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「進撃の巨人」、16巻。

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  みなさまこんばんは!! 今日は出勤電車の中で居眠りをし、危うく目的の駅で降り損ねるところだった皿洗いです。アブネーアブネー。それなりに寝ているつもりなのですが、疲れが溜まっているんですかねぇ??
  でも明日もお仕事だぞ!!

  さて本日は、今日読んだばかりの「進撃の巨人」16巻の話題であります!!

  いやーもうスゲースゲー!! ひとまずは「スゲー」しか言えません!! そうなってたんだスゲーーーー!! としか(笑)。頭の悪そうな文章で申し訳ない!!
  16巻に入り、様々な謎が解き明かされるようになりました。
  現在主に舞台となっているここ、レイス家の秘密の礼拝堂の地下は、「真の王家」であるレイス家が代々その秘密を継承してきた場所なんだそうでして……その空間も、巨人の力で作ったもの。そして人類を囲んでいた壁も、やはり巨人の力で作ったものなんだそうです。
  スゲーなオイ!! 巨人って本当に何者だよ!! なんか壁光ってるし!!
  15巻の最後にチラリと映された、フリーダ(ヒストリアのお姉さん)が巨人と化したあの映像は間違いなく過去にこの場所で起きたことで、エレンがそれを父の目線から見ていたような記憶として甦らせたのは、父グリシャを食べた時に受け継いだ記憶だからなのかもしれません。
  ともあれ、グリシャはレイス家の「力」をフリーダから奪ってレイス家の人々を殺し、そして「力」をエレンに注入して……そんでもって、エレンに自分を食べさせて死んだ、ということに。……壮絶だな。15巻の最後を読むとエレンが暴走して肉親までも食べてしまったのかと思いましたが、グリシャはわざと自分を食べさせたようですね。そうすることで、自分の記憶を受け継がせる為だったようです。
  このことや、またフリーダが過去にヒストリアの記憶を操ったことからも分かるように、レイス家の持つ「力」というのは単に巨人と化す為のものではなく、人の記憶を操るものである、ってことなんですね。
  反乱を起こした中央では王の側近連中が、この事実を裏付ける証言をしていた模様。尋問や拷問に掛けられるまでもなく彼らはペラペラと喋ったそうです。本当に薄っぺらい連中だなぁ。まぁ、ペラペラ喋ったってレイス家が「力」をエレンから取り戻せば、また人類を洗脳しなおせると踏んだからなんでしょうけど……。
  ちなみにこの側近連中は「洗脳」にかからない一部の血族なんだそうです。
  洗脳されてしまう大多数と、そうでない一部と、どういう違いがあるんでしょうね?? むかし親戚だったとか、そういう繋がりなのかな?? ……いやむしろ、何の繋がりもないからこそ洗脳されないのかもしれません。東洋人も洗脳対象外だっていうしな。

  人類が壁に「入って」からの歴史が妙なのは、昔エルヴィン団長のお父さんが立てた仮説でほぼ合っていたようですね。人類は何者か(真の王家)によって洗脳されて壁の外の文化を捨ててきた、ということなのです。大いなる損失ですね! そして民衆が壁の外のことに興味を抱くことを禁止し、抑え付けて、100年間支配してきたということなんでしょう。
  15巻でエルヴィン団長とピクシス司令、またはザックレーがさんざん話し合っていたように、何が人類にとってベストの選択なのかはまだハッキリしていないのですよね。100年間平和を維持してきただけでも、王家の支配は一定の評価を得るべきなのかもしれません。レイス家が代々受け継いできた「力」と「記憶」が何を告げているのかは分かりませんが、なんにせよレイス家のスタンスとしては、現状の維持を最優先したいのでしょうね。
  でも、グリシャが現れて、それを奪った。
  グリシャはレイス家の「力」を奪う為にわざわざ巨人化したそうですが……その能力も、グリシャが何処からか入手してきたものなのかもしれませんね。エレンに話す筈だった「地下室の秘密」ってのも、このへんのことなのでしょうか?? とすると、エレンが参加した壁外調査で本当に彼の生家へたどりついていたなら、レイス家の秘密の礼拝堂に似た「地下室」にお目見えした筈なんでしょう……。
  そこまでは、おぼろげながらに分かりましたけどね。
  描写を見るに、巨人化の力は注射器で液体状の何かを人体に注入することで得られるようです。これが「食べる」ことと同義ならば、要するに体内に取り込むことでその力を得るってことなんでしょうね。注射器での注射じゃなくてもいい訳だ。更にはロッド・レイスがまったく医療機器の知識のないであろうヒストリアに無造作に注射器を渡しているところからして、動脈や静脈への注射でなくてもいいようですね(ここらへんは推測の域を出ませんが)。なんか大雑把だな……。
  経口摂取するよりも、より安全性・確実性が高いってことなのでしょうかね??
  ちなみにその液体の正体も、ロッド・レイスの発言からうかがえます。「脊髄液」だそうです。……脊髄って言うと、巨人の弱点ですよね。ハンジさんが推測したように、やはり「脊髄」に巨人化の能力の根幹があるようですね。

  んで、ともかく。
  ロッド・レイスはグリシャに奪われたレイス家の「力」と「記憶」を、なんとかしてエレンから取り戻したい。その為にエレンとヒストリアをさらい、ヒストリアを言葉巧みに陥落して(親子の情に訴えたのでしょうか??)、ヒストリアをフリーダのような巨人にしてエレンを食わせようとしたのですね。
  自分でやれよ! って話ですが、ここんところはケニーさんが言ってくれているので、まぁ、良しとしましょう。
  もう少しでヒストリアは父親の思惑に乗るところでしたが、ギリギリになって脳裏に浮かんだのは、朝焼けの中でナイフを構えて自分を見ているユミルの顔。ユミルが巨人の正体を現す直前の姿ですね。
  「お前…、胸張って生きろよ」と言ってくれた、あの彼女の顔でした。
  それでヒストリアは思い直してくれましたよ!! よかったよかった!! ユミル素晴らしい!! やっぱお前らけっこんしろよもう!!!!(錯乱)

  レイス家が受け継いでいる「記憶」と言うのは、人類をこの壁の中に追いやった初代の王の記憶だそうですが……100年前に何が起きたかをすべて知り、すべての知識と過程を見た上で、代々のレイス家当主は口を閉ざしてきました。その気になれば、地上から巨人を駆逐出来る力を持ちながら。
  それは何故か? というところが明かされていませんが、わたしが想像するに、巨人の発生そのものがレイス家の「罪」なんじゃないでスかね?? 巨人を作っちゃったのは、そもそもレイス家のご先祖様だった。そしてそれが手に負えなくなったもんだから、巨人のほうをどうにかしようと思ったのではなく、人類のほうを懐柔して壁の中に閉じ込めることでどうにか収拾をつけた、と。
  まぁ、収拾はついていない訳ですが(汗)。
  そんなご先祖様の罪を知っちゃったら、そりゃあフリーダ嬢じゃなくても口を閉ざすんじゃないかな、と思うのですよ。おおぅ……。我が発想ながらげんなりするわ、これ。

  ところで、人類を洗脳する力ですが、女型の巨人ことアニが巨木の森で見せたあの「叫び」に通じるものがありますよね?? そしてそれを、今はエレンが持っている、エレンに「移った」と思われていたのですが……16巻の内容を鑑みるに、エレンは父が死んだその瞬間から、「叫び」の力を持っていたってことになります。
  ライナーが「座標が移った」と言ったので、すっかり騙されてしまいましたよ。ライナーたちも巨人化する力、そして「叫び」の力を持っていたようですが?? それはいったい何故なんでしょうね?? レイス家と似た力を持った血族が山奥の村にひっそり生きていたってことなんでしょうか??
  そうするとあの巨大な猿のような生き物は、レイス家とはまた別の勢力なのかな??
  このへんの謎も、まだまだ明かされていませんよ!!


  しかし16巻はアクションも見ものでした。残念ながら最近はぜんぜん巨人を相手にしていない調査兵団ですが、今回もまた敵は人間。中央憲兵の持つ、対人立体機動と戦う羽目になっております。ケニー率いる一団ですね。
  でも、これだけ新型の武器を持って大勢そろえて待ち伏せしてたってのに、さすがリヴァイ兵長率いる我らがリヴァイ班(新生)。見事な作戦で敵を出し抜いて、退却させることにまで成功しましたよ。ミカサは当然のように強いとしても、サシャもコニーもジャンも優秀すぎでしょ……。もう、スゲーとしか言えない!!
  さりげなく後方に回っているアルミンも、やっぱり参謀としての地位をしっかり固めているようですね(笑)。
  15巻では大活躍だったハンジさんですが、ここの戦闘で怪我を負ってしまいました。大丈夫なのか!? ハンジさんの具合が心配であります。

  でも16巻の最後では、ロッド・レイスがムリヤリに巨人化して暴走してしまっていて、その熱量にリヴァイ班みんな大ピンチであります!! ここで全員死んでエンドとか嫌ですよ??(汗)
  ヒストリアと他のみんなによって戒めを解かれたエレンの活躍に、是非とも期待したいところですね!! 今こそ巨人化の能力を活用する時だ!!!!
  なんだかんだ言って、いつも状況を打開するのはエレンのこの力ですよねぇ。次の巻も楽しみだ!!!!(しかし期待しすぎるとひどい目に遭う気がするので、程々にしておきます)


  16巻の感想こんなところで! ついでに言いますとケニーは意外とかっこいい奴でした! ではではー!!

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