「国立競技場前」は、都営大江戸線でしたっけね。相変わらずこの作品は現実世界の再現度が高くて楽しいです。運休情報を表示するあの電光掲示板の様子とか、もう、写真を見ているみたいでしたよ。しかし全国大会ともなると、こうして、アップを取る体育館も周辺に割り振らなくてはいけないのですよね。数も多いし、人も多いし。何するにしても、大掛かりで大変だ!
  今日は試合のない学校だって、あるのかもしれませんしね。男子も女子もいますし。つくづく大変だ!

  センターカラーで「ネバーランド」、第16話。
  ママが毎夜消えている空間。それは書斎の本棚の奥のようだ、とエマとギルダで見当を付けました。それは前にちらっと出てきた、あの通信機械のある空間なんでしょうね。隠し棚の奥なのかな? じっくり観察すれば見付けられちゃうって、すごい綿密さですな。さすがのママでもそこまでは隠しおおせなかったか。
  とりあえず放っておけと言ったのに、ドンはとギルダは2人でその部屋の秘密を探りに行ったようであります。まぁ止めないけど……ここで何かが転んで、ドンとギルダに、エマがついたわずかな「嘘」を見破られてしまうのでしょうかね??
  そして年長組3人は、図書室でまた話し合い。書籍に残された「ウィリアム・ミネルヴァ」という蔵書印をたどって、エマとレイは彼が隠したあるメッセージを発見したようであります。っていうか、男性かどうかも分からないのですけどね。一体どんなことを訴えかけているのでしょうかね??
  ところで「蔵書印」って、いまいち最近の人間にはピンとこない気もしますが、買った本にペタって貼る所有の証、みたいなものらしいですね。切手ぐらいのサイズで、絵柄は版画だったりハンコだったりするようであります。そういう文化がちゃんと残っていたってことは、電子書籍があったとしても、紙の本も生き残っていたってことなんでしょうね。
  次に出てきた新事実にドキドキしますよ。どんなことが書いてあるのか、早く知りたい!

  「左門くん」、第58話。
  ついにネビロスさんの、真の姿が! と思ったのに、元に戻って最初におっきな溜息つきましたよ!(笑) 真の姿に戻ると、左門くんに召喚されまくっていた時期を思い出すようであります。なんでそんなに頻繁に召喚されていたんだか……。っていうか、召喚して何をさせたのよ、左門くん(笑)。
  悪魔に戻ったネビロスさんと左門くんとで、共闘! 普段あんなにいがみ合っているのに、息はピッタリの素晴らしいコンビネーションを見せてくださいました!! これは、互いの息がどうこういうよりも、左門くんが合わせているのでしょうね。だって今回のサブタイトルそうなってましたからね。
  圧倒的火力でマステマを追い詰めた2人でしたが、マステマは奥の手を出してきました。彼らがこの山の頂上で戦っている間に、街へと悪霊を降らせ、無気力化した人間たちをみんな殺してしまおうという算段のようであります。それもすべて、天使ヶ原さんの試練になる、とかなんとか言って。
  人間が乗り越えてる「試練」って、こうして天使が与えるものだとは知りませんでしたよ。演出かよ! やらせかよ! ジャンヌを焼いたのもこの男だと言うならば、百年戦争もマステマが仕掛けたのでしょうか?? 与えられた試練だけ耐え切れば天国に行けるって?? なんか、マステマの話は、腑に落ちないんだよなぁ……。
  街への被害は、祓くんと六柱の前代未聞の共同戦線で回避されました。
  しかしね、盛り塩ビームって……盛り塩ビームって……。エクソシストってなんだっけ? って思いました、さすがに(笑)。

  「火ノ丸相撲」、第122話。
  ああああ、三ツ橋、左膝腫れてきちゃいましたね。痛そう……。でも、運ばれていく前の三ツ橋に潮がちゃんと声を掛けてくれていたと知って、なんだか安心しましたよ。
  そしてチヒロ!! 突きの連続を繰り出して加納を翻弄し、相手がこの突きを叩き落そうと手を出してきたところで、すかさず素首落とし!! すごい!! タイミングばっちりじゃないですか!! チヒロは本当にもう、天才っていう言葉しか出てきませんね。最近相撲を始めたばっかりだって、よく忘れそうになりますよ。
  はたき落とされかけたものの加納はそこから上がってきて、頭がぶつかりチヒロ出血! がっぷり四つに組んで、驚いたことにそこからチヒロが押し出していきました!! じりじりと進んで、加納も抵抗しますが、寄り切ってチヒロの勝ち!! です!! すっげーーーーーー!!
  チヒロ本当にすごいよ……すごすぎるよ~。もうこれ以外に言葉が出てきません。完全に「相撲」取ってますよ、チヒロが。あのチヒロがぁぁぁぁ。すごい……。

  センターカラーで「ボルト」。ボルト、走ってここまで来ただけなのに、なにやり切った感出してるんだ……。

  「青春兵器」、第6話。零一の後輩登場(笑)。
  平和を満喫していたところにまたしてもナンバーズが来ちゃったので、英二はものすごく切なそうな顔してますね(笑)。この、苦悩に満ちた、一部に諦観もありそうな表情……。見ているだけでつらい(笑)。長谷川先生の表現力はメキャメキャ上がってますねぇ。
  でもビーダマンは駄目だろ!! ビーダマンはさぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

  「鬼滅の刃」、第39話。
  累の考えが少し出てきましたが、そもそもいちばん「弟」の(たぶんですが)彼がいちばん強いんですから、上のきょうだいが守ってあげる必要なんかないんじゃありませんかねぇ……。ああ、それで彼は、庇護対象の妹として禰豆子ちゃんを欲しがっているのかな??
  糸で操って奪った禰豆子ちゃんをぎゅっと抱きしめる仕種が、そんなこと言っている場合じゃないのになんだか可愛く見えました。
  禰豆子ちゃんに引っかかれても、ぜんぜん平気なんですねぇ。ってか、「従順に」とか言ってる時点で、家族ではない。決して(汗)。禰豆子ちゃんは血を失ったので、スリープモードに入りましたよ。早く助けてあげたい!
  炭治郎の父は初めて出てきましたが、これは完全に肺病を病んでらっしゃいますね……。炭治郎が身に着けている耳飾りと羽織は、父の形見だったんですねぇ。

  ワールドトリガーまた休載かぁ……。葦原先生、お体大丈夫なのでしょうか?? ひたすら心配であります。

  「ソーマ」、第192話。
  息を切らして駆け付けたえりな嬢かわいい。……でも、創真とえりな嬢、田所ちゃん、タクミを残して、みんな脱落……つまり退学となってしまったようであります。ううううう、つらい。しかも葉山アキラも退学扱いとか、ひどすぎませんかね?? 仮にも十傑の一角を担った人材ですよ?? 使い捨て感ハンパない!
  これでは十傑の威信も落ちるというものですよ。
  っていうか竜胆先輩、初めからまともに勝負する気はなかったんですね。この人らしいことではありますが……。ただの腹ペコキャラなんじゃないかって気もしてきましたよ。
  そして創真が思い付いたのは、十傑の過半数を自分たちで取るという案。そうすれば学園内の採決は確かに勝ち取れますが、いやしかし、そんな簡単になれるもんでもないでしょう、十傑って。えりな嬢の席もまだ残されているのかどうか?? でも、ぜんぶ元通りにするのにそれが必要というのなら、それをやるしかありませんね! 結果なんか後からついてくるのだ!!


  今週も面白かったです。ではではー!

「鬼灯の冷徹」連載5周年記念原画展へ行ってきました!

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  みなさまこんばんは! 冷えるので、今夜はお鍋にした皿洗いです。鶏ガラを安くで売っていたのでそれを買って、ダシを取ってから煮込みましたよ。すごく美味しかったです!! 鶏ガラって初めて使いました。鶏ガラすごい。
  ちなみに鶏ガラはそのあと、美味しくいただきました。あんまり食べるところありませんでしたが(笑)。

  さて本日は、渋谷マルイで本日からスタートした「鬼灯の冷徹」連載5周年記念原画展て行ってまいりました!! というお話でございます。

  ツィッターでも書きましたが。↓これ。
  https://twitter.com/sara_arai8000/status/801375719532072961

  入場料700円、そして入場に整理券がいるということまでは聞いていたのですが、いざ行ってみたら会場そのものへはすんなり入れました。
  でもグッズの購入待ちの列がとても長かったですね!! グッズを買うのも、ライブグッズの売り場みたいな感じで、並んでいる品を選んで手に取るのではなく、お品書き(モノクロ)を見て選んで数書いて提出して、受け取ってお会計っていう形式でございました。
  階段に並んだのですが、8階の会場から2階分ぐらいは下りましたよ(笑)。ぐるぐる回ってやっとグッズ! って感じで!! でも、いいもの買えたので、良しとします。

  肝心の原画展は、そりゃもう素敵でした!!
  江口先生の絵は普段、印刷で見ていても書き込みが細かくて遠近法がすごくて、小さく描いてあるキャラまでぜんぶ発見して楽しむものなのですが、原画で見るとその楽しみがもっと膨らみますね!! そして、実際に乗せた絵具(水彩絵の具でしょうか?)の筆の感じまでちゃんと分かるのは、やはり原画ならでは、やはり本物ならではでしょう。
  原画のお楽しみはもうひとつあって、下書きの線を消した痕跡がちゃんと残っているのも見られる、ってところであります。決定された線とは違うところへ伸びた線がかつてはあって、けれどもペン入れの段階で採用されずあとで消されちゃったのでしょうね。そういうものは印刷には出ませんから、よーく観察するとたいへん面白いです。
  目に力を入れているんだな、ということが、線の痕跡を追うとよく分かります。紙の凹凸まで見られるのは、原画展ならではですねぇぇ。やはり絵は素晴らしい。
  それに、絵の具の乗せ方や色の重ね方もよく分かって、楽しかったです。鬼灯くんが割ったスイカを手にしている夏の表紙がかつてありましたが(モーニングの表紙でしたっけね?)、そのスイカの色、あの表現がいかにして生み出されているのか、それがよく分かりました。
  スイカの色って実は一色ではなくて、水分が多いだけに少し光を通し、結果としてグラデーションのようになっているのですよ。少し濃淡がある感じと言いますか。江口先生の絵はそれを、違う赤色を重ね続けて上手く表現されていると思います。種も黒と白の2種類、ちゃんと描かれてましたしね。
  円を描く時はあまりアタリを付けていないように思われます。まぁ、これは予測ですが。
  かつて画集「獄彩絵画」を買って読んだ時も、江口先生の色塗りや絵の描き方へのこだわりには感服したものですが、原画を見るとますます感じ入りますわー。素敵です。本当に絵はいいものです!!(力説)
  やはり日本画を習われていると、ずっと漫画を描いてきた方とは少々絵の構築の仕方が異なっているように思います。どちらがいいとか悪いとかいう話ではなく、バックボーンあってこその「鬼灯の冷徹」の世界なんだなー、と。改めてそれを感じました。


  主線はそんなに丁寧ではないんですよね、江口先生(笑)。だがそれがいい。それでもいい。
  絵の中にはやたらとハチやクモが出てきて、動物の出現率が高いなと思わせます。しかも節足動物ね(笑)。虫だらけの地獄もあるそうですが、江口先生はそもそも虫がお好きなのだろうか……。虫多いよ虫。
  動物がお好きなのは間違いありませんよね。シロと柿助とルリオがしょっちゅう出てきますし、火車さん大好きですし、地獄に元々いない動物もばんばん出してますしね。カカポとか(笑)。カカポは「フクロウオウム」というそうで、会場外の壁画においても、漢字でちゃんと「梟鸚鵡」と表記されてましたわ(笑)。
  アニメでも、動物の動きにはこだわってもらったと語ってらっしゃいました。妖怪も、動物系の妖怪をよく描かれていると思います。というより、妖怪がそもそも動物扱いなのかもしれませんが(笑)。


  展示されていたのはモーニングの表紙になった絵や、単行本の表紙絵、それに「獄彩絵画」描き下ろしのカラーイラストなど。ゲームとコラボした貴重な「鬼灯くん上杉謙信バージョン」などもありました。次の画集が出るとしたら、この上杉謙信も入れてくれえぇぇぇぇぇぇぇ!!
  グッズで買えるかと思ったのですが、トレーディングミニ色紙の中にしか入ってなくてですね、上杉謙信が。トレーディングなので中身は見えないタイプなのですよね! 一式セットで買えばコンプリート出来たんでしょうけど、別にミニ色紙をそろえる気はなかったのですよ……。
  でもあの上杉謙信ほしかったな……。


  カラー原画だけでなく、モノクロの原画も展示されておりました。扉絵とか、名シーンコレクションとか。原画なので写植を貼る前で、当然フキダシの中も江口先生の字で書かれているのですが、単行本のオマケページで見る先生ご本人の筆跡と何ら変わることがなかったのでなにも違和感がありませんでした(笑)。
  江口先生の字は読みやすくていいですよねぇ。説明過多になりがちなのが、漫画としてやや不利な点ではありますが。「鬼灯」はめちゃめちゃネームの多い漫画ですもんね。
  モノクロの原画も、スクリーントーンの扱いがよく分かって、興味深いものであります。削っている様子や、ベタの中までぺぺっと貼っちゃってることなどがよく分かります(ベタの中なら、印刷しちゃえば分かりませんからね)。あとはカラーと同じで、書いてから消した線の跡などね。
  面白いのが、単行本の最後によく収録されている、「使いどころが分からなかった絵」シリーズの最初のやつ。説明文が下に書き添えられているのですが、それも書いて消してって何度か推敲した跡があるのですよ。2回ぐらいは文章を書いてから消したものと思われます。
  最終的に現在の形に落ち着いた訳ですが、「伝えること」にこだわって試行錯誤した痕跡を見るのは、とても楽しいものであります。漫画を買って毎週(隔週)読んではおりますが、それももう完成された形で届けていただいてますからね。出来上がる過程を少しでも知れるのは、いいものであります。
  だから「メイキング」が面白いと感じるんだろうなぁ。


  会場の展示には、原画の他にも、表紙絵のラフカットなどがありました。モーニングの表紙絵や、単行本の表紙絵は、4種類ぐらいラフを描いてから担当さんと打ち合わせをして、絞り込んで決定稿を決める流れのようですね。キャラクターの配置や、構図、持っているアイテムや画面全体のモチーフなどなど、細かいところまで考えて描かれているのだということがよく分かります。
  何気なく見てますが、表紙の絵って、ものすごい時間をかけて描かれているものなんですね!! そんなものが毎週毎週、何種類もの週刊漫画雑誌の表紙を飾っていて、本屋で大量に売られているなんて……。この国はすごいなぁ……。つくづくそう思います。日本に生まれてよかった!!
  そんなことを改めて感謝する、良い一日でしたよ。
  そして締めが鍋だよ(私的な話)。もう最高ですね。


  渋谷マルイ1階のカフェでコラボメニューも出してまして、買うとしおりがもらえます。チョコレートジェラートを使ったミニパフェと、ベリー入りストロベリーティー! 両方買って食べましたが、どちらも美味しかったです! もともとジェラートのお店のようですね。ジェラートを買うとお店に並んでいるシリアルかけ放題、っていうのは、ちょっと食欲をそそりました。コラボメニューを優先しましたけどね。
  そんでもって渋谷マルイって、7階はもう完全にキャラクターグッズショップになっているんですね。ワンピースグッズが大量に並んでいまして、いつか行った東京タワーの1階をほうふつとさせました。他にも「I.Gストア」があって、時期柄、アニメ「ジョーカーゲーム」のグッズや原画の販売などをしておりました。黒子のバスケもあったなぁ。あと、期間限定で「銀魂」。
  実物大のタチコマ(赤)が展示されていたのにはビビりました……。乗ってみたい。
  つーかここは何処だ、池袋か(笑)、と思いましたね。渋谷もこっちの方面に発展しつつあるのか! アニメイトへ行くのにいつも迷うような街なのに!! トイレに入ったら「ビューラーをライターであぶると火災報知器が反応するからやめろ」という旨の注意書きがしてあってさすが渋谷は文化が違うぜとか感心したのになぁ~。火災報知器マジ優秀。
  ちなみに渋谷から帰ってきて、やっぱり池袋のアニメイトへ行ったのでした。鬼灯新刊、限定版買いましたよ! イェイ!


  ということで、「鬼灯の冷徹」原画展の話でした!! 面白かったですよ~、行ってよかった! 会期も短いので、行こうかどうしようか迷われている方は是非どうぞ!! 見ておいて損はないです、原画!! 生の絵は素晴らしい!!


  ではでは~。

モーニング52号

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  みなさまこんばんは! 本日の関東は雪になり、観測史上初めて11月に都内で積雪を観測したとのことでした。我が家の周辺もわずかながら雪景色でして、本当に寒い思いをした皿洗いです。寒い上に、雪で冷たいので、雪の日は本当にきついですね。室内に逃げ込めば今度は温度差で指がカーッとあったかくなりますし。
  本当にまだ11月なんでしょうか……? 実はタイムリープしてね?
  でも九州場所やってるから時期は確かですぞ。

  さて本日は木曜日なので、モーニングの話題であります。セブンイレブンで買ったら「綾鷹」ホットのペットボトルが一本無料になる券がついていました、モーニング52号。今回は「クッキングパパ」が宣伝漫画を描いてましたね。
  表紙と巻頭カラーは「グラゼニ 東京ドーム編」であります。
  第97話、とあるベテラン投手の引退試合について。グラウンドの銭を掘り起こしていく秘訣はありますか? と聞いた夏之介に対し、ハマの番長、打ち込まれた日であってもちゃんと記者に対して口を開くこと、とお答えでした。何故なら記者の向こうには、ファンがいるから。ファンの為にも、コメントは出すべき。そういう考えのようであります。
  ファンレターはぜんぶ読んで、サインをねだられたら必ず応えてあげる。そのファンサービス精神の細やかさに、夏之介も感服しておりました。これも営業力、ってところでしょうか?? 我々が掘り起こす「銭」はお客様のもたらしたものなのだから。きちんと還元するんだ! っておっしゃってますが、接客業顔負けのこの精神は本当にすごいですね!!
  ファンあってこその「プロ野球」ってのは、本当にそうですね。プロのスポーツにはすべからく同じことが言えますが。消化試合であっても、愛された選手の引退試合ともなれば、みんなが見に来たがる。選手はプロとして、それに応えられるような試合をしたい! この積み重ねなんですね……。
  ちなみに作中の「ミラーちゃん」って、ラミレスのことですかね?(笑)

  「宇宙兄弟」、第285話。
  ロシアの訓練施設でこの日行われたのは、ぐるぐる不規則に回転する椅子に縛り付けられてシェイクされた挙句、床に引かれた真っ直ぐな線に沿って歩くというなかなかハードなもの。施設がけっこうお粗末なので遊びのようにも見えますが、運動神経だってかなり備わっている筈の大の大人、それもロシア人がたまらず吐くほどの訓練ですから、相当ハードなようですね。
  しかしヒビトはこれを涼しい顔してクリアし、ロシア人飛行士候補たちに驚かれます。
  それをばねにしたのか、やっと食堂で他の飛行士候補たちと一緒に昼食をとることに成功したヒビト。しかし宿舎でお隣さんのマクシムだけは、NASA野郎の上から目線が気に食わないと、やたらに突っかかります。夜、宿舎のベランダで写真を撮っていても、シャッター音がうるさいと声を掛けてきました。ケンカしたいのかコミュニケーション取りたいのか。どっちだ(笑)。
  ヒビトがパニック障害のことを話したら、心の垣根が少し下がったのか、部屋に来て飲めよと言ってもらえました。「こーいうのは年上の部屋って決まってんだよ」と言いますが、実はヒビトのほうがひとつ年上(笑)。日本の学年で言うとマクシムは早生まれで、この2人、同学年ということになりますね。
  やっぱり日本人だから、童顔に見られているんでしょうか。年齢訊いたら飛行士候補たちびっくりするんじゃないか(笑)。でも、生まれの年月を聞いてすぐヒビトの部屋へ向かおうとするマクシムは、素直で、言葉に嘘のない割と気持ちのいい男ですね。食堂での嫌味な態度が嘘のようであります。ふむふむ。

  「バンデット」、第8話。
  赤松村と佐用の代官との戦いから、半年。石は比叡山に預けられて、武芸や乗馬などを習っていたのでした。大塔宮さんは急にやってきて他の僧侶たちと立ち稽古をし、棒術で強さを見せつけますよ。対して、稽古相手に指名された石は、打たれながらも粘り強さを見せます。下人だったんだから痛みには慣れてる、とか言いますが、並大抵の我慢強さじゃないよなぁ……。
  さて、宮様と一緒に猿冠者も来ていて、京の都で石に追跡任務を命じます。金貸しをしている生臭坊主がいるから、あとを付けて誰と会っていたのか報告しろ、という。これもう完全に、猿冠者と宮様の部下っていうか手足ですね。このまま都合よく使われて、今はそれでいいとしても、のちのち石は大成出来るのでしょうか?? 今後の頑張り次第なのかな??
  物語はまた次の舞台に入ったようですね。

  「コウノドリ」、第176話。
  ゴロー先生が前ノ島へ来ている間に、もう一件、自転車で島を回っていた外国人旅行者さんが倒れて運ばれてきました。「持ってるね」と白井先生に言われたゴロー先生ですが、これはあんまり嬉しくない褒め言葉ですね(笑)。そして右の肺が気胸になっているとレントゲンで判断するや否や、あっという間に手術に踏み切る白井先生。早い!
  何でも出来ちゃう総合医療だからこそ、自分の限界を知っておいて、出来ることは全力でするのが大事なんだと白井先生は語ります。多種多様な患者さんに一生懸命対応していく、その難しさが、先生の言う「面白い」に繋がっているんでしょうか??
  白井先生が言うには、離島に医者が必要な理由は「死亡診断書を書く為」だそうですが、そんな終末の理由だけじゃちょっと切ない気もいたしますね。もちろん、それだけじゃないって言葉が続きますが、端的に言うと行政から求められている役割は「死亡診断書」書きが大きいんでしょうね。
  でも、死亡診断書、歯科医でも書けるなんて知りませんでした。歯医者で人が死ぬことって、あるんですかねぇ……?(汗)

  「カバチ」。どうしようもない浦見さんに振り回されて弁護士まで担ぎ出され、何かあると訴えると言い出す彼を会社側も扱いあぐねているようでして、そして浦見さんの主張の一部である「金田の退職」を、なんとか異動で納得してもらうことにしたからお前も納得してくれんかのう☆ って、納得出来る訳ないだろバカヤロー!(怒)
  どうしても異動を拒否するのなら退職届を持って来い、とまで言われてしまいましたよ。いやいやいやいや、これ、金田さんも労基に駆け込んでいい案件だぞ(汗)。あっちもこっちも敵にしちゃまずいでしょうに、もっと他に案はなかったんかい。
  実家に帰ってもう仕事辞めるかも、と父に向かって泣きごとを呟いたら、たまたま来ていた社会保険労務士さんにそれを聞かれ、詳しくお話しくださいと言われて……やっと味方登場ですよ!! よかったよかった!!

  「アイアンバディ」、第17話。
  あれ? 星山さん、三帝の偉いさんとお食事してます?? なんで?? しかもロビンソンを三帝に売る相談なんかしてますよ。どういうこと?? まぁ、星山さんは投資家ですから、マコトの技術を育てて他に売るっていうのは理解出来ますが……よりによってなんで三帝との話が進んでいるのか……?? ええええ……。
  大会の優勝に浮かれるイクミくんと大学生助っ人チーム、そしてアリス。何故かマコトは彼らと別行動で、一人、ボルダリングなどしております。そこにまたまた何故か現れるロドリゲス。どうやら次回は、彼の語る回想になるようであります。
  ものすごくどうでもいいことなのですが、19ページ2コマ目のロドリゲスの顔が、「モテモテ王国」に出てくるトーマスそっくりでやたらと気になります(笑)。たまたまなんでしょうけど。

  「会長」。種馬ーーーーーー!? 三代さん、失恋した上に、種馬扱いだったことが発覚!! ゲイなのに惚れた相手が実は女だったというだけでも驚きなのに、もう妊娠したから用済みって、あんたそんな……。しかし、男装も分かんないもんなんですかね?? 確かに最初っから、やけに綺麗に描かれてる人だなとは思いましたが。アッサリ騙された三代さんマジ可哀想。何故こうも不憫キャラなんですか彼は。

  浦沢直樹展の宣伝が出ていたのですが、メインビジュアルであろう、浦沢先生の作品にかつて出てきた様々なキャラクターの集合図、今見てもどれがどの作品の誰だったかすぐ分かるって、すごいことだと思います。ちゃんと記号としての役割を果たして、物語が終わっても共通概念であり続けてるってことですもんね。顔が同じでも(笑)、アイテムで違いが分かりますし。
  長い漫画歴があって有名な作品がたくさんあっても、こうして作品名とキャラ名がパッと出てくる作家さんって、限られてますよね。いま考えるだけでは、浦沢直樹先生の他に、高橋留美子先生しか思い付きません。藤田和日郎先生もそうかも??

  「鳥葬のバベル」、第10話。
  喰われて、帰ってきた美波ちゃんが言うには、暗い泉に立っていて仮面に手を触れたら明の家の前にいた、と。あの仮面って、マリちゃんの養父の目の前に現れた鳥の口の中にあった、あの仮面ですよね……。仮面と鳥は同一のものなのか、何かしらの存在が「仮面」と「鳥」の姿をそれぞれ使っているのか?? なんにせよ、鳥側の存在であることは間違いなさそうです。帰ってきた人間たちにとっては、敵ではない、……のでしょうか??
  そして警察署。復帰したはいいけれども喉を潰されてひっどい声になっている黒田と、六車さんが、署長に対して自分たちが見たものを必死に伝えていますが、ありえないことだと言ってはなから聞いてもらえておりません。事実を言ってるのになぁ。でも確かに、この言い分を認めたとしても、謎が増えるだけで捜査本部にだってどうしようもないのかも……。
  んで、「体の一部が降ってくる事件」で、今のところ被害者は13名。うち5名は身元が判明しているとのことで。もちろん一人目はマリちゃんの養父の駿河先生で、5人目はマリちゃんですね。他にまだ見付かっていない被害者もいるんでしょうけど(美波ちゃんも被害者と言えば被害者ですし)、駿河さんのように、喰われたまま帰ってこない人もいる訳で。とすると実際の被害はもっと甚大で、そして、蘇って戻ってきた人間がまだマリちゃん以外に認識されていないのは……元の居場所に帰っていないから、ですかね。
  そういえば警察の病院にいる時に、鳥がマリちゃんを迎えに来ましたっけね。あの時にもしかすると、姿を消すなりなんなりの選択肢があったのかもしれません。でもマリちゃんはかたくなに「おうちに帰る」と念じていたから、宗助の元に戻ってこれた、とか??
  何もかも想像ですが、鳥が活動を始めていてどんどん人を喰っていて、そしてそれを次々によみがえらせているのだとすれば、もう当然騒ぎになっていておかしくないと思う訳ですよ。そうじゃないってことは、選ばれた人間、もしくは「選んだ」人間が帰ってきている、ある程度の選定があるってことじゃないんでしょうか?? 神田の主張とは異なりますが。
  待っていればまた次の展開があるんでしょうけど、気が急いちゃってもうもう。
  早く続きが知りたいー!

  「ランド」、第31話。
  この世に別れを告げ、あの世へ、「ランド」へ戻ることを決意したアン。遠くから妹の姿を一瞥して、また街まで戻ってきました。迎えに出た和音に「自転車」を教えられて、その速さに有頂天!! そこから彼女のここでの生活が始まり、城ケ崎に厳しく育ててもらったようですね。
  一方で杏は、相変わらず村で暮らし、豊作が続いたからかそこまで忌避されることもなくなったようであります。時々、真理おばさんがズバッと真実を突いた発言をするのでドキッとさせられておりますが、なんとか上手く暮らしている様子。村の子供たちと相撲などとって、真理おばさんも受け入れられているようですね。
  平穏な暮らしが続く村。しかし不意にある夜、西の神が動いた!! また何か災害の徴でしょうか??

  「疾風の勇人」、第41話。
  吉田首相、いいスイングであります(笑)。記者のカメラをぶっ壊して、さっそうと立ち去りましたよ。かっこいい!(笑) しかし記者のほうも勇人さんにステッキでカメラをぶっ壊された過去があるので(これもひどい話ですが)、袖に仕込んだカメラで2段構えにしていた様子。結局、夜陰に乗じた首相の全権団への工作は、明るみに出てしまいました。
  でもまぁ、こういう話し合いがこっそりあるってのは、これはもう公然の秘密と言ってもいいのではないでしょうか……? いきなり顔を突き合わせるだけで、主張のまったく違う同士が協議出来る訳ありませんもんね。そんなの中学生だって知ってますわ。質疑応答は既に予定されてるんだって。
  それはともかく、命を懸けていると短刀を突き出して迫った勇人さんに対し、三木は少しは折れてくれたようでして、全権団は臨時国会のあとにちゃんと結成されました。国会もかなり荒れたようですが……今もって揉めているぐらいですからね、日米安保って。そりゃあ当時は流行語になるぐらいには反対されたでしょうね。
  軍事的な空白があると周辺各国に狙われる、ってのはごく真っ当な理論だと思いますが、戦争の恒久的放棄を唱えた日本がその理屈にしがみついているのも、考えてみれば矛盾ではありますかね。言ってもしょうがないことなんですけど。

  モーニングゼロ、本年9月期の奨励賞受賞作、二世先生の「years」。名前どうにかなんないのか。
  不登校と引きこもりを経験した少年が、カメラに出会って外の世界へ出ていくようになり、海外でのイングリッシュスクールやホームステイなどを経てまた日本へ帰ってきて、定時制高校に通い、カメラのフィルムに残された祖父の視線と母の愛を知ってやっと自分を肯定出来るようになった、というお話であります。簡素に説明してしまうと。
  情景の描写も景色も、もちろん人物もみんな綺麗に丁寧に描かれていて、すごく読みやすかったです。過去の詳細はいまいち分からないのですが、でもそれはぜんぶ語ってしまうと冗長になりますでしょうしね。これぐらい不親切でちょうどいいかな、と思いました。でもその不完全さのせいで、「奨励賞」どまりなのかなぁ??
  説明が過不足なくて、でも冗長じゃないって、そんな神業を新人に求めるのは間違ってると思うんだけどなぁ(独り言です)。
  まぁともかく、少年の半生が優しく描き出されていく、いい作品でした。主人公の歩くんはちょっと不器用だけれども、優しいし誰のことも否定しないし、割と何でも受け入れて糧に出来る柔軟さがあると思います。眼差しがお母さんに、そしておじいさんにそっくりですね!
  物語最初のほうの、おばあちゃんが母親(おばあちゃんから見て実の娘)に向かって言う、「誰と…、何と比べてるんだい?」という台詞が、沁みてきますね。他人と比べたって仕方がないという概念を、諦観を、歩くんの母は受け入れることが出来なかった。見えない「世間」なんてものと戦って、一人孤独に傷付いて、傷付くと分かっていてまた東京へ戻っていったのです。歩くんが優しい少年に育つことが出来たのは、この柔和なおばあちゃんに育てられたからなんでしょうね。おばあちゃんマジ母性。
  周囲の人にも恵まれてますし、中学はあんまり通えなかったけど、割と幸せな人生歩んでいるのではないでしょうか?? 大人になっても、こういうマイペースなままでのんびり生きていけそうですね。東京じゃこういう生き方はなかなか出来ないなぁ~。
  今度は違ったテイストの話も読んでみたいですね。

  「CITY」、第9話。あちこちにカメラや盗聴器を仕掛けている立涌くんのおじいちゃん、また登場(初回以来)。カメラが破壊されたからって、受信機のほうまでドカーンって爆発することはないと思うのですが……この世界では爆発するんでしょうね(笑)。今日だけでおじいちゃん死んでてもおかしくない(笑)。
  立涌くん、まだミニスカ履いてたのかよ!!!!
  そして固焼きそばが2回も放り込まれた鞄は君の私物だったのかよ!! 実の息子のものだからって罪が消える訳ではありませんが、少なくともお客様の鞄に粗相するよりはずっとマシですね。心情的に。あとでちゃんと弁償しろよ、店主……。



  ではでは!

「社畜! 修羅コーサク」1巻

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  みなさまこんばんは。使用しているタブレット端末に大相撲公式アプリを入れ、番付などを見ては楽しんでいる皿洗いです。ひいきの力士の上がり下がりが心にズキズキと響いてきますね! ちなみにこのアプリで課金すると、「タニマチ」になれます。微妙なリアルさ!(笑)

  さて本日は、9月に買った「社畜! 修羅コーサク」1巻の話題! 掲載誌は「ヤングマガジン3rd」にて。作者の方は“江戸前産南国フルーティパラダイス”こと、江戸パイン先生であります。
  ヤンマガサードって何よ?? と思ったのですが、唯一、「亜人(デミ)ちゃんは語りたい」だけ知ってました。あれって講談社だったのか!! そこからだよ!!

  という訳で、「社畜! 修羅コーサク」。画像を見ていただけたら分かると思いますが、驚いたことに、「島耕作」の作者の弘兼先生にコメントをもらっているのです!(笑) 「私は許した。博多の皆さんも許してやってほしい」という心の広い(?)コメントで、社畜のコーサク君を温かく包んでくれているのです……。
  いくら同じ講談社だからって、弘兼先生、よく書いてくださいましたねぇ。
  ということで、思いっきり「島耕作」を“本家”って書かれてますし、タイトルについては言い訳のしようもないほどパロディであることがバレてしまいましたね(笑)。

  さて中身を読んでみると! これはもう、爆笑続きでした!!!!
  まず舞台は 博多――― (クッキングパパ)ではなく、「墓多(ハカタ)」なのです。ああ、許してやってほしいってそういう意味か! と、納得いたしました。1話目からいきなり左遷で墓多へ飛ばされてきた図画工作(※ 人名)が、木にパイナップル(手榴弾)がなっているところを見たり、街中で男が処刑されそうになっているところを目撃したりと、なかなかの地方格差に戸惑っております。
  いやいやいやいや!!!!
  開始6ページぐらいでもう、ツッコミどころ満載です! っていうかツッコミが追い付かない!! なんだ墓多って!! まずそこからだよ!! そしてそんなことに気を取られていると、後から後から次々にやってくる地方ネタに対応出来ません!! 街中で磔になっていたオッサンは嫁さんが女子高生だそうでして、これにはコーサクも「なるほど、そりゃ死んで当然だ」と納得しておりました。……えっ、それ墓多は関係ないよね??(笑)
  その処刑を司っていたモヒカン頭にトゲトゲ付き肩パッドの男がこのあたりのボスらしく、しかも、コーサクがこれから行く墓多死社の上司にあたる人だとかで、コーサクはさっそく東京銘菓を手渡しますが、それが「ぴよこ」だったものだからもう大変!! 「ぴよこはF××k oka(ファックオカ)の冥菓(めいか)だろォが…!!」と怒り狂ったボスが、金棒を振り上げて殺しにかかってくるのでした……!!
  なんだこの漢字遣いは!!!! 中2男子か!!(笑)
  でも実際のところ、「ひよこ」が実は福岡のお菓子だということを知らない東京民はいるようですね。意外だ。
  なんだかんだやっていたら雨が降ってきて、台風が来たぞと集まっていた人たちはみんな逃げていきました。しかし東京のビル風で鍛えたコーサクは迫りくる雨風をものともせず進み、いかにも社畜らしく、真っ直ぐ「出社」に向けて歩み出すのです! 雨で海から上がってきたワラスボの群れも東京の人混みで鍛えた「社畜回避」で避けて通り、風でロープが切れて飛んできたギロチンの刃も軽々かわし! そして一言、「左遷で墓多に飛ばされても飛びはしなかった俺の首が、ギロチンごときで飛ぶものか」と……。クールだぜ!
  いやいやいやいやいやいや!!!!
  なんでワラスボが空飛んでやってくるんだよ!! 雨が降ったからって飛びはしないでしょうよ!! だいたいアイツらって、目、見えてるの??
  まぁ、東京の都心に通勤している人間が、ちょっとやそっとの妨害では歩みを止めることはないってのは、同感ですけどね。人混みもきつい風も、なんなら電車の運休にだってしっかり対応しますよ。さすが社畜。険しい道を行くことに、何の疑問もありません。
  と、このように。
  突っ込んでも突っ込み切れないギャグの連続に呆然とする隙間に、なんとなーく福岡民と東京民の「ああーあるある」となるネタを挟んでくるので、心揺さぶられつつも惹かれてしまうのであります!!
  すごい1話を読みましたよ……。これは衝撃でした……。

  そして2話以降は、曲がりなりにもそして不穏ながらも、サラリーマンギャグって感じの話が続きます。と言っても、ごく普通のサラリーマン漫画を想像していると、ゴリラに鼻毛を抜かれるほど痛い目に遭うのですが……。
  お局がゴリラだったり、社内一のイケメンがファックを連呼していたり、接待に行って消しゴムの刺身を食わされたりと、およそ「社畜」の語からは想像も出来ないようなすごく責め苦に遭いまくるコーサク!! しかし、持ち前の忍耐力と社畜力でそれを何とかこなし、困難を乗り越え、彼は進んでいくのであります……。
  いやーしかし、意外というか、「よくこんなこと考え付くなぁ」と思わせる話ばかりですね。お局がゴリラってのも相当ですが、その少し前に出てきた、「真実の口」がにわかせんぺいのお面かぶってる図なんか、個人的には度肝を抜かれました!! なんでそれにそれを足そうと思ったのか!!!! とね。
  次の話でも「バランス釜」の風呂が出てきて、「ああー!! これ、昔住んでた家にあったーーーー!!」と、記憶の扉がパッカーン!! と開いたりもいたしましたよ。今時「バランス釜」の話をする人なんかいるのか!? っていうか、まだバランス釜って存在するのか!?
  「にわかせんぺい」と「バランス釜」が分からない人はレッツ検索ゥ!!
  話の隙間にある単行本描き下ろしオマケページでは、バランス釜の風呂は、「有事には風呂で豚汁を作ることができるなど高いポテンシャルを秘めている」という説明がついていました……が、その発想はいらなかったな……。

  ちなみに、博多で有名な飲み屋街こと「中州」は、「亡巣」と書かれており、川の中には亡者がうようよしていて、屋台でお残しをする人間を川に引きずり込んで石にしてしまう、という謎設定がありました。コーサクが接待で行った屋台は、どう見ても屋台っていうか、朧車なんですけど……。妖怪じゃないか!! ホットなオカルトスポットってレベルじゃねーぞ!!
  謎設定は、まぁ、この話のぜんぶがそうと言えますけどね(汗)。しかし「亡巣」ってこれまた、強引な当て字だなぁ。もしかして、漢字を決めてから話の内容を決定していたり……しませんか??(汗)

  社内一のイケメンが「ファク山はさまる」さんで、絵で見るとどうにも福山雅治っぽくてですね。そして最後のほうに出てくる「リモータン」という取引先の社長は、もっとあからさまにタモリさんでした! 会社の名前も「E友」だし(笑)。よく似てるけどなんでこの人たちが出演してるんだろう?? と思いましたが、よく考えたら福山雅治もタモリさんも福岡出身だった!!(笑)
  それだけでこうして漫画に登場させちゃう発想と行動がすごいぃぃぃい。
  福岡は他にもたくさん芸能人を出していた筈ですので、2巻以降、また何処かで見たような顔が出てくるのかもしれません。そうでなくても妙に見たことのある顔が出てきてましたしね。政治家っぽい人とか、俳優っぽい人とか。実在の人物を上手く漫画に取り込んでいるなぁ、と思いました。作者の方、絵が上手いのですよ、そもそも。
  あと、女の子が可愛いです。でも今のところOLがメインになる話は1巻にはないので、OLはほぼ背景。残念だ! 社畜にオフィスラブという選択肢はないのでしょうか?? 今後はちょっと色っぽい話なんかも出てくるのかな?? まぁ、ここはあまり期待せずに待ちます(笑)。


  詳しく語ろうとすると夜が明けてしまうので(笑)、ダイジェストでお届けいたしました! とにかく思いも付かない話をばんばん読ませてくる、予測不能のギャグ漫画であります!! おススメです!! 島会長の帯を見かけたら、みなさま、是非どうぞ手に取ってみてください!!


  ではではー!

修くん堂々の2冠達成!!

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  みなさまこんばんは! 昨日は友人の結婚式でホテルミラコスタへ行っていた皿洗いです!! 初めて中に入ったので、もう、興奮しきりでした!! 披露宴も素晴らしかったです……ミッキーとミニーがあんなに近くに……。
  いい経験をしました。得難い!
  友人夫婦の末永い幸せを祈ります!!

  さて本日は月曜日なので、週刊少年ジャンプの話題! ジャンプ52号、表紙と巻頭カラーは新連載第2弾、馬上鷹将先生の「オレゴラッソ」であります。サッカー漫画ですね。
  ものすごく正直に申し上げますと、あまり絵が魅力的ではないな、とは思いました。表紙を見て。「レッドスプライト」を見ても思ったのですが、密度が薄いというか、「圧」が足りないのですよね。画面としての華やかさに欠けると申しましょうか。スカスカッと淋しいような……。
  決してその対比というのではありませんが、淋しいので、今回の記事にはセンターカラーの「鬼滅の刃」の画像も同時に載せてみました。画面中いっぱいに絵が描いてあり、けれども決してしつこかったりうるさかったりすることのない、そういう一枚絵ですね。カッコいいです。黒い余白が余白として生きてくるって感じがいたします。
  表紙とカラー扉でポーズが似ているのもなんだかつまんないなぁ、という気がいたしますし。カラーページのスパイクの描き込みの薄さなんかヤベェと思います、率直に。ヤベェ! プラスチックの靴はいてるのかこの子は!
  と、こんなことを言っておいてなんですが。
  漫画のほうはなかなか面白かったです。はい。コンパクトにまとめて守備を固めて、リスクを取らないサッカー。それを突き抜けていく、どうにも止めようのない攻撃というものは、見ていて爽快であります!! どえらいミドルシュートはかっこよかったですし。そのちょっと前の、ボールが見えなくなるまで高く蹴り上げちゃうシーンも、けっこう面白かったですよ(笑)。
  常識をまったく知らない選手のほうが、のびのびとプレイしてくれるのかもしれませんね。今後の成長に期待だ!

  「ONE PIECE」、第847話。
  鏡の中の世界でキャロットもチョッパーも捕まってしまって、大ピンチです! でもチョッパーは変身した状態で縄にかかってますね。一挙に元の姿(?)に戻って、鎖から逃れて反撃するつもりでしょうか。チョッパーはあまり戦闘向きじゃないのに、こんなところで大変だな、もう。
  いま書いてて疑問に思ったのですが、チョッパーの「素」の姿って、どれでしたっけね?(笑) いつものペットみたいな姿でいいの??
  そしてルフィとナミも、捕まってしまいました。対象を本に閉じ込める能力でもって拘束され、電伝虫越しにビッグマムと話します。ナミは、ローラは元気でやっていると伝えたわよ、と言いましたが、実は娘のローラに対しては激怒しているビッグマム!! 居場所をナミに吐かせて、殺し屋を差し向けるつもりのようであります。ヒィィィッィ、言いなりにならなければ元・夫も娘もこの扱いか。さすが海賊王を目指す海賊ってだけあって、とことん実利的、そして徹底して利己的ですね。
  でもそこまで期待された縁談を蹴って逃げてきたって、あのローラがどんな結婚相手をあてがわれるところだったんですかねぇ……?

  「ネバーランド」、第17話。
  ドンとギルダ、ついにママの隠し部屋に入ってしまいました。本棚を動かして出てきた空間は、今は使っていない揺り籠や棚、子供たちの服など。物置? と思いきや、床下にスペースが! 床下収納のような跳ね上げ扉を開けて下りてみれば、そこにあったのは、「里子」に出された筈のみんなの私物。リトルバーニーもありました。持って出ていった筈なのに、どうして??
  通信手段も発見し、いよいよヤバいものを見たって感じのその場面へ、ママが入ってきてしまいましたよ!! ギャーどうすんだ、これ!!
  一方で年長3人組は、蔵書印を囲んで話し合い。蔵書印のインクの掠れと思われた「円」は、モールス符号になっていて、単語が隠されていたのであります!! ふぇぇぇ、よく思い付くなぁ、こんなこと……。そしてエマもレイも、よく見付けたもんだ、こんなもの。
  思わせぶりな単語が並び、明らかにこの「農場」の秘密を知っているかのようではありますが、これだけでは何も分からないに等しいぐらいですね。「秘密」を知ってしまったからこそ、エマたちはこのメッセージが言わんとするところに気付けたのではないでしょうか?? 何も知らない状態で見ても、まったく訳が分からなかった筈だと思うのですよ。
  しかし、中に、モールスのない印と、「約束(promise)」と書かれた印がありました。これはどういう意味なのか……本のページが破れているのも、意味があること?? まだまだ、解明したいものがいっぱいありますね!

  「鬼滅の刃」、第40話。今回すごかったなぁぁぁぁ!!
  炭治郎の父は神楽の舞手で、それはそもそも炭治郎の家に伝わっているものだそうです。羽織と、耳飾りと、そして「火を使う家だから」火の神さまに祈りを捧げる神楽と。この話の初回から炭治郎の服って独特だなぁ、と思っておりましたが、これが先祖伝来のものなんだとしたらひょっとすると江戸時代までは余裕で遡れますかね?? ここ大正時代ですしね。
  「水の呼吸」から「ヒノカミ神楽」の呼吸に切り替えて累の首を狙う炭治郎ですが、刀が届いても切れ味が及ばないのでは……と思っていたら、禰豆子覚醒!! 夢の中でお母さんに語りかけられてましたね。いつだか炭治郎も、夢の中で弟に声を掛けられておりました。この兄妹は今でも家族に見守られているんですねぇ。
  そして禰豆子の血鬼術でもって、糸を焼き、更には刀まで加速させて累の首を切り離しました!! 兄妹の絆による連携プレイ!!
  っていうか、禰豆子、いつからそんな術使えるようになってたの……。強い、強いよ禰豆子!! すごい!!
  一瞬のうちに起きた兄と妹の戦いに、息を飲んで、最後まで読み切ってしまいました。今週は……素晴らしかったです。すごい。
  4巻の表紙は炭治郎と伊之助なんですね。ガチバトルっぽい表紙だ!(笑)

  「ハイキュー!!」、第232話。今回は潔子さんの回でした!
  ハードルの選手だったという話は前回ありましたが、今回はそれをより深く語っていただいたって感じですね。ハードルをやっていて転倒して、足を傷めたか何かしたのでしょうか。それで選手生命を断たれた感じかな?? 高校に入って大地さんに誘われなかったら、マネージャーもやってなかったんですね。なんだか不思議な感じがいたします。
  いつもツーンとクールに過ごしているように見えて、潔子さんは、ちゃんとみんなのことを見て応援して、いっしょに戦ってくれているのですね……。
  車止めを飛び越える潔子さんのフォーム、美しいなぁ……。かっこいい。あえてこのタイミングでマネージャーの話を挟んできたのがニクイな、と思いました。仁花ちゃんもガンバレ! 緊張に負けずにガンバレ!
  ところで珍しく影山くんが頭脳的なファインプレーを見せてくれたので、東京は明日は雨だと思います(笑)。
  いよいよ初戦だー! なんか、岩泉さんみたいな人が出てきました!!(笑)

  「ヒーローアカデミア」、第117話。
  出久と、かっちゃん。こんなにずっと一緒にいるのって、中学の時以来じゃないですかね。つまり連載の最初以来。かっちゃんは持ち前の洞察力で、出久くんの個性がオールマイトから受け継いだものだと確信したようであります。オールマイトと「オール・フォー・ワン」の戦いの時の出久くんの反応も、ちゃんと見ていたんですね。
  出久が選ばれたのなら、自分の憧れは間違っていたのか。彼の本音はそんなところのようですが、いかにもかっちゃんらしい発想だな、と思いました。だってまったく理解出来ないぞ!!(汗) 憧れに正解なんてないし、憧れは理解から最も遠い感情だって藍染さんも言ってましたよ。フィルターがかかって、目を曇らせますからね。
  でも、いつも俺様俺様、自分大好き自分最高って感じのかっちゃんでも、やっぱり根底にはオールマイトへの憧れがあったんですね。出発点は、出久くんと同じだった訳だ。ヴィラン連合に捕まった時にも思いましたが、彼がこうして「憧れ」を素直に口に出すって、なんだか不思議な感じがいたします。そういうの、隠さないんだなぁ、って。
  いや、クラスメイトの前では隠してるのか?? かっこつけているのか??(笑) もしかするとヒーロー志望者の先輩ヒーローへの憧れって、出久くんのように全面的に押し出すタイプのほうが少数派なんですかね??

  センターカラーで「デモンズプラン」、第2話。
  パトロンさん、あっさり再登場。いろいろと示唆を与え、好きになさってくださいって感じでボロを突き放しましたね。ボロがいずれカルロスに至って彼を滅ぼしてもいいと考えているのでしょうか?? それとも、カルロスがやられる筈もないと自信を持っているのかな??
  でも彼の立場としては、別にカルロスの後ろ盾のように仕えていなきゃいけない訳でもないんですよね?? ただ気に入ったからいろいろ世話を焼いているって感じではないでしょうか。ボロにも、徳に危害を加える気はないようですしね。
  そしてパトロンの台詞から、他の悪魔たちと殺し合うなりなんなりと言われ、ひとまず街を出ることにしたボロ。カルロスと2人で貯めた金は、雇い主の社長の手に渡ってから、結局ボロの船代になったようであります。チケットが余ってたからやるとか、なんだそれ、ツンデレか!(笑) でも、ただの人足(ボロのことね)に対して「せがれ」って言ってやれるって、なかなか社長さんも男前ですな。
  付き合いが長いと、情も沸くというものでしょうか。ボロはいい環境にいたんだなぁ、実は……。
  街のシンボルのような大金持ちを失って、この港町も、もしかすると少し淋しくなるかもしれませんね。

  「ソーマ」、第183話。
  十傑の席を奪って過半数とれば、他のみんなの退学も取り消せるんじゃないか? と言い出した創真。8人のうち4席とるという計算は合っていますが、でも、創真とタクミと田所ちゃんで、今3人しかおらんよ??(えりな嬢はもともと十傑なので) あと一人は久我先輩を巻き込むつもりなのか??
  たまたま視察で薊パパが来ているというので、えりな嬢は娘のよしみでと頭を下げに行きましたが、お辞儀している娘を無視してヘリに乗り込もうとする残酷超人の薊パパ。平然と人の心を折ってきますねぇ。えりな嬢のことも、可愛い訳じゃなくて、本当に道具としてしか見ていないんですね。
  しかしそこに現れた創真の父こと才波城一郎!! んでもっておじい様!! タイミングが完璧すぎる……。これは「出」のタイミングをうかがっていたに違いありませんね。おじいさまと仲良しだよなぁ、創真父。
  団体戦、と聞いて、薊パパの眼の色も少し変わりましたね。具体的に言うと初めて瞳孔が見えました(笑)。今まで死んだ目をしてたのにね。そんなに城一郎先輩が好きなのか、中村さん(旧姓)。はっきり言ってキモい……。
  食戟って団体戦もありなのかー。割といろんな形があるんですね。形式さえ成り立てば出来ちゃうものなんだなぁ。

  「ブラック・クローバー」、第88話。
  目が死んでるサラマンダー使いの女の人って、もしかしてマルスの知り合いか血縁? と思ったアスタは疑問を投げかけてみましたが、相手にはそれなりに動揺を与えられたものの、明確な答えは得られませんでした。でもマルスって、耳尖ってはいませんでしたよね??
  いやしかし、マルスの過去も相当凄惨なものでしたが、あれが「人間ではない」別種族だったが故の受難だった、って可能性もある訳ですか。ふーむ。
  ダイヤモンド王国もなかなかの鬼畜ですが、クローバーも人のこと言えない王国なので、そこはまぁ言わぬが花ですね。

  センターカラーで「左門くん」、第59話。人気投票結果発表です!! 安定の天使ヶ原さん第1位!!! ヒュー!! やったね!! もう分かってた、こうなることは!!
  でも左門くんも2位とか、大健闘じゃないですか。3位が九頭龍くん、4位ネビロスさん、5位が輪ちゃん。ページ飛んで6位がアンリさんでした。けっこう……登場頻度順じゃん? と思いましたが、7位にいきなり指令が! アガリアレプトさんが! ああー、アガっちかっこいいもんな、そうだよな、人気出るよな。累計では出番はそう多くなくても、ここ最近はけっこう出てましたしね。頷ける順位ですね。
  左門くんの評が細分化されているように見えますが(笑)、まぁ全部集めても400票以上の差は覆せなかったでしょうね。トンガリ献上するの?? 本当に??(笑) 本編中もしばらくトンガリに「売約済み」って書かれてましたけど……。シリアスの余韻をぶち壊す結果発表でしたな……。
  ともあれ、マステマ。深淵に封印されましたが、左門くんを差して、天使ヶ原さんに試練と誘惑を与える存在だと言っておりました。そして踏み越えられ、天使ヶ原さんが天に至ると。装置としては自分と同じものだ、と。……アプローチの仕方がずいぶん違いますけどねぇ。彼は悪意であるがゆえに天国に居ながらにして悪魔のような存在とされ、聖人や聖女と焼く時ぐらいしか「天使」であれない。この存在意義が本当に彼の正しい姿なら、ずいぶんひどい立ち位置だと思いますけどね……。これは創造主に製造責任を問うていい案件だと思いますわ。いや本当に。
  だからって微塵も同情出来ませんけどね!

  「銀魂」。久々に本当にひどかったあああああああ!!!! 下ネタもそうですが、2週もかけた租賃(当て字)王子の無視されまくった悲哀を思うと涙を禁じ得ない!!!!!! 結局最後は大きさなのかよ!!!!! っていうかもう別の個体だろ、エリザベスの太くてでっかいのはさ!! 喋ってるじゃん!!(笑)
  最終幕が近いこのシーンでこんなネタぶっこんでくるとか、本当にこの作品は侮れませんよ……。怖いよ……。

  「火ノ丸相撲」、第123話。
  意外とプレッシャーに弱い佑真さん、昔の翔陽みたいになっております!(笑) でもそこでポンと背中を叩いて、これはピンチじゃなくてチャンスなんじゃないのか? とか言えちゃう潮、マジ主将!! 本当にこの人の心の強さには、毎回感服しますわ。マジすごい。
  佑真さん、思いっきり相撲とってきてください!! ぶつかってきてくださいよ!! すべて出して!! がんばれー!!

  「ワールドトリガー」、休載中ですが第2回人気投票の結果発表です!! 修くん1位で、2冠達成です!! イェーーーー!! 毎回キャラクターにつく微妙にひどいキャッチコピーを楽しみにしているのですが、今回はなんせ休載中なので、16巻のバレンタインランキングの使い回しでした。ブー!
  でも修くんの「B級嫌がらせメガネ」って、実はけっこう好きなんですよ……。
  一番ひどいのは三輪くんの「成長するシスコン」だと思います(笑)。それじゃシスコンの度合いがどんどんひどくなってるみたいじゃん!! って思います。そんな三輪くんは第7位。出てない割に高順位!
  今回は遊真がちょっと落ちて4位でした。2位小南先輩、3位が迅さん。5位がなんと出水先輩! 修くんに修行をつけたのが効きましたかね?? で、6位が風間さん! 風間さんカッコいいよ風間さん。
  わたしの愛する変態スナイパー佐鳥は14位でした。何故か香取ちゃんが13位!! 負けたし!! でもまぁ、佐鳥の出番そんなにありませんし、しょうがないかもしれませんね。
  三輪くんもそうですが、「なんでコイツ高順位なの?」と思われるキャラには、だいたい熱狂的なファンがついているものと思えば解決であります。それはそれとしてよねやん先輩低スギない……? 22位って。

  「青春兵器」、第7話。なんと、校内ダンスコンテストがあるだなんて!! どんだけリア充の巣窟なんだこの学校は!! 中学時代に倣ったダンスなんかテスト後に速攻で忘れた気しかしません!!(涙)
  ヘッドスピンで頭のネジが緩んでまた暴走しかける、っていう、そこまでもだもだもだもだ溜めておいてすべてをぶち壊すオチに至る強引さが好きです(笑)。英二の頑張りは何だったんだよぉお!! モォウ!!

  「レッドスプライト」終わってしまったー!! 遺灰戦士を斬って勝って、そしてナルビオンと軍事同盟締結!! 他の国との正式な国交樹立によって、「国」として認められた第一歩を踏み出したのでした。女王陛下がタツを担ぎ出したのは、このパフォーマンスの為だったのですねー。
  ここから更に面白くなりそうだったのに、終わっちゃうのかー……。屋宜先生の話ほんとに好きなんだけどな……また連載してください、屋宜先生!! ホントお願いします!!!!



  ではでは!!

「ハイキュー!!」23巻

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  みなさまこんばんは! 頭からも足元からも温風を受けてあったまっている皿洗いです!! 足元にも小さなヒーターを置いてみたのですが、これがもう効果抜群で、ホクホクですわ。ホクホク。先端だけでも温かくしていると、本当に楽ですね。
  欲を言えばコタツが欲しいけれども……。

  さて本日は「ハイキュー!!」23巻の話題であります。東京の大会の続きですね。
  戸美のいやらしいアピールや審判のジャッジを惑わせるような行為の数々に苦しめられながらも、自分たちのスタイルを崩さず粘り続ける音駒高校。守備の要であるリベロの夜久さんを怪我で失ったものの、前衛で後衛で大活躍の黒尾さんと、全体的に高い守備力、そしてクールで「読ませない」セッターの研磨とがそろっているので、そうそう負けはしません。苦戦はしてますけどね。

  巻の最初に、今の3年生が入学したばかりの頃の思い出話がちょっとありました。馬が合わず、いがみあってばかりいた黒尾さんと夜久さん。今じゃ考えられませんねぇ(笑)。肉にするか魚にするか、女の子は小柄なショートヘアがいいかロングヘアがいいか、海がいいか山がいいか、ボールはミカサかモルテンか。すべてにおいて対極の意見を言い合うふたり。そして、それをニコニコと眺めている海さん。
  海さんはこの当時から菩薩みたいな人だったんだなぁ。この方、寺生まれか何か??(笑)
  しかしケンカばかりの2人も、目標を言ってみれば「全国制覇」とまったく共通していて、そこで初めて意気投合を見たようでありました。大口ー! 夏の都大会で8位に終わって悔しそうにしていただけのことはありますね、黒尾さんは。
  この結束の固い3年生3人にも、最初の頃があったのですね。
  そういえば3年生が3人って、烏野と一緒ですね。名監督が復活したとかなんとかっていう下りも、ちょっと似ております(烏野の場合は烏養監督が復帰した訳ではありませんが)。やはり烏野のライバル、あれこれ共通項があるようですね。でも、烏野の3年生3人は、最初から割と仲が良かったっぽく見えますけどね。白鳥沢戦前の回想を見ると。
  それに烏野には、清水先輩がいますからね!! 一緒とは言えないかな!!(優越感)

  そして、第1セットの終盤あたりから話は再スタート。
  夜久さんの不在と、急遽入った1年生リベロの芝山くん(かわいい)が執拗に戸美に狙われていることに不安を抱いていた音駒メンバーに、研磨が「ダイジョブなんじゃない?」と声を掛けたのでした。芝山はリエーフが後衛の時だけ代わって、と指示し、他にも黒尾さんとのバックアタックを提案。やったことがないけれども、だからこそ相手を出し抜くにはいい手だと思うと言って。
  研磨って、いつもやる気がないように見えますし勝敗にさほど興味がないって監督にも分析されてますが、だからって「負けていい」と思っているか? というと、それは違うのですよねぇ。そこがちょっと不思議なところ。勝つ為には力を出し惜しみすることがなくて、でも、勝ちの為に躍起になることもないっていう。
  常に冷静で安定感があるということなんでしょうけど、行動原理が謎だなってけっこう頻繁に感じますわ。
  でもそこが研磨の面白いところでもあるんだなぁ~。
  そして第1セットの最後は、このとき提案したバックアタックで決めて先制しました!! やったね!! 戸美のセットポイントだった時に芝山くんが深呼吸して軽くジャンプして(おそらく、脱力を行ったのだと思われます)、そしてスッと自然な構えを取ったところ、ドキドキしました。監督が笑顔で見てましたし。重心を低く保って身体を固くしないで、どんなサーブにも対応出来るように構えるその姿に、さすが音駒のリベロ、としか言葉が出てきませんね!
  いい仕事しました、芝山くん。

  第2セットではリエーフが活躍し出したので、調子に乗っている彼よりも攻撃の重要な一角である山本を抑えようと、戸美は4番の山本を重点的に狙い出したようですね。しかし山本も第1セットの時とは違って、なかなかに冷静でした。夜久さんの不在が逆に、彼らに張り詰めた緊張感をもたらし、それがアオリに乗る暇もない状態を生み出したようですね。
  要は上手く集中出来ている、という話であります。ここでちゃんとその状態に入れるってだけでも、すごいことだと思います。そのメンタルがあるかないかで、大きく違いますもんね。
  重圧も跳ね返してアタックを決めた山本、カッコイイです!! エースはこうでなくっちゃね!!
  そういう存在感が田中先輩に似てるなー、とも思うのですが、田中先輩に関してはあんまり煽られて自滅なんて心配はしませんから、やっぱりこれも似ているようで違う点と言えますか。照応しているようで、ちょっとずつ違うんだなぁ。

  戸美の12番、潜くん(実は1年生だった!)、ぬるっとしれっとコースを読ませないアタックが得意ですねぇ。かなり上手な人なんだと思います。先輩の沼井さんも、技術はかなりあると評してますしね。でも表情に出にくいから、監督からの信頼がいまいちだと。まぁそりゃ、こんな不気味な高校生いたら、ちょっと心理的には避けたいでしょうよ(笑)。クールとも違う気がするし、面白いキャラではありますが仲良くなれる気がしませんね、潜さん(笑)。
  後のほうになると仲間の声援に応えて、拳を握ってみせるなどのアクションも起こすようになりますが、それもまだぎこちない感じがいたします。もっとはっちゃけろ!!
  あと、ピンチサーバーで入った負傷中の沼井先輩は、何処となく岩泉さんに通じるものを感じます。根性とか言ってる時点で(笑)。岩泉さんほどすがりつきたい背中はしていませんがー!!

  岩泉さんの背中にはすがりつきたい! そして木兎さんの胸板にはしがみつきたいです(欲望の発露)。
  何を書いているんだ、自分。

  第2セット終盤になって、黒尾さんが指先負傷で一時離脱。代わりに、芝山くんが入りました。これにより、研磨の指示で成立していなかった「芝山くんとリエーフの同時IN」が急に実現。そして、芝山くんのミスと謝罪にふと疑問を抱いたことがきっかけで、またまた突然、リエーフは「プレーは全部、繋がっているから」と悟りました。
  悟ったというか、分かっていたことに「気付いた」というか。知ってた、分かってた。そしてそれを今まさに、「実感」したのだと思います。芝山くんのお陰とは言えますが、何がきっかけになるか分からないものですね!
  ブロックの時にやたらと腕を振り回すな、と言われていたことはちゃんと頭にあったようで、そんなプレーをしていても夜久さんならカバーしてくれるけど(考えてみればこれも相当すごいことですね……)、他の誰かには荷が重い。まして芝山くんでは。それにやっと、やっと! やっとのことで!! 思い至ってくれたリエーフは、強敵・潜くんとのマッチアップで腕を振り回すのをやめ、ビタッと止めてブロック!
  そのリエーフに恐れをなした潜くんがクロスに切り替えると、その先にはリベロの芝山くんが待ち構えており、「道」を限定されたボールは見事なレシーブでセッターの研磨の元へ。
  それを山本がしっかり決めて、第2セット、終了!!
  この「道」が決まるシーンの、フッと、リエーフも芝山くんもボールの「行き先」が分かった瞬間の描写が素晴らしくて、漫画なのに映画の一幕を見ているかのような臨場感がありました。もちろんここはスローですね(笑)。光が差すように、「道」が見える。まるで“ゾーン”に入ったようですね。カッコイイ!!

  でもリエーフ、もっと早く覚醒していればよかったのにィ(笑)。
  ともあれ、これで音駒が「開催地枠」で春高参加となりました!! 夜になりその知らせを研磨からのメールで受け取った翔陽、嬉しくて、風呂上がりだというのに外へ走り出しそうになってお母さんに止められたのでした(笑)。
  ところでこの風呂上りシーンの翔陽、オコジョシャツ着てますね。妹の夏ちゃんもオコジョパジャマだし、なんだこれ、宮城で流行ってんのか??(笑) それとも2人のお母さんの趣味なのでしょうか?? あと、翔陽の家の周辺は、ごく普通にイノシシが出るようですね(イノシシは夜行性)。怖いな!!

  佐久早さんに負けて悔しそうな木兎さん。しか捨て台詞を赤葦に思いっきりぶった切られて、負けた時よりも悶えて身をよじっておりました(笑)。すごい折り方しましたね、赤葦は。もう、さ。話(喋り)の腰を折るという意味では、まさかりフルスイングしたみたいなぶった切りっぷりでしたわ。容赦ねぇ。



  そして話は烏野高校に戻り、春高パンフに使う測定の日であります。身長を測り、「指高」と「最高到達点」を測り、それを選手データとして公開するようですね。フェアだ(笑)。
  ここでまた影山が勝負を吹っ掛けてきて、翔陽と2人、高さ比べをすることになったようであります。2人は身長差がありますので、「到達点」から「指高」を引き算しなければ純粋な「ジャンプ力」は出ない筈だと思うのですが、そこは無視しているお2人さん(笑)。何故なんだ。月島あたりが指摘したら、どんな言葉が返ってくるのか気になりますね。今の、数値だけの競争じゃ、どう考えたって影山が有利じゃんよ……。
  と、これは本誌の感想でも言ったのですが、今でも常々これを考えます。自分が翔陽の立場なら、絶対に純粋な「差」の勝負を言い出すだろうと思うので。

  それはそれとして、朝練後の風景、月島が部室に鍵をかけようとしてまだ中にいる山口に「閉じ込めるよ」って言ってますね。ってことは、この部室、中から鍵は操作出来ないのか!? 内鍵とかないのか!?(汗) 倉庫かよ!! と、ふと思いました。
  まぁ実際にはそんな筈ないんでしょうけどね。月島っていかにも、「置いてくよ」とか「閉じ込めるよ」とか、言いそうですもんね(笑)。そしてその冷たい言葉に、毎回律儀にリアクションするのが山口なんだろうな……。仲良しさん。

  んでもって影山に全日本ユース強化合宿の話が持ち込まれ、次巻に続くのであります~。後は番外編が収録されてましたね。ちょっと懐かしい感じの部活紹介オリエンテーション(?)と、体育祭の模様。影山も翔陽も、体育祭になったら大活躍するタイプでしょうねぇ。頼もしいわ。


  そんな23巻でした。次は強化合宿の模様ですよ!! 楽しみ!!
  ではではー。

モーニング1号

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  みなさまこんばんは! 先日は寝起きに耳に虫が入って慌てた皿洗いです。寝起きに、っていうか、起きたらもう耳の中にいました(笑)。すごく焦りましたが、起き上がって歩き出したら向こうのほうが焦ったようで、すぐに脱け出していきましたよ。よかったです……。
  耳に虫が入ってしまったら焦って叩いたりせず、耳を光のほうにむけるといいと聞いたことがありますが、この場合は虫も寝床が欲しかったものと思われます……。光だけじゃ、ぜんぜん出ていかなかったもの。

  さて本日は2日遅れで、モーニング1号の話題! ついに1号ですよ(笑)。また今年もこの季節が来てしまいました。早いなぁ。2016年の年賀状を出したのがついこの間のような気もします……おおぅ! 年賀状やんなきゃ!!(恒例)
  巻頭カラーで「ギャングース」!! 第160話であります。
  助けに来たものの高田くんはもう右腕も失い、両足も切られていて、放っておいたら失血死しそうなレベルで深刻な怪我を負っております。これ、助け出しても、少し前のタケオちゃん並に、間に合わなかったら死ぬんじゃないか??
  安達氏は特に約束を守る気もないようで、カズキのこともボコボコに殴りますし、ついでに高田くんのこともさらに殴りますよ!! おい本当に殺す気か?? けれどもカズキが、そんな安達氏のことまで助けようとして「俺と一緒に変えようぜこの世界をよ」なんて言葉をかけるので、グッときてしまいました。安達にまで、こんなこと言うんだ……。カズキって本当に、すごい奴だな!!
  安達氏はカズキの言葉に更に激昂して素手で殴り始めますが、言われてみれば確かに、この彼も「救い」を求めていると言えますね。そこを照らし出すカズキの真っ直ぐな言葉に、心打たれます。なんとかしてこの主人公が報われてほしいと、痛切に願ってやみません!!
  そして……廃ビルにやってきたのは、機動隊の車?? ん?? 警察?? なんで??

  「鬼灯の冷徹」、第204話。
  今回は金もうけにまつわる地獄について。金をだまし取っても、奪い取っても、遺産争いで泥沼の様相を呈しても、地獄ですよ。怖いですね!! 遺産争いって、自分ががめつくなくても巻き込まれることがあると思いますし、難しいものであります。その辺の事情とか、相手が食い下がってきたから泥沼になったんだとかいう兼ね合いとかは、地獄の裁判では考慮してくれるんですかね……? ちょっと都合のいい考えかな??
  でも理不尽な要求を飲む訳にもいきませんしねぇ。むむむ。
  そして、金持ちに対する嫉妬などでも、地獄行きになる場合もあるとかで。とかく金にまつわる人間の感情は暗いほうへ流れがちで、地獄に堕ちやすいってことですね。人間が大金を持つとろくなことがないってのは、そういうことでしょうね。
  んでもって、金を奪われて暴れまくる奪衣婆さん(笑)。もはや般若の形相。旦那はそれを尻目に、スマフォゲームに興じております(しかも課金しているらしい)。貯める婆に、使う爺。好対照な夫婦だな……。奪衣婆無双は完全におまけのような扱いでしたが(笑)、こうして金金って言って暴れているところは罪ではないとしても、決して気持ちのいいものじゃありませんねぇ。気を付けなくっちゃね。

  「コウノドリ」、第177話。
  ペルソナ医療センターには研修医がやってきており、院長は知り合いの医者の息子だからふたりとも優秀でしょ? とウキウキして鴻鳥先生たちに問いかけてきますが、倉崎先生はバッサリと「クズですね」……。容赦ない女医さんだなぁぁぁぁ(汗)。
  でもまぁ、研修に来ているのに、四宮先生の説明に対し「オレらそういうのノータッチでいいですよ」とか言えちゃうあたり、確かにクズですね。さすがの四宮先生も本気でキレて、すっごい憤怒の表情になっております。すげぇ、四宮先生のこんな顔、初めて見たわ。
  ○○科の医者になるから産科医の研修は特に必要ない、とか言っちゃって、ゴロー先生が勅命している「総合医療」とはまったく方向性の違う若者ですねぇ。そういう訳でこのクズ2人は、内診台に上がらされ、強制的に足を開かされたそうです(笑)。これは男性にはなかなか屈辱的な姿勢でしょうねぇ。ぎゃははは(By 小松さん)。

  「疾風の勇人」、第42話。
  三木との話し合いはひっどい顛末で終わってしまいましたが、他の政党との工作にはなかなか成功したと思われる勇人さん。しかしいよいよ講和と相成り、仮庁舎ともお別れだという頃、彼は大臣を辞めるつもりでいたようであります。三木との交渉の失敗を重く受け止め、その責任を取る気だったのですね。
  なにも大臣辞めなくっても、と思いますが、吉田首相の期待を裏切ってしまったことが勇人さんの中ではとても重たい事実なのだと知りました。派閥で固まる以上に、吉田さんに傾倒しているんですね。本当に疑似親子みたいであります。
  しかし吉田首相はそんな勇人さんの気持ちを笑うかのように、勇人さんを「全権委員」に任命。一緒にサンフランシスコへ行って、条約に署名する6人のうちの一人になったのです。勇人さんが!
  これはすごいことだと、きちんと物語を読んでくると、よく分かります!! よかったよかった!!
  しかしサンフランシスコへ行く途上に、なにやら不穏な空気?? 日銀総裁が出てきて、勇人さんに対し「大臣のイスをかすめ取った盗っ人の分際で」とか言い出しましたよ!? 別に奪っとりゃせんわ、と勇人さんも、最初っからケンカ腰であります。大丈夫なのか、この全権団!

  「バンデット」、第9話。
  後をつけろと命じられた生臭坊主は、さっそく京の都で人を殺し、そして怪しい郊外の一軒家で宴を開いて密会など催しておりました。米問屋と結託して京の都への米の流れを止め、都を餓えさせる?? そんなこと、可能なのでしょうか?? っていうか米問屋って、都に一軒しかないのか??(汗)
  密会に参加していたのは、なんと宮様の父、帝! 主上(しゅじょう)、今上天皇、後醍醐天皇でした!!
  なんと帝自ら石の腹を殴って、打ち倒しちゃいましたよ。えっ、天皇ってこんなにバイオレンスな存在でしたっけ?? さすが乱世に生きる帝は一味違うな……。後醍醐天皇と言えば「太平記」でも重要な登場人物ですね。足利尊氏とあーだこうだあって散々に揉めて、日本を二分してしまったうちの一人。すっごいインパクトのある登場しましたね……。

  「アイアンバディ」、第18話。
  ロドリゲスが語った「かつて見てきた強さ」とは、米軍の軍事開発の話でした。ロボット技術を研究していると、アメリカでは、いつの間にかその分野に入り込まされるとのことで。怖い話だ、とは思いますが、「軍」が存在して人々の身近にある以上は経済活動からも切り離せないので、こうなることは必然とも言えますね。
  マコトの研究もいつか人殺しの道具になるかもしれない、という可能性を示唆している訳ですが、マコトは、ロビンソンを「道具」として開発している訳ではないと言い切ります。果たしてそれは、どうなのかなぁ?? マコトはそりゃあ、いつかエベレストに登る際のパートナーとしてロボットを作っているんですから根本から発想が違うでしょうけど、ロビンソンが人手に渡ったらその限りではないでしょうよ。
  んで、三帝ロボティクスの内部事情を知っていると宣言するロドリゲスですが、いったい三帝は何をやろうとしているんでしょうかね?? 三帝と接触している星山さんは、どういう思惑があるのでしょうか??

  「鳥葬のバベル」、第11話。
  ますます謎が深まってきましたね。神田が話す「20年前の事件」とは、やはり宗助の両親の話だったようであります。その犯人が、鳥に喰われた奴は蘇ってくると話した、と?? ……つまりその当時すでに宗助の両親、もしくは宗助自身が「蘇った」身で、犯人はそれを目撃していて、義憤に駆られたか恐怖に駆られたかして宗助の両親を殺したとか??
  なんとなくこれはありそうな気もしますが、実際のところはこれから調べてみないと分かりませんね。
  そして留置所にて、「蘇った」人間に殺されそうになる宗助。一体なんで? どうして?? 何故に宗助が狙われるのか、分からないことだらけであります。「鳥」にとって彼が都合の悪い人間だとか、そういう話なのでしょうかね。なら鳥自身でパクッと食べてしまえばいいのに、そうはしなかったってことはなんか理由がありそうですね。

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第98話。
  いつの間にか「何故か結婚出来ない男」モードに入りつつある男、河内達也さん(笑)。まぁ、まだ31歳なので、今時は結婚していなくてもそうおかしくはありませんが……彼も述懐している通り、野球選手って(というか、スポーツ選手全般)結婚が早いイメージがありますからね。それに照らし合わせると、のんびりしているなぁって感じではあります。
  縁がないんだよなぁ、この人は。婚活風に考えると都内に家持ちってのは好条件ですが、もれなく母親付きというところで躊躇されそうでもありますし。彼自身、あまり女癖がよくないというマイナス面もありますしね。やれやれ。

  「眼鏡橋華子」、第3話。
  今回もたいへん眼鏡の可愛らしいお話でした。さっぱりした漢気のある女性が、眼鏡の試着でちょっと恥じらう姿に萌える眼鏡橋さんの気持ちは、なんとなく分かります(笑)。でもその女性がなんと、不倫していた! だなんて話は、これちょっといただけませんよ。新しい眼鏡に後押しされてすっぱりとそこから手を切れましたが、これって、何もなければずぶずぶとその関係を続けていたってことですよね。
  強そうに見えるのに、実際に押しも強いのに、優柔不断で駄目な恋から脱け出せない。今回登場した方にそういう脆い一面もあるってのが、ちょっと意外でした。駄目な女を地で行く人だな。
  今回の華子さんの眼鏡も素敵でしたわ。この人、いくつぐらい眼鏡を持ってるんでしょうね??

  「サンダーボルトファンタジー」、第18話。ご一行様(丹翡さん除く)による、不患さんイジメ(笑)。不患さんは確かに詳細不明の謎の人物ですが、でもそもそも彼をこの戦いに巻き込んだのは鬼鳥さんじゃないですか!! それをおくびにも出さず、しれっと「では試してみようか」って、なんちゅう鬼畜なんだこの人は。
  まぁ、本当にやばかったらすぐ助けてあげたんでしょうけど、こういう試すようなことする人は信用出来ませんねえ。ネタバラシされる前から不患さん、ブチ切れてますから、これは修復不可能なのでは……?
  別に仲良くする必要はないのですけどね、このご一行。

  「CITY」、第10話。南雲さんの快楽主義者ーーーー!!(※ 罵倒です)
  なんか今回はドラマ性があって面白かったです。話としては実に小さな日常の一幕なのですが、それをドラマチックに仕立てるのはさすがの漫画という装置だな、と。なんだかそんな基本に感心する回でした。うむ。南雲さんも新倉さんも、可愛くていいなぁ。好感度上がるわー。


  ではではー。

ワンピース連載20周年おめでとうございますー!!

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  みなさまこんばんは! 流れる水でも静電気を喰らって痛い思いをする皿洗いです!! この時期はとてもつらいです!! 何がつらいって、静電気のあの放電、不意討ちなのがつらいです。心構えが出来ていればあの程度の痛みなど大したことはないのだよ……。
  あと、使っているMP3プレイヤーが、静電気の影響で音量が大きくなったり小さくなったりします。迷惑。

  さて本日は月曜日ですので、週刊少年ジャンプの話題です!! ジャンプ新年1号、表紙と巻頭カラーは連載20周年突入の「ONE PIECE」であります!!
  マジかよ20年かよ!! そりゃあ我々も年取る筈だな!!
  手に取って表紙を見て、実に驚愕いたしましたよ。そうか、1997年に始まったもんな……。もう20年か……。……あ? ってことは1997年生まれが、来年もうハタチ?? 成人?? 再来年もう成人式?? マジかよ!!(2回目)
  20周年ってことで、今年(2017年)のジャンプ背表紙は、「ONE PIECE」名場面をお届けだそうです。初回はいきなりルフィの初登場シーン!! ここで自分でナイフ指して、あの目の下の傷を作ったんでしたっけね。懐かしいなぁ。

  本編、第848話。ローラに対しては怒り心頭だったけれども、明日の結婚式のことを思えばルフィにケンカを売られたことなんかまったく気にならないご機嫌なビッグマム。しかし宝物庫に族が侵入したと聞いて、目の色を変えていました。その賊というのは、もちろん、ペドロとブルックのこと。ブルック久々にかっこよかったですよ!! ソウルキングの二つ名は伊達じゃないね!!
  怒り収まらぬルフィと、何か考え込んでいる風のナミ。ナミはこんな状況にあっても、どう脱け出すかとか、どうすればこの材料を有利に使えるかとか、そういうことを考えていそうですね。頼もしいなぁ。その2人に会いにきたプリンちゃんでしたが、何やら悲壮な決意を抱えて、ルフィとナミに耳打ちしたのちに「さよなら」と告げていきました。なんだ!? プリンちゃん。何をする気だ!?
  サンジにプロポーズされて嬉しかったのに、でもやっぱりサンジの苦しさのことを考えてしまうプリンちゃんは本当にいい子ですが、でもあんまり自己犠牲が過ぎると誰も喜びませんよ?? 無茶をしなければいいんですが……。

  「ヒーローアカデミア」、第118話。
  かっちゃんと出久、夜中のグラウンドにて。はた目から見るとただのケンカ、というかかっちゃんによる呼び出しや因縁つけに見えますが、実はこれはかっちゃんの悲痛な心の叫びが放たれた瞬間でもあったのです。出久くんがオールマイトに認められてどんどん強くなっていくのに、かっちゃんは、自分のせいでオールマイトを「終わらせた」と思っているのですね。
  でも違う、オールマイトの「終わり」は不可避なものであったし、オールフォーワンとの対決だってあの時に実現してしまっただけで、かっちゃんが引き起こしたものじゃない。それをよく分かっていますし、出久くんだって発言の機会を与えられればそう言ったでしょうね。
  しかし、事実を述べたところで、かっちゃんの心の傷が変わる訳でもなし。爆発させないと、外に出さないと、かっちゃんは今後ヒーローを目指してやっていけなくなってしまうかもしれないのです。
  受け止める為に勝負を受けて立つと決めた出久くんはかっこいいですね……。そんなの、やる義理もないのに。
  義理はないけど受け止めてあげるのも、友情でしょうか。出久くん、がんばって……。

  「ブラック・クローバー」、第89話。
  ダイヤモンド王国からの襲撃を迎撃したのは、ダイヤモンド王国からの亡命者であるファンゼルさん。この人とアスタの出会いとか「最後の弟子」云々は、小説にしかないのですよね。どんな経緯だったのか、もっと詳しく見たいものであります。ぐぬぬ。
  宙に浮いて「ワワワワワ」ってなるゴーレム、可愛い(笑)。
  しかし、ダイヤモンド王国の襲撃の狙いは魔女の森の女王だと分かりましたが、白夜の魔眼とカチ合ったのは偶然なんですかねぇ? もし裏で結託なんかされてたら、厄介なことこの上ないぞ!

  「ハイキュー!!」、第233話。
  全国に行って最初の敵は、空間が把握しづらいこと!! なんせ初めての土地、初めての体育館、初めてのオレンジコートですからね。天井の高さも違いますし、床の感触も違っていて、選手としては戸惑うでしょう。対戦相手の神奈川の高校は全国大会の経験があるようなので、そこでイニシアチブをとられてますね。ムムム。
  烏養コーチの人脈は本当に宝物ですねぇ。山形にも先輩がいて、高校バレーボールチームの指導者をやってるなんて、いかにもっていうかうってつけっていうか。OB会に連絡を取ったから分かったことなのでしょうか??
  そして対戦相手の中にいた岩泉さんっぽい人は、中身はぜんぜん岩泉さんっぽくありませんでした。何故かガッカリしました。んでもって、田中先輩が狡猾になったような人がいらっしゃいますね。変な気分。あ、しかも、チームキャプテンなのか。この坊主頭。

  「鬼滅の刃」、第41話。
  鬼滅隊の“柱”である胡蝶しのぶさんは、鬼を殺せる「毒」を作った人なんだそうです。ちょっとすごい人、って、自分で言ってますよ(笑)。確かにすごい人だけどさ。でもニコニコ笑顔で公平な振りしながら、とんだサディストだよこの人……!(汗)
  ハッ、しかし、毒専門ということは、鬼の毒に侵された善逸を助けてくれた後である可能性も高いのか!! よかったー。もし善逸のところにあの半分半纏の人が行っていたら、もう駄目だったかもしれませんもんね……。ああいや、まだ油断は出来ませんが。でも怪我をしていてもまた元気で会える希望に賭けてますよ!! 善逸も、伊之助も!!
  という訳で「姉さん」も退治されたので、これでこの山の「家族」は全滅ってことになりましょうか。
  炭治郎の刀はもう一度作ってもらえるんですかねぇ??

  センターカラーで「オレゴラッソ」、第2話。幡場はまだまだ素人なので、戦術を習うだのなんだの言うより先に、ドリブルとリフティングから始めたほうがいいんじゃないですかねぇ??(笑)
  守備的になってしまった現代サッカーを、鮮やかに切り開いてくれるアホほど強いストライカー、わたしも見てみたいです!! っていうかやっぱりスポーツは攻めてなんぼだと思うのよねぇぇぇぇ。

  「火ノ丸相撲」、第124話。
  そういえばバトさんってかなり前から出ているのに、個人的な背景が映し出されるのはこれが初めてですね。正直なところ、存在も忘れかけておりました。いかんいかん。しかしずいぶん鼻っ柱の強い留学生だったのですねぇ。そして天王寺さんに厳しくしつけてもらった、と。これは懐いてますわ(確信)。
  組み技が基本のモンゴル相撲を経てきている筈なのに、佑真さんに対しては「突き」で激しく攻めてきましたよ!! あえての突きで!! 佑真さんはどう対抗するのか、レイナさんと共にぎゅっと身体を固くして見守りたい所存であります。ううう、緊張するわ、これ。

  センターカラーで「ネバーランド」、第18話。
  地下室に忍び込んでいる間に、書斎へママが帰ってきてしまい、大ピンチのドンとギルダ。しかしママは鍵がないことに気付いて戻ってきた訳ではなく、ごく普通に用事で書斎へ入ってきただけだったようなので、なんとか姿を見られる前に脱出することには成功しました。
  けれども鍵を返す段階で、年少者を使って戻したものの、ママに不信感を抱かせてしまいましたね。確かにこれはレイにしてみれば、余計なことしやがって、ってなもんでしょう。
  でもドンもギルダも、中途半端な嘘でごまかされたくはないでしょうし、一緒に逃げようと誘いかけられた以上、何も知らないままでは済まされませんよね。ふとしたことからエマの嘘に気付いてしまった2人でしたが、自分たちを守る為の嘘だということにも気付いていて、守られるばかりの身が悔しいと言ってドンは涙を流すのでした。
  親の心子知らずって、こんな感じでしょうかね……。

  「ソーマ」、第194話。
  一発逆転の希望をつなぐべく、薊に「集団食戟」を持ち掛けた創真父こと城一郎。そういえば城一郎も、かたくなに薊のことを「中村」と呼んでいますね。結婚して名字が変わってまだ呼び慣れないからつい旧姓で呼んじゃう、とかいう、女性にありがちのあの現象でもなさそうですし。うーむ。
  しかしこの薊との交渉までに、おじいさまこと仙左衛門さんと城一郎氏を北海道へ手引きしたのは、なんと堂島先輩だったとのこと。いったいどうして? と思いましたが、のちのデラックス寝台列車での堂島先輩とタクミ&田所ちゃんの会話を聞く限り、堂島先輩も、薊政権転覆を狙っているようですね。というより、かねてより城一郎と示し合わせていたのでしょう。
  そういうことで、ついに過去編突入ですよ! 城一郎と堂島先輩、そして薊の高校生時代に何があったのか、やっと明かされるんですね!! っていうか中3時代の薊パパ、めっちゃかわいいな!! えりな嬢にほんのり似てますね。ほんのりとね。

  「青春兵器」、第8話。あの頭のネジって、微調整も可能なのか……。今まで2度緩んで、そのたびに(英二が)ひどい目に遭ってきた訳ですが、それでもネジ穴を埋めるとかぜんぶ閉めちゃってネジごと埋めるとか、そういう手段を取らないのは、これが零一の切り札だからなんですね。
  切り札を初恋でホイホイ切る零一……(笑)。まぁ、でも、恋をしたら全力ってのもすごく青春っぽいですね。ええ。

  「左門くん」、第60話。サブタイトル直接的スギません??(笑) 「左門くんは変態」って! 好きで変態になった訳じゃないのに!! ……とは思いましたが、よく考えてみれば自業自得でもあるのかな、と……。
  ともあれ、トンガリを死守する為に「霊的結合」までした左門くんでしたが、ヤーさんの手刀の前にあえなくトンガリは折り飛ばされ、軽い笑いと共に天使ヶ原さんの頭上へ(今週一の残虐なシーン)。しかしその後に「霊的結合」が効果を発揮したのか何なのか、なんと左門くんの魂はトンガリに宿り肉体から引き離され、更に、天使ヶ原さんの頭上に「接着」されてしまったのです!!
  するってぇとどうなるか!?
  天使ヶ原さんと一緒にお風呂に入ったり、妹と一緒にお風呂に入ったり、お風呂が壊れたからみんなで銭湯へ行ったり……その……、すごく、とっても、左門くんにとってとても大変な日々が続いたのでした(欺瞞)。
  アガリアレプトさんの活躍のお陰でなんとか元に戻れましたが……。アガっち便利スギません??
  嫌っている筈の相手でも、同い年の異性の油断しまくった裸体というものはやはり衝撃なんでしょうなぁ……(ゲスな感想)。


  はなはだ簡単ではありますが、今週このへんで。次号は合併号ですよ!
  ではではー。

「左門くんはサモナー」、6巻

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  みなさまこんばんは! 辛子明太子で白いごはんが食べられてたいへん幸せな皿洗いです!! 辛子明太子は好きです……魚卵の中ではいちばん好きです。イクラよりももっと赤い悪魔であります。美味しい!
  でもちょっとお高めなので、時々安売りしているのを狙って買うのであります。美味しい!

  さて本日は軽いノリで「左門くんはサモナー」6巻の話題!
  出たのは少し前でしたが、表紙は夏祭りの浴衣ご一行であります。風情があっていいですねぇ。

  中身はまず、サタナキア大将とアガリアレプト司令の初登場シーン! ふだん苦労しているネビロス中将をねぎらおうと、サプライズパーティーを企画したのですが……真面目な中将に怒られる結果になり、挙句、ネビロスさんはパーティーを一人で中座して帰ってしまうのでした。なにこれ切ない(笑)。
  左門くんという横暴なサモナーがいるとは言え、大きな敵もいないし果たすべき目的も特にないし(そう見えます)、悪魔のみなさん、暇にしてるんですかねぇ。まぁもしかしたら左門くんがダイエットに忙しくて召喚されないもんだから、羽を伸ばしたい気持ちになったのかもしれませんね。それはそれで責められることではないけれども……。
  この話だけでも十分、ネビロスさんが真面目で融通が利かない人だということが分かりますね。
  きっとこの日も、遅刻せずにバイトへ行ったに違いありませんよ(笑)。

  そして茨木童子の、恋の顛末。結局この話は、ヤーさんに想いを伝えることすら出来ませんでした。面と向かって「好きだ」と言ったにもかかわらずね!!(汗) こんなことってあるのかい……。
  不良を見るや否や攻撃対象として認識してしまうヤーさん側にだいぶ問題があるように思いますので、この攻撃的な性格をなんとか治してもらわない限りは、茨木童子も報われませんねぇ。誰かが仲介したところで、相手が彼であるなら結果は同じだと思いますし。
  この回では左門くんはほとんど見てるだけでしたね。恋愛相談は守備範囲じゃないんだろうなー。

  そして、夏祭りの回。アンリさんが「祭りに行くぞ!」と、意気揚々と誘ってきたのでみんなでそろって行きましたよ。こうして夏に浴衣を着て集まれる機会があるのはいいことですね。みんなちゃんと着こなしていて、似合っていますし。
  アンリさんの浴衣の柄、矢絣か何か? と思ったのですが、よく考えるとこれはふだん彼女が着ているあの衣装の袖に入っている模様でした。何か意味があるんですかねぇ?? ぱっと見、タイヤ痕にも見えて、轢死体の暗喩かとも思いましたが……さすがにそれは深読みがスギました(笑)。
  でも死体の合わせなんですよね、これ。明確に逆手前。こんなの着てるのはアンリさんぐらいなもんだ。こちらは間違いなく、死のイメージなのでしょう。
  天使ヶ原さんが桜柄、笑美ちゃんがトンボ柄(季節感はまったく統一しない!)、そしてヤーさんがまた別のお花の柄でした。でも表紙ではあやめ柄の浴衣を着てるんですよね、ヤーさん。どうして表紙だけ違うのか……。あやめ柄は、本編中ではリンちゃんが着てました。
  小鳥ちゃんがツバメ柄なのが可愛いですね。「小鳥」で、浴衣の柄になりそうな種類を考えた結果かと推察しますが、意外と地味だけどけっこうありそうで、そして小鳥ちゃんが着ていると可愛いです。
  ルキフグス宰相の浴衣、「OTAKU」柄って、それ誰かが作ったのかな(笑)。どう見ても特注ですよね(笑)。でも作るとしたら誰が作るんでしょうか……。悪魔って、服作りが得意とか、そういう能力の悪魔もいるんですかね?? あと、花火作りも(笑)。

  んでもって、天使ヶ原さんの手羽先狂いな一面がよく分かる、手羽プリン回。正直に言って、狂気の沙汰でした(率直)。天使ヶ原さんが手羽先が大好きだという話は前の巻にも出てきましたが、ここまでのものだとは知りませんでしたよ。この設定ってどういう意図で盛り込まれてんの??(汗)
  匂いがすると言ってはホラーゲームの敵キャラみたいな恐怖感と共に台所へ進軍してきたり、自分のプリンをいじられて殺気を放ったり、とにかく尋常じゃない。いつもはツッコミ役の天使ヶ原さんがこんなにブレイカーになるとは、誰が想像したでしょうか……。
  でもねぇ、手羽プリン……。珍味というか、面白スイーツとしてはありかもしれませんが、リンちゃんが一口食べて「腐ってる」と判断したほどのまずさなんですよね?? しかも九頭龍くんも、「これを食べて笑顔になる人間がイメージできねーよ」と言うほどの代物。そこまで言われるまずさってどんなもんなのよ……。そして、それを好んで食べている天使ヶ原さんの悪食っぷりと言ったら、もう。
  ゴミに等しいとまで言われた手羽プリンの為に天使ヶ原家が血の海(主に左門くんと九頭龍くんの血で)になるなんて、本当に理不尽な話だと思いますわ。ひっどいわー。
  日頃は仏なのに、手羽先が絡んだ時の天使ヶ原さんは、ギャップにしてもひどいと言うしかないところまでひどい。本当にひどいです。どうしてこうなった!!

  食べ物ネタが続いて、小鳥ちゃんの美味しそうな卵焼き登場! 先生の真似したから上手に出来た、って、サラッと言いますが相変わらず器用だなぁ、この子。
  しかしよりによって九頭龍くんとメニューがかぶってしまい、思わず逃げ出した小鳥ちゃん。その逃げ出した先に、アンリさん登場ですよ(笑)。逃げた先が屋上でしたからね。割といつもここにいらっしゃいますし、アンリさん。
  そこで語られるアンリさんと左門くんの愛のメモリーがあまりにもバイオレンスすぎて、改めて振り返ってみると「うわぁ……」という気持ちになります。左門くん、アンリさんに「友達」と認めてもらいたいってがんばってはおりますが、友達になったら体がいつくあっても持たないんじゃないですかねぇ。
  現に今だって持ってませんしね(汗)。
  小鳥ちゃんと左門くんは、どうなんでしょう?? 左門くんはけっこう小鳥ちゃんを構って、可愛がってあげているように見えますが、恋愛対象としてはどう考えているのかな?? 例えば小鳥ちゃんに告白されたら、どう答えるのでしょうね??

  そんな左門くんとアンリさんの初めての出会い、思い出が、ついに語られましたよ。「友達」になりたければ余と同等の強さを身に着けよ、と言われて、我武者羅に修行をがんばってきた左門くん。努力の男で、なんでもコツコツとした地道な作業の積み重ねで得てきて、それで今の彼があるのであります。
  左門くんって自信ありげにいつも見えるなぁ、と思っておりましたが、こういう大変な時間を重ねてきたからこそ胸を張っていられるのかもしれませんね。……でもそれならそれで、努力の尊さっていうか、それが必ず結果を伴うものだって知っている筈なのに、なんで試験対策の九頭龍くんに悪魔ドーピングなんかさせるかね(笑)。あの時は天使ヶ原さんに対抗したい気持ちでいっぱいだったんですかねぇ。
  アンリさんは一人の時間が長すぎて、まともに他者とコミュニケーションもとれなくなってしまったようですね。こういう状態はよろしくありません。人でも、悪魔でも。やはりある程度は他人と関わって生きていきませんとねぇ。いましめ。

  更にこの巻では、六柱の最後の一人、第四柱のフルーレティ中将が登場! グイグイと押しの強さを利用して天使ヶ原さんをアイドルにスカウトし、デビューさせ、そして経済効果を狙うというけっこうやり手の悪魔であります。しかし近頃は、悪魔も貨幣経済なんですかねぇ?(笑) いやいや、もっと概念的な「経済」かもしれませんけどね。概念ってなんだ。
  ともあれ、アガリアレプトとサルガタナスを連れた左門くん(ハンガー)とフルーレティの攻防はなかなか見ごたえがありました。左門くんはいろんな敵と戦いますが、そのどれもが独自の戦いに展開していって、そしてそのどれもにちゃんと勝っているところがすごいですね。
  今回は勝ち、と言うよりも、「相手の勝ち」を封じたって感じでしたが。
  ところで最後のパスワードロック、フルーレティさんは本当に答えを知っていたんですかね。プロデューサーだからって、所属アイドルの下着の色まで把握してるとか、ぶっちゃけ気色悪いのですが(笑)。え、プロデューサーってそういうものなんですか?? これ普通なの?? そんな訳ないよね??
  パスワードが本当にあったとしたらば、サタナキアに聞いて適当な色を入れていたのか、それとも勝手に彼女の私物を盗み見たのか……。前者であってくれ(祈念)。もしくはアガリアレプトが答えられないと踏んで、パスワード自体がフェイクだったとか??
  いろいろ考えられますが、仕事の鬼に翻弄される司令も見ていて乙なものでした。アガリアレプトさんのがんばってる感
わたしは好きですよ。眉毛のほとんどないおっさんではありますが、けっこうお気に入りのキャラではあります。


  他、一話。そして更に、ゲスでニートでどうしようもない「おそ松さん」とのコラボ漫画も収録されて、たいへん読み応えのある6巻でした!! おそ松さんの話、ひどかったです……。もう本当にひどかった……。でもこの場合、ひどいっていうのは褒め言葉なんだろうな、って思うのであります(笑)。トトコちゃん意外に鬼畜だったな。
  7巻も楽しみであります!

  ではではー。

「おとなりコンプレックス」1巻

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  みなさまこんばんは! 今日は郵便局で、年賀状の注文をしてきた皿洗いです。写真プリント付きの年賀状を刷ってもらって、それに宛て名とメッセージを書いて出すだけの簡単な年末のお仕事!! 今年はきちんと大掃除もやろうと思っております……。家人の協力が必要不可欠ですが。
  まぁでも、ひとつ用件が片付いたので、ホッとしますね。

  さて本日はリブレ出版クロフネコミックスから出ております、野々村朔先生の「おとなりコンプレックス」の話題! イケメン女装男子とナチュラルイケメン女子の、おうちがお隣同士の仲良し幼馴染み大学生ラブコメ(?)であります。
  ネットでしょっちゅう広告を見かけていて気になっていたのですが、ある日某書店で試し読みを読んで、やっぱり買おうと決めました。っていうかネットの広告で見ていた時は女の子のほうをマジで男の子だと勘違いしていて、BLコミックスなのかと思ってました(笑)。出版もリブレですしね。BLが得意な。
  そして本編読んでも男の子にしか見えませんでした!!(笑) 男子にしか見えない系ヒロイン。割と新しいと思います。

  まぁ、女装男子と、男子にしか見えない女子っていうちょっと変わった設定を除けば、割とふつうの少女漫画なのですが、その枠組みを外してしまうと成り立たない話の展開も多々ありまして。こういう奇抜な前提で目を引くような漫画は、のちのちその設定自体がおざなりになることもなくはないのですが、この物語はちゃんと設定を生かしていてしかもそれを上手く使っているので、読んでいて面白いです。
  女装男子の女装が本当にキレイで、感心するレベルですわ(笑)。服のセンスなんかもいいですし、人ってメイクだけでここまで変わるのかー、なんてことも思いますし。地の顔も割とキレイ系ですね、この男子。そして女装していると100%女子だと思われるほどの変装度! メイク施すお姉ちゃんすごい!!
  でもちゃんと「女装」だって分かるところが、この物語の肝でしょうか(笑)。手の感じとか、手首の骨部分がボコッとなっているところなどがリアルで、「あ、男子だ」ってちゃんと分かるのですよ。声は聞いていないので(漫画ですから)分かりませんが、意図して高い声で喋っていたら見抜けませんけど……首とか、たぶん、喉仏がしっかり出ているのだと思います。けっこう首元の開いたカットソーなど着ておりますが、そこらへんは大丈夫なのでしょうか??
  あ、でも、「大丈夫か?」と思って見返してみたら、合コンのシーンではストール巻いてますね、喉元に。ちゃんと考えてるんだなぁ。
  外出時もストールかハイネックが多いですね。むむぅ。
  そして男の服装(地)で行動しているところをよく見ても、そんなに喉の凹凸は感じられませんでした。他の男子はささやかながらちゃんと喉仏がありますが。やっぱ元の素材が女装に適しているってことなんですね。それをさりげなく示してあるあたり、レベル高いなって思います。
  ……女装男子について熱く語る日が来るとは(笑)。

  本人は好きで女装している訳ではないところがこれまた面白いところというか。メイク大好きで職にもしている姉にいじられるのを、もう、抵抗を諦めて受け入れているのでこんなことになってしまったようなのですが、本人もちゃんとバーゲンを狙って女ものの服を買っていたりと、積極的に女装に加担している節があるので「不本意」とは言い難い領域に入りつつあるのではないかと……。そんな気がしてなりません。
  まぁ、女性のほうが服もアクセサリーも、選択肢が豊富ですしね。慣れてしまったら「やりたい服装」とか、「目指したい雰囲気」とか出てきちゃって、ゲーム感覚でハマっているのかもしれませんし。メイクアップアーティストの息子であり、この姉の弟なんですから、オシャレ自体は好きなのでしょう。
  しかし意識して読み返してみると、女装の回数自体はそんなに多くないんですね。男の服装(地)でいる時のほうが多いな。男の格好でいても、けっこうオシャレさんであります。かっこいいしね。

  かたやヒロイン。服装にあまり気を遣わない、けれどもそこそこカッコいい、まさにナチュラルイケメンであります!! これで女じゃなければ……!! って、なんとなく聞いたことのある台詞を思わず口走りそうになります(笑)。
  でも手首や首元なんかはやはり女性らしいフォルムで、ちょっと天然でお人好しで年がら年中ボーっとしているおとぼけさんではありますが、優しいし気遣いはあるし礼儀正しいし、とってもいい子だと思いますよ。そして元バレー選手! 高校(女子高)時代は強豪校で主将をしていたと言いますから、なかなかのレベルであったと思われます。
  それが今も「スポーツ観戦」という趣味に繋がっているようですね。やっぱ経験のある種目って、見ていると熱くなりますよね。そういう熱血っぽい部分もあったり。
  しかし何回読んでも女子に見えない……!!
  本当にこういう子ってたまにいるから困る(笑)。せめて髪を伸ばしてくれたら違うんでしょうけど、ベリーショートが似合うから、また困る!!(笑) 女子トイレにいたらナチュラルに驚かれるっていうのも、よく分かります。声はどうなんでしょうね?? 体が大きいと低くなりがちですが、そこまで野太い声にはなりませんでしょう、普通。
  もう普通の定義がグラグラしてますけどね(笑)。
  靴のサイズが27センチってところでちょっと衝撃を受けました。足デカい!! それじゃあ女性ものの靴なんてほとんど買えませんでしょう。でかい靴の専門店を押さえておかなくては(切実)。
  あと、サイズがないからって可愛いパンプスの購入を諦めようとする描写があるのですが、そこでお店の人が「店頭サイズが26センチまで」って言っているのを読んでリアルに「いいなぁ!」って思いました(涙)。自分、25センチか25.5センチで靴を買いたいのですが、店頭にはだいたい24.5センチまでしか置いてないんですよ!! 机ダァン!!
  サイズを言ったら「あっ、それはないですねー」ってサラッと言いやがったAB〇マートの店員をわたしは許さない!! っていうか靴屋はもっとデカいサイズを豊富に展開すべき!! なんか巨乳の子もブラジャーについてこんなこと言ってた気がする!!

  話がめっきりずれてしまいましたが、バレー女子にありがちな男らしさを保ちつつも中身が乙女(ただしボーっとしている)なヒロインと、そのヒロインへの思いをぜんぜん気付かれなくてもだもだする女装男子の組み合わせ、そしてそれを取り巻く人々の恋愛事情が絡む、読み応えのある漫画であります。
  女装状態で他の男子に惚れられたり、男子の状態で長年の片思いを昔の同級生からぶつけられたり、けれども本人は一途にずっとヒロインのことが好きでいるのだったり、と。構図としてはなんてことない、若き日の恋愛事情のもつれでありますが、描き方が上手くて引き込まれますね。
  絵も上手いし……途中で出てくる「昔の同級生」が本当に可愛くて、眼福でございました。

  連載はPixivコミックで、1巻の続きがネットですぐ読めるのですが、現在は更新が停止しているようですね。作者さんの体調不良だとか?? ものすごくいいところで止まってしまっているので、早く続きを!! と、焦りに駆られます。ああああ、続きが読みたいよーーー!!
  こんなに焦燥感に駆られる漫画も久々だなぁ。しばらく少女漫画から遠ざかっておりましたから、好きだの嫌いだの最初に言い出したのは誰ー?? な漫画に久々にゴロンゴロンしております(比喩表現)。
  あっ、あと、些細なことなんですが、主人公たちが大学生だっていうところもポイント高いですね!! 高校生の漫画にはもう飽き飽きしているので。最近の少女漫画って高校生主人公ばっかりなんだもの……。卒業後も描けばいいのに、2年次終わったら最終回とか、もしくはなかなか卒業しないとか(笑)、そういうの多スギんよ……。モラトリアムが一向に終わらないよ……。


  という訳で、おススメの漫画であります!! この先、真琴(女装男子)とあきら(イケメン女子)がどうなってしまうのか、早く続きが読みたい気持ちでいっぱいであります!! 作者さん、早くよくなってくださいね!!

  ではではー。

モーニング2・3合併号

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  みなさまこんにちは。珍しく午前中(深夜ではなく!)からパソコン叩いている皿洗いです。仕事が立て込んでいて、とても疲れております。こんな疲れた状態で、下旬の親友の結婚式に出ていいものなのか!? 自問します。
  しかし、2月の自分の式と、先月の友人と、そして今月の親友と。今年は珍しく、結婚式の当たり年だったな……。3回もってのはさすがに初めてかな……。

  さて本日は一日遅れで、モーニングの話題。モーニング2・3合併号、表紙は「宇宙兄弟」であります! ロシア国旗とヒビトですね。そしてカラーページにて、小山先生のロケット打ち上げ見学レポートが載っておりました。先生、ロケットにイラスト描いたんだ!(というか、ロケットに載せるイラストを担当した、と言ったほうが正しいのでしょうか??) すげーなぁ。
  ロケットにイラストが描かれるのは世界初だそうですが、ちょっと意外ですね。やはり塗料も、シビアな質量コントロールの前に、制限されてしまうのでしょうか?? でも今は貼るだけで便利なフィルムとかもありますし、より軽量化していけば、もっと気軽にロケットを飾れるかもしれませんね。記号や番号は入れてますもんね、今までも。

  そして「宇宙兄弟」、第286話。
  巨大な遠心分離器のようなものに入れられて、Gをかけられる謎訓練! 7Gぐらいでだいたいの人は気を失うそうでして、訓練では8Gを耐え切れないと修了にならないとのこと。なんだそれ、きついな。なんとなく「ドラゴンボール」を思い出しましたよ。悟空がナメック星へ行く時に、宇宙船の中で重力コントロールを駆使してGの中で特訓していた、っていう、あれ。遠心力を使わずにどうやってGを捻出していたのか……。ん? それともあの宇宙船、実は高速回転しながら進んでいたのか??(笑)
  確か、地球外のテクノロジーを流用していた筈なので、そこんところはいくらでも理屈付け出来るんでしょうけどね。
  ヒビトはやっとロシアの宇宙飛行士候補たちに馴染み始めており、徐々に受け入れられているようでした。最初は固いけれども、一緒に過ごしていくうち、ごはんを食べたり酒を酌み交わしたりして、どんどん仲良くなるのがロシア人。なんだそうです。まぁ、そりゃ、暑い国の人とは温度が違いますよね。間違いない。
  兄のムッタの話をして、妙に受けているようであります。一体何を話していたんだ(笑)。
  そしていよいよ、月に行くメンバーの「バックアップクルー」を選ぶ段階まで来ました! いつかムッタも、ビンスさんのバックアップに選ばれるべく、ケンジと対峙したものでしたね……。仲良く過ごしていたのに、振り分けられて運命の明暗が別れちゃうのは切ないけれども、仲がいいってだけじゃメンバーにはなれませんからねぇ。むむむ。心苦しい瞬間。
  実際の宇宙飛行士たちは、そういう別れや分かれ道を、どんな思いで過ごしてきたのでしょうね?? 宇宙飛行士へのインタビューはあってもそんな質問はなかなか見ませんから、興味があります。

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第99話。今回は札幌ドーム編。
  北海道へトレードで移住した則川さん。奥さんの実家で1歳の息子と暮らしていて、そこそこ平穏にやっているようであります。互いが互いに感謝の気持ちを持ち続けているからこそ、同居ってのは上手くいくんですねぇ。
  則川は中継ぎで入ったもののうまく仕事が果たせず、それからはしばらく出番がなく、厳しい時間を過ごしたようであります。けれども諸事情で「先発」を任されてみたら、これが意外とうまくいき、初回で3失点するもののあとは右肩上がりによくなる不思議なピッチングを見せたのでした。
  これを本人は、汗っかきの自分に北海道の気候が合っているのかもしれない、と分析しております。そりゃあ、シーズンの半分はホームの試合の筈ですからね。北海道が楽なら、ここでの先発が有利に決まってますよね。でもそんなことは、「中継ぎ」でい続けたら分からなかったことなのですよ。ひょんなきっかけで、という日本語がありますが、この場合はまさにそれで、ひょんなきっかけが続けて則川は思いがけない活躍の場を見出したのでした!
  やったじゃん!
  これからも北海道でがんばってくれたら、と思わずにいられません。

  「コウノドリ」、第178話。離島研修に行っているゴロー先生。もうすぐ研修が終わり、本土のペルソナへ帰ってくる筈ですが、離島の病院のみなさまからは惜しまれているご様子。こういう小さな島は、新しい人が入ってきただけで興味を引くでしょうしね。若いけど優秀で、人当たりもいいお医者さん(産科医)ともなれば、もっと居てほしいと願われても無理はありません。
  っていうか、ここで引き留められたとして、この生活をずっと続けていくことって出来るんですかね? 雇用とか、住居とかの問題はクリアされるんですかね??
  ともあれ、そんな折の雨の中、前から「むくみが気になる」と言っていた消防署長のお宅のお嫁さん(息子嫁)、来院。血圧の高さが気になるので、ここよりも本土で分娩させたほうがいいという判断になり、フェリーが止まっちゃったのでヘリを呼ぶことに。……なったのですが、そこへ更に隣の島から顔見知りの妊婦さんが。なんだか出血があるという……。
  トラブル続発! あとから来た妊婦さんのほうが緊急性が高いってことで、ヘリの順番が代わりまして、納得のいかない消防署長の息子さんは怒っております。さもありなん。でも、もう片方の妊婦さん、27週なのよ! めっちゃ早産なのよ! しかももう子宮口が開いているのよ!! 分かってあげて~。
  と、傍から見ていると思ってしまいますが、当事者だったら納得いかないでしょうねぇ~。これが東京の病院だったらどちらの妊婦さんにもきっと問題なく対処出来ましょうに。搬送だって車(救急車)で行けるのに……。
  離島はこういう時、本当に大変ですね。海の天気が生活に直結してきますからね。

  「終電ちゃん」、第18話。終電ちゃんが大集合して、「終電」のない大晦日の夜、温泉地でのんびりリフレッシュ!
  ついに常磐線の終電ちゃんが登場しましたが、出てくるなりいきなり山手線の終電ちゃんとケンカしております。乗り継ぎで迷惑かけられているからどうも仲が良くないようですが、常磐線が「田舎者」って罵られているのを見るとどうにも心が痛みます(笑)。だってそんなん、反論のしようがないじゃん!!
  山に帰れ、って言ってますけど、常磐線の走る場所はあんまり山はありませんよね。茨城のだだっ広い平野をどんどん走っていくイメージがあります。
  しかし乗り継ぎで云々、とか言ったら、山手線は周辺各線に確実に嫌われていると思いますが(笑)。それでも最強なのはやはり山手線だと思います。利用者数的な意味で。
  まったり年越し、いいですねぇ。楽しそうで何よりです!

  「疾風の勇人」、第43話。
  トルーマン大統領と話しているダレス特使。やけに日本に肩入れしますね、と言われて、日本で見聞きしたこの国の美徳や国民性、そして地図上で見る日本という国の防衛的意味を語っております。アメリカ人から見ると「サムライ」とか「ニンジャ」って、ちょっと不思議で独特の美学を持った、エキゾチックジャパンの代表的存在なのかもしれませんね。
  一方、全権団の飛行機。団の一人である一万田(いちまだ)さんに「盗っ人」と呼ばれた勇人さんはイライラしておりましたが、そもそも大蔵相のポストは最初にこの方に打診されていたのだということを宮澤さんの解説で知るのでした。しかし一万田さんは「話があった」だけの段階でもう大蔵大臣のように動き始め、GHQのホイットニーさんに接近するやら、マーカットさんを接待するやらやってしまい、吉田さんを怒らせたと。
  じゃあ、自業自得じゃん……。
  「吉田学校」も出来たばかりでしたし、首相の腹積もりをよく分かっていなかったのが敗因でしょうね。

  「会長」。自身の失恋話を上司である島さんに報告する三代秘書(笑)。もうこの人、どんだけ恋愛脳なの。どんだけ失恋に振り回されてんの。それに付き合ってあげる島会長優しいな!
  万亀さんはもはや女性というくくりに収まれる人ではない気がします(笑)。彼女を基準に異性を考えてはいけない!!

  「バンデット」、第10話。
  捕らえられ、誰の指示で忍び込んだのか吐けと拷問される石。しかし片手の指をすべて折られても口を割らず、名前通りの「石」を貫きます。面白がって、立てた杭に縛られた石に矢を射かけてくる土岐氏の侍を挑発し、上手いことやってそこから脱出! 自身を戒めていた杭を使って生臭坊主・九戒を殺し、見事に逃げおおせたのでした。
  でもすっごい重症なんですけど、これ……。
  室町の頃って、骨折はどう治してたのかなぁ。

  「鳥葬のバベル」、第12話。
  顔を変えて拘置所に入り込んでいた男は宗助を殺そうとし、放っておけばあなたは「僕たち」を殺すから、と言い出しました。僕たちって? と訊けば、「鳥葬」から帰ってきた者たち、つまり「蘇った人たち」ということになりますね。そういう危険性があるとしたら、何故、翼の女性は宗助を助けようとしたのでしょうね? 彼女はこの男とは別の一派なのかな??
  死んでしまう、「かつてあなたの両親を殺した男と同じように」って言っているので……20年前の殺人事件の犯人は、もう死んでいるってことでしょうか?? それも、宗助が殺したと??
  鳥葬と宗助には、浅からぬ縁があるようですね。
  事情を話して黒田刑事に協力を仰いだ宗助。いろいろしこりは残っておりますが、2人はこの異常な状況下で手を組むことになったようであります。
  っていうか、もう宗助を殺そうとした存在が刑務官の格好でそこらをうろついているじゃないですか!! どういうこと!? その服はどうやって奪ったの!?

  「眼鏡橋華子」、第4話。今回出てきた眼鏡はこれまたかっこいいですね!! バイクのマフラーを思い出す、とまで言われる上部のフレームに狂気を感じます。丸い穴が等間隔に空いてるんですもの……。
  世の中、色んなフレームがあるものなんですねぇ。
  しかしこの漫画に出てくる眼鏡は、どれも実在する商品なのでしょうか??

  「ギャングース」、第161話。あああああ、最終回まであと3話だと!!?? これカズキが死んでエンドとかじゃないでしょうね!!??
  とにかく、カズキのピンチに踏み込んできたのは、なんと機動隊!? え、なんでなんで?? 誰か通報しました?? でも通報だけじゃ機動隊は来ないだろ、と思っていたら……なんと! 宮島さん久々の登場だーーー!! 雌伏の時を過ごし、独自に安達氏を追って、カズキたちのタタキに乗じて安達確保の瞬間まで漕ぎつけたのでした!! やるぅ!
  高田くんは保護されて応急処置をされたので、とりあえず一命はとりとめるかと思います。あーホッとした!
  でもカズキが……なんかもう、これから死ぬ人間みたいな台詞はいてますよ……。ダメだよカズキ、生きて! まだ日本買収してないよ!! 頼むから生きてくれ!!
  スーツの中に手榴弾仕込んでる力也マジ鬼畜……。普通そんなもん持ってないよね!! スーツの中にそんなのあったら服がボコってなって不自然で仕方ありませんよね!? 「武装」の基準が違いすぎてもう……機動隊員、大丈夫でしたでしょうか。
  ついでに言いますが、サイケのブス専はもしや身内(兄)のせいなんじゃなかろうか!? と思わせる兄弟の会話もありました。サイケは純粋に兄貴を慕っているんだなぁ。家族っていいですね。

  モーニングゼロ、10月期佳作、本間実(ほんま・まこと)先生の「元女神のブログ」。
  もともと泉の女神だった女性が人間と結婚して、娘を授かり、日々幸せに暮らしているけれども……ふとした時に訪れるのは、過去の自分は何だったんだろうという、宛てのない自問。泉の女神として存在していた頃のほうが、自分らしかったと思ってしまうのはどうしてなのか、と。
  ブログにそれらを書き連ね、それを見た夫(いい人)に「今度あの泉までピクニックに行こう」と提案され、人間になってから本当に久しぶりに訪れてみれば……思ったより、小さかった。あれ? こんなもんだったっけ? という、よくあるノスタルジー(笑)。
  この漫画の直前に選考会レポートが掲載されてまして、この作品については「泉の女神や元人魚が出てくるのに、ホームドラマとして成り立っているのがすごい」という意見と、「問題は結局解決してないじゃないか」という意見が出ていたようであります。でも、日常ってそんなもんじゃないですか?? 漠然と感じている感情に答えなんかなくて、日々の暮らしに追われるほうがよほど大事、家族に感謝を、愛を、そして昔を振り返ってまた前に進める。そういう、素晴らしい時間がある。
  そんなものが詰まっていたので、下手な問題解決のカタルシスなんかよりもずっと素敵でした!! 面白かった!!
  泉の女神じゃなくなっても、いずみさんは美人で素敵なお母さんですね。かーわいい!

  「カバチ」。浦見さんが現代に舞い降りた!!(笑) 額が禿げあがっているところが異様にリアルで戦慄しました。若い頃から嫌な奴だなってすぐ分かるご面相だったのに、それが半端に禿げてますます悪化しておる(笑)。たぶんこれ、頭頂部もだいぶいってんだろうなぁ~。
  歪んだ口に、彼の性根を見る思いですよ。あああ、おぞましい。っていうか金田さんは、またこの人と関わらなくちゃいけないのか(笑)。

  「CITY」、第11話。雑誌の情報に踊らされて、おかしな「アヒル口」を繰り出す新倉さんと南雲さん(笑)。お前ら「アヒル口」見たことないのか(笑)。最終的に配達員さんに「オエー」と言われて、新倉さんは自身の過ちに気付くのですが……これ、南雲さんがまた後日使ったら、事件になる気がしますよ……。くわばらくわばら。


  ではでは!

「進撃の巨人」19巻

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  みなさまこんばんは! 冷たい風にあおられて芯から冷え込んだ体を熱い風呂で温めてきた皿洗いです。風呂っていいですね! 風呂最高!! 人類は風呂に出会って発展してきたのですよ。風呂から古代ローマ人が飛び出すこともあるかもしれません。夢が拡がりますね。

  さて本日は、ついに21巻出ちゃったヤベェ!! という思いで書きます、「進撃の巨人」19巻の話題であります。
  こんなことを言うのも今更ですが、いやもう1巻からずっと思ってましたが、あまりにも人が死に過ぎるのでこの作品の感想を書く時はいつもためらうのですよ。1巻なんか主人公が死んで終わりましたしね(汗)。どんどん死んでいくような話は、個人的には好みではありません!!
  しかし、個人の嗜好を上回る圧倒的引力で、グイグイ読まされてしまいます。何度「なんだってーー!」と驚かされても、次の巻になったらばまた「な、なんだってーーー!!」と叫ばされる。それが「進撃の巨人」という作品だと思います……。
  作者すごい。頭おかしい。

  という訳で、19巻。ウォール・マリア奪還の為にシガンシナ区へ入り、待ち伏せていた巨人の群れに囲まれてさぁどうする!? というところ。
  エルヴィン団長はじっと敵を観察して出方をうかがい、それから作戦を告げるのですが、この間がすごく長かったです……。もう、エルヴィンさん、死を決めたか!? と一瞬思ってしまうほどに(汗)。しかも出してきた指示っていうのが、馬を守る為にエレンを囮にするという、なかなかリスキーなもの。
  だって敵の狙いは「座標」であるエレンで、エレンを生きたまま連れ去るかうなじを別の巨人に噛み千切らせるか、どっちかを絶対にしたい筈ですもんね。ならエレンを追ってくるだろう、ってのが団長の読みで、もしそうならなければエレンは地上の兵団と連動して「獣の巨人」を背後から討つ、挟撃にかかるという2段構えの戦法であります。
  ホント、すぐこんなこと考え付くなんて、エルヴィンさんの指揮力マジすごいです。
  それとも普段から「いつかエレンを囮に使う時は……」とか、妄想しているんですかね。そんな団長は嫌だな……。

  ともあれ、鎧の巨人ことライナーはエルヴィンさんの思惑通り、エレンを追ってきて、エレンはそこそこのところで振り返ってライナーと対峙。単純な戦闘能力なら、アニのほうが怖かったと思い返しております。考えてみれば「女型の巨人」の存在は、返す返すも脅威でしたね。アニを捕らえることが出来ていたのは、ここまでちゃんと響いている訳ですよ。いい影響として。
  それもアニが中央憲兵を希望したからこその展開ですねぇ。中央に潜んで内部を探り、いずれ来る中央襲撃の為の布石としてそうなっていたのかもしれませんが、それが裏目に出たと言いますか、上手く調査兵団に利用された形になったと言えますかね。
  今でもライナーやベルトルトはアニの心配をしているようですが、さすがの「戦士長」とやらも、アニの現在の動向については知るべくもなく。巻の後半ぐらいに出てくるライナーの回想では、戦士長は割と根拠のない励ましを口にしていますね。これは彼が調査兵団の実力をやや見誤っている証拠であり、同時に、壁の内部について詳細に知っている訳ではないことも示していると思います。
  まぁ、アニの件はもちろん調査兵団の機密なんでしょうけど、でも兵団内にスパイが(ライナーとベルトルト以外)いなかったんだ、って知っただけでも価値がありますね。はー、やれやれ。

  話を戻しますと、エレン対ライナー。そこそこの戦いを繰り広げていますが、そこへ調査兵団リヴァイ班(ほとんど同期のみんな)が割って入ってきて、新兵器「雷槍」を取り出しました!
  ニセの王権によって封じられていた各種技術が暴かれ、それによって技術班が作れるようになった新兵器。19巻の表紙でミカサとアルミンが装備しているのが、これですね。槍を打ち込んでピンを外すと、打ち込んだ先で大爆発を起こす! という代物。かなり火力が高いですね!!(汗) よくこんなもん作ったなぁ。それに、爆発より以前に、刺さる槍そのものもかなりの貫通力を誇っていますね。このへんは質量のお陰なのかな? ブレードだとすぐ折れるようになっているぐらいですから、軽くて、重みに欠けますから。
  いやーしかし、これと言い立体起動と言い、どう考えても電気だって満足に無いこの世界の技術では作り出せないものだと思いますが、その辺もまだまだ謎なんですよね……。何処からかもたらされて、それを兵団が流用しているのかな??
  「雷槍」を鎧の巨人のうなじに打ち込んで、そして爆発させ、表層を覆う硬質化を剥がしてライナーを剥き出しにする作戦のようであります。真っ先に飛び込んできたハンジさんとミカサ、カッコイイですねぇ。そしてもちろん、狙うのは目ですよ! 息が合ってる!!
  剥がされ、倒れ、急所に槍を撃ち込まれるその瞬間、ライナーの口から思わず出たのは「待って」という一言。
  ここぞという時に、この大事な瞬間に、少年らしい一面が出てしまってドキリとしました。ライナーでも、こんなこと言うことがあるんですね。いつもかっこつけて余裕ぶってたのに、やっぱり、彼も十代の少年なんだと思わざるを得ません。
  それと同時に、その少し前の瞬間、傷付いて膝を突いた鎧の巨人を見て思わず追撃をためらったサシャやコニーにも、やはり同じような感想を抱きました。戦わざるを得ないからこそ、ここにいるけれども、彼らも兵士というには精神面で脆弱なのかもしれません。でも、相手が顔見知りですから、これは並の人間には耐えられるものではないと思いますけどね……。
  だというのにそこで仲間を叱咤激励したジャンは、本当にがんばっていると思います。ええ。
  誰かジャンを誉めてあげてくださいよ……。

  危機に陥ったライナーが選択したのは、SOSを出すこと。離れた場所で潜んでいたベルトルトが空を飛んで(獣の巨人に投げられて)やってきて、そして頭上で超大型巨人になり、熱風で兵団を吹き散らす! 今までも何度か使った手ですね。
  しかしベルトルトは空中でライナーの姿を確認し、ほぼ死にかけていると気付いて、慌てて投げられていた樽の中から飛び出しました!! その樽の中の耐ショック用のクッションや握り手は何処から用意したものなのか!? 気になる!!
  まぁ、ベルトルトが彼にとって最高の位置で、つまり兵団にとって最悪の位置で変身しなかっただけでも、ライナーをボコボコにした甲斐があったってものであります。ライナーは18巻の最後で、兵長に切り付けられた時も、そして今も、「意識を全身の神経に移し」たり「巨人の脳へ移し」たりして「死」を回避している様子。意外と「うなじ削げば勝ち」って、相手の裁量によって変動するものなんですね。
  でもこんな器用なことが出来るのは、鎧で防御力が高いライナーぐらいのものでしょうか?? だといいのですが。
  そしてベルトルトは追ってきたアルミンと言葉を交わし、襲ってきたミカサの攻撃も回避して、最終的に兵団のハンジ班を巻き込んで巨人化しました。当初の目的は十分に果たしたと言えましょう。ミカサの襲撃で少しでも傷付けられていたらよかったのですが……。うむむ。
  ハンジさん巻き込まれましたか?? まさか……死んだ?? イヤまさか。
  でも回避出来るようなタイミングではなかったように思いますが……。

  頼れる先輩が周辺から一挙にいなくなって、孤立してしまったエレンたち。この少ない人数で(巨人化したエレン、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、サシャの6人)超大型巨人を倒さなくちゃいけない状況になったとか、本気ですか……? いやいや死ぬって。今度こそ死ぬって。
  毎回こんな感想を抱いているような気もします(汗)。いやさ、抱かされているのだ! 我々は!!
  ライナーは急所であるうなじを隠す、あおむけの体勢になって当座をしのいでいるようですね。ほとんど意識もなかったのに、ベルトルトの言葉にしっかり反応していたんだなぁ。こいつらどんだけ仲いいのよ……。エレンが巨人化した当初、我を失って暴走した時にはアルミンがエレンを刺しても言葉を届かせましたが、それと同じぐらいの密度を感じますね。ライナーとベルトルトにも。

  ところで、ライナーの回想によって、ついにマルコの死の瞬間が明らかにされました。穴を塞いだ後の巨人の掃討戦というタイミングで死んだと思われていた彼で、その死のタイミングが不審じゃないかと言われていましたが、予想されていたものより少し早かったようですね。まだ穴は塞がっていなかった。
  しかし、その直前まで仲間と喋っていた彼がどうして死体で見付かったのかは、これで納得出来ました。ライナーとベルトルトの会話を聞いてしまい、その口封じに殺されたんですね。立体起動は、アニに奪われていて。そしてアニはこの時奪って空き家の中に投げ込んでおいた彼の立体起動を後でまた回収し、ソニーとビーンを殺したのち、自分のものとして提出した訳ですね。
  それをアルミンが気付いていて、のちの「女型の巨人」発覚に繋がった、と。
  いやぁ、アニがマルコの立体起動を持っているって、よくアルミンは気付きましたよね。マルコと仲良くしていたからこそ、でしょうか。エルヴィンと同じで、アルミンも、観察眼がすごいなって本当に思います。エレンは基本的に「他人と違う」ものを見聞きしたからこそ重用されている部分がありますが(捕まっていた時とか、父親の記憶とか)、アルミンは「他人と違う」ものの見方をしているからこそ目をかけられているのですね。
  アルミンがどんどん頼れる仲間になっていくなぁ、と思ったのですが、考えてみればアルミンは最初っからずっと頼れる奴でした。かっこいいぜ!

  エレンも巨人化してどんどんまともに戦えるようになってますし、今回もやはりリヴァイ兵長は強くてかっこよかったです。ウス。ミカサは言わずもがなですね。
  しかし状況は絶望あるのみで……。おいどうすんの、ホント、これ。
  そんな19巻であります!


  20巻に続きます! 次はすぐ書きますので。
  ではでは~。
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