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Channel: 生涯一漫画読者
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混迷のETU!

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  みなさまこんばんは! ハサミで指を切ったりテープカッターで指を切ったりしている皿洗いです! 傷自体はなんてことないのですが、何か持ったり触ったりするたびに触れるので、気になります。ぐぬぅ。

  さて、GWも明けて、週刊誌の刊行ペースが戻りましたよ!! モーニング23号の話題であります!! 表紙は新連載(?)の「カバチ!!!」(感嘆符が3つになったところがポイントです)、そして巻頭カラーは「BILLY BAT」であります。

  「BILLY BAT」、第100話! ついに100話! ここまで長かった!
  驚いたことにヒットラーまでもが登場しましたよ!! なんかだいぶ気弱になって、老人のようなことを言っておりますが、総統には違いありません。西暦1944年ということですから、もうほとんど、亡くなる直前の頃でしょうか。戦局が不利になって、さすがの彼もうつむきがちだったのかもしれませんね。「合格させてほしい」と呟くこの絵からは、完全に、弱気そのものがうかがえます。
  この男も人間だったのだ、って気になりますね。
  偽チャック・カルキンはユダヤ人だった、と判明いたしましたが、まぁそれ自体は別に意外でもありませんね。よく見ると特徴を抑えた容姿をしております。そして彼がアメリカに渡って成したことは、ほとんどが総統の命令によるものだったのですね。アメリカ国民がこの事実を知ったら、仰天するでしょうねぇ……。
  気になる再登場キャラもいましたし、気になる新登場キャラもいました。浦沢先生は人種を描き分けるのがお上手ですねぇぇ。このピアーズという男性、いかにも! って感じの「壮年アメリカ人」ですからね! いかにも!! こういう絵を見ているのは楽しいです。
  そしてケヴィンはどうなったのか!?

  「GIANT KILLING」、第287話。
  劣勢にあっても、試合をぜんぜんモノに出来なくても、相変わらず黙して語らない達海監督。その態度に選手も戸惑っているようですが、金田コーチは何かを察したのか、率先して選手たちに声を掛けているようであります。頼もしいね金田コーチ! そして有里ちゃんも、「達海さん、色々見てるんじゃないのかなー」と、なんとなーく達海の視線に気付いた風……。
  焦ってしまっている後藤GMとは、対照的ですね。
  同じく対照的に、追い込まれている試合の中でもリスクを恐れず前に出ようと仲間たちに声をかけている杉江選手と、鹿島の五味選手のことばっかり考えて劣等感にさいなまれている村越キャプテン。達海監督はきっと、キャプテンのこんな態度をじっとりとした目付きで見ているのだと思います。村越さんが迷いの中にいることを、しっかり見抜いているのかな、と。
  そして残り27分で、やっと交代枠を使ったと思ったら……なんと! 村越さんを下げると!!
  いや、そうなるだろうなー、とは思ってましたが、村越さん本人が「予想外!」って顔をしていたので、なんとも……心が痛くなります。ううう。
  ヘッドコーチよりも金田コーチが、GMよりも広報の有里ちゃんが、そしてキャプテンよりも杉江選手のほうがしっかりしているように見えるのは、今週なんとも皮肉でした。それともこれは、暗に世代交代を示唆しているのでしょうか?? 考えすぎですかね?? とにかく達海監督は、指示されたことばっかりやってちゃ駄目なんだと言いたいようですね。
  口で言え、と(笑)。

  「サイレーン」、第2話。
  なんと、パトロール中の猪熊さんたちの車に、あのお水の女の子……カラちゃんが声をかけてきました! 信号待ちの車の窓に「コンコン」って、これは危ないからやめたほうがいいですよ(汗)。
  あからさまに猪熊さんへ接近を図る彼女を、猪熊さんも里見くんも、いぶかしりながらも「キレイなコ」と端的に感想を述べております。でもなんか……ものすごくアブナイ匂いがするのですが、気のせいですか?? あのマネージャーの女性を自殺に見せかけて殺したのだって、彼女じゃないんですか?? うわ、怖いなぁぁぁ。

  「鬼灯の冷徹」、第102話。マキちゃんとミキちゃんの、一日獄卒体験!
  何かとあの補佐官に会うよね……なんて話をしていたら、閻魔庁にお仕事で出向くことになってしまった2人(笑)。このおふたりはしょっちゅう話に出てきますが、地獄の拷問現場そのものに現れるのは、実は今回が初めてのようであります。そりゃそうか、いつもテレビ局とかイベント会場とか、衆合の花街とかで会ってましたもんね。
  っていうか、鬼灯くんと並ぶと、マキちゃんもミキちゃんもすげぇちっちゃく見えるなぁぁ(笑)。
  ちなみにカメラマンは小判です(笑)。「写真の技術は確かなのと一度痛い目見た相手には余計なちょっかいは出さないので」とは、鬼灯くんの弁。さ……さすが合理主義者やでぇ……。そういう効率重視のところがかっこいい!!
  ってことで、アイドルの地獄巡り。しかし、包丁研ぎに巨大フードプロセッサー(拷問用)、釜茹で、網焼き、サトウキビに八寒の巨大カキ氷と……何故かお料理教室っぽくなってしまう、2人の地獄めぐりなのでした(笑)。これはこれで、彼女たちらしいと言えますね。調理(?)されてるのは亡者ですが。

  センターカラーで「カバチ!!!」連載初回!! 髪形が変わった田村くんは、いかめしい面して所長室に座っております!! 本当に所長になったんだ!(笑) でも相変わらず栄田さんや住吉さんに振り回されてばかりで、ちっとも所長らしくありません。クレームをつけてきた依頼人からは「上を連れてこい、上の人間を!」とか言われてるし(涙)。
  急に威厳を出すのはまず無理でしょうが、大野先生に見込まれたんだと信じてがんばるしかないんでしょうねぇ。

  「ラティーノ」は今回かなり面白かったです(笑)。宇宙に行ったり芸人になったり、いろいろ多彩でいいですね、ラティーノは!

  「コウノドリ」、第15話。
  まだ高校生のミホさんですが、彼氏との間に出来た子供を産むと決意したようです。当然のことながら、父親は大反対! 病院の一室を使って二家族で話し合いましたが、最後まで強固に反対していました。
  妻に我が子を抱かせてやれなかったラーメン屋の店主は、若い2人が大変そうだったら「そんときゃあ甘えたらいいんですよ、俺らに」と、なかなか頼もしいことを言ってますね! 最初はめちゃくちゃ怒ってましたが、本人たちの意志を尊重したい立ち位置なのでしょうか……。
  鴻鳥先生も、高校生が子供を産んですんなりと幸せになれるなんて、もちろん思ってはいません。けれどもここで中絶をして、その後の人生がこれまたすんなり幸せに運ぶとも思っていないようです。この歳で妊娠してしまった。すべてはそこに始まってしまっているのです。どちらに転んでも、ミホさんは今後、大変な思いをすることになるのでしょうね。
  だったら産みたい、と判断した彼女の決意を応援する気にはなれませんが、家族の命を救いたいと願ったその思いを無下にするのも冷たいことだな、とは思います。はい。

  「ギャングース」、第9話。新キャラ、高田くん登場!
  彼は“道具屋”で、曰く、「犯罪に必要な裏ツールなら何でも取り揃える闇商人」なんだそうです。蛇の道は蛇とは言いますが……いくらなんでもヘビすぎるだろう、と思いました(汗)。間抜けな感想ですが。
  広告代理店が国勢調査なんて口にしていたのは、国勢調査という名目でデータ採取しているから。各家庭に電話をかけ、カモに出来るかどうかを見極めたり、家庭のデータを集めたりする為だったようです! なんて悪い奴らなんだ……。介護ヘルパーから認知症患者の情報を買う、なんて話もあり、まったくひどい世の中になったもんだと思わずにはいられません。
  やはり家族の連携は大事ですね……。
  っていうか高田くん、面白いキャラだな(笑)。
  ということで高田くんから借りたひみつ道具(本当にこう表現するしかありません)で、闇業者のカモリストを吸い出したサイケ。そこで某ニュータウンに住所が偏っているのを発見し、その町へ行ってコンビニで見張ることにいたしました。そうしてまんまと現れた闇業者の後をつけ、カモを訪問している現場を抑えて指向性マイクで録音、と。
  いったい何を狙って、彼はこんなことしているのでしょうね!?
  次なる展開が楽しみです!!

  「聖☆おにいさん」、特別出張編!! 相変わらず面白いなぁ(笑)。ブッダが花粉症になってしまって大変だぁ、というお話でしたが、天上から降りてきた聖人の癖に現代人らしい病にかかってんじゃないわよ、と感じました(笑)。それぐらい聖気でなんとかしてくれ。自身の免疫に語りかけたりしてないでさ!! ねぇ!! もう!!

  「ミタライ」また登場ですよ! 今回は四谷で起きた、密室殺人の話であります! ……この話は毎回、都内の地理がたくさん出てきますが、地図に詳しくない方やそもそも都内の地理なんか知らないって方を置き去りにしてるんじゃないですかねぇ。わたしだって知らない地図が出て来たら、流し読みしますもの。そこはもっと模式図的に、各ポイントの位置関係を示す程度でいいんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょう??
  しかし石岡くんは存在感がありませんね……。ホームズにおけるワトソン博士並に置き去りにされております。もっとがんばろうぜ。

  「ミリオンジョー」、第10話。
  もうこんなクズども知るか、という気分になっているのに、読んでいると「バレたらどうすんだよ!」って心配になっちゃう、不思議な現象が起きております(笑)。ああ、この、漫画の展開を知っちゃって「えぇ!? ○○って××なの!? えぇ! だって……え!? ちょっと待って!?」ってつい口走っちゃう、この感じ……すっごくよく分かります。悔しいッでも(以下略)。
  ミリオンジョーの話題で盛り上がっちゃう呉井と寺師さんのやりとりに、そして、編集長のOKをもらってテンション上がっちゃう呉井の表情に、不覚にもドキッとさせられました。くっそぅ。

  「リーチマン」、最終回。今回ほど、タツロウさんの嫁さんの度量の広さに感服させられた回はなかったです。この嫁さんは本当にタツロウさんのことを愛して、タツロウさんの才能に惚れているのだなぁ、と感じました。才能に向き合っていない時(夜中にこっそり自転車乗ったりとか)はすごく怒るけれども、造形に本気で取り掛かりたいと思っている時にはさらりとそれを受け入れてしまう。そのすごさ。
  サキちゃんが、2年経ってようやくイトウくんの死を受け入れたと同時にタツロウさんが忙しくなり、彼女に時間を裂けなくなったのは残念なことですが、けれどもここからは彼女が一人で立ち向かっていかなければならない日々なのかもしれませんね。ままならない。けれども、きっと変われると信じている。そういう、苦しさも交えた最終回でした。米田先生、お疲れさまでした!


  という訳でこのへんで! ではでは!

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