Quantcast
Channel: 生涯一漫画読者
Viewing all 991 articles
Browse latest View live

やはり許斐先生はすごかった(笑)。

$
0
0
  みなさまこんばんは! 思いがけず我が家へやってきたBluetoothキーボードを使い、タブレットでの投稿に挑んでいる皿洗いです。キーボードが変わるだけでいろいろ不便ではありますが、この小さなキーボードにもそれなりの良さがありますので、ちょっとやってみようと思った次第であります。
  これに慣れておけば、旅先でもWi-Fiさえあればブログが更新出来るって寸法ですよ。うまくいけばね!
  でも早速、画像が付けられないとかそういう不具合が発生しております(笑)。あとでパソコンから修正しますわ(試みがすでに台無しの感)。

  さて本日は月曜日ですので、週刊正念ジャンプの話題! ジャンプ2・3合併号、表紙はワンピースコスプレのジャンプ全キャラ、そして巻頭カラーはどうしてそうなった!? の、「シン・ゴジラ」コラボの「ハイキュー!!」であります(笑)。
  よく見るとゴジラと対峙する翔陽の頭上に、影山がいますね。操縦席のような感じで……。この方法の操縦は魔神英雄伝ワタルを思い出してしまいます。歳がばれる!(毎度のことですが)

  「ハイキュー!!」、第234話。
  空間にまだ慣れない影山はトスのちょっとしたミスを繰り返し、観客から「まだ1年だから緊張してるんだろ」なんて言われるほど。緊張してたらこんな程度のミスじゃ済まないよぅぅ。しかし、翔陽は緊張しいの性格ですが、影山は萎縮して堅くなった場面なんて、あまりありませんでしたね。誰に会っても、何処へ行っても、マイペース。大物なのか、ただ鈍いのか(笑)。
  向こうに持って行かれそうな流れを切る為に、山口投入! ジャンプフローターサーブで相手のレシーブを乱しますよ。山口、本当に上手くなりましたねぇ。伸び盛りだったってこともあるかと思いますが、自ら進んで嶋田さんに教えを請いに行ったことがいい影響をずっともたらしてくれているのだと思います。
  白帯を狙う山口の視点、かっこよかったですよー。
  そして影山の空間把握のイメージ図もかっこよかったです。立方体が隙間なく連なっているイメージで空間を捉えていて、そして翔陽へドンピシャのトス!! 痺れるぜ~。
  この変人速攻を決めて会場が「……??」ってなってるこの空気、久しぶりですねぇぇぇぇ。烏野、全国デビューですよ!!

  「ONE PIECE」、第849話。
  鏡の中の国でキャロットがピンチ! と思いましたが、なんとそれはブリュレの能力で変身させられたカエルでした。本物は天井裏に潜んでおり、小さな穴から攻撃を繰り出して敵を翻弄しましたよ!! 例の丸薬で巨大化したチョッパーも、久々に見ました。ここまで体の大きさを変えられるのは,充分武器になりうる特徴ですねぇ。
  そして宝物庫で暴れているブルックのところへは、なんと、ビッグ・マムその人が登場!! おおおおおおぃ、いきなりラスボスとご対面とか、ハードモードですね。どうなるんだ!?

  「ヒーローアカデミア」、第119話。
  かっちゃんの思いがけない本音を聞いてしまって、戸惑う出久くん。俯瞰したような目付きとか、本気で彼を追い抜いていくつもりの態度だとか、そういうのが気に入らなかったと。けれども誤解というか、単なる思い違いですね。出久くんはかっちゃんにはよくいじめられていましたが、それでも後を追って行きたいぐらい、かっちゃんがすごかったから。身近なヒーローだったから。憧れていたからこそ、その背中を追っていたのに。
  その視線には、気付かなかったのでしょうか。他のみんなと少し違う視線だったっていうだけで、そこまでかっちゃんの気に障るものだったのでしょうか?
  違いますよね、出久くんをずっと下に見ていたからこそ、こんな苛立ちに包まれるんですよね。
  どうしても出久くんを認められないことも、今のかっちゃんの苦悩に含まれているのかもしれません。いちど勝って、なんとか対等な友人関係まで持っていきたいところですね!

  「背すじピン!」、第79話。
  咲本さんの過去をちょろっと紹介。血筋からしても環境からしても、他の追随を許さぬ存在である、ということがよく分かりました。要するに、敵にするにはあまりにも怖い人だってことであります。
  人の気持ちが分からない男、とかつてサラになじられたようですが、それはきっとそうなんでしょうね。だってこの人、ずっと笑顔に見えますが、芯から笑っている訳じゃなさそうですし。自分たちについてこれないカップルのことなんか省みもせず、自分たちのダンスをずっと追求しているこの感じ、もはや怖いとさえ言えます。
  この人に追いつくには、大変な努力と発想が必要なんでしょうね……。それを一瞬でもおこたったら、もうアウト。競技ダンスってそんな緊張みなぎる世界でしたっけねぇ?(汗)
  八巻先輩達は新必殺技があるようです! どんなのになるんでしょうか?? 楽しみですねぇ。ウキウキ。

  センターカラーで許斐剛先生の読切、「頭突け! 横浜謳歌高校××××部」。
  ボールを助けたが為に「ヘディングしたくなる体」にされてしまった主人公、菩薩坂くん。不良上がりの彼ですが、カツアゲや弱い者いじめは許さない正義の心を持っております。そしてヘディングがしたくてたまらない彼がふとした勘違いから「ヘディス部」へやってきて、そこで初めてだというのに練習試合相手の留学生に勝ってしまう、というお話。 
  とにかく理不尽に「ヘディングがしたくてたまらない」状態にされ、そこでずいぶんと悩んでましたので、発散出来る場があってよかったねとしか……。合間に差し込んでいた投資の話はいったい何だったんだ??(笑)  
  スポーツ漫画かと思ったらギャグ漫画で、グイグイと変則的にギアチェンジしていくような話の流れについていくだけで精一杯でしたが、ものすごく面白かったです。やはり許斐先生は違うな!!(笑) ひと味もふた味も違うな!!
  たいへんいいものを読ませていただきました!(笑)

  「デモンズプラン」、第4話。
  ボロの前に現れたのは、「収集欲」の悪魔、ベロニカ。下の名前は「ストレリチア」というようで、情報屋の女性も「サルビア」だし、花の名前が多いんですかね。ボロも何かしらの意味がありそうですね。
  しかもサルビアも、デモンズプランを追っているという……。引き寄せられるのかなんなのか、どんどん集まってきますね。パトロンの手出しもありますが。

  センターカラーで「ブラック・クローバー」、第90話。
  元教え子の一人、ラドロスはもう見た目通りヤバい奴でした! 喰らった魔法を吸収し、自分の技として放射出来るというもので、さんざん攻撃で喰らったその魔力は全部、彼の中に溜められていたのでした。それを一気に発散したもんだから、森はたちまち焼け野原! 魔女たちもダイヤモンド王国の魔導師たちも、みんな傷付いて倒れてしまいました。
  妻をかばったゼルも倒れ、蹂躙されるドミナを救えない! ……と思ったその瞬間、マルスが間に入って、奥さんを助けてくれました!! え、なんでなんで?? マルス、急に人間らしくなってませんか?? アスタと戦った時、こんなに滑らかに喋りましたっけ??

  「オレゴラッソ」、第3話。話はふつうに面白いのですが、絵の線が太すぎるのが毎回気になります。それだけ。テコンドーをやっていたから浮き玉しか蹴れないって、それでよくサッカー部に入ったよね、この子(笑)。

  「ネバーランド」、第19話。
  ドンとギルダに謝って、改めて「一緒に逃げてくれる?」と問うエマ。2人とも、当たり前だって言って快諾してくれました。少し時間はかかりましたが、これでようやく年長組出揃いましたね! 強い信頼が生み出すチームワークに期待が持てます。
  ノーマンはいろいろ気がかりはあるものの、一番はやはりレイのこと。2人を殺させないため、という彼の台詞が気になっているようです。どういうことだろう? と思いましたが、レイがママと話しているシーンで「次は俺の出荷か」と言っているのを見て、なんとなく察しが付きました。レイは自分を犠牲にして、ノーマンとエマの身の安全を確保しようとしているのではないでしょうか?? 「全員で脱獄なんて無茶」と言い張った主張の中には、「俺は逃げられない」という覚悟もあったのでは……。
  どうしてそう思うに至ったのか、レイの考えをもっと知りたいですね。
  ついにシスターに見付かってしまったこの企みですが、シスターは自分と組まないかと言ってきました。なんで? どういうこと? 彼女と組むことで、ノーマンたちにどういうメリットが?? っていうかこれ、交渉持ちかけられた時点で断る選択肢、なくない??(汗)

  「鬼滅の刃」、第42話。
  倒した筈の累がまた立ち上がってきて、今度こそ炭治郎にとどめを刺そうと迫ってきます! 鬼は首を飛ばされたらだいたいアウトなのかと思っておりましたが、自分で斬った累がセーフだったってことは、あくまでも鬼滅隊の刀がダメだってことなんでしょうね。しかし、斬られる前に斬って回避するって、どんなかわし方だ……。
  次なる術に絡め取られそうになった炭治郎の前に、「柱」が来てくれて、助けてくれましたよ! 水の呼吸なので炭治郎の遠い兄弟子なのだと思われますが、鱗滝さんさえ持っていない型を独自に開発しているなんて、さすがとしか言いようがありませんね。「柱」になるだけあるなぁ。
  でも、意外と小柄ですか?? 炭治郎よりは大きいかもしれませんが、長身って訳ではなさそうです。もしかしてまだ青年って歳でもないのかな??

  「左門くん」、第61話。
  トンガリになって天使ヶ原さんの頭にくっついていた事実をフルーレティに知られてしまい、弱味を握られた左門くんは地下の坑道でのつらい労働に就くことになってしまったのです!!
  って、なんでだよ!(渾身)
  まぁ中将Pも、悪魔が左門くんに召喚されまくって疲弊することを避けたかったんでしょうけど、だからってちょっとやり方が極端スギやしませんかねぇ??(笑) こんな抑え付け方をしていたら、いずれ反発がくるのは必至でしょうに。今回はまぁまぁいいほうに転がったからいいものの……。 
 さしもの中将Pもたじろぐ天使ヶ原さんの勢いに、わたくし感心いたしました。レティたん、誰の言うことも聞きそうにないのに、乙女の必死の言葉にはちゃんとその心も響いてくれるんだなぁ、って(笑)。あと、どっちかっていうと、社畜はレティさんみたいな人(悪魔)のことを言うと思いますよ(笑)。

  「火ノ丸相撲」、第125話。
  佑真さんの突き技が炸裂し、なかなかいい勝負となっていたのですが、やはり相手は国宝級の強者! 佑真さんの突きをかいくぐって適格な位置に攻撃を入れてきており、手数こそ少ないものの確実に佑真さんを土俵際へ追いつめるのでした。あああ、危ない!
  しかし組んだ瞬間、佑真さんは見もしないでバトの手を掴んで止め、そして自分から攻めていきました!! 突きだけ、組み技はないと思わせておいての、この一瞬にかけた切り札!! 成功なるか!? いっけぇぇぇぇ佑真さん!!

  「青春兵器」、第9話。半年前に美容院を予約したって、それどんだけ執念深い客だよ!!(笑) 確かに美容院は予約して行くものだとは思いますが、半年後って、それもう一旦切ってからまた整えにいくタイミングですよね。いや、髪型によっては、2度目ぐらいのタイミングですよね?? どんだけ楽しみにしてたんだよ、零一……!
  美容院デビューが高校生って、それ、男子としては一般的ですかね?? 勝手に大学生ぐらいかなと思ってましたが。一生行かない人も、いますよね? きっと。 
  うっかり美容院へ行ったが為に、地球が危うくなるって、どんだけ零一は脆弱なセキュリティ搭載してるのか。
  っていうか美容師も勝手にスイッチ入れるなよ!! もう!!


  さて、次号は12月26日はつばいですよ。少し間が空きますね。そして次号で今年のジャンプは終了ですよ。もう年越しの準備をしなくては!!

  ではではー!!

コミックビーム11月号

$
0
0

  みなさまこんばんは。雨に降られるか、と覚悟して出かけましたが、大して降られずに済んでホッとしている皿洗いです。傘も持っていきましたが、使いませんでしたよ。ちょっと拍子抜け。
  予報では午後ずっと雨、って感じで表示されてましたが、そこまでではありませんでしたね。

  さて本日は、遅れに遅れているコミックビーム11月号の感想であります!! もう1月号出ちゃいましたよ!! 2ヶ月遅れ!! なんだかんだ言ってハルタもぜんぜん追い付いてませんし、なんとか今年中にはつじつまを合わせて年を越したいと思っております!! はい!!

  ってことで、ビーム11月号。表紙と巻頭カラーは「イムリ」であります。表紙のデザインカッコいいですねぇ。
  本編は第121話。捕らえたドネークの生き死にについて、ニコとデュルクの間で意見が分かれております。イムリの心を大切にする戦い方、とニコは諭されましたが、あんまり心に響いていないようですね。あの捕虜(ドネーク)を生かすならカーマの術(侵犯術)を教えろとデュルクに迫って、あれを知ってしまったらカーマのようにあるぞと警告されても、「イムリはカーマとは違う!」と言ってあまりデュルクの言葉を聞こうとしません。
  イムリのこともカーマのことも知っているデュルクの言葉を、どうしてもっと深く聞こうとしないんですかね……。デュルクがカーマの中でどんな扱いを受けていたのか、それをつまびらかに語らなければいけないのでしょうか?? そんなつらいこと、デュルクだってしたくない筈ですが、自身の経験を以てカーマについて語っているんだ、ってことを、もっとニコに知ってもらいたいものであります。
  なんか、ニコは、カーマは非道な人間ばかりが集う残虐な連中だと思っているんじゃないかと……。
  今までカーマがイムリに対してしてきたことを考えると当然ではありますが、ニコは血気盛んスギて前のめりになっていて、想像力が追い付いていませんね。こういう状態は怖いなぁ、と思うのですよ。
  自分でこう言ったからには、侵犯術を習った後は他のイムリにも教えるんでしょうけど、そうしたらイムリ同士で戦いが起きる可能性だってあるのです。そんな、容易に想像出来る未来を自分の思い込みだけで否定するなんてことは、危険だと思います。とても。
  ニコと揉め、カーマを殺すと息巻いているイムリたちの中にいることに疲れ、デュルクはついチムリにつらい言葉を吐いてしまいます。俺が来なければお前の村は襲われることはなかったんだぞ、と。自分がいなければこの戦争だって起きていなかったかもしれないとまで言ってしまいますが、それはさすがに考えすぎですね。チムリの父がちゃんと否定してくれて、よかったです。
  そんなイムリの村の近くに、カーマから船を奪ってやってきたイコルたちが降り立ちました。その中には、イマクの姿も。彼らをカーマと勘違いして容赦なく攻撃を加えるイムリたちに対し、イマクはどう出るのでしょうか??

  「目玉焼きの黄身いつつぶす?」、第47話。
  今回はワードバスケットでやり取りしながらも、本題は「枝豆の薄皮」でした。あれって普通、さやから取り出す時、さやの中に残りませんか?? ずるっと出したらスルンっと脱げているものだと思っておりましたが……更にくっついてきた皮をちゃんと剥いて食べる人がいるってことでしょうか?? それとも、剥けていると思っているだけで、実は薄皮はいつも剥けていなかった……??
  なんにせよ、気付かずに食べているので、「剥かない人」に分類されてしまう気がいたします。
  今回出てきたメタさんは、「剥く人」でしたね。こんな几帳面な食べ方する人がいるのか~。あと、メタさん、意外とワードバスケットお上手ですね(笑)。
  ジロちゃんとみふゆさんの仲直りは、果たしてどうなりますことやら!?

  「恋と問」、第6話。母親の昔の恋人に、自分の作品を「これは漫画じゃない!」とかこき下ろされるって、なかなかない体験ですよね(笑)。人生が漫画であるかどうかは別として、この子の物語はそれなりに面白味のある道をたどっていると思います。
  門くんはオッサンになった今でも大して変わってないなぁ(笑)。恋乃はだいぶ駄目な方向にいった気がしますけど……あ、いや、昔からけっこう駄目な方向にいってましたわ。あーあ。

  「夜は千の眼を持つ」、第206回。アーチトな標識。今回も面白かったわ~(笑)。ミュシャの「指定方向外進行禁止」標識、やたらとカッコいいですね(笑)。ターナーの「おぼろげで見落としやすい」感じを漫画で表現するって、さすが上野先生、としか言いようがありません! 巧みだわぁ。

  「狂気の山脈にて」、第2話。この漫画、ページ数ものすごいんですが、田辺先生は書き溜めてらしたんですかね??
  カンブリア紀より前の粘土質の岩盤に生命の痕跡があると信じ、本隊の調査とは別に北西方向への地質調査を続けるレイク教授。そのうちにもっと北西へ行くべきだと主張を始め、飛行機と物資を借り受けて、ダイアー教授の説得も聞かず飛び立ってしまいました。悪天候もものともせず飛んで、そしてついに……真っ黒な山脈を発見!
  その山麓に降り立ち、ダイナマイトを仕掛けて山肌を削ってみると、開いたのは洞窟の入り口! 中に入ると例のあの波打った縞模様がすぐ見付かり、更に入っていくと、その縞模様を粘土質の大地に刻んだその生物の体が発見されました!!
  「海洋放射形生物が巨大化したのか、あるいは植物か」とレイク教授は考えますが、洞窟の更に奥には、もっと完全な姿で残されていたその生物の標本が数体も!!
  頭が五芒星の星型で、波打った肌の巨大な回虫のような胴体で、足だか触手だか……細長いものが、突き出ております。
  あっ、これって、ラブクラフトの小説の中でもけっこう有名な奴じゃないですか!? 頭が星型のやつ!(漠然としている) こんなに近付いたり、彼らの居住区に入り込んだりして、大丈夫なんですかね。これを未知なる発見として(まぁ、実際そうなんですが)喜々として調べる学者連中マジすごいです。こんな得体の知れないもの、触る気になんかなれませんわ……。

  「大人スキップ」、第3話。
  昔の夢を見ているキコさん。三者面談で、自分の意見をもっと言えるようにならないとな、なんて先生に言われていたのでした。そして母親には、いい高校へ行って自分と同じ大学へ入って、自分も夫も行った商事に入るって決まっているんで、と夢を語られております。めっちゃレール敷かれてますね! よく、「親の敷いたレールに乗るだけの人生なんてまっぴらだ!」なんて台詞を昔の漫画などで目にしたものですが、そのレールというのは、ここまで細かく決まっているものだったのですね。
  それを異常なことだとも思わない先生に、むしろ違和感を感じますよ。キコさんの中学2年生って、どれぐらいの時代なんでしょうね。80年代終わりぐらいかな?? バブルがまだ弾けてないことだけは分かるのですけどね(苦笑)。
  そして目覚めたキコさんは、「身元引受人」という人物と対面。それはもう記憶にもないぐらいの、母方のイトコと名乗るふてぶてしい女性でした。言いくるめてキコさんのサインを(それなんの書類なんだ!?)もらおうとしていたところに、くろけーが割り込んできまして! キコさんが、くろけーはわたしの身元引受人だ、と言ったら、少し考えてから黒田さんはそれを本当に引き受けてくれましたよ。
  でも黒田さんなら、金目当てにキコさんを陥れるようなこともないでしょうし、キコさんは目が覚めてからやっと「いい判断」をしたって感じですかね。イトコが「遺産が入る筈だった」と悔しがるのを聞いて、初めて、「生きててよかった!」と叫んだキコ。ようやく、スタート地点だな! って感じでした(笑)。
  黒田さんは割と器用そうなので、そこそこ働けばそこそこ稼げて、一人で生きていくのに困らないぐらいの暮らしは出来るんだろうなぁ、ってのが正直な感想です。清掃会社の社員に誘われるぐらいですしね。キコさんも、この人ぐらいとまではいかなくても、働いてお金を得ることをちゃんと知らなくっちゃ駄目ですねぇ。
  それが果たして出来るのでしょうか?? ひたすら不安であります(汗)。

  「銃座のウルナ」、第12話。
  山を砲撃されて、ヅードがやがてたまらず出てきまして、出てきたところを狙い撃っての砲撃&銃撃戦。基地からはどんどん撃っているのに数が多く、殲滅しきれません。地雷も効いていますが、海まで逃れる個体もいるかも?? 雪上迷彩まで使って、なかなか頭脳もあるようですね。
  っていうか、山の反対側に逃げられていたら、どうするのでしょうね?? それこそ、後で殲滅戦に行くのかな??
  初めてヅードが動いているところを見ましたが、体がかなり大きいんですね! モノを掴む為の毛(?)もあるので、まったく何も出来ない、撃たれるだけの狙撃の的って訳ではなさそうであります。急に飛びかかってきたり、行動をためらったりと、人間らしい瞬間も多々あって。本当にこれは、なんなんでしょうね??
  膠着していた前線がにわかに動き、火薬の匂いが立ち込めてきました。そして、燃える山中のスキージャンプ台。燃やしちゃうのか!?
  戦局はまだ動きそうですね。

  「あれよ星屑」、第38話。猥写真をめぐって、アメリカの軍人と交渉に挑もうとする門松の昔馴染み、三鶴(さんかく)。サンカクって名前なのに四角い顔で、門松に「お前またよからぬ商売(バイ)に手ェ出してんじゃねぇだろうナ」などと言われております。この一言だけで、だいたいどういう人物かが分かりますね(笑)。
  その彼が持っていた猥写真、つまりセックスの最中の写真を見て、ギョッとする門松たち。これをアメリカ軍の人間と取引したいから伝手を頼りたい、なんて言われて、ホイホイ紹介しちゃうんだな、門松は。そしておかしなところに踏み込んだお陰で、不穏な空気漂う部屋に連れ込まれてしまうのでした……。
  なんかもう、闇だな、闇。何処に落とし穴があるか分かりませんね、この世界。これが現代日本と同じ場所だとは、にわかに信じがたいものであります。なんとも奔放ですね。

  「地底旅行」、第14話。
  巨大な海の怪物たちが現れて、襲われるか!? と身震いした一行でしたが、実は怪物はたった2匹! しかも互いに争い合っているので、海面のイカダにはさほど興味を示してきませんでした。やがて決着がつき、小島のような怪物の死体が海面に浮かんで、静かになり……また風が吹いて、旅は続くのでした。
  スケールでかいぃぃぃっぃ。さすがジュール・ヴェルヌ。
  更には間欠泉を持つ島が見えてきまして、地熱の存在を感じさせております。地中だから海底火山があったりすると、付近は熱くなるのではないでしょうかね。アイスランドの地底から入ったのだとしたら、そこら中マグマでもおかしくないぐらいですよ。温泉もありそう。地底温泉……なんか響きが地味だ!

  「どこか遠くの話をしよう」、第4話。
  いよいよプラティーノの鞄に話を聞くことにしたチロ。しかしこの鞄さん、どうもかなり口が悪いタイプのようで、やっと触れてきたチロに向かって「グズ」と容赦なく言葉を浴びせるのでした(笑)。
  でも、モノの語る言葉って、言語を持たない意識や感情の固まりなんじゃないかと、自分は思っておりますんですわ。言語があるとしたらチロが聞いたこともないような外国の言葉で喋る筈ですからね。だからそれを受け取って「ことば」にしているチロは、何かと気を遣うんじゃないかな、なんて。そんなことを想像したりも、します(笑)。
  芋の収穫が始まり、今夜は村で宴会。プラティーノは大人に囲まれて酒など勧められているようでして、言葉が通じないなりに徐々に村の大人たちが打ち解けようとしてくれているみたいでした。相変わらず彼がどうしてここへ来たのか、どうやって来たのかは、何も分からないままですけどね。
  写真というものを見たことがない彼らの純真な反応が可愛いなと思いました。

  「予言」、最終話。まさかの夢オチ! そして結局、主人公は銃で自殺してしまいましたよ!! 予言通りに!! 予言から逃げて逃げていた筈だったのに、ここまでの新婚旅行がすべて夢で、最後にはここへ戻ってきてしまうなんて……。なんという話なんだ……。あまりにも衝撃的な展開でした。
  っていうか、ハープの演奏の途中で石黒に睨み付けられて催眠術にかかったのだとしたら、予言の内容そのものも夢?? なんですかね?? もうどこからが現実なのか、まるで分かりませんよ……。後味の悪いラストシーンも最高でした。うへぇ。


  ではではー。

「ワールドトリガー」16巻

$
0
0

  みなさまこんばんは! 寝不足が重なり、休憩中に寝落ちするのが日常となりつつある皿洗いです。眠いです。ですがおそらくこの週末もまた更新出来そうにないな、と思われますので、がんばって書きますよー。
  俺この仕事が終わったら家の掃除するんだ……。

  さて本日は「ワールドトリガー」16巻の話題! 表紙はヒュースと虎太郎です!! 複数人の表紙は10巻以来ですかね。ヒュース一人でもおかしくなかったのですが、久々の「ランビリス」ちゃん装備モードは虎太郎がいなかったら成し得なかったことを考えると、妥当であります。
  そしてヒュースのマントがバサバサと展開しつつ、虎太郎を守るように拡がっているところが素敵ですね。
  巻の最初のほうにあるシーンを、そのまま抜き出したような動きとドラマ性を感じます。この2人の関係性も面白いものであります。

  ということで16巻の最初は、ぼくらの大好きなレギンデッツちゃん(17)と、ヒュース(16)の対決のシーンからスタート。なんとかこのガロプラ勢の遠征艇に乗せてもらって故郷に帰りたい一心だったヒュースでしたが、レギンデッツが個人的にたいへんアフトクラトルに恨みを抱いていたこともあり、ハッタリをかまされた挙句に「おまえは国に捨てられたんだよ!」とまで言われてしまうのでした。
  まぁ、レギーがかましてきたハッタリを、更にだまし討ちで返したヒュースなのですけどね。お国がどうとか、トリガーホーンがこうとか言う以前に、役者としてヒュースのほうが格上だったようですね。
  ヒュースがスコーピオンで一芸披露するその瞬間、離れた建物の屋上から見ていた迅さんが一瞬ピクッと動きかけたのは、「読み逃したか?」と焦ったからでしょうか。サイドエフェクトがあれば、この展開なんかすぐ分かった筈ですからね。でも「読み逃し」で、ヒュースが本当に虎太郎を殺しにかかっていたら、間に合わなかった。そういう間合いでした。それを思うとちょっとヒヤッとしますが……でも、虎太郎は完全にヒュースを信頼してましたからね。あの無言の頷きが全幅の信頼を表していると思います。
  その点では、我々や迅さんよりも、虎太郎のほうがよっぽどヒュースのこと分かってるなぁ、って気がするのでした(笑)。
  それにしても迅さんは、日頃よほどフラフラしているお人だなぁ、と思っておりましたが、もしかすると市内を巡回することで繰り返し風景や人に触れて、「読み逃し」が起きる確率を減らすようにしているのでしょうか?? 彼のサイドエフェクトが絶対ではない以上、そんな地道な一面があってもおかしくないなと、今回思いました。
  迅さんが一瞬ピクってなっただけでここまで深読み出来ましたー!

  さてここで一瞬だけお披露目された、レギンデッツちゃんの「テュガテール」。剣の竜と書いてありますが、出ているのはほぼ「尾」ですね。名前に含まれる「テール」は、そのまんま「尾」の意味なのでしょうか?? 小さな剣がたくさんついた長い尾に見えます。
  どういう能力だったのか、どんな戦い方をするのか、何も分からないまま一方的にやられてしまいましたよー! せっかく出てきたのに、活躍の場はゼロ!! ひどい話じゃないですか。
  レギンデッツちゃん好きなので、また出てきて、一花咲かせてほしいものであります。焦って自滅する以外の花を(涙)。

  ヒュースはレギンデッツを屠ったのち、素直にトリガーオフしてランビリスを虎太郎に返していますね。すぐに帰れる手段がないと分かった以上、迅さんと事を構えるのも、ランビリスを巡って争うのも得策ではないと判断してのことでしょうか。自分だったら、大事なこのトリガーを、自分の手から放したくないと考えてしまうだろうなぁ、と思いましたので、ここのヒュースの行動は意外でした。
  そして、いつか言っていた彼の権利を行使。どんな手を使ってでも、俺をアフトクラトルに送り届けろ、と。
  迅さんが見た、いくつかの未来の選択肢のうちのひとつが、こうして現実のものとなったのでした。分岐点は何処にあったのでしょうか。やっぱレギンデッツかな。レギーかな(笑)。レギーやるじゃん。玉狛第2にヒュースが加入してくれたのは、レギンデッツのお陰もあると言っていいのではないでしょうか!? ごり押しアピール!!

  当のレギンデッツは、遠征艇の中でみんなに怒られてましたけどね(笑)。気まずい沈黙がレギーの罪を浮き彫りにするよ……。フォローしてくれてありがとう長い人!
  隊長の気苦労がしのばれますね。(多分ですが)可愛がっている部下がやらかしちゃって、ちょっと頭が痛い、ってところでしょうか。でも任務は達成しなくてはいけないし、折悪く遠征はまだまだ出来る範囲だし(軌道がまだ逸れていないので)、手ぶらで帰ったらアフトクラトルに何言われるか分からないし。やれやれ。
  眉間というか鼻筋の上、目頭の部分を抑えるこの仕種って、最近フィクションでも現実でもあんまり見ない気がします(笑)。疲れてるんだなぁ、隊長……。ゆっくり休めはお前のことだよ!!(涙)

  一方で防衛戦に成功して緊張がだいぶ解けている地上のボーダー面子は、キャッキャウフフしてて可愛いですね。こういう何気ないシーンで、各人の関係性が見えてくる気がします。足がつるつる滑るあの妙なぶにょぶにょに固められてしまったよねやん先輩を振り回して遊ぶ犬飼先輩なんか、もう、何も説明しなくても性格がよく分かるってもんですよ(笑)。
  そしてそれを「私もやりたい」と言い出す加古さん、とかね。年上の加古さんに対して、三輪くんのあしらいっぷりが板についているな、と思います(笑)。いつもこんな感じなんでしょうね。
  スナイパー陣と来馬隊長のやりとりに、ほっこりしました。A級B級は関係なく、ボーダーでは、年上はとにかく敬うっていう風潮なんですねぇ。もちろん同い年でも、年下でも、敬意をもって接していることがよく分かります。お互いがお互いの凄いところちゃんと知ってる、みたいな感じがあって。たまに生意気な態度の子もいますが(双葉ちゃんみたいな)。そういう雰囲気は、早期にボーダー入りした嵐山さんとかが作ってきたのかなぁ、と思うと、これまたホッコリしますわ(笑)。
  こういうシーンは大好物ですねぇ。


  そして場面は本部内、今度は階上のチームランク戦へ移動。
  地下や周辺で起きていた防衛戦のことなど露知らぬまま、修くんたちがランク戦へ挑もうとしております。緘口令がちゃんと機能してますねー。いいことだ。
  対するは目付き悪い系女子香取隊長率いる、香取隊。そして元・嵐山隊の柿崎さん率いる柿崎隊。柿崎さんは遊真のことを「いいやつそうだった」と言っておりますが、もうこの返答だけで柿崎さんもすごくいい人だってよく分かります!!(拳) 時枝先輩までもが、柿崎さんを「今も大好きな先輩」って言ってますしね。
  巻の最後では柿崎さんご自身の回想もあり、嵐山さんと2人で記者会見に臨んだ時、答えに詰まった質問で、嵐山さんが鮮やかに答えていたことなどが思い出されておりました。さすが嵐山さんだな、って感じの回答でしたね。家族が大事! 家族の安全さえ分かっていれば、全力で最後まで戦えます! って。漏れのない答えだ。
  答えに窮する柿崎さんは、良くも悪くも「普通の人」だな、って思います。決して悪いことではない。
  っていうか、こんな、「仕事とアタシのどっちが大事なの?」みたいなふざけた質問して、記者は何が訊きたかったんですかね?? 何を引き出したかったんですかね?? アホみたいなこと言ってるって自覚、ありますかね?? そういう質問してくる奴にはジャーマンスープレックスだって、銀さんが言ってましたよ!!(笑)

  つーか回想シーン内で柿崎さん恋しさに泣いてる、ちょっと幼い佐鳥可愛くないですか!? 佐鳥かわいいよ佐鳥!! 佐鳥! もう!! 可愛い!! もう!!

  話飛びましたが、柿崎隊と好対照なのが、香取隊ですね。仲は悪そうだし、隊長は偉そうだし、雰囲気はぎすぎすしているし。でも陰湿な空気がないのは、互いに思ったことをばんばん言い合えている関係性があるからだと思います。ろっくんはキレて説教かましてきて、雄太は葉子ちゃんに頭が上がらなくて。惚れた弱みしかない男性陣!!(涙)
  16歳女子2人に17歳男子2人が完全に振り回されている、まるで少女漫画のようなチームなのでした。言いたい放題。
  でも葉子ちゃんが実力者であるのは本当のことで、ジャンルをころころ変えてもちゃんとランキング上位へ上がっていける実力を備えているのですよ。でも、上位陣の壁に阻まれて負けが込むと、すぐ他所へ移っちゃう。そういう性格で、もうしょうがないのかもしれませんが、挫折を乗り越えて努力するだけの根性があったら今頃A級なんでしょうけどねぇ。
  エースが暴れて点を取り、残りがフォロー、という構成は玉狛第2とよく似ていますし、スコーピオンとグラスホッパーを持っているあたり、葉子ちゃんと遊真は割と戦い方が似ているとも思います。遊真と一対一でやり合って、遊真を壁際に貼り付けるぐらいの力はありますしね!
  16巻を通して雄太をよく見ると、修くんばりに冷や汗かきまくっているのが分かりますね(笑)。
  ろっくんは……なんだろう。眼鏡かな。しかし眼鏡アピールという点では、修くんには遠く及びません! 誰もろっくんのこと、「眼鏡」って呼んでない時点でそれは明白ですねっ。やはり眼鏡と言えば修くん! というぐらいに、刷り込まれているのです。フフフフ(謎微笑)。

  この試合は前回の四つ巴よりも、動きがあってばりばりやり合うシーンが多くて、たいへん楽しかったです。玉狛第2の快進撃があったからこそ、という面も多々ありますが。いやいや、でも、16巻は何回読んでも面白いです。
  久々に見る千佳ちゃんの「大砲」は、やはり気持ちいいですねぇぇぇぇ。アイビスがもう完全に、大規模土木工事用の兵器になってます(笑)。
  A級に上がるとトリガーを改造出来るそうですが、そうするとこのアイビスも、もっと千佳ちゃん専用に破壊力を上げられたりするのでしょうか?? そんなことを想像すると、ワクワクしてしまいますね。ワクワク!

  ラストシーンはかっこいい柿崎さんでしたが、そのすぐ後の「三門探訪」で、目に人権保護のアレが入った太刀川さんが出てきていろいろ台無しになりました(笑)。読後感! 読後感だいじ!!
  っていうか、そこで隊員が誰かぼかす必要あります??(ぼかせてないし!!)


  カバー下の人物紹介を読むと、「ヤベェ……柿崎隊、リア充しかいねぇ……」と戦慄しますが、唯我くんの紹介が途中から虫の話にすり替わっていてその扱いのぞんざいさに何故だかホッとしました(笑)。ありがとう唯我。


  17巻に続きます! ではではー。

「進撃の巨人」20巻

$
0
0

  みなさまおはようございます!! 11時ぐらいまではおはようのあいさつでおkって習った皿洗いです。感覚的にはもうこんにちはでもいいような気はしますが……。
  しかし業界では、深夜であっても「おはようございます」って言い合いますね。業界って何処だ。

  本日は「進撃の巨人」20巻の話題! 20巻が出てすぐに19巻の記事を書こうと思っていたのですが、20巻の内容があまりにも衝撃的スギたので、ショックで書けずにいたのであります(告白)。
  何がどうショックだったかというと……みなさんもう20巻読んでますよね?? 大丈夫だと思うので書きますが、アルミンが……アルミンが炙られて死んでしまった!!
  と、思ったからであります。
  ショックすぎて「はぁぁぁ!?」ってなって、しばらく20巻は手に取れませんでした。21巻を読んでからようやく、また読み返せるようになったぐらいで。漫画のキャラの死でここまで動揺したのは久しぶりであります。ビビりました、本当に。諫早先生は悪魔のような方ですよ!!(今更)

  そんな20巻。
  衝撃ではありましたが、それ以上に、コニーのしょうもないギャグ「エレンの家ーがー」とか、兵長無双とか、獣の巨人の中の人が兵長にスプラッタにされてボロボロだとか、そういう見どころがたくさんあって読みごたえは抜群だと思います!! ありとあらゆる意味で震えます!!

  コニーのしょうもないギャグは本当にしょうもないのですが(笑)、誰でも一度は考えた筈のこのダジャレを作中で言っちゃうのかよ! というところに驚きがありました。あーあ、ついに……って感じであります(笑)。

  そういえばこの巻で、エルヴィンさんも倒れているのだった。腕を失っても大声を出してエレンを取り返せと味方を鼓舞したすごい団長でしたが、さすがに今回は生き残るまいよ……。腹が抉れてましたからね。落馬して、他の味方は先へ進んでしまったのでまだ具体的な生死はこの巻では不明ですが、さすがにここから奇跡は起きないだろうな、と思います。
  っていうか今回も、人が死に過ぎですよ。
  シガンシナ区の中でベルトルトがズシーン、ズシーンと歩き回りながら火のついた家をポイポイ投げて回り、シガンシナ区を火の海にしようと画策。そして壁の内側では、獣の巨人による投石攻撃でどんどん家が削られていて……。前門の虎、後門の狼とは言いますが、壁を挟んでまさに挟撃されている状態であります。足でもあり、大事な移動手段でもある馬を守るべく動いている調査兵団は、その動きを読まれていたって感じでしたね。
  そして獣の巨人は他の巨人で檻を作っておいて、逃げ出せないようにしてから投石で虐殺開始であります。ついにエルヴィンは決死の突撃を作戦として説明し、新兵たちはそれに従って泣きながら玉砕に出たという訳なのでした。
  すごいよな、こうして、他人に「死んでくれ」って言える人間って……。もちろんエルヴィン自身が先頭を切って死ぬことが大前提な訳ですが(それがちゃんと決行出来るのが、またすごいです)、自分の命と新兵の命を捧げてまでリヴァイに「獣」を殺させに行く発想の大胆さと、リヴァイ兵長への信頼よ。本当にすごい。真似出来ない……いや、したくないな、と思いますよ。ええ。
  地下に坑道でも掘っておけばよかったんだ。(超今更)

  しかしそうして、馬に乗って玉砕を仕掛けた味方の影で、兵長は扇状に並んだ巨人たちを殺しつつ伝って獣の巨人の元へ。獣の巨人が勝利を確信したその時に煙の陰から現れて、巨人の返り血の煙を上げながら斬りかかりました!!
  すっげーーーーーーー!! かっこいい!! 兵長最高!! 18巻でも思いましたが、やはり兵長は人類最強です。そしていちばんカッコいいのは兵長です。異論はない。
  まず獣の巨人の腕を切り裂き、目を潰して視界を奪い、足を切って倒れさせたのち、全身に刃が及んでまさにスプラッター!! 出てきたところを口にブレード突っ込まれて、喋れもしないのに「返事をしろよ失礼な奴だな」と、ご無体なお言葉。
  兵長マジで最高です!!!!!!
  四足歩行の巨人によりこの「中の人」を奪われてしまいますが、兵長は本当にいい仕事しました。ついでに壁の中の他の巨人も片付けていきましたしね。マジ有能ッス。震えるわ。


  獣の巨人が他の巨人を操れるのは、ちょっとズルいなって感じがしましたが、そもそもコイツの登場からずっと「ズルい」って言い続けている気もするので今更ですかね……(汗)。とにかくこの獣の巨人は、ベルトルトやライナー、それにアニの仲間で、強い奴でリーダーでなかなか非情な性格をしているということが分かってきましたよ。
  あの強いライナーが、俺たちの戦士長スゲーんだからな! って19巻で言ってましたしね。リヴァイ兵長より強い、とずっと言っている気がします。気のせいでしょうか。とかくライナーは、「戦士」という呼び方にこだわり、「兵士」である調査兵団の面々を見下しているというか、「違い」を意識しているように思いました。その「戦士」ってのがなんなのかも、この段階では分からないのですが……ライナーが誇りをもって自身を呼ぶ「戦士」という役職の、その「長」なんですから、この獣だって只者ではない訳ですよね。
  そんな「戦士」の一人であるベルトルトは、襲い掛かってきたエレンをひょいと蹴り上げて壁の上まで飛ばし、エレンは一撃で気絶!! ライナーの「鎧」にはかなり善戦したエレンでしたが、やはり超大型巨人の前ではサッカーボールに等しい存在感でした。やはり、大きいことはすごいことなのだ。
  しかしアルミンはある決死の作戦を思い付き、ジャン、ミカサ、コニー、サシャにライナーを頼んで、自分とエレンで超大型を倒すと言い出しましたよ。
  震えて、怯えて、みんなに頼まれても指揮なんか出来なかった20巻前半のアルミンは、やはりその直前にベルトルトを言葉で陥落させようとして失敗した傷を引きずっているのでしょうか?? 「そうやって震えているうちは何も出来ない」とベルトルトに言われたことを、思い出しているようですしね。
  覚悟を決めたベルトルトと、決めていた筈だけれども詰めが甘かったアルミンとの、差でしょうか。
  でもちょっと前までベルトルトだってライナーの腕の中で泣いていた癖に(←文章にするといろいろオカシイ)、この変わりよう。19巻でミカサも「あれが本当にベルトルトなの?」と言うだけのことはありますよ。自分に貼り付いてきたアルミンを、容赦なく自身の熱風で炙り続け、振り落とすこの非情さ。
  ……考えようによっては、ライナーやアニのように、腕を振るって相手を殴って殺す、という行為をしなくていいだけ、気の弱いベルトルト向けの攻撃方法なのかもしれませんけどね。熱風が。

  そして問題のシーン。炙られてついに意識を失い、立体起動から手を放してしまったアルミンは民家の屋根に落ち、頼みのエレンは脳震盪でぐったりしているしこれもう死ぬんじゃね? と思ったら……なんと、倒れてうずくまっていた巨人のエレンは硬質化で出した人形で、本物のエレンは背後から忍び寄っていて、今度こそ、今度こそ!!
  超大型巨人を仕留めたのでした!!!!!
  ベルトルトはうなじから引きずり出され、手足も切り飛ばされて、ほぼ抵抗の出来ない状態に。
  そしてアルミンは……全身が焼けて筋肉がむき出しになった状態で、そこに転がっていました。
  ああああああああああ!!!!! ああああああ!! って、なるじゃないですか!! こんなん!! いくらエレンがその直前にかっこよくベルトルトを仕留めていても、あっという間に衝撃を持っていかれますよ!! 恐怖が来て絶望が来て、直後の歓喜の次にまた絶望って、どんだけこっちの感情を揺さぶったら気が済むんだこの物語はぁぁぁぁぁぁ!!
  ああああああああああ!!!!!

  フー……。(クールダウン)

  話は少し戻りまして。
  ライナーは20巻では、ほとんど自我を保てていませんでしたね。19巻の回想シーンのあたりから記憶が飛んでいるようで(脊椎に強い衝撃を受けた影響でしょうか? それとも、自分の意識を全身の神経やら巨人の脳へやら移した結果??)、エレンとバトルしたこともほとんど覚えていないようであります。
  エレンに負けた記憶、ちゃんと思い出せよ! と思いました(笑)。
  そのライナーの口を「雷槍」でこじ開けて、ミカサの雷槍で口の中から吹っ飛ばす、という作戦なのですが。口の中から本体を吹き飛ばす手法を取られたのは、先代レイス家当主とライナーぐらいですね。しかしサシャが反撃を受けて一撃外してしまい、口は開いていないけどやるしかない! となった瞬間!!
  ハンジさん華麗に参上ーーーーー!!
  生きてたんだ!! よかった!! まぁこの人のことだから生き残ったに違いないと思ってましたけどね!! でも19巻ではちょっとヒヤッとしてました!! しかし登場の仕方が相変わらずかっこいいです。最高ッス、ハンジさん。怪我をしているようですが、ともあれ、ビシッと「雷槍」をぶち込んで口を開けてくださいましたよ!!
  そこにミカサがぶち込んで、ライナーも叩き出されました!!

  こうして、敵の「戦士」はみんな巨人化を解かれ、哀れな姿に。多大な犠牲を出しましたが、調査兵団の勝利と言っていいのではないでしょうか??
  いや、まだ「戦士」3人とも死んでないことを考えると、やや負け、でしょうか。でも事態は調査兵団が制圧しましたよ。兵長マジかっこいい。エレンもかなりがんばりましたし、104期のみんなの活躍も目覚ましいものがありました。もっと落ち着いてからほめたたえられるといい!!


  そんな20巻でした。でもアルミンのことがショックすぎて、素直に喜べませんよ。
  畳みかけるように素早く、21巻の話もしたいと思います。

  ではでは!!

「ハルタ」39号

$
0
0

  みなさまこんばんは! やはり土日は更新出来なかった皿洗いです。おまけに月曜日まで休んでしまいました……。今回は親友の結婚式がありまして、京都まで行っていたのであります。スピーチもしましたよ! いいお式でした。
  ついにこの子もお嫁に行くのね……と思っては感無量に陥っておりましたが、2月にはわたしも同じようなこと思われてたんだろうなぁ、と今更感じております(笑)。

  さて本日は「ハルタ」39号の話題! 先月出た分ですね(汗)。表紙かわいい。「まかろにスイッチ」の川田大智先生ですね。
  ウキウキでお化粧している、この三つ目の彼女のデート風景がカバーストーリーでした。なんとこの額の眼、透視能力があるんですね! その能力でもって、プレゼントされた小箱の中身が見えてしまい、苦肉の策でプレゼントのリボンで額の眼に目隠しをして箱を開けるというお話。
  能力に振り回されるも、工夫してそれを抑え込めるやり方とか、箱を自分の手で開けるまで中身は知りたくない! という乙女心などがたいへん可愛らしくて面白かったです。

  「ヒナまつり」、第61話。
  能力を使ったパフォーマンスを「超人拳法」として扱われ、弟子を着々と増やしているマオちゃん。でも彼女の能力は超能力なので、超人拳法なんてものはまやかしと言えましょう。そもそもがインチキ臭いしなぁ、ここ(笑)。だというのに入門者が増えたりお布施(?)をされたり、知名度を上げる為だけに拳法とまったく関係のないテレビ出演を重ねられたりするのがだんだん苦しくなってきたマオちゃんは、ついにツルツルさん(本名なんでしたっけ??)とアツシさんに本当のことを言おうと決意!!
  ……で、本当のことを言った結果、病院へ連れていかれてしまったのでした(笑)。そりゃそうだ。
  同じ事情を抱えるヒナとアンズに愚痴ったところ、「ないわー」という反応。これも当然ですね。ヒナの意見に賛同する日が来るとはなぁ(笑)。
  マオちゃんはサイキック少女だっていう事情と共に、自作の人形に話しかけて心の安寧を得るというどうしようもない依存もありますしね。こっちのほうをこそ、治療すべきじゃないですか?? モデルにしたヒナとアンズの前でさえ、「人形のふたりはそんな事言わない!」なんて言っちゃってますしね。
  この少女たちの事情を知っているのは、新田とイカルガさんぐらいですか。
  んで、結局、人形が勝手に動くオカルト事件(笑)を経由して、超能力について信じてもらったマオちゃん。やや強引な手法で、見ようによっては以前より状態は悪化している気もしますが、超人拳法の日本支部の3人の結束はますます固まったようですね。まぁ、仲間の絆が大事なら、これはこれでいいんじゃないかな……。
  しかし「教え方が分からない」って言ってますが、ヒナやアンズやマオちゃんは、そもそもどうやってこの能力を手に入れたんでしょうね?? 生まれつき??

  「モテ考」、第7回。
  ついに婚活パーティーに参加することにした波子さん!! お、おお……何故それをもっと早くに実行しなかったのか……。しかし案の定と言いますか、ここでもモテない波子さん(涙)。漫画家ってどんな職種なの? という質問にばかり答える「漫画家の仕事説明マシーン」となってしまった挙句に、自分にまったく興味を示さない人に心惹かれるなど、相変わらずピントがずれていることばかりなのでした。
  まぁ、質問ばっかりされるのってウザいな、と思う気持ちは分かりますよ。でも婚活って、そういう場じゃん!! みなさん、明確な「基準」と「条件」を携えてやってきて、互いがそれに合致するかどうかを確かめる為に来てるんじゃん!! お見合いとか婚活って、そこがはっきりしているのが利点でしょうが!! だから質問を重ねざるを得ないでしょうが!!
  それが嫌ならそもそも来るなよ、っていう気分になりました。
  本当にこの方にモテ考は無理がありましたね……。やれやれ。

  「ダンジョン飯」、第29話。
  みんな揃ってすやすや寝ているだけなのに、なにやら不穏な気配。ファリンが一人、ぱっちりと目覚め、窓から外へ出て行ってしまいました。そして行った先には、龍の亡骸。少年か少女か、エルフに似た風貌の人物が一人立っていて、ファリンに何か話しかけております。
  なんとこの人物こそが、迷宮の主。国王陛下をずっと探し続け、ダンジョンを稼働させ続けている張本人なのであります。いつだかライオスが、絵の中のご馳走を食べられないかとアホな試みをしたせいで、顔を覚えられていたようですね。あーあ(苦笑)。
  古代魔術を使ってマルシルたちを攻撃してきて、マルシルがそれに対し、術に直接干渉して解除するというファインプレーを見せるものの、持続せず。圧倒的に向こうのほうが力が上なのだということが、分かります。こんなのとどう戦えっていうのか。
  っていうか、竜、また再生されちゃった……? ファリンは再び竜の体(の一部)へ。竜の体を使って蘇生させたので、竜の材料にリユースされてしまいましたよ。あああ、あの苦労は何だったんだ……。
  亡霊がちらほら出てきてますが、ファリンを引き留めようとしたりこの人物(魔術師)の様子を窺ったりと、階上で出会ったような凶暴な感じがしませんね。むしろ最後のほうに出てきた彼らは、マルシルたちを積極的に助けようとしていたのではないかと、そう思えます。でも、なんで?? この亡霊たちが「王国」の国民だったとしたら、魔術師の味方なんじゃないの?? 魔術師は王の忠実な部下っぽいし……。
  でも、狂乱の魔術師はまだ生きていてもなんだかそれほど不思議ではありませんが(古代の魔術で姿を保っているのかもしれませんね)、国王陛下はとっくに塵に返っているのではないかと。そう思います。帰らぬ人をずっと待つ。それはそれで、つらい生き方ですね。本人に自覚がないっぽいところが、また。

  「北北西に曇と往け」。
  今回の慧はいつもと違って、ドジと失敗の連続でした。ドジも失敗も、まぁ自業自得の部分もあるのですが、カトラとその親戚の娘さんに起因する部分が多く。娘さんが全裸で、泉で水浴びしていたところを目撃してしまい、驚いた表紙に泉に落ちて水浸しに! 助けを求めてカトラの家を訪ね、そこで飲めないお酒を気付け代わりに飲まされて吐きそうになって倒れ。そのついでにまたまた件の娘さん(慧と同い年)の着替えシーンを見てしまうという、ラッキースケベ2連発なのでした。
  っていうか、全裸で水浴びして、それを見られるとか!! ギリシア神話か!!(笑)
  このシチュエーションで言うと、たぶん娘さんは純潔で高潔な(扱いづらい)女神さまですね。逆鱗に触れると、何をされるか分かりません。怖い怖い。最終的に星にされます(比喩表現)。
  女っ気が「祖父の恋人」しかいなかった物語に、急に若い女の子が降ってきて、少々驚きましたが華が増えていいなと思いました。もっと愛嬌のある子だったら尚よかったのですが、まぁこれはないものねだりですね。

  「公安部特異人種課56」、第4話。
  今回はいよいよ、常田さんが本格参加しての、この課の連係プレーが見られました。常田さんが予測し、観察して導き出した「怪しい車両」と、その確保。ギリギリのスリリングな展開となりましたが、要の助言が効いたようで、美月ちゃんの予知通り、警察証を振りかざして車両を止めようとする常田さん、という図になりましたよ。
  そのあとがんばったのは、愛ちゃんと要でしたね。愛ちゃんのドライビングテクニックすげぇ。
  ドキドキハラハラの展開を、スピーディーに読ませるページ運びが素晴らしいッス。前回の連載がふわふわした女の子の恋愛話だっただけに、このギャップがすごいなってまだ思います。本当に描いている人は同じ人なのでしょうか??(ワクワク)

  新人さんのデビュー読切、大上明久利(おおうえ・あぐり)先生の「ヘクセンハンマー」であります。
  架空の国の、戦中の話。ちょっとドイツっぽい雰囲気(名前とか街並みとか)がありますが、使っているのは英語ですね。ミスって言ってるし、配られたビラも英語ですし。まぁそれは些末なことなので別にいいのです。名家の出で、戦時下では軍人として仕事をしなければならない若い将校が魔女を訪ね、新兵器の開発主任になってほしいと、要はメカニックとしての引き抜きを試みますが、けんもほろろに断られてしまいました。
  しかし魔女ウルスラの「腕」を見込んだ若き将校、ローレンスは、私的な依頼を彼女に頼みます。曰く、レースカーを調整してほしいと。これに乗ってレーシングドライバーとして名を馳せたい、というのがローレンスの個人的な夢だったのです。家柄からも、戦時下という社会情勢からも、それが許されないことはよく分かります。けれども、状況が許さないからと言って投げ出してしまえない大事な「夢」の為に奮闘するローレンスは、たとえそれが道楽スレスレであったとしても、なかなか潔くて好ましいですね。
  ローレンスはその後すぐ、武装決起したタカ派の連中に囲まれて私刑とも言うべき言いがかりで殺されてしまいます。同じように軍部の急進派の襲撃を受けたウルスラは工房を捨ててどうにか逃げ出し、ローレンスの車を自分のホウキで運搬して家まで届けるのですが、ローレンスはその時もう亡き人に。約束が違う、と言って泣き出すウルスラに、ローレンスの母は優しく接してくれるのでした。
  急激で、残酷な物語でしたが、新人とは思えないほどの完成度の高さに驚かされました。画面作りが独特で、この人なりのルールが出来ているように感じましたね。
  今回は悲しい話だったので後味はちょっと悪かったのですが、次回作はもっと明るく、希望の持てるものを読みたいな、と思います。また読みたい!

  「不死の猟犬」、第34話。
  奇襲作戦が失敗して、撤退に踏み切った本隊。別動隊は切り離され、「己れの判断で離脱せよ!」とだけ言われて、要するに置いていかれてしまいました。引き返すべきだと主張したミサゴはアゴさんにつかみかかり、アゴさんも泣き崩れてたいへん混乱した状況に。その中で剣崎さんだけ、淡々と作業を進めます。
  自分の判断で離脱しろ、ということは、指揮権はこちらに渡されたということだと言って。ならば椿が離脱の最大の障害なのだから、雁金に椿を倒させればいい、という逆転の発想!
  氷漬けにされた雁金をシリンダーから出して、刀を渡し、椿を倒してほしいと告げました。
  危ない状況になればなるほど興奮してしまう雁金はこの指示にたいへん喜んで、ついでに剣崎さんに異様に欲情して、「事が済んだらお前に乗ります」と宣言。そっか、騎乗位なんだ……と、つい考えました。
  見届け人に一人ついて来いと言われ、ミサゴが歯を食いしばってそれに追随。「恐怖を噛み潰したいい返事です。誉めてあげます、絆創膏」と、雁金。割と見たまんまのあだ名だ(笑)。
  そういえば彼女らがこの施設に乗り込んだ時は、怪しまれないようにって、刀は置いていったんですね。それであっさり負けてしまった訳だ。その刀を取り戻して、雁金、再び絶好調であります。さっきまで液体窒素に使っていたとは思えませんね。しかし彼女らの装備している「帯」、服にもなるし攻撃手段にもなるし、すごく便利ですね。これのメカニズムは一切説明されていませんが、もうそんなこともほぼ問題じゃないな、って気がしてまいりました。はい。
  再びの、雁金と椿の対決であります。さて、今回はどんな戦いになるのか!? ドキドキですね。

  「ネコと鴎の王冠」、第4話。
  玖郎が勤めるビール工場で、今日はちょっとした問題発覚。製造レーンの一部、王冠をかぶせる「打栓工程」だけが故障してしまい、ビールを瓶に詰めたのに栓が出来ない、という問題が出来てしまったのでした。ビールは発泡性なので、開けておいておくとすぐ使い物にならなくなってしまうのですね。
  まぁ、それでもビールの成分は残りますが、これはもう牛肉を煮込むぐらいしか用途がありませんよ。もったいない!
  これを見た玖郎は倉庫の奥に手動の打栓機があることを言い、それでやってみたらどうかと提案。さっそくそれを持ってきて、状態を確かめ、消毒して使うことになったのでした。作業効率はどうしたって落ちますが、今日の生産がゼロにならなかっただけマシですね!
  ちびっこのエミールがこの打栓作業をやってみたいと、目を輝かせて伸び上がってきて、とっても可愛いですねぇ。
  昔のオスカーと玖郎もあんな風だったな、と親父さん(たぶんですが、アンナのお父さん)がしみじみ言って、おじいさんらしき人もそれに賛同。オスカーは、エミールの父親でアンナのお兄さんですかね?? おかっぱの黒髪の人がオスカーの奥さんで、エミールのお母さんかな?? 進捗を見て修理を依頼したり取引先に電話したりしていたのが、アンナのお母さん?? この工場は本当に親族経営のようですね。
  玖郎の実家も日本でビールを作っているようですし、玖郎がそもそもドイツに来たのは、家同士の提携とかなんかそういう関係性があったからなんですかね? そのへんはまだ、説明がありませんね。なくても支障のない部分ではありますが。
  学校から帰ってきてすぐ、玖郎の隣を譲られてニコニコ笑顔のアンナめっちゃ可愛いわー。親戚の子がこんな感じだったとしたら、めちゃくちゃ可愛がるなぁぁ。あーアンナかわいい。玖郎がんばれ! いいビールを作ってくれ!!

  「A子さんの恋人」、第27回。
  案の定、月末になって漫画の仕事が修羅場を迎えたえいこさん。そして手伝いを友人に頼もうとするも、「いい大人が平日の昼間から暇な訳ないでしょ!」と、けいこちゃんには叱り飛ばされてしまいます。
  しかしここに、「いい大人」ではない大人が、2人ばかり……。そう、ゆうこちゃんとA太郎です(笑)。ゆうこちゃんにヘルプを依頼して、動物園の写生の引率に行きたくない彼女の利害が一致し、ゆうこちゃんが手伝いに来てくれることになったのですが。……なんと、ゆうこちゃん、食欲に負けて明日の約束をダブルブッキング!(笑) そういう訳なので急遽、A太郎に交代を頼み、翌日は作業中にこっそり入れ替わってえいこさんを驚かせるという最悪のサプライズとなったのでした。
  ゆうこちゃん……最低だなぁ(しみじみ)。いい大人じゃないばかりか、食欲に負けてえいこさんとの約束をすっかり忘れ、おまけにその食欲のほうだって、ヒロ君(彼氏)は7時に作り始めるって言ったのに、きりたんぽが出来上がるであろう8時にお邪魔するつもりバリバリっていう、この、ね……この、いいとこどりしたい根性……。
  なんか、罰が当たればいいのに。こいつら全員(けいこちゃん以外)。

  「乙嫁語り」、第34話。
  布支度するさなかにパリヤさんが作っていた、ウマルさんの為の帽子。それをこっそり池の傍に呼び出して渡して、すぐにかぶってもらえて、パリヤさん大喜びであります。しかし、女性が顔や髪を隠すのは知っていましたが、この当時のこのへんでは、男性の素の頭もさらさないものなんですね。ウマルさんが頭の布を取ろうとして、パリヤさんが慌てて目を背けておりました。
  なんかの話で、「女性の胸は隠されるから見たくなるものなんだ」などと言うアホな理論を聞いたことがありましたが、隠すから恥ずかしい、という理屈は確かに存在すると思います。そういう風習であっても、素肌や素の頭、顔など、隠すものだという前提があるからこそ、さらそうとするのが恥ずかしくなる訳ですから。はい。
  人間の羞恥心って、風習と常識によって形作られているんだなぁ、と思います。はい。
  未婚の年頃の男女がふたりきりで過ごすなんてはしたない、とされているこの時代のこの文化圏ですが、パリヤさんとウマルさんはけっこう2人きりになって仲を育んでいるようですね。けしからんけれども、いいことでもあります。そのまま仲のいい夫婦になってくれれば、と思いますよ!!
  そして話の本筋とは関係ないけど、猫出てきました、猫! 前にカモーラさんが言っていた、5匹生まれたっていう猫ちゃんですね! ご婦人が抱いているのが母猫でしょうか?? もう乳離れしているからってことでパリヤさんが一匹もらってきて、家族そろってメロメロに(笑)。この土地でも、やはり猫は人に飼われていたのですね。かわいいなー。

  しかしなんと、次号からしばらく「乙嫁語り」はお休み!! 休載ですって!! なんだってー!!
  でも、更なるパワーアップの為の修業期間だと言われれば、しょうがないなって気にもなります。ネタは仕入れないと捻り出せませんからね!! 特に歴史ものは、事前の調べも大事ですし。4月になるまで我慢我慢!

  長野香子先生の特別読切、「マリーのダイナー」。
  撮っていた映画の筋書きそのままに、ロケ地のダイナーで恋に落ちた女優、マリー。その息子のノアはまだ幼い頃に家族を捨てて渡欧した母の死を新聞記事で知り、そして母が遺した妹がアメリカに来ると聞かされるのでした。母にはあまり似ていない、黒髪の小さな少女、クロエ。この年の離れた妹に振り回されたりムカつかされたりしながらも、ノアは父から継いだダイナーを今日も開くのです。
  こまっしゃくれたムカつく小娘かと思いきや、クロエの心は母に愛されたかった小さな少女そのままで、母が何度も語って聞かせてくれたこの「伝説のダイナー」で母の悪口は聞きたくないと、常連の爺さんがたに突っかかっていくのでした。けれども結果的にダイナーをほめたたえたことで爺さんがたと打ち解け、急激にクロエも素直になっていったように見えました。
  離れて暮らしていても、家族だった。それを繋いだのは間違いなく母のマリーで、ノアも自身の境遇にうんざりしつつ、けれども母を憎み切れなかった自分を知っていたのですね。クロエにとっては育っていない場所なのに、最後に呟いた「ただいま」と「おかえり」が、いいエンディングになっていたと思います。
  長野先生の話はいつも、ちょっと変わった姿の家族を描き出していますが、その姿勢は相変わらずですね。そして読後感のこの爽やかなこと……。素敵です。もっと描いてくれればいいのになぁ。

  「ハクメイとミコチ」、第39話。
  なんと今回は、大雨の後で道が水没し、買い出しに行こうにも身動き取れなくなってしまった2人がイカダを作って漕ぎだす話でした! そもそも大雨のせいで家に閉じ込められ、3日も缶詰で、何も食べるものがなくなってしまったというのですからこれは死活問題。道中、流されてきた果物などを売っているいつかのネズミコンビに出会って合流し、淀みに溜まった野菜や果物を採って呑戸屋へ!
  のんびり流れる道の川を進むイカダの情景の、なんとまぁ非日常で長閑なことか。いつ読んでもステキな風景が続いて、うっとりしてしまいますね。
  しかし、付近の地形が変わりかねない大雨で食べ物もなくなるって、経済が停滞するってレベルじゃないぞ!?(笑) 港町なんかは無事なんですかねぇ。流されてもすぐ再建しそうなたくましさは感じますけどね。

  「世界8番目の不思議」、なんと最終回!! いさなちゃんのメモリーズと共にお別れです。
  巨大な少女だ、ってところを除けば、いさなちゃんと夕くんは割と平凡な青春カップルですな。もっとも、その「巨女」ってところが最大のポイントなのですが。身長差が4メートルで、いさなちゃんが夕くんを抱えると、まるで人形を持った少女みたいに見えますし。
  いさなちゃんの制服って、わざわざ他の子と同じになるように作られたんですかねぇ。一着が高そうですね(小並感)。彼女の髪を、通常のハサミで切れるものなのか、という疑問も残ります(笑)。裁ちばさみかなんかかな??
  ラブラブカップルでエンディング。宇島先生、お疲れさまでした!


  続きはまた明日以降に~。ではでは!

「ハルタ」39号、つづき。

$
0
0
  みなさまこんばんは、冬至なのでかぼちゃを食べた皿洗いです! でも少しかぼちゃのおかずが残ってしまいました。明日もかぼちゃか!! 望むところであります。
  あとは柚子湯に入れば完璧ですね。うっし!

  さて本日は、昨日書いた「ハルタ」39号の続きです。後半戦です。

  続きからなので、浜田咲良先生の新連載「マシュマロメリケンサック」、第2回!
  どれだけ痛めつけても言うことを聞かない薬島に手を焼いた火野は、今回もまたメタメタに薬島くんをボコるのですが、頑として思う通りにはなってくれない薬島くん。腕っ節は弱いけれども、この、貫き通す意志の強さはなかなかのものですね。この局面では、それが悪い方向にしか作用してませんが……。
  結局、火野の相棒の懐柔(笑)によって薬島も「クラス代表の集まり」に出ることになり、マスコットキャラでーす、などとふかしたのですが通じる筈もなく。10円を投げ付けられてパシられそうになってまたまた切れた薬島くん、堂々と他クラスの代表に宣戦布告をしてしまうのでした。
  ああ、ここでもまた、悪い方向に作用している……。前回、火野にシメられた時にちょっと頷いておけば、ここまでややこしい事態に巻き込まれることもなかったのにね! 強いんだか弱いんだか、何がしたいんだか分からない薬島くんも、クラス間の争いに巻き込まれることになったのでした。
  不良だらけのこの学校ですが、考えようによっては、クラス代表をきちんと決めてからのバトルってのもちょっと紳士的なのではないでしょうか(笑)。最初っから総当たり戦じゃないところが、整然としてるなぁと思うのであります。

  百名哲先生のドキュメンタリーシリーズ、今回は“自分探しの旅”でした。「野宿の墓」! なんか死にそうなタイトルだ!!(笑)
  自分探し、なんて名称で人が一人旅にやたらと出ていた時期が、そういえばありましたね。あれは一過性の流行だったのか、それとも世代的な流行なのか、少なくとも自分の身近ではもうその言葉は聞きません。でももうちょっと若い子は、今でも自分を探して東南アジアとかインドとかを放浪しているんですかね??
  なんだか「自分探し」って銘打つと、価値観を変えちゃうようなすごい環境の国へ行くことを差しているような気がするのは、なんでなんですかねぇ。やはり何処かに仕掛け人がいるのか。
  ともあれ、主人公の「百野」くんは今回、バングラディシュの片田舎へ友人の手引きで飛ばされる(笑)のでした。住んでいたアパートを追い出されて、途方に暮れているところに、「自分探しの旅を指南してやる」なんて言う友人・ドミグロからの手招き。断る理由もなく飛んで行ったのですが、なんかこのドミグロなる人物、言うことがいちいち大仰でわざとらしくて、イラッとしますね(笑)。自分探しの作法とは一体……。
  ビーチでリゾート気分、なんて言った百野くんを一笑に付したあたりも、イラッと来ました。「ハイそれ、典型的な失敗」とか、何様だよお前はって感じで。ドミグロ氏曰く、異国の解放的な気分に浸って、それだけでもう自分が抱える問題が解決した気分になってしまうのは、「間違い」なんだそうです。
  そうかなぁ……、確かに、現実的な解決策が何もなければ、話は先に進まないのかもしれませんが、気分が解放されて「なんとかなるさ」って気持ちになるだけでも価値はあるんじゃないかなぁ。っていうか、人が南国へ行く理由って、大半がそれでしょ??
  なんか抵抗を感じてなんとなーくこのシーンについて考えてみたのですが、ふと思い付きました。人がいいと思って提案したプランをけんもほろろに「間違い」と断じて、もっともらしい理由を語り、自分の案を押し付けてくる。これって、詐欺の手口によくあるものじゃないですかね??(笑)
  異国で長いこと生きているだけあって、ドミグロ氏は弁が立つし頭の回転はいいんでしょうね。でもちょっとズレているというか、ひとつ先を読んだらそこで思考停止するような「油断」が、随所にあったように思います。
  百野くんは置いてけぼりにされた漁村でそこそこ平穏に暮らすのですが、生活様式の相違とか浄・不浄の感覚の違いなどに戸惑ったり、村人に怒られたり逆にめちゃくちゃ感謝されたりなんだり。けれども思いを巡らせてみても、別に自分なんか探しにこの国に来た訳じゃないと分かってしまうのでした。
  自分探し、っていう言葉自体がもう胡散臭いのですが、要は「価値観の洗い出し」なんじゃないかと百野くんは思い、ドミグロに言ってさっさと日本へ帰ってきてしまったのでした。ラストシーンで、ずっと日本で暮らしている友人に「うらやましいよ」「多いのかもしれないな、さすらいそびれたやつって」と言われ、そうか、あの旅にもそれなりの価値はあったのかもなぁ、と思わせて物語は終了。語りが……とても、上手くなっているなぁ、と思いました。百名先生の。
  読んでいるだけでも分かる通り、百名先生こそがさすらい続けている存在なのですが(笑)、それでもちゃんとここへ、漫画へ帰ってきてくれればそれでいいかなって、そう思います。またこうして、作品を読ませてくれれば。もうそれだけで。
  自分なんか、遠くに探しに行かなくてもいいのだよ。

  おお、久々の「しらまり」だ!
  コンサート開始直前、プロデューサーっぽい人に「今日は客を失神させないでくれ」と土下座で頼まれているマリちゃん。でもそれはこの子には無理なのでは? と思ったら、案の定、最初の曲が始まる前に客を殲滅させてしまったのでした。それも、客席から登場するというサプライズだけで!!
  さ、さすがだ……。
   あと物販が安くって、いいなと思いました。いいなぁ。

  「ルドルフ・ターキー」、第41話。
  今回はルドルフさんと、ペイルさんとヴェオさんの昔話。ニューヨークを脱しゴンドランドへ戻る飛行機の中で語られたのは、とにかく昔から「仲が悪かった」という話でした。ええー? じゃあなんで今はこんな関係になってるのよ?? と思ったのですが、2人のほうが一方的にちょっかいをかけてきていたようですね。
  意地を張って他人の助けなんかいらないと言い続けたルドルフさんを、からかい続けたペイルさんとヴェオさん。ルドルフさんが2人を見て嫌そうな顔をしていた理由が、なんとなく分かりました。
  しかし今回は、今だけは、ルドルフさんは素直に「力を貸しやがれ」と言い、ついに分け合ったドーナツは3人の口の中へ! 象徴的な儀式のようで、なんだか感動してしまいました。署長が力を貸してくれてよかったですねぇ。
  いよいよマフィア共との対決です! ワクワクするぅ!

  「ふしぎの国のバード」、新潟篇。
  バードさんの、「レディ」らしいところが今回出てきて、なんだか安心いたしました(笑)。ちゃんとドレスだし! 髪も結っているし! スカート丈も床まであるし!! 外を歩くと裾が汚れるやつだ(笑)。
  女流冒険家と言っても、やはり、一人の女性。きちんと礼儀と礼節をわきまえた淑女なのですよ! 案内人への給料もちゃんと払いますし、休暇も与えますよ。彼女は雇い主としてもフェアーなのです!
  ところで今回、宣教師の方が出てきて伊藤がひっどい顔で嫌がっていましたが(はっきりと、キリスト教は嫌いと言ってますね)、教徒の方に嫌なことでもされたんですかね?? 偏見をあまり持たない伊藤がここまで嫌がるって、珍しいことだなと思います。それともこういう部分では、彼もやはり閉鎖的な思想になってしまうのでしょうか??
  って、今回の冒頭の年数を見てふと感じましたが、この物語の「現在」が明治11年ってことは、伊藤も江戸時代生まれってことですよね。生まれてからずっと、目まぐるしく世界常識が変わっていくこの世界って、当事者としてはどんな思いで見ていたのでしょうか。将軍様がいなくなったり、江戸が東京になったり。大前提がどんどん変わっていくって、そうそう起こることではありませんよね。
  新潟の街はさすがに活気のある水郷でしたが、ここでも「宣教師」はなんか怪しい術を使うっていう話がまことしやかに信じられているぐらいで、日本人の本質はあまり変化がないなと感じさせました。偏見に苦しむ父の姿を見て心を痛める、幼いルース嬢の健気な姿に、心を打たれますよ。
  っていうかルースちゃん可愛い。

  柴田康平先生の読切第2弾、「んねこん」。学校からの帰り道、ちょっと腰を下ろしただけなのに、脇の鞄を猫に占拠されてしまった女子高生の戦い(笑)でした。
  いや、もう、引っかかれるのも噛みつかれるのも厭わずに猫を抱き上げて下ろしてしまえばいいのに! と思いましたが、そうしないってことは本質的に猫の行動を尊重したい、心からの猫好きなのかもしれませんね。力づくでどかしたら人間の負けになる気がする、って感じているあたり、彼女のマイルールは奥が深そうであります。
  スマフォの充電の残りを気にしながら過ごすあたり、現代っぽいなと思いました。そしてモバイルバッテリーのケーブルを猫にかじられるというのも、よくある話なのだった!(笑)
  女の子のアクセサリーとか、スマフォの画面内キャラクターアニメーションとか、選挙ポスターの怪しい面相とか、細部がいちいち面白いです。妙なファッションセンス! 猫も、ふてぶてしいしブサイクだし、ろくなもんじゃありませんが、ここまでしつこくされるとちょっと可愛く思えてきますね。
  少なくとも、心に残る猫にはなるわな。
  あと、充電はちゃんとしよう!(笑)

  「ゲス、騎乗前」、第17話。
  ミタマグレートで勝ってから騎乗依頼は増えたけれども、どれもポンコツ馬ばかり(※ 馬に失礼)。やはり強い馬でいいレースに出たい! と願う牧くんは、ミタマグレートの馬主さんにまたしても「営業」を仕掛けようとするのですが、たまたまこの馬主さんが厩務員の玉野ちゃんに惚れていると知った牧くんは、知ったその場でそれを利用!! どうにか馬主さんの口約束を勝ち取るのでした~。
  しかし、玉野ちゃんと馬主さんの会話、確かに「1周しておもしろい」なぁ(笑)。玉野ちゃんに気に入られたいあまり、彼女の頭ン中お花畑な会話に付き合ってあげちゃう馬主さんマジ男前。駄目な方向にな!! そして渋谷騎手(強い)のエージェントに説き伏せられた調教師によって説教される馬主さん、マジ駄目男……。
  あっちにへこへこ、こっちにへこへこで、競馬の世界の男たちも人間関係としがらみと面子の為に、いろいろ大変ですねぇ。仕事の成果とかじゃなく、「レースの成果」如何で評価が変わってしまう世界ですから、余計に人と人とのつながりが重要なんでしょうね。面倒臭そうだ!

  「真昼の百鬼夜行」、第4話。今回は、人魚! と言っても、人面魚のような造形でしたが。
  魚に暴れられるとどうにも捌きづらい、そんなお人好しの寿司屋の跡取りが、禁止されている「人魚の調理」に踏み切ってなんとか店を立て直そうとするのですが、ふつうの魚でさえ捌けないのに、人間の顔して人間の言葉を喋る魚を調理することなんて、出来るのでしょうかね??
  あれこれコミュニケーションをとっているうちにむしろ人魚のほうに気に入られて、いちばんきれいな部分、「ヒレ」をもらって更に調理の許可までもらってしまいますよ。
  切っていいと言ってくれた人魚の為にも、いい板前であろうとする主人公。お客さんにも、「心変わりでもあったのかい」と言われるぐらい、味に変化が出ているようであります。尊い犠牲を乗り越えて、前へ進んでいくのですね。……でも人魚を食べるのは、動物愛護的な意味合いからも法律的にも、犯罪なんだそうです(笑)。調理せずに逃がしてやれなかったのかなぁ。

  「ふうらい姉妹」。いい歳の大人に言うと「ああ、あの人!」と言われ、若い人に言うと「誰?」ってなる往年の歌手って、いますよねぇ。その感覚、すごく分かります。あと今回は、馬七さんがいい仕事しました(笑)。一目で「歌手」だと分かる絵を描くだなんて、彼にしてはやるではないか。
  夢見さくら子さんに喜んでもらえた麗子さんの衣装、どんなものになったんでしょうね。

  設楽先生のエッセイ読切、第2弾。「心の山」であります。人生に惑った設楽先生は、高尾山へ登りにいくのであります。人気あるなぁ、高尾山……。自分も大昔に登ったことがありますが、きちんと整備されていて登りやすいところが人気なんでしょうね。
  読者レビューの仕掛けには、心がホッコリいたしました。そして漫画家さんというのは、どうしても、エゴサーチせずにはいられない生き物なんでしょうかね(笑)。自身の評価をネットで見ることなどなければ、傷付くこともなかろうに……。見たほうが為になるのかなぁ……?


  そんな39号でした。次号の話も、すぐする! 予定!!

  ではではー。

「鬼灯の冷徹」23巻

$
0
0

  みなさまこんにちは! かの叶姉妹が冬コミに参戦されると聞き及び、ギョッとしている皿洗いです(笑)。叶姉妹が漫画を読むなんて寡聞にして知りませんでしたので、今、たいへん驚いております。今更ながらにブログを見てみましたら、確かに随所でズギャアァァァンとか言ってました(笑)。すぎょい。
  しかしブログに載っている叶恭子さんのボディラインすごいです……。胸もお尻もすごい……。これは確かに金を稼げるレベル!! すぎょい。

  さて本日は「鬼灯の冷徹」23巻の話題であります。表紙は漢さん!! 強そうです。

  のっけから篁さんが「歌合せに行きませんか」と鬼灯くんを誘ってきて、紫式部と清少納言が出てくるなど、歴史観満載でお届けであります。っていうかこのお二方、あと在原業平(顔は出てきませんでしたが)も、なんで地獄あたりで活動してるんでしょうね??(笑) いやいや、ここが地獄とは限りませんか。紫式部は篁さんのお陰で地獄行きを免れたって言ってますしね。
  普段は天国の住人として過ごしていて、歌合せは天国の何処かで行われていると考えたほうが自然ですかね。鬼灯くんや篁さんなんかは、行き来も自由に出来ますし。
  素行が悪くても、文学的な貢献があるから、どちらにしろこの当時の歌人やこれらの方々は地獄行きにはならなかったのではないかと思います。
  話の中だけですが北斎も出てきて、一休禅師も出てきて、そして紫式部に清少納言なので、個人的には吉田兼好なども出てきてくれないかな、と思っております。ブツブツぼやいてそのぼやきをいちいちアップするツイ廃になってそうで、超見たいッス(笑)。エッセイ系統の文学者はみんなそうなりそうですけどね。
  ところで最近、蛇蔵先生と凪子さんのタッグがお送りする(「日本人の知らない日本語」の作者タッグ)「日本人なら知っておきたい日本文学」という本を読みまして。そこに紫式部と清少納言も出てきましたよ。知らなかったのですが、この2人は面識がなかったそうですね。ですが、実際に会うよりも早く互いの文には触れていたようで、それなりに存在を意識していたと思われます。仲が悪かったのではないか、という憶測が有名ですが(会ってもいないのに仲は良くならんわな)、大概の日本人が2人を知ると、「あー、これは仲良くならんわ」と思うようでして(笑)、そのせいでそういう見方をされているようですね。
  しかし2人の性格や境遇を解説されると、たしかにわたしも、「あー、これは仲良くならんな」という気分になります(笑)。そもそもが仕事上でもライバルの立場ですしねぇ。

  そして表紙の漢さん、登場。
  エジプトへの鬼灯くんの出張にくっついていって、バステト神の部下(漢さんそっくり)に会って「何あの猫カッコイイーィ!!」と吹き出す、という回。いやいやいやいや、って鬼灯くんもナチュラルに突っ込むほど、本当にこの2匹はそっくりでした。やはり漢さんのルーツはエジプトにあったのですね!!
  漢さんが確か宋帯庁に来てからの4代目、って言っていたような気がしますが、日本の猫と家族を作ってもこの遺伝子は強力に残っている、ということですね。すげぇな。
  バステト神と意気投合して「連絡を取り合おう」などと言って別れた漢さんでしたが、漢さんもバステト神も、気まぐれなものでまったく連絡など取らず(笑)。そのへんはやはり猫というか、なんというか……。お互いにアクションを起こしませんし、相手からのアクションがないことにも特に気にはならないようでした。さすが猫だ。
  それでも日々のお仕事を全うしているんですから、ただのイエネコよりはずっと格の高い存在だってのも頷けますね。

  でもって、大食いの話。これは強烈だったなぁ(笑)。読んでいて「ウップ」って気分になりましたわ。
  シロは肉目当て、座敷童子ちゃんは小豆飯(赤飯とぜんざい)目当て、そして鬼灯くんは謎の「地獄飯」なるもの目当てでこのお店へ。こういうお店ってさ、大食いチャレンジのメニューの食材、どれぐらい用意してるんでしょうね?? 煮凝りなんてそうそうパパッと作れませんでしょう??(笑) しかも高級食材ばっかりだし、材料。
  一日限定何食までとか、決まっているんですかねぇ。
  しかし鬼灯くんの胃袋はいつも底無しだな……。この人の喰いっぷりこそが地獄そのものだよ……。いつもは食堂で、平均的な一人前を食べてらっしゃるのにね。
  そういえば鬼灯くんって自炊しない人かな(生活空間に台所が無いように思いますので)。お茶とかコーヒーとか飲みたくなったら、その都度、食堂まで行くのでしょうか?? むーん。

  そしてゴキブリ談義。現世にも地獄の食虫植物欲しいな!! みんなで持ち回りしてバルサンいらずの生活を送ってみたい!!
  ところで現世的なゴキブリ対策としては、棚の後ろや冷蔵庫と壁の隙間などに、「タイム」というハーブを撒いておくといいそうですよ。匂いをゴキブリが嫌うので、寄り付かなくなるそうです。乾燥ハーブをお茶パックなどに詰めてホイッと投げておくだけでおk、って、割といい話だと思いませんか??

  時間談義。懐中時計は内ポケットのあるジャケット、もしくは和服を着る時ぐらいしか使いようがありません。普段、洋服を着て過ごしている方々には、やはり腕時計が望ましい! または首からかけるタイプの時計とかかな。最近はバッグに付ける可愛い時計もありますよね。でもあれ、外で動いている間に何処かにぶつけそうで、怖いんですよねぇ。
  時計がなかった時代は太陽とか見て時間をなんとなく把握していた筈で、太陽のない黄泉(その頃まだ「地獄」ではなかった)においては、ヤマタノオロチの腹時計で昼を感じていた、とのことでした。なんという原始的な生活。「南国少年パプワくん」でも、「お天道様がてっぺんに来たから昼だ」って感じの台詞があったなぁ(笑)。
  時計が無いなら無いで、それなりに過ごせていた訳ですから、不便ではなかったのでしょうね。
  現代においても、時計が無くてもなんとなく時間を感じられる身体感覚を身につけておくと、便利ですよ。自分は時計が無くても、20分の誤差なく時間を当てることが出来ます。ちょっと自慢。

  そして渋谷話(違う)、結婚話に、亡霊の「神になる」発言話(笑)。
  結婚の話は女神ヘラのウンチク満載で楽しめました。やはりギリシア神話と言えばゼウスの浮気と、それに腹を立てて生まれてきた英雄(ゼウスの私生児)に呪いをかけたり苦難を課したりするヘラ様の存在ですわ。この夫婦のすったもんだが、神話に勢いを生んでいると言っても過言ではありませんからね。
  実のところヘラは、ゼウスの実の姉なのですが、そこんところは割と問題にならないようであります。その親世代で夫婦が一組しかいなかった訳ですから、必然的に最初のカップルは姉弟になりますよね。しょうがない。ゼウスの父が他の神をほとんど生み出さなかったのも理由でしょうし……。

  義経さんが久々に出てきた回では、またしても鬼灯くんの面白Tシャツが拝めました。ツノゼミ! ツノゼミシャツ!!(笑) 何処で売ってるんだよ、そのシャツ……。販売元も、これを商品化してくれませんかねぇ。前の幽霊温泉マークとか、墓が描いてあって「BAKA」って書かれてるシャツとかも、是非、商品化してほしいものであります。
  欲しい!!(切実)

  そして漢さんのぎっくり腰で、23巻、終了。座敷童子ちゃんのマッサージ術が唸るぜ!!
  そういえばダックスフントなどはあの体形のせいで腰に負担がくるという話を聞いたことがあります。直立しちゃってる漢さんの腰に今回、甚大なダメージが来たことは、直立しているが故の必然だったとも言えましょう。同様の理由で、我々人類も常に腰に負担をかけながら過ごしているそうですよ。腰を大切にね!!
  漢さんの松葉杖の使い方が独特で、「なるほどなぁ」と思ったものでした(笑)。


  簡単に駆け抜けましたが、23巻、こんな感じで。特装版を買ってドラマCDを手に入れたので、これも聞かなければいけませんね。玄田哲章さんのお声を!! お声を!!

  ではでは~。

騙されて年末。

$
0
0


  みなさまこんばんは! 月曜日だというのに飲み会に出てきた皿洗いです。バスがなくなってしまったので、寒い夜道をダラダラと歩いて帰ってまいりましたよ。
  飲み会の前に手に入れた今週のジャンプが肩に食い込む帰路でした……。しかし捨てては帰れませんからね……。

  という訳で、年末に今年最後のジャンプであります!! 週刊少年ジャンプ4・5合併号!!
  表紙はまたしても、ルフィを囲んだオールスターズ、今回はコスプレなしであります。ルフィの手、前回はピースをしているのかと思ったのですが、そうではなくて「2」と「0」を表していたのですね! 20周年イヤー、いよいよ本格始動であります!! 年明けから!!

  巻頭カラーは「ヒーローアカデミア」、第120話。第2回人気投票の結果発表であります。なんと今回は、かっちゃんが1位!! おめでとうー。そして出久くんは2位でした。こちらもおめでとう!! そんなに変動はないか、と思ったのですが、相澤先生が躍進しましたかね?? 梅雨ちゃんの衣装、可愛いなぁ。ディアンドロ??
  本編。出久くんとかっちゃんのガチ喧嘩。
  5%解放から8%解放にちょっと上げただけで、けっこう早くなって一瞬だけかっちゃんを出し抜きましたね。そう劇的な差ではなくても、より近い距離で対峙していると惑わされるぐらいの速度なのだろうと思います。このへんは、「ハイキュー!!」の変人速攻を間近で見るとすごい、って話と、ちょっと通じるものがあるような気もしますね。
  しかしかっちゃんが最終的には出久くんを上回り、2人の勝負はかっちゃんの勝ちで決しました。その勝負を通して出久くんが再認識したのは、勝つ気でいる時、強気を演じる時、どうしてもかっちゃんの真似をしてしまう自分の癖。そういえばUSJでヴィランに囲まれた時も、かっちゃんっぽく出ていって注目を集める、ってことをしてましたね。
  やはり出久くんにとってかっちゃんは最も身近な「目標」で、憧れの対象でもあったのですね。友人としては、ちょっと、嫌いだけど! 複雑だなー(笑)。
  勝負を治めに出てきてくれたオールマイトは優しい言葉をかけますが、「そんなん…聞きてぇワケじゃねえんだよ」とかっちゃんはうつむいてしまいます。最後のところで、ずっとかっちゃんの顔が隠れていたのが気になりました。やはり根本的にはかっちゃんは、オールマイトに「選ばれた」出久くんを、うらやましいと思っているのでしょう。
  それはしょうがないことだって分かっていますが、でも、かっちゃんの気持ちもちょっと分かりますしねぇ。理性と感情がせめぎあっちゃう感じがいたします。青春……ほろ苦い青春だわ……。

  「ONE PIECE」、第850話。
  だまされたーーーーーー!!(大声) なんと、プリンちゃん、いい子なのかと思っていたらたいへん「いい性格」の子じゃないですか!! ヴィンスモーク家の面々は結婚式の日に皆殺しで、技術力をそっくりママが手に入れると言ってますよ。ああああ、考えてみればこの状況は、敵の腹の中にそっくり全財産を持って入り込んでいる状態ですね。ヴィンスモーク家、ピンチじゃないですか!?
  前回、血を流して倒れていたレイジュは、プリンちゃんにやられたのかそれとも兵士の誰かに刺されたのか……。今はプリンちゃんの私室で拘束されているようであります。そこでレイジュは、プリンちゃんにママ側の計画を全て聞かされていて、それをのぞいていたピーピングサンジも真実を知ってしまいました。
  家族に利用され、大恩あるシェフの為にと仲間まで裏切って結婚に従ったのに、その結婚すら利用されて殺されるばかりの運命と。サンジ、ちょっと、哀しすぎませんか??
  っていうか、もしかしてプリンちゃんはサンジの為に自分が犠牲になるつもりなのでは!? と思って心を痛めた先々週のわたしの涙を返して!!!!! あああ、本当にもう、騙されましたよ……。
  しかもプリンちゃん、三つ目とな。この設定、必要ですかね??(笑) ジャンプがますます異形キャラを増やしていきますよ。ドキドキしてしまいます。サンジはどうするのでしょうね。

  「ブラック・クローバー」、第91話。
  王国を裏切ったゼルたちを助けた、マルス。どういうこと? この行動の真意は?? っていうか、王国を裏切ったらマルス自身もヤバいことになるんじゃないですか?? とか、いろいろ訊きたいことはあるのですが今はとにかくラドロスを倒す為に、「アンチマジック」の力を借りようと、アスタの元へ急ぐゼル! そんでマルス!!
  すごくどうでもいいことなんですが、ラドロスって名前をどうしても「マドロス(船乗り)」と間違えてしまいます。すみません。
  サラマンダー使いとまだ戦っていたアスタは、ゼルの言うがまま、サラマンダーの吐いた火球を打ち上げて!! それをゼルとマルスの魔法で導いて、ラドロスにドーーーン!! 見事、ぶつかりまして、魔法を吸収する能力を持つ彼もさすがにキャパシティオーバー。かなり喰らっておりました!!
  とっさの判断とチームワークがいつもキラッと光ってますね。かっこいいぜー。
  そのブラッククローバーも、ついにTVアニメ化! ということで! 田畠先生、おめでとうございます!! ついにこの時が来たのかぁ。よかったよかった!!

  「ネバーランド」、第20話。
  森の中で出会ったシスターは共闘を持ち掛けてきました。要するにママ(イザベラ)を蹴落としたい彼女は、この農園から子供たちをあえて脱出させて、「中央」におけるイザベラの評価を落としたいのですね。そして、自分がママになる。この農園の管理者に。偽りの愛情であっても、平穏な毎日を「人間らしく」過ごしたい、と願っているようであります。
  しかしシスターとの交渉後、エマは怒り心頭のご様子。人間らしい暮らしを続ける為に、ずっと、子供たちを食肉として提供してきた癖に! と言って。
  それは確かに、そうですね。シスター(またはママ)にとっての「平穏」ってのは、子供たちの命の上に成り立っているのですからね。ダイレクトに。
  ノーマンもエマも、どちらも芯からシスターのことを信用した訳ではなさそうですが、とりあえず利用させてもらうつもりのようであります。それはもちろん、互いにそのつもりでね。
  それにしても、ママの首にもやはり管理番号があったのでもしやと思いましたが、結局はママもシスターも「家畜上がり」なんですね。もともとは食肉になる運命だったところを、才能を見出されて「次の管理者」に選ばれた。それだけの話だったようであります。ではママが前に言っていた、「生き残るのはわたし」っていう台詞は、どんな意味があるんでしょうね。「生き残った結果」が現在ではないのでしょうか?? このあと、また更に何かあるのかな??
  物語がたった20話で大きく動きまくっていることに、改めて驚愕を感じます。舞台はぜんぜん動いていないのに、息を飲まされることばかりで。すごいなー、この作品! これは本当にすごい。

  「火ノ丸相撲」、第126話。
  佑真さんが練習した隠し技もやはり、「合わせ技」! 高等技術ではありますが、空手スタイルに合ったいい技があると桐仁が言って、佑真さんはそれを練習していたのでした。突きと、足を取るのと、足で膝をかける「内掛け」と。その三つを同時に繰り出す複合技!!
  いやいやいやいや、これ、相当難しいでしょうが!! これを突きの連続の中で繰り出せるって、佑真さん、かなり練習したんでしょ?? 空手の「型」も練習しつつこれもやってさ、練習量どんだけだったのよ……。すごいよ……。技の難しさを見ただけで、ここまで重ねてきた練習にまで思いを馳せてしまって、具体的に言うとわたしの涙腺がヤバいことに(涙)。
  佑真さーーーーーん!!(叫)
  それでも抵抗してくるバトくんの腕をやはり突きでねじ伏せ、どんどん攻めて攻めて押して押して……迷いを捨てて、仲間を信じて、ついにたどり着いた勝利でした!!
  うわああああああ、おめでとう佑真さん!! 最高にかっこいい兄貴だよアンタ!!!! おめでとうーーーーー!!

  「ハイキュー!!」、第235話。
  伊達工の面々がコンピューター室で中継見ている(笑)。変人コンビのマイナス・テンポの速攻もついに決まり、影山もブイブイ言わせて点差も縮んできました!! 相手はやはり全国に来るだけあって強いチームですが、烏野が調子に乗り出したらどうなるか分かりませんよ~?? うふふうふふ。
  顧問の武田先生のポエミィ、また発動です。世界が影山くんを見付ける、って。その通りだーーー!! もっと大きな舞台で羽ばたける存在だよ、影山!!
  でも翔陽にもがんばってほしいぃ!!(贔屓目)
  しかし今回の影山は本当に美しいプレーを見せてくれましたからね。サーブしたその直後に、すぐセッターポジションに入って、しかも変人速攻を決めるとか。その前には鮮やかなツーアタックを決めるとか。いや~本当に、鮮やかにツーが決まると、「腹立つ」も「性悪!!」も「イヤらしつー!!」も、ぜんぶ誉め言葉になりますからね!!(笑)
  本当に素敵でしたわ、影山。かっこいいぜー。痺れるね!!

  余談ですが東京ドームシティでやっていたハイキュージャックのイベントに行ってきましたが、グッズの中で影山単品のクリアファイルだけ売り切れていました(笑)。影山人気すげぇぇぇぇーーーー!!

  センターカラーで仲間りょう先生の読切、「キャンバス」登場! いつもは浮世絵風のあの絵柄でかなり際どいギャグ漫画を描いている仲間先生ですが、予告や表紙のイラストを見る限り、割とちゃんとした(?)内容っぽい!? ちゃんと描いてるっぽい!? と思って期待したのですが……
  騙されたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(2回目)
  なんだよこの絵!!(憤怒) 胸の谷間アップにするシーンとか、全力で突っ込みましたよ!! 胸なんか描いてないでしょうが!! 頭から直接腕と足が生えてますよ!! こんなんでよくもまぁ、大真面目に青春エピソードなんか描けましたね!? もうすごいよ!! 尊敬するしかない!!
  でも内容はけっこういい話で、青春のほろ苦さとか恋の切なさとか、そういうものが詰まっていてキュンときました。結論が出ていない分だけ、まだまだ飛躍の幅がありそうだなって感じさせて、希望をほのめかす終わり方でしたね。
  しかし電車のつり革につかまる描写などは、突っ込まずにはいられませんでした(笑)。
  すごい人だよ、仲間先生……。もっと線が綺麗なら尚よかったなぁ。

  「鬼滅の刃」、第43話。
  ついに累が思い出した、累が人間だった頃の話。体が弱くてつらい幼少時代を過ごし、鬼舞辻無残の甘言に負けて鬼となり、人を殺す化け物となった息子を悲しんで両親は一緒に死んでくれようとしていたのに。それに抵抗して、2人とも殺してしまった。家族の絆を取り戻したい、それが累の、ずっとずっと思い出せなかった根源的な願いだったのです。
  謝りたかった、両親に。ただそれだけだったのに。
  最期に彼が見た優しい両親の姿は累の幻覚かもしれませんが、子の罪さえ抱えて死ねる親の深すぎる愛を感じて思わず涙しました。それが累の都合のいい妄想だとしても、そんなことを考えられるぐらい、彼は深く愛されていたということでもありますからね。とても深く。求めていた家族の絆は、もう、とっくに持っていたのです。
  さて、当面の脅威は去りましたが……「柱」のお二方に、禰豆子ちゃんが滅されてしまうかもしれない、という可能性に、今更めちゃめちゃ気付きました。あっ、やべぇ!(汗)

  センターカラーで大石浩二先生の読切、「トマトイプーのリコピン」登場。
  なんと言いますか、ファンシーを装ったいつも通りの(笑)大石先生でした。ページ数が限られている分、凝縮されている感じでしたね。「山崎賢人くんとケント・デリカットぐらい違うんだって」「そんなに」という小ネタに、「福士蒼汰くんと落合福嗣くんくらい違うぞい」「そんなに」と重ねてくるあたりでブフッと笑ってしまいました(笑)。
  あーあと、ファンシーなキャラクターが4本足の生き物を飼っていると生じる違和感、超分かります(笑)。キティちゃんの飼い猫とか、2度聞きするレベルですもんね。ね。

  センターカラーで「BORUTO」。戦闘シーンがめちゃくちゃドラゴンボールっぽい!! っていうかそうとしか見えない!! ナルトの時はこんなことなかったのになぁ。描いてる人が違うから当然なんですけど……。
  とどめを刺す直前になって下っ端が出てきて余計なことするって、これもう、仕込みでしょ?? こいつら木の葉の忍びに見せかけて、実は敵のスパイだったんでしょ?? としか思えないぐらいわざとらしいですね……。
  がんばれボルト。
  でもいい加減に、サスケを「おっちゃん」呼ばわりするのはやめろ。

  「背すじピン!」、第80話。ジャイブ超楽しそうーーー!! でも、やってるほうはすっごくキツそうですね(汗)。笑顔も貼り付いたまんまだし、まったく、あえて苦しい技に挑むなんて本当にこの世界は理不尽だわ!(笑)
  ああ、でも、章先輩と秋子先輩がすっごく生き生きしていて、魅力的でした。引き込まれましたね。かっけー。
  今回のジャンプの感想、「かっこいい」が多いなぁ(笑)。

  「左門くん」、第62話。なんと今回は、バント話!! 実は左門くんにはギターが弾ける、という特技があり、それに目を付けたんだかなんだか知りませんが茨木童子がバンドを組もうと誘ってきたのでした。
  楽器を用意したり、練習スタジオ取ったり、ライブ会場抑えてライブ企画したりで、茨木童子さんけっこうお金持ってるんですね(ゲス目線)。
  バンド名を決める時の天使ヶ原さんの、左門くん案に対する「お前はなに巧みに面罵してんだよ」という日本語が素敵にまとまりスギていてキュンときました!! 面罵って初めて聞いたよ……沼駿先生どっからこんな日本語仕入れてくんのよ……。
  で、茨木童子の愛の告白は例によって通じませんでしたが、心意気だけは受け取ってくれたようで、ヤーさんの中で彼の印象はそう悪くないレベルまで上がったようですね。よかったよかった。しかしヤーさん、ヤンキーは卒業したと言いながら、何処までもヤンキー目線でモノを考える癖が抜けてませんねぇ。いいのかそれで。
  ツィッターでは担当さんが、「煽りはBOOWYリスペクト」って言ってましたが、最後にその意味が分かりました。しかしBOOWYとシャ乱Qとか、懐かしい単語目白押しだなぁ。もうシャ乱Qは復活しないんだと思うと切なさしかありませんな。ぐぬぅ。

  「青春兵器」。お前らテスト勉強しろ!!(笑) 零一はともかく英二の迷走っぷりヤバいぞ!!


  という訳で年内最後のジャンプでした!! ではではー!!

モーニング4・5合併号

$
0
0
  みなさまこんばんは! ツィッターアカウントを何者かに乗っ取られて変なつぶやきを繰り広げられるという恐怖を味わった皿洗いです。パスワード変えても同じことが起きたのですが、これってどういうカラクリなんですかね……。怖い……。
  もう一度パスワードを変えてみましたが、もしいたちごっこになったら嫌だなぁ。アカウントを取り直したほうがいいんですかねぇ?? うむむ。

  さて、そんなどんよりした気分ではありますが、クリスマス前に出ていてすっかり忘れていたモーニングの話題であります! モーニング4・5合併号、表紙と巻頭カラーは「グラゼニ 東京ドーム編」であります。

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第100話。
  契約更改には悲喜こもごも。あの丸金も年俸を減らされ、モップスの富士野選手もなんと50%減という大減額に!! そして、いつぞや散々だった鳥海は、トライアウトまで受験したのですが、今はスパイダースが興味を示しているそうです。こういうの、現実に見た報道なら真偽を疑ってしまうところなのですが、漫画の中のことなので、無意味に「トバシ記事でしたー!」ってことはないと思うのですよね。いつか鳥海とも、また何処かで対戦したり、一緒に戦ったり、するかも??
  さて、それはそれとして、また高校時代の「ナッツ」が登場! 高校3年生の春、今後の進路も含めて夏の大会への方針を固めたい時期。ナッツは監督の意見もありましたが「高卒」でプロにはならず、大学へ行くことを決めたようでした。
  しかし、ただでさえきつい練習に加えて、受験勉強……。それがどれほどつらいことなのか、この段階でのナッツは、まだ知らないのですね。すぐに睡眠不足で自分を追い詰めるようになり、やつれ具合が顔に出てきてしまいました。そんな無理をするナッツなんて、夏之介らしくないですねぇ。
  彼にもこんな、青い時期があったということですね……。体壊さなければいいけど。

  コウノドリ」、第179話。
  久松さんの奥さんはかなり悪い容態になってきてしまい、帝王切開もやむなし、というところまで来てしまいました。いちばん安全なのはヘリが戻ってくるのを待って本土の病院へ、設備が十分整っている病院へ行くことなんでしょうけれども、そこまで久松さんがもってくれるのか!?
  などと逡巡している間に、胎児の心拍数が落ちてきました。とどまることなく……。
  ゴロー先生の強い言葉もあって、帝王切開を決めたイチロー先生。お舅の久松さんは走り出し、島中を回って輸血用の人員を確保してきてくださいました!! 輸血製剤の備えがない、ならば、人に頼むしかない!! こういう時、協力してくれる人がいるのは、とてもありがたいことですね。
  久松さんのお嫁さん、大丈夫でしょうか?? 無事に生まれますように!!

  「カバチ!!」は、浦見との再会。なんとも嫌な顔付きは昔のままで、そして法律を最大限に利用して「権利」を振りかざす嫌なところも、そのままでした。浦見はこういう労働法の知識を、何処で身に着けたんでしょうね??
  でもそんな法律は知りませんでしたね。経営者が異なる事業所で働いていて、労働時間が法定時間を超えるようなら、雇用主はその分の残業代も払わなくっちゃいけないってことですよね。あ、だから通常は、副業を禁止していたり、するならするで「法定時間」を超えないようにって指導したりするのかー。
  その指導をしていれば、この請求も却下出来たんでしょうけど、浦見は巧みに誤魔化して後出ししてきたってことなんでしょうね。義理の母の店でアルバイトしてます、なんて聞いたところで、こんな展開になるなんて上司も思わないわなぁ。いっそ初めっから副業禁止って言ってればねぇ。うーむ。

  「アイアンバディ」、第20話。
  三帝が山岳ロボティクスチャレンジを開催し、それに合わせて無償提供パーツをばら撒いて、更にはその裏で提供パーツよりもずっと性能のいいものをこっそり開発している、と。……何段構えで陥れる気なんだ、こいつら……。そしてそれを超える性能のロボットを出されても、後でそれを買い取るつもりだから問題はない、と。この金満集団め!!
  カオリさんはマコトに、三帝のチャレンジには出るなと言い渡しましたが、マコトが言うことを聞かないってことももう分かっているんでしょうね。まぁでも、マコトはそこまで過去のことに囚われるようなたちではないような気もしますから、あんまり心配しなくてもいいと思いますが。
  マコト、西真工業のメンバーの前で、平気で「シーちゃんのとこの」って発言してますが、三帝の彼と昔からの知り合いだって知られてもまずくないんですかね?? 悪いことをしている訳ではありませんが、少なくともアリスは、感情的にあんまりいい気分じゃないと思うのですが……。

  「ギャングース」、第162話。なんと、次回で最終回!? っていうか本当にカズキ死んだ!!
  顛末は分かりませんでしたが、やはり力也と安達氏は捕まったのでしょうか。そして、力也がいなくなったとしても、タタキをやったメンバーはとにかく外国へ飛んだのですね。ブラジル2世組がみんな揃って新たな「ヤード」を作って法人を立ち上げているのを見て、胸が熱くなりました。その為の資金には、あの時のタタキの金が使われているのですよね……。
  もちろんその為に、そうする為に、カズキががんばったんですから。張本もみんなも、がんばってほしいです。
  そしてもちろん、来栖たちも。
  残されたみんながどうしたのか、最終回はどうなるのでしょうか。

  「バンデット」、第11話。
  後醍醐天皇の企みを知った猿冠者たちは、大塔宮の強い希望と、石の熱望もあって、この企みを潰すべく動き出しました。畿内のあちこちにある紛争の種を上手く煽って、利用しようという魂胆。その為に近付いたのは、熊若丸という男。ひとつの勢力の首領のようですが、一体どんな人物なのでしょうね??

  「鳥葬のバベル」、第13話。
  顔を変えられる男を黒田刑事が捕まえた……というか、掴んだものの、発砲されて逃げられてしまいました。その際に黒田刑事は、被弾。土手っ腹に風穴、という奴ですね。この人、次々に災難に遭ってますね。大丈夫なのかな……。
  男はまんまと逃げおおせ、仲間と合流。そして、次なる仲間を迎えるべく、明といる美波の元へ。鍵のかかっていた玄関を、鋭く伸ばした爪でかるーく切ってしまいましたよ!
  あ、もしかして、蘇った人間たちは何かひとつ能力を持ってるって感じなんでしょうか?? 翼の女に、顔を変えられる男、そしてこの爪のお姉さん。異形となって帰ってきて、そしてそれをもたらしてくれた存在の為に動いている、と?? じゃあなんで美波はそういうことを一切知らないのでしょうね。これから知らされるのですかね?? マリちゃんも実に平穏に宗助と暮らしていたのは……「蘇った連中」がマリちゃんのことを把握していなかったから?? いや、それはなさそうですけどねぇ。
  そして何故、美波ちゃんが見付かっちゃったんでしょうか?? 死体は鑑識のあの男が隠した筈なのに。なんらかの方法で、「仲間」の誕生が分かるとか、そういうことなのかな??
  まだまだ謎は山積してますぞ。

  「レべレーション」、第13話。
  いよいよジャンヌの出発です! イギリス軍に包囲されたオルレアンに向かって旅立ち、それに合わせて多くの領主や棋士、貴族が駆け付けました。みなさん、神の声を聞く娘の噂を聞いてとりあえずやってきたものの、想像以上にジャンヌが堂々としているのでつい、後に従ってしまった、って感じでしょうか?? 出発前の、僧侶の集団についてこさせるやり方とか、上手いなぁと思いますが、ジャンヌはあくまでも天然でこれをやっているんですよね。
  進軍の方向がジャンヌの思っていたものとやや違っていてジャンヌはご立腹でしたが、彼女が言った途端に風の向きががらりと変わるなど不思議なことも起きて、まさに神がかった状態であります。
  冷静に状況を見定めているヨランドの分析も面白くて、興味深いですね。同時代人にも、ここまで冷静な人がいたのでしょうか??

  「インベスターZ」。お金持ちしか受けられないサービスや医療は、本当に不平等なのか?? って言ったら、「それを言っちゃあおしまいよ」って気もしますが、まぁ現実ですよね。不平等を今更糾弾したところで、どうしようもありません。お金を積み立てたり、分割にしたりすれば、一般庶民だって300万円は払えない額じゃない訳ですし……キツイことは確かですけど……。
  でも、お嬢さんの言う、「国民から猛反発を受ける」っていう未来図も、よく分かりますよ。所得の低い層を対象に、減額とか免額とか、そういう制度を考えるべきだって主張する人、絶対出てくると思います。でもそれって、結局、国民健康保険とかそういうところでまかなう訳でしょ?? 抗がん剤と変わらなくなっちゃうじゃん……。
  今回の話は医療にとどまらず、何かを知らないことで「損をする」「損害を被る可能性がある」ことについて、十二分に示唆していると思います。もっと知って、そして有益にコトを運ぶべき! そういう啓蒙が出来る堀江さんはさすがですわ。でも言い方に問題がある場合が多い(笑)。
  現代はインターネットで、いい情報も悪い情報もいち早く伝わっていく、ってのもその通りですね。もう、テレビや新聞のアピールが通じない層が誕生しているということです。だからこそ情報を受け取る側も、賢くなくてはいけませんね。

  「眼鏡橋華子」。今回は、子供が登場しました。小さな子供の弱視って、けっこう分かんないものなんですね。そういえば色盲の検査とかって、中学生になってからやったような気もします。弱視が6歳までの矯正でとどめられるっていうんなら、中学生になってからやる検査で発覚してももう遅い、ってことですよね。それどころか、小学校に上がるより早く矯正しなくてはいけない案件ってことであります。
  見付からないのは大変なことですねぇ。なにか、もっと抜本的で効果的な検査方法が導入されればいいんですけどね。

  「サンダーボルトファンタジー」、第20話。
  丹翡さんは別室に閉じ込められてヤバい奴に拷問を受けている最中ですし、殤不患さんは鬼鳥に騙されて(?)倒れてしまいましたし……なんっていうか、この旅最大のピンチに陥ってませんか?? どうなるんだ、これ。


  あともいろいろありましたが、今回ちょっと割愛で。鬼灯が休みでした……残念。そしてジャイキリは本当にいつ帰ってくるんだ……?

  ではではー。

2016年もありがとうございました。

$
0
0
  みなさまこんばんは。冬コミ疲れが出ている皿洗いです。

  コミケ感想をけっこうツィッターのほうで書いておりますので、是非ご覧になってくださいませ!
  https://twitter.com/sara_arai8000
  コミケで買う本も、もちろんおススメであります!!(拳)


  さて、間もなく2016年が終わろうとしております。今年もみなさま、当ブログとお付き合いくださいまして、まことにありがとうございます。恐悦至極に存じます。
  私生活が忙しいとか、なんだかんだで更新頻度が下がりがちな本年でございましたが、みなさまのご支援によって今年も続けることが出来ました!! ブログ開設10周年という大きな節目の年だったにもかかわらず取り立てて何も面白いことは出来ませんでしたが、また次なる大きな節目に向かって、誠心誠意、がんばってまいりたいと思います!!

  で、現在もコミケとかなんとかで、更新頻度が下がりまくっている状態なのでありますが……まぁ、アレです。年末年始休業ってことで!! 初売りは1月3日からですよ!! みたいな!!
  最近では大きな百貨店などが正月休みを設けるようになったそうですね。いいことであります。みんなコタツに入って駅伝見ながらダラダラしようぜ!!
  ハッ、だらだらしちゃう元旦でも、「相棒」のスペシャルは見たい……!!

  来年もまた、楽しい漫画と共に歩んでまいりたいと思いますので! どうぞみなさま、お時間ありましたらお運びくださいませ!!



  ではではー。
  今年一年、お疲れさまでございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします!


  皿洗い

新春ジャンプ!!!!

$
0
0

  みなさま、新年あけましておめでとうございます!! もう7日ですが、まだ7日なので!! 松の内なので!! この挨拶でセーフ!!!!
  正月ボケに陥っている皿洗いです。正月休みを長くとりすぎましたね……。でも、ここまで休んだならどうせだから新春1発目はジャンプで書きたい! と思いまして、今日まで待ちましたの。変なこだわりで申し訳ない。
  本年もどうぞよろしくお願いいたします!!!! みなさまに来ていただけることが励みであります!!

  というわけで、週刊少年ジャンプ6号!! 表紙と巻頭カラーは、「ONE PIECE」であります。ルフィの乗ってるニワトリかっこいい! 付録のカレンダーポスターも嬉しいですね。さっそく今号の巻頭カラー絵が使われている!(笑)
  本編、第851話。
  もうプリンちゃんの悪女っぷりは分かったから、追い打ち掛けないでください!!(涙) 決め台詞を悪意を持って物真似するって、それ本当に底意地の悪い行為だからね!? サンジじゃなくても傷付くわコレは!! サンジまじ可哀想……。マジ泣きしてますよ……。花束だけ置いて立ち去って、さて、どう出るのでしょうね??
  プリンちゃんの能力も発覚しました。涙で男を落とす上に、都合の悪い記憶は消せるなんて、もうこれ完璧じゃないですか。こっぇえええええ(震)。
  ブルックはビッグ・マムと直接対決!? 「石」の写しだけでいいのに、「石」そのものを奪おうとしているようであります。ビッグ・マムに向かって「お嬢さん」と呼びかけるなんて、なかなか出来る人はいませんよね。さすがブルックだ。魂が痺れるぜ! んでもって鏡の中では、キャロットとチョニキが爆走中!! くすぐり拷問とか、なんて優しいんだこいつら!!(笑) そしてこの鏡の中の世界では、鏡に呼び掛ければ「何処に」設置されている鏡なのかすぐに分かる仕組みになっている模様。この鏡たちも、「魂」を分け与えられているのでしょうか?? なんにせよ便利だなぁ。
  ピンチのルフィたちの元へ、ジンベエ参上!! やったー助けが来たー!! 良かったー!! マジで!!(安堵の涙)

  「ヒーローアカデミア」、第121話。
  ケンカの結果、オールマイトと出久くんだけの秘密だった件が(教師陣には他に知っている人もいるようですが)、かっちゃんにも明かされました。納得したかどうかは分かりませんが、なんだかやっと、出久くんとかっちゃんが同じ目線に並んだように思います。処分の共有スペース掃除でも、出久くんの質問に渋々ながらかっちゃん、答えてくれてますしね。明らかに、いい変化ですね。
  以前のかっちゃんだったらこうは変わってなかったんじゃないかと思うと、オールマイトの存在が彼の心にどれだけの割合を占めているのかも、なんとなく察せられます。だからかっちゃんも、根本的には出久くんと同じ、「かっこいいヒーロー」に憧れる少年なんだなぁ、って。ヴィラン連合にさらわれた時の態度からも、根っこのところが同じなんだなぁと思えて、ちょっと嬉しくなるのでした。今まではなんだか、悪役っぽいスタンスが多かった気がしますからねぇ。
  で、始業式。なんとB組はみんな仮免試験に受かったようでして、負けじと優秀なところを見せてくださいましたね。心操くんの身体的変化も気になるところ。夏休みの間に、鍛えたのかな??
  小動物的な話の導入から、華麗に本題に入っていく校長、好きです(笑)。

  「鬼滅の刃」、第44話。
  うわー!! 善逸!! 久々に出てきたと思ったらミイラ男みたいにされとる!!(笑) ぐるぐる巻きだよ!! ぐるぐる巻き!! でも「治療済み」って書いてあるので本当にほっとしました。ああよかったー。ついでに、ほとんど蜘蛛になっていた小さな方々も治療済みのようであります。戻るの? これ……。泣いてるの、可愛いけど、可哀想。
  んで、後始末部隊によいしょと背負われて、この新人たちはどうやら助けられたようであります。はぁー、よかった。
  以前に出てきたおばあちゃんは、今回はお世話にならないようですね。まぁおばあちゃんやそこらのお医者では、善逸あたりはどうすることも出来なかった筈なので、いいのですが。
  そしてやっぱり、刈られる運命にある禰豆子ちゃん。そういえば鱗滝さんは炭治郎に禰豆子の処置を説明していましたが、本部っていうか鬼滅隊のほうにはぜんぜん説明しなかったんですかね。ふーむ。しかし伝令で、拘束して連れてこいと命令されましたので、刈られるのだけは免れましたよ!
  選抜試験で見た覚えのある女の子の隊員、ってことは、毒を使う「柱」のお弟子さんなんでしょうか?? 容赦なく炭治郎を蹴り落すその根性たるや、まさに鬼滅隊! って感じですね。炭治郎はそれで顎の骨が折れた訳ですが(汗)。
  後始末部隊の方、「可哀想だな縛るの」って呟いたりとか、けっこう感覚が常人っぽくてなんだか安心いたします。
  ともあれ、ボロボロになりながらも、みんな生きて帰れましたね。よかったー!

  センターカラーで「背すじピン!」、第81話。
  ラテン部門では咲本ペアが優勝し、王者の威厳を見せ付けました。それが面白くなくて、3位の章先輩は不貞腐れて会場に座り込んだまんま。じっと黙って何を考えているのかと言えば、咲本さんに言われた、今後も試合で会うことはあるじゃないかっていう言葉。つまり、君たちもプロになるんじゃないのか? と言われた訳ですね。こっち側とかあっち側とか、やけに抽象的なのは、心の中であっても言葉にするのは重たいからなのかな??
  見捨てて帰ればいいのにそうしない秋子先輩、優しい(笑)。
  しかし決勝戦の絵、めっちゃいいなぁ……。この試合、見たかったわぁ。
  御木くんは悔しさのあまり、先に帰ったとのこと。まぁそんな日もあるよね。クレープ頬張るターニャ可愛い☆ ハッ、主人公についてあんまり触れてないな! つっちーはまだまだ伸びしろだらけで楽しみしかないな!! 今回は途中からすっかり観客になっちゃったからなぁ(笑)。

  「ハイキュー!!」、第236話。
  おおおお、翔陽、合宿(※ 泊まっていない)の成果が出てるじゃないですか!! 月島がフェイントで抜かれたけど、「ブロックがしっかりしてるとレシーブしやすい」(24巻より)との言葉通り、コースが絞られているのでしっかり拾えましたよ。
  その前のラリーもすごかったですねぇぇ。相手もさすが、2年連続全国に来るだけのことはあります。相手にとって不足なし! ってところでしょうか。丸山選手が、なんだか、岩泉さんと西谷先輩を混ぜて出来たように見えてきました(笑)。

  「ブラック・クローバー」、第92話。
  ええええ!? このサラマンダー使いの女の子、マルスの回想に出てきたあの女の子だったの!? いやいやいやいや、ぜんぜん違うよ!! こんな形相してなかったよ!!(涙) でもマルスが言うんなら、おそらく本人なんでしょうね。じゃあ、人間に裏切られたとか、一族が皆殺しになったとか、そういう記憶は?? 額の眼と一緒に植え付けられた、誰か他人のものなのでしょうか??
  分からないことだらけですが、とにかくこの暴走を鎮めて話を聞ける状態にしませんとね。
  記憶を取り戻したマルスがものすげぇ人間臭くて妙なあったかさを感じます(笑)。そして、誰に悪口言わせても、アスタはとりあえず「小さい」が真っ先に挙げられる特徴なんだなぁ(笑)。
  アスタも大概、コミュ力お化けだなぁ。

  「デモンズプラン」、第6話。
  ベロニカもただの狂人ではなく、集めたコレクションを恋人に「見せたい」という欲求が根源にあった、割と人間らしい男だったようであります。でもその恋人、婚約者は既に死んでいて、更に悪魔になってしまった彼にはもう、蒐集し続けるしか道がなかったってことですね。
  そして新キャラが、「正義欲」のベルガモット。いい匂いがしそうな名前だ!!(笑) 正義まで「欲」になるとは。義憤、みたいな意味ですかね。それが「欲」なのだとしたら、このキリリと爽やかな態度も頷けますね。
  人間性を失うか失わないか、それは何をエネルギーとして悪魔に変化したかにもよってそうですね。

  センターカラーで「火ノ丸相撲」、第127話。
  あああああ、佑真さんの勝利をみんなで喜ぶ、これぞ青春の一幕ですね!! いいわぁ、本当に素敵……。レイナさんの泣き崩れる様子とか、本当によかったって、素直に思えます。喜びを噛み締められます。これでいよいよ、大将戦ですよ!!
  仲間に言葉をかけ、気持ちを奮い立たせる向こうの大将、横綱もさすがのものですが、もう潮だって負けてませんからね!! ここで勝って、次へ行く!! その為の一戦になるんです!! 必ず!! 勝て、潮!! がんばれ!!

  「ネバーランド」、第21話。
  こちらの手の内をさらさずにシスターから情報を引き出すべく、夜にシスターの部屋を訪ねたノーマンとエマ。しかし逆に表情をまんまと読まれ、何処まで情報を把握しているかを見破られてしまいました。ううむ、さすが、この農園システムの中で競って勝ち抜いてきただけのことはあります。老獪っていうとおかしい感じではありますが、何枚か上手ですね。
  シスターでこれなら、ママと直接対決したらもうーボッコボコ(比喩)なんだろうなぁ。表情やリアクションまではつくろえない、こういうところはやっぱり子供なんだなと、逆に腑に落ちた感じはありますけどね(苦笑)。
  読めないし発音も分からないあの文字、一体何なんだー!! これからがますます本番なのだと思わせる一夜でした。ああ、まだまだ深みへと拡がっていくのか、この物語。どんだけなんだ……楽しみだけど怖い……。あと単純にシスターが気持ち悪い。

  「左門くん」、第63話。
  おおおお、ついに天使ヶ原家のお父さん、出てきましたよー! 想像以上にイケメンだ!! しかも役職は部長とか、すごくないですか!? すごくないですか!? 天使ヶ原さんはやはり「いいおうち」のお嬢さんなんだなぁ。個人的感情はどうあれ、そういうお家のお嬢さんを言葉で足蹴にするような真似は、やはり褒められたものではありませんよ、左門くん……。まぁ馬耳東風だろうけど……。
  しかし天使ヶ原家のお母さん、わざわざ夫の前で娘の「彼氏」(違う)の話を持ち出すとか、これはもう挑発行為ですよ!? ここに審判がいたら即座にペナルティ発動しているぐらいのファウルですよ!! というか、今すぐわたしがこのお母さんの口を塞ぎたいよ!!(焦燥) どうしてくれよう、このアラアラウフフ系マザー!! 釈迦のように慈悲深くも怖いマザー!!
  輪ちゃんの反応を見ると、あぁやっぱりこの子もいたいけな女子中学生なんだな、って思います。はい。年上男性が一緒にお風呂に入っていたなんて、マジで心に傷を負うレベルで嫌だろうなぁ。察するわ。
  お父さんは間違いなく勝ち組なので、左門くんの存在などに心惑わされないで真面目に生きていってほしいです。切実にそう願います……。

  「青春兵器」、第11話。英二の親代わりの、教官登場! ナイスガイ初老イエーイ!!
  と思ったらすぐさまトラウマが発動して狂乱状態に!!(笑) 教官しっかりして!! 安心して、ここは平和な日本よ!!
  つーか、ゲートオブデイジーって!! デイジー!! 可愛く言えばいいってもんじゃないぞ!!!!!!(笑)
  元の姿に戻れる確率が0.1%以下で、290回試して元に戻ったってことは、相当の強運ですな。この場合、教官が強運なのか、英二なのかそれとも零一なのか。……まぁ、丸く収まってよかったわ。やれやれ(笑)。

  「磯部磯兵衛」。先生の言うことが毎回もっともな件(笑)。でも、他人の親御さんの悪口は、いくら先生と言えどもいけませんよね。まして磯兵衛は父を心底尊敬しているみたいですからね。
  そして、髪を生やしてもらったからってコロッと意見を変える先生(笑)。買収されてるようなもんじゃないか! それとも何か、髪を生やす技術を持っている侍はいい侍だとでも言うのか!?(笑) 気持ちは分からないでもないが今回は先生があからさまに悪い。
  あと、最後の柱の「ジジイに髪が生えるとババアになる」に、死ぬほど笑いました(笑)。確かに!(笑)


  今年最初のジャンプはこんな感じでした!! いやー、いい笑い初めですわ。
  ではでは!!

モーニング6号

$
0
0

  みなさまこんばんは! 鏡開きなので夕飯に餅を食べた皿洗いです。またまた休んじゃってすみませんでした。祝日を利用して、合羽橋へ行ったりしておりました。可愛いお皿が買えましたよ! わーい!

  さて本日はモーニング6号の話題。年明け最初のモーニングで、おめでたいイラストが描かれてますね。表紙と巻頭カラーは「CITY」であります!

  「CITY」、第13話。
  さんざん語り合い、花札などもして遊んだであろうあくる朝、何やら不穏な書き置きを残して新倉さんの家を辞する南雲さん。漫画家を高度な身体能力で鮮やかにかわして、向かった先はウィンズ……? 馬かよ!! 後輩から金を巻き上げて馬に突っ込むとか、この人本当にどうしようもないな。
  そして、出てくるたびにだいたい災難に巻き込まれている、洋食マカべの息子さん・立涌くん。今回は着ぐるみの中に閉じ込められ、簡単な動きをレクチャーする筈が、彼自身がレスキューされる羽目になったのでした。午後からの試合は……無理、かなぁ。この子、なんだかんだ言ってなかなか部活に参加出来てないように思います。親としてそれでいいのかと、ここのシェフに問いたいですね。
  しかし、着ぐるみのファスナーが壊れる瞬間の流れるような描写と、その後の無音展開、いいなぁ(笑)。グイグイ読ませる力強さがありますね。新年から頼もしいことであります!! 1巻ももうすぐ発売ですって!!

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第101話。夏の甲子園に臨む、夏之介ことナッツ。
  中間テストでいい成績を取ったのに、夏の地方大会はなんと初戦敗退! 去年の優勝校を下したってことで、相手校は大喜びでした。そのままの勢いなのか、この学校がこの年の山梨代表になりましたが、本大会ではこの山梨代表も初戦敗退!! 甲子園は本当に厳しいところですよ……。
  そして期末テストの順位もガクッと落ちてしまい、ナッツは急に自分に自信がなくなってしまうのでした。しかし野球部の監督はそんなナッツを叱らず、もっと調子に乗れと焚き付けます。普通なら「それ見たことか」とお説教しそうなシーンでこんなこと言うとは、なかなか独創的な監督さんですね。
  でも、こういう人の下で育ったから、ナッツの彼らしさが生まれたのかもしれませんね、確実に、身近な先輩とかには、影響受けてませんからね(笑)。すぐ目上はあんまり慕わない子ですから、この当時のナッツは。
  吹っ切れたのか、プロを目指すと言い出したナッツ。監督は止めますが、「もう計算はしない」でぶつかるつもりのナッツ。もちろん、読者は結果を知っているのでスカウトさんの心配もあんまり重く受け止めませんが、「この子はプロ向きではないのではないか?」という懸念は、当初からあったってことなんですねぇ。
  それでもナッツはプロになって、このあと10年はゆうに活躍するのですよ!(休んでた年もありましたが)

  「鬼灯の冷徹」、第205話。
  おっ、お歳暮ネタだ。どう見ても年末の話なので、前回に載せ損ねたのがこれなんだろうなと、余裕で察しがつきます(笑)。今はお歳暮やお中元も、賄賂になるとかいうことで取りやめているところが多いそうですね。現に、選挙が近いと、お歳暮もお中元もぐんと数が減るそうですよ。分かりやすいー!
  今はもっぱら宅配ですが、昔はお品物を風呂敷なんかに包んでわざわざ相手の家まで行って、そして暮れのご挨拶をしていたと聞きますから、だんだん簡略化され、そして風化していくのはまぁ必然と言えましょう。年末にそんなことしている暇など、あろう筈もありませんからね。
  でも年賀状がそうであるように、心のこもった贈り物をやり取りする風習は、出来ればなくなってほしくないですねえ。近況報告と生存確認だけなら、まぁ、お歳暮も年賀状も必要ないんでしょうけど(笑)。
  話を戻して、シロのお歳暮探し! この3匹は、いつもルリオが代表して品物を決め、送っていたようであります。適任ですね。しかし今回はシロが「俺ちょっと聞いてくる!!」と言って出ていき、鬼灯くんに指南を受けておりました。ここで桃太郎の話も出てきてましたが、たくさんもらうであろう人に、かぶらないように品物を送るのは難しいんですよねー!(笑)
  しかし地獄のお店はそれこそ、珍味も珍品も色々そろってそうで楽しそうですね。前に話に出てきた、刀の葉っぱで作る生け花とか、出来たら贈ってほしいぐらいですよ。
  どうでもいいけど、「黒焼きまん」っていったい中に何が入ってるんですかね……?(汗) やっぱりイモリ? イモリなのか?? そんでもって、それが美味しいのか?? やはり樒さんも鬼ですから、人間にはない味覚があるのかもしれませんね。
  いいことをしたのでいいものが返ってくる、という昔話のような報恩を受けて、3匹、いい年越しが出来そうですね。
  めでたしめでたし(笑)。

  「宇宙兄弟」、第287話。
  ロシアならではの宇宙飛行士訓練、またやっております。今回は極寒の森での、サバイバル訓練! 昔、ソユーズの帰還船が変なところに落っこち、48時間も発見されなかったことにちなんで、72時間に及ぶ訓練を実施しているのだそうです。なるほど、回収されなかったら、命にかかわりますもんね。まして宇宙空間から帰ってきた飛行士たちは、地球の重力でろくに動けない筈ですし。なんでも、備えておくことに越したことはないんですねぇ。
  でも、凍った湖に飛び込む理由はよく分からない!!(笑) 度胸試しって言ってもねぇ~。
  完全なイメージですが、寒い国の方々はこういうのが好きなんですかね。あえて冷たいところに飛び込むって、そのうちこれ死人出すぞ(汗)。

  「疾風の勇人」、第44話。
  ついにサンフランシスコ講和会議、開始です! なんと、52ヵ国も集まって会議をしたとのこと。これじゃあ、同意を得るだけでいっぱいで、新たな提案とか講和条件の練り直しとか、やってられませんよね。それが会議の真の目的だとしても、集まるだけで大変なので、割愛です、割愛。
  事前にこそこそ落ち合って打ち合わせて、通すべき「案」をすっかり決めておくってのは、まさに“大人の都合”。でもそれが、合理的とも言えましょう。特にこんな、会議をぶち壊そうとしている共産圏の代表がいる場合はね。
  こっそり相手国と会って、サンフランシスコ講和による賠償ではなく、「二国間の」条約としての賠償を約束し、本会議は滞りなく進ませた吉田茂の手腕に乾杯ですわ。
  支払い能力のないところに莫大な賠償を負わせると、ナチスドイツみたいなことになるって、それはもうアメリカさんも他の各国も分かってることですしね。少しの譲歩ぐらい、してくれましょう。ありがたいことであります。
  このような交渉を重ねに重ね、ついに、独立へと続いていくのであります!!
  長かったなー。

  「バンデット」、第12話。
  うまい話がある、と言ってあちこちの徒党に同じ話を持ち掛け、同じ時期に同じ米の荷を襲わせようとしている猿冠者。コレは……うまい話そのものに嘘はなくても、やっぱり、担いだってことになるんじゃありませんかねぇ??(笑) まぁ、乱が終わってからのことは、また別に考えればいいんでしょうけど。
  でも猿冠者に騙される(おそらく前科あり)みなさんも、猿冠者のことなんか無視すれば平穏に過ごせるのに、ホイホイ乗っちゃうんだなぁ。やはり、危ない橋を渡らずに大きなものはつかめない、ってことでしょうかね??
  そして猿冠者は河内まで足を延ばし、とある組織の女ボスと面会。どうもここは、そこそこ規模の大きな売春施設のようですね。とは言っても殺伐とはしておりません。まぁ、時代が古いので雅とまではいきませんが、吉原のような風情すら漂わせてますね。四つん這いになった男の上に座る、この女ボス、椿大夫の貫禄もあってのことかと思いますが。
  猿冠者はここで、石に、女を抱かせてやると言いまして。椿大夫があてがった女と、石は寝て、初めての経験を済ませるのでした。へぇぇ、そういうことか……。済ませた後の石の顔に、つい笑ってしまう猿冠者。気持ちはよく分かります!(笑) 石、いい顔してますもん!!(笑)
  英気を養ったところで、また次の行動に出ますよ。

  「コウノドリ」、第180話。
  無事に赤ちゃんが産まれました! 島のみなさんの協力もありましたし、久松さんの状態もそこまで危なくはならず、一安心ってところであります。よかったぁぁー。
  こんな苦労の夜を越して、いよいよゴロー先生が島を去る日がやってきました。いつも調子が悪い、と断言するおばあさんも今日は妙に優しく、調子はいいからわたしらのことは心配するな、と言ってゴロー先生を送り出してくれます。一部からは「島にとどまってほしい」と請われるも、まだ未熟な自分では島の人をいつか裏切ることになるから、出来ないと。そう答えて、ゴロー先生は東京へ帰っていったのでした。
  つまり、じゃあ、万全と言えるようになったらまたこの島へ来るのでしょうか??
  そんないつになるか分からない話、三崎さんは待っててくれるのかなぁ??(笑)

  「アイアンバディ」、第21話。
  次なる目標、三帝の山岳ロボティクスチャレンジに向けていろいろと準備を始めている西真工業ですが、そこへふらりとやってきたのは国立ロボティクス研究所の主任、音又女史。ロボット開発はチーム力がモノを言う、こんな弱小企業じゃあ負けちゃうわよと、あえて挑発的なことを言っていくのでした。
  そりゃあねぇ、国がバックについている開発研究と、一介の町工場とじゃ、実力も組織力もサポート体制も雲泥の差でしょうからね。わざわざ比べるべくもないほどの実力差であることは、間違いない筈です。なんでわざわざ、そんなこと言いに来たんでしょうね??
  音又女史が室内スキー場みたいな施設で君臨(笑)している頃、マコトとイクミくんが向かったのは、下町の製氷屋さん。なんかこれまた、規模の小さなことを始めそうな予感ですが……まぁ、大手と比べて悲観していても、始まりませんね。そもそもマコトには、凹むっていう感情の選択肢がなさそうですしね(笑)。
  どんなアプローチをしていくのか、楽しみであります!

  会長。万亀さんの「どうだっていいよそんなこと」って台詞がすべてですね(笑)。
  しかし秘書に付き合ってやってゲイバーに行ったところをライバル会社のトップに目撃され(※ この人もゲイ)、経済界あたりに「島さんてバイ?」と噂が流れるという妙な展開に……。何の布石なんだよ!!(笑)

  「鳥葬のバベル」、第14話。
  え!? 駿河先生、生き返ってたの?? ずっとなんでこの人だけ帰ってこないのか謎だったのに、ちゃっかり帰ってきていてしかも宗助を殺そうとしているとか、どういうことなの?? 他の「蘇った人たち」や美波ちゃんの言動を見ている限り、本人の記憶はそのまま保たれているようですね。マリちゃんも、宗助に懐いたままでしたし。じゃあどうして、駿河先生は宗助を狙うのか??
  鳥に喰われた際に、何か指令でもあったのでしょうか……?
  そういえばマリちゃんは、今どうしてるんでしょうね。

  「眼鏡橋華子」。眼鏡供養なんてあるんですねぇ。針供養と言い、日本人は、愛着のある品物を簡単に捨てることに抵抗のある国民なのかもしれません(笑)。貧乏性とも言うかもしれませんが。でもそれ自体は悪いことじゃありませんし、供養することで持ち主の心が納得するならきちんと意味はありますよねぇ。
  この眼鏡の碑は、見たことがあります。これって上野だったっけか。
  どうでもいいけど、リアカーの使い方おかしいです(笑)。これじゃぶつかりますよ。視界も効かないし。

  「ランド」、第32話。
  四つ神さまが四体同時にちょっとだけ動いて、村中大騒ぎであります。それを鎮めようとして、「四つ神さまだって動くこともあるかもしれない」と言った杏でしたが、その後に四つ神さまを否定しかねない発言が続いた為に、村人のますますの怒りを煽ってしまう結果に。
  せっかく最近は穏やかに過ごせていたのに、また杏の家が焼かれたり暮らしにくくなったりしたら、嫌ですねぇ。集団で寄ってたかって身寄りも他にない叔母と姪を小突き回すとか、何考えてるんだ、この村の連中は。頭がおかしい相手になら鍬振るってOKとか、本気で思ってそう。怖い。

  読切、「イオンにみせられて」。要するに建造物フェチの人の話でしたが……いろいろ魅力を語ってくださるのはいいのですが、“何故”イオンモールなのか? というところがどうしても分からず、上っ滑りしたまま終わってしまいました。好き、好きって、自分語りばっかりでいまいち入ってこない。絵が暗いし。
  イオンが好きなのは分かりましたが、それが「他の建物」ではなく何故イオンモールなのか? って話ですよ。
  「で、オチは?」と問いたくなる読切でした。
  でっかい建造物がかっこいいってのは分かりますけどね。どうしてイオンモールなんだろう。

  「サンダーボルトファンタジー」、第21話。
  背中に傷を付けられ、剣の柄も奪われ、兄の生首と対峙させられた丹翡。心が壊れた目をして、牢屋に投げ込まれてきました。そこへ通りかかった、遅れてきた一行。隣の牢屋に入れられていた不患さんがどういうことかと問いますと、どうも騙されていたのは不患さんと丹翡さんのほうで、この腕に覚えのある一行は(槍の捲殘雲を除く)、初めから天刑劍を奪う目的で集まったようであります。
  鬼鳥さんの正体は、名の知れた盗賊!! ええええ、じゃあ、天刑劍簒奪に一枚噛みたいばっかりに、不患さんを巻き込んで丹翡さんを謀ったということ!?
  そりゃ別天骸でなくても大笑いするわ……。これを義士と言われたんではなぁ。ああああ、なんてひどい話なんだ……。でもこれ何処に着地するの?? このままじゃ、バッドエンドまっしぐらですよ??

  「ギャングース」、ついに最終回!!
  カズキが遺していった金と人脈と「覚悟」とで、その後のみんながどう生きたか。資金を手に、不動産業の傍ら託児サービス付きの母子世帯専用賃貸業をやるとか(サイケ)、ビンテージアメリカ車の工房の傍らで子育て世帯に特化した家事代行サービス業を営むだとか(タケオちゃん)。
  高飛びしていた面々も戻ってきて金融業を興し、併せて学生向けの超低金利金融や学生専門の人材派遣業を展開するだとか。アフリカへ行ったマルコスたちは自動車整備の小さな工房から始めて、今は整備関連の職業訓練学校を各国に建てているそうです。「タイム誌」の表紙を飾るとか、すごいじゃないですか!!
  ヤンくんはロンドンで中華料理の店を営み、ユイカはその店で暮らしつつ大学へ通っている模様。カズキの「ウサギちゃん」まだ持ってますね。さすがにワンコはもういないのか……。
  高田くんも洋ちんも、ちゃんと生きてます。よかったー。高田くんは車椅子ですが、義足もありました。
  安達は服役したようですが、兄貴の力也の話はありませんでしたね。どうしたんでしょう。亡くなったのかな??
  カズキの母も時を経て立ち直り、保育士としてちゃんと働いているようであります。頭が悪くてごめんねと言って何もしないでいた、あの若い母親の面影はぜんぜんありませんね。そして驚いたことにアヤミちゃん! 議員になった上に、新ポスト「次世代育成大臣」に任命されたのです!! すごーい、大出世じゃないか!!
  アヤミちゃんが29歳ってことは、15歳だったんだから、14年か15年が経っているのか。長い年月でした……。この漫画のラストにあるように、本当に都道府県道がたくさん廃止されるような、弱った国にならないようにしませんとね!! 戒めと希望を含んだ、すごい作品でした。
  みんな「ギャングース」を読むべき!!
  はぁ、本当に終わってしまった……。毎週ドキドキさせられましたよ。肥谷先生、鈴木さん、お疲れさまでした!!!!

  「カバチ」。浦見が異動を拒否している、というところを責めて、なんと社長と専務まで担ぎ出し、彼に懲戒解雇を言い渡すことに成功しました! それを不服としたのか、辞表を提出した浦見。最後に一泡吹かせてやれることが出来て、金田さんもニッコリであります。よかったよかった。
  あてにしていた「残業代」が入らなくて、旅行もふいになっちゃいましたね。ざんねーん。

  時々急にコーヒーにこだわる「クッキングパパ」。これもやはり、荒岩課長の趣味の一環なのでしょうか?? ネルドリップとかサイフォンとかに凝り出したらもうきりがないぜ!!
  でも漫画を読む限り、ペーパードリップのようですね。これが一番楽よね。うん。


  ではではー。

コミックビーム12月号

$
0
0

  みなさまこんばんは! 我が家へ来た年賀状の数を数え、差し引きマイナス10枚ぐらいになる謎に首を傾げている皿洗いです! 何故でしょうね……わたし毎年、年賀状片思いの相手が出てまいります。喪中欠礼でもないのになぁ……。出せないなら出せないで、メールでもくれればいいのにね!
  でも来年も出します。懲りずに。

  さて本日は、発売から2ヶ月ほど経ってしまった「コミックビーム」12月号であります。表紙と巻頭カラーは新連載、森泉岳土(もりいずみ・たかひと)先生の「報いは報い、罰は罰」であります。
  なにやら物々しいタイトルですが、久々に森泉先生の作品に触れることが出来て、ワクワクしております。毎度、作画が一風変わっていて、独特の世界を作り上げていらっしゃる森泉先生。今回は爪楊枝で全編描いた、という話を聞きましたが、マジですかね……。
  「付けペン」の原理で言えば、先が尖っているものなら何でもペンとして応用することは可能だと思いますが、爪楊枝は長時間握っての作業には向かないと思うのですが……。すぐ尖りが削れて、交代となりそうですしね。まぁその部分は、使い捨てでいいんでしょうけど(もともと間伐材ですし)。
  でもいざ読んでみると確かに、かすれがちの主線が醸し出す弱々しく頼りなく幻想的な世界は、普通のペンで描いたとは思えません。昔は紙版画のような絵で描いてらっしゃいましたしね。本当に、これで漫画を作れるってところからして、まずスゴイことですよ。

  そんな独特の新連載ですが、内容は、アメリカから帰国したばかりの女性、真椿さんが、実の妹が失踪したという報せを受けて帰国したその足で妹の嫁ぎ先へ駆け付け、そこで奇妙な出来事に遭遇する……というもの。嫁ぎ先というのが大したお屋敷で、山の中、森を抱えた広い広い洋館なのであります。作中で人物が、イギリスから移築したと説明してましたが、これだけの規模のものを一回ばらして、運んで、同じようにまた建て直すって……どれだけの手間なんでしょうね。想像するだけで、その苦労にくらくらしてしまいます。
  なんとなく、密室殺人でも起きそうな雰囲気ですね(汗)。妹の結婚相手の息子(主人公の真椿と同い年ぐらい)、そして娘、娘の息子と出てまいりましたが、どの人もみんな何かを隠し持っているような、笑顔の陰で真椿さんを冷静に観察しているかのような、違和感のある印象を受けました。
  洋館の吹き抜けで真椿さんが感じた、怪しい視線も気になります。ミステリーっていうか、どちらかというとホラータッチでしょうか??(汗) なんにしても、おかしな空間に迷い込んでしまった感が半端ない。
  妹の娘もいて、もう5歳になるそうですが、妙に大人びた口調で「ようやくあの人たちに報いを受けさせられる」なんて呟いております。あの人たちとは、このお屋敷の家族のことでしょうか?? 真椿さんが来たら、どうして報いが発動することになるのでしょう?? いろいろ分からないことだらけで、しかもどう考えても明るい展開は待っていそうにないのですが(汗)、俄然、2回目が気になります。楽しみ!

  「銃座のウルナ」、第13話。
  殲滅作戦は進んでいましたが、チュリッカが戦闘中に基地の外へ出てしまいヅードに捕まり、助けようとしたカレットが腕を落とされ……女性陣にも、犠牲が出てしまいました。よく見ると捕まったチュリッカも、右足首を落とされていますね。斧を振るうヅードは、なかなか力が強いようであります。
  ウルナともう一人の狙撃手も、地上から弓矢で狙われ、男性のほうはあっという間の一撃で絶命してしまいました。すごい射撃制度だ! 弓なのに!! でも弓を引く力も相当あるようなので、そこらへんは人間より有利そうですね。
  弓矢での狙撃に加え、可愛がっていた犬たちが襲われているのに気付いたウルナは射撃用の見張り台を駆け下り、侵入していたヅードと激しく交戦! 犬たちの助けもあって2匹仕留めましたが、それが自分を銃座から離す為の作戦だったと不意に閃いて、急いでまた見張り台へ戻っていきました。
  カレットが大ピンチですが、間に合うのでしょうか?? ああああ、ハラハラする。もっと楽な作戦かと思ってたのに!!

  「地底旅行」、第15話。
  間欠泉を持つ島は火山の本当にてっぺんのようで、そこらへんの泉(温泉)の水温を測ってみると、なんと100℃を超える超高温が記録されたのでした。ただの水だったらとっくに沸き立って蒸発している筈ですが、漫画を読む限りそんな描写はありませんね。ただの水ではないから、沸点が高いとか、そういう理由でしょうか??
  地球の中心部は低温だとする説を掲げていた教授の主張と相反するのではないか、と質問してみたアクセルでしたが、伯父さんが自説を曲げないので議論は諦め、一行は再び出航したのでした。
  まぁ確かに、今日では地球の中心部はマグマだってことが分かっているのでこの地底火山にもなんら不思議はありませんが、地底がまだまだ未知の領域であるこの作品内では、確かなことなんか何も言えませんからね。反証とするにはまだ足りない、ってところでしょうか??(笑)
  そして次なる試練は、海の嵐。大気中の電気が高まってきて、風が凪ぎ雲が垂れ、怪しい天気になってまいりました。嵐が来ると予感したアクセルは帆を下ろそうと進言しますが、教授はこれもかたくなに拒みます。ただ、前に進みたい一心で。
  櫂は積んでないのか、このイカダは。……あったとしても、漕いで渡るにはちょっと無謀なほどの巨大な海ですけどね。
  いよいよ、嵐がやってきますよ。大丈夫なのか、3人は。

  桜玉吉先生の読切、「ダンシングヒーロー」。これってあれか、あの懐かしの曲か、と思ったらそうでした(笑)。蜘蛛糸にかかって、床から3センチほど浮いた状態でジタバタもがくムカデさんがいらっしゃったのですね。それがいかにもダンスをしているように見えた、と。
  しかし、ムカデやクモをこう中途半端に可愛く(?)擬人化すると、かえって不気味さが増しますね。
  ともあれ、やはりクモはムカデをも獲ってくれるのだ! と、これで確信した玉吉さん。クモ優遇政策をとったわたしは間違っていなかったのだ! と、小躍りする勢いでした。
  ゴキブリも嫌ですが、ムカデは噛むから尚更嫌ですよねぇ。そのムカデを退治してくれるとなれば、クモ様様であります。よかったよかった。
  ただ、今回見付けたムカデちゃんは、どうやら逃げ出してしまったようですけどね……。ああ、残念!

  わぁ……肉柱ミゲル先生の漫画、ひっさしぶりーぃ! 相変わらずというか……スタート地点から発して、スタート地点に戻るような、そんな漫画であります。でも、「バケモノ」と「マーちゃん」の心温まるやりとりが優しく描かれていて、何処にも進んでいないけれども、ホッコリいたしました。
  先生は、短編集が出たんですよね。「おじいちゃん、水素水でミドリガメ洗うのやめて。」。……グッとくるタイトルです。心をつかんできますよ。これは本屋で見たら、確実に中身が気になる本!

  「イムリ」、第122話。
  あああ、このままじゃイコルがみんな殺されちゃうよ、とあわあわしていたのですが、イコルを導いてきたイマクが率先して抵抗をやめイムリに対して攻撃をしない、という姿勢をとった為、他のイコルもそれに従いました。お陰で殺されることはなくなりましたが、言葉が通じないんじゃどうしようもありません。
  しかし、知らせを受けてニコとデュルクが駆け付け、そこでデュルクはイマクと再会! イコルたちも、カーマ語が喋れる人が来たと、自分たちのことを急いで話し始めました。イコルもまた、カーマに対して反乱を起こして、侵犯術でカーマを殺して逃げてきたのだと。
  そしてイマクから筆談で話を聞いたデュルクは、ラルド覚者が「奴隷化」されたことをついに知ります。それをしたのは、確か、ミューバだったのでは……。デュルクはついに、つらい事実を知る時が来てしまったようですね。

  「狂気の山脈にて」、第3話。
  黒い山脈の地中で発見された古代生物(エルダー・ワン)をキャンプに持ち帰り、解剖へと挑むレイク教授。皮膚が硬くて刃物が通らないので、一部損傷している標本をあえて使い、損傷部から切り開いていくことに。作業を続けるうちにテント内の熱で標本が少し柔らかくなって、体液が循環し始め、すごい匂いを出し始めました。
  テントの外にいた犬たちが過剰に反応し、ぎゃんぎゃん吠えては外の標本にかじりつこうとしております。こうして犬が異様に吠えるって、ホラーの典型的手法ですよね! だってラヴクラフトですからね!!(思考の循環) どう考えても破滅へまっしぐらなレイク教授ですが、それでも、嵐がやってきて猛吹雪に襲われるまではちゃんと無線で本隊と連絡も取れていたのです。嵐のさなかに、一体、何があったのか。標本の生物が、動き出したのでしょうか??
  その嵐の前に、無線で本隊へ、発見したものの内容については報告している筈ですから、レイク教授の発見がすべて闇に葬られたって訳ではなさそうですね。
  しかし今回も、素晴らしい絵でした。小説の中の世界が克明に描き出されていて、架空の生物がこんなにもはっきりと姿を見ることが出来るって、すごいことだと思います。生物学的な見地からも研究したのでしょうかね、田辺先生は。すごく分かりやすかったです。
  惨劇はもう起こってしまったようですが、嵐の中で何があったのか、そこがとても気になります。ドキドキしますね。

  「恋と問」、第7話。
  とっさに門くんにキスをして黙らせた恋糸ちゃん。けっこうベタな手ですが、「口封じ」という訳ですね。抱き合ってキスをしている間にも、恋糸ちゃんと門くんは互いに悶々となにやら考えているのでありました。門くん、相変わらず発想が小さいというか、男が小さいなぁ(笑)。まぁ、奥さんを裏切れないって意味では、信頼が持てますけどね。
  問くんは人間すべてに関心がなさそうなのに、恋糸ちゃんに連絡が取れないとあからさまに不機嫌になるなど、分かりやすい面も持っている模様。親子そろってこのタイプが好きなのか、と思わないでもないです(笑)。
  更に恋乃さんは、ネットで問くんを調べて、「レンタル彼氏」をやっていることまで突き止め、問くんの予約を「ポチッ」と取っておりました。まだこれ以上、人間関係が交錯するのか!!(笑) 恋乃さんもまだまだ若いのね……。やれやれ。

  「大人スキップ」、第4話。
  くろけーのお部屋紹介! 決して、キコさんが考えるような「トレンディな」大人のお部屋では、ありません(笑)。っていうか、ドラマのお部屋再現しようと思ったら、それなりにお金が必要ですよね(笑)。賃貸料と、インテリア代がね。テレビドラマに出てくるようなお部屋は、決まってみんなオシャレなんだよぅ!! 貧乏な母子暮らしの部屋、って言っても、余計なものがなくてさっぱりしている感じで。実際には子持ちの家はもっとぐちゃぐちゃしている(笑)。
  ともあれ、アマゾンらしき通販の段ボールは出しっぱなし(おそらく、収納的な用途があるものと思われます)、姿見を壁に立てかけて、カラーボックスを横に倒して本や雑誌を入れ、その上に小物入れ、とな。この……カラーボックスを横にする術って、なんでみんな知ってるんですかね(笑)。
  作中に出てきた「トレンディードラマ」も、まさしく、現在アラフォーの方が昔見ていたであろうドラマそのもので、つい笑ってしまいました(笑)。バブルを感じるよ……。そう、25年ぐらい前は、確かにこんなの流行ってた。見てないけど。
  くろけーのお部屋だとか、昔のドラマだとか、そのドラマの主題歌だとか、無駄なリアリティが本当に「らしく」って素敵ですよ。ちょいちょいツボを突いてくる感じで! 好きな子にCD借りるエピソードなんか、読んでるだけでドキドキしますわ。あー、青春だよー。せめて高校生まで成長してたら、もうちょっと具体的な恋愛も体験していた筈なのになぁ。
  昔好きだった人とそっくりな男子高校生に出会ってときめいてしまうキコさんの気持ちは、悲しいぐらいに純粋ですね。中学生の頃のハートを思い出して、胸が痛くなります。
  「キミだけにちかって」ってドラマ、ちょっと見てみたいなぁ……(笑)。

  「夜は千の眼を持つ」、なんと今回は“よいこ戦隊 ウルトライジャー”特集!! 松田洋子先生の「ママゴト」に出てくるあの戦隊ものですよ!! ドラマ化に際して、小道具として人形は作られたと聞きましたが、まさか上野顕太朗先生が漫画にしてくださるなんて!! これってなんて言うんですかね? ダブルパロディ!?
  今回の漫画は「6人しか喜ばないかもしれない」って、あらかじめ注意書きがなされてますね(笑)。まぁ、でも、ネタ元が分かる分だけ楽しめますので、大丈夫です!!
  しかし4分の3がオッサン向けネタで、最後のひとつは現在の「なかよし」読者向けって、なんでそんなにマニアックなんだよこの人は……。さすがとしか言えない!! 今の「なかよし」ってこんな絵柄なのか、という不思議な学習をしました!! 方言指導は安永先生だ!!(笑)
  「ママゴト」も読み直したいなー。

  「あれよ星屑」、第39話。
  エロ写真の撮影現場へ行く筈だったのに、アメリカ兵にカマを掘られかねない展開に(笑)。どうしてこうなった?? ピンチに陥った門松たちを、ミスター・バートンが助けてくれたので、ギリギリで事なきを得ましたが……。この美少年、とんでもない奴ですね。
  しかし彼もまた戦災孤児で、将校に連れて来られて、ペットのように扱われているのだとか。お小姓みたいなもんですかね。このまま育ったら、ひどいゴロツキになりそうです。正式な軍属ですらないんでしょうしね。
  それはそれとして、掘られるか掘るかの話をしている門松と小政が妙に小気味よいテンポで会話していて、そんな場合じゃないのにニヤッとしてしまいました。絵も、具体的なあれこれは避けて、狸がお釜持って歩いてるだけの、変な行間でしたし。そうか、回虫って、この頃まだ日本人の腹の中に潜んでたんだなぁ……。蟯虫検査も実施されていたんでしょうかね??
  門松の裸を見てワクワクするって、このアメリカ兵、相当の好き者ですねぇ(誉めてない)。やれやれ。

  「どこか遠くの話をしよう」、第5話。
  ようやく鞄の中の「絵ハガキ」を手に取ったチロでしたが、郵便制度が届いていないこの村では「絵ハガキ」そのものが理解出来ず、チロは言葉に困ってしまいます。出来るだけ、プラティーノがこれを手にした時の状況を再現して伝えたのですが、何処まで伝わっているのか。
  時々プラティーノも何か思い出しているようですが、すべてが分かるまでには、まだまだ時間がかかりそうですね。
  優しくって根気強いおばあちゃんの愛情が、画面からあふれんばかりの今回でした。おばあちゃん、好きやでぇ。


  他にもありましたが、ちょっと割愛で。ビームとハルタは内容が濃いので書くのが大変なのです!!
  ではでは!

やったね「鬼滅」が表紙だ!!

$
0
0

  みなさまこんばんは、3日も空けてしまってすみません、最近は森永のフリーズドライのお汁粉にはまっている皿洗いです。餅は入っていないので、食べる時には餅を焼いたりレンチンしたりして追加します。幸せ。カロリーについては考えない!!
  休んでいる間に、カウンターが65万を達成いたしました!! みなさまいつもありがとうございます!!
  年始からちょっと気が抜けておりますので、気持ちを新たに更新をしてまいりたいと思います。ウス。

  さて本日は月曜日ですので、週刊少年ジャンプの話題です!! ジャンプ7号、表紙と巻頭カラーは「鬼滅の刃」であります!! なんとなんと、ついに表紙を取れるまでになりましたよ。やったね吾峠先生!!
  「肋骨さん」で衝撃を受けてからここまで、あっという間だったなぁ……。ちょっとグロイし、切り口が斬新というか思いもよらない角度からの切り込みって感じでドキッとさせられますが、この方の描いている物語の芯は非常に王道、これぞまさに少年漫画! って感じで、好きなのであります。
  でもいつも登場人物が夜の中にいる感じがしますね(笑)。それが特色で、そこが好き嫌い別れる感じはしますかね。
  しかし今回は珍しく、全編昼間! っていうか「柱」の紹介って感じでしたね、第45話!
  「柱」は全部で9名ということなので、今回出てきたのが全員のようです。冨岡さん、みんなから離れてポツンって立ってて、本当に嫌われ者っぽいよ……。超絶マイペースなんだろうなぁ。と言っても、「柱」みんなそんな感じがしますけどね(笑)。主に胡蝶さんが冨岡さんを嫌っていると見ました(笑)。
  とりあえずは甘露寺さんが気になります色気的な意味で(安直)。
  でもやっぱり、鬼の禰豆子ちゃんを連れて歩くなんて、鬼滅隊としては大NGなんですね。しかし甘露寺さんが言う通り、組織の長がそれを把握していない筈もないので……ラストで出てきた「お館さま」がどういう裁定を下すのかが、気になります。あと、折れちゃった炭治郎の刀がどうなるのかも、気になります。
  炭治郎必殺の頭突き炸裂ー!! 困った時の石頭!!
  ジャンプ作品の主人公は、石頭じゃないと務まらないのかなぁ。

  「ブラック・クローバー」、第93話。
  いきなりアスタもマルスも燃え始めたので、かなりびっくりしました(汗)。魔法でフォローが入るとは言え、この作品って、けっこうズバッと怪我させますよね、本当に……。ドッキドキしますよ。ドッキドキっていうか、ハラハラ。
  ド根性で突き抜けて、なんとかサラマンダー使いを救うことに成功しました!! 最後はマルスの叫びが効きましたね! やはり改造(?)されて、違う人物の記憶を植え付けられていたということなのでしょうか?? そうだとすると、リヒトさん本人もこの改造を受けている可能性がありますね。元はヴァンジャンスさんの親戚だったりとか、しません??
  白夜の魔眼とダイヤモンド王国からの襲撃が重なったことも気になりますね。偶然のタイミングなのか、なんなのか。
  っていうか今回の造反の落とし前、どうつけるつもりでしょうね、マルス……。
  あと、表情豊かなマルスに、まだちょっと慣れません(笑)。

  「ONE PIECE」、第852話。
  レイジュ姉さんが少し早く生まれていたことで、弟の四つ子(サンジたち)に対する父の所業や、それに反抗した母の行動など、つぶさに見ていた人がちゃんといた。そのことが、サンジにとっていい方向へ向かってくれましたね。レイジュ自身も「ジェルマ」の兵士でありながら、客観的に父の姿を見ることが出来た。滅んだほうがいい、とは実の父や弟たちに向かって穏やかではありませんが、不必要な武力を持って浮遊し続ける勢力は、それだけで危険ですしね。ましてその内情が、この非人道的な有様。女性として、もううんざりしているのかもしれません、レイジュは。
  でもサンジにかけられた脅しのひとつひとつを、きちんと潰してくれた姉には感謝しきりですね!! レイジュがいい人でよかった!! まぁ、そんなこと言っても、レイジュ姉さん本人は否定するんでしょうけど。
  サンジのママもサンジに負けず劣らず、感情表現豊かな人だったようですね(笑)。涙の回想シーンを見るに……。サンジは明らかに母親似ですな。情感豊かなのはいいことだ。

  「ヒーローアカデミア」、第122話。
  ケンカの罰としての謹慎で、ヒーロー活動からも授業内容からも遅れを取ってしまっている出久くん(と、かっちゃん)。焦りを感じますが、この焦燥と置いてけぼり感こそが「罰」ですよねぇ。ちゃんと喰らいなさい。
  そしてなんと、雄英高校の「3年生」登場です!! 卒業間近の、有望株。つまり今この学校で、いちばん「トップヒーロー」に近い生徒と言えますね。朴訥そうな顔をして、意外や意外の、実力者?? っていうか、壁や地面と同化して出久くんに会いに来る姿だけ見ると、かなり変な人なんですが、この3年生(笑)。
  爽やかさを簡単なイラストにしたみたいな……行政が好きそうな分かりやすいアイコンっぽい顔してはります!!(分かりづらい例え) これは、そういうヒーローを目指しているうちに、こうなっちゃったのかなぁ?? 顔に反してベルトのバックルがめっちゃロックなのが非常に気になるのですが……。

  「ハイキュー!!」、第237話。
  落ちてきたアタックの先に、「たまたま」?いた翔陽。体でレシーブを上げてラリーを終わらせる球にしますよ!! 前から翔陽はこういう体当たりプレーがしょっちゅうあったのでみんな「またか」と一瞬笑いますが、さすがの西谷先輩だけはピンときた模様。さすがだ!!
  その後にも、敵の攻撃を読んでブロックのフォローに回り込むなど、素早い活躍。いいぞいいぞ翔陽ー!!
  田中先輩の上手い返しや、ファーストタッチを取らされた影山に代わって月島が上げる丁寧なトスなど、烏野もばんばん成長している様子がよく分かって非常にドキドキしました!! 見に来ていた先輩たちも、感無量でしょうねぇ。黒川先輩は無表情スギて何を考えているのかよく分かりませんが(笑)。
  回想の、中3当時の田中先輩、めちゃくちゃ狂犬ちゃんっぽいよー!!(笑) そっくりだよー!!

  センターカラーで「左門くん」、第64話。
  最近ご無沙汰だったアンリさん、久々登場です! ……が、ご無沙汰している間に天使ヶ原さんと左門くんがToLOVEる的展開に入っていたとか(※ 入っていません)、長いシリアス展開を超えていたとか、親までまじえての仲になっていたとか、そういう変化に気付きまして、巻き返しを図ろうとします!!
  出した結論が(遠回しなナッキーの入れ知恵により)、スキー旅行! ゲレンデでは女性は3割増し、と聞いて、勇んでやってきたのであります。いや、でもそれって、スキーウェアと帽子とゴーグルで露出が下がるから顔がよく分からなくなるっていうだけの話ですからね……。既に顔を知っている同士では、何の効果もありませんからね??
  ちょっと考えればいきなり3割増しだなんて、美味しい話がある訳ありませんわ!!
  しかもライバルも同条件なら、ライバルも3割増しだし!!(笑)
  ま、それはそれとして(笑)、けっこう雪山のお約束はこなしていたので読んでいるこちらとしても大満足でありました。特に、アンリさんをおんぶした左門くんには、今までにない頼もしさを感じましたね!! いいことだ!! これでもうちょっと地力があれば(体力的な意味で)もっといいんだが、左門くん……。体力と腕力のないところは、悪魔の力でフォローしてるからなぁ。
  しかし!! しかし!! その後に待っていたのは、温泉イベント!!!!!
  正直、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! って思いました。AA失礼。そういえば最近この手のAA見ないな。一緒の旅行に来たら、これは外せませんよねぇ。あー、いいリア充っぷりだ!! 最高じゃないか!!(浮かれ気味)

  「ネバーランド」、第22話。
  下見の算段を図っている最中に、シスターに嘘を見抜かれたことをレイに相談するノーマンとエマ。さすがのレイも、青くなっておりました(汗)。彼が出してきた「発信器を壊す装置」というものは、なんとポラロイドカメラ。これで……皮膚の下の発信器を、どうするのでしょうね?? さっぱり分からないぜ。
  さて、シスターはエマたちの腹の中を探るべく、みんなが外で活動している時間帯を狙って「ガサ入れ」を行っておりました。それを目撃したのは、またしてもこの小さな子。この子、なんか妙に漢が鋭いというか、大事な瞬間にはいつも立ち会ってますよね。蔵書印のモールス信号を発見したのもこの子だし……。なんなんでしょうね??
  そして、ガサ入れ中のシスターの元へやってきたのは、ママ・イザベラ。隠し持った……ナイフ!? え、なにを!? ここで刃傷沙汰!? と思ったら、それはただのレターオープナー(ペーパーナイフ)で、彼女は本部からの通達をシスターへ運んできただけだったのでした。
  ここの一連の、ママを中心にした演出、すごいわぁぁぁぁ。ゾクッとしました。息を飲まされましたよ。ナイフを最大限効果的に使ってきてますね。
  あああああ、本当にこの作品、目が離せませんよ。ヤバいよヤバいよ……。
  レイが用意した「餌」って、いったい何なんでしょうね? どうも、帳簿や記録上の何かのようですが、まさかいくらレイでも、そんな農場の大事な記録までは閲覧させてもらってませんよね……?

  「背すじピン!」、第82話。
  みんなで部長のおうちで例のテレビ放映を見ながら、打ち上げです! 飲めや食えやの大騒ぎ、って言っても、もちろんお酒はありませんよ! テレビ画面に大きく映ったつっちーとわたりちゃんに、みんな大興奮です!!
  っていうか、この2人、どんどんチビっちゃくなってませんか??(笑) 画面見ると、葉澄コーチの胸の下ぐらいまでしかないじゃん、わたりちゃん。まぁ、部長は規格外にでっかいとしても、コーチまでこんなにでっかいかぁ?? ヒール履いてても、180か190でしょ?? だとするとこのつっちーとわたりちゃんコンビ、140センチぐらいしかないことになりますよ??(笑)
  まぁ、そんな無粋なツッコミはよしましょう。たぶん小さいキャラはより小さくなる傾向にある作者さんなんでしょう(適当)。
  部長コンビの引退宣言と、それに伴う部長・副部長職の引継ぎ、そして次の学年が入ってくることも考えなくちゃいけませんねって感じで、夏が終われば何処の部活でも行われるちょっと切ない儀式が、この部にも訪れたのでした。
  3年生である以上はいつまでも君臨しているとのちのち悪影響、というか下が育たないのでしょうがないのかもしれませんが、部長コンビが抜ける穴は大きいでしょうねぇー。指導力的にも、戦力的にもね。葉澄さんコーチが来てくれるならちょっとは安心ですけど。ええ。
  ひらりんのペアも、早く見つかるといいですねぇ。
  バスの中の彼女の独白、ちょっとニヤッとしちゃいました(笑)。対等なパートナーとなるには、章先輩の場合、「優しく出来る」女子相手ではちょっと務まらないのですね。それを、ひらりんはちゃんと分かっている訳だ。優しくされたい乙女心ですね☆

  「斉木楠雄」。ちょっと迷子になっただけでおじいちゃんは照橋さんと遭遇し、おばあちゃんはミコトちゃんと遭遇する、この運命力よ(笑)。これ、いつかこの日の話がぜんぶ明るみに出たら、照橋さんはどんな気持ちになるんでしょうかねぇ。人並みに恋するのも初めてなら、友達とその恋の相手を取り合うなんてのも初めてなんですからね、照橋さんは。戸惑ったり傷付いたり、少女漫画みたいな展開になったりするのではないでしょうか!!??
  それがとても心配です!! でもそんなことになった照橋さんも見てみたい!! おっふ。

  「火ノ丸相撲」、第128話。
  いよいよ潮と天王寺との対決、再びです!! 立ち合い早々、激しい攻防!! 息つく暇もないほどの目まぐるしいやり取りに、会場も言葉を忘れたかのようであります。いよいよ全力を出してきた天王寺に、潮はむしろ喜びを感じてしまうのでした。とことんまで勝負の男だなぁ、潮も……。
  ここで「超えて」いく、その先へ行く。潮という力士の、まさに今が正念場でしょうか!? とにかく勝て、潮!!

  「青春兵器」、第12話。
  大事なミッションの日に何故かクラスでカラオケ大会!! 委員長、「前前前世」とか歌うんだ、意外!! そして英二の、集中して物事に取り組めばちゃんと歌も歌詞も覚えられるというこの能力、素晴らしいです(笑)。射撃の腕がいいだけの男じゃないって、ちゃんと分かりますね。かっこいいぜ英二!!
  しょっちゅう恋愛的な意味で「やらかし」そうになる零一をフォローしまくるハチ……優秀(笑)。いいぞその調子だ。
  そしてアンヌも、スイーツにつられてしまうという、意外とちょろい一面がありまして(笑)。なんだかんだ言っていちばん青春を謳歌しちゃってるのは、アンヌだよなぁ。あと、胃が丈夫と見た☆(笑)
  やってきたナンバーズも、律義に出直し続けてないで、とっとと特攻すればよかったのにねぇ。付き合ってあげてるからこんなことに。やれやれ。しかし今回も面白かったな。

  今回の「磯兵衛」は、けっこうギリギリなネタでした(笑)。こんな直接的な(でも脱いでない)エロネタをぶち込んでくるとか、意外!(笑) みたらし団子で全裸とか、お父さんだからこそ受け止められた現実だよなぁ……。
  読んでいたら雪見だいふくが食べたくなりました。ウス。


  ではでは!

モーニング7号

$
0
0

  みなさまこんばんは! 運動不足がひどいので、今日はちょっとウォーキングにいそしんでみた皿洗いです。足が痛いです(運動不足)。
  今夜は足マッサージをしてから寝ますよ。よく眠れそうだ……。

  さて本日は、先週買っておいてぜんぜん記事にしていなかったモーニング7号の話題! 表紙は「鬼灯の冷徹」、そして巻頭カラーは「鳥葬のバベル」であります。

  「鳥葬のバベル」、第15話。
  カラーページにちらっと出てきましたが、あのコンビニバイトの女性はマリちゃんと一緒に行動しているようですね。彼女は駿河先生とはつながっていないのかな?? マリちゃんが「復活」していることは、当然、駿河先生は知っている筈ですが……って思っていたら、今回の作中でしっかり、マリちゃんを守るために宗助を殺すしかない、と考えてらっしゃいました。
  つーか、他の蘇った人たちにも、若干の嘘をついてまで宗助を殺すつもりのようですよ。マリちゃんの為に。「宗助がアイツにかけられた呪いは解けることはない」って。分かってくれ、と心の中で宗助に詫びてますが、それがいったい何の役に立つというのか(苦笑)。
  駿河先生はいろいろ知ってそうだなぁ……。20年前の事件の時、鳥を見ていただけあって。
  アイツ、ってのは宗助の両親を殺した犯人でしょうね。そして、その「呪い」を言葉通りに捉えるならば、宗助は蘇ってきた人たちを殺さなくてはならない状態にある、と。「次はお前の番」という旨のことを言っていたので、犯人が殺したのも蘇った人たち、ということになります。つまり、宗助の両親が。
  ……鳥が何を考えて人を食っている、つまり殺しているのか、そこが分かりませんしねぇ。
  あっちから呪い、こっちから殺しの指示で、宗助の境遇がだいぶ不憫に思えてきました(苦笑)。
  しかし、コンビニバイトの女性が駿河先生の指示でマリちゃんを保護していると考えると、逃げ出す時にどうして宗助も連れて行こうとしたのかが分かりませんね。そのへんの思惑は違っている、ってことなのでしょうか??
  さてさて、謎だらけながら、宗助は無事に保釈。(一応の)雇い主が迎えに来てくれていました。ますます孤独になっちゃいましたね、宗助。そして黒田警部補と神田鑑識官とで、宗助を追います。彼を囮にするつもりのようですね。黒田さん、完全に捜査本部の指揮から外れてますが、それはいいのでしょうか……?(笑)

  「鬼灯の冷徹」、第206話。2号連続掲載です!(年末に一回休んだ分、押し込まれた)
  前回がお歳暮ネタで、今回がお正月ネタ……というより、福袋ネタでした。一子ちゃんと二子ちゃんにお年玉をあげて、彼女らの「お正月っぽい」遊びを見守る鬼灯くん。双子が買った駄菓子屋の福袋が、中身ぜーんぶ「お面」ってのにはさすがに憐憫の情を催しましたよ(涙)。菓子を入れろ、菓子を!! こんなん現世なら、即SNSにアップして店のアカウントが炎上ですわ(笑)。
  しかし、そうしてネタにすれば、もうそれだけで成仏するって気もいたします。はい。
  ところで、お年玉を入れるポチ袋の絵柄が、針口虫でしたね(笑)。ぬいぐるみも作られているようですし、地獄の虫なのにマスコットのような扱いになっているのでしょうか??
  茄子は画材屋の福袋を買って、ほぼ外れなし(なんだって結構使っちゃうでしょうね、彼なら)。そして唐瓜はディスカウントショップの福袋を買って、こちらもまぁまぁ当たりだったようであります。ブランドのお洋服の福袋なんかもね、ときめきますけどね、サイズが違うものが入っていた瞬間に「福」ではなくなるので、難しいところですね。「服」なのに、ってやかましいわ。唐瓜と茄子は割と上手いことやりましたねぇ。
  福袋と言えば昔、天然石のアクセサリーを扱っている店で買った際、「太鼓」が中に入っていたことがありまして。アクセサリーを期待したら太鼓ですよ、太鼓。ぽこぽん。その大ヤケド以来、買わずに避けるようにしております(笑)。
  福袋って、売れるそうですねぇ。

  「グラゼニ 東京ドーム編」、第102話。
  現実の読売軍と同じように、作中のモップスも、ノブヨシさんを監督に据えての新体制が始まりました。監督になれそうな人材なんてたくさんいるような気がしますが、こうして数年前まで選手だった人を抜擢したり、いつぞやは(現実で)選手兼監督なんていう無茶をやったり、人がいないのかな? って印象を、受けますね。どうしても。
  そしてノブヨシさんの素でピッチングコーチになったのは、段というまだ39歳の元選手。若く、また周囲といろいろ「ビミョーな関係」にあるので(立場上は向こうのほうが下だけど、大先輩だとか)、誰が自分をこの地位に引き上げてくれたんだろう?? と、悩んでいるようでした。
  実際の野球界でも、きっとこういうことはよくあるんでしょうね。選手だけではなく、コーチやフロントも、運と実力と人脈が絡み合う「もう一つのグラゼニ」なのですねぇ。

  「疾風の勇人」、第45話。
  ついにサンフランシスコ条約が締結されました! 会議の場で自国語で堂々と演説をした吉田茂首相、その原稿は巻物よろしくロールスタイルだったのですが、あまりにも分厚かったので「トイレットペーパー」と呼ばれたそうです(笑)。ひどい……。
  全権委員全員で署名し、条約は成立。そして残す「安保条約」には、吉田茂首相のみが署名し、これにて今回のお仕事は終了であります! 安保条約に署名する際、吉田首相一人で行こうとしたって話は、読んだことがあります。そうか、安保条約に署名した議員、となると今後の政治活動に障害が出るかもしれないから、吉田首相は一人で署名なさったんですね。
  まさに「ここは俺に任せて先へ行け!」状態!!
  さすが吉田茂だ。
  そして、独立を果たした後には、沖縄と奄美と北方領土の返還のお仕事が待っているのであります。最後のだけ、現在においてもまだ返してもらってませんけどね(汗)。更に、公職追放が解けた「戦前の妖怪」が帰ってくると、吉田首相は懸念しております。誰のことなんでしょう?? なんか絵を見る限り、ろくでもなさそうな方々ですが(汗)。
  ひとまず大仕事が終わって、お疲れ様! ってところですね。やれやれー。

  「バンデット」、第13話。
  船着き場の近くで見かけた土岐氏を追ってやってきたのは、彼の京屋敷。けっこう広くて豪華で、氏の力を思わせますね。屋敷に隣接した長屋に、集めた兵士を常駐させている、とは猿冠者の見立て。
  石は戻ってすぐ弓の稽古と、なかなか忙しそうであります。
  大塔宮さまは天下を獲ったらすべての権門勢家(けんもんせいか)を破壊する、とおっしゃってます。つまり、既得権益をみーんななくしちゃう、ってことですね。中世の人間とは思えないぐらい進歩的スギる考え方であります。まだ時代が追い付いてませんよ!(汗)
  働く者たちのための国、とな。現代においてそれが実現しているかどうか、いささか怪しい部分はありますが、まぁまぁそれは出来上がっているのではないでしょうか??

  「アイアンバディ」、第22話。
  製氷会社の倉庫内にて、ロビンソンの起動実験。マイナス30℃の世界では、関節もすぐ凍るし足元の摩擦がぜんぜんないからすぐこける!! バッテリーの持ちも気になりますし、内部がどう変化しているかも確かめなくてはいけない。机上の理論だけではない、実践を繰り返すことを、こうしてマコトは重視しているのですね。
  でも、こうして製氷会社に行って帰ってってしているだけでも、時間かかりますよね。そういうのもロスにつながって、他の研究チームから大きく遅れてしまうと思うのですが、どうなんでしょう?? 大丈夫なのかな??

  「惑わない星」。いきなり月が人間の形(バニースタイル)になって驚きましたし、地球上の水は体積の0.1%しかなくってぜんぶ集めて丸めても月より小さな球にしかならない、と読んでこれはこれでたいへんびっくりいたしました。しょっちゅう水害で人がたくさん苦しめられているし、深海は宇宙みたいに果てしないと聞いているのに、月より小さなほんのちょびっと、だなんて……。
  そんなに水って少ないのか。それにすぐ溺れてしまう我々ヒトって、本当に本当にちっちゃいんだなぁ!!

  「サンダーボルトファンタジー」、第22話。
  最初っから騙されていた不患さんと丹翡さん。それを知って呆然とする丹翡さんでしたが、不患さんは「つくづく俺は、到らんなぁ」と自省しております。初めて鬼鳥に出会った瞬間に、「すぐにでも斬っておくべき相手」だと、感じていたのに放置してしまった。そのことを思い出しているのでした。
  他のメンバーの狙いも、金だったり財宝だったりと、まちまち。無生は鬼鳥を殺すべく、単独行動に出ました。まだ純真だった捲殘雲だけは兄貴分の所業にガッカリしていたようでしたが、自分が信じてついてきた天下の武人に背くことが出来ず、うつむきながらも鋭眼穿楊についていきます。
  まぁ、天下に名のとどろく使い手、ったって、正義感である必要はないよなぁ。考えてみれば。
  さて一方で鬼鳥さん、蔑天骸と会食中。そこで蔑天骸が取り出したのは、部下が丹翡さんから奪った「鍔」ですが……これは贋作だと、看過しました。なんと、鬼鳥さんがすり替えておいたのだそうです。いつすり替えたんですかねぇ!? 本物を出してほしければ「黄金五千斤」と、吹っ掛けましたよ、鬼鳥さん。
  一斤ってどれぐらいよ? と思って調べてみたのですが、国や地域、時代によって変動があるそうなので、時と場所を特定出来ないと具体的な質量は分かりませんね。1斤で16両ってことなので、単純にこちらで考えると8万両ってことになります。はっはっは、時代劇でもそんな莫大な金は見ないわ。
  さすがの蔑天骸も、眉をしかめるほど。あんまり吹っ掛けると、交渉がすぐ決裂するんじゃないのかな~? 鬼鳥さん、まだ何か企みがありそうですね。

  第70回ちばてつや賞、準大賞受賞作品、NOZMO(ノズモ)先生の「アンダーグラウンド宇宙人」。なんと、カナダからの応募作品だそうです。
  地下深くに生息している「デーモン」と呼ばれる種族の女性(?)、エル。地上に出ては人間の品物を手に入れて、それを友人の店で売ってもらう仕事をしているのですが、ある時地上へ上がった際に出会ってしまったのは、彼女を喪った恋人と見間違えた人間の青年、レイ。エル(「キャム」と間違えられた)とレイの、束の間の、けれども深く心をかき乱す交流の模様を描いていくお話でした。
  お互いに相手のことが「分からない」、けれども分からない故に惹かれてしまって、追いかけずには、助けずには、いられなかった。まるで恋のような引力ですね。いわゆる異種族間の交流、ってことになりますが、エルの正体を見ても物怖じしなかったレイの態度に、エルはますます引き付けられたのではないでしょうか??
  ニヤニヤしたりハラハラしたりと、表情豊かなエルのキャラクターに惹かれます。
  ラストは、また2人会うことがありそうな、まだ終わらないこの先を思わせてまして、なかなか明るくて楽しく読めました。分かりやすくて面白かったです。心を動かされる双方の心理描写が丁寧で、恋のように、読者も惹かれていくような感じであります。うーむ。
  国が違うからか、基礎の部分にアメコミっぽい文化の風を感じて、それも魅力になっているように思いました。はい。
  また描いてくださることを期待しております!

  「CITY」、第14話。
  高校時代の新倉さんから見ていた、ひとつ先輩の南雲さんの思い出。あちこちの運動部で試合を吹っ掛けてはどんどん勝ってしまう驚異の運動能力で有名だった南雲さん。その南雲さんをカメラに収めたいが為に、新倉さんは最初のカメラを手にしたのでした。そういういきさつがあったとは……。今の南雲さんからは、想像も出来ませんね(笑)。いや、運動能力がすごいってことだけは、よく知っておりますが。
  でも今の南雲さんは、寝ている後輩の財布から1000円すっていくような女なんですよ……。がっかりだよ!


  ではではー!

「ヒトミ先生の保健室」、6巻

$
0
0

  みなさまこんにちは! 昨日のウォーキングの影響で本日はやる気がやや出ない皿洗いです。ちょっとがんばると、途端にサボりたくなってしまいます。ダメな性格ぅ。
  しかしそこをひとつ、踏ん張って、更新しますよー。ネタが溜まってますしね。

  さて本日は鮭夫先生の「ヒトミ先生の保健室」、6巻の話題! 画像を見ると分かる通り、水着に白衣を着用しているヒトミ先生の胸の破壊力、すさまじいです。対比として鳶田さんを奥に配置しているのが、また、いいですね(笑)。

  表紙の通りに、6巻最初の話はプール! プールプール! 煩わしくもちょっと楽しみだった、水泳の授業であります!! ヒトミ先生も水着を着ているのは、プール保健指導で授業に来ていたからのようですね。
  しかし、水に入る予定でもないのだったら、水着は着なくても良かったのでは……? なんとなくですが、水に入る予定もないのにヒトミ先生が「プールなんだから水着用意しなきゃ!」とか安直に考えて、そして実行に移したのではないかという気がいたします。樹くんあたりはそのことに気付いてそうですけどね(笑)。まぁ、気付いていてもあえて言わないのが樹くんという人ですので、そこからのフォローは期待出来ません(笑)。
  ともあれ、男子生徒はヒトミ先生の胸を拝めてラッキー&ラッキー。白衣に水着の組み合わせが意外とエロくて、三蔵法師ご一行っぽい男子たちは悟りを開いたような顔になっております(笑)。悟りとは正反対の極致なんですけどねぇ。
  クラスメイトたちがなんだかざわざわしているのは、ヒトミ先生の水着のみならず、「毛を剃った門司先生」が登場しているから!! 水泳の授業を受け持つ筈だった先生が休みになってしまって、門司先生が代わりに担当するってことで、長い毛は水に濡れると重くなるからと、全身剃ったそうです。ちなみに剃ったのはヒトミ先生で、そこに至るまでまた例によってエロい表現のページがありました。
  大丈夫! これ全年齢だから! 大丈夫!
  って、もちろん、もう6巻ですから、騙されたりいたしません(笑)。どうせこんなこったろうと思ったよ! って感じの展開でした。全年齢だからね!
  しかし、毛を剃った門司先生は驚くべきことに若くでシャキッとしたイケメンで、男子生徒たちはブーイングするほどの変身のしようでした!! 「美女と野獣」のラストじゃあるまいし、まさかあのチューバッカみたいな先生がこんなカッコイイ先生に変身するだなんて……。
  ……ってことは逆に、チューバッカも毛を剃ればイケメンに変身する可能性が……?(笑)
  門司先生にひっそりと恋をしている鳶田さんだけは複雑そうにしていましたが(でも割と鳶田さんの思いはバレ始めているようですね)、“外見がどうあれ、門司先生には変わりない”という、この作品のテーマのような結論を得て和やかに終わりました。鳶田さんの恋は前途多難のような気がしますが、まぁ、がんばれ、と言うしかありませんね(笑)。なんか門司先生って鈍感そうですし。
  っていうか門司先生って、多々良先生と同い年だったんだ! そこが一番びっくりですわ。はわー。
  この回、B組のメンツがぞろぞろ出てきてまして、女子にも気になる子がちらほらいました。虫っぽい外見の子とか、他人の腕(触手)が体を通り抜けている子とか、キツネっぽい子とか。こういうクラスメイトたちにも、きっと後で焦点が当てられるんでしょうね。楽しみだー。

  と思ったらその次の話で、早速、B組の蛸脚系女子、奥藤(おくとう)さんのお話が。「奥藤八純(おくとう・はすみ)」で、オクトパス、ってことでしょうかね。
  同じクラスの「顔孔系女子」、大久保さんが授業中急に貧血で倒れて保健室行きとなり、体操服のままの彼女の為、制服を届けに行ったのですが……そこでなんと、寝ているかと思いきや実は起きていた大久保さんに腕を掴まれ、そのままベッドへ連れ込まれてしまうのでした。
  おいおいおい、中学校の保健室でこんな破廉恥なことがあっていいの!? 女子同士とは言え!!
  大久保さんの顔にぽっかり空いた、大きな穴。その穴のせいでまったく表情が読めない大久保さんなのですが、奥藤さんはむしろそこがミステリアスだと感じて、大久保さんのことが気になっていた模様。それを気付いていた大久保さんは、自分のことを知ってほしいと、やや強引に自分の「穴」に奥藤さんの脚をどんどん入れていくのでした。
  これは……エロい!! ヒトミ先生の騙されエロスと違って、こっちは明らかに入ってますからね。脚ですけど。でも、顔の穴に入れることは、果たしてセクシャルな表現になるのかどうか……(笑)。こんなん、エロスを規制する側だって困惑しますわ!! 表現はめっちゃエロイのですが、顔の穴って……エロになるのか??(笑)
  顔が「穴」になってしまっているから、言葉だけで気持ちを伝えることが苦手だと言う大久保さん。確かに、表情がまったくない状態で喋られると、本音が何処にあるのか分かりづらそうですね。だから「穴」に触れてもらって、自分の心の内側を見せる方法を採ったようであります。健気じゃないですか。
  「八純ちゃんって呼んでいい?」と、顔を赤くさせて尋ねる大久保さんは、そりゃあもう可愛い女の子でした!
  顔がなくっても感情表現って、出来るんですねぇ。初めて見た時はギョッとしてしまった大久保さんにここまで萌えさせられるとは、これは驚きであります……。さすが鮭夫先生だ。

  そしてその次の話では、ついにヒトミ先生の弟、二美夫(ふみお)が登場!
  ……って、これは完全に騙されましたね!! 前からこの作品では叙述トリックを使ってきていて、たびたび騙されていたのですが、まさかこんなにはっきりとこちらを騙してくるとは思いませんでした!! どう見てもこれヒトミ先生の弟でしょ、としか思えなかった単眼男子がただのストーカーで、ストーカー被害に遭っていたツインテールの子が男の娘(ただし本人の意思ではない)でこっちが「弟」だったなんて!!
  冒頭の携帯電話のシーンなんかも、よく出来てましたわ。すっかり騙されました。
  ストーカー退治の為、多々良先生が一肌脱いでいたのですが、彼がフミに向かって名前を呼び掛けた時の衝撃ときたら……なかったですよ。その直前当たりで、「なんかおかしいな?」と感じてはいたのですけどね。男の娘メイドカフェとか、業の深い店もあったもんですね……。全員男かよ……。喜々として通ってる常連のお客さんもいるようで、世の中広いなって思いました。現実にあったとしても、似たような感想を抱くと思います(笑)。
  ということで、ヒトミ先生の弟御は、頭から2本の尻尾が生えている男子大学生でした!!
  顔はけっこう可愛いです!! この作品、ヒトミ先生以外の単眼キャラって、実はまだ出てきてませんね。今回のストーカー男子がやっと2人目ですよ。前は妹がそうなんじゃないかとか、弟がきっとそうだとか、言われていたのに。母親も違いましたし、こういう「個性」って遺伝なんじゃないの?? 違うの??
  ところでこの話、街中のシーンが多く出てくるので、モブの中に小ネタを探すのが楽しい回でもあります。以前にも、レストランのシーンでいろいろ描き込まれていましたが、今回はファーストフード店らしき場所で、「フランスはとにっき」の登場人物がさりげなく描かれていたりしましたね。はとさん(藤田先生)と、チナツちゃん! しかもはとさんが手にしている本のタイトルが、「マンション・ド・ブロッコリー」。……これは「フランスはとにっき」に出てきた、虫だらけのブロッコリーの話を指しているものかと思われます(笑)。
  はとさんたちの反対側には、「異形ちゃんといっしょ」っぽい異形頭の方も。しかも電球頭で、着ているパーカーに“LIGHT STAFF”って書いてあって、ダジャレじゃねーか!! と気付いてすんげー笑いました(笑)。ちなみに「正しい資質」という意味でのライトスタッフは、綴りは“right stuff”だそうです。
  あと電車の中に、鮭夫先生の同人誌に出てきたキャラもいましたね。探せば探すほど何か見付かるので、ついついつぶさに観察してしまいます。うーむ。

  そして、プール授業の日に話は戻り、女乳系男子・埴生くん再び登場。しぼんでしまった胸を再び膨らませるワザを身に着け、そのカラダでもって女子更衣室に紛れ込むという、大胆なノゾキを敢行するのでした!!(笑) こいつ、この情熱、もっと他に振り向けることは出来ないもんかねぇ……?
  男子中学生にエロいこと考えるな、とは言いませんから。ねぇ??(笑)
  たまたま気付いた委員長によって外に出され、そこで女子の「乳」を見たい! との欲望について熱弁するも、やっぱり引き留められてしまいました。期せずして(画面だけは)濃厚な百合がやってきましたよ。女装男子の出演するエロビデオってものも存在するよなぁ、などということを、なんとなーく思い出しました(笑)。
  しかし埴生くん、ここまでやっておいて、「疚しい考えなんて微塵も無いさ」って、どの口が言うか! 純粋ならなんでも許されると思ってるんじゃないぞ!!
  素行は心配ですが、行動力だけはある埴生くん。ベクトルさえ間違えなければ、大成しそうですけどねぇ。

  んでもって、日蔭さんと宇吹さん、またまた登場。
  平面になってしまうと「この世が漫画に見える」という、存在自体がメタネタの宇吹さんと、「無闇に第4の壁を侵すもんじゃない」と苦言を呈す日蔭さん。あまり仲良くなさそうな2人ですが、けっこう宇吹さんが日蔭さんを構っているように見えるのは、漫画好き仲間が欲しいからでしょうか??
  または、ぶつくさ言いながらも日蔭さんが、投げかけた話題に律儀に乗ってくれるからかもしれませんね。根が真面目と言うか、向き合ってくる人はぞんざいには扱えない子なのかもしれません、日蔭さん。
  今回は「漫画内漫画」も出てきて、虚構と現実の関わり方についていろいろと話しておりました。宇吹さんに間尻さんと富士見ちゃんも混じって、あれやこれやと。「小さい頃、アニメ(の中のキャラ)になりたかった」とヒトミ先生が話していたこともあると間尻さんは言い、想像力を豊かにする為に、人は物語を求めるのかもしれないと言います。
  自分の中の物語を、誰かと共有したいから、「虚構」があるのかもしれない、とも。どちらもヒトミ先生の言葉のようですが。
  ヒトミ先生が回想内でかぶりついているテレビがでっかいブラウン管のテレビで、細かいなと思いました。さすがだ。
  「あっち側」と「こっち側」ではなく、何重もの階層になっているのかもしれないね、というシーンのところでも、細かいところにいろいろとネタがありまして。マルチヴァース、と大きく書かれたコマの左上に小さく描かれているゾンビ漫画は、ずいぶん昔に鮭夫先生が同人誌で出していた青春ゾンビ漫画ですね! その他にもいろいろ練り込まれているようなのですが、元ネタが分かったのはこれぐらいでした。
  日蔭さんと宇吹さんの回は全体的に演劇仕立てになっていて、凝った演出がすごく面白かったです。ラストシーンで前髪をかき上げて笑う日蔭さんに、今までにない魅力を感じました。反発しながらも、切磋琢磨、彼女たちは互いに刺激し合って成長しているのでしょうね。

  そして6巻収録のラストは、ヒトミ先生の中学時代!! ロリ巨乳!!(自重しない)
  仲のいい友達がケンちゃん(多々良先生)のことを好きになり、ラブレターを託されて、素直にそれをケンちゃんに届けにいくヒトミちゃん(中2)。理科室のシーンで、ヒトミちゃんの言動にいちいち惑わされ、しょっちゅうシャツの胸のあたりを掴んでいるケンちゃんの姿にこちらまでギュッとされるような気分でした。
  現在のお2人が結局のところどういう関係なのかはあくまでも分かりませんが、この当時の多々良先生は、少なからずヒトミ先生のことを異性として意識していたのではないでしょうか?? けれどもヒトミ先生はまだまだ子供メンタルで、自分の気持ちに気付くどころか、友達の恋の仲介なんかしてくる。視線の意味にも気付かずに。当時の多々良先生にはそれが苦しくて、やりきれなくなったのではないでしょうか。
  保健室でサキちゃんに手当てを受けてる最中、ケンちゃんってば、ヒトミちゃんのことばっかり見てますもんね。
  ヒトミちゃんに「待たねえ。もう」、「先に行くぜ」と告げて立ち去った彼の心中を思うと、本当に切ないものがあります。理科室の最後のところ、顔がまったく見えてないもんな……。
  ぜんぜん関係ないのですが、この時「ケンちゃん」は、北斗七星のシャツを着てますね。ストーカー被害回でフミも、北斗七星シャツを着てました(最後のところ)。これはやっぱり、フミが「ケンちゃん」の影響を受けている証拠なのでしょうかね??
  あと、単眼の子が大泣きすると、すぐ脱水症状を起こすってのは、どうやらこの世界では常識のようですね。ストーカー被害回でもフミが犯人を気遣うシーンがありました。目が大きいから涙も多く出るのでしょうかね。


  中学生時代の話は次巻に続くそうです! この続きだけでも当時の「コミックリュウ」で読んでおけばよかった!! と、今、ちょっと後悔しているところ。
  でも7巻も楽しみです。


  ではではー!

コミックビーム1月号

$
0
0

  みなさまこんばんは! 先週の「ナウシカ」に引き続き、金曜ロードショーで「千と千尋の神隠し」を見ていた皿洗いです。細かい画面の隅々にまで物語が隠されており、見るたびにそれに気付いてハッとするようなアニメーションですね。空も花も美しいし、湯屋も実に面白い。行ってみたい異世界であります。
  昔初めて見た時は湯婆婆がひたすら怖いばかりでしたが、改めて見てみると経営者としてなかなか辣腕で、契約と誓いをきちんと守るフェアな雇用主でもあると分かります。まぁ、怖いことに変わりはありませんが(笑)。

  さて本日は「コミックビーム」1月号の話題! これも昨年末に買った分ですね。早く今月号に追いつきたいと思います。ウス。表紙は連載再開の「トミノの地獄」、そして巻頭カラーは「デスコ」であります。

  「デスコ」、第34話。
  ついに回想が最後まで語られ、マダムMとデスこの出会いが判明しました。と言っても、結局のところデスこは何処から来たどういう少女なのかは分からなかったのですが。突然やってきて、マダムMの標的だった武器商人を殺してしまったリーパー。それしか分かりません。
  そのデスこをマダムが拾って、面倒を見ていたってところでしょうか?? 今巻き起こっているこの対決はマダムの因縁の対決でありながら、マダムとデスこの出会いにまでさかのぼる宿命の対決であるとも言えます。デスこはずっと、「殺す」しか言ってませんけどね。まともな会話は無理そうだなぁ。前からですけど(汗)。
  そして男の地下室から逃げ出したデスこでしたが、地上階でうつむいて座っていた筈の彼の母親は、なんと既にミイラに……? 「サイコ」みたい。しかも額に、縦型の大穴。息子に斧で殺されたのでしょうか??
  徐々に展開が盛り上がってきているのを感じます。ドキドキしますわ!

  「トミノの地獄」、第10章。
  売られ、逃げ出し、離れ離れになってしまった双子のトミノとカタン。浅草の見世物小屋の一団も解散したのかなんなのか、トミノとカタンの実母と一緒に畑を耕す生活をしているようであります。みんなバラバラになっちゃったんですね。新興宗教に売られた4本足のお嬢さんは、トミノと離れてかなり淋しい思いをしているようであります。
  トミノ自身も、買い取られた先でまだまだ馴染めないご様子。
  この先どうなるのか、まだまだ不穏な気配が立ち込めてはおりますが、ひとまず小休止ってところでしょうか。見世物小屋で危険な目に遭わされないだけでも、まだマシと思ってしまいます……。

  横山旬先生の新連載! 「あらいぐマンといっしょ」。
  30にもなって、お気に入りのぬいぐるみを抱いていないと眠れない男・キチオ。恋人と同棲することになり、この恥ずかしい癖を封印すべく、雨の中、大好きなぬいぐるみを川に捨てようとしましたが……その瞬間に雷に打たれて、意識不明の重体に!! そして、そのまま3年が経ってしまったのでした。
  その時の「恋人」がお見舞いに来た日、キチオは何故か枕元に添えられていた「あらいぐマン」の体で復活して、混乱しつつも入院している病院を走り回り……奇特な入院患者の女性に世話を焼かれて、ちょっとクレイジーなクリエイター? イラストレーター? 建設家? とにかく、デザインをやっているおかしな男性に紹介され。彼の車で、気になるスポットを回れることになりました。
  しかし……キチオは、ぬいぐるみの体。奪ったホワイトボードに書いては消し、書いては消しのもどかしいコミュニケーションを図るばかりで。対するクレイジーな男こと山峰は「おれ漢字にがてなんでェーッ」と、のうのうと言ってのける超絶マイペース。上手くいく気が、まったくしません(汗)。
  連載初回からこんなに苦労しか予測出来ないってのも、なかなかないんじゃないかと。「苦難」じゃないんですよ、「苦労」なんですよ(笑)。あらいぐまのぬいぐるみで、キチオがゼイハア息をついてしまうシーンが想像出来ちゃいます(笑)。
  どうなることやら! とにかくがんばれキチオ! 最悪の場合、ぬいぐるみの体で生きていけ!!

  「報いは報い、罰は罰」、第2話。
  寝ていた夜中に何か人の声が聞こえた気がして、つい起き出してしまう真椿さん。声を追っていくとギャラリールームにたどりつき、そこに飾られていた大きな絵の女性に気付きます。なんだかルネッサンス期にでも描かれた絵のようですが、もしかして家族のどなたかがモデルだったりするのでしょうかね??
  そうしているうちに多紀理さんに見付かり、そこへ旦那様こと道之さんが帰ってきたので、真椿さんは妹の結婚相手にようやく会うことが出来たのでした。けれども、真椿さんを一顧だにしない道之さん。若い女性を伴って帰ってきて、どう見ても「ねんごろな仲」って奴であります。
  多紀理さんがぼそりと、「先生……また生徒に手を出したのか……」と。
  えっ、ってことは真椿さんの妹の真百合さんは、道之さんの元教え子? なんと、在学中から周りに内緒で付き合っていて、卒業と同時に出来ちゃった婚をしたとのこと。大学教授か何かだと思いますが、そんな恥知らずなことよく出来るなぁ。で、奥さんが失踪してしばらく経ったからって、また新しい若い女に手を出したってことでしょうか?? なんとまぁ……。
  真椿さん自身も夫に裏切られて帰国してますし、姉妹そろって男運がないんだなぁ。
  ま、それはともかく、今は冬。雪が降ればここは陸の孤島だ、と言っている台詞でハッとしましたが、これってミステリー小説の格好の舞台じゃありませんか?? 雪が降って身動きが取れない中で、殺人事件でも起こるのでは……?
  そう考えると、真百合さんの消息もだいぶ怪しくなってまいります。真百合さんは屋敷を取り囲む広大な森の中で失踪したってことだそうですが、もしかしてもう殺されているとか?? とか、考えてしまいますね。葛野ちゃんが言う「報い」ってそれに対する報復のことなんじゃないのか、と。
  多紀理さんの案内でやっと葛野ちゃんに会えた真椿さんでしたが、何故か真百合さんに関しては「お母さん、いなくなってなんかないわ」とだけ言う葛野ちゃん。その時にもまた、怪しい人の気配を感じた真椿さん。ミステリー仕立てって言うより、いよいよホラー展開が始まるのでしょうかね……? なんかもう、読んでいてしんどくなるぐらいの重々しさがありますね。迫りくる恐怖に、身が竦むようであります。
  このまま読んでいても、暗い未来しか想像出来ません……。うううう(震)。

  こちらも新連載! 市川ラク先生のエッセイ、「わたし今、トルコです。」。
  トルコが好きで、会う人ごとに「トルコが好き」と話していたら、どうやら奥村編集長に「赤線か?」と訊き返された模様(笑)。若い女性になんてこと言うんだ、この人は(笑)。
  ともあれ、トルコにホームステイしたその顛末を、漫画にまとめているようでした。でも漫画としては……なんだかすごく、どう読めばいいのか分からないぐらい、散漫としてますね。エッセイコミックって、たぶん何か「描き方」があるのだと思うのです。それを踏襲していないと、すごくつまらないレポートになってしまうのではないかと……危惧しております。
  つーか全体的に、画面が白い(笑)。まずそこから。
  トルコの文化はわたしも興味があります。アジアから見てもヨーロッパから見ても「異端」の街は、どんな風景なのだろうかと。いつか行ってみたいですね。

  「銃座のウルナ」、第14話。
  うわああああ、カレットが殺されてしまった!! 生死は完全には描かれておりませんが、斧の底部で思いっきり顔を殴られてかなり出血していますから、どちらにしろこれはほとんど助からないのでは……。
  そして、犬への襲撃で銃座から遠ざけられたウルナ。急いで戻る間にもヅードたちは近付いてきていて、特に、カレットを殺しチュリッカを盾にして接近を試みる一団が厄介なのでした。しかしこれを、塔に戻ったウルナが射撃! 基地内の火力も、左に加勢したり右を手薄にしないよう戻ったりと、やや翻弄されておりますね。少し前までは楽勝ムードが漂ってすらいたのに。
  更には、スキーのジャンプ台を利用して滑り降りてき、翼を広げて滑空の要領で基地を飛び越え、海に逃げていく個体まで現れましたよ!! この翼は、どうなっているんでしょうね?? 彼らの体から生えているのでしょうか?? 何かの道具を利用してくっつけてるだけ??
  翼を広げた図が、やたらと美しいのは、どうしてなのでしょうね。
  あと、履いているのはどう見てもスキー板なのですが、どうやってこれを利用しているんだか……。謎の多い生物ですね、敵さんは。
  一匹目は逃しましたが、その後に続いた翼のあるやつは、みんなウルナが撃ち落としていきました。様子を見に来た将校も、これにはご満悦って感じで、ウルナに声援を送っております。危ないから引っ込んでいたほうがいいんじゃないですかね?(汗)
  まだ、最後にジャンプ台の上に控えている個体がいる模様。気になる終わり方で、以下次号。
  カレットの死を知ったら、ウルナはどうなるのでしょうね……。

  「恋と問」、第8話。
  なんだか若い恋が燃え上がっていて、いい感じになっているように見えますね。自分の感情や、はたまた自分へ向けられている恋心までも「漫画」に落とし込むことしか考えていない恋糸ちゃんですが、恋人と呼べそうな存在にかすかな嘘をついたことで、今、あっさりと追い詰められそうになっております(笑)。さーぁどうする?? どうする??
  漫画云々は置いておいても、もうちょっと可愛い格好すればいいのになぁ、とは思いますね。余計な老婆心!

  「目玉焼きの黄身いつつぶす?」、第48話。
  あ、やっぱり、普通に食べていたら枝豆の薄皮は剥けないんですね。ではわたしは普段、薄皮付きの枝豆を食べていることになりますね……。うーん、枝豆にしても茹でトウモロコシにしてもブドウにしても、皮が入ると雑味があって美味しさを阻害する、っていう理屈は分かるのですが、そこにこだわるのも贅沢な話ですよねぇ。
  果物なんかは皮ごと食べるのが栄養まるごと取れていいとも言いますし、必ずしも薄皮を除くことが大正義だとは思えませんけど。なによりも、面倒ですしね、この食べ方(笑)。
  この物語の登場人物たちは、みんな、自分の食べ方に極端にこだわり過ぎだと思いますよ(笑)。今更ですが。

  「狂気の山脈にて」、第4話。
  レイク隊のキャンプ地へ急いで飛行機で飛んできたダイアー教授。その途中にも激しい嵐に遭い、苦労の多い飛行でしたが、なんとか「黒い山脈」が黙認出来るところまでやってきました。そこで見た蜃気楼は、レイク隊も見た、あの「建造物のようなもの」が多数見える不思議なもの。南極大陸の極寒の山脈内に、何故、都市が見えるのか? さすがのダイアー教授も、言葉を失って蜃気楼に見入るのでした。
  そしてキャンプ地へ降り立つと、飛行機もテントも無線機も、すべてボロボロのずたずたになっている惨状で。何かを地面に引きずった跡や、引き千切られたような人体、そして顔の皮を剥がされうずくまるように座ったレイク教授の遺体に、ダイアー教授は出会うのでした。
  吹雪と嵐に遭っただけで、この痕跡はおかしいと、さすがにみなさん気付いた筈であります。
  どんな悲劇が起きたのかを、これから探っていくことになるのでしょうか?? それまでにレイク隊と同じ目に遭ったりしたら、どうなるのでしょうかね……。

  「血まみれスケバンチェーンソー」、第86話。
  ギーコが瀕死の重傷を負い、ネロならギーコを復活させられると思ってしまった爆谷はネロを攻撃しようとするドリエを追い出してしまいましたが、「新しい猫をもらえるのよ、それで満足なさい」というネロの物言いに、ハッと我に返りました! 大事なギーコを動物に例えられて、何故ギーコがネロを嫌っていたのか、その理由を思い出したという爆谷。
  そんなことに思い至らなくても、ネロの力を借りて復活したなんて知ったら、ギーコは怒り狂いそうですけどね(苦笑)。怒り狂わなかったとしたら、それはもう改造されちゃった「かつてギーコだったもの」にすぎない訳ですし、どちらにせよ爆谷が望んだ未来は手に入らない訳であります。
  それを考え付けただけでも、今の爆谷には上々なんでしょうかね。
  ドリエのピンチに駆け付けてくれたナグルシファー! ドリエを殺そうとしていたシンを協力して倒し、どうにか、ピンチを切り抜けました!! よかったよかった。でも部長大丈夫かな(汗)。

  「大人スキップ」、第5話。
  中学2年生当時、ラジオ番組へのリクエストハガキを書いているキコちゃん。ペンネームで迷ったり、夢を見てぽわぽわと赤くなったり、もう、いかにも「当時の中学生」って感じがして可愛らしいです。最近の中学生って、ラジオ、聞くのかなぁ(笑)。ハガキも値上がりしますしね。ハガキの数自体がかなり減っているそうなので、どうしようもないそうですよ。
  やんわりと「未成年はダメですよ」と、くろけーに注意されたキコさん。40歳にもなって高校生にドキドキしている自分がとっても気持ち悪い! と言いますが、でも、心はまだ起きたばかりの中学生ですから、仕方ありませんよね。仕方がない、とくろけーは許容してくれているように見えますが(でも未成年相手はダメです)、キコさん自身が受け入れられないんですね。
  頭で思っていることに、心がついてこない。人間って、変な生き物ですよねえ。
  再びくろけーがバイトしているお店へ行き、そこで見かけた中年の夫婦に、「キミオとちかだ」と夢想を呼び起こされるキコさん。あのトレンディなドラマでキラキラドキドキした恋愛模様を繰り広げた2人だって、歳を取ってしまえばきっとこんなおじさんとおばさんになる筈なんだ、と。これがあのドラマの、正しい最終回なんだと。
  そういう想像が出来るようになっただけでも、キコさん、大人に近付いていると思うのですけどねぇ(笑)。中学生はガス代のことなんか心配しませんもんね。
  でも、すぐにその場にいた女子高生に、「ババアのくせに先輩に手ェ出さないでくれる?」などと心無い言葉を投げ付けられてしまい、大ダメージ……。っつーかこの女子高生、顔怖い……。気持ち悪いとか言って、見も知らぬ40の女性相手にそんなこと言えちゃう君のほうが気持ち悪いよ!! やだ怖い!!
  しかし、束の間の恋の相手の加川くんは、キコさんが海外ミュージシャンの元妻だという出鱈目をまだ鵜呑みにしていた模様。それに気付いて、さすがのキコさんもぽかんと呆れておりました(笑)。なるほど確かにこれは、くろけーの言う通り、中身はまだ小学生だな……。
  40歳だけど女子中学生を脱却中のキコさんと、高校生なのに小学生みたいな単純さの加川くん。バランスが取れるような気がしますね!!(笑)
  くろけーに言われたとはいえ、この店の店長の魅力もちょっと分かったようなので、キコさんは日増しに「大人」に近付いているのではないでしょうか?? 確かにここの店長はいい人ですよ。料理が上手いのはポイント高いよ!!(笑)

  「新釣れんボーイ」。普段はあんまり真面目に読んでいないこの作品ですが、飲み屋でアメリカの話をしていたらアメリカ人に絡まれた、というエピソードは興味深かったです。何か注意されて、あとあとその本人のいないところで言い訳を重ねるって、男らしくない真似ですねぇ。注意されてすまなかったと思っているからこそ、ついつい言い訳を連ねちゃうんでしょうけどね。やれやれ。
  おそらくモーニングの編集者だと思いますが、途中で出てきた女性編集者の、「最近もう、難しいマンガは読みたくもないですう」という悲痛な言葉に、異様に共感しました(笑)。分かる、分かるわー。
  その台詞をこの作品内で載せちゃうあたりがいましろ先生らしいですね(笑)。

  「イムリ」、第123話。
  イマクの筆談によって、ついに、自分の敵が双子の片割れ、ミューバであると知ったデュルク。とても信じられないと言いますが、ラルド覚者を奴隷化したのもミューバだと聞けば、少しは信じる気になるのではないでしょうか?? 憎み合っている双子は夢を見ないと言われているそうですが、ミューバがデュルクを逆恨みしているお陰で彼の情報が敵に渡らないのは、皮肉ですが不幸中の幸いと言えますね。
  そして、名前を持たないイコルが手に入れた「自由な彩輪」は、カーマやイムリのように「彩輪の強化」に使うのはとても危険だと教えられました。その差異をまったく知らないイムリたちは、仲良くなったイコルと彩輪を交換してより結束を固めようとしますが、このままでは自分から出した彩輪のせいで自動的に奴隷化される恐れもあるのです!! 慌てて止めに入るデュルクですが、間に合うのでしょうか??
  また、こういう彩輪による悲劇が、無邪気なイムリによって引き起こされそうになるところがやり切れませんね。ただ、仲良くなろうとした。それがイムリの、いつもやっている方法だから。それだけなのに。イムリとイコルは、手を取り合えない運命なのでしょうか……?

  「どこか遠くの話をしよう」、第6話。
  ついにつながった、プラティーノとチロの父との「線」。トンネル工事の落盤事故で亡くなった、チロの父。プラティーノはもしかしたらそこにいて、チロの父を知っていたのではないかと彼女は考えたのですが、言葉がそこまで通じないので、ただ、独り言を吐き出すだけに終わったのでした。
  それでも何かしら通じるものはあったようで、プラティーノは頭を撫でて慰めてくれて、そして。その拍子に、彼もまた自分がかつて頭を撫でた少女のことをちらっと思い出したようでした。父を亡くしたチロと、おそらくは家族を亡くしたプラティーノ。早く思いがより通じて、互いのことがよく分かるようになればいいですね。

  「あれよ星屑」、第40話。
  オカマさん……ですね。オカマさんが出てきて、前回の門松たちの顛末を聞いてイヤーン、なんて言っております。ダジャレと連想ゲームみたいな会話してますが、意外とインテリだぞ、このオカマさんたち(笑)。インカ帝国初代国王マンコ・カパックって、ひっどい名前だなぁ日本語だと(笑)。
  そして住処に帰ってみれば、見たこともない男が石を食んでいるところに遭遇し。なんとその男は、死の匂いをまき散らし、かつての隊員の名前が書いてある石をぱくぱくと食べていたのでした。門松の幻覚だったようですが……そんなものを見るのは、「死」にまとわりつかれているせいではないでしょうか。おそらくは死神のような存在なのだと思いますが、「俺が会うのはお前ではないはずだが…」って言ってるってことは、もしかして、川島に用があった……?
  ピンチがありながらも、カラッと明るく笑って底抜けの力強さを感じさせていた最近でしたが、川島が帰ってくるなり、また暗くなりましたね。もうすぐ死んじゃうんじゃないか、班長殿……。

  「天女さま、すんません!」、最終回!
  実は天女さまは「一人」ではなく、何人も同じような存在がいて、そしてその全員、「あの人」に置き去りにされた同じ境遇だったのです。「あの人」がどんな人だったのかは、結局最後まで分かりませんでしたが、気まぐれに天女を生み出してどんどん放って置いていくって、とんだワガママ勝手な存在だったようですね。
  自分不在の「永遠」に耐えられなくなったら、肉体を捨てる為にこの滝に飛び込め、と指示していった場所があるようで、他の天女さまはみんなそこに飛び込んでしまった後。声だけが、こだましております。最後に残った彼女、カズヤの天女さまは、カズヤの家で代々受け継いでいる天女彫りに出会って、「自分だけのえいえん」を手に入れたと優しく微笑みます。
  人間と一緒に生きていくのではなく、山の上で彼らの営みを見守り続ける。天女彫りをずっと続けてくれるなら、ずっと見守っていてあげる。そんな存在になると言ってくださいました。ありがたやー。
  別れは来てしまったけれども、離れてはいないと信じられるから。だからカズヤはその後も、ずっと天女彫りを続けているようであります。この先も、伝統が続けばいいですね!
  破綻する展開しか見えていなかったので、最終回は非常に納得のいく、後味の良いものでした。素敵でした!
  山本健太郎先生の漫画はいつも切なくて爽やかで、でも愛しさを残していく、良作ばかりですねぇ。


  ではではー。

「異形ちゃんといっしょ」1巻

$
0
0

  みなさまこんにちは! もらいもののえびせん片手に皿洗いです。えびせん美味いよー! でも喉が渇くよ!!(笑)

  さて本日は、「異形ちゃんといっしょ」1巻の話題であります。「ドリコイ」でわたしのハートの痛々しい部分(笑)をグイグイ突いてきた、八丸真幸先生の新作であります!!
  コミックリュウのウェブ連載「リュウWEB」で大人気連載中であります!!
  リュウWEBはこちら → http://www.comic-ryu.jp/webcomic/

  表紙イラストを見れば分かるかと思われますが、「異形ちゃん」というのは人外ジャンルのひとつ、「異形頭」のことであります。単行本の帯には、「体は人間で、頭は無機物の人たちのこと」との解説文が添えられております。
  タイトル通り、作品の世界ではみんなが「異形頭」! 「才能が頭部に現れる」世界で、主人公のマイカは炊飯器、一緒に暮らしているコハルはオーブン、ヒトミはランプ(白熱球)、サキョウはハサミ(頭が持ち手で、左腕が刃部分)で、ミノリが二眼レフのカメラ、となっております。他のキャラクターも大家さんがソロバンで、交番のおまわりさんがランプと手錠、マイカの兄嫁がお茶碗って感じで、みーんな異形頭。
  面白いのは犬や猫も異形頭であるところで、第一話に出てくる猫の頭を「これなんの形だ?」と思ってよーく眺めてみましたら、なんと、ネズミ捕りでした! 「なるほど確かにこれは猫の『才能』だな!」と、納得したものであります。
  その中で、マイカたち5人が一緒に暮らしているアパートへある日やってきたホマレという幼女だけ、(読者の常識でいうところの)「ふつうの人間」。頭が異形じゃない人間なんて見たことがないマイカたちは、「これは何の才能なんだろうね?」としげしげ眺めるのでした。
  マイカたちの感覚で言うと、頭はみんな無機物なので(家電が多いようであります)、ホマレはカメラ(目)がふたつある上にその下から温風が出る孔があって(鼻)、その下はスピーカーになっている!(口) 顔の両側に集音機(耳)があるし、頭には筆みたいなものもついてるし(髪の毛)、よく分からないねぇ、となるのでした。
  うん、この説明だけされたら、確かにまったく分からない(笑)。
  こんな風に周囲に首を傾げられているところからして、この世界ではホマレのほうが「異形頭」なのでは? などと思ったりもするのであります。「異形ちゃんといっしょ」というタイトルの「異形ちゃん」も、マイカたちみんなのことを指しているのか、それともホマレのことを指しているのか。どちらにも取れて、面白いと思います。ダブルミーニングなのかな??

  主人公のマイカたち5人(全員男子)はみんな、才能がありながら実家を継げなかった系男子なので、寄り集まって5人でひとつの下宿を借り、共同生活を送っているのであります。定職がなかなか見付からなくて、マイカはやたらと焦りますが、他の4人は割と呑気しているようですね。価値観の相違!(笑)
  そこへやってきたホマレは、どうやら捨て子のようでして。名前を書いた紙だけを持って、ある日、外の物置の中にポツンといたところを保護されたのでした。
  ホマレもマイカたちに懐いているし、マイカたちもホマレを可愛がっているので、大家さんの管理下にあるならという条件付きで、親族が見付かるまでマイカたちと一緒に生活することになったホマレちゃん。生まれつきなのか警戒しているからなのか、それとも他の理由かは分かりませんが、全く言葉を発しようとしません。
  けれども態度と表情で考えていることは割と分かるもので、拾われてきた猫のように縮こまってばかりのホマレになんとか心を開いてもらおうと、みんな自分の「才能」を発揮してあれこれと世話を焼くのでした。
  もう、そのがんばる姿が可愛くて、可愛くて。ホマレ可愛いよホマレ、っつってキュンキュンしているマイカたちこそが可愛くて、そしてもちろんホマレも可愛くて、ニヤニヤしながら毎週Web連載を追っております(笑)。ページ数少ないけど、毎週読めるっていいよね!! あーホマレ可愛いよホマレ。

  みんなでそろって花やしきに遊びに行く回などは、ニヤニヤしっぱなしでした(笑)。花やしきは歴史ある遊園地で、昭和情緒にあふれていていいですよねぇ。というか、現在の感覚からすると、よくあんな狭いところに遊園地作ろうって気になったな、という感想も浮かぶのですが(笑)。
  ローラーコースターに「還暦」って堂々と書いてあって笑いました(笑)。確かにアレに乗ると、レールの錆とか気になりますね!! でも意外に早いよ!!



  感想と言うと本当に、「みんな可愛いニヤニヤ」に尽きるのですが(笑)、それだけじゃアッタマが悪スギるのでもうちょっと突っ込んで書きます。
  「才能」が頭部に現れるというこの世界ですが、頭部になる道具も徐々に進化しているようでして、二足歩行を手に入れる前は頭部はただの「手」だったようなのですよ。歴史の教科書が開かれていたので、パッと進化の歴史が分かったのですが。それが縄文土器になり、弥生式土器になり、現代においては炊飯器やオーブンなどの電化製品になっているようなんですね。
  そして、例えば同じ炊飯器でも、年代がちょっと上の方々はまだ蓋が鍋蓋のような、取っ手をつまんで持ち上げて外すタイプの蓋で(おそらく炊く時はストッパーをかけるものと思われます)、たぶんですがガスの火で炊くやつですね! 更に上にはまだお釜の姿もあり、それに比べると主人公のマイカは、現代にも通じる蝶番で止まっているタイプの蓋なのですよ。
  でもストッパーはあります。昭和生まれからすると、なんとなーく懐かしい感じがする炊飯器ですね。まだ液晶のデジタル数字表示など、まったくなかった頃の炊飯器であります。
  背景や小道具などを見ていても、なんだか21世紀って感じがしない作品であります。木造校舎とか……。あえてレトロにして、家電も、ちょっとだけ古いものを取り揃えているのかもしれません。
  世代を重ねる中でも、ちょっとずつ電化製品が進歩していることが分かりますね。というか、鍋蓋タイプの蓋を持った炊飯器ってマイカのお兄さんの頭部で、それに比べたら弟のマイカのほうがちょっとだけでも性能は上なんじゃないかと思うのですが……やはり、頭部の元々のスペックに加えて、本人のやる気とか努力とか練習なんかも結果に反映され、モノを言うのでしょうか??(この場合ですと、お米の炊き上がりや美味しさ、ですかね)
  けっこうシビアなことに、「才能」にも優劣がはっきりとあり、マイカは「お金を取れるご飯」がなかなか炊けないので、上手いこと飲食店などで職に就けないでいるのであります。冒頭、お食事処で断られているシーンがなかなか心に痛く響いたので、これって、挽回っていうか今後マイカの性能が向上するチャンスってあるの?? と思った次第。
  まぁ、飲食店以外でもやりようはあるのでしょうけど、マイカは安定した就職を探しているようなので、なかなか難しそうですねぇ……。

  マイカ(炊飯器)についてこう書きましたが、他の面々も日雇いばっかり続けていて、きちんとお勤めしている様子はありません(笑)。まぁ、日々楽しそうなので、いいのかもしれませんけどね。物価も安そうですし、何より家電がそろっているので電気代があんまりかかっていないようにも見えます(笑)。頭部の家電を動かすエネルギー源は、やはり体内のカロリーなのでしょうか??

  そして、ホマレのこと。
  名前と「よろしくお願いします」とだけ書かれた紙を持たされて、置き去りにされていたということは、捨て子なんじゃないかと思ったのでそう書いちゃいましたが、作中ではそのへんがはっきり言及されている訳ではありません。でも想像してみるに、マイカたちと変わらない(この作品内の常識でいうところの)「ふつうの」ご両親から生まれたけれども、こういう体を持っていた。ご両親がその事実を扱いかねて、こんな遠くまでホマレを捨てに来た、という可能性もなくはないかな、と。
  悲しい想像ですが、でも「異端」なのがホマレのほうだとしたら、そういうこともあるかもしれないと思ったのであります。マイカたちにベッタベタに可愛がられている現状を見ていると、ご両親、バカなことしたなーとしか思わないのですが(笑)。
  でも、異形頭だらけのこの世界で、人間の顔して生まれてきたホマレって何者? ってのは、当然の疑問として湧き上がってきますよね。突然変異でそうなったのか、それとも、ホマレのような人間は実は昔からいて、ホマレがたまたまその血を引いていたとか??(先祖返りのように、その特徴が出ちゃったとか)
  などなど、いろいろ考えられるので、そういった点が今後出てくるのかどうか? ってところにも注目していきたいと思っております。

  まぁ、「みんな可愛いニヤニヤ」の現状だけでももう十分心満たされているので、謎が明かされなくったっていいんですけどね!!(笑)
  もうー、登場人物みんな愛しくて、しょうがありません。八丸先生の漫画はいっつも愛に溢れているよ……。癒される……。
  でも、人物ほとんど異形頭とか、初心者がとっつきにくいことこの上ない!!(笑) 自分はけっこう好きですけど!! ウェブ連載とは言えこんな漫画を連載し、かつ単行本として世に出しちゃうって、さすがヘンテコ人外漫画てんこ盛りのコミックリュウだなぁ、と思いましたよ(※ 誉めてます)。伊達に「ヒトミ先生」で攻めてませんよね。


  という訳で今おススメの異形頭漫画でした!! 是非どうぞ!! ウェブ連載だけでもどうぞ!!
  八丸先生、いつも更新楽しみにしてます~ウフフウフフ。

  ではでは!

「ハイキュー!!」24巻

$
0
0

  みなさまこんばんは! 最近はちょっとであってもなるべく「歩く」ことを心掛けている皿洗いです。体重は横ばいです。年末年始で太ってしまったので、少しでも減らさないと!(危機感)
  しかし、歳を重ねるごとに痩せにくくなっていることを実感いたします。何を食べても太らなかった10代の頃が懐かしい……。ガラスゆえに触るものみな傷付けた時代!(混じっている)

  さて本日は「ハイキュー!!」24巻の話題であります。
  それまでの躍動感あふれる表紙から一転して、24巻は、じっと前を見据える翔陽の横顔! アップで! 雌伏の時、というか、冷たい環境の中で己を鍛える、修行編とも言える今回の話の内容を表しているかのようですね。折りしも初雪(巻のサブタイトルにもなっております)、雪の中で傘もささずに前を睨んでいる翔陽は、まさに、獣のごとしであります。
  自転車なので、傘はさしたくてもさせないんでしょうけどね!
  風にあおられて危ないでしょうしね!

  さて、24巻。
  影山は全日本ユースの合宿に呼ばれ、月島は宮城県の有望1年生を集めた合宿に呼ばれ、期待に反してまったく声がかからなかった翔陽! 悔しくて無茶をして、宮城の合宿に紛れ込んでしまいます。鷲匠先生の温情(?)で、球拾いとして使ってもらえることになりましたが、練習には参加させてもらえず。見学&練習相手としてやってきた白鳥沢の3年生にも、不審に思われるのでした。
  牛島さんの、「お前は何をやっている?」っていう質問に、まったく答えられなかった翔陽。このへんは、ジャンプ本誌で読んでいても、きついものを感じましたよ。普段と同じじゃダメ、だたここにいるだけじゃダメだと感じて、必死に「出来ること」を探す翔陽。その結果、昔の旧友に教えてもらったテニスの“スプリット・ステップ”を思い出し、レシーブの第一歩にそれを取り入れて、素早い動き出しにつなげようと努力することにもなったのでした。
  雑用をやりながらコートを見て、技術を盗んで、そこに転がりまくっている「上手い奴」の情報を取り入れまくる!! けっこう忙しいことだと思いますが、そこはさすがの雑草魂と言いますか、翔陽は持ち前の素早さでこなしていくのでした。
  自主練にも積極的に出て、他行との交流も図りますよ。まぁ、翔陽はコミュニケーションお化けみたいなところあるので、放っておいても同年代とはすぐ仲良くなるんですけどね(笑)。黄金川みたいに先入観があまりないタイプは、ほいほいと仲良くなりますね、特に。黄金川の単純そうなところすっごく可愛いなぁー。
  それに黄金川は、翔陽とは直接対戦していないので、まだあんまりわだかまりがないのかもしれません。青葉城西の金田一なんかは、つい先日試合で負けたばかりってところですから、心の中にモヤモヤしたもの抱えてそうですけどね。同じく青葉城西の国見は、そういう本音部分はいっつもサラッと隠してしまうので、何を思っているんだか分かりませんが……(笑)。
  金田一と国見は性格もプレースタイルもぜんぜん違うので、一緒にいるといい対比になりますね。金田一はたぶん、根っこのところは影山と同じで、バレーボールに無茶苦茶アツいタイプなんだと思います。中学時代、影山の独断が気に入らなくて「もう一緒にやれない」と言っていたのも、バレーに対して真面目だからこその吐露だったのだろうと思います。
  ただのクラスメイトだったら、ここまで仲がこじれたりなんかしてないでしょうし。
  金田一に比べるともうちょっと状況を俯瞰出来て、客観的な視点を持っていそうな国見ですが、基本的に「無駄なことはしたくない」タイプなので中学時代の影山をなだめたり説教したりチームメイトとの橋渡しをしたりは、してませんでしたね(苦笑)。そういうことが出来そうなのは国見ぐらいだな、とは思うのですが、国見だからこそそういうことはしてくれないよなぁ、とも思うのであります。嗚呼……(嘆き)。
  中学時代に、影山の孤独に心砕いて、なんとかチームプレーに引き戻そうとしてくれる同級生なんかがいたら、もうちょっと現状は変わっていたんじゃないかなって、時々思います。でももう過ぎたことだしなぁー。

  話がそれましたが、ユースの合宿では影山もそれなりに楽しそうでしたね。周りのレベルが高いので、自分がのびのびプレー出来ることを実感しているのだと思います。割と手癖でやっちゃって、翔陽もいないのに明らかにマイナス・テンポでの速攻のセットを、放ってしまったりして(笑)。
  やべ、やっちゃった、なんて影山にしては珍しい光景ですよねぇ。
  あとちょっと思ったのですが、合宿に参加することが決まって彼が翔陽に対して言ったのが、「先に行くぜ」という台詞。これはつまり、将来的には翔陽も全日本に来ることになると信じているから、こう言ったのでしょうか?? それともあまり裏のない、ただの挑発?? でも、「先に」ってことは、「後から」お前も来いよという意味もありそうな気がします。
  ただ、本人がどれだけこの台詞のことを自覚しているのかってのも、怪しいもんですが(笑)。でも、いつか同じ場所に立つつもりでいるのかもしれないと思うと、なんかワクワクしますね。
  翔陽のほうは当然、いずれ「そこ」へ行くと思っているんでしょうけど(笑)。

  そして、月島。ボール拾いをしているだけなのに翔陽がめっちゃ頭を働かせ、情報を集めて、レシーブ向上に努めているのを、なんとなーくですが感じている様子。気にしないようにしていても、どうしても視界に入ってしまうパターンですね(笑)。たぶん。
  見ていると、「なにかやらなきゃいけない気がしてくる」から、嫌だと。なんとなくそれは、分かりますね。サボるとまではいかないけれども、言われたことだけこなして合宿を乗り切りたいのに、それだけじゃダメな気になるんでしょうね。集団の中に、めちゃくちゃ真面目にやっている奴がいると、淡々とやっていることが悪いことのような気がしてくる。
  そういう心理が働くってことは、月島もやっぱりバレー馬鹿になりつつあるのでしょう(笑)。真面目とも言えますが。
  翔陽ががむしゃらスギるなぁ、って、似たようなことはたぶん国見も感じている筈ですね。「一人だけ試合中みたい」って呟いているので(その時の金田一の表情からして、金田一はその時点まで、あまり翔陽に注意を払っているようには見えませんでしたが)。でも国見は、だからって「自分もやらなきゃ」って気持ちには、ならない(笑)。そこが月島と国見の違うところですね。
  でも国見に向上心がないのではなくて、翔陽のようにがむしゃらにやることがただ嫌いなだけなんだと思います。それと、自分に足りないものを感じても、少しの工夫と練習ですぐにカバー出来ちゃえる器用さがあるのでしょうね。いわゆる、何をやらせても上手いタイプ。でも熱意に欠けるので、「いい選手」になるかどうかはよく分かりませんね(笑)。
  そして「なにかやらなきゃ」と感じてしまうほうの月島は、ついに自主練に翔陽を誘い、自分の練習台になってもらおうと画策。翔陽がやるなら俺も俺もと、金田一と黄金川が来てくれましたよ! ついでに翔陽が五色くんを引き込みましたので、ずいぶん豪華な自主練になりました! やったね!
  五色くんはなんっか不遇なイメージがありますが(笑)、伊達に白鳥沢で1年でレギュラーもらってませんよ! すっごく上手いよ!! ちやほやされちゃう状況に久々に出会って感激してますが(笑)、こういうことがモチベーションに繋がるのなら、一概に否定も出来ませんしねぇ。
  っていうか、ライバルと目した牛島さんがこういう「ちやほや感」に一切興味を示さないタイプだから(と思います)余計に、五色くんのこういう邪っぽい欲望が際立つんでしょうね。そこを先輩たちにいじられる、と。そういう構図ですよ、白鳥沢(笑)。がんばれ五色くん! ちやほやされるのが好きなのは悪いことじゃないよ!!

  さて影山にまた視点が戻り、2年生のセッターの宮さんに「おりこうさんよな」と言われて考え込む様子が映ってました。自分本位にやったらば仲間が離れていって、セッター以外のプレイヤーに気を遣って過ごせば「おりこうさん」と揶揄される。及川さんがいつか言った「スパイカーの欲しいトスに100%応えているのか」って言葉は、いまだに飲み込めていないようですし。
  でも及川さん、口では「100%」って言ってますが、彼がやっていることは100どころか120も150もスパイカーの力を引き出そうとする努力ですよね。スパイカーの力量を見極めて、その少し上を要求して、打たせる。そういうことを繰り返しているからこそ、青葉城西が強かったのだと思います。
  そりゃあ矢巾さんでなくても、「及川さんの後釜は荷が重い」と感じますよ! 当たり前だ!!
  観察力は影山だって相当のものですが、コミュニケーション能力にやや難がある彼は、及川さんのようには引き出せません。どうしたらいいのか? ってことを、遠く東京の地で考えているようですね。これが宮城で、烏野で練習中だったら、烏養コーチや武田先生や菅原さんに訊けたんでしょうけどね。
  でも烏野だったら、影山に対して「おりこうさん」なんて言ってからかってくる人はいませんしね。影山がこの一言を気にしているのは、言った宮さんが完全に半笑いだったからだと思います(笑)。バカにされた、もしくはそれに類する行為をされたと、理解する前に解釈したのでしょう。ちょっとヤンキーっぽいセンサー(笑)。
  翔陽もそうですが、影山も合宿に行って様々な刺激を受けてきたようですね。新しい情報もいっぱい手に入れましたが、春高までに処理出来るのかどうか??


  合宿の傍ら、烏野に残ったメンバーもサーブ練習や他校との練習試合などを重ね、技を磨いていきます。山口のジャンプフローターサーブは、もう、何処に向かって打つのかってのを狙えるところまで来ているようですね。山口、特化した自分の武器を一生懸命に磨いてる感じがして、かっこいいですねぇ。
  練習を切り上げようとする嶋田さんに「一本だけ」と頼むと、一本って言って一本で終わらないからって、「ラスト10本な」と返してくれるのであります。山口もいつの間にか、翔陽や影山みたいになってきたなぁ(笑)。分かってくれてる嶋田さんもさすがですね。
  そういえば常波とも練習試合してましたが、大地さんの知り合いのあの方はもう引退しちゃったんですかね。出番ないのかなー??
  あ、あと、条善寺高校の穴原先生と、白鳥沢の斉藤コーチが、先輩後輩の間柄なんですね。その縁もあって今回の合宿の話を進めたのでしょうか?? それとも関係ないのかな?? こういう、学校の枠を超えた試みって、どんな人がどんな風にして話を進めているんだろうって、とても気になります。公立高校だけなら、市や県の教育委員会あたりが絡んでそうだなと想像も出来るのですが、私立高校ばっかりですもんね、これ。
  そういえば烏野って公立?? 私立??
  生ガキが出てきた時点で、穴原先生と斉藤コーチのどちらかが「当たり」を引くことは分かっていたのだよ!!(笑)

  烏野と伊達工業との練習試合が決まったところで、25巻に続く! 試合ばかりだったこれまでとは一転、練習に次ぐ練習となりましたが、情報量のとても多い読みごたえのある巻になりました! 翔陽が、言われたことばっかりやってるだけじゃないところが特にいいですね。ぐんぐん吸収していく感じが気持ちいいです!
  影山の開花も、次回に期待ですね。


  ではではー!

やったね! 「青春兵器」がカラーだ!!

$
0
0


  みなさまこんばんは! 今日は珍しく力仕事に従事した皿洗いです!! 明日の筋肉痛が心配です。主に腕と胸筋!

  さて、昨日は月曜日でしたが飲んだくれていたので更新出来ずじまい(月曜日だと言うのに!)。なので一日遅れて、週刊少年ジャンプの話題であります!! ジャンプ8号、表紙と巻頭カラーは「約束のネバーランド」であります!!

  「ネバーランド」、急展開の第23話!
  巻頭カラーの最初の一ページで、温かな食卓風景を映し出しながら残酷な現実を端的に述べていきギャップに惑わせる、この手法、何気なく読んでましたが考えてみるとかなりすごい導入ですね。これ以上ないほど的確に、エマたち子供らの現状を伝えております。
  さてちょうどその頃、ママ・イザベラとシスター・クローネは、対峙の真っ最中。本部からの手紙で、なんとシスターを他のプラントの「ママ」に指名する、という指示が下ったのでした。しかしあまりにも不自然なタイミングに、シスターはすぐ、これが罠だと気付きます。けれども「本部からの手紙」は本物なので、イザベラの心中がどうあろうと、彼女は出ていかなくてはならないのですよ……。
  鋭いし、エマたちの懐になんとか潜り込んで来ようとするし、こそこそ嗅ぎ回るしで、厄介な存在だと思っておりましたが、協力的な面があるのもまた事実だった訳で。それをあっさり退けられると、拍子抜けというか、がっかりしてしまいますね。それに、なんだかんだコンビネーションは皆無だった、この「大人」2人。「ママとシスター」を相手にするよりも、「ママ」一人を敵とするほうが、脱獄は困難なのかもしれません。
  このままでは終われないと、「門」(第1話でコニーの死体を目撃した場所)で待っていたグランマに例のメモを見せて、直訴するシスター。しかしグランマは「制御できているならいいのです」と言って、シスターの訴えを気にも留めようとしませんでした。本格的な敗北と、自分の終わりを悟って、つい笑ってしまうシスター。
  えっ……っていうか、死……? 死んだ?? 殺す必要まであったんでしょうか?? 「鬼」がここにいるってことは、初めからグランマはこのシスターを殺すつもりでここへ?? そこまでして、イザベラを守る必要が??
  彼女たちが気にしている大事な日って、部下を殺してまで、そこまでして守りたいものなんでしょうかね。なんだか、やっていることが、「支配されている」種族の行動とはとても思えません。加担するだけじゃなく、グランマもママ・イザベラも、心の底から支配者側に心酔しているような……そんな気さえします。なんだこれ。怖い。
  それはそれとして、レイがわざと発見させた「エサ」って、いったい何なんでしょうね! 気になる!!

  「ヒーローアカデミア」、第123話。
  裸担当きた!!(語弊) でも男子だ!! ということで、ビッグ3と呼ばれる3年生3人(3が三つ)がやってきて、公害活動についてお話しにきたというのですが……暗い感じの人は「帰りたい」と言うし、明るくて綺麗なお姉さんは下級生の生態(笑)に興味津々でインターンについて話そうともしません。そして最後の一人、ニコちゃんマークを彷彿とさせる笑顔(でも体はムキムキです)の彼は、一回戦ってみようと持ち掛けてきましたよ。
  まぁ、その模擬戦の場で、A組一同見事に翻弄されるのですが……。すごいのは「個性」ではなく技術、と暗い感じの人が言ってますが、1年生とは言えここまでA組メンバーがいいように扱われちゃうのは、何か理由があるのでしょうか??

  「ブラック・クローバー」、第94話。
  なんとかファナを助けることが出来たアスタとマルス。何度も言いますが、マルスまるで別人ですね!! まるで別人ですね!! こうなればいいとは思っておりましたが、いざそうなってみると戸惑いのほうが大きいのであります。こんなに素直で表情豊かな青年だったとはなぁ。
  さて、石を植え付けられるやら他人の記憶が入り込んでくるやらで散々だったファナですが、肝心の乗っ取られていた間のことは覚えていないようでして、情報はあまり手に入りませんでした。でもこの改造、たぶん、ダイヤモンド王国でやられてるんですよね?? 改造を受けて、のちに放逐されたと思われるファナをリヒトさんが拾ったってことは、リヒトさんとダイヤモンド王国に何らかのつながりがあるのではないかと思うのですが……?
  まぁ、早合点は禁物なので、そのへん睨みつつまた解明を待ちますよ。
  んでもって、どっこい生きてたラドロスに急襲され、またみんなピンチに!! 戦闘を経てきてみんなボロボロなのに、彼だけ元気いっぱいですね(笑)。「関係ない奴は消えてくれる?」と、「こいつはオレの友達だ!」って、台詞だけ抜き出すと大層な修羅場であります。修羅場は間違ってませんけど。

  「火ノ丸相撲」、第129話。
  天王寺との対戦の真っ最中、ついに潮が、後ろに下がりました!! 今まで、前進しかしてこなかった彼が!! これは負けると周囲が思ったその瞬間、潮は佑真さんさながらの「突き」を繰り出し、更に三ツ橋さながらの変化で天王寺を惑わせます。今まで、一辺倒だった潮の相撲が、グッと変化した瞬間でした!!
  気迫のこもった瞳は相変わらずですが、殺気に満ちた今までのものとは少し違う……より複雑に、より強固になったような感じがいたします。潮がますます、成長していく!!
  ああああーーーー、このまま勝て! 勝ってくれ、潮っぉぉぉーーー!!

  センターカラーで「ハイキュー!!」、第238話。
  翔陽のサーブも、山なりの基本形から脱け出せないなりに、だいぶ入るようになってきましたね。まぁー翔陽に及川さんや影山のような殺人サーブは無理だと思いますので、あんまり無理しない方向で十分だと思います! はい!! とは言っても、サーブの成功率はもう少し上げてほしいところですかね……。
  しかし、翔陽のサーブを注意した影山もその後すぐサーブをミスしてしまったので、まぁ誰にでもあることなんだな……と思わずにはいられません。うーむ。
  マイナステンポのバックアタックなんていいものを見られたので、今週はたいへん満足ですぞ。
  烏野と椿原、両者の攻防は続き、烏野は木下さんをサーバーとして投入するも惜しいミスであっという間にまた交代。そして椿原も、初登場の1年生を投入しました! 流れを切りたい一心なのだと思いますが、もしかして厄介な相手なのかな?? 緊張しまくっている可哀想な後輩にしか見えませんけどねぇ……(汗)。

  「鬼滅の刃」、第46話。
  登場したお館様という方は頭の半分、顔の中心あたりまでがただれて変色しており、そして目が見えていないようでした。病気なのか怪我なのかは分かりませんが、そんな姿になっても「柱」のみなさまに敬愛されている様子はよく分かります。
  そしてやはりお館様は、炭治郎と禰豆子についてちゃんと知っていてくださってました。今回は「柱」が絡んだ鬼退治の件に2人がいたから、あえて連れてこいと命を下したのでしょうか?? っていうか、炭治郎と禰豆子があの山にいたことは、どうやって知ったのでしょうか?? 報告に入ってたのかな??
  禰豆子が安全だという「保証」については、鱗滝さんと冨岡さんの両者が請け合ってくれた上に、禰豆子がもし人を殺したら、このお2人が腹を切ってくれるとのことであります。すげぇ! 禰豆子の為にここまでしてくれるなんて!! そしてお館様は、それに加えて、炭治郎が鬼舞辻無残に接触していることを挙げ、掴んだ尻尾を離したくないから禰豆子のことを容認しているのだと話してくれました。おおおお、いっぱい事情知られてるな、炭治郎……。
  そうすると珠世さんのことなんかも知られているんじゃないかと心配になりますが、お館様はけっこう合理的な考えをする方のようですし、珠世さんについても黙認してくれているっていう可能性はありますね。
  珠世さんで思い出しましたが、累の血を採れなかったのはちょっともったいないことでしたね。やっと十二鬼月に会えたというのに。

  「ソーマ」、第199話。
  わたしにはどうしても、城一郎さんが料理を放り出して心を病んだ理由がよく分からないのですよ。まだ、中村薊の執拗な追跡から逃げる為だった、って聞いたほうが納得いきます(笑)。しかもこの城一郎さんよりも、創真のほうが精神的にタフだとか、それも思えない。確かに創真は底抜けのアホで、どんなに叶わない勝負でもどんなに腕前の差が歴然としていてもあっけらかんと食い付きますけどね??
  でもそれって確実に城一郎さんの血だと思うんですよ。違いと言えば、城一郎さんという父親がいたか、いないかでしょ。勝ち続けたことが負担になったって、どうにも釈然としません。城一郎さんなら「次は?」「次は?」って期待されればされるだけ、燃え上がりそうなのになぁ。
  城一郎さんの挫折が薊パパの決定的な「歪み」を作ったのだという話だったようですが、それもそれでなんか変な話っていうか、薊パパどんだけ城一郎さんのこと好きなんだよって思って気持ち悪く思うだけなんですけどね……。
  城一郎さんもやんでるけど、薊パパも別ベクトルで病んでるんだなぁ。健常なのは堂島先輩だけじゃないか(汗)。それでいいのか。

  新春読切、第3弾。ゴーレムのやつ。16歳が女性のいちばん美しい時期、って、まぁそこには賛否両論あると思いますが(笑)それを提唱し、なおかつ自分のゴーレムの火力に物を言わせて、島の娘が16歳になったら限定で自分に嫁がせるって、無駄に凄い行動力だなと思いました……。
  しかしそれは、島を閉鎖する理由にやや乏しいと思うのですよ。動機的にも、結果としても。島の連中だって、夜に紛れて海を泳いで脱出するぐらいの気概がほしいところ。唯々諾々と従っているのは、16歳の1年間だけ言うこと聞いてりゃいいってのと(接収された上に殺される、などの悲劇的な罰がない)、特に男性は、我が身にそれが降りかからないから黙ってるほうが楽、と思ってるんでしょう。従いさえすれば、殺されることがありませんからね。
  でもいくらゴーレム(砲台)が優秀でも、撃ち漏らし捕り漏らしって絶対あると思うのですよね。だからなんだかこの設定が不自然で、楽しめませんでした。
  それはそれとして、「17歳になると興味を失う」って台詞だけは、何度読んでも強烈だな……(笑)。

  センターカラー!! で!! 「青春兵器」、第13話!! スゲー、長谷川先生、カラーだよカラー!! おめでとうございます!! すげー!!
  という訳でセンターカラーのスプリングウェポン。今回は生徒会長選挙の話でしたが、まぁーバカとバカが戦ってのほほん呑気なアホの子(委員長)が盛り上げるという地獄絵図でした! 選挙活動のスポンサーって、それは公職選挙法的にはOKなんですかね……? 政治献金扱いでセーフ?? ちゃんと決算報告書出しなさいね!!(笑)
  でもそもそもアンヌが逮捕されちゃったので(割とガチに)、決算どころの話ではないきがします。はい。
  世界三大料理って聞いて「バーミヤン!」と元気に答えてしまうアンヌ……。ずいぶん俗世(しかもかなり庶民的なほう)に染まったもんだ……。ここの答えが「サイゼリヤ!」だったらもっと支持した(笑)。
  放送委員の田中さん、めっちゃ公平な生徒会運営をしそうですね……。

  「背すじピン!」、第83話。えええええ!? なんで2年後になってんの!? つっちーデカくなったな!! かっこよくなっちゃってまぁ!! 下級生もずいぶん入部したようですし、大盛況ですねダンス部!! わーぉ。
  そして元部長こと真澄先輩とリオ先輩は、今はイギリスの大会に出場中、と。章先輩と秋子先輩は東京で活動中。いちおう、プロで。でもプロになったらなったで、真澄先輩にも咲本さんにもずいぶん水開けられてませんか??(汗) 活動歴の差??
  何度でも言うけどつっちーがかっこよくなっちゃってもう嬉しい!! 嬉しい!! もう!! でもTシャツは相変わらずで(笑)。「ガパオ」ってなんだっけ……? 料理??

  「左門くん」、第65話。
  寝静まる前のコイバナ……といきたいところですが、周辺にろくな男がいないことが判明し、いまいち盛り上がりません(笑)。他に学校にステキな男子とかいないのかよ!! この連中、しょっちゅう男女混合で行動している癖に、フラグが一切立たないなもー!!
  天使ヶ原さんの、「嫌いって言われるよりいいでしょ」という台詞がなんだか意味深ですね。いい人の天使ヶ原さんだから、分かっていても「嫌い」と言われ続けることがダメージになっているのかもしれませんね。しかし……実はけっこう左門くんに心惹かれているから、「嫌い」がダメージになっているという可能性もある訳で……。
  でもこれは深読みですしねぇ。深読みの余地を残す沼駿先生の手腕ときたらもうもう。もうー。

  「磯部磯兵衛」。母上様すごすぎィ……。忍びの者だったのかー。それならあれもこれも納得で……あ、いや、納得はしかねますが(笑)、それでも今までよりはずっと理解しやすくなりました、ぜんぶ忍術だったのだと思えば!! でも、この学校でこういう術を習った訳でもないようなので、ある意味では謎が深まったと言えましょうか。うーむ。
  母上様といる限り、磯兵衛は安泰ですね。身の危険的な意味では。


  ではでは!
Viewing all 991 articles
Browse latest View live