みなさまこんばんは! 辛子明太子で白いごはんが食べられてたいへん幸せな皿洗いです!! 辛子明太子は好きです……魚卵の中ではいちばん好きです。イクラよりももっと赤い悪魔であります。美味しい!
でもちょっとお高めなので、時々安売りしているのを狙って買うのであります。美味しい!
さて本日は軽いノリで「左門くんはサモナー」6巻の話題!
出たのは少し前でしたが、表紙は夏祭りの浴衣ご一行であります。風情があっていいですねぇ。
中身はまず、サタナキア大将とアガリアレプト司令の初登場シーン! ふだん苦労しているネビロス中将をねぎらおうと、サプライズパーティーを企画したのですが……真面目な中将に怒られる結果になり、挙句、ネビロスさんはパーティーを一人で中座して帰ってしまうのでした。なにこれ切ない(笑)。
左門くんという横暴なサモナーがいるとは言え、大きな敵もいないし果たすべき目的も特にないし(そう見えます)、悪魔のみなさん、暇にしてるんですかねぇ。まぁもしかしたら左門くんがダイエットに忙しくて召喚されないもんだから、羽を伸ばしたい気持ちになったのかもしれませんね。それはそれで責められることではないけれども……。
この話だけでも十分、ネビロスさんが真面目で融通が利かない人だということが分かりますね。
きっとこの日も、遅刻せずにバイトへ行ったに違いありませんよ(笑)。
そして茨木童子の、恋の顛末。結局この話は、ヤーさんに想いを伝えることすら出来ませんでした。面と向かって「好きだ」と言ったにもかかわらずね!!(汗) こんなことってあるのかい……。
不良を見るや否や攻撃対象として認識してしまうヤーさん側にだいぶ問題があるように思いますので、この攻撃的な性格をなんとか治してもらわない限りは、茨木童子も報われませんねぇ。誰かが仲介したところで、相手が彼であるなら結果は同じだと思いますし。
この回では左門くんはほとんど見てるだけでしたね。恋愛相談は守備範囲じゃないんだろうなー。
そして、夏祭りの回。アンリさんが「祭りに行くぞ!」と、意気揚々と誘ってきたのでみんなでそろって行きましたよ。こうして夏に浴衣を着て集まれる機会があるのはいいことですね。みんなちゃんと着こなしていて、似合っていますし。
アンリさんの浴衣の柄、矢絣か何か? と思ったのですが、よく考えるとこれはふだん彼女が着ているあの衣装の袖に入っている模様でした。何か意味があるんですかねぇ?? ぱっと見、タイヤ痕にも見えて、轢死体の暗喩かとも思いましたが……さすがにそれは深読みがスギました(笑)。
でも死体の合わせなんですよね、これ。明確に逆手前。こんなの着てるのはアンリさんぐらいなもんだ。こちらは間違いなく、死のイメージなのでしょう。
天使ヶ原さんが桜柄、笑美ちゃんがトンボ柄(季節感はまったく統一しない!)、そしてヤーさんがまた別のお花の柄でした。でも表紙ではあやめ柄の浴衣を着てるんですよね、ヤーさん。どうして表紙だけ違うのか……。あやめ柄は、本編中ではリンちゃんが着てました。
小鳥ちゃんがツバメ柄なのが可愛いですね。「小鳥」で、浴衣の柄になりそうな種類を考えた結果かと推察しますが、意外と地味だけどけっこうありそうで、そして小鳥ちゃんが着ていると可愛いです。
ルキフグス宰相の浴衣、「OTAKU」柄って、それ誰かが作ったのかな(笑)。どう見ても特注ですよね(笑)。でも作るとしたら誰が作るんでしょうか……。悪魔って、服作りが得意とか、そういう能力の悪魔もいるんですかね?? あと、花火作りも(笑)。
んでもって、天使ヶ原さんの手羽先狂いな一面がよく分かる、手羽プリン回。正直に言って、狂気の沙汰でした(率直)。天使ヶ原さんが手羽先が大好きだという話は前の巻にも出てきましたが、ここまでのものだとは知りませんでしたよ。この設定ってどういう意図で盛り込まれてんの??(汗)
匂いがすると言ってはホラーゲームの敵キャラみたいな恐怖感と共に台所へ進軍してきたり、自分のプリンをいじられて殺気を放ったり、とにかく尋常じゃない。いつもはツッコミ役の天使ヶ原さんがこんなにブレイカーになるとは、誰が想像したでしょうか……。
でもねぇ、手羽プリン……。珍味というか、面白スイーツとしてはありかもしれませんが、リンちゃんが一口食べて「腐ってる」と判断したほどのまずさなんですよね?? しかも九頭龍くんも、「これを食べて笑顔になる人間がイメージできねーよ」と言うほどの代物。そこまで言われるまずさってどんなもんなのよ……。そして、それを好んで食べている天使ヶ原さんの悪食っぷりと言ったら、もう。
ゴミに等しいとまで言われた手羽プリンの為に天使ヶ原家が血の海(主に左門くんと九頭龍くんの血で)になるなんて、本当に理不尽な話だと思いますわ。ひっどいわー。
日頃は仏なのに、手羽先が絡んだ時の天使ヶ原さんは、ギャップにしてもひどいと言うしかないところまでひどい。本当にひどいです。どうしてこうなった!!
食べ物ネタが続いて、小鳥ちゃんの美味しそうな卵焼き登場! 先生の真似したから上手に出来た、って、サラッと言いますが相変わらず器用だなぁ、この子。
しかしよりによって九頭龍くんとメニューがかぶってしまい、思わず逃げ出した小鳥ちゃん。その逃げ出した先に、アンリさん登場ですよ(笑)。逃げた先が屋上でしたからね。割といつもここにいらっしゃいますし、アンリさん。
そこで語られるアンリさんと左門くんの愛のメモリーがあまりにもバイオレンスすぎて、改めて振り返ってみると「うわぁ……」という気持ちになります。左門くん、アンリさんに「友達」と認めてもらいたいってがんばってはおりますが、友達になったら体がいつくあっても持たないんじゃないですかねぇ。
現に今だって持ってませんしね(汗)。
小鳥ちゃんと左門くんは、どうなんでしょう?? 左門くんはけっこう小鳥ちゃんを構って、可愛がってあげているように見えますが、恋愛対象としてはどう考えているのかな?? 例えば小鳥ちゃんに告白されたら、どう答えるのでしょうね??
そんな左門くんとアンリさんの初めての出会い、思い出が、ついに語られましたよ。「友達」になりたければ余と同等の強さを身に着けよ、と言われて、我武者羅に修行をがんばってきた左門くん。努力の男で、なんでもコツコツとした地道な作業の積み重ねで得てきて、それで今の彼があるのであります。
左門くんって自信ありげにいつも見えるなぁ、と思っておりましたが、こういう大変な時間を重ねてきたからこそ胸を張っていられるのかもしれませんね。……でもそれならそれで、努力の尊さっていうか、それが必ず結果を伴うものだって知っている筈なのに、なんで試験対策の九頭龍くんに悪魔ドーピングなんかさせるかね(笑)。あの時は天使ヶ原さんに対抗したい気持ちでいっぱいだったんですかねぇ。
アンリさんは一人の時間が長すぎて、まともに他者とコミュニケーションもとれなくなってしまったようですね。こういう状態はよろしくありません。人でも、悪魔でも。やはりある程度は他人と関わって生きていきませんとねぇ。いましめ。
更にこの巻では、六柱の最後の一人、第四柱のフルーレティ中将が登場! グイグイと押しの強さを利用して天使ヶ原さんをアイドルにスカウトし、デビューさせ、そして経済効果を狙うというけっこうやり手の悪魔であります。しかし近頃は、悪魔も貨幣経済なんですかねぇ?(笑) いやいや、もっと概念的な「経済」かもしれませんけどね。概念ってなんだ。
ともあれ、アガリアレプトとサルガタナスを連れた左門くん(ハンガー)とフルーレティの攻防はなかなか見ごたえがありました。左門くんはいろんな敵と戦いますが、そのどれもが独自の戦いに展開していって、そしてそのどれもにちゃんと勝っているところがすごいですね。
今回は勝ち、と言うよりも、「相手の勝ち」を封じたって感じでしたが。
ところで最後のパスワードロック、フルーレティさんは本当に答えを知っていたんですかね。プロデューサーだからって、所属アイドルの下着の色まで把握してるとか、ぶっちゃけ気色悪いのですが(笑)。え、プロデューサーってそういうものなんですか?? これ普通なの?? そんな訳ないよね??
パスワードが本当にあったとしたらば、サタナキアに聞いて適当な色を入れていたのか、それとも勝手に彼女の私物を盗み見たのか……。前者であってくれ(祈念)。もしくはアガリアレプトが答えられないと踏んで、パスワード自体がフェイクだったとか??
いろいろ考えられますが、仕事の鬼に翻弄される司令も見ていて乙なものでした。アガリアレプトさんのがんばってる感
わたしは好きですよ。眉毛のほとんどないおっさんではありますが、けっこうお気に入りのキャラではあります。
他、一話。そして更に、ゲスでニートでどうしようもない「おそ松さん」とのコラボ漫画も収録されて、たいへん読み応えのある6巻でした!! おそ松さんの話、ひどかったです……。もう本当にひどかった……。でもこの場合、ひどいっていうのは褒め言葉なんだろうな、って思うのであります(笑)。トトコちゃん意外に鬼畜だったな。
7巻も楽しみであります!
ではではー。